説明

N4−フェニルキナゾリン−4−アミン誘導体の製造方法およびその中間体

【課題】哺乳動物、特にヒトにおける過剰増殖性疾患、例えば、癌および炎症の処置に有用であるI型受容体チロシンキナーゼを阻害する化合物の提供である。
【解決手段】I型受容体チロシンキナーゼ阻害剤として有用である下記の式(I):
【化1】


[式中、B、G、A、E、R、R、R、mおよびnは明細書規定のとおりである]
の化合物、該化合物を含む医薬組成物、ならびに該化合物の調製方法が提供された。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

(式中:
Aは、O、C(=O)、S、SOまたはSOであり;
Gは、NまたはC−CNであり;
Bは、縮合6員アリール環または5〜6員ヘテロアリール環を表し;
Eは、
【化2】

であり
Xは、NまたはCHであり;
、DおよびDは、独立して、NまたはCR19であり;
およびDは、独立して、NまたはCR19であり、DはO、SまたはNR20であって、DおよびDの少なくとも一方はCR19ではなく;
、D、DおよびD10は、独立して、NまたはCR19であって、D、D、DおよびD10の少なくとも1つはNであり;
は、Hまたはアルキルであり;
各Rは、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−SR18、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−NR14C(O)OR18、−OC(O)R15、−NR14SO18、−SONR1514、−NR14C(O)R15、−C(O)NR1514、−NR15C(O)NR1514、−NR13C(NCN)NR1514、−NR1514、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、−S(O)(アルキル)、−S(O)(CR1314−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR1314−アリール、−NR15(CR1314−アリール、−O(CR1314−ヘテロアリール、−NR13(CR1314−ヘテロアリール、−O(CR1314−ヘテロシクリルまたは−NR15(CR1314−ヘテロシクリルであって、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル部分は、任意選択で、独立して、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR13SO18、−SONR1513、−C(O)R15、−C(O)OR15、−OC(O)R15、−NR13C(O)OR18、−NR13C(O)R15、−C(O)NR1513、−NR1513、−NR14C(O)NR1513、−NR14C(NCN)NR1513、−OR15、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリルならびにヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で置換されており、前記アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキル環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、NR1513ならびにOR15から選択される1つ以上の基でさらに置換されていてよく;
各Rは、独立して、Q、Z、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、フルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、OR15、NR1516、NR15OR16、NR15C(=O)OR18、NR15C(=O)R16、SONR1516、SR15、SOR15、SO15、C(=O)R15、C(=O)OR15、OC(=O)R15、C(=O)NR1516、NR15C(=O)NR1617、NR15C(=NCN)NR1617またはNR15C(=NCN)R16であり、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルは、独立して、ハロゲン、オキソ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、フルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、OR15、NR1516、NR15OR16、NR15C(=O)OR18、NR15C(=O)R16、SONR1516、SR15、SOR15、SO15、C(=O)R15、C(=O)OR15、OC(=O)R15、C(=O)NR1516、NR15C(=O)NR1617、NR15C(=NCN)NR1617、NR15C(=NCN)R16、(C〜Cアルキル)NRおよびNR15C(O)CHORから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されているか;
またはRは、N、O、S、SOおよびSOから選択される1〜4個のヘテロ原子を含有し、−M−M−M−Mまたは−M−M(式中、MはC〜Cアルキルであって、任意選択でCHがC(=O)基で置き換えられており;Mは、NRまたはCRであり;Mは、C〜Cアルキルであり;Mは、CN、NRS(O)0〜2、S(O)0〜2NR、COR、S(O)0〜2またはCOであり、ならびにMは、NRである(式中、R、R、RおよびRは、独立して、HまたはC〜Cアルキルであるか、またはRおよびRは、これらが結合されている窒素原子とともに、任意選択でN、O、S、SOおよびSOから選択される1個もしくは2個のさらなるヘテロ原子を含有する5または6員環を形成している))で置換された5〜6員の複素環式環であり、存在する任意の環窒素原子は、C〜Cアルキル基で任意選択的に置換されており、該環は、任意選択で1つまたは2つのオキソまたはチオオキソ置換基を有していてよく;
Qは、
【化3】

であり;
Zは、
【化4】

およびその互変異性体から選択され;
WおよびVは、独立して、O、NR、S、SO、SO、CR、CRまたはC=Oであり;
は、OまたはSであり;
Yは、S、SO、SO、CRCRまたはCRであり、ただし、WがO、NR、S、SOまたはSOである場合は、Vが、CRであり、Vが、O、NR、S、SOまたはSOである場合は、WおよびYが各々、CRであり;
8bは、HまたはC〜Cアルキルであり;
各R、R、R8aおよびRは、独立して、水素、トリフルオロメチル、アルキル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたはヘテロシクリルアルキルであって、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルは、独立して、オキソ、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、シクロアルキルアルキル、シアノ、ニトロ、OR15、NR1516、SR15、S(=O)R15、SO15、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されているか、
またはRおよびR8aは、これらが結合されている原子とともに3〜6員の炭素環式環を形成し;
は、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−NR15SO16、−SONR1516、−C(O)R15、−C(O)OR15、−OC(O)R15、−NR15C(O)OR18、−NR15C(O)R16、−C(O)NR1516、−NR1516、−NR15C(O)NR1617、−OR15、−S(O)R15、−SO15またはSR15であって、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルは、独立して、オキソ、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、シクロアルキルアルキル、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR15SO16、−SONR1516、−C(O)R15、−C(O)OR15、−OC(O)R15、−NR15C(O)OR18、−NR15C(O)R16、−C(O)NR1516、−NR1516、−NR15C(O)NR1617、−OR15、−S(O)R15、−SO15、SR15、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されており;
10は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、−NR15C(O)OR18、−NR15C(O)R16、−NR1516または−OR15であって、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルアルキルは、独立して、オキソ、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、シクロアルキルアルキル、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR15SO16、−SONR1516、−C(O)R15、−C(O)OR15、−OC(O)R15、−NR15C(O)OR18、−NR15C(O)R16、−C(O)NR1516、−NR1516、−NR15C(O)NR1617、−OR15、−S(O)R15、−SO15、SR15、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されているか;
またはRおよびRは、これらが結合されている原子とともに、任意選択でN、O、S、SO、SOおよびNRから選択される1つ以上のさらなるヘテロ原子を含有する3〜10員の飽和または部分不飽和ヘテロシクリル環を形成し、前記炭素環式および複素環式環は、独立して、オキソ、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、シクロアルキルアルキル、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、OR15、NR1516、SR15、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されているか;
またはRおよびRは、これらが結合されている原子とともに、任意選択でN、O、S、SO、SOおよびNRから選択される1つ以上のさらなるヘテロ原子を含有する3〜10員の飽和もしくは部分不飽和シクロアルキルまたはヘテロシクリル環を形成し、前記炭素環式および複素環式環は、独立して、オキソ、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、シクロアルキルアルキル、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、OR15、NR1516、SR15、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されているか;
またはRおよびRは、これらが結合されている原子とともに、任意選択でN、O、S、SO、SOおよびNRから選択される1つ以上のさらなるヘテロ原子を含有する3〜10員の飽和もしくは部分不飽和シクロアルキルまたはヘテロシクリル環を形成し、前記炭素環式および複素環式環は、独立して、オキソ、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、シクロアルキルアルキル、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、OR15、NR1516、SR15、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されているか;
またはRおよびR10は、これらが結合されている原子とともに、任意選択でN、O、S、SO、SOおよびNRから選択される1つ以上のさらなるヘテロ原子を含有する3〜10員の飽和または部分不飽和ヘテロシクリル環を形成し、前記複素環式環は、独立して、オキソ、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、シクロアルキルアルキル、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、OR15、NR1516、SR15、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されているか;
またはRおよびR10は、これらが結合されている原子とともに、任意選択でN、O、S、SO、SOおよびNRから選択される1つ以上のさらなるヘテロ原子を含有する3〜10員の飽和または部分不飽和ヘテロシクリル環を形成し、前記複素環式環は、独立して、オキソ、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、シクロアルキルアルキル、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、OR15、NR1516、SR15、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されており;
各R12は、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−SR18、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−NR14C(O)OR18、−OC(O)R15、−NR14SO18、−SONR1514、−NR14C(O)R15、−C(O)NR1514、−NR13C(O)NR1514、−NR13C(NCN)NR1514、−NR1514、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、−S(O)(アルキル)、−S(O)(CR1314−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR1314−アリール、−NR15(CR1314−アリール、−O(CR1314−ヘテロアリール、−NR13(CR1314−ヘテロアリール、−O(CR1314−ヘテロシクリルまたは−NR15(CR1314−ヘテロシクリルであって、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル部分は、任意選択で、独立して、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR13SO18、−SONR1513、−C(O)R15、−C(O)OR15、−OC(O)R15、−NR13C(O)OR18、−NR13C(O)R15、−C(O)NR1513、−NR1513、−NR14C(O)NR1513、−NR14C(NCN)NR1513、−OR15、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリルならびにヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で置換されており、前記アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキル環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、NR1513ならびにOR15から選択される1つ以上の基でさらに置換されていてよく;
13およびR14は、独立して、水素もしくはアルキルであるか、または
13およびR14は、これらが結合されている原子とともに、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキルまたは飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル環を形成し、前記アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリル部分は、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、オキソ、OR、NR、NROR、NRCO、NRCOR、SONR、SR、SOR、SO、S−S−R、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、NRC(=O)RおよびNRC(=O)NRから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されており;
15、R16およびR17は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたはヘテロシクリルアルキルであって、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルは、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、OR、NR、NROR、NRCO、NRCOR、SONR、SR、SOR、SO、S−S−R、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、NRC(=O)R、NRC(=O)NR、OC(=O)NRおよびC(=O)CHORから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されているか;
またはR15、R16およびR17の任意の2つは、これらが結合されている原子とともに、任意選択でN、O、S、SO、SOおよびNRから選択される1つ以上のさらなるヘテロ原子を含有する複素環式環を形成し、前記複素環式環は、独立して、オキソ、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、シクロアルキルアルキル、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、OR、NR、SR、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されているか、
またはR13およびR15は、これらが結合されている原子とともに、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキルまたは飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル環を形成し、前記アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、オキソ、OR、NR、NROR、NRCO、NRCOR、SONR、SR、SOR、SO、S−S−R、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、NRC(=O)RおよびNRC(=O)NRから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されており;
18は、CF、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたはヘテロシクリルアルキルであって、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルは、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、OR、NR、NROR、NRCO、NRCOR、SONR、SR、SOR、SO、S−S−R、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、NRC(=O)R、NRC(=O)NRから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されているか、
またはR15およびR18は、これらが結合されている原子とともに飽和もしくは部分不飽和シクロアルキルまたは飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル環を形成し、前記アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、オキソ、OR、NR、NROR、NRCO、NRCOR、SONR、SR、SOR、SO、S−S−R、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、NRC(=O)RおよびNRC(=O)NRから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されており;
各R19は、独立して、H、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−SR18、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−NR14C(O)OR18、−OC(O)R15、−NR14SO18、−SONR1514、−NR14C(O)R15、−C(O)NR1514、−NR13C(O)NR1514、−NR13C(NCN)NR1514、−NR1514、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、−S(O)(アルキル)、−S(O)(CR1314−アリール、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、−O(CR1314−アリール、−NR15(CR1314−アリール、−O(CR1314−ヘテロアリール、−NR13(CR1314−ヘテロアリール、−O(CR1314−ヘテロシクリルまたは−NR15(CR1314−ヘテロシクリルであって、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル部分は、任意選択で、独立して、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR13SO18、−SONR1513、−C(O)R15、−C(O)OR15、−OC(O)R15、−NR13C(O)OR18、−NR13C(O)R15、−C(O)NR1513、−NR1513、−NR14C(O)NR1513、−NR14C(NCN)NR1513、−OR15、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で置換されており、前記アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリルまたはヘテロシクリルアルキル環は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、アジド、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、NR1513ならびにOR15から選択される1つ以上の基でさらに置換されていてよく;
各R20は、独立して、C〜Cアルキル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、トリフルオロメチル、ジフルオロメチルまたはフルオロメチルであり;
、RおよびRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、アリール、もしくはヘテロアリールであるか、
またはNRは、1〜2個の環窒素原子を有し、(C〜Cアルキル)で任意選択的に置換された5〜6員の複素環式環を形成しているか、
またはNRは、1〜2個の環窒素原子を有する5〜6員の複素環式環を形成し;
jは、0、1、2または3であり;
mは、1、2、3または4であり;
nは、0、1、2、3または4であり;
qは、0、1、2、3、4または5であり;および
pは、0、1または2であって;
前記式Iの化合物が、式
【化5】

で表され、Rが、QまたはZ以外である場合、Eは、ベンゾフラニル、インドリル、キナゾリニル、キノリニルまたはイソキノリニル環ではない)
の化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項2】
式中:
各Rが、独立して、Q、Z、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、フルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、OR15、NR1516、NR15OR16、NR15C(=O)OR18、NR15C(=O)R16、SONR1516、SR15、SOR15、SO15、C(=O)R15、C(=O)OR15、OC(=O)R15、C(=O)NR1516、NR15C(=O)NR1617、NR15C(=NCN)NR1617またはNR15C(=NCN)R16であって、
前記アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルは、独立して、ハロゲン、オキソ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、フルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、OR15、NR1516、NR15OR16、NR15C(=O)OR18、NR15C(=O)R16、SONR1516、SR15、SOR15、SO15、C(=O)R15、C(=O)OR15、OC(=O)R15、C(=O)NR1516、NR15C(=O)NR1617、NR15C(=NCN)
NR1617およびNR15C(=NCN)R16から選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されており;
Zが、
【化6】

から選択され;
各R、R、R8aおよびRが、独立して、水素、トリフルオロメチル、アルキル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたはヘテロシクリルアルキルであって、前記アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルは、独立して、オキソ、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、シクロアルキルアルキル、シアノ、ニトロ、OR15、NR1516、SR15、S(=O)R15、SO15、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アジド、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されており;
15、R16およびR17が、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたはヘテロシクリルアルキルであって、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルは、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、OR、NR、NROR、NRCO、NRCOR、SONR、SR、SOR、SO、S−S−R、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、NRC(=O)RおよびNRC(=O)NRから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されており;ならびに
、RおよびRが、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式中、GがNであり、AがOまたはSである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】

【化7】

を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】

【化8】

を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】

【化9】

を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
式中、Eが、
【化10】

から選択される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
式中、Eが、構造:
【化11】

(式中、kは、0、1、2または3である)
から選択される、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
式中、Eが、構造:
【化12】

から選択される、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
式中、Eが、
【化13】

から選択される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
式中、Eが、構造:
【化14】

(式中、各R12基および各R19基は、他方と独立している)
から選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
式中、Eが、
【化15】

から選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
式中、mが1であり、RがZである、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物

【請求項14】
式中、Zが、
【化16】

(式中、
Wは、OまたはSであり;
は、OまたはSであり;および
VはCRである)
から選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
式中:
Zが、構造:
【化17】

(RがHまたはC〜Cアルキルであり;ならびに
およびR8aは、独立して、HもしくはOR(式中、RはHまたはC〜Cアルキルである)で任意選択的に置換されたC〜Cアルキルであるか、
またはRおよびR8aは、これらが結合されている原子とともにC〜Cシクロアルキル環を形成している)
から選択される、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
式中、mが1であり、Rが、構造:
【化18】

から選択される、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
式中、mが1であり、RがOR15である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
式中、R15が、
(i)H;
(ii)ORで任意選択的に置換されたC〜Cシクロアルキル;
(iii)シクロアルキルアルキル;
(iv)独立して、−OR、−OC(O)R、−CO、−SO、−SR、−C(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−OC(O)NRおよびNRC(O)Nから選択される1つもしくは2つの基で任意選択的に置換されたC〜Cアルキル;
(v)NおよびOから選択される環ヘテロ原子を有し、−C(O)R、C〜Cアルキル、−C(O)NR、−SOもしくはC(O)CHORで任意選択的に置換された5〜6員の複素環式環;
(vi)ヘテロシクリルアルキルであって、前記複素環式部分は、独立してNおよびOから選択される1もしくは2個の環ヘテロ原子を有する5〜6員環であり、C〜Cアルキル、ハロゲン、ORもしくはオキソで任意選択的に置換されているヘテロシクリルアルキル;
(vii)1〜3個の環窒素原子を有し、C〜Cアルキルもしくはハロゲンで任意選択的に置換された5〜6員ヘテロアリール環;または
(viii)ヘテロアリールアルキルであって、前記ヘテロアリール部分は、1〜2個の環窒素原子し、C〜Cアルキルで任意選択的に置換された5〜6員環であるヘテロアリールアルキル;
である、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
式中、Rが、
(i)OH;
(ii)シクロペンタノキシ、2−ヒドロキシシクロペントキシもしくはシクロヘキサノキシ;
(iii)1−シクロプロピルメトキシ;
(iv)CHO−、CHCHO−、CHO(CHO−、CHCHO(CHO−、HO(CHO−、HOCHCH(OH)CHO−、CHCH(OH)CHO−、HOC(CHCHO−、(PhCHO)CHCHO−、(PhCH)OCHCH(OH)CHO−、−O−(CHOC(O)CH、−O−(CH)COCH、−O(CHSOCH、−O(CHSCH、−OCHC(O)N(CH、−OCHC(O)NH(CH)、−OCHC(O)NH
【化19】

−O(CHN(CH、−O(CHN(CH、−O(CHNHC(O)CH、−O(CHNHC(O)CHCH、−O(CHOC(O)N(CH3)
【化20】

(vii)2−メチルピリジン−4−イルオキシ、2−クロロピリジン−4−イルオキシもしくは2−メチルピリジン−4−イルオキシ;または
(viii)
【化21】

である、請求項19に記載の化合物。
【請求項20】
式中、mが1であり、Rが、
(i)環窒素原子を有し、任意選択でNおよびOから選択される第2の環ヘテロ原子を有
する5員の複素環式環であって、前記複素環式環が、独立して、C〜Cアルキル、オキソおよび(CH1〜2NRから選択される1つもしくは2つの基で任意選択的に置換されている、複素環式環;
(ii)1〜3個の窒素原子を有する5〜6員ヘテロアリール環であって、前記ヘテロアリールが環窒素原子によってB環に連結されている、ヘテロアリール環;
(iii)−NR15C(O)R16(式中、R15は、Hもしくはメチルであり、R16は、
(a)NRで任意選択的に置換されたC〜Cアルケニル;
(b)C〜Cアルキルで任意選択的に置換された5〜6員の複素環式環;および
(c)独立して、C〜CアルキルもしくはORから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されたC〜Cアルキル
から選択される);
(iv)−C(=O)NR1516(式中、R15およびR16は、独立してHもしくはC〜Cアルキルであるか、もしくはR15およびR16は、これらが結合されている原子とともに、任意選択でNおよびOから選択される第2のヘテロ原子を有し、C〜Cアルキルで任意選択的に置換された6員の複素環式環を形成している);
(v)SO15(式中、R15は、C〜Cアルキルで任意選択的に置換されたC〜Cアルキルもしくはフェニル基である);
(vi)SOR15(式中、R15はC〜Cアルキルである);
(vii)SR15(式中、R15はC〜Cアルキルである);
(viii)ハロゲン;
(ix)Rは、−CO15(式中、R15は、1つもしくは2つの環窒素原子を有し、C〜Cアルキルで任意選択的に置換された6員の複素環式環である)であり;
(x)OR15(式中、R15は、HもしくはC〜Cアルキルである)で任意選択的に置換されたC〜Cアルキル;
(xi)OR15、NR15C(O)CHORで任意選択的に置換されたC〜Cアルキニル、もしくは独立してN、OおよびSOから選択される1つもしくは2つの環ヘテロ原子を有する6員の複素環式環(式中、R15およびR16は、独立して、HもしくはC〜Cアルキルであり、RはC〜Cアルキルである);
(xii)−NR15C(O)NR1617(式中、R15、R16およびR17は、独立して、HもしくはC〜Cアルキルであるか、もしくはR16およびR17は、これらが結合されている窒素原子とともに、任意選択でNおよびOから選択される第2のヘテロ原子を有し、C〜Cアルキルで任意選択的に置換された5〜6員の複素環式環を形成している);または
(xiii)ヘテロシクリルアルキルであって、前記ヘテロシクリル部分は、環窒素原子を有し、任意選択でNおよびSOから選択される第2の環ヘテロ原子を有する6員環である、ヘテロシクリルアルキル;
である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
式中、Rが、
(i)
【化22】

(ii)1H−ピラゾール−1−イル;
(iii)(CH=CH)−C(O)NH−、(CHNCH(CH=CH)C(O)NH−、
【化23】

CHC(O)NH−、(CHC(O)NH−、CHCHC(O)N(CH)−、CHOCHC(O)NH−、CHOCHC(O)N(CH)−、CHCH(OCH)C(O)NH−、CHOCHCHC(O)NH−、CHOCH(CH)C(O)NH−、CHOCHCH(CH)C(O)NH−;
(iv)(CHNC(O)−、(4−モルホリニル)C(O)、または(1−メチルピペラジン−4−イル)C(O)−;
(v)4−メチルベンゼンスルホネート、エタンスルホネート;
(vi)エチルスルフィニル;
(vii)EtS−;
(viii)Br;
(ix)(1−メチルピペラジン−4−イル)CO−;
(x)HO(CH−またはCHO(CH−;
【化24】

である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
式中:Eが、
【化25】

から選択され;
12がハロゲンであり;
JがOまたは1であり;
19がH、C〜Cアルキルまたはハロゲンであり;および
20がHであり;
ただし、式IのRはNR15C(=O)(CH=CH)R16aでないものとする(式中、R16aは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和もしくは部分不飽和シクロアルキル、飽和もしくは部分不飽和ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたはヘテロシクリルアルキルであって、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルおよびヘテロシクリルアルキルは、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヘテロアルキニル、飽和および部分不飽和シクロアルキル、飽和および部分不飽和へテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、オキソ、OR、NR、NROR、NRCO、NRCOR、SONR、SR、SOR、SO、S−S−R、C(=O)R、C(=O)OR、OC(=O)R、C(=O)NR、NRC(=O)R、NRC(=O)NR、OC(=O)NRおよびC(=O)CHORから選択される1つ以上の基で任意選択的に置換されている)、請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に許容され得る担体を含む組成物。
【請求項24】
請求項1に記載され、実施例1〜281のいずれか1つで指定される式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項25】
請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に許容され得る希釈剤または担体を含む組成物。
【請求項26】
哺乳動物に、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物の治療有効量を投与することを含む、哺乳動物における過剰増殖性疾患の処置方法。
【請求項27】
哺乳動物における過剰増殖性疾患の処置のための医薬の製造における、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項28】
治療における使用のための、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
(a)式(F1)
【化26】

の化合物を、式(F2)
【化27】

(式中、Zは、脱離原子または基を表す)
の化合物と反応させること;または
(b)式中のGがNである式Iの化合物では、
式(F3)
【化28】

(式中、Rは、第3級アミノ基、例えば、ジ(1〜6C)アルキルアミノ(ジメチルアミノなど)を表す)の化合物を、式(F1)の化合物と反応させること;その後、必要であれば、式Iの化合物を、異なるR基を有する別の式Iの化合物に変換させること
を含む、請求項1に記載の化合物の調製方法。

【公開番号】特開2010−270154(P2010−270154A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−198848(P2010−198848)
【出願日】平成22年9月6日(2010.9.6)
【分割の表示】特願2008−541330(P2008−541330)の分割
【原出願日】平成18年11月15日(2006.11.15)
【出願人】(504344509)アレイ バイオファーマ、インコーポレイテッド (87)
【Fターム(参考)】