説明

PARPおよびTANK阻害剤としてのキノリノン誘導体

【化1】


本発明は、式(I)の化合物、PARP阻害剤としてのそれらの使用ならびに該化合物[式中、R,R,R,R,R,R,R,n,mおよびXは定義された意味を有する]を含んでなる製薬学的組成物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

の化合物、そのN−オキシド形態物、製薬学的に許容できる付加塩および立体化学的異性形態物
[式中、
mは、0,1または2であり、そしてnが0である場合は直接結合が意図されており;
nは、0,1、2,3または4であり、そしてnが0である場合は直接結合が意図されており;
Xは、直接結合、CR1011、(C=O)NR、NR、OまたはC≡Cであり;
は、アリールまたはHetであり;
ここで、アリールはフェニルまたはナフタレニルであり;
ここで、Hetは、チエニル、ピロリル、ピロリニル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、フラニル、ピペリジニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピペラジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリジニル、アザインドリジニル、インドリル、インドリニル、ベンゾチエニル、インダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、クロマニル、プリニル、キノリニル、シノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサゾリニル、ナフチリジニルまたはプテリジニルであり;
アリールまたはHet上の2個の炭素原子は、
【化2】

から選ばれる二価の基と架橋されてもよく(すなわち、二−または三環式部分を形成する);
各アリール、Het、架橋アリールまたは架橋Hetは、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、アミノC3−6シクロアルキル、ハロC1−6アルキル、トリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C2−6アルケニルカルボニル、オキシム、C1−6アルキルオキシム、アミドオキシム、−C≡C−CHO−CH、−C≡C−CHN(CH、−C≡C−Si(CH、ヒドロキシC1−6アルキル、ヒドロキシC2−6アルケニル、ヒドロキシC2−6アルキニル、シアノC1−6アルキル、シアノC2−6アルケニル、アミノカルボニルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニルC2−6アルケニル、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキニル、−PO(OC1−6アルキル)、−B(OH)、−S−CH、SF、C1−6アルキルスルホニル、−NR、C1−6アルキルNR、−OR、C1−6アルキルOR、−CONR、ピペリジニルC1−6アルキル、ピペラジニルC1−6アルキル、C1−6アルキルピペラジニルC1−6アルキル、モルホリニルC1−6アルキル、ピペリジニル、ピペラジニル、C1−6アルキルピペラジニル、モルホリニル、フェニル、チエニル、ピラゾリル、ピロリル、ピロリジニル、ピリジニル、ピリミジニル、オキサジアゾリル、イミダゾリル、イミダゾリルC2−6アルキニル、C1−6アルキルイミダゾリルC2−6アルキニル、シアノピリジニル、フェニルC1−6アルキル、フェニルC2−6アルケニル、モルホリニルC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシフェニル、トリハロC1−6アルキルフェニル、メチルピラゾリル、ハロピリミジニルまたはジメチルアミノピロリジニルから各々独立して選ばれる1,2,3,4または5個の置換基により置換されてもよく;
は、水素、メチル、エチル、プロピル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキルメチル、フルオロ、フェニル、シアノフェニルまたはトリフルオロメチルであり;
は、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシメチル、ハロ、トリフルオロメチル、メチルオキシまたはC1−6アルキルカルボニルであり;
は、水素、ハロ、メチル、アミノカルボニル、ヒドロキシアミノカルボニル、NR1−6アルキル−、シアノメチル、ヒドロキシメチルまたはHetであり;
各R、RおよびRは、水素、ハロ、C1−6アルキルオキシ、シアノ、C1−6アルキル、−OCHCHNR、−CHOCHCHNR、−OCHCHCHNRまたはC1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシから独立して選ばれ;
各RおよびRは、水素、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボニル、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル,トリハロC1−6アルキル、フェニルC1−6アルキル、(ジC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニル、モルホリニルC1−6アルキル、モルホリニルカルボニル、ピペラジニルC1−6アルキル、C1−6アルキルピペラジニルC1−6アルキル、ピペリジニルC1−6アルキル、チオモルホリニルC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルメチル、ピリジニル、ピリミジニル、フェニル、ハロフェニル、オキサニルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキルまたはC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキルから独立して選ばれ;
各R10およびR11は、水素、メチル、ヒドロキシルから独立して選ばれるか、あるいはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環または式C(=O)の基を形成してもよい]。
【請求項2】
mは0であり;
XはCR1011であり、次いでnは0であるか;またはXはOであり、次いでnは2であり;
Hetは、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、フラニル、ピリジニル、ピリミジニル、アザインドリジニル、インダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、キノリニルまたはキノキサゾリニルであり;
アリールまたはHet上の2個の炭素は、
(a−1),(a−2),(a−4)または(a−5)
から選ばれる二価の基と架橋されてもよく;
各アリールまたはHetまたは架橋アリールは、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、トリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C2−6アルキニル、
−CH=CH−CN、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル、
−PO(OC1−6アルキル)、−S−CH、C1−6アルキルスルホニル、−NR、−CHNR、−OR、−CHOR、−CONR、モルホリニルC1−6アルキル、ピペリジニル、ピペラジニル、C1−6アルキルピペラジニル、モルホリニル、フェニル、C1−6アルキルオキシフェニル、ピラゾリル、メチルピラゾリルまたはオキサジアゾリルから各々独立して選ばれる1,2,3,4または5個の置換基により置換されてもよく;
は、メチル、エチル、プロピル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキルメチル、フェニルまたはシアノフェニルであり;
は、メチル、エチルまたはヒドロキシメチルであり;
は水素であり;
各R、RおよびRは、水素であり;または
各RおよびRは、水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル,トリハロC1−6アルキル、フェニルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニル、モルホリニルC1−6アルキル、モルホリニルカルボニル、ピペラジニルC1−6アルキルまたはC1−6アルキルピペラジニルC1−6アルキルから独立して選ばれる、
請求項1に記載される式(I)の化合物。
【請求項3】
Hetは、チエニル、チアゾリル、イミダゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、フラニル、ピペリジニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピペラジニル、アザインドリジニル、インドリル、インドリニル、ベンゾチエニル、インダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、キノリニル、シノリニルまたはキノキサゾリニルであり;
各アリール、Het、架橋アリールまたは架橋Hetは、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アミノC3−6シクロアルキル、トリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、オキシム、C1−6アルキルオキシム、アミドキシム、−C≡C−CHO−CH、−C≡C−CHN(CH、−C≡C−Si(CH、ヒドロキシC2−6アルケニル、ヒドロキシC2−6アルキニル、シアノC1−6アルキル、シアノC2−6アルケニル、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニルC2−6アルケニル、−PO(OC1−6アルキル)、−S−CH、SF、C1−6アルキルスルホニル、−NR、C1−6アルキルNR、−OR、−C1−6アルキルOR、−CONR、C1−6アルキルピペラジニルC1−6アルキル、ピペリジニル、ピペラジニル、C1−6アルキルピペラジニル、モルホリニル、フェニル、ピロリル、ピロリジニル、ピリジニル、オキサジアゾリル、C1−6アルキルイミダゾリルC2−6アルキニル、シアノピリジニル、フェニルC2−6アルケニル、モルホリニルC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシフェニル、トリハロC1−6アルキルフェニル、メチルピラゾリル、ハロピリミジニルまたはジメチルアミノピロリジニルから各々独立して選ばれる1,2,3,4または5個の置換基により置換されてもよく;
は、メチル、エチル、プロピル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキルメチル、フルオロ、フェニルまたはシアノフェニルであり;
は、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシメチル、メチルオキシまたはC1−6アルキルカルボニルであり;
は、水素、ハロまたはメチルであり;
各R、RおよびRは、水素、ハロ、C1−6アルキルオキシ、C1−6アルキルまたはC1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシ から独立して選ばれ;
各RおよびRは、水素、C1−6アルキル、C2−6アルキニル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル,トリハロC1−6アルキル、フェニルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニル、モルホリニルC1−6アルキル、モルホリニルカルボニル、ピペラジニルC1−6アルキル、C1−6アルキルピペラジニルC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルメチル、ピリジニル、ピリミジニル、フェニル、ハロフェニル、オキサニルC1−6アルキルまたはC1−6アルキルスルホニルC1−6アルキルから独立して選ばれるか;または
各R10およびR11は、水素またはメチルから独立して選ばれる、
請求項1に記載される式(I)の化合物。
【請求項4】
mは0または1であり;nは0または1であり;
Xは、直接結合、CR1011またはNRであり;
は、フェニル、チアジアゾリル、ピリジニルまたはピリミジニルであり;Rはフェニルであり、そして(a−3)または(a−8)から選ばれる二価の基と架橋され;
各フェニル、架橋フェニル、チアジアゾリル、ピリジニルまたはピリミジニルは、水素、ハロ、シアノ、C1−6アルキル、C2−6アルキニル、ヒドロキシC2−6アルケニルまたは−ORから各々独立して選ばれる1または2個の置換基により置換されてもよく;
はメチルであり;Rはメチルまたはエチルであり;Rは水素であり;
各R、RおよびRは水素であり;各Rは、水素またはC1−6アルキルから独立して選ばれ;そして各R10およびR11は水素である、
請求項1〜3のいずれかに記載される式(I)の化合物。
【請求項5】
化合物が、Co.No.34、Co.No.36、Co.No.42、Co.No.43、Co.No.3、Co.No.51、Co.No.53、Co.No.46、Co.No.381、Co.No.242、Co.No.246、Co.No.183、Co.No.253、Co.No.207、Co.No.232、Co.No.204、Co.No.174またはCo.No.252である、
請求項1,3および4のいずれかに記載される式(I)の化合物。
【表1】

【表2】

【請求項6】
医薬として使用するための請求項1〜5のいずれかに記載される式(I)の化合物。
【請求項7】
製薬学的に許容できる担体および有効成分として請求項1〜5のいずれかに記載される式(I)の化合物の治療学的に有効な量を含んでなる、製薬学的組成物。
【請求項8】
製薬学的に許容できる担体および請求項1〜5のいずれかに記載される式(I)の化合物が密接に混合される、請求項6に記載される製薬学的組成物の製造方法。
【請求項9】
PARPに媒介される障害の処置用の薬物の製造のための、請求項1〜5のいずれかに記載される化合物の使用。
【請求項10】
TANKに媒介される障害の処置用の薬物の製造のための、請求項1〜5のいずれかに記載される化合物の使用。
【請求項11】
処置が化学増感作用(chemosensitization)を伴う、請求項9および10に記載の使用。
【請求項12】
処置が放射線増感作用(radiosensitization)を伴う、請求項9および10に記載の使用。
【請求項13】
化学療法剤または抗がん剤と請求項1〜5に記載される化合物の組み合わせ物。
【請求項14】
a)式(II)の中間体を、反応に不活性な溶媒中で適当な試薬と反応させて、式(I)の化合物を生成すること、
【化3】

b)式(V−a)の中間体を、適当な溶媒中で式(VI)[式中、Haloはクロロまたはブロモである]の中間体の存在下、過剰量の塩基を添加することによって反応させること、
【化4】

を特徴とする、請求項1に記載される式(I)の化合物の製造方法。
【請求項15】
式(II)
【化5】

の化合物、そのN−オキシド形態物、製薬学的に許容できる付加塩および立体化学的異性形態物
[式中、
mは、0,1または2であり、そしてnが0である場合は直接結合が意図されており;
nは、0,1、2,3または4であり、そしてnが0である場合は直接結合が意図されており;
Xは、直接結合、CR1011、(C=O)NR、NR、OまたはC≡Cであり;
は、アリールまたはHetであり;
ここで、アリールはフェニルまたはナフタレニルであり;
ここで、Hetは、チエニル、ピロリル、ピロリニル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、フラニル、ピペリジニル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピペラジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリジニル、アザインドリジニル、インドリル、インドリニル、ベンゾチエニル、インダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、クロマニル、プリニル、キノリニル、シノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサゾリニル、ナフチリジニルまたはプテリジニルであり;
アリールまたはHet上の2個の炭素原子は、
【化6】

から選ばれる二価の基と架橋されてもよく(すなわち、二−または三環式部分を形成する);
各アリール、Het、架橋アリールまたは架橋Hetは、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−6シクロアルキル、アミノC3−6シクロアルキル、ハロC1−6アルキル、トリハロC1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルキルオキシカルボニル、C2−6アルケニルカルボニル、オキシム、C1−6アルキルオキシム、アミドオキシム、−C≡C−CHO−CH、−C≡C−CHN(CH、−C≡C−Si(CH、ヒドロキシC1−6アルキル、ヒドロキシC2−6アルケニル、ヒドロキシC2−6アルキニル、シアノC1−6アルキル、シアノC2−6アルケニル、アミノカルボニルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニルC2−6アルケニル、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキニル、−PO(OC1−6アルキル)、−B(OH)、−S−CH、SF、C1−6アルキルスルホニル、−NR、C1−6アルキルNR、−OR、C1−6アルキルOR、−CONR、ピペリジニルC1−6アルキル、ピペラジニルC1−6アルキル、C1−6アルキルピペラジニルC1−6アルキル、モルホリニルC1−6アルキル、ピペリジニル、ピペラジニル、C1−6アルキルピペラジニル、モルホリニル、フェニル、チエニル、ピラゾリル、ピロリル、ピロリジニル、ピリジニル、ピリミジニル、オキサジアゾリル、イミダゾリル、イミダゾリルC2−6アルキニル、C1−6アルキルイミダゾリルC2−6アルキニル、シアノピリジニル、フェニルC1−6アルキル、フェニルC2−6アルケニル、モルホリニルC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシフェニル、トリハロC1−6アルキルフェニル、メチルピラゾリル、ハロピリミジニルまたはジメチルアミノピロリジニルから各々独立して選ばれる1,2,3,4または5個の置換基により置換されてもよく;
は、水素、メチル、エチル、プロピル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルキルメチル、フルオロ、フェニル、シアノフェニルまたはトリフルオロメチルであり;
は、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシメチル、ハロ、トリフルオロメチル、メチルオキシまたはC1−6アルキルカルボニルであり;
は、水素、ハロ、メチル、アミノカルボニル、ヒドロキシアミノカルボニル、NR1−6アルキル−、シアノメチル、ヒドロキシメチルまたはHetであり;
各R、RおよびRは、水素、ハロ、C1−6アルキルオキシ、シアノ、C1−6アルキル、−OCHCHNR、−CHOCHCHNR、−OCHCHCHNRまたはC1−6アルキルオキシC1−6アルキルオキシから独立して選ばれ;
各RおよびRは、水素、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボニル、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキル、C1−6アルキルオキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、ジヒドロキシC1−6アルキル、シアノC1−6アルキル,トリハロC1−6アルキル、フェニルC1−6アルキル、(ジC1−6アルキル)アミノC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニル、モルホリニルC1−6アルキル、モルホリニルカルボニル、ピペラジニルC1−6アルキル、C1−6アルキルピペラジニルC1−6アルキル、ピペリジニルC1−6アルキル、チオモルホリニルC1−6アルキル、C3−6シクロアルキルメチル、ピリジニル、ピリミジニル、フェニル、ハロフェニル、オキサニルC1−6アルキル、C1−6アルキルスルホニルC1−6アルキルまたはC1−6アルキルカルボニルアミノC1−6アルキルから独立して選ばれ;
各R10およびR11は、水素、メチル、ヒドロキシルから独立して選ばれるか、あるいはそれらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロプロピル環または式C(=O)の基を形成してもよい]。
【請求項16】
a)適当な溶媒中で、適当な還元剤(reductant)によって、式(III)の中間体のケトン部分をヒドロキシ基に転化させて、本明細書で式(II−a)の中間体として言及される、Rがヒドロキシメチルである式(II)の化合物を生成すること、
【化7】

b)適当な溶媒中で、式(VI)[式中、Haloはクロロまたはブロモである]の中間体の存在下、式(V−b)の中間体に2−メチル−2−プロパノール、カリウム塩を添加して、本明細書で式(II−b)の中間体として言及される、Rがメチル、エチルまたはプロピルであり、そしてRがメチル、エチル、C3−6シクロアルキルまたはフェニルである式(II)の化合物を生成すること、
【化8】

c)適当な溶媒中で、式(VIII)[式中、Haloはクロロまたはブロモである]の中間体の存在下、式(VII)の中間体に2−メチル−2−プロパノール、カリウム塩を添加して、本明細書で式(II−c)の中間体として言及される、Rがメチル、エチルまたはプロピルであり、そしてRがプロピルまたはC3−6シクロアルキルメチルである式(II)の化合物を生成すること、
【化9】

を特徴とする、請求項14に記載される式(II)の化合物の製造方法。

【公表番号】特表2010−520262(P2010−520262A)
【公表日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−552213(P2009−552213)
【出願日】平成20年3月7日(2008.3.7)
【国際出願番号】PCT/EP2008/052764
【国際公開番号】WO2008/107478
【国際公開日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】