説明

OX−2/CD200への抗体およびその使用

【課題】CD200の機能を調節する薬剤および方法を提供する。
【解決手段】CD200の機能を調節する薬剤が開示され、この薬剤にはCD200および/またはそのレセプター(CD200R)の活性および/または発現を調節する薬剤が含まれる。いくつかの実施形態においては、薬剤が、CD200の機能または活性を阻害する。したがって、ある態様では、当該薬剤が、CD200に対するアンタゴニストとして作用する。一定のアンタゴニストは、CD200に結合し、CD200とそのレセプターの相互作用を阻害または妨害しうる。他のアンタゴニストは、CD200に結合するが、CD200:CD200R相互作用を妨害し得ない。したがって、CD200アンタゴニストには、CD200:CD200R相互作用のブロックを含むか含まない機序によってCD200の効果を調節できる任意の薬剤が含まれる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
D200とCD200Rとの間の相互作用を阻害する単離された抗CD200抗体であって、該抗CD200抗体は、改変された定常領域を含み、該改変された定常領域は、対応する天然定常領域のエフェクター機能と比較して低減したエフェクター機能を示す、単離された抗CD200抗体
【請求項2】
前記改変された定常領域が、
(a)G2/G4定常領域であるか;
(b)234A変異および235A変異のうちの一方または両方を含むか;
(c)CH2ドメインにおけるK322A変異を含むか;あるいは
(d)ヒンジ領域を欠失している;
請求項1に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項3】
前記抗CD200抗体が、
(a)グリコシル化が欠損した細胞株から調製されるか;
(b)グリコシル化を欠失しているか;または
(c)フコシル化されている;
請求項1に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項4】
前記エフェクター機能が、
(a)抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC);
(b)補体依存性細胞傷害(CDC);または
(c)1つ以上のFcレセプターへの結合;
のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項5】
前記抗CD200抗体が、マウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、脱免疫変異抗体、またはヒト抗体である、請求項1に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項6】
前記改変された定常領域がG2/G4定常領域である、請求項2に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項7】
前記G2/G4定常領域が、配列番号13、15、18、または22のうちのいずれか1つに示されるアミノ酸配列を含む、請求項6に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項8】
請求項1に記載の単離された抗CD200抗体であって、抗CD200抗体は、(a)軽鎖および(b)重鎖を含み、
該(a)軽鎖は、
(i)配列番号24の残基44〜54に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号24の残基70〜76に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、および配列番号24の残基109〜117に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3;
(ii)配列番号24の残基21〜127を含むアミノ酸配列;または
(iii)配列番号24の残基21〜234を含むアミノ酸配列;
を含み、
該(b)重鎖は、
(i)配列番号15の残基46〜55に示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号15の残基70〜86に示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2、および配列番号15の残基119〜126に示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3;
(ii)配列番号15の残基21〜137を含むアミノ酸配列;または
(iii)配列番号15の残基21〜463を含むアミノ酸配列;
を含む、単離された抗CD200抗体
【請求項9】
請求項1に記載の単離された抗CD200抗体であって、抗CD200抗体は、(a)軽鎖および(b)重鎖を含み、
該(a)軽鎖は、
(i)配列番号32の残基44〜54に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号32の残基70〜76に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、および配列番号32の残基109〜117に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3;
(ii)配列番号32の残基21〜127を含むアミノ酸配列;または
(iii)配列番号32の残基21〜234を含むアミノ酸配列;
を含み、
該(b)重鎖は、
(i)配列番号20の残基46〜55に示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号20の残基70〜86に示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2、および配列番号20の残基119〜131に示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3;または
(ii)配列番号20の残基21〜142を含むアミノ酸配列;
を含む、単離された抗CD200抗体
【請求項10】
請求項1に記載の単離された抗CD200抗体であって、抗CD200抗体は、(a)軽鎖および(b)重鎖を含み、
該(a)軽鎖は、
(i)配列番号30の残基44〜55に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR1、配列番号30の残基71〜77に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR2、および配列番号30の残基110〜118に示されるアミノ酸配列を含む軽鎖CDR3;
(ii)配列番号30の残基21〜128を含むアミノ酸配列;または
(iii)配列番号30の残基21〜235を含むアミノ酸配列;
を含み、
該(b)重鎖は、
(i)配列番号18の残基46〜55に示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR1、配列番号18の残基70〜86に示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR2、および配列番号18の残基119〜128に示されるアミノ酸配列を含む重鎖CDR3;
(ii)配列番号18の残基21〜139を含むアミノ酸配列;または
(iii)配列番号18の残基21〜468を含むアミノ酸配列;
を含む、単離された抗CD200抗体
【請求項11】
請求項1に記載の単離された抗CD200抗体であって、抗CD200抗体は、(a)軽鎖および(b)重鎖を含み、
該(a)軽鎖は、
(i)配列番号28の残基23〜129を含むアミノ酸配列;または
(ii)配列番号28の残基23〜236を含むアミノ酸配列;
を含み、
該(b)重鎖は、
(iii)配列番号13の残基20〜136を含むアミノ酸配列;または
(iv)配列番号13の残基20〜462を含むアミノ酸配列;
を含む、単離された抗CD200抗体
【請求項12】
前記改変された定常領域が、対応する天然定常領域の0%〜20%のエフェクター機能を有する、請求項1に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項13】
前記改変された定常領域が、対応する天然定常領域と比較してエフェクター機能を有さない、請求項1に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項14】
前記改変された定常領域が、対応する天然定常領域の0%〜20%のADCC活性またはCDC活性を有する、請求項1に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項15】
CD200陽性癌細胞を含む癌に罹患した患者の治療における使用のための、請求項1に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項16】
前記癌が、形質細胞癌、リンパ腫、または白血病である、請求項15に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項17】
前記癌が、卵巣癌、皮膚癌、肺癌、腎癌、乳癌、前立腺癌、神経堤細胞由来の組織または器官の癌、神経芽細胞腫、および骨髄腫からなる群より選択される、請求項15に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項18】
前記使用が、前記患者に対する第二の薬剤または療法の投与を包含する、請求項15に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項19】
前記第二の薬剤が化学療法剤である、請求項18に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項20】
前記療法が放射線療法である、請求項18に記載の単離された抗CD200抗体
【請求項21】
明細書中に記載の発明。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図6E】
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【図6F】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図7E】
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【図7F】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図8F】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図9E】
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【図9F】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図10E】
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【図10F】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図11D】
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【図11E】
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【図11F】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図12D】
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【図12E】
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【図12F】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図13D】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図14D】
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【図14E】
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【図14F】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図15D】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【公開番号】特開2012−193215(P2012−193215A)
【公開日】平成24年10月11日(2012.10.11)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−158564(P2012−158564)
【出願日】平成24年7月17日(2012.7.17)
【分割の表示】特願2008−550399(P2008−550399)の分割
【原出願日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(503102674)アレクシオン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (51)
【Fターム(参考)】