説明

PI3K−アルファのキナゾリン阻害剤を用いた阻害による治療方法

本発明は、他の癌治療と組み合わせて、式Iの化合物を、任意にその薬剤として許容される塩、溶媒和物、および/または水和物として投与することによって、癌を治療する方法を提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
癌を治療する方法であって、外科手術、1つ以上の化学療法剤、1つ以上のホルモン療法、1つ以上の抗体、1つ以上の免疫療法、放射性ヨード療法、および放射線から独立して選択される1つ以上の治療と組み合わせて、治療有効量の式Iの化合物、


またはその単一異性体を患者に投与するステップであって、前記化合物は、任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に水和物、さらに任意に溶媒和物としてである、ステップか、または治療有効量の式Iの化合物と、薬剤として許容される担体、賦形剤、または希釈剤のうちの少なくも1つとを含む医薬組成物を投与するステップを含み、前記式Iの化合物は、式中、
、W、W、およびWは、−C(R)=であるか、またはW、W、W、およびWのうちの1つもしくは2つが独立して−N=であり、残りは−C(R)=であって、各Rは独立して水素、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、もしくはジアルキルアミノであるかであり、
51は、水素またはアルキルであり、
52は、水素またはハロであり、
50、R53、およびR54は、独立して水素、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロアルコキシ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−N(R55)C(O)−C−C−アルキレン−N(R55a)R55b、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、シアノ、アルキルチオ、−S(O)NR5555a、もしくはアルキルカルボニルアミノであり、R55およびR55bは、独立して水素、アルキル、もしくはアルケニルであり、R55aは、水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシであるか、またはR53およびR54は、それらが結合する炭素と共に、5もしくは6員のヘテロアリールまたは5もしくは6員のヘテロシクロアルキルを形成し、
Bは、R3aで置換され、任意で1、2、または3個のRでさらに置換されるフェニルであるか、または、
Bは、1、2、または3個のRで任意に置換されるヘテロアリールであり、
3aは、シアノ、ヒドロキシアミノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、ハロアルコキシ、アルキルスルホニル、アミノアルキルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシであるか、または、
a) −N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)であって、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであり、R7aおよびR7bは独立して水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、アリールアルキル、またはアリールアルキルオキシであり、R7aおよびR7bのうちの前記アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリール環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ハロ、アルコキシ、アルキルチオ、およびオキソから独立して選択される、1、2、または3個の基で独立して任意に置換されるか、
b) −C(O)NR8aであって、Rは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり、R8aはは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、シアノアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、またはアリールアルキルであって、R8aのうちの前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキル環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニル、および−C(O)Hから独立して選択される、1、2、または3個の基で独立して任意に置換されるか、
c) −NRC(O)R9aであって、Rは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり、R9aは水素、C2−C6−アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、またはアリールアルキルであり、R9aのうちの前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキル環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、−C(O)H、アリール(1個または2個のハロで任意に置換される)、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、およびシクロアルキルカルボニルから独立して選択されるか、
d) −C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10bであって、R10aは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、またはヒドロキシアルキルであり、R10およびR10bは独立して水素、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、またはヒドロキシアルキルであるか、
e) −NR11C(O)NR11a11bであって、R11aは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、またはアルコキシであり、R11およびR11bは独立して水素、アルキル、アルケニル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルであるか、
f) −C(O)R12であって、R12はアルキル、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択される、1、2、または3個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキルであるか、
g) −NR13C(O)OR13aであって、R13は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R13aはアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリール、またはアリールアルキルであるか、
h) −C(O)N(R14)N(R14a)(R14b)であって、R14、R14a、およびR14bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
i) −S(O)N(R15)−C−C−アルキレン−N(R15a)R15bであって、R15、R15a、およびR15bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
j) −C(O)N(R16)−C−C−アルキレン−C(O)OR16aであって、R16は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R16aはアルキルまたはアルケニルであるか、
k) 1個または2個のアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルで任意に置換される、ヘテロアリールであるか、
l) −N(R17)−C(=N(R17b)(R17a))(NR17c17d)であって、R17、R17a、R17b、R17c、およびR17dは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
m) −N(R18)C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18aであって、R18aは水素、アルキル、アルケニル、またはアルコキシであり、R18およびR18bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
n) −C(O)N(R19)−C−C−アルキレン−C(O)R19aであって、R19は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R19aがアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、またはヘテロシクロアルキルであるか、
o) −N(R20)C(O)−C−C−アルキレン−C(O)R20aであって、R20は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R20aはシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであるか、
p) −NR21S(O)−C−C−アルキレン−N(R21b)R21aであって、R21は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R21aおよびR21bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
q) −N(R22)C(O)−C−C−アルキレン−N(R22b)−N(R22c)(R22a)であって、R22、R22a、およびR22bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
r) −C−C−アルキレン−N(R23)−C−C−アルキレン−N(R23b)R23aであって、R23、R23a、およびR23bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、または、
s) −NR24C(O)−C1−−アルキレン−OR24aであって、R24は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R24aは1個または2個のハロまたはアルキルで任意に置換されるアルコキシアルキルまたはアリールであり、
3aのうちの前記アルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノから選択される、1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、
各R(Rが存在する場合)は、独立してアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、アルコキシ、シアノ、ヒドロキシアミノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、ハロアルコキシ、アルキルスルホニル、アミノアルキルオキシ、アルキルアミノアルキルオキシ、ジアルキルアミノアルキルオキシであるか、または、
a) −N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)であって、Rは水素、アルキル、またはアルケニルであり、R7aおよびR7bは独立して水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、アリールアルキル、またはアリールアルキルオキシであって、R7aおよびR7bのうちの前記アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリール環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ハロ、アルコキシ、アルキルチオ、およびオキソから独立して選択される、1、2、または3個の基で独立して任意に置換されるか、
b) −C(O)NR8aであって、Rは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり、R8aは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、シアノアルキル、アルコキシアルキル、アルキルチオアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、またはアリールアルキルであって、R8aのうちの前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキル環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルコキシカルボニル、および−C(O)Hから独立して選択されるか、
c) −NRC(O)R9aであって、Rは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはハロアルコキシであり、R9aは水素、C−C−アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリール、またはアリールアルキルであって、R9aのうちの前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクロアルキル環は(単独で、あるいはアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、およびヘテロアリールアルキルの一部としてのいずれかで)、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、−C(O)H、アリール(1個または2個のハロで任意に置換される)、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、およびシクロアルキルカルボニルから独立して選択される、1、2、または3個の基で独立して任意に置換されるか、
d) −C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10bであって、R10aは水素、ヒドロキシ、アルコキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであり、R10およびR10bは独立して水素、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、またはヒドロキシアルキルであるか、
e) −NR11C(O)NR11a11bであって、R11aは水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、またはアルコキシであり、R11およびR11bは独立して水素、アルキル、アルケニル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキルであるか、
f) −C(O)R12であって、R12はアルキル、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択される、1、2、または3個の基で任意に置換されるヘテロシクロアルキルであるか、
g) −NR13C(O)OR13aであって、R13は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R13aはアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アリール、またはアリールアルキル)であるか、
h) −C(O)N(R14)N(R14a)(R14b)であって、R14、R14a、およびR14bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか
i) −S(O)N(R15)−C−C−アルキレン−N(R15a)R15bであって、R15、R15a、およびR15bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
j) −C(O)N(R16)−C−C−アルキレン−C(O)OR16aであって、R16は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R16aはアルキルまたはアルケニルであるか、
k) 1個または2個のアミノアルキル、アルキルアミノアルキル、またはジアルキルアミノアルキルで任意に置換される、ヘテロアリールであるか、
l) −N(R17)−C(=N(R17b)(R17a))(NR17c17d)であって、R17、R17a、R17b、R17c、およびR17dは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
m) −N(R18)C(O)−C−C−アルキレン−N(R18b)C(O)R18aであって、R18aは水素、アルキル、アルケニル、またはアルコキシであり、R18およびR18bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
n) −C(O)N(R19)−C−C−アルキレン−C(O)R19aであって、R19は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R19aはアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、またはヘテロシクロアルキルであるか、
o) −N(R20)C(O)−C−C−アルキレン−C(O)R20aであって、R20は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R20aはシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルであるか、
p) −NR21S(O)2−C−C−アルキレン−N(R21b)R21aであって、R21は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R21aおよびR21bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
q) −N(R22)C(O)−C−C−アルキレン−N(R22b)−N(R22c)(R22a)であって、R22、R22a、およびR22bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、
r) −C−C−アルキレン−N(R23)−C−C−アルキレン−N(R23b)R23aであって、R23、R23a、およびR23bは独立して水素、アルキル、またはアルケニルであるか、または、
s) −NR24C(O)−C1−−アルキレン−OR24aであって、R24は水素、アルキル、またはアルケニルであり、R24aは1個または2個のハロまたはアルキルで任意に置換されるアルコキシアルキルまたはアリールであり、
のうちの前記アルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノから選択される、1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、
ただし、R50およびR52が水素であり、R51が水素またはメチルであり、R53が水素またはメトキシであり、R54が水素またはメトキシである場合、Bは2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニル、チエン−2−イル、またはRがハロである1個のRで置換されるチエン−2−イルではない、方法。
【請求項2】
前記癌は、乳癌、結腸癌、直腸癌、子宮内膜癌、消化管カルチノイド腫瘍、消化管間質腫瘍、膠芽腫、肝細胞癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、黒色腫、卵巣癌、子宮頸癌、膵臓癌、前立腺癌、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、非ホジキンリンパ腫、および甲状腺癌から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記治療は、1つまたは2つの化学療法剤である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記治療は、EGFR抗体およびErbB2抗体から選択される1つの抗体であるか、または前記治療は、ラパマイシン、ラパマイシン類似体、アルキル化剤、タキサン、プラチン、EGFR阻害剤、およびErbB2阻害剤から独立して選択される、1つまたは2つの化学療法剤である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記治療は、ラパマイシン、パクリタキセル、カルボプラチン、ラパチニブ、エルロチニブ、および任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に水和物、さらに任意に溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記治療は、1つの化学療法剤であり、前記化学療法剤は、EGFR阻害剤である、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記治療は、1つの化学療法剤であり、前記化学療法剤は、プラチンである、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記治療は、1つの化学療法剤であり、前記化学療法剤は、タキサンである、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記治療は、1つの化学療法剤であり、前記化学療法剤は、ラパマイシンまたはラパマイシン類似体である、請求項3に記載の方法。
【請求項10】
前記治療は、1つの化学療法剤であり、前記化学療法剤は、任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に水和物、さらに任意に溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミン、またはN−(4−ブロモ−3−クロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5s,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロ−ペンタ[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである、請求項3に記載の方法。
【請求項11】
前記癌は、前立腺癌であり、前記治療は、ラパマイシン、パクリタキセル、およびドセタキセルから選択される1つまたは2つの化学療法剤である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記癌は、乳癌であり、前記治療は、1つの化学療法剤であり、前記化学療法剤は、ラパチニブである、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記癌は、乳癌であり、前記治療は、1つの化学療法剤であり、前記化学療法剤は、エルロチニブである、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記癌は、乳癌であり、前記治療は、1つの化学療法剤であり、前記化学療法剤は、任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に水和物、さらに任意に溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記癌は、非小細胞肺癌であり、前記治療は、1つの化学療法剤であって、前記化学療法剤は、カルボプラチンである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記癌は、非小細胞肺癌であり、前記治療は、1つの化学療法剤であって、前記化学療法剤は、任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に水和物、さらに任意に溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記式Iの化合物は、式I(a)に従い、



式中、
、W、W、およびWは、−C(R)=であるか、またはW、W、W、およびWのうちの1つもしくは2つが独立して−N=であり、残りは−C(R)=であって、各Rは独立して水素、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、アルコキシ、ハロアルコキシ、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、もしくはジアルキルアミノであるかであり、
51は、水素またはアルキルであり、
52は、水素またはハロであり、
50、R53、およびR54は、独立して水素、アルキル、アルケニル、ハロ、ハロアルキル、ハロアルケニル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルケニルオキシ、ハロアルコキシ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−N(R55)C(O)−C−C−アルキレン−N(R55a)R55b、アルキルカルボニル、アルケニルカルボニル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、シアノ、アルキルチオ、−S(O)NR5555a、もしくはアルキルカルボニルアミノであり、R55およびR55bは、独立して水素、アルキル、もしくはアルケニルであり、R55aは、水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、もしくはアルコキシであるか、またはR53およびR54は、それらが結合する炭素と共に、5もしくは6員のヘテロアリールまたは5もしくは6員のヘテロシクロアルキルを形成し、
は存在しないか、またはRはアルキルであり、
3aは、−N(R)C(O)−C−C−アルキレン−N(R7a)(R7b)、−C(O)NR8a、−NRC(O)R9a、または−C(O)N(R10)−C−C−アルキレン−N(R10a)R10bであって、R3aのうちの前記アルキレンの各々は、ハロ、ヒドロキシ、およびアミノから選択される1、2、3、4、または5個の基で独立して任意にさらに置換され、
前記化合物は、任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に水和物、さらに任意に溶媒和物としてである、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記式Iの化合物は、下記から選択され、前記化合物は、任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に水和物、さらに任意に溶媒和物としてである、請求項1または2に記載の方法。









































【請求項19】
前記治療は、EGFR抗体およびErbB2抗体から選択される1つの抗体であるか、または前記治療は、ラパマイシン、ラパマイシン類似体、アルキル化剤、タキサン、プラチン、EGFR阻害剤、およびErbB2阻害剤から独立して選択される、1つまたは2つの化学療法剤である、請求項1、2、4、17、または18に記載の方法。
【請求項20】
前記治療は、ラパマイシン、パクリタキセル、カルボプラチン、ラパチニブ、エルロチニブ、および任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に水和物、さらに任意に溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンから独立して選択される1つまたは2つの化学療法剤である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記治療は、1つの化学療法剤であって、前記化学療法剤は、任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に水和物、さらに任意に溶媒和物として、N−(3,4−ジクロロ−2−フルオロフェニル)−7−({[(3aR,5r,6aS)−2−メチルオクタヒドロシクロペンタ−[c]ピロール−5−イル]メチル}オキシ)−6−(メチルオキシ)キナゾリン−4−アミンである、請求項1、2、3、4、17、または18に記載の方法。
【請求項22】
前記治療は、1つの化学療法剤であって、前記化学療法剤は、エルロチニブである、請求項1、2、3、4、17、または18に記載の方法。
【請求項23】
前記治療は、1つの化学療法剤であって、前記化学療法剤は、ラパチニブである、請求項1、2、3、4、17、または18に記載の方法。
【請求項24】
前記治療は、1つの化学療法剤であって、前記化学療法剤は、カルボプラチンである、請求項1、2、3、4、17、または18に記載の方法。
【請求項25】
前記治療は、1つの化学療法剤であって、前記化学療法剤は、パクリタキセルである、請求項1、2、3、4、17、または18に記載の方法。
【請求項26】
前記治療は、1つの化学療法剤であって、前記化学療法剤は、ラパマイシンである、請求項1、2、3、4、17、または18に記載の方法。
【請求項27】
前記治療は、ベバシズマブ、トラスツズマブ、セツキシマブ、およびパニツムマブから選択される1つの抗体である、請求項1、2、3、4、17、または18に記載の方法。
【請求項28】
前記治療は、1つの化学療法剤であって、前記化学療法剤は、式100の化学療法剤であって、


式中、qは、1、2、または3であり、Eは、−NR−、−O−であるか、または存在せず、Yは、−CHCH−、−CH−であるか、または存在せず、ただし、Eが、−NR−または−O−である時、Yは、−CHCH−であり、Rは、ハロゲン、トリハロメチル、−CN、−NO、−OR、および低級アルキルから選択され、Rは、−H、低級アルキル、−C(O)OR、−C(O)N(R)R、−SO、および−C(O)Rから選択され、Rは、水素または低級アルキルであり、Rは、水素またはRであり、Rは、低級アルキル、アリール、低級アリールアルキル、ヘテロシクリル、および低級ヘテロシクリルアルキルから選択されるか、あるいはRおよびRは、それらが結合する共通の窒素と共に、5〜7員のヘテロシクリルを形成し、前記5〜7員のヘテロシクリルは、N、O、S、およびPから選択される1つ以上の追加のヘテロ原子を任意に含有し、またはその単一幾何異性体、立体異性体、ラセミ体、鏡像異性体、もしくは、ジアステレオマを、任意にその薬剤として許容される塩、さらに任意に溶媒和物、さらに任意に水和物である、請求項1、2、3、4、17、または18に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b−1】
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【図4b−2】
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【図5】
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【公表番号】特表2010−523669(P2010−523669A)
【公表日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−503043(P2010−503043)
【出願日】平成20年4月8日(2008.4.8)
【国際出願番号】PCT/US2008/004570
【国際公開番号】WO2008/127594
【国際公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【出願人】(504408797)エクセリクシス, インク. (65)
【Fターム(参考)】