説明

MEMSデバイス

【課題】MEMS構造体と半導体基板との間の寄生容量を低減させるMEMSデバイスを提供する。
【解決手段】半導体基板10上に絶縁層40を介して形成された固定電極20と可動電極26とを有するMEMS構造体30が備えられたMEMSデバイスにおいて、固定電極20の下方の絶縁層40にSOG膜12を備えている。SOG膜12を形成することで容易に厚い絶縁層40を形成することができ、MEMS構造体30と半導体基板10の間の間隔が大きくなるため、この間に生ずる寄生容量を低下させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体基板にMEMS構造体を備えたMEMSデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を用いて製作された、MEMSデバイスが注目されている。MEMSデバイスは、微小なMEMS構造体を半導体基板上に製作し、センサ、振動子などの用途として利用されている。このMEMS構造体には固定電極と可動電極が設けられ、可動電極の撓みを利用して固定電極に生ずる静電容量などを検出することでMEMSデバイスとしての特性を得ている。
【0003】
一般に、ICなどの回路配線などにおいて寄生容量を含む場合があり、これがICなどの電気特性に悪影響を及ぼすことが知られている。この寄生容量はMEMSデバイスにおいても生じており、寄生容量による電気特性への影響は、MEMS構造体における電極間の狭小化および適用周波数の高周波化などに伴い顕著となっている。
半導体基板上に極めて薄い酸化膜や窒化膜を形成し、その上に直接MEMS構造体が形成される表面MEMS製法で製作されたMEMS構造体は、構造体の占有面積がわずかであっても半導体基板との間に寄生容量が形成されやすい。
特に可動電極の機械的変位により発生する容量変位を検出する静電型のMEMSデバイスの場合、出力信号は非常に微弱であり、また、容量変位の絶対値が寄生容量に対して充分に大きくないため、寄生容量の影響を受けやすい。
また、この寄生容量が大きく、基板表面の抵抗が低い場合、または基板と電極との対向容量が大きい場合などには、基板表面に励起されたキャリアを介して信号が本来の経路以外から漏洩しやすい。
【0004】
例えば、図8に示すような、半導体基板110上に酸化膜111、窒化膜112が形成され、その上にMEMS構造体が形成されたMEMSデバイスが知られている。このMEMSデバイスには固定電極と可動電極を備え、固定電極として入力側電極113、出力側電極114、駆動電極115、可動電極として入力側電極113に接続された可動部116が設けられている。
このような構造のMEMSデバイスでは、入力側電極113から出力側電極114へ半導体基板110の表面を介して高周波信号が漏洩することがある。
このことを解決するために、特許文献1には、振動子素子(MEMS構造体)の下部電極をまとめて共通に接続することにより、高周波信号配線の占める基板上の面積を少なくし、高周波信号の基板への漏洩量を低減する内容が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2006−174174号公報(5頁、7〜11行)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のようにMEMS構造体の占有面積を削減することは、寄生容量を低減させる有効な方法であるが、設計上・製造上の制約により占有面積の削減が困難な場合がある。このため、MEMS構造体の占有面積を削減できない場合には、寄生容量に起因するMEMSデバイスの特性への弊害が生じている。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、MEMS構造体の占有面積を削減せずともMEMS構造体と半導体基板との間の寄生容量を低減させるMEMSデバイスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のMEMSデバイスは、半導体基板上に絶縁層を介して形成された固定電極と可動電極とを有するMEMS構造体が備えられたMEMSデバイスであって、前記固定電極の下方の前記絶縁層にSOG膜を備えたことを特徴とする。
【0008】
この構成のMEMSデバイスは、MEMS構造体における固定電極の下方の絶縁層にSOG(Spin On Glass)膜を備えている。SOG膜は低誘電率の塗布ガラスであり、比較的、容易に厚い絶縁層を形成することができる。
半導体基板とMEMS構造体との間の寄生容量は、キャパシタをモデルとして説明できるように、その間に存在する物質の誘電率に比例し、その間隔に反比例する関係にある。つまり、誘電率の低い物質を絶縁層として用い、さらにその絶縁層の厚みを厚くすることで寄生容量を低減させることができる。このことから、絶縁層を介してMEMS構造体と半導体基板の間隔が低誘電率のSOG膜を用いて大きくなるため、半導体基板とMEMS構造体との間の寄生容量を低下させることができる。
【0009】
また本発明のMEMSデバイスは、半導体基板上に絶縁層を介して形成された固定電極と可動電極とを有するMEMS構造体が備えられたMEMSデバイスであって、前記固定電極の下方の前記絶縁層に複数の酸化膜を備えたことを特徴とする。
【0010】
この構成のMEMSデバイスは、MEMS構造体における固定電極の下方の絶縁層に複数の酸化膜を備えている。絶縁膜である酸化膜を複数備えることで、絶縁層の厚みを厚くすることができる。このことから、絶縁層を介してMEMS構造体と半導体基板との間の間隔が大きくなるため、この間に生ずる寄生容量を低下させることができる。
【0011】
また、本発明のMEMSデバイスは、半導体基板上に絶縁層を介して形成された固定電極と可動電極とを有するMEMS構造体が備えられたMEMSデバイスであって、前記固定電極の下方の前記絶縁層にSOG膜および複数の酸化膜を備えたことを特徴とする。
【0012】
この構成のMEMSデバイスは、MEMS構造体における固定電極の下方の絶縁層にSOG膜および複数の酸化膜を備えている。絶縁膜であるSOG膜および酸化膜を複数備えることで、絶縁層の厚みを厚くすることができる。また、酸化膜を複数層形成することで、絶縁層の厚みを所定の厚みに調整することが容易となる。このことから、絶縁層を介してMEMS構造体と半導体基板の間の間隔が大きくなるため、この間に生ずる寄生容量を低下させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
【0014】
図1は本実施形態のMEMSデバイスの構成を示し、図1(a)はMEMSデバイスの部分模式平面図、図1(b)は同図(a)のA−A断線に沿う部分模式断面図である。
【0015】
MEMSデバイス1は、半導体基板10にMEMS構造体30、MEMS構造体30を取り囲むように形成された配線層27、配線層27の上方からMEMS構造体30上方に連なり開口部29が形成されたパッシベーション膜28を備えている。
シリコンからなる半導体基板10上には熱酸化によるシリコン酸化膜11が形成され、その上の所定の領域にSOG(Spin On Glass)膜12が形成されている。SOG膜12は低誘電率の塗布ガラスをスピンコートした後に熱処理をすることで形成されている。そして、SOG膜12の上にシリコン窒化膜18が形成され、シリコン酸化膜11、SOG膜12、シリコン窒化膜18の3層で絶縁層40を構成している。
そして、絶縁層40の最上層であるシリコン窒化膜12上にMEMS構造体30が設けられている。MEMS構造体30は、ポリシリコンにて形成され、固定電極20と可動電極26を有している。固定電極20はシリコン窒化膜12上に配置され、入力側電極21a,21b、出力側電極22を備えている。可動電極26は、入力側電極21a,21bから立ち上がった部分を保持されることで、両持ち状態で空中に保持されている。
【0016】
入力側電極21aの一端は、MEMS構造体30を取り囲む配線層27に延出し、配線31に接続されている。配線層27は、SiO2などの絶縁膜が積層され、配線層27を経由した配線31は、その上部に設けられた接続パッドからアルミ配線32に接続されている。
また、出力側電極22の一端は、MEMS構造体30を取り囲む配線層27に延出し、配線33に接続され、さらに配線層27の上部に設けられた接続パッドからアルミ配線34に接続されている。
なお、配線層27の下にはSiO2などの酸化膜24が形成されており、MEMS構造体30をエッチングにてリリースする際の犠牲層である。
【0017】
そして、配線層27の上からMEMS構造体30上方に連なってパッシベーション膜28が形成されている。パッシベーション膜28には開口部29が形成され、この開口部29から配線層27、酸化膜24をエッチングすることでMEMS構造体30をリリースし、パッシベーション膜28と半導体基板10の間に、MEMS構造体30を配置する空洞部35が画定されている。
【0018】
このような構造のMEMSデバイス1は、MEMS構造体30の入力側電極21aを介して可動電極26に直流電圧が印加されると、可動電極26と出力側電極22の間に電位差が生じ、可動電極26と出力側電極22の間に静電力が働く。ここで、さらに可動電極26に交流電圧が印加されると、静電力が大きくなったり小さくなったり変動し、可動電極26が出力側電極22に近づいたり、遠ざかる方向に振動する。このとき、出力側電極22の電極表面では、電荷の移動が生じ、出力側電極22に電流が流れる。そして、振動が繰り返されることから、出力側電極22から固有の共振周波数信号が出力される。
【0019】
次に、上記構成のMEMSデバイスの製造方法について説明する。
図2、図3、図4はMEMSデバイスの製造方法を示す模式部分断面図である。
まず図2(a)に示すように、シリコンからなる半導体基板10の上に熱酸化によりシリコン酸化膜11を形成する。次に、図2(b)に示すように、SOG液をスピンコータにより塗布し、その後、熱処理によりSOG膜を形成し、パターニングをして所定の領域にSOG膜12を形成する。続いて、図2(c)に示すように、SOG膜12の上からシリコン窒化膜18を形成する。そして、図2(d)に示すように、シリコン窒化膜18の上にポリシリコン膜を形成し、パターニングによりMEMS構造体の固定電極20である入力側電極21a,21b、出力側電極22を形成する。
【0020】
次に、図3(a)に示すように、入力側電極21a,21b、出力側電極22の上からSiO2などの酸化膜24を形成する。その後、図3(b)に示すように、入力側電極21a,21b上の酸化膜24に開口穴25を形成する。続いて、酸化膜24の上にポリシリコン膜を形成し、パターニングを行い、図3(c)に示すように、エッチングによりMEMS構造体の可動電極26を形成する。そして、図3(d)に示すように、SiO2などの絶縁膜を介して配線(図示せず)を積層した配線層27を形成する。
【0021】
次に、図4(a)に示すように、配線層27の上にパッシベーション膜28を形成する。続いて、図4(b)に示すように、MEMS構造体の上方のパッシベーション膜28に開口穴29を形成する。
そして、図4(c)に示すように、開口部29から酸性のエッチング液を接触させて、配線層27、酸化膜24をエッチングしてMEMS構造体30をリリースする。このとき、半導体基板10とパッシベーション膜28との間に空洞部35が形成されている。このようにして図1に示すようなMEMSデバイス1が製造される。
【0022】
以上のように、本実施形態のMEMSデバイス1は、MEMS構造体30における固定電極20の下方の絶縁層40にSOG膜12を備えている。
半導体基板10とMEMS構造体30との間の寄生容量は、キャパシタをモデルとして説明できるように、その間に存在する物質の誘電率に比例し、その間隔に反比例する関係にある。つまり、誘電率の低い物質を絶縁層として用い、さらにその絶縁層の厚みを厚くすることで寄生容量を低減させることができる。
本実施形態ではSOG膜12は低誘電率の塗布ガラスであり、容易に厚い絶縁性を有する膜を形成することができる。このことから、絶縁層40を介してMEMS構造体30と半導体基板10の間に誘電率の低い物質が介在し、そして間隔が大きくなるため、寄生容量を低下させることができる。
(第2の実施形態)
【0023】
次に、第2の実施形態におけるMEMSデバイスについて説明する。
本実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、半導体基板上に設けられた絶縁層の構成が異なり、MEMS構造体については同構成である。
図5は本実施形態のMEMSデバイスの構成を示す部分模式断面図である。本実施形態では、第1の実施形態と同様な構成については同符号を付し詳細な説明を省略し、絶縁層の構成について説明する。
【0024】
MEMSデバイス2は、半導体基板10にMEMS構造体30、MEMS構造体30を取り囲むように形成された配線層27、配線層27の上方からMEMS構造体30上方に連なり開口部29が形成されたパッシベーション膜28を備えている。
シリコンからなる半導体基板10上には熱酸化によるシリコン酸化膜11が形成され、その上の所定の領域にシリコン酸化膜13が形成されている。そして、シリコン酸化膜13の上にシリコン窒化膜18が形成され、シリコン酸化膜11、シリコン酸化膜13、シリコン窒化膜18の3層で絶縁層41を構成している。そして、絶縁層41の最上層であるシリコン窒化膜18上にMEMS構造体30が設けられている。
なお、本実施形態ではシリコン酸化膜を2層構成で使用したが、所望の厚みになるように適宜何層にも積層することは可能である。
【0025】
以上のように、本実施形態のMEMSデバイス2は、MEMS構造体30における固定電極20の下方の絶縁層41に複数のシリコン酸化膜11,13を備えている。
このように、絶縁膜であるシリコン酸化膜11,13を複数備えることで、絶縁層41の厚みを厚くすることができる。このことから、絶縁層41を介してMEMS構造体30と半導体基板10の間の間隔が大きくなるため、この間に生ずる寄生容量を低下させることができる。
(第3の実施形態)
【0026】
次に、第3の実施形態におけるMEMSデバイスについて説明する。
本実施形態において、第1、第2の実施形態と異なる点は、半導体基板上に設けられた絶縁層の構成が異なり、MEMS構造体については同構成である。
図6は本実施形態のMEMSデバイスの構成を示す部分模式断面図である。本実施形態では、第1の実施形態と同様な構成については同符号を付し詳細な説明を省略し、絶縁層の構成について説明する。
【0027】
MEMSデバイス3は、半導体基板10にMEMS構造体30、MEMS構造体30を取り囲むように形成された配線層27、配線層27の上方からMEMS構造体30上方に連なり開口部29が形成されたパッシベーション膜28を備えている。
シリコンからなる半導体基板10上には熱酸化によるシリコン酸化膜11が形成され、その上の所定の領域にSOG膜14が形成されている。SOG膜14は低誘電率の塗布ガラスをスピンコートした後に熱処理をすることで形成されている。SOG膜14の上にはシリコン酸化膜15が形成され、その上にシリコン窒化膜18が形成されている。このように、シリコン酸化膜11、SOG膜14、シリコン酸化膜15、シリコン窒化膜18の4層で絶縁層42を構成している。そして、絶縁層42の最上層であるシリコン窒化膜18上にMEMS構造体30が設けられている。なお、シリコン酸化膜とSOG膜の組合せおよび膜の数については、所望の絶縁層42の厚みにより適宜選択することができる。
【0028】
このように、本実施形態のMEMSデバイス3は、MEMS構造体30における固定電極20の下方の絶縁層42にSOG膜14および複数のシリコン酸化膜11,15を備えている。絶縁層であるSOG膜14およびシリコン酸化膜11,15を複数備えることで、絶縁層42の厚みを厚くすることができる。また、シリコン酸化膜11,15を複数層形成することで、絶縁層42の厚みを所定の厚みに調整することが容易となる。このことから、絶縁層42を介してMEMS構造体30と半導体基板10の間の間隔が大きくなるため、この間に生ずる寄生容量を低下させることができる。
【0029】
また、本発明に係るMEMSデバイスは、半導体基板にMEMS構造体とICを同時に形成することができる。
例えば、図7は半導体基板10の上にMEMS形成部とIC形成部を備えたMEMSデバイスの模式部分断面図であり、半導体基板10の上にシリコン酸化膜11、SOG膜12、シリコン窒化膜18からなる絶縁層40が形成されその上にMEMS構造体30が形成されている。また、MEMS構造体30の周辺には半導体基板10にウェル19が設けられ、シリコン酸化膜11を介して回路素子としてトランジスタ50が形成されている。そして複数のトランジスタ50などを接続してMEMS構造体を励振させる発振回路が構成されている。
このように、MEMS構造体30を形成する工程内でICを形成することができ、効率よくMEMSデバイスを製造することができる。
【0030】
なお、本実施形態では半導体基板の材質としてシリコンを用いて説明したが、他にGe、SiGe、SiC、SiSn、PbS、GaAs、InP、GaP、GaN、ZnSeなどを用いることができる。
また、MEMS構造体の形状については様々が形状のものであっても、本発明の実施を妨げない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】第1の実施形態におけるMEMSデバイスの構成を示し、(a)はMEMSデバイスの部分模式平面図、(b)は(a)のA−A断線に沿う部分模式断面図。
【図2】第1の実施形態におけるMEMSデバイスの製造工程を示す模式部分断面図。
【図3】第1の実施形態におけるMEMSデバイスの製造工程を示す模式部分断面図。
【図4】第1の実施形態におけるMEMSデバイスの製造工程を示す模式部分断面図。
【図5】第2の実施形態におけるMEMSデバイスの構成を示す部分模式断面図。
【図6】第3の実施形態におけるMEMSデバイスの構成を示す部分模式断面図。
【図7】第1の実施形態におけるMEMSデバイスの応用例を示す部分模式断面図。
【図8】従来のMEMSデバイスにおける信号漏洩の状態を説明する説明図。
【符号の説明】
【0032】
1,2,3…MEMSデバイス、10…半導体基板、11…シリコン酸化膜、12…SOG膜、13…シリコン酸化膜、14…SOG膜、15…シリコン酸化膜、18…シリコン窒化膜、19…ウェル、20…固定電極、21…入力側電極、22…出力側電極、24…酸化膜、26…可動電極、27…配線層、28…パッシベーション膜、29…開口部、30…MEMS構造体、31…配線、32…アルミ配線、33…配線、34…アルミ配線、35…空洞部、40,41,42…絶縁層、50…トランジスタ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板上に絶縁層を介して形成された固定電極と可動電極とを有するMEMS構造体が備えられたMEMSデバイスであって、
前記固定電極の下方の前記絶縁層にSOG膜を備えたことを特徴とするMEMSデバイス。
【請求項2】
半導体基板上に絶縁層を介して形成された固定電極と可動電極とを有するMEMS構造体が備えられたMEMSデバイスであって、
前記固定電極の下方の前記絶縁層に複数の酸化膜を備えたことを特徴とするMEMSデバイス。
【請求項3】
半導体基板上に絶縁層を介して形成された固定電極と可動電極とを有するMEMS構造体が備えられたMEMSデバイスであって、
前記固定電極の下方の前記絶縁層にSOG膜および複数の酸化膜を備えたことを特徴とするMEMSデバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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