説明

MEK阻害剤としてのN3アルキル化ベンズイミダゾール誘導体

【課題】W、R、R、R、R、R、及びR10が明細書中で規定するとおりである、式Iの化合物、並びに薬剤として許容されるその塩及びプロドラッグを開示する。
【解決手段】この化合物は、MEK阻害剤であり、哺乳動物における癌や炎症などの過剰増殖性疾患の治療に有用である。また、哺乳動物の過剰増殖性疾患の治療にこの化合物を使用する方法、並びにこの化合物を含有する薬剤組成物も開示する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式のベンゾイミダゾール化合物
【化1】


若しくは薬剤として許容されるその塩、又は溶媒和化合物
[式中、
、R、及びRは、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、NRC(O)OR、−OC(O)R、−NRSO、−SONR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−NR、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)(C〜Cアルキル)、−S(O)(CR−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR−アリール、−NR(CR−アリール、−O(CR−ヘテロアリール、−NR(CR−ヘテロアリール、−O(CR−ヘテロシクリル、及び−NR(CR−ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、
各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており、
は、水素、トリフルオロメチル、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SR””、−S(O)R””、−SOR’、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
R’、R”、及びR”’は、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、及びアリールアルキルからそれぞれ独立に選択されており;
R””は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、及びアリールアルキルから選択されており;或いは
R’、R”、R”’、又はR””のうちのいずれか2個は、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;或いは
及びRは、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;或いは
及びRは、それぞれ独立に、水素又はC〜Cアルキルを表し;或いは
及びRは、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;
は、トリフルオロメチル、及びC〜C10アルキル、C〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R’、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
は、C〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SO、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
Aは、OR又はNRORから選択されており;
は、水素、−SCF、−Cl、−Br、−F、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−NRC(O)OR、−OC(O)R、−NRSO、−SONR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)NR、−NR、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)(C〜Cアルキル)、−S(O)(CR−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR−アリール、−NR(CR−アリール、−O(CR−ヘテロアリール、−NR(CR−ヘテロアリール、−O(CR−ヘテロシクリル、及び−NR(CR−ヘテロシクリルから選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
mは、0、1、2、3、4、又は5であり;
jは、1又は2である]、及び薬剤として許容される担体を含む組成物。
【請求項2】
ベンゾイミダゾール化合物が次式
【化2】


である、請求項1記載の組成物。
【請求項3】
がC〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキルアルキル、C〜Cヘテロシクロアルキル、又はC〜Cヘテロシクロアルキルアルキルであり、このそれぞれが、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−SO、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1〜3個の基によって任意選択で置換されていてよく、
が水素又はハロゲンであり;
が低級アルキル又はハロゲンであり、
が−OCF、F、Cl、又はBrである、請求項2記載の組成物。
【請求項4】
がフルオロである、請求項3記載の組成物。
【請求項5】
がメチル又はクロロである、請求項4記載の組成物。
【請求項6】
がクロロ又はブロモである、請求項5記載の組成物。
【請求項7】
AがNRORである、請求項3記載の組成物。
【請求項8】
がC〜C10アルキル、C〜Cシクロアルキル、又はC〜Cシクロアルキルアルキルであり、このそれぞれが、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−SO、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1〜3個の基によって任意選択で置換されていてよく、
が低級アルキル又はハロゲンであり、
が−OCF、Cl、又はBrであり、
がフルオロ又はクロロである請求項2記載の組成物。
【請求項9】
AがNROR及びRがHである請求項8記載の組成物。
【請求項10】
6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸(2−ヒドロキシ−エトキシ)−アミド又は薬剤として許容されるその塩を含む請求項2に記載の組成物。
【請求項11】
6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−アミド又は薬剤として許容されるその塩を含む請求項2に記載の組成物。
【請求項12】
6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3−(テトラヒドロ−ピラン−2−イルメチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸(2−ヒドロキシ−エトキシ)−アミド又は薬剤として許容されるその塩を含む請求項2に記載の組成物。
【請求項13】
6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エトキシ)−アミド又は薬剤として許容されるその塩を含む請求項2に記載の組成物。
【請求項14】
6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3−(テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル)−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸(2−ヒドロキシ−エトキシ)−アミド又は薬剤として許容されるその塩を含む請求項2に記載の組成物。
【請求項15】
6−(4−ブロモ−2−フルオロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸(2−ヒドロキシ−エトキシ)−アミド又は薬剤として許容されるその塩を含む請求項2に記載の組成物。
【請求項16】
6−(2,4−ジクロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸(2−ヒドロキシ−エトキシ)−アミド又は薬剤として許容されるその塩を含む請求項2に記載の組成物。
【請求項17】
次式
【化3】


から選択されるベンゾイミダゾール化合物又は薬剤として許容されるその塩、及び薬剤として許容される担体を含む組成物。
【請求項18】
次式
【化4】


から選択されるベンゾイミダゾール化合物又は薬剤として許容されるその塩、及び薬剤として許容される担体を含む組成物。
【請求項19】
次式
【化5】


から選択されるベンゾイミダゾール化合物又は薬剤として許容されるその塩、及び薬剤として許容される担体を含む組成物。
【請求項20】
次式のベンゾイミダゾール化合物
【化6】


若しくは薬剤として許容されるその塩、又は溶媒和化合物
[式中、
−−−−は、任意選択の結合であり、但し、環の一方のみの窒素が二重結合を有し;
、R、R、R10は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、NRC(O)OR、−OC(O)R、−NRSO、−SONR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−NR、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)(C〜Cアルキル)、−S(O)(CR−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR−アリール、−NR(CR−アリール、−O(CR−ヘテロアリール、−NR(CR−ヘテロアリール、−O(CR−ヘテロシクリル、及び−NR(CR−ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、
各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており、
は、水素、トリフルオロメチル、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SR’、−S(O)R””、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
R’、R”、及びR”’は、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、及びアリールアルキルからそれぞれ独立に選択されており;
R””は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、及びアリールアルキルから選択されており;或いは
R’、R”、R”’、又はR””のうちのいずれか2個は、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;或いは
及びRは、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;或いは
及びRは、それぞれ独立に、水素又はC〜Cアルキルを表し;或いは
及びRは、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R””、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;
は、トリフルオロメチル、及びC〜C10アルキル、C〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R’、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
は、水素であり;
Wは、−NR、−OR、−R、及びそれぞれが−NR及びORから独立して選択された1個又は2個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、及びC〜C10アルキニルから独立して選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されたヘテロアリールであり;
は、水素、−SCF、−Cl、−Br、−F、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−NRC(O)OR、−OC(O)R、−NRSO、−SONR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)NR、−NR、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)(C〜Cアルキル)、−S(O)(CR−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR−アリール、−NR(CR−アリール、−O(CR−ヘテロアリール、−NR(CR−ヘテロアリール、−O(CR−ヘテロシクリル、及び−NR(CR−ヘテロシクリルから選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
mは、0、1、2、3、4、又は5であり;
jは、1又は2である]、及び薬剤として許容される担体を含む組成物。
【請求項21】
が−OCF,−Br又は−Cl;
が水素;
が低級アルキル又はハロゲン;
が水素又はハロゲン;及び
10が水素である、請求項20に記載の組成物。
【請求項22】
次式のベンゾイミダゾール化合物
【化7】


若しくは薬剤として許容されるその塩、又は溶媒和化合物
[式中、
−−−−は、任意選択の結合であり、但し、環の一方のみの窒素が二重結合を有し;
、R、及びR10は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、NRC(O)OR、−OC(O)R、−NRSO、−SONR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−NR、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)(C〜Cアルキル)、−S(O)(CR−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR−アリール、−NR(CR−アリール、−O(CR−ヘテロアリール、−NR(CR−ヘテロアリール、−O(CR−ヘテロシクリル、及び−NR(CR−ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、
各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており、
は、水素、トリフルオロメチル、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SR’、−S(O)R””、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
R’、R”、及びR”’は、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、及びアリールアルキルからそれぞれ独立に選択されており;
R””は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、及びアリールアルキルから選択されており;或いは
R’、R”、R”’、又はR””のうちのいずれか2個は、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;或いは
及びRは、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;或いは
及びRは、それぞれ独立に、水素又はC〜Cアルキルを表し;或いは
及びRは、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;
は、トリフルオロメチル、及びC〜C10アルキル、C〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R’、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
は、水素であり;
Wは、−NR、−OR、−R、並びにそれぞれが−NR及び−ORから独立して選択された1個又は2個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、及びC〜C10アルキニルから独立して選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されたヘテロアリールであり;
は、水素、−SCF、−Cl、−Br、−F、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−NRC(O)OR、−OC(O)R、−NRSO、−SONR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)NR、−NR、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)(C〜Cアルキル)、−S(O)(CR−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR−アリール、−NR(CR−アリール、−O(CR−ヘテロアリール、−NR(CR−ヘテロアリール、−O(CR−ヘテロシクリル、及び−NR(CR−ヘテロシクリルから選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
mは、0、1、2、3、4、又は5であり;及び
jは、1又は2である]、及び薬剤として許容される担体を含む組成物。
【請求項23】
が−OCF,−Br又は−Cl;
が低級アルキル又はハロゲン;
が水素又はハロゲン;及び
10が水素である、請求項22に記載の組成物。
【請求項24】
[6−(5−アミノ−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−4−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−(4−ブロモ−2−メチル−フェニル)−アミン;
[6−(5−アミノ−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−4−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−(4−クロロ−2−メチル−フェニル)−アミン;
[6−(5−アミノ−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル)−4−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−アミン;
6−(4−クロロ−2−メチル−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸ヒドラジド;
5−[6−(4−クロロ−2−メチル−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−[1,3,4]オキサジアゾール−2−オール;
(4−クロロ−2−メチル−フェニル)−(4−フルオロ−6−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イル−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)−アミン;
5−[6−(4−クロロ−2−メチル−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−[1,3,4]オキサジアゾール−2−チオール;
(4−ブロモ−2−クロローフェニル)―(4−フルオロ−6−オキサゾール−5−イル−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)−アミン;
(4−ブロモ−2−クロローフェニル)―[4−フルオロ−6−(3H−イミダゾール−4−イル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)−アミン;
から選択される化合物又は薬剤として許容されるその塩を含む請求項20に記載の組成物。
【請求項25】
次式のベンゾイミダゾール化合物
【化8】


若しくは薬剤として許容されるその塩、又は溶媒和化合物
[式中、
−−−−は、任意選択の結合であり、但し、環の一方のみの窒素が二重結合を有し;
、R、及びR10は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、NRC(O)OR、−OC(O)R、−NRSO、−SONR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−NR、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)(C〜Cアルキル)、−S(O)(CR−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR−アリール、−NR(CR−アリール、−O(CR−ヘテロアリール、−NR(CR−ヘテロアリール、−O(CR−ヘテロシクリル、及び−NR(CR−ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、
各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており、
は、水素、トリフルオロメチル、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SR’、−S(O)R””、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
R’、R”、及びR”’は、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、及びアリールアルキルからそれぞれ独立に選択されており;
R””は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、及びアリールアルキルから選択されており;或いは
R’、R”、R”’、又はR””のうちのいずれか2個は、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;或いは
及びRは、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;或いは
及びRは、それぞれ独立に、水素又はC〜Cアルキルを表し;或いは
及びRは、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;
は、トリフルオロメチル、及びC〜C10アルキル、C〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R’、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
は、水素であり;
Wは、C(O)(C〜C10アルキル)であり;
は、水素、−SCF、−Cl、−Br、−F、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−NRC(O)OR、−OC(O)R、−NRSO、−SONR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)NR、−NR、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)(C〜Cアルキル)、−S(O)(CR−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR−アリール、−NR(CR−アリール、−O(CR−ヘテロアリール、−NR(CR−ヘテロアリール、−O(CR−ヘテロシクリル、及び−NR(CR−ヘテロシクリルから選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
mは、0、1、2、3、4、又は5であり;
jは、1又は2である]、及び薬剤として許容される担体を含む組成物。
【請求項26】
1−[6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−エタノン;
1−[6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−エタノン;
1−[6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−2−エトキシ−エタノン;
1−[6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−2−メトキシ−エタノン;
2−ベンジルオキシ−1−[6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−エタノン
1−[6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−2−メタンスルフォニル−エタノン;
1−[6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−エタン−1,2−ジオール;
[6−(4−ブロモ−2−クロロ−フェニルアミノ)−7−フルオロ−3−メチル−3H−ベンゾイミダゾール−5−イル]−ピリジン−2−イル−メタノール
から選択される化合物又は薬剤として許容されるその塩を含む請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
次式のベンゾイミダゾール化合物
【化9】


若しくは薬剤として許容されるその塩、又は溶媒和化合物
[式中、
−−−−は、任意選択の結合であり、但し、環の一方のみの窒素が二重結合を有し;
は低級アルキル又はハロゲンであり;
及びR10は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、NRC(O)OR、−OC(O)R、−NRSO、−SONR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−NR、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、−S(O)(C〜Cアルキル)、−S(O)(CR−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR−アリール、−NR(CR−アリール、−O(CR−ヘテロアリール、−NR(CR−ヘテロアリール、−O(CR−ヘテロシクリル、及び−NR(CR−ヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択され、
各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており、
は、水素、トリフルオロメチル、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SR’、−S(O)R””、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
R’、R”、及びR”’は、水素、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、及びアリールアルキルからそれぞれ独立に選択されており;
R””は、低級アルキル、低級アルケニル、アリール、及びアリールアルキルから選択されており;或いは
R’、R”、R”’、又はR””のうちのいずれか2個は、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;或いは
及びRは、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;或いは
及びRは、それぞれ独立に、水素又はC〜Cアルキルを表し;或いは
及びRは、結合相手の原子と一緒になって、4〜10員の炭素環、ヘテロアリール環、又は複素環を形成していてよく、これらの環はそれぞれ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R””、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R”、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜3個の基によって任意選択で置換されており;
は、トリフルオロメチル、及びC〜C10アルキル、C〜C10シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’SOR””、−SONR’R”、−C(O)R’、−C(O)OR’、−OC(O)R’、−NR’C(O)OR””、−NR’C(O)R”、−C(O)NR’R”、−SOR””、−NR’R’、−NR’C(O)NR”R”’、−NR’C(NCN)NR”R”’、−OR’、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
は、水素、及びC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、C〜C10アルキニル、C〜C10シクロアルキル、C〜C10シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルから選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリル部分は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NRSO、−SONR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)R、−C(O)NR、−SO、−NR、−NRC(O)NR、−NRC(NCN)NR、−OR、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルアルキルからそれぞれ独立に選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
Wは、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)OR、−C(O)NR、−C(O)ROR、−C(O)(C−C10シクロアルキル)、−C(O)(C−C10アルキル)、−C(O)(アリール)、−C(O)(ヘテロアリール)及び−C(O)(ヘテロシクリル)であり、それぞれは−NR、−OR、−R、並びにそれぞれが−NR及びORから独立して選択された1個又は2個の基によって任意選択で置換されているC〜C10アルキル、C〜C10アルケニル、及びC〜C10アルキニルから独立して選択された1個〜5個の基によって任意選択で置換されており;
は、OCF、−Br、及びClから選択され;
mは、0、1、2、3、4、又は5であり;
jは、1又は2である]、及び薬剤として許容される担体を含む組成物。
【請求項28】
が水素又はハロゲンであり;及び
10が水素である請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
Wが−C(O)OR又は−C(O)NRORである請求項27に記載の組成物。
【請求項30】
哺乳動物においてMEK活性を阻害するための請求項1〜29のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項31】
哺乳動物の過剰増殖性障害を治療するための請求項1〜29のいずれか一項に記載の組成物。

【公開番号】特開2008−19277(P2008−19277A)
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−263512(P2007−263512)
【出願日】平成19年10月9日(2007.10.9)
【分割の表示】特願2003−575967(P2003−575967)の分割
【原出願日】平成15年3月13日(2003.3.13)
【出願人】(504344509)アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド (87)
【Fターム(参考)】