説明

PDK1インヒビターとして有用な複素環式化合物

本発明は、PDK1のインヒビターとして有用な化合物を提供する。本発明はまた、その組成物、およびPDK1媒介性疾患を処置する方法も提供する。本発明は、本発明の化合物を含む薬学的組成物を提供し、ここで、その化合物は、PDK1の活性を阻害するのに有効な量で存在する。ある特定の他の実施形態において、本発明は、本発明の化合物を含み、必要に応じて追加の治療薬をさらに含む、薬学的組成物を提供する。なおも他の実施形態において、その追加の治療薬は、がんを処置するための薬剤である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化172】

またはその薬学的に許容され得る塩であって、ここで:
は、水素または必要に応じて置換されるC1−6脂肪族であるか、または:
および環A上の置換基は、介在原子と一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し必要に応じて置換される5〜7員の部分不飽和または芳香族の縮合環を形成し;
Xは、−C(O)−または−S(O)−であり、
は、共有結合、またはC1−4アルキレン、C2−4アルケニレンもしくはC2−4アルキニレンから選択され必要に応じて置換される二価の基であり、ここで、Lの1つ以上のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、−Cy−、−O−、−S−、−N(R)−、−C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)C(O)N(R)−、−N(R)C(O)−、−N(R)C(O)O−、−OC(O)N(R)−、−S(O)−、−S(O)N(R)−、−N(R)S(O)−、−OC(O)−または−C(O)Oによって置き換えられ;
Cyは、フェニレン、3〜7員の飽和もしくは部分不飽和のカルボシクリレン、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和もしくは部分不飽和のヘテロシクリレン、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリーレンから選択され必要に応じて置換される二価の環であり;
各Rは、水素または必要に応じて置換されるC1−6脂肪族であり;
は、共有結合、あるいは3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式カルボシクリレン、7〜10員の飽和もしくは部分不飽和の二環式カルボシクリレン、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式ヘテロシクリレン、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する7〜10員の飽和もしくは部分不飽和の二環式ヘテロシクリレン、フェニレン、8〜10員の二環式アリーレン、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリーレン、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリーレンから選択され必要に応じて置換される二価の環であり;
は、共有結合、アルキリデニレンまたは必要に応じて置換されるアルキレン鎖であり、ここで、Lの1つ以上のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、−O−、−S−、−N(R)−、−C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)C(O)N(R)−、−N(R)C(O)−、−N(R)C(O)O−、−OC(O)N(R)−、−S(O)−、−S(O)N(R)−、−N(R)S(O)−、−OC(O)−または−C(O)O−によって置き換えられ;
環Aは、3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式炭素環、7〜10員の飽和もしくは部分不飽和の二環式炭素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する7〜10員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環、フェニル環、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する10〜16員の飽和、部分不飽和もしくは芳香族の三環式環であり、ここで、環Aは、1〜4個のR基で必要に応じて置換され;
各Rは、独立して、−R、必要に応じて置換されるアルキリデニル、オキソ、−ハロ、−NO、−CN、−OR、−SR、−N(R’)、−C(O)R、−COR、−C(O)C(O)R、−C(O)CHC(O)R、−S(O)R、−S(O)R、−C(O)N(R’)、−S(O)N(R’)、−OC(O)R、−N(R’)C(O)R、−N(R’)N(R’)、−N(R’)OR、−N(R’)C(=NR’)N(R’)、−C(=NR’)N(R’)、−C=NOR、−N(R’)C(O)N(R’)、−N(R’)S(O)N(R’)、−N(R’)S(O)Rまたは−OC(O)N(R’)であり;
各Rは、独立して、水素、あるいはC1−6脂肪族、3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式炭素環、7〜10員の飽和もしくは部分不飽和の二環式炭素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する7〜10員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環、フェニル環、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される基であり;
各R’は、独立して−Rであるか、または同じ窒素上の2つのR’基は、介在原子と一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有し必要に応じて置換される5〜8員の飽和、部分不飽和または芳香族の環を形成し;
は、共有結合または必要に応じて置換されるC1−4アルキレン鎖であり、ここで、Lの1つ以上のメチレン単位は、必要に応じてかつ独立して、−O−、−S−、−N(R)−、−C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)C(O)N(R)−、−N(R)C(O)−、−N(R)C(O)O−、−OC(O)N(R)−、−S(O)−、−S(O)N(R)−、−N(R)S(O)−、−OC(O)−または−C(O)O−によって置き換えられ;
環Aは、3〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式炭素環、7〜10員の飽和もしくは部分不飽和の二環式炭素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する7〜10員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環、フェニル環、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される環であり;
環Aは、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環であり;ここで、環A上の任意の置換可能な炭素は、R、RまたはRで必要に応じて置換され、環A上の任意の置換可能な窒素は、Rで必要に応じて置換され;
、RおよびRの各々は、独立して、−R、−ハロ、−NO、−CN、−OR、−SR、−N(R’)、−C(O)R、−COR、−C(O)C(O)R、−C(O)CHC(O)R、−S(O)R、−S(O)R、−C(O)N(R’)、−S(O)N(R’)、−OC(O)R、−N(R’)C(O)R、−N(R’)N(R’)、−N(R’)OR、−N(R’)C(=NR’)N(R’)、−C(=NR’)N(R’)、−C=NOR、−N(R’)C(O)N(R’)、−N(R’)S(O)N(R’)、−N(R’)S(O)Rまたは−OC(O)N(R’)であるか;または:
およびRまたはRおよびRは、介在原子と一緒になって、4〜7員の部分不飽和の炭素環、フェニル、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の部分不飽和の複素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される縮合環を形成し;
各Rは、独立して、−R、−C(O)R、−COR、−C(O)C(O)R、−C(O)CHC(O)R、−S(O)R、−S(O)R、−C(O)N(R’)または−S(O)N(R’)であるか;または:
およびRは、介在原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和もしくは部分不飽和の複素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される縮合環を形成し;
が二価の単環式環であり、かつLが共有結合であるとき、Lは、−O−ではなく;
が二価の単環式または二環式の環であるとき、LおよびLは、同時に共有結合ではなく;ならびに
、AおよびLは、同時に共有結合ではない、
式Iの化合物またはその薬学的に許容され得る塩。
【請求項2】
環Aが:
【化173】

から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
環Aが、式:
【化174】

であり、ここで、RおよびRは、介在原子と一緒になって、4〜7員の飽和もしくは部分不飽和の炭素環、フェニル、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される縮合環を形成する、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
環Aが、式:
【化175】

であり、ここで、RおよびRは、介在原子と一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し必要に応じて置換される5員のヘテロアリール縮合環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
環Aが、式:
【化176】

であり、ここで、RおよびRは、介在原子と一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し必要に応じて置換される5員のヘテロアリール縮合環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
およびRが、介在原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の部分不飽和の複素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される縮合環を形成する、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
およびRが、介在原子と一緒になって、4〜7員の部分不飽和の炭素環、フェニル、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の部分不飽和の複素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される縮合環を形成する、請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
が、水素、メチル、フェニルまたはピリジルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項9】
が、水素、−Clまたは−CFである、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
が、ハロ、−NH、−CN、−NO、−SC1−4アルキル、−S(O)C1−4アルキル、−S(O)1−4アルキル、−S(O)N(R’)、−CF、−OCH、−OCHCH、ベンジルオキシ、−C(O)N(R’)または−NHC(O)C1−4アルキルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項11】
が、水素、−OCHまたは−NHである、請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
環Aが:
【化177】

から選択され、ここで:
は、水素、−Clまたは−CFであり;
は、−CN、−NO、−NH、−NHC(O)C1−6アルキル、−COH、−CO1−4アルキル、−C(O)N(R’)、−NHS(O)C1−6アルキル、−NHS(O)1−6アルキル、−SC1−6アルキル、−S(O)C1−6アルキル、−S(O)1−6アルキル、−S(O)N(R’)、−S(O)N(R’)、−CF、−OCH、−OCHCHまたはベンジルオキシであり;
は、水素、−OCHまたは−NHであり;
は、水素、あるいはC1−4アルキル、フェニル、または窒素、酸素もしくは硫黄から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される基であり;
各R’は、独立して、水素もしくはC1−4アルキルであるか、または同じ窒素上の2つのR’基は、該介在窒素と一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し必要に応じて置換される5〜6員の飽和、部分不飽和または芳香族の環を形成する、
請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
が、非置換のメチレン、またはメチルもしくはエチルで置換されたメチレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
が、置換されていない、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
が、共有結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
環Aが、フェニル、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環であり、ここで、環Aは、1つ以上のハロまたはアルキル基で必要に応じて置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
環Aが、パラ位またはメタ位において置換される、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
が、−O−C1−3アルキレン、C1−3アルキレン、C2−3アルケニレンまたはC2−3アルキニレンから選択され必要に応じて置換される二価の基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
が、必要に応じて置換される−O−Cアルキレン、CアルキレンまたはCアルキニレンである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
が、C1−4アルキル、3〜7員の炭素環、窒素、酸素もしくは硫黄から選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の複素環、フェニル、または窒素、酸素もしくは硫黄から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される基で置換される、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
前記C1−4アルキル基が、−COH、−C(O)ORまたは−C(O)NRで置換される、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
が、メチル、シクロプロピル、オキセタニル、アゼチジニル、フェニルまたはピリジルで置換される、請求項20に記載の化合物。
【請求項23】
が、共有結合、あるいはフェニレン、8〜10員の二環式アリーレン、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリーレン、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリーレンから選択され必要に応じて置換される二価の環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
が:
【化178】

から選択され必要に応じて置換される基である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
が、共有結合または必要に応じて置換されるメチレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
環Aが、1〜4個のR基で必要に応じて置換され、かつフェニル、8〜10員の二環式アリール環、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
環Aが、1〜4個のR基で必要に応じて置換され、かつ窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
環Aが、1〜4個のR基で必要に応じて置換され、かつ:
【化179】

から選択され、ここで、窒素上の各Rは、独立して、水素またはC1−4アルキルである、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
環Aが、1〜4個のR基で必要に応じて置換され、かつ:
【化180】

から選択され、ここで:
窒素上の各Rは、独立して、水素またはC1−4アルキルであり;
各R’は、独立して水素もしくはC1−4アルキルであるか、または同じ窒素上の2つのR’は、該介在窒素と一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の複素環を形成する、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
環Aが、
【化181】

である、請求項27に記載の化合物。
【請求項31】
環Aが、
【化182】

である、請求項27に記載の化合物。
【請求項32】
前記化合物が、式IIもしくは式III:
【化183】

、またはその薬学的に許容され得る塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
が、水素またはC1−4アルキルである、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
は、水素、−Clまたは−CFであり;
は、−CN、−NO、−SC1−4アルキル、−S(O)C1−4アルキル、−S(O)1−4アルキル、−S(O)N(R’)、−S(O)N(R’)、−CF、−OCH、−OCHCHまたはベンジルオキシであるか;または:
およびRは、介在原子と一緒になって、4〜7員の部分飽和の炭素環、フェニル、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の部分不飽和の複素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される縮合環を形成し;
各R’は、独立して水素またはC1−4アルキルであり;
は、水素、−OCHまたは−NHであるか;または:
およびRは、介在原子と一緒になって、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の部分不飽和の複素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される縮合環を形成するか、または:
およびRは、介在原子と一緒になって、4〜7員の部分飽和の炭素環、フェニル、窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員の部分不飽和の複素環、または窒素、酸素もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環から選択され必要に応じて置換される縮合環を形成する、
請求項32に記載の化合物。
【請求項35】
が、共有結合または必要に応じて置換されるメチレンである、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
環Aが、パラ位またはメタ位において少なくとも1つのフッ素で置換されたフェニルである、請求項34に記載の化合物。
【請求項37】
が、必要に応じて置換されるメチレン、プロペニレン、プロピニレンまたは−O−C1−3アルキレンである、請求項34に記載の化合物。
【請求項38】
が、必要に応じて置換されるメチレンである、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
が、−CH−である、請求項37に記載の化合物。
【請求項40】
が:
【化184】

から選択され必要に応じて置換される基である、請求項34に記載の化合物。
【請求項41】
が、共有結合または必要に応じて置換されるメチレンである、請求項34に記載の化合物。
【請求項42】
環Aが、1〜4個のR基で必要に応じて置換され、かつ:
【化185】

から選択され、ここで:
窒素上の各Rは、独立して、水素またはC1−4アルキルであり;
各R’は、独立して水素もしくはC1−4アルキルであるか、または同じ窒素上の2つのR’は、該介在窒素と一緒になって、窒素、酸素または硫黄から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子を有する4〜7員の複素環を形成する、請求項34に記載の化合物。
【請求項43】
前記化合物が、式IV:
【化186】

またはその薬学的に許容され得る塩であり、ここで:
【化187】

は、単結合または二重結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項44】
前記化合物が、式V:
【化188】

またはその薬学的に許容され得る塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項45】
が、C1−4アルキル、または窒素、酸素もしくは硫黄から選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜6員のヘテロアリール環である、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
前記化合物が:
【化189】

【化190】

【化191】

【化192】

【化193】

【化194】

【化195】

からなる群より選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項47】
請求項1に記載の化合物および薬学的に許容され得る賦形剤を含む、薬学的組成物。
【請求項48】
請求項46に記載の化合物および薬学的に許容され得る賦形剤を含む、薬学的組成物。
【請求項49】
がんを処置する必要がある被験体においてがんを処置する方法であって、該被験体に治療有効量の請求項1に記載の化合物または請求項47に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項50】
がんを処置する必要がある被験体においてがんを処置する方法であって、該被験体に治療有効量の請求項46に記載の化合物または請求項48に記載の組成物を投与する工程を包含する、方法。

【公表番号】特表2013−506715(P2013−506715A)
【公表日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−533248(P2012−533248)
【出願日】平成22年10月5日(2010.10.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/051517
【国際公開番号】WO2011/044157
【国際公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【出願人】(500287639)ミレニアム ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (98)
【氏名又は名称原語表記】MILLENNIUM PHARMACEUTICALS, INC.
【出願人】(500586635)サネシス ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (29)
【Fターム(参考)】