説明

P2X7拮抗薬としてのヘテロアリールアミド類似体

式(I):


(式中、記号は本明細書に記載の通りである)のヘテロアリールアミド類似体を提供する。このような化合物は、in vivo又はin vitroで特定の受容体活性を調節するのに使用され得るリガンドであり、ヒト、飼い慣らされた伴侶動物および家畜動物の病的受容体活性化と関連する症状の治療に特に有用である。このような障害を治療するためにこのような化合物を使用する医薬組成物および方法と同様に、このようなリガンドを受容体の位置特定試験に使用する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩であって、式中:
T、UおよびVは、
(i)T、UおよびVの正確に1つがCRであり;
(ii)XがCHであり、Yがフェニルであり、UおよびVが両方とも置換された炭素である場合、TはNではない;
ように、CR、CR、およびNから独立して選択され;
Wは、−C(=O)NR−、−NRC(=O)−又は−NR−NR−C(=O)−であり;
Xは、存在しないか、又は、
(i)C〜Cアルキル、(C〜Cシクロアルキル)C〜CアルキルおよびフェニルC〜Cアルキル;
(ii)一緒に3員〜7員のシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を形成する置換基;および
(iii)Rと一緒に4員〜7員のヘテロシクロアルキルを形成する置換基;
から独立して選択される0〜4個の置換基で置換されているC〜Cアルキレンであり;
Yは、C〜C16シクロアルキル、4員〜16員のヘテロシクロアルキル、6員〜16員のアリール又は5員〜16員のヘテロアリールであり、これらはそれぞれヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、オキソ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアミノアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、C〜Cアルカノイルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノカルボニル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、および(C〜Cアルキル)スルホニルアミノから独立して選択される0〜6個の置換基で置換されており;
およびZは、独立してN又はCRであり;
は、N、CR又はCRであり;
各Rおよび各Rは、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、ニトロ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアミノアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルエーテル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルカノイルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノカルボニル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、および(C〜Cアルキル)スルホニルアミノから独立して選択され;
各Rは、独立して、水素、C〜Cアルキル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキルであるか、又はXの置換基と一緒に4員〜7員のヘテロシクロアルキルを形成し;
は、式−L−A−Mの基であり、式中:
Lは、存在しないか、又は、炭素−炭素単結合を炭素−炭素二重又は三重結合で置換することにより任意に変性されているC〜Cアルキレンであり、前記アルキレンが、任意にオキソ、−COOH、−SOH、−SONH、−PO、テトラゾール、又はオキサジアゾロン(oxadizaolone)で置換されており;
Aは、存在しないか、又は、CO、O、NR、S、SO、SO、CONR、NRCO、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキレン、又は(4員〜7員のヘテロシクロアルキル)C〜Cアルキレン(式中、Rは水素又はC〜Cアルキルであり)であり;および
Mは:
(i)ヒドロキシ、シアノ、アミノ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、若しくはCOOH;又は
(ii)C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、5員〜10員の炭素環基、4員〜10員の複素環基、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルカノイルアミノ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニルアミノ、C〜Cアルキルスルホニルオキシ、モノ−又はジ−C〜Cアルキルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、又はモノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノカルボニル(これらはそれぞれ、任意に置換されており、且つこれらはそれぞれ好ましくはオキソ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキルアミノ)カルボニル、および4員〜7員の複素環基から独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている)
である、
化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
【請求項2】
【化2】

が、
【化3】

である、請求項1に記載の化合物又はその塩。
【請求項3】
【化4】

が、
【化5】

である、請求項2に記載の化合物又はその塩。
【請求項4】
各Rが、独立して水素又はC〜Cアルキルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項5】
が、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cシアノアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキルエーテル、フェニルC〜Cアルキル、(4員〜10員の複素環基)C〜Cアルキル、(C〜Cアルキルスルホニルアミノ)C〜Cアルキル、(C〜Cアルカノイルオキシ)C〜Cアルキル、(C〜Cアルキルスルホニルオキシ)C〜Cアルキル、(モノ−又はジ−C〜Cアルキルアミノ)C〜Cアルキル、および(モノ−又はジ−C〜Cアルキルアミノカルボニル)C〜Cアルキルであり;これらがそれぞれ:
(i)オキソ、ハロゲン、アミノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、およびCOOH;並びに
(ii)C〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニルアミノ、モノ−又はジ−C〜Cアルキルアミノカルボニル、モノ−又はジ−C〜Cアルキルアミノスルホニル、フェニルおよび4員〜7員の複素環基(これらはそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、およびC〜Cハロアルキルから独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている)
から独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項6】
が、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cシアノアルキル、C〜Cシアノアルケニル、C〜Cアルキルエーテル、(モノ−又はジ−C〜Cアルキルアミノ)C〜Cアルキル、(モノ−又はジ−C〜Cアルキルアミノカルボニル)C〜Cアルキル、又は(4員〜7員の複素環基)C〜Cアルキルであり、これらがそれぞれアミノ、ヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、アミノカルボニル、アミノスルホニル、C〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルエーテル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、モノ−又はジ−C〜Cアルキルアミノカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニルアミノ、4員〜7員のヘテロシクロアルキル、および5員又は6員のヘテロアリールから独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている、請求項5に記載の化合物又はその塩。
【請求項7】
が、式:
【化6】

の基であり、式中:
Lは存在しないか、又は任意にオキソで置換されているC〜Cアルキレンであり;
【化7】

は、任意にフェニルに又は5員若しくは6員のヘテロアリールに融合している4員〜7員のヘテロシクロアルキルを表し;および
は、
(i)ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、およびCOOH;
(ii)C〜Cアルキル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルアミノC〜Cアルキル、および4員〜7員の複素環基(これらはそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、およびC〜Cアルキルスルホニルアミノから独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている);
(iii)一緒に式−(CH−P−(CH−(式中、qおよびrは独立して0又は1であり、PはCH、O、NH又はSである)の連結基を形成する置換基;および
(iv)オキソおよびC〜Cアルキルから独立して選択される0〜2個の置換基で置換されているスピロ4員〜7員のヘテロシクロアルキル環を一緒に形成する置換基、
から独立して選択される0〜4個の置換基を表す、請求項5に記載の化合物又はその塩。
【請求項8】
が、式:
【化8】

の基であり、式中:
Lは任意にオキソで置換されているC〜Cアルキレンであり;
GはCHR、NH又はOであり;
sおよびtは、sとtの合計が2〜5の範囲になるように、独立して0、1、2、3又は4であり;および

(i)水素、アミノ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、若しくはCOOH;又は
(ii)C〜Cアルキル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル、C〜CアルキルスルホニルアミノC〜Cアルキル、又は4員〜7員の複素環基(これらはそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、およびC〜Cアルキルスルホニルアミノから独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている)
である、請求項7に記載の化合物又はその塩。
【請求項9】
が:
【化9】

であり;
式中:
JはCH又はNであり;
B、D、EおよびFは、CH、NH、およびOから独立して選択され;および
は:
(i)アミノ、アミノカルボニル、およびCOOH;並びに
(ii)C〜Cアルキル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、C〜Cアルキルスルホニル、およびC〜Cアルキルスルホニルアミノ(これらはそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、およびCOOHから独立して選択される0〜3個の置換基で置換されている)
から独立して選択される0〜2個の置換基を表す、
請求項7に記載の化合物又はその塩。
【請求項10】
が、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキルエーテル、又は、モノ−若しくはジ−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキルであり、これらがそれぞれ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、C〜Cアルカノイルアミノ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニルオキシ、C〜Cアルキルスルホニルアミノ、任意にハロゲン又はC〜Cアルキルで置換されているフェニル、および、任意にC〜Cアルキルで置換されている4員〜7員の複素環基から独立して選択される1〜4個の置換基で置換されている、請求項5に記載の化合物又はその塩。
【請求項11】
が、モノ−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル又はC〜Cアルキルエーテルであり、これらがそれぞれ、ヒドロキシ、ハロゲン、オキソ、COOH、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシから独立して選択される1〜4個の置換基で置換されている、請求項10に記載の化合物又はその塩。
【請求項12】
Lが存在し;
Aが存在せず;および
Mがフェニル又は5員若しくは6員のヘテロアリールであり、これらがそれぞれ、オキソ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキルアミノ)カルボニル、および4員〜7員の複素環基から独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項13】
Lが、任意にオキソ又はCOOHで置換されているC〜Cアルキレンであり;
Aが存在せず;および
Mが、アミノ、シアノ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH又はC〜Cアルキルで置換されているフェニルである、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項14】
Lが、任意にオキソで置換されているC〜Cアルキレンであり;
Aが存在せず;および
Mが、5員又は6員のヘテロアリールで置換されているモノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノであり、前記ヘテロアリールがそれぞれ、オキソ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキルアミノ)カルボニル、および4員〜7員の複素環基から独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項15】
前記5員又は6員のヘテロアリールが:
(i)ピリジル又はピリミジニル(これらはそれぞれ、オキソ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキルアミノ)カルボニル、および4員〜7員の複素環基から独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている);又は
(ii)
【化10】

(これらはそれぞれ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキルアミノ)カルボニル、および4員〜7員の複素環基から独立して選択される0〜2個の置換基で置換されている)から選択されるヘテロアリール
である、請求項12又は14に記載の化合物又はその塩。
【請求項16】
、ZおよびZがそれぞれCRである、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項17】
がNであり、ZおよびZがそれぞれCRである、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項18】
がNであり、ZおよびZがそれぞれCRである、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項19】
各Rが、水素又はC〜Cアルキルである、請求項1〜18のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項20】
【化11】

が、
【化12】

である、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項21】
【化13】

が、
【化14】

である、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項22】
【化15】

が、
【化16】

である、請求項1〜15のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項23】
Xがメチレン又はエチレンであり、これらがそれぞれ、C〜Cアルキル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、フェニル、および、一緒に3員〜7員のシクロアルキル又はヘテロシクロアルキル環を形成する置換基から独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている、請求項1〜22のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項24】
Yが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、又はアダマンチルであり、これらがそれぞれハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、およびモノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノから独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている、請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項25】
−W−X−Yが:
【化17】

であり;
式中:
nが0、1又は2であり;
が、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ニトロ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、およびモノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノから独立して選択される0〜2個の置換基を表すか;又はRで表される2個の置換基が、一緒にC〜Cアルキレン連結基又は融合若しくはスピロ3員〜7員炭素環若しくは複素環を形成し;および
各Rが独立して水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル又はフェニルであるか;又は2個のRが一緒にC〜Cシクロアルキルを形成する、
請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項26】
化合物が、式:
【化18】

を有する、請求項25に記載の化合物又はその塩。
【請求項27】
化合物が式:
【化19】

を有する、請求項25に記載の化合物又はその塩。
【請求項28】
Yがフェニル又は5員若しくは6員のヘテロアリール(これらはそれぞれ任意に5員〜7員の炭素環又は複素環に融合している)であり、前記Yがそれぞれハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、およびモノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノから独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている、請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項29】
−W−X−Yが:
【化20】

であり;
式中:
【化21】

が5員〜7員の炭素環又は複素環であり;
【化22】

が5員又は6員のヘテロアリールであり;
が、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ニトロ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、およびモノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノから独立して選択される0〜2個の置換基を表すか;又はRで表される2個の置換基が一緒に融合若しくはスピロ3員〜7員の炭素環若しくは複素環を形成し;
各Rが独立して水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル又はフェニルであるか;又は、2個のRが一緒にC〜Cシクロアルキルを形成し;
Qが、CH、CO、O、NH、S、SO、又はSOであり;および
mが0又は1である、
請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項30】
化合物が、式:
【化23】

を有し;
式中、KはCH又はNであり、
が、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、ニトロ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、およびモノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノから独立して選択される0〜2個の置換基を表すか;又はRで表される2個の置換基が一緒に融合若しくはスピロ3員〜7員の炭素環若しくは複素環を形成し;
が水素、C〜Cアルキル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキルであるか、又は、いずれかのRと一緒に4員〜6員のヘテロシクロアルキルを形成し;
各Rが独立して水素、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル又はフェニルであるか;又はRと結合して4員〜6員のヘテロシクロアルキルを形成するか;又は、2個のRが一緒にC〜Cシクロアルキルを形成し;そして
が、式−L−A−Mの基であり、式中:
Lが、存在しないか、又は、炭素−炭素単結合を炭素−炭素二重又は三重結合で置換することにより任意に変性されているC〜Cアルキレンであり、前記アルキレンが、任意にオキソ、−COOH、−SOH、−SONH、−PO、テトラゾール、又はオキサジアゾロン(oxadizaolone)で置換されており;
Aが、存在しないか、又は、CO、O、NR、S、SO、SO、CONR、NRCO、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキレン、又は(4員〜7員のヘテロシクロアルキル)C〜Cアルキレンであり;式中、Rは水素又はC〜Cアルキルであり;および
Mが:
(i)ヒドロキシ、シアノ、アミノ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、若しくはCOOH;又は
(ii)C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、5員〜10員の炭素環基、4員〜10員の複素環基、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルカノイルアミノ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニルアミノ、C〜Cアルキルスルホニルオキシ、モノ−又はジ−C〜Cアルキルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、又は、モノ−若しくはジ−(C〜Cアルキル)アミノカルボニル(これらはそれぞれ、任意に置換されており、且つこれらはそれぞれ好ましくはオキソ、アミノ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノカルボニル、アミノスルホニル、COOH、C〜Cアルキル、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノ、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルスルホニルアミノ、モノ−又はジ−(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、モノ−又はジ−(C〜Cアルキルアミノ)カルボニル、および、4員〜7員の複素環基から独立して選択される0〜4個の置換基で置換されている)、
である、
請求項1に記載の化合物又はその塩。
【請求項31】
化合物が:
4−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボン酸エチルエステル;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]カルボニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−(ヒドロキシメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]メチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−(シアノメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
{4−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル}酢酸;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{2−[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
{4−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメトキシ}酢酸エチルエステル;
{4−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルメトキシ}酢酸;
4−(2−アダマンタン−1−イルアセチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボン酸エチルエステル;
2−(2−シアノ−ビニル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボン酸(アダマンタン−1−イルメチル)−アミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−(2−シアノエチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−[2−(1H−テトラゾール−5イル)−エチル]−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボン酸(アダマンタン−1−イルメチル)−アミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[(3R)−3−(イソプロピルアミノ)ピロリジン−1−イル]カルボニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]カルボニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(2−メトキシエチル)−2−N−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−ピリジン−2−イルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イルカルボニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−(ピリジン−3−イルメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
エチルN−({4−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル}カルボニル)−N−メチルグリシネート;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−(5,6−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7(8H)−イルカルボニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−(2−モルホリン−4−イル−2−オキソエチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−[(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]カルボニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
エチルN−({4−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル}メチル)−N−メチルグリシネート;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−[(2−メチル−4−オキソ−3,5,7,8−テトラヒドロピリド[4,3−d]ピリミジン−6(4H)−イル)カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[(3R)−3−(ジエチルアミノ)ピロリジン−1−イル]カルボニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−[(3−オキソピペラジン−1−イル)カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−(ピリジン−4−イルメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−[(1−メチル−1,4,6,7−テトラヒドロ−5H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−[(2−オキソ−1−オキサ−3,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−8−イル)カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(3−メトキシプロピル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−ピリジン−4−イルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−[(3−オキソ−2,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−8−イル)カルボニル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
エチルN−({4−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル}カルボニル)グリシネート;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(2−メトキシエチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
2−{[(3R)−3−アミノピペリジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メチル−2−フェニルペンチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−[2−(1H−テトラゾール−5−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
tert−ブチル[1−({4−[(4−メチル−2−フェニルペンチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル}カルボニル)ピロリジン−3−イル]カルバメート;
2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メチル−2−フェニルペンチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[(3R)−3−(メチルアミノ)ピロリジン−1−イル]カルボニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[(3R)−3−(エチルアミノ)ピロリジン−1−イル]カルボニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−(ピラジン−2−イルメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−(ピリジン−2−イルメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(ピリジン−2−イルメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イルメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[メチル(ピリジン−2−イルメチル)アミノ]メチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[メチル(ピリジン−3−イルメチル)アミノ]メチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[メチル(ピラジン−2−イルメチル)アミノ]メチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メチル−2−ピリジン−3−イルペンチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]カルボニル}−N−(1−ピリジン−3−イルシクロヘキシル)メチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]カルボニル}−N−(2−シクロヘキシル−4−メチルペンチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{2−[(2−フルオロエチル)アミノ]−2−オキソエチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{2−[(2,2−ジフルオロエチル)アミノ]−2−オキソエチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{2−オキソ−2−[(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]エチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(2−フルオロエチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(2,2−ジフルオロエチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(2−フルオロベンジル)−2−N−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(3−フルオロベンジル)−2−N−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(4−フルオロベンジル)−2−N−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[(2−フルオロベンジル)(メチル)アミノ]メチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[(3−フルオロベンジル)(メチル)アミノ]メチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{[(4−フルオロベンジル)(メチル)アミノ]メチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]カルボニル}−N−[2−(4−クロロフェニル)−4−メチルペンチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]カルボニル}−N−(3−シクロヘキシル−2−フェニルプロピル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]カルボニル}−N−(4−メチル−2−(4−メチルフェニル)ペンチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(2−フルオロエチル)−2−N−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(2,2−ジフルオロエチル)−2−N−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{2−[(2−フルオロエチル)(メチル)アミノ]−2−オキソエチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{2−[(2,2−ジフルオロエチル)(メチル)アミノ]−2−オキソエチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−{2−[メチル(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノ]−2−オキソエチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]カルボニル}−N−{4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ペンチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−メチル−2−N−[2−(メチルスルホニル)エチル)]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
4−N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−N−(1,1−ジオキシドテトラヒドロチオフェン−3−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
N−{[1−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル]メチル}−2−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イルカルボニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−{[1−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル]メチル}−2−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
4−N−{[1−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル]メチル}−2−N−(2−フルオロエチル)−2−N−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
2−N−(2−フルオロエチル)−2−N−メチル−4−N−{4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ペンチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボキサミド;
N−{4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ペンチル}−2−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イルカルボニル)−N−{4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ペンチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イルメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]カルボニル}−N−{[1−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル]メチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−[2−(4−クロロフェニル)−4−メチルペンチル]−2−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボン酸4−{[(2−(4−クロロ−フェニル)−4−メチル−ペンチル]−アミド}2−[(2−フルオロ−エチル)−メチル−アミド];
ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2,4−ジカルボン酸2−{[(2−フルオロ−エチル)−メチル−アミド]−4{[1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−シクロヘキシルメチル]−アミド};
2−(モルホリン−4−イルカルボニル)−N−({1−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]シクロヘキシル}メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−[2−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)エチル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−アダマンタン−1−イル−N−[2−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル]アセトアミド;
2−アダマンタン−1−イル−N−[2−(5,6−ジヒドロイミダゾ[1,5−a]ピラジン−7(8H)−イルカルボニル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル]アセトアミド;
4−[(アダマンタン−1−イルアセチル)アミノ]−N−(2−フルオロエチル)−N−メチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボキサミド;
2−アダマンタン−1−イル−N−(2−{[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]カルボニル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−イル)アセトアミド;
rel−2−{[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]カルボニル}−N−{4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ペンチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−[(2,2−ジメチルモルホリン−4−イル)カルボニル]−N−{4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ペンチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
rel−2−{[(3R,5S)−3,5−ジメチルモルホリン−4−イル]カルボニル}−N−{4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ペンチル}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−カルボキサミド;
2−{4−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル}−3−フェニルプロピオン酸;
2−[4−({[1−(4−クロロフェニル)シクロヘキシル]メチル}カルバモイル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]−3−フェニルプロピオン酸;
3−{4−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル}酪酸;
3−{4−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル}−3−フェニルプロピオン酸;
3−{4−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル}−4−フェニル酪酸;
4−{8−[(アダマンタン−1−イルメチル)カルバモイル]インドリジン−2−イル}安息香酸;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−3−(4−シアノベンゾイル)インドリジン−8−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−3−(4−カルバモイルベンゾイル)インドリジン−8−カルボキサミド;
2−(4−シアノフェニル)−N−[(1−ピリジン−3−イルシクロヘキシル)メチル]インドリジン−8−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−3−(3−シアノベンゾイル)インドリジン−8−カルボキサミド;
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−3−(3−カルバモイルベンゾイル)インドリジン−8−カルボキサミド;又は
N−(アダマンタン−1−イルメチル)−2−(4−カルバモイルフェニル)インドリジン−8−カルボキサミド
である、請求項1に記載の化合物又はその塩。
【請求項32】
前記化合物が、P2X受容体作動作用のin vitroアッセイで検出可能な作動薬活性を示さない、請求項1〜31のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項33】
P2X受容体拮抗作用のアッセイで、前記化合物が20マイクロモル以下のIC50値を示す、請求項1〜32のいずれか一項に記載の化合物又はその塩。
【請求項34】
請求項1〜33のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物又はその塩を生理学的に許容可能な担体又は賦形剤と組み合わせて含む、医薬組成物。
【請求項35】
前記組成物が、注入可能な流体、エアゾール、クリーム、軟膏、経口用液体、錠剤、トローチ、ロゼンジ、スプリンクル、粉末、分散性粉末、顆粒、丸薬、カプセル、ゲル、ペースト、フォーム、ローション、水性液体、乳濁液、シロップ、坐剤、又は経皮パッチとして配合されている、請求項34に記載の医薬組成物。
【請求項36】
in vitroでP2X受容体の活性を調節する方法であって、P2X受容体を請求項1〜33のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物又はその塩と、P2X受容体活性を検出可能に変化させるのに十分な条件と量で接触させることを含む方法。
【請求項37】
患者における体内でP2X受容体の活性を調節する方法であって、P2X受容体を発現する細胞を請求項1〜33のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物又はその塩と、in vitroでP2X受容体活性を検出可能に変化させるのに十分な量で接触させ、それによって患者におけるP2X受容体の活性を変化させることを含む方法。
【請求項38】
前記患者がヒトである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
患者におけるP2X受容体調節に反応する症状を治療する方法であって、請求項1〜33のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物又はその塩を治療に有効な量、患者に投与し、それによって患者の症状を緩和することを含む方法。
【請求項40】
前記症状が疼痛である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記疼痛が神経障害性疼痛である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記疼痛が、関節炎に関する疼痛、神経障害性疼痛症候群、内蔵痛、歯科疼痛、頭痛、断端痛、感覚異常性大腿神経痛、口腔内灼熱症候群、神経および根の損傷に関連する疼痛、灼熱痛、神経炎、ニューロン炎、神経痛、手術関連疼痛、筋骨格痛、中枢神経系疼痛、脊椎痛、シャルコー病疼痛、耳痛、筋肉痛、眼痛、口顔痛、手根管症候群、急性および慢性背部痛、痛風、瘢痕痛、痔痛、消化不良痛、アンギナ、神経根痛、複合性局所疼痛症候群、癌関連疼痛、毒液暴露に関連する疼痛、外傷に関連する疼痛、自己免疫疾患又は免疫不全障害に関連する疼痛、一過性熱感、火傷、日焼け、又は熱、寒冷若しくは外部化学刺激への暴露の結果起こる疼痛である、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記症状が、炎症、神経障害又は神経変性障害、心血管障害、眼障害、又は免疫系障害である、請求項39に記載の方法。
【請求項44】
前記症状が、変形性関節症、関節リウマチ、関節硬化症、緑内障、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、硬変、狼瘡、強皮症、アルツハイマー病、外傷性脳損傷、喘息、慢性閉塞性肺疾患、又は間質性線維症である、請求項39に記載の方法。
【請求項45】
請求項1〜33のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物又はその塩を治療に有効な量、患者に投与し、それによって患者の網膜神経節細胞の死を阻害することを含む、患者の網膜神経節細胞の死を阻害する方法。
【請求項46】
前記患者がヒトである、請求項39〜45のいずれか一項に記載の方法。
【請求項47】
前記化合物が放射標識される、請求項1に記載の化合物又はその塩。
【請求項48】
(a)試料を請求項1〜33のいずれか一項に記載の化合物又はその塩と、P2X受容体活性を有する化合物による調節を可能にする条件で接触させる工程;および
(b)P2X受容体活性を調節する化合物又はその塩のレベルを示すシグナルを検出し、それからサンプル中にP2X受容体が存在するか又は存在しないかを測定する工程、
を含む、サンプル中にP2X受容体が存在するか又は存在しないかを測定する方法。
【請求項49】
(a)容器内の請求項34に記載の医薬組成物;および
(b)疼痛を治療する組成物を使用するための使用説明書
を含む、包装された薬学的製剤。
【請求項50】
(a)容器内の請求項34に記載の医薬組成物;および
(b)炎症、神経障害又は神経変性障害、心血管障害、眼障害、又は免疫系障害を治療する組成物を使用するための使用説明書
を含む、包装された薬学的製剤。
【請求項51】
P2X受容体調節に反応する症状を治療するための薬剤を製造するための、請求項1〜33のいずれか一項に記載の化合物又はその塩の使用。
【請求項52】
前記症状が、疼痛、神経障害性疼痛、炎症、神経障害又は神経変性障害、心血管障害、眼障害、又は免疫系障害である、請求項51に記載の使用。

【公表番号】特表2010−523668(P2010−523668A)
【公表日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−503041(P2010−503041)
【出願日】平成20年4月9日(2008.4.9)
【国際出願番号】PCT/US2008/004563
【国際公開番号】WO2008/124153
【国際公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【出願人】(591143065)ハー・ルンドベック・アクチエゼルスカベット (129)
【Fターム(参考)】