説明

PARP阻害剤単独又は抗腫瘍剤との組み合わせによる子宮がん及び卵巣がんの治療

一側面において、本発明は、少なくとも1つのPARP阻害剤を対象に投与することを含む、子宮がん、子宮内膜がん、又は卵巣がんの治療方法を提供する。別の側面において、本発明は、少なくとも1つのPARP阻害剤を少なくとも1つの抗腫瘍剤と組み合わせて対象に投与することを含む、子宮がん、子宮内膜がん、又は卵巣がんの治療方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのPARP阻害剤を患者に投与することを含む、患者における子宮がん又は卵巣がんの治療方法。
【請求項2】
少なくとも1つの治療効果が得られ、該少なくとも1つの治療効果は、子宮腫瘍若しくは卵巣腫瘍のサイズ縮小、転移の減少、完全寛解、部分寛解、病理学的完全奏効、又は安定である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
抗腫瘍剤による治療と比較してPARP阻害剤の治療で同等の臨床的有効率(CBR=CR+PR+SD≧6ヵ月)が得られる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
臨床的有効率の改善は、抗腫瘍剤単独の治療よりも少なくとも約30%である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
PARP阻害剤は、4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はその代謝物である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
PARP阻害剤は、式(IIa):
【化1】

[式中:(1)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、常に硫黄含有置換基であり、そして残りの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、ヨード、ブロモ、フルオロ、クロロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C7)シクロアルキル、及びフェニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいて、5つのR1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも2つは、常に水素であるか;又は(2)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、硫黄含有置換基ではなく、そして5つの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5の少なくとも1つは、常にヨードであり、そしてここにおいて、該ヨードは、ニトロ、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基のいずれかであるR1、R2、R3、R4、又はR5基に常に隣接しているか;のいずれかである]のもの又はその代謝物、そしてその薬学的に許容しうる塩、溶媒和物、異性体、互変異性体、代謝物、類似体又はプロドラッグである、請求項1に記載の方法。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。
【請求項7】
子宮がんは転移性子宮がんである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
子宮がんは子宮内膜がんである、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
子宮がんは、再発性、進行性、又は持続性である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
卵巣がんは転移性卵巣がんである、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
卵巣がんは相同組換えDNA修復における欠損である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
子宮がんは相同組換えDNA修復における欠損である、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
子宮がんはBRCA欠損である、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
卵巣がんはBRCA欠損である、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
BRCA−欠損は、BRCA1欠損、又はBRCA2欠損、又はBRCA1及びBRCA2両方の欠損である、請求項13又は14に記載の方法。
【請求項16】
治療は、
(a)長さ約10〜約30日の治療サイクルを設け;そして
(b)該サイクルの1〜10日の別々の日に、約1mg/kg〜約100mg/kgの4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はモル当量のその代謝物を患者に投与すること、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はその代謝物は、経口的に、又は非経口の注射剤若しくは注入剤、又は吸入剤として投与される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
PARP阻害剤は、少なくとも1つの抗腫瘍剤と組み合わせて患者に投与されることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
抗腫瘍剤は、抗腫瘍性アルキル化剤、抗腫瘍性代謝拮抗剤、抗腫瘍性抗生物質、植物由来の抗腫瘍剤、抗腫瘍性白金錯体、抗腫瘍性カンプトテシン誘導体、抗腫瘍性チロシンキナーゼ阻害剤、モノクローナル抗体、インターフェロン、生物学的反応調節剤、ホルモン性抗腫瘍剤、抗腫瘍性ウイルス剤、抗血管新生剤、分化誘導剤、PI3K/mTOR/AKT阻害剤、細胞周期阻害剤、アポトーシス阻害剤、hsp90阻害剤、チューブリン阻害剤、DNA修復阻害剤、抗血管新生剤、受容体チロシンキナーゼ阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、タキサン、Her−2を標的とする薬剤、ホルモン拮抗剤、成長因子受容体を標的とする薬剤、又はそれらの薬学的に許容しうる塩である、
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
抗腫瘍剤は、シタビン、カペシタビン、バロピシタビン又はゲムシタビンである請求項18に記載の方法。
【請求項21】
抗腫瘍剤は、アバスチン、スーテント、ネクサバール、レセンチン、ABT−869、アキシチニブ、イリノテカン、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、ラパチニブ、ヘルセプチン、タモキシフェン、プロゲステロン、ステロイド性アロマターゼ阻害剤、非ステロイド性アロマターゼ阻害剤、フルベストラント、上皮成長因子受容体(EGFR)の阻害剤、セツキシマブ、パニツミマブ、インスリン様成長因子1受容体(IGF1R)の阻害剤、及びCP−751871からなる群より選ばれる、
請求項18に記載の方法。
【請求項22】
PARP阻害剤を、複数の抗腫瘍剤と組み合わせて患者に投与することをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
抗腫瘍剤を、PARP阻害剤を投与する前に、投与と同時に又は投与した後に投与する、請求項18に記載の方法。
【請求項24】
手術、放射線治療、化学療法、遺伝子治療、DNA治療、アジュバント療法、ネオアジュバント療法、ウイルス性治療、RNA治療、免疫療法、ナノ療法又はそれらの組み合わせをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項25】
(a)患者からサンプルを採取し;
(b)サンプルを試験して患者がBRCA欠損であるかどうかを測定し;
(c)試験により患者がBRCA欠損であることを指示された場合、少なくとも1つのPARP阻害剤で患者を治療すること:
を含む、このような治療を必要とする患者における、卵巣がん又は子宮がんの治療方法。
【請求項26】
少なくとも1つの治療効果が得られ、該少なくとも1つの治療効果は、卵巣腫瘍若しくは子宮腫瘍のサイズ縮小、転移の減少、完全寛解、部分寛解、病理学的完全奏効、又は安定である、
請求項25に記載の方法。
【請求項27】
抗腫瘍剤による治療と比較してPARP阻害剤の治療で同等の臨床的有効率(CBR=CR+PR+SD≧6ヵ月)が得られる、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
臨床的有効率の改善は、抗腫瘍剤単独による治療と比較して少なくとも約30%である、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
PARP阻害剤は、4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はその代謝物である、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
PARP阻害剤は、式(IIa):
【化2】

[式中:(1)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、常に硫黄含有置換基であり、そして残りの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、ヨード、ブロモ、フルオロ、クロロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C7)シクロアルキル、及びフェニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいて、5つのR1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも2つは、常に水素であるか;又は(2)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、硫黄含有置換基ではなく、そして5つの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5の少なくとも1つは、常にヨードであり、そしてここにおいて、該ヨードは、ニトロ、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基のいずれかであるR1、R2、R3、R4、又はR5基に常に隣接しているか;のいずれかである]のもの又はその代謝物、そしてその薬学的に許容しうる塩、溶媒和物、異性体、互変異性体、代謝物、類似体又はプロドラッグである、請求項25に記載の方法。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。
【請求項31】
サンプルは、組織又は体液サンプルである、請求項25に記載の方法。
【請求項32】
サンプルは、腫瘍サンプル、血液サンプル、血漿サンプル、腹水サンプル、滲出液又は浸出液である、請求項25に記載の方法。
【請求項33】
子宮がんは転移性子宮がんである、請求項25に記載の方法。
【請求項34】
子宮がんは子宮内膜がんである、請求項25に記載の方法。
【請求項35】
子宮がんは再発性、進行性、又は持続性である、請求項25に記載の方法。
【請求項36】
卵巣がんは転移性卵巣がんである、請求項25に記載の方法。
【請求項37】
卵巣がんは相同組換えDNA修復における欠損である、請求項25に記載の方法。
【請求項38】
子宮がんは相同組換えDNA修復における欠損である、請求項25に記載の方法。
【請求項39】
子宮がんはBRCA欠損である、請求項25に記載の方法。
【請求項40】
卵巣がんはBRCA欠損である、請求項25に記載の方法。
【請求項41】
BRCA欠損は、BRCA1欠損、又はBRCA2欠損、又はBRCA1及びBRCA2両方の欠損である、請求項39又は40に記載の方法。
【請求項42】
治療は、
(a)長さ約10〜約30日の治療サイクルを設け;そして
(b)該サイクルの1〜10日の別々の日に、約1mg/kg〜約100mg/kgの4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はモル当量のその代謝物を患者に投与すること、をさらに含む、請求項25に記載の方法。
【請求項43】
4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はその代謝物は、経口的に、又は非経口の注射剤若しくは注入剤、又は吸入剤として投与される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
PARP阻害剤は、少なくとも1つの抗腫瘍剤と組み合わせて患者に投与されることをさらに含む、請求項25に記載の方法。
【請求項45】
抗腫瘍剤は、抗腫瘍性アルキル化剤、抗腫瘍性代謝拮抗剤、抗腫瘍性抗生物質、植物由来の抗腫瘍剤、抗腫瘍性白金錯体、抗腫瘍性カンプトテシン誘導体、抗腫瘍性チロシンキナーゼ阻害剤、モノクローナル抗体、インターフェロン、生物学的反応調節剤、ホルモン性抗腫瘍剤、抗腫瘍性ウイルス剤、抗血管新生剤、分化誘導剤、PI3K/mTOR/AKT阻害剤、細胞周期阻害剤、アポトーシス阻害剤、hsp90阻害剤、チューブリン阻害剤、DNA修復阻害剤、抗血管新生剤、受容体チロシンキナーゼ阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、タキサン、Her−2を標的とする薬剤、ホルモン拮抗剤、成長因子受容体を標的とする薬剤、又はそれらの薬学的に許容しうる塩である、
請求項44に記載の方法。
【請求項46】
抗腫瘍剤は、シタビン、カペシタビン、バロピシタビン又はゲムシタビンである、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
抗腫瘍剤は、アバスチン、スーテント、ネクサバール、レセンチン、ABT−869、アキシチニブ、イリノテカン、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、ラパチニブ、ヘルセプチン、タモキシフェン、プロゲステロン、ステロイド性アロマターゼ阻害剤、非ステロイド性アロマターゼ阻害剤、フルベストラント、上皮成長因子受容体(EGFR)の阻害剤、セツキシマブ、パニツミマブ、インスリン様成長因子1受容体(IGF1R)の阻害剤、及びCP−751871からなる群より選ばれる、請求項44に記載の方法。
【請求項48】
手術、放射線治療、化学療法、遺伝子治療、DNA治療、アジュバント療法、ネオアジュバント療法、ウイルス性治療、RNA治療、免疫療法、ナノ療法又はそれらの組み合わせをさらに含む、請求項25に記載の方法。
【請求項49】
(a)患者からサンプルを採取し;
(b)サンプルを試験してサンプル中のPARP発現レベルを測定し;
(c)PARP発現が所定のレベルを超えるかどうかを測定し、そしてその場合は、患者に少なくとも1つのPARP阻害剤を投与すること:
を含む、このような治療を必要とする患者における卵巣がん又は子宮がんの治療方法。
【請求項50】
少なくとも1つの治療効果が得られ、該少なくとも1つの治療効果は、卵巣腫瘍若しくは子宮腫瘍のサイズ縮小、転移の減少、完全寛解、部分寛解、病理学的完全奏効、又は安定である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
抗腫瘍剤による治療と比較してPARP阻害剤の治療で同等の臨床的有効率(CBR=CR+PR+SD≧6ヵ月)が得られる、
請求項49に記載の方法。
【請求項52】
臨床的有効率の改善は、少なくとも約30%である、請求項49に記載の方法。
【請求項53】
PARP阻害剤は、4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はその代謝物である請求項49に記載の方法。
【請求項54】
PARP阻害剤は、式(IIa):
【化3】

[式中:(1)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、常に硫黄含有置換基であり、そして残りの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、ヨード、ブロモ、フルオロ、クロロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C7)シクロアルキル、及びフェニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいて、5つのR1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも2つは、常に水素であるか;又は(2)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、硫黄含有置換基ではなく、そして5つの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5の少なくとも1つは、常にヨードであり、そしてここにおいて、該ヨードは、ニトロ、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基のいずれかであるR1、R2、R3、R4、又はR5基に常に隣接しているか;のいずれかである]のもの又はその代謝物、そしてその薬学的に許容しうる塩、溶媒和物、異性体、互変異性体、代謝物、類似体又はプロドラッグである、請求項49に記載の方法。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。
【請求項55】
サンプルは、組織又は体液サンプルである、請求項49に記載の方法。
【請求項56】
サンプルは、腫瘍サンプル、血液サンプル、血漿サンプル、腹水サンプル、滲出液又は浸出液である、請求項49に記載の方法。
【請求項57】
子宮がんは転移性子宮がんである、請求項49に記載の方法。
【請求項58】
子宮がんは子宮内膜がんである、請求項49に記載の方法。
【請求項59】
子宮がんは、再発性、進行性、又は持続性である、請求項49に記載の方法。
【請求項60】
卵巣がんは転移性卵巣がんである、請求項49に記載の方法。
【請求項61】
卵巣がんは、相同組換えDNA修復における欠損である、請求項49に記載の方法。
【請求項62】
子宮がんは、相同組換えDNA修復における欠損である、請求項49に記載の方法。
【請求項63】
子宮がんはBRCA欠損である、請求項49に記載の方法。
【請求項64】
卵巣がんはBRCA欠損である、請求項49に記載の方法。
【請求項65】
BRCA欠損は、BRCA1欠損、又はBRCA2欠損、又はBRCA1及びBRCA2両方の欠損である、請求項63又は64に記載の方法。
【請求項66】
治療は、
(a)長さ約10〜約30日の治療サイクルを設け;そして
(b)該サイクルの1〜10日の別々の日に、約1mg/kg〜約100mg/kgの4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はモル当量のその代謝物を患者に投与すること、をさらに含む、請求項49に記載の方法。
【請求項67】
4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はその代謝物は、経口的に、又は非経口の注射剤若しくは注入剤、又は吸入剤として投与される、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
PARP阻害剤は、少なくとも1つの抗腫瘍剤と組み合わせて患者に投与されることをさらに含む、請求項49に記載の方法。
【請求項69】
抗腫瘍剤は、抗腫瘍性アルキル化剤、抗腫瘍性代謝拮抗剤、抗腫瘍性抗生物質、植物由来の抗腫瘍剤、抗腫瘍性白金錯体、抗腫瘍性カンプトテシン誘導体、抗腫瘍性チロシンキナーゼ阻害剤、モノクローナル抗体、インターフェロン、生物学的反応調節剤、ホルモン性抗腫瘍剤、抗腫瘍性ウイルス剤、抗血管新生剤、分化誘導剤、PI3K/mTOR/AKT阻害剤、細胞周期阻害剤、アポトーシス阻害剤、hsp90阻害剤、チューブリン阻害剤、DNA修復阻害剤、抗血管新生剤、受容体チロシンキナーゼ阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、タキサン、Her−2を標的とする薬剤、ホルモン拮抗剤、成長因子受容体を標的とする薬剤、又はそれらの薬学的に許容しうる塩である、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
抗腫瘍剤は、シタビン、カペシタビン、バロピシタビン又はゲムシタビンである、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
抗腫瘍剤は、アバスチン、スーテント、ネクサバール、レセンチン、ABT−869、アキシチニブ、イリノテカン、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、ラパチニブ、ヘルセプチン、タモキシフェン、プロゲステロン、ステロイド性アロマターゼ阻害剤、非ステロイド性アロマターゼ阻害剤、フルベストラント、上皮成長因子受容体(EGFR)の阻害剤、セツキシマブ、パニツミマブ、インスリン様成長因子1受容体(IGF1R)の阻害剤、及びCP−751871からなる群より選ばれる、請求項68に記載の方法。
【請求項72】
手術、放射線治療、化学療法、遺伝子治療、DNA治療、アジュバント療法、ネオアジュバント療法、ウイルス性治療、RNA治療、免疫療法、ナノ療法又はそれらの組み合わせをさらに含む、請求項49に記載の方法。
【請求項73】
少なくとも1つのPARP阻害剤及び少なくとも1つの抗腫瘍剤の組み合わせを患者に投与することを含む、患者における子宮がん又は卵巣がんの治療方法。
【請求項74】
少なくとも1つの治療効果が得られ、該少なくとも1つの治療効果は、子宮腫瘍若しくは卵巣腫瘍のサイズ縮小、転移の減少、完全寛解、部分寛解、病理学的完全奏効、又は安定である、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
抗腫瘍剤を用いるがPARP阻害剤なしの治療と比較して臨床的有効率(CBR=CR+PR+SD≧6ヵ月)の改善が得られる、請求項73に記載の方法。
【請求項76】
臨床的有効率の改善は、少なくとも約60%である、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
子宮がんは転移性子宮がんである、請求項73に記載の方法。
【請求項78】
子宮がんは子宮内膜がんである、請求項73に記載の方法。
【請求項79】
子宮がんは、再発性、進行性、又は持続性である、請求項73に記載の方法。
【請求項80】
卵巣がんは転移性卵巣がんである、請求項73に記載の方法。
【請求項81】
卵巣がんは、相同組換えDNA修復における欠損である、請求項73に記載の方法。
【請求項82】
子宮がんは、相同組換えDNA修復における欠損である、請求項73に記載の方法。
【請求項83】
子宮がんはBRCA欠損である、請求項73に記載の方法。
【請求項84】
卵巣がんはBRCA欠損である、請求項73に記載の方法。
【請求項85】
BRCA欠損は、BRCA1欠損、又はBRCA2欠損、又はBRCA1及びBRCA2両方の欠損である、請求項83又は84に記載の方法。
【請求項86】
PARP阻害剤は、ベンズアミド又はその代謝物である、請求項73に記載の方法。
【請求項87】
PARP阻害剤は、4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はその代謝物である、請求項73に記載の方法。
【請求項88】
PARP阻害剤は、式(IIa):
【化4】

[式中:(1)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、常に硫黄含有置換基であり、そして残りの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、ヨード、ブロモ、フルオロ、クロロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C7)シクロアルキル、及びフェニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいて、5つのR1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも2つは、常に水素であるか;又は(2)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、硫黄含有置換基ではなく、そして5つの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5の少なくとも1つは、常にヨードであり、そしてここにおいて、該ヨードは、ニトロ、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基のいずれかであるR1、R2、R3、R4、又はR5基に常に隣接しているか;のいずれかである]のもの又はその代謝物、そしてその薬学的に許容しうる塩、溶媒和物、異性体、互変異性体、代謝物、類似体又はプロドラッグである、請求項73に記載の方法。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。
【請求項89】
抗腫瘍剤は、抗腫瘍性アルキル化剤、抗腫瘍性代謝拮抗剤、抗腫瘍性抗生物質、植物由来の抗腫瘍剤、抗腫瘍性白金錯体、抗腫瘍性カンプトテシン誘導体、抗腫瘍性チロシンキナーゼ阻害剤、モノクローナル抗体、インターフェロン、生物学的反応調節剤、ホルモン性抗腫瘍剤、抗腫瘍性ウイルス剤、抗血管新生剤、分化誘導剤、PI3K/mTOR/AKT阻害剤、細胞周期阻害剤、アポトーシス阻害剤、hsp90阻害剤、チューブリン阻害剤、DNA修復阻害剤、抗血管新生剤、受容体チロシンキナーゼ阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、タキサン、Her−2を標的とする薬剤、ホルモン拮抗剤、成長因子受容体を標的とする薬剤、又はそれらの薬学的に許容しうる塩である、請求項73に記載の方法。
【請求項90】
抗腫瘍剤は、シタビン、カペシタビン、バロピシタビン又はゲムシタビンである、請求項73に記載の方法。
【請求項91】
抗腫瘍剤は、アバスチン、スーテント、ネクサバール、レセンチン、ABT−869、アキシチニブ、イリノテカン、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、ラパチニブ、ヘルセプチン、タモキシフェン、プロゲステロン、ステロイド性アロマターゼ阻害剤、非ステロイド性アロマターゼ阻害剤、フルベストラント、上皮成長因子受容体(EGFR)の阻害剤、セツキシマブ、パニツミマブ、インスリン様成長因子1受容体(IGF1R)の阻害剤、及びCP−751871からなる群より選ばれる、請求項73に記載の方法。
【請求項92】
手術、放射線治療、化学療法、遺伝子治療、DNA治療、アジュバント療法、ネオアジュバント療法、ウイルス性治療、RNA治療、免疫療法、ナノ療法又はそれらの組み合わせをさらに含む、請求項73に記載の方法。
【請求項93】
少なくとも11日の治療サイクルを選び、そして
(a)サイクルの1〜5日の別々の日に、100〜約2000mg/m2のパクリタキセルを患者に投与し;
(b)サイクルの1〜5日の別々の日に、10〜400mg/m2のカルボプラチンを患者に投与し;そして
(c)サイクルの1〜10日の別々の日に、1〜100mg/kgの4−ヨード−3−ニトロベンズアミドを患者に投与すること:
をさらに含む、請求項73に記載の方法。
【請求項94】
パクリタキセルを静脈内注入剤として投与する、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
カルボプラチンを静脈内注入剤として投与する、請求項93に記載の方法。
【請求項96】
4−ヨード−3−ニトロベンズアミドを、経口的に、又は非経口の注射剤若しくは注入剤、又は吸入剤として投与する、請求項93に記載の方法。
【請求項97】
(a)患者からサンプルを採取し;
(b)サンプルを試験して患者がBRCA欠損であるかどうかを測定し;
(c)試験により患者がBRCA欠損であることが示された場合、少なくとも1つのPARP阻害剤及び少なくとも1つの抗腫瘍剤で患者を治療すること:
を含む、このような治療を必要とする患者における卵巣がん又は子宮がんの治療方法。
【請求項98】
少なくとも1つの治療効果が得られ、該少なくとも1つの治療効果は、子宮腫瘍若しくは卵巣腫瘍のサイズ縮小、転移の減少、完全寛解、部分寛解、病理学的完全奏効、又は安定である、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
抗腫瘍剤を用いるがPARP阻害剤なしの治療と比較して臨床的有効率(CBR=CR+PR+SD≧6ヵ月)の改善が得られる、請求項97に記載の方法。
【請求項100】
臨床的有効率の改善は、少なくとも約60%である、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
子宮がんは転移性子宮がんである、請求項97に記載の方法。
【請求項102】
子宮がんは子宮内膜がんである、請求項97に記載の方法。
【請求項103】
子宮がんは、再発性、進行性、又は持続性である、請求項97に記載の方法。
【請求項104】
卵巣がんは転移性卵巣がんである、請求項97に記載の方法。
【請求項105】
卵巣がんは、相同組換えDNA修復における欠損である、請求項97に記載の方法。
【請求項106】
子宮がんは、相同組換えDNA修復における欠損である、請求項97に記載の方法。
【請求項107】
子宮がんはBRCA欠損である、請求項97に記載の方法。
【請求項108】
卵巣がんはBRCA欠損である、請求項97に記載の方法。
【請求項109】
BRCA欠損は、BRCA1欠損、又はBRCA2欠損、又はBRCA1及びBRCA2両方の欠損である、請求項107又は108に記載の方法、
【請求項110】
PARP阻害剤は、ベンズアミド又はその代謝物である、請求項97に記載の方法。
【請求項111】
PARP阻害剤は、4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はその代謝物である、請求項97に記載の方法。
【請求項112】
PARP阻害剤は、式(IIa):
【化5】

[式中:(1)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、常に硫黄含有置換基であり、そして残りの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、ヨード、ブロモ、フルオロ、クロロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C7)シクロアルキル、及びフェニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいて、5つのR1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも2つは、常に水素であるか;又は(2)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、硫黄含有置換基ではなく、そして5つの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5の少なくとも1つは、常にヨードであり、そしてここにおいて、該ヨードは、ニトロ、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基のいずれかであるR1、R2、R3、R4、又はR5基に常に隣接しているか;のいずれかである]のもの又はその代謝物、そしてその薬学的に許容しうる塩、溶媒和物、異性体、互変異性体、代謝物、類似体又はプロドラッグである、請求項97に記載の方法。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。
【請求項113】
サンプルは、組織又は体液サンプルである、請求項97に記載の方法。
【請求項114】
サンプルは、腫瘍サンプル、血液サンプル、血漿サンプル、腹水サンプル、滲出液又は浸出液である、請求項97に記載の方法。
【請求項115】
抗腫瘍剤は、抗腫瘍性アルキル化剤、抗腫瘍性代謝拮抗剤、抗腫瘍性抗生物質、植物由来の抗腫瘍剤、抗腫瘍性白金錯体、抗腫瘍性カンプトテシン誘導体、抗腫瘍性チロシンキナーゼ阻害剤、モノクローナル抗体、インターフェロン、生物学的反応調節剤、ホルモン性抗腫瘍剤、抗腫瘍性ウイルス剤、抗血管新生剤、分化誘導剤、PI3K/mTOR/AKT阻害剤、細胞周期阻害剤、アポトーシス阻害剤、hsp90阻害剤、チューブリン阻害剤、DNA修復阻害剤、抗血管新生剤、受容体チロシンキナーゼ阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、タキサン、Her−2を標的とする薬剤、ホルモン拮抗剤、成長因子受容体を標的とする薬剤、又はそれらの薬学的に許容しうる塩である、請求項97に記載の方法。
【請求項116】
抗腫瘍剤は、シタビン、カペシタビン、バロピシタビン又はゲムシタビンである、請求項97に記載の方法。
【請求項117】
抗腫瘍剤は、アバスチン、スーテント、ネクサバール、レセンチン、ABT−869、アキシチニブ、イリノテカン、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、ラパチニブ、ヘルセプチン、タモキシフェン、プロゲステロン、ステロイド性アロマターゼ阻害剤、非ステロイド性アロマターゼ阻害剤、フルベストラント、上皮成長因子受容体(EGFR)の阻害剤、セツキシマブ、パニツミマブ、インスリン様成長因子1受容体(IGF1R)の阻害剤、及びCP−751871からなる群より選ばれる、請求項97に記載の方法。
【請求項118】
手術、放射線治療、化学療法、遺伝子治療、DNA治療、アジュバント療法、ネオアジュバント療法、ウイルス性治療、RNA治療、免疫療法、ナノ療法又はそれらの組み合わせをさらに含む、請求項97に記載の方法。
【請求項119】
少なくとも11日の治療サイクルを選び、そして:
(a)サイクルの1〜5日の別々の日に、100〜約2000mg/m2のパクリタキセルを患者に投与し;
(b)サイクルの1〜5日の別々の日に、10〜400mg/m2のカルボプラチンを患者に投与し;そして
(c)サイクルの1〜10日の別々の日に、1〜100mg/kgの4−ヨード−3−ニトロベンズアミドを患者に投与すること:
をさらに含む、請求項97に記載の方法。
【請求項120】
パクリタキセルを静脈内注入剤として投与する、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
カルボプラチンを静脈内注入剤として投与する、請求項119に記載の方法。
【請求項122】
4−ヨード−3−ニトロベンズアミドを、経口的に、又は非経口の注射剤若しくは注入剤、又は吸入剤として投与する、請求項119に記載の方法。
【請求項123】
(a)患者からサンプルを採取し;
(b)サンプルを試験してサンプル中のPARP発現レベルを測定し;
(c)PARP発現が所定のレベルを超えるかどうかを測定し、そしてその場合は、少なくとも1つのPARP阻害剤及び少なくとも1つの抗腫瘍剤を患者に投与すること:
を含む、患者における子宮がん又は卵巣がんの治療方法。
【請求項124】
少なくとも1つの治療効果が得られ、該少なくとも1つの治療効果は、子宮腫瘍若しくは卵巣腫瘍のサイズ縮小、転移の減少、完全寛解、部分寛解、病理学的完全奏効、又は安定である、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
抗腫瘍剤を用いるがPARP阻害剤なしの治療と比較して臨床的有効率(CBR=CR+PR+SD≧6ヵ月)の改善が得られる、請求項123に記載の方法。
【請求項126】
臨床的有効率の改善は、少なくとも約60%である、請求項123に記載の方法。
【請求項127】
PARP阻害剤は、4−ヨード−3−ニトロベンズアミド又はその代謝物である、請求項123に記載の方法。
【請求項128】
PARP阻害剤は、式(IIa):
【化6】

[式中:(1)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、常に硫黄含有置換基であり、そして残りの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5は、水素、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、ヨード、ブロモ、フルオロ、クロロ、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシ、(C3−C7)シクロアルキル、及びフェニルからなる群より独立して選ばれ、ここにおいて、5つのR1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも2つは、常に水素であるか;又は(2)R1、R2、R3、R4、及びR5置換基の少なくとも1つは、硫黄含有置換基ではなく、そして5つの置換基R1、R2、R3、R4、及びR5の少
なくとも1つは、常にヨードであり、そしてここにおいて、該ヨードは、ニトロ、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基のいずれかであるR1、R2、R3、R4、又はR5基に常に隣接しているか;のいずれかである]のもの又はその代謝物、そしてその薬学的に許容しうる塩、溶媒和物、異性体、互変異性体、代謝物、類似体又はプロドラッグである、請求項123に記載の方法。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、ヒドロキシ又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。いくつかの実施態様において、(2)の化合物は、ヨード基が、ニトロソ、ヒドロキシアミノ、又はアミノ基であるR1、R2、R3、R4又はR5基に常に隣接するような化合物である。
【請求項129】
サンプルは、組織又は体液サンプルである、請求項123に記載の方法。
【請求項130】
サンプルは、腫瘍サンプル、血液サンプル、血漿サンプル、腹水サンプル、滲出液又は浸出液である、請求項123に記載の方法。
【請求項131】
子宮がんは転移性子宮がんである、請求項123に記載の方法。
【請求項132】
子宮がんは子宮内膜がんである、請求項123に記載の方法。
【請求項133】
子宮がんは、再発性、進行性、又は持続性である、請求項123に記載の方法。
【請求項134】
卵巣がんは転移性卵巣がんである、請求項123に記載の方法。
【請求項135】
卵巣がんは、相同組換えDNA修復における欠損である、請求項123に記載の方法。
【請求項136】
子宮がんは、相同組換えDNA修復における欠損である、請求項123に記載の方法。
【請求項137】
子宮がんはBRCA欠損である、請求項123に記載の方法。
【請求項138】
卵巣がんはBRCA欠損である、請求項123に記載の方法。
【請求項139】
BRCA欠損は、BRCA1欠損、又はBRCA2欠損、又はBRCA1及びBRCA2両方の欠損である、請求項137又は138に記載の方法。
【請求項140】
抗腫瘍剤は、抗腫瘍性アルキル化剤、抗腫瘍性代謝拮抗剤、抗腫瘍性抗生物質、植物由来の抗腫瘍剤、抗腫瘍性白金錯体、抗腫瘍性カンプトテシン誘導体、抗腫瘍性チロシンキナーゼ阻害剤、モノクローナル抗体、インターフェロン、生物学的反応調節剤、ホルモン性抗腫瘍剤、抗腫瘍性ウイルス剤、抗血管新生剤、分化誘導剤、PI3K/mTOR/AKT阻害剤、細胞周期阻害剤、アポトーシス阻害剤、hsp90阻害剤、チューブリン阻害剤、DNA修復阻害剤、抗血管新生剤、受容体チロシンキナーゼ阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、タキサン、Her−2を標的とする薬剤、ホルモン拮抗剤、成長因子受容体を標的とする薬剤、又はそれらの薬学的に許容しうる塩である、請求項123に記載の方法。
【請求項141】
抗腫瘍剤は、シタビン、カペシタビン、バロピシタビン又はゲムシタビンである、請求項123に記載の方法。
【請求項142】
抗腫瘍剤は、アバスチン、スーテント、ネクサバール、レセンチン、ABT−869、アキシチニブ、イリノテカン、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、ラパチニブ、ヘルセプチン、タモキシフェン、プロゲステロン、ステロイド性アロマターゼ阻害剤、非ステロイド性アロマターゼ阻害剤、フルベストラント、上皮成長因子受容体(EGFR)の阻害剤、セツキシマブ、パニツミマブ、インスリン様成長因子1受容体(IGF1R)の阻害剤、及びCP−751871からなる群より選ばれる、請求項123に記載の方法。
【請求項143】
手術、放射線治療、化学療法、遺伝子治療、DNA治療、アジュバント療法、ネオアジュバント療法、ウイルス性治療、RNA治療、免疫療法、ナノ療法又はそれらの組み合わせをさらに含む、請求項123に記載の方法。
【請求項144】
少なくとも11日の治療サイクルを選び、そして:
(a)サイクルの1〜5日の別々の日に、100〜約2000mg/m2のパクリタキセルを患者に投与し;
(b)サイクルの1〜5日の別々の日に、10〜400mg/m2のカルボプラチンを患者に投与し;そして
(c)サイクルの1〜10日の別々の日に、1〜100mg/kgの4−ヨード−3−ニトロベンズアミドを患者に投与すること:
をさらに含む、請求項123に記載の方法。
【請求項145】
パクリタキセルを静脈内注入剤として投与する、請求項144に記載の方法。
【請求項146】
カルボプラチンを静脈内注入剤として投与する、請求項144に記載の方法。
【請求項147】
4−ヨード−3−ニトロベンズアミドを、経口的に、又は非経口の注射剤若しくは注入剤、又は吸入剤として投与する、請求項144に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2011−503071(P2011−503071A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−533126(P2010−533126)
【出願日】平成20年11月12日(2008.11.12)
【国際出願番号】PCT/US2008/012757
【国際公開番号】WO2009/064444
【国際公開日】平成21年5月22日(2009.5.22)
【出願人】(507401258)バイパー サイエンシズ,インコーポレイティド (13)
【Fターム(参考)】