説明

PI−3キナーゼインヒビターおよびそれらの使用方法

ホスファチジルイノシトール(PI)3キナーゼインヒビター化合物、その医薬的に許容される塩およびプロドラッグ;単独かまたは少なくとも1つのさらなる治療薬剤と組み合わせた上述の新規化合物と医薬的に許容されるキャリアとを含む組成物;ならびに成長因子、タンパク質セリン/スレオニンキナーゼ、リン脂質キナーゼ、G−タンパク質共役受容体およびホスファターゼの異常な活性によって特徴付けられる増殖性疾患の予防または処置における、単独かまたは少なくとも1つのさらなる治療薬剤と組み合わせた上述の新規化合物の使用。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは溶媒化合物もしくは医薬的に許容される塩であって、
式中:
QはOまたはSであり;
XはCRまたはNであり;
WはCまたはNであり;
VはCR、OまたはSであり;
はCRまたはNであり;
はCRまたはNであり;
は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アミノ、置換アミノ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、置換シクロアルキルオキシおよびアルキルアミノからなる群から選択され;
、R、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、置換シクロアルキルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、アミノスルホニルオキシ、アミノスルホニルアミノ、アミジノ、カルボキシル、カルボキシルエステル、(カルボキシルエステル)アミノ、(カルボキシルエステル)オキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、イミノ、ニトロ、SOH、置換スルホニル、スルホニルオキシ、チオアシル、チオール、アルキルチオおよび置換アルキルチオからなる群から選択され;
、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、置換アミノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
は、水素、アルキル、−CO−R8a、置換アルキル、ならびにシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクリルおよび置換ヘテロシクリルからなる群から選択される3員環〜7員環からなる群から選択され;
8aは、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、アミノ、置換アミノおよびアルキルアミノからなる群から選択される;
化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは溶媒化合物もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項2】
式Ia:
【化2】

を有する請求項1に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容される塩であって、
式中、R、R、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、置換シクロアルキルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、アミノスルホニルオキシ、アミノスルホニルアミノ、アミジノ、カルボキシル、カルボキシルエステル、(カルボキシルエステル)アミノ、(カルボキシルエステル)オキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、SOH、置換スルホニル、スルホニルオキシ、チオアシル、チオール、アルキルチオおよび置換アルキルチオからなる群から選択される;
化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項3】
式II:
【化3】

を有する請求項1に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは溶媒化合物もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項4】
式IIa:
【化4】

を有する請求項3に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容される塩であって、
式中、R、R、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、置換シクロアルキルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、アミノスルホニルオキシ、アミノスルホニルアミノ、アミジノ、カルボキシル、カルボキシルエステル、(カルボキシルエステル)アミノ、(カルボキシルエステル)オキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、SOH、置換スルホニル、スルホニルオキシ、チオアシル、チオール、アルキルチオおよび置換アルキルチオからなる群から選択される;
化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項5】
(a)〜(g):
(a)Rは水素であること;
(b)LはNまたはCRであり、ここで、RはHであること;
(c)Rは、水素、アルキルまたはアミノであること;
(d)XはNまたはCRであり、ここで、Rは、水素、アルキル、ヒドロキシまたはアルコキシであること;
(e)Rは、水素、ハロまたはアルキルであること;
(f)Rは、水素、ハロまたはアルキルであること;および
(g)QはOであること;
のうち1つ以上を有する、請求項4に記載の化合物
【請求項6】
がメチルまたはトリフルオロメチルである、請求項4に記載の化合物。
【請求項7】
がメチルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
が、水素、クロロ、ブロモ、メチルアミド−N−フェニル、フルオロフェニル、フェニル、フェニルアルキニル、アミノメチルアルキニルおよびアミドフェニルからなる群から選択される、請求項4に記載の化合物。
【請求項9】
がブロモまたはアミドフェニルである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
XがCRである、請求項4に記載の化合物。
【請求項11】
が水素である、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
およびRが両方とも水素である、請求項4に記載の化合物。
【請求項13】
が水素である、請求項4に記載の化合物。
【請求項14】
が水素である、請求項4に記載の化合物。
【請求項15】
が水素またはアセチルである、請求項4に記載の化合物。
【請求項16】
が水素である、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
が、水素、トリフルオロメチル、メトキシ、フルオロ、メチルおよびブロモからなる群から選択される、請求項4に記載の化合物。
【請求項18】
が、水素、トリフルオロメチルおよびメトキシからなる群から選択される、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
表1もしくは表3から選択される請求項1に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項20】
式III:
【化5】

を有する化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは溶媒化合物もしくは医薬的に許容される塩であって、
式中:
QはOまたはSであり;
VはOまたはSであり;
はCRまたはNであり;
はCRまたはNであり;
は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アミノ、置換アミノ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、置換シクロアルキルオキシおよびアルキルアミノからなる群から選択され;R、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、置換シクロアルキルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、アミノスルホニルオキシ、アミノスルホニルアミノ、アミジノ、カルボキシル、カルボキシルエステル、(カルボキシルエステル)アミノ、(カルボキシルエステル)オキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、イミノ、ニトロ、SOH、置換スルホニル、スルホニルオキシ、チオアシル、チオール、アルキルチオおよび置換アルキルチオからなる群から選択され;
、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、置換アミノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
は、水素、アルキル、−CO−R8a、置換アルキル、ならびにシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクリルおよび置換ヘテロシクリルからなる群から選択される3員環〜7員環からなる群から選択され;
8aは、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、アミノ、置換アミノおよびアルキルアミノからなる群から選択される;
化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは溶媒化合物もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項21】
式IIIa:
【化6】

を有する請求項20に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容される塩であって、
式中、R、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、置換シクロアルキルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、アミノスルホニルオキシ、アミノスルホニルアミノ、アミジノ、カルボキシル、カルボキシルエステル、(カルボキシルエステル)アミノ、(カルボキシルエステル)オキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、SOH、置換スルホニル、スルホニルオキシ、チオアシル、チオール、アルキルチオおよび置換アルキルチオからなる群から選択される;
化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項22】
が、メチル、メトキシ、モルホリニル−N−プロピル、ピペリジル−N−メチル、モルホリニル−N−メチル、ピペリジル−N−エトキシ、ピペリジル−N−プロピル、メチルアミノおよびモルホリニル−N−エトキシからなる群から選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
が、メチル、モルホリニル−N−プロピル、ピペリジル−N−プロピルおよびメチルアミノからなる群から選択される、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
XがCRであり、Rが水素である、請求項21に記載の化合物。
【請求項25】
が水素である、請求項21に記載の化合物。
【請求項26】
が水素である、請求項21に記載の化合物。
【請求項27】
が、水素、トリフルオロメチルおよびメチルからなる群から選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項28】
が水素である、請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
が水素である、請求項21に記載の化合物。
【請求項30】
が、水素、プロピル、テトラヒドロピラニル、ピペリジルおよびアセチルである、請求項21に記載の化合物。
【請求項31】
が水素である、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
が、水素、メチル、フルオロ、トリフルオロメチル、メトキシ、シアノおよびジメチルアミノメチルからなる群から選択される、請求項21に記載の化合物。
【請求項33】
表2から選択される請求項21に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項34】
式IV:
【化7】

を有する化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは溶媒化合物もしくは医薬的に許容される塩であって、
式中:
環ADは
【化8】

から選択され;
QはOまたはSであり;
LはCRまたはNであり;
は−Z−Y−R10を表し;
Zは−NHCHC(R11)R12−であり;
Yは結合または−CON(R13)−であり;
、R、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、置換シクロアルキルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、アミノスルホニルオキシ、アミノスルホニルアミノ、アミジノ、カルボキシル、カルボキシルエステル、(カルボキシルエステル)アミノ、(カルボキシルエステル)オキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、SOH、置換スルホニル、スルホニルオキシ、チオアシル、チオール、アルキルチオおよび置換アルキルチオからなる群から選択され;
、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、置換アミノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
は、水素、アルキル、−CO−R8a、置換アルキル、ならびにシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクリルおよび置換ヘテロシクリルからなる群から選択される3員環〜7員環からなる群から選択され;
8aは、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、アミノ、置換アミノおよびアルキルアミノからなる群から選択される。
10は、C〜C−アルキルアミノカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニルであり、各アルキルは独立して、1個以上のハロ基、ヒドロキシル基またはC〜C−アルコキシ基で必要に応じて置換されているか、あるいはR10は、酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される1個以上の環ヘテロ原子を有する単環式ヘテロ芳香族環であり、該環は、1個以上のハロ基、ヒドロキシル基、C〜C−アルキル基またはC〜C−アルコキシ基で必要に応じて置換されており、該アルキルおよびアルコキシは、1個以上のハロ基、ヒドロキシル基またはC〜C−アルコキシ基で必要に応じてさらに置換されており;
11およびR12は、独立して、水素、ハロ、ヒドロキシおよびC〜C−アルキルから選択され、該アルキル基は、1個以上のハロ基、ヒドロキシル基またはC〜C−アルコキシ基で必要に応じて置換されており;
13は水素またはC〜C−アルキルである;
化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは溶媒化合物もしくは医薬的に許容される塩。
【請求項35】
式V:
【化9】

を有する請求項34に記載の化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは溶媒化合物もしくは医薬的に許容される塩であって、
式中:
QはOまたはSであり;
XはCRまたはNであり;
WはCまたはNであり;
VはCR、O、NまたはSであり;
はCRまたはNであり;
は−Z−Y−R10を表し;
Zは−NHCHC(R11)R12−であり;
Yは結合または−CON(R13)−であり;
、R、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アルコキシ、置換アルコキシ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、アリールオキシ、置換アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、置換ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、置換ヘテロシクリルオキシ、シクロアルキルオキシ、置換シクロアルキルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、アミノカルボニルアミノ、アミノチオカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、アミノスルホニル、アミノスルホニルオキシ、アミノスルホニルアミノ、アミジノ、カルボキシル、カルボキシルエステル、(カルボキシルエステル)アミノ、(カルボキシルエステル)オキシ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、SOH、置換スルホニル、スルホニルオキシ、チオアシル、チオール、アルキルチオおよび置換アルキルチオからなる群から選択され;
、RおよびRは、独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、置換アミノ、アルコキシ、置換アルコキシ、アルキルおよび置換アルキルからなる群から選択され;
は、水素、アルキル、−CO−R8a、置換アルキル、ならびにシクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクリルおよび置換ヘテロシクリルからなる群から選択される3員環〜7員環からなる群から選択され;
8aは、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、置換アルコキシ、アミノ、置換アミノおよびアルキルアミノからなる群から選択される。
10は、C〜C−アルキルアミノカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニルであり、各アルキルは独立して、1個以上のハロ基、ヒドロキシル基またはC〜C−アルコキシ基で必要に応じて置換されているか、あるいはR10は、酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される1個以上の環ヘテロ原子を有する単環式ヘテロ芳香族環であり、該環は、1個以上のハロ基、ヒドロキシル基、C〜C−アルキル基またはC〜C−アルコキシ基で必要に応じて置換されており、該アルキルおよびアルコキシは、1個以上のハロ基、ヒドロキシル基またはC〜C−アルコキシ基で必要に応じてさらに置換されており;
11およびR12は、独立して、水素、ハロ、ヒドロキシおよびC〜C−アルキルから選択され、該アルキル基は、1個以上のハロ基、ヒドロキシル基またはC〜C−アルコキシ基で必要に応じて置換されており;
13は水素またはC〜C−アルキルである;
化合物またはその立体異性体、互変異性体もしくは溶媒化合物もしくは医薬的に許容される塩
【請求項36】
QがOである、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
XがCHまたはNである、請求項35または36に記載の化合物。
【請求項38】
WがNである、請求項35〜37のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
VがCHである、請求項35〜38のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
LがCRであり、Rが、水素、ハロ、ヒドロキシル、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、ジ−C〜C−アルキルアミノ、アミノカルボニル、C〜C−アルキルアミノカルボニル、ジ−C〜C−アルキルアミノカルボニル、オキソカルボニル、C〜C−アルキルカルボニルアミノ、C〜C−アルキルカルボニル(C〜C−アルキル)アミノ、ヒドロキシカルボニル、C〜C−アルコキシカルボニル、C〜C−アルキルスルホニル、アミノスルホニル、C〜C−アルキルアミノスルホニル、ジ−C〜C−アルキルアミノスルホニル、スルホニルアミノ、C〜C−アルキルスルホニルアミノ、C〜C−アルキルスルホニル(C〜C−アルキル)アミノであり、該アルキルおよびアルコキシが、1個以上のハロ、ヒドロキシルまたはC〜C−アルコキシで必要に応じてさらに置換されている、請求項35〜39のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
が水素またはトリフルオロメチルである、請求項35〜40のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】
Zがエチレンアミノである、請求項35〜41のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項43】
Yが−CON(H)−である、請求項35〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
が−Z−Y−R10を表し、Yが結合を表し、R10が、必要に応じて置換されたテトラゾリル基、イミダゾリル基、オキサゾリル基、オキサジアゾリル基およびイソオキサゾリル基から選択される単環式ヘテロ芳香族環であり、該必要に応じた置換基が、メチル、エチル、イソプロピルまたは2−フルオロエチルから選択される、請求項35〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項45】
が、2−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)−エチルアミノ、2−(2−イソプロピル−2H−テトラゾール−5−イル)−エチルアミノ、2−(5−エチル−テトラゾール−2−イル)−エチルアミノ、2−[2−(2−フルオロ−エチル)−2H−テトラゾール−5−イル]エチルアミノまたは2−(1−エチル−1H−イミダゾール−4−イル)−エチルアミノである、請求項35〜44のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
、R、R、RおよびRが水素である、請求項35〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
式Va:
【化10】

からなる群から選択される、請求項35に記載の化合物であって、RはNHR1aである、化合物。
【請求項48】
医薬的に許容されるキャリアと、治療有効量の請求項1または19に記載の化合物とを含む、医薬組成物。
【請求項49】
医薬的に許容されるキャリアと、治療有効量の請求項21または33に記載の化合物とを含む、医薬組成物。
【請求項50】
医薬的に許容されるキャリアと、治療有効量の請求項34に記載の化合物とを含む、医薬組成物。
【請求項51】
医薬的に許容されるキャリアと、治療有効量の請求項35または47に記載の化合物とを含む、医薬組成物。
【請求項52】
患者におけるAktのリン酸化を阻害する方法であって、有効量の請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物を該患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項53】
ホスファチジルイノシトール(PI)、ホスファチジルイノシトールリン酸(PIP)またはホスファチジルイノシトール二リン酸(PIP)から選択される基質のリン酸化を阻害するための方法であって、該基質およびそのキナーゼを請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物に接触させる工程を含む、方法。
【請求項54】
前記基質が、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルイノシトール−4−リン酸、ホスファチジルイノシトール−5−リン酸またはホスファチジルイノシトール−4,5−二リン酸から選択され、前記キナーゼがPI3−Kである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
PI3−K活性を調節することによって状態を処置するための方法であって、そのような処置を必要とする患者に、有効量の請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物を投与する工程を含む、方法。
【請求項56】
患者におけるPI3−K活性を阻害するための方法であって、PI3−K活性を阻害するのに有効な量の請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物を含む組成物を該患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項57】
患者における癌の障害を処置する方法であって、PI3−K活性を阻害するのに有効な量の請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物を含む組成物を該患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項58】
請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物と細胞とを接触させる工程を含む、Aktのリン酸化を調節する方法。
【請求項59】
癌の処置に使用するための、請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項60】
癌に対する処置のための医薬の製造における、請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項61】
呼吸器疾患、アレルギー、関節リウマチ、変形性関節症、リウマチ障害、乾癬、潰瘍性大腸炎、クローン病、敗血性ショック、癌などの増殖性障害、アテローム性動脈硬化症、移植後の同種移植片拒絶反応、糖尿病、卒中、肥満または再狭窄の処置のための医薬の製造における、請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物の使用。

【図1】
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【公表番号】特表2009−530233(P2009−530233A)
【公表日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−555474(P2008−555474)
【出願日】平成19年2月14日(2007.2.14)
【国際出願番号】PCT/US2007/062157
【国際公開番号】WO2007/095588
【国際公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.PYREX
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】