説明

PGD2受容体アンタゴニスト活性を有するスルホンアミド誘導体

【課題】DP受容体アンタゴニスト活性を有する医薬品組成物の提供。
【解決手段】下式(IV)


(式中、環Dはベンゼン環等、環Eはピロジジン環等、R1はヒドロキシアルキル基等、R2はハロゲン原子等、R3はアルキルオキシ基等、R4、R5はハロゲン原子等、Mはカルボニル基等、L3、Yは単結合等、Zは窒素原子等、n、p、qは1等の数字をそれぞれ表す)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。これらはアレルギー性疾患治療剤として使用できる。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(IV):
【化1】

(式中、環Dはベンゼン環、ナフタレン環、2−ピリドン環、ピリジン環、ベンズオキサゾロン環、ベンズオキサジノン環、又はベンズイミダゾール環;
環Eは式:
【化2】

で表わされる環;
はヒドロキシアルキル、カルボキシ、アルキルオキシカルボニル、置換されていてもよいカルバモイル、またはカルボキシ等価体;
はそれぞれ独立して、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル、ヒドロキシ、置換されていてもよいアルキルオキシ、置換されていてもよいアルケニルオキシ、置換されていてもよいアルキニルオキシ、置換されていてもよいシクロアルキルオキシ、置換されていてもよいシクロアルケニルオキシ、メルカプト、置換されていてもよいアルキルチオ、置換されていてもよいアルケニルチオ、置換されていてもよいアルキニルチオ、置換されていてもよいアルキルスルフィニル、置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ、置換されていてもよいシクロアルキルチオ、置換されていてもよいシクロアルキルスルフィニル、置換されていてもよいシクロアルキルスルホニル、置換されていてもよいシクロアルキルスルホニルオキシ、置換されていてもよいシクロアルケニルチオ、置換されていてもよいシクロアルケニルスルフィニル、置換されていてもよいシクロアルケニルスルホニル、置換されていてもよいシクロアルケニルスルホニルオキシ、置換されていてもよいアミノ、アシル、置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換されていてもよいアルケニルオキシカルボニル、置換されていてもよいアルキニルオキシカルボニル、置換されていてもよいアリールオキシカルボニル、置換されていてもよいカルバモイル、置換されていてもよいスルファモイル、シアノ、ニトロ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいアリールチオ、置換されていてもよいアリールスルフィニル、置換されていてもよいアリールスルホニル、置換されていてもよいアリールスルホニルオキシ、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、置換されていてもよいヘテロアリールチオ、置換されていてもよいヘテロアリールスルフィニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニルオキシ、又は置換されていてもよい非芳香族複素環基;
は置換されていてもよいC1−C6アルキルオキシ、置換されていてもよいC2−C6アルケニルオキシ、置換されていてもよいC2−C6アルキニルオキシ、置換されていてもよいC3−C6シクロアルキルオキシ、置換されていてもよいC3−C6シクロアルケニルオキシ、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、置換されていてもよいC1−C6アルキルチオ、置換されていてもよいC2−C6アルケニルチオ、置換されていてもよいC2−C6アルキニルチオ、置換されていてもよいC3−C6シクロアルキルチオ、置換されていてもよいC3−C6シクロアルケニルチオ、置換されていてもよいアリールチオ、又は置換されていてもよいヘテロアリールチオ;
はそれぞれ独立して、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル、ヒドロキシ、置換されていてもよいアルキルオキシ、置換されていてもよいアルケニルオキシ、置換されていてもよいアルキニルオキシ、置換されていてもよいシクロアルキルオキシ、置換されていてもよいシクロアルケニルオキシ、メルカプト、置換されていてもよいアルキルチオ、置換されていてもよいアルケニルチオ、置換されていてもよいアルキニルチオ、置換されていてもよいアルキルスルフィニル、置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ、置換されていてもよいシクロアルキルチオ、置換されていてもよいシクロアルキルスルフィニル、置換されていてもよいシクロアルキルスルホニル、置換されていてもよいシクロアルキルスルホニルオキシ、置換されていてもよいシクロアルケニルチオ、置換されていてもよいシクロアルケニルスルフィニル、置換されていてもよいシクロアルケニルスルホニル、置換されていてもよいシクロアルケニルスルホニルオキシ、置換されていてもよいアミノ、アシル、置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換されていてもよいアルケニルオキシカルボニル、置換されていてもよいアルキニルオキシカルボニル、置換されていてもよいアリールオキシカルボニル、置換されていてもよいスルファモイル、シアノ、ニトロ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいアリールチオ、置換されていてもよいアリールスルフィニル、置換されていてもよいアリールスルホニル、置換されていてもよいアリールスルホニルオキシ、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、置換されていてもよいヘテロアリールチオ、置換されていてもよいヘテロアリールスルフィニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニルオキシ、又は置換されていてもよい非芳香族複素環基;
はそれぞれ独立して、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいアルキルオキシ、オキソ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、又は置換されていてもよい非芳香族複素環基;
Mはカルボニル又はスルホニル;
はそれぞれ独立して、単結合、ヘテロ原子が1〜2個介在していてもよく置換されていてもよいアルキレン、ヘテロ原子が1〜2個介在していてもよく置換されていてもよいアルケニレン、ヘテロ原子が1〜2個介在していてもよく置換されていてもよいアルキニレン、又は−N(R)−;
は水素原子、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、アシル、置換されていてもよいアルキルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、又は置換されていてもよい非芳香族複素環基;
Yは単結合又はへテロ原子が1〜2個介在していてもよく置換されていてもよいアルキレン;
ZはCH、C(R)、又はN;
nは0、1、又は2;
pは1、2、3、又は4;及び
qは0、1、2、又は3;
ただし、a)環Dがベンゼン環であり、−L−が−(O−アルキレン)−であり、LとYの置換位置が環Dにおいてオルト位の関係である場合は、Rがカルボキシではない)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項2】
がカルボキシであり、−L−が−(O−置換されていてもよいアルキレン)−である請求項1記載の化合物その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項3】
環Dがベンゼン環又はピリジン環である請求項1または2記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項4】
が置換されていてもよいC1−C6アルキルオキシ又は置換されていてもよいC1−C6アルキルチオである請求項1〜3のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項5】
Mがスルホニルである請求項1〜4のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項6】
Yが単結合である請求項1〜5のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項7】
がハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルキルオキシ、置換されていてもよいアミノ、置換されていてもよいカルバモイル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、又は置換されていてもよい非芳香族複素環基であり、pが1又は2である請求項1〜6のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項8】
がハロゲン原子、置換されていてもよいアミノ、置換されていてもよいカルバモイル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、又は置換されていてもよい非芳香族複素環基であり、pが1又は2である請求項1〜7のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項9】
がハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル、又は置換されていてもよいアルキルオキシであり、qが0又は1である請求項1〜8のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項10】
YとLの置換位置が環Dにおいてメタ位の関係である請求項1〜9のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項11】
一般式(IV−b):
【化3】

(式中、環Cbはベンゼン環、ナフタレン環、2−ピリドン環、又はピリジン環;
環Dbは式:
【化4】

で表わされる環;
1bはヒドロキシアルキル、カルボキシ、アルキルオキシカルボニル、置換されていてもよいカルバモイル、又は置換されていてもよいテトラゾリル;
2bはそれぞれ独立して、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、ヒドロキシ、置換されていてもよいアルキルオキシ、置換されていてもよいアルケニルオキシ、置換されていてもよいアルキニルオキシ、置換されていてもよいアルキルチオ、置換されていてもよいアルケニルチオ、置換されていてもよいアルキニルチオ、置換されていてもよいアルキルスルフィニル、置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ、置換されていてもよいアミノ、アシル、置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換されていてもよいアルケニルオキシカルボニル、置換されていてもよいアルキニルオキシカルボニル、置換されていてもよいカルバモイル、シアノ、ニトロ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいアリールチオ、置換されていてもよいアリールスルフィニル、置換されていてもよいアリールスルホニル、置換されていてもよいアリールスルホニルオキシ、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、置換されていてもよいヘテロアリールチオ、置換されていてもよいヘテロアリールスルフィニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニルオキシ、又は置換されていてもよい非芳香族複素環基;
3bは置換されていてもよいアルキルオキシ、置換されていてもよいアルキルチオ、置換されていてもよいシクロアルキルオキシ、置換されていてもよいシクロアルキルチオ、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいアリールチオ、置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、又は置換されていてもよいヘテロアリールチオ;
4bはそれぞれ独立して、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいアルキルオキシ、置換されていてもよいアルケニルオキシ、置換されていてもよいアルキニルオキシ、置換されていてもよいアルキルチオ、置換されていてもよいアルケニルチオ、置換されていてもよいアルキニルチオ、置換されていてもよいアルキルスルフィニル、置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ、置換されていてもよいアミノ、アシル、置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換されていてもよいアルケニルオキシカルボニル、置換されていてもよいアルキニルオキシカルボニル、シアノ、ニトロ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいアリールチオ、置換されていてもよいアリールスルフィニル、置換されていてもよいアリールスルホニル、置換されていてもよいアリールスルホニルオキシ、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、置換されていてもよいヘテロアリールチオ、置換されていてもよいヘテロアリールスルフィニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニルオキシ、又は置換されていてもよい非芳香族複素環基;
5bはそれぞれ独立して、置換されていてもよいアルキル又は置換されていてもよいアリール;
はCH又はN;
は単結合、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、−O−、−S−、−O−アルキレン、又は−S−アルキレン;
は単結合、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、−O−アルキレン、又は−S−アルキレン;
mbは0、1、又は2;
nbは0、1、又は2;及び
sbは1、2、3、又は4)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項12】
一般式(Ic−1):

(式中、R2B、R2C、R2D、及びR2Eはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルケニル、ヒドロキシ、置換されていてもよいアルキルオキシ、置換されていてもよいアルケニルオキシ、置換されていてもよいアルキニルオキシ、置換されていてもよいシクロアルキルオキシ、置換されていてもよいシクロアルケニルオキシ、メルカプト、置換されていてもよいアルキルチオ、置換されていてもよいアルケニルチオ、置換されていてもよいアルキニルチオ、置換されていてもよいアルキルスルフィニル、置換されていてもよいアルキルスルホニル、置換されていてもよいアルキルスルホニルオキシ、置換されていてもよいシクロアルキルチオ、置換されていてもよいシクロアルキルスルフィニル、置換されていてもよいシクロアルキルスルホニル、置換されていてもよいシクロアルキルスルホニルオキシ、置換されていてもよいシクロアルケニルチオ、置換されていてもよいシクロアルケニルスルフィニル、置換されていてもよいシクロアルケニルスルホニル、置換されていてもよいシクロアルケニルスルホニルオキシ、置換されていてもよいアミノ、アシル、置換されていてもよいアルキルオキシカルボニル、置換されていてもよいアルケニルオキシカルボニル、置換されていてもよいアルキニルオキシカルボニル、置換されていてもよいアリールオキシカルボニル、置換されていてもよいカルバモイル、置換されていてもよいスルファモイル、シアノ、ニトロ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいアリールチオ、置換されていてもよいアリールスルフィニル、置換されていてもよいアリールスルホニル、置換されていてもよいアリールスルホニルオキシ、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、置換されていてもよいヘテロアリールチオ、置換されていてもよいヘテロアリールスルフィニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニル、置換されていてもよいヘテロアリールスルホニルオキシ、又は置換されていてもよい非芳香族複素環基;Rは置換されていてもよいアルキルオキシ、置換されていてもよいアルケニルオキシ、置換されていてもよいアルキニルオキシ、置換されていてもよいシクロアルキルオキシ、置換されていてもよいシクロアルケニルオキシ、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、置換されていてもよいアルキルチオ、置換されていてもよいアルケニルチオ、置換されていてもよいアルキニルチオ、置換されていてもよいシクロアルキルチオ、置換されていてもよいシクロアルケニルチオ、置換されていてもよいアリールチオ、又は置換されていてもよいヘテロアリールチオ;R4A、R4B、R4C、及びR4Dはそれぞれ独立して水素原子、フッ素原子、塩素原子、メチル、メチルオキシ;Lは単結合、ヘテロ原子が1〜2個介在していてもよく置換されていてもよいアルキレン、ヘテロ原子が1〜2個介在していてもよく置換されていてもよいアルケニレン、ヘテロ原子が1〜2個介在していてもよく置換されていてもよいアルキニレン、又は−N(R)−;Rは水素原子、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルケニル、置換されていてもよいアルキニル、置換されていてもよいシクロアルキル、アシル、置換されていてもよいアルキルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、又は置換されていてもよい非芳香族複素環基)で示される化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれかに記載の化合物、その製薬上許容される塩、又はそれらの水和物を有効成分として含有する医薬組成物。

【公開番号】特開2009−161552(P2009−161552A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−55298(P2009−55298)
【出願日】平成21年3月9日(2009.3.9)
【分割の表示】特願2007−537598(P2007−537598)の分割
【原出願日】平成18年9月25日(2006.9.25)
【出願人】(000001926)塩野義製薬株式会社 (229)
【Fターム(参考)】