説明

PI3K阻害剤としてのヘテロアリールおよびその使用

本発明は、式(IA)または(IB)の化合物を提供し、


式中、R、R、G、およびHYは、本明細書に記載されるとおりである。この化合物は、PI3Kおよび/またはmTorの阻害剤であり、したがって、増殖性障害、炎症性障害、または心血管障害を治療するのに有用である。本発明は、PI3K酵素の阻害剤として有用な化合物を提供し、したがって、本発明化合物は、PI3Kが介在する腫瘍および/または癌細胞の成長のような、増殖性障害、炎症性障害、または心血管障害の処置に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式IAまたはIBの化合物
【化383】

またはその医薬的に許容され得る塩:
〔式中、
は、NまたはCRであり、Rは、H、−CN、ハロゲン、−Z−R、C1〜6脂肪族、または3〜10員環の脂環式であり、ここで、
Zは、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−O−、−N(R3a)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR3a−、−N(R3a)C(O)−、−N(R3a)CO−、−S(O)NR3a−、−N(R3a)S(O)−、−OC(O)N(R3a)−、−N(R3a)C(O)NR3a−、−N(R3a)S(O)N(R3a)−、または−OC(O)−から選択され;
3aは、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
は、CY、−CON(R、−NHCOR、−NHSO、−NHCON(R、−NHCOOR、−NHSON(R、または−NHSOORであり、ここで、
CYは、
【化384】

であり;
、X、Xは、それぞれ独立して、N、O、S、またはCRであり、ただし、X、XまたはXのうち、1個だけは、OまたはSであってもよく、
は、−N=または−NR4’−であり、
それぞれ存在するRおよびR4’は、独立して、H、−Z−R、場合により置換されたC1〜6脂肪族、または場合により置換された3〜10員環の脂環式であり、
は、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR4a−、または−S(O)NR4a−から選択され、
4aは、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するRは、独立して、水素、−CN、ハロゲン、−Z−R、C1〜6脂肪族、または3〜10員環の脂環式であり、ここで、
は、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−O−、−N(R7a)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR7a−、−N(R7a)C(O)−、−N(R7a)CO−、−S(O)NR7a−、−N(R7a)S(O)−、−OC(O)N(R7a)−、−N(R7a)C(O)NR7a−、−N(R7a)S(O)N(R7a)−、または−OC(O)−から選択され、
7aは、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり、
は、ハロゲン、−W−R、または−Rであり、ここで、
Wは、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−O−、−N(R2a)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR2a−、−N(R2a)C(O)−、−N(R2a)CO−、−S(O)NR2a−、−N(R2a)S(O)−、−OC(O)N(R2a)−、−N(R2a)C(O)NR2a−、−N(R2a)S(O)N(R2a)−、または−OC(O)−から選択され、
2aは、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
HYは、場合により置換された窒素含有ヘテロアリール基であり、ただし、この場合により置換された窒素含有ヘテロアリール基は、3−イソオキサゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、5−ピリミジニル、2−ピリミジニル、5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール基、またはピラジニル基以外の基であり、
ただし、
i)Rが、場合により置換されたチアゾリル基であり、HYが、場合により置換されたチアゾリル基である場合、HYの該場合により置換されたチアゾリル基は、
【化385】

によってあらわされる基であり、
ここで、Rは、水素原子、アルキル基またはハロゲン原子であり、
は、(i)水素原子、(ii)場合により置換された炭化水素−カルボニル基、(iii)場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、(iv)場合により置換されたカルバモイル基、(v)場合により置換されたアルコキシカルボニル基、(vi)場合により置換された炭化水素−スルホニル基、(vii)場合により置換されたヘテロシクリル−スルホニル基、(viii)場合により置換されたスルファモイル基、(ix)場合により置換された炭化水素基、または(x)場合により置換されたヘテロ環基、あるいはこれらの塩であり(
【化386】

【化387】

を除く);
ii)式I−Bの化合物の場合、この化合物は、4−チアゾールカルボキサミド,2−(4−アセチル−5−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−N,N−ジエチル−5−フェニル−;1H−1,2,3−トリアゾール−4−酢酸,1−[4−[(ジエチルアミノ)カルボニル]−5−フェニル−2−チアゾリル]−5−メチル−a−オキソ−,エチルエステル;4−チアゾールカルボキサミド,2−[4−(1,2−ジオキソプロピル)−5−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−N,N−ジエチル−5−フェニル−以外であり;
ただし、式I−Bの化合物の場合、GがNであり、Rが、場合により置換された1H−インダゾール−3−イルであり、RがCON(Rである場合、Rは、置換されていないフェニルまたは3−ピリジル以外の基であり;
iii)GがCRである式I−Aの化合物の場合、
a)Rが−CON(Rである場合、Rは、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
b)この化合物は、4−[5−[3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル]−4−メチル−2−チエニル]−ピリジン;または、4−[5−(2H−テトラゾール−5−イル)−2−チエニル]−ピリジン以外であり;
vi)Rが−CON(Rである式I−Aの化合物の場合、Rは、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり、ただし、化合物は、2−チオフェンカルボキサミド,5−ジベンゾ[b,f][1,4]オキサアゼピン−11−イル−N−ヒドロキシ−3−フェニル−;5−チアゾールカルボキサミド,2−(3,4−ジヒドロ−1(2H)−キノリニル)−N−ヒドロキシ−4−フェニル−;5−チアゾールカルボキサミド,N−ヒドロキシ−4−フェニル−2−(4−ピリジニル)−;5−チアゾールカルボキサミド,N−[2’−(アミノスルホニル)[1,1’−ビフェニル]−2−イル]−4−(4−メトキシフェニル)−2−(1H−ピロール−1−イル)−;5−チアゾールカルボキサミド,4−(4−ニトロフェニル)−2−(4−ピリジニル)−N−(3−トリフルオロメチル)フェニル]−;5−チアゾールカルボキサミド,4−(4−ブロモフェニル)−N−(1−メチルエチル)−2−(2−プロピル−4−ピリジニル)−;5−チアゾールカルボキサミド,2−(2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イル)−4−フェニル−N−(フェニルメチル)−;5−チアゾールカルボキサミド,2−(2,3−ジヒドロ−4H−1,4−ベンゾオキサジン−4−イル)−4−フェニル−N−(フェニルメチル)−;5−チアゾールカルボキサミド,4−フェニル−N−[(1S,2S)−2−(フェニルメトキシ)シクロペンチル]−2−(1H−ピラゾール−1−イル)−;5−チアゾールカルボキサミド,4−フェニル−N−(フェニルメチル)−2−(1H−ピラゾール−1−イル)−;5−チアゾールカルボキサミド,N−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(3−メトキシ−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フェニル−;5−チアゾールカルボキサミド,4−フェニル−N−[1−(フェニルメチル)−3−ピロリジニル]−2−(1H−ピラゾール−1−イル)−;5−チアゾールカルボキサミド,2−(1H−ベンゾイミダゾール1−イル)4−フェニル−;5−チアゾールカルボキサミド,N−[(1S,2R)−1−[(3,5−ジフルオロフェニル)メチル]−3−[1−(3−エチニルフェニル)シクロプロピル]アミノ]−2−ヒドロキシプロピル]−4−フェニル−2−(1H−ピロール−1−イル)−;4−チアゾールカルボキサミド,2−(4−アセチル)−5−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−N,N−ジエチル−5−フェニル−;3−チオフェンカルボキサミド,N−[1−(アミノエチル)−2−フェニルエチル]−2−(3−フラニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−,塩酸塩;3−チオフェンカルボキサミド,N−[1−(アミノエチル)−2−フェニルエチル]−2−(3−フラニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−;カルバミン酸,N−[2−[[[2−(3−フラニル)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−チエニル]カルボニル]アミノ−3−フェニルプロピル]−,1,1−ジメチルエチルエステル;3−チオフェンカルボキサミド,N−メチル,2,5−ジ−4−ピリジニル−;3−チオフェンカルボキサミド,2,5−ジ−4−ピリジニル−;1H−1,2,3−トリアゾール−4−酢酸,1−[4−[(ジエチルアミノ)カルボニル]−5−フェニル−2−チアゾリル]−5−メチル−a−オキソ−,エチルエステル;4−チアゾールカルボキサミド,2−[4−(1,2−ジオキソプロピル)−5−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−N,N−ジエチル−5−フェニル−以外であり;式I−Bの化合物の場合、GがNであり、Rが、置換されているか、または置換されていないフェニルまたはピリジルであり、HYが、置換されているか、または置換されていない1H−インダゾール−3−イルであるとき、Rは、CON(R以外であり;
式I−AまたはI−Bの化合物の場合、化合物は、3−チオフェンカルボン酸−2−(アセチルアミノ)−5−[7−(4−クロロフェニル)−1,7−ジヒドロ−2−(トリフルオロメチル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル]−4−メチル−エチルエステル;3−チオフェンカルボン酸−2−(アセチルアミノ)−5−[7−(4−クロロフェニル)−1,7−ジヒドロ−2−(トリフルオロメチル)[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イル]−4−メチル−,エチルエステル;5−チアゾールアセトアミド,N−[[(2S)−4−[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]−2−モルホリニル]メチル]−4−メチル−2−(5−メチル−3−イソオキサゾリル)−;5−チアゾールアセトアミド,N−[[(2S)−4−[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]−2−モルホリニル]メチル]−4−メチル−2−(5−メチル−3−イソオキサゾリル)−;ベンゼンカルボキシイミドアミド,4−クロロ−N−[[[[4−メチル−2−(2−チエニル)−5−チアゾリル]アミノ]カルボニル]オキシ]−;ベンゼンカルボキシイミドアミド,N−[[[[4−メチル−2−(2−チエニル)−5−チアゾリル]アミノ]カルボニル]オキシ]−4−(トリフルオロメチル)−;ベンゼンカルボキシイミドアミド,4−(1,1−ジメチルエチル)−N−[[[[4−メチル−2−(2−チエニル)−5−チアゾリル]アミノ]カルボニル]オキシ]−;尿素,N−(4−クロロフェニル)−N’−[4−メチル−2−(2−チエニル)−5−チアゾリル]−;または、尿素,N−[4−(1−メチルエチル)フェニル]−N’−[4−メチル−2−(2−チエニル)−5−チアゾリル]−以外であり;
v)式I−AまたはI−Bの化合物の場合、
a)RがNHCO(Rであり、GがCRであり、RまたはRがBrである場合、HYは、場合により置換された1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル基以外であり;GがCRであり、Rが−NHCORであり、RまたはRがCONHである場合、HYは、場合により置換された4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インドール−1−イルまたは4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−インダゾール−1−イル基以外であり、RがNHCORであり、GがCRであり、RまたはRがMeである場合、HYは、
【化388】

または
【化389】

から選択される場合により置換された基以外であり、ここで、環Aは、場合により置換された縮合チアジアジン−3−イル、チアジアゾール−3−イル、またはベンゾ基であり;
b)化合物は、RまたはRがBrであり、Rが−NHCORであり、HYが、場合により置換された1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イルである化合物以外であり;
c)化合物は、1H−ベンゾイミダゾール,2,2’−[ベンゾ[1,2−b:5,4−b’]ジチオフェン−2,6−ジイルビス(4−ヘキシル−5,2−チオフェンジイル)]ビス−;イミダゾ[1,2−b]ピリダジン,8−(1−エチルプロピル)−2,6−ジメチル−3−[3−メチル−5−(2H−テトラゾール−5−イル)−2−チエニル以外であり;
d)化合物は、Rが、−NHCON(R、−NHCOR、またはNHCOORであり、Rが、−CN、−COOR、OR、または−CONR2aである化合物以外であり;
e)化合物は、アセトアミド,N−[5−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−3−シアノ−4−メチル−2−チエニル]−以外であり;
f)化合物は、2−ブテン酸,4−[[4−アミノ−5−(2−ベンゾチアゾリル)−3−シアノ−2−チエニル]アミノ]−4−オキソ−;または3−チオフェンカルボン酸,4−アミノ−5−(2−ベンゾチアゾリル)−2−[(3−カルボキシ−1−オキソ−2−プロペン−1−イル)アミノ]−,3−エチルエステル;2−ブテン酸,4−[[4−アミノ−5−(2−ベンゾチアゾリル)−3−シアノ−2−チエニル]アミノ]−4−オキソ−;3−チオフェンカルボン酸,4−アミノ−5−(2−ベンゾチアゾリル)−2−[(3−カルボキシ−1−オキソ−2−プロペン−1−イル)アミノ]−,3−エチルエステル以外であり;
g)化合物は、−ベンゾイミダゾール,2,2’−(3,4−ジメチル−2,5−チオフェンジイル)ビス[5−ブトキシ−4,6−ジクロロ−;1H−ベンゾイミダゾール6−カルボニトリル,2−[5−(6−ドデシル−1H−ベンゾイミダゾール2−イル)−3,4−ジエトキシ−2−チエニル]−;または1H−ベンゾイミダゾール,2,2’−[3,4−ビス(フェニルメチル)−2,5−チオフェンジイル]ビス[5−(フェニルメチル)−以外であり;
h)化合物は、7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−2−アミン,4−[4−メチル−5−(2H−テトラゾール−5−イル)−2−チエニル]−N−[4−[2−(1−ピロリジニル)エトキシ]フェニル]−以外であり;
i)化合物は、チオフェン,2,5−ビス(2−ベンゾイミダゾリル)−3,4−ジブロモ−以外であり;
j)化合物は、トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−カルボキサミド,N−[3−[2−(ジメチルアミノ)−1−ヒドロキシエチル]−5−(8−キノリニル)−2−チエニル]−;または、トリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−カルボキサミド,N−[3−[2−(ジメチルアミノ)アセチル]−5−(8−キノリニル)−2−チエニル]−以外であり;
k)チオフェン,2,5−ビス(2−ベンゾイミダゾリル)−3,4−ジブロモ−;
l)化合物は、アセトアミド,N−[5−(4−アセチル−5−[4−[(2,4−ジクロロフェニル)メトキシ]−3−メトキシフェニル]−4,5−ジヒドロ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−3−シアノ−4−メチル−2−チエニル]−;ブタンアミド,N−[3−シアノ−5−[3−[(2,4−ジクロロフェニル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−4−メチル−2−チエニル]−2−エチル−;アセトアミド,2−ブロモ−N−[3−(2−クロロベンゾイル)−5−(4,5−ジヒドロ−4,4−ジメチル−2−オキサゾリル)−2−チエニル;およびアセトアミド,2−アミノ−N−[3−(2−クロロベンゾイル)−5−(4,5−ジヒドロ−4,4−ジメチル−2−オキサゾリル)−2−チエニル]−以外である。〕。
【請求項2】
がCYであり、CYが
【化390】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、−CON(R、−NHCOR、−NHSO、−NHCON(R、−NHCOOR、−NHSON(R、または−NHSOORである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
HYが、
【化391】

から選択され、
式中、R10は、−R10b、−V−R10c、−T−R10b、または−V−T−R10bであり、式中、
は、−NR10a−、−NR10a−C(O)−、−NR10a−C(S)−、−NR10a−C(NR10a)−、NR10aC(O)OR10a−、NR10aC(O)NR10a−、NR1aC(O)SR10a−、NR1aC(S)OR10a−、NR10aC(S)NR10a−、NR10aC(S)SR10a−、−NR10aC(NR10a)OR10a−、−NR10aC(NR10a)NR10a−、−NR10aS(O)−、−NR10aS(O)NR10a−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR10a−、C(O)NR10aO−、−SO−、または−SONR10a−であり;
それぞれ存在するR10aは、独立して、水素であるか、あるいは、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
は、場合により置換されたC〜Cアルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は、場合により、−N(R10a)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(R10a)−、−S(O)N(R10a)−、−OC(O)N(R10a)−、−N(R10a)C(O)−、−N(R10a)SO−、−N(R10a)C(O)O−、−NR10aC(O)N(R10a)−、−N(R10a)S(O)N(R10a)−、−OC(O)−、または−C(O)N(R10a)−O−で中断しているか、または、Tは、場合により置換された3〜7員環の脂環式またはヘテロシクリル環の一部分を形成し;
それぞれ存在するR10bは、独立して、水素、ハロゲン、−CN、−NO、−N(R10a、−OR10a、−SR10a、−S(O)10a、−C(O)R10a、−C(O)OR10a、−C(O)N(R10a、−S(O)N(R10a、−OC(O)N(R10a、−N(R10a)C(O)R10a、−N(R10a)SO10a、−N(R10a)C(O)OR10a、−N(R10a)C(O)N(R10a、または−N(R10a)SON(R10aであるか、または、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR10cは、独立して、水素であるか、あるいは、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であるか、または、
10aおよびR10cと、これらが結合している窒素原子とが一緒になって、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜1個のさらなるヘテロ原子を有する、場合により置換された4〜7員環のヘテロシクリル環を形成し、
それぞれ存在するX、X、およびXは、独立して、NまたはCR10であるか、
または、Y、R11、R10、X、X、およびXから選択される2個の隣接する基が一緒になって、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基を形成し、
それぞれ存在するR11は、独立して、水素、−C(O)R11a−、−CO11a−、−C(O)NR11a−、C(O)NR11aO−、−SO11a−、−SONR11a−、あるいは、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR11aは、独立して、水素であるか、あるいは、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
Yは、NまたはCR10である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
HYが、
【化392】

【化393】

【化394】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
HYが、
【化395】

【化396】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
HYが、
【化397】

【化398】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
HYが、
【化399】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
HYが、
【化400】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項10】
HYが、
【化401】

から選択される、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
がCRである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
がCHである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
がNである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
が、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールであり、これらは、1〜4の独立して存在するR12で場合により置換され、R12が、−R12a、−T−R12d、または−V−T−R12dであり、
それぞれ存在するR9aは、独立して、ハロゲン、−CN、−NO、−R12c、−N(R12b、−OR12b、−SR12c、−S(O)12c、−C(O)R12b、−C(O)OR12b、−C(O)N(R12b、−S(O)N(R12b、−OC(O)N(R12b、−N(R12e)C(O)R12b、−N(R12e)SO12c、−N(R12e)C(O)OR12b、−N(R12e)C(O)N(R12b、または−N(R12e)SON(R12bであるか、または、2個存在するR12bと、これらが結合している窒素原子とが一緒になって、窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0〜1個のさらなるヘテロ原子を有する、場合により置換された4〜7員環のヘテロシクリル環を形成し;
それぞれ存在するR12bは、独立して、水素であるか、あるいは、C〜C脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR12cは、独立して、C〜C脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR12dは、独立して、水素であるか、または、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR12eは、独立して、水素であるか、または、場合により置換されたC1〜6脂肪族基であり;
それぞれ存在するVは、独立して、−N(R12e)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(R12e)−、−S(O)N(R12e)−、−OC(O)N(R12e)−、−N(R12e)C(O)−、−N(R12e)SO−、−N(R12e)C(O)O−、−NR12eC(O)N(R12e)−、−N(R12e)SON(R12e)−、−OC(O)−、または−C(O)N(R12e)−O−であり;
は、場合により置換されたC〜Cアルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は、場合により、−N(R13)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(R13)−、−S(O)N(R13)−、−OC(O)N(R13)−、−N(R13)C(O)−、−N(R13)SO−、−N(R13)C(O)O−、−NR13C(O)N(R13)−、−N(R13)S(O)N(R13)−、−OC(O)−、または−C(O)N(R13)−O−で中断されているか、または、Tまたはその一部分は、場合により置換された3〜7員環の脂環式またはヘテロシクリル環の一部分を場合により形成し、R13は、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4脂肪族基である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
が、場合により置換された6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
が、1〜3の独立して存在するハロゲン、C1〜3アルキル、CN、C1〜3ハロアルキル、−OC1〜3アルキル、−OC1〜3ハロアルキル、−NHC(O)C1〜3アルキル、−NHC(O)NHC1〜3アルキル、NHS(O)1〜3アルキル、または−C(O)Hで置換されたフェニル基である、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
がハロゲンである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
がCYである場合、XがNであり、GがNR4’であり、XおよびXがCRである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項19】
がCHである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
がCYである場合、XおよびXがNであり、GがNR4’であり、XがCRである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
がHまたはNHである、請求項21に記載の化合物。
【請求項22】
、R、HYの1個以上、またはすべてが、以下のものから選択され:
a.RがCYであり、CYが
【化402】

であり;
b.Rが、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールであり、これらは、1〜4の独立して存在するR12で場合により置換され、R12が、−R12a、−T−R12d、または−V−T−R12dであり、
それぞれ存在するR9aは、独立して、ハロゲン、−CN、−NO、−R12c、−N(R12b、−OR12b、−SR12c、−S(O)12c、−C(O)R12b、−C(O)OR12b、−C(O)N(R12b、−S(O)N(R12b、−OC(O)N(R12b、−N(R12e)C(O)R12b、−N(R12e)SO12c、−N(R12e)C(O)OR12b、−N(R12e)C(O)N(R12b、または−N(R12e)SON(R12bであるか、または、2個存在するR12bと、これらが結合している窒素原子とが一緒になって、窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0〜1個のさらなるヘテロ原子を有する、場合により置換された4〜7員環のヘテロシクリル環を形成し;
それぞれ存在するR12bは、独立して、水素であるか、あるいは、C〜C脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR12cは、独立して、C〜C脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR12dは、独立して、水素であるか、または、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR12eは、独立して、水素であるか、または、場合により置換されたC1〜6脂肪族基であり;
それぞれ存在するVは、独立して、−N(R12e)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(R12e)−、−S(O)N(R12e)−、−OC(O)N(R12e)−、−N(R12e)C(O)−、−N(R12e)SO−、−N(R12e)C(O)O−、−NR12eC(O)N(R12e)−、−N(R12e)SON(R12e)−、−OC(O)−、または−C(O)N(R12e)−O−であり;
は、場合により置換されたC〜Cアルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は、場合により、−N(R13)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(R13)−、−S(O)N(R13)−、−OC(O)N(R13)−、−N(R13)C(O)−、−N(R13)SO−、−N(R13)C(O)O−、−NR13C(O)N(R13)−、−N(R13)S(O)N(R13)−、−OC(O)−、または−C(O)N(R13)−O−で中断されているか、または、Tまたはその一部分は、場合により置換された3〜7員環の脂環式またはヘテロシクリル環の一部分を場合により形成し、R13は、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4脂肪族基であり;ならびに
c.HYは、
【化403】

から選択され、
式中、R10は、−R10b、−V−R10c、−T−R10b、または−V−T−R10bであり、
は、−NR10a−、−NR10a−C(O)−、−NR10a−C(S)−、−NR10a−C(NR10a)−、NR10aC(O)OR10a−、NR10aC(O)NR10a−、NR1aC(O)SR10a−、NR1aC(S)OR10a−、NR10aC(S)NR10a−、NR10aC(S)SR10a−、−NR10aC(NR10a)OR10a−、−NR10aC(NR10a)NR10a−、−NR10aS(O)−、−NR10aS(O)NR10a−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR10a−、C(O)NR10aO−、−SO−、または−SONR10a−であり;
それぞれ存在するR10aは、独立して、水素であるか、あるいは、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
は、場合により置換されたC〜Cアルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は、場合により、−N(R10a)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(R10a)−、−S(O)N(R10a)−、−OC(O)N(R10a)−、−N(R10a)C(O)−、−N(R10a)SO−、−N(R10a)C(O)O−、−NR10aC(O)N(R10a)−、−N(R10a)S(O)N(R10a)−、−OC(O)−、または−C(O)N(R10a)−O−で中断されているか、または、Tは、場合により置換された3〜7員環の脂環式またはヘテロシクリル環の一部分を形成し;
それぞれ存在するR10bは、独立して、水素、ハロゲン、−CN、−NO、−N(R10a、−OR10a、−SR10a、−S(O)10a、−C(O)R10a、−C(O)OR10a、−C(O)N(R10a、−S(O)N(R10a、−OC(O)N(R10a、−N(R10a)C(O)R10a、−N(R10a)SO10a、−N(R10a)C(O)OR10a、−N(R10a)C(O)N(R10a、または−N(R10a)SON(R10aであるか、または、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR10cは、独立して、水素であるか、またはC1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であるか、または、
10aおよびR10cと、これらが結合している窒素原子とが一緒になって、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜1個のさらなるヘテロ原子を有する、場合により置換された4〜7員環のヘテロシクリル環を形成し、
それぞれ存在するX、X、およびXは、独立して、NまたはCR10であるか、
または、Y、R11、R10、X、X、およびXから選択される2個の隣接する基が一緒になって、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基を形成し、
それぞれ存在するR11は、独立して、水素、−C(O)R11a−、−CO11a−、−C(O)NR11a−、C(O)NR11aO−、−SO11a−、−SONR11a−であるか、または、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR11aは、独立して、水素であるか、あるいは、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
Yは、NまたはCR10である、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
HYが、
【化404】

【化405】

【化406】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
HYが、
【化407】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
HYが、
【化408】

【化409】

【化410】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
HYが、
【化411】

【化412】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
が、場合により置換された6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールである、請求項22〜26に記載の化合物。
【請求項28】
が、1〜3の独立して存在するハロ、C1〜3アルキル、CN、C1〜3ハロアルキル、−OC1〜3アルキル、−OC1〜3ハロアルキル、−NHC(O)C1〜3アルキル、−NHC(O)NHC1〜3アルキル、NHS(O)1〜3アルキル、または−C(O)Hで置換されたフェニル基である、請求項22〜26に記載の化合物。
【請求項29】
I−Aの化合物の場合、GがCRであり、HYが、場合により置換された6員環の窒素含有ヘテロアリール基であり、Rが、−NHCOR、−NHSO、−NHCON(R、−NHCOOR、−NHSON(R、または−NHSOORである、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
がCHであり;
HYが
【化413】

xviiiであり、
が、−NHCOR、−NHSO、−NHCON(R、−NHCOOR、−NHSON(R、または−NHSOORであり、
が、C1〜6アルキルであり、
が、ハロゲンで場合により置換されたC6〜18アリール基である、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
は、CHであり;
HYは、
【化414】

xviiiであり、R11は、C1〜6アルキルカルボニルであり、
は、−NHCORであり、Rは、C1〜6アルキルであり、
は、ハロゲンで場合により置換されたC6〜18アリール基である、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
式I−Aの化合物の場合、GがCRであり、HYが、場合により置換された二環または多環の窒素含有ヘテロアリール基であり、Rが、CY、−CON(R、−NHCOR、−NHSO、−NHCON(R、−NHCOOR、−NHSON(R、または−NHSOORである、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
HYが、
【化415】

【化416】

【化417】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
HYが、
【化418】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
がCYであり、CYが
【化419】

であり、Rが、場合により置換された6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールである、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
が、1〜3の独立して存在するハロ、C1〜3アルキル、CN、C1〜3ハロアルキル、−OC1〜3アルキル、−OC1〜3ハロアルキル、−NHC(O)C1〜3アルキル、−NHC(O)NHC1〜3アルキル、NHS(O)1〜3アルキル、または−C(O)Hで置換されたフェニル基である、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
がNであり、XおよびXがCHである、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
およびXがNであり、XがCHである、請求項35に記載の化合物。
【請求項39】
式I−Aの化合物の場合、GがNであり、HYが、場合により置換された窒素含有ヘテロアリール基であり、Rが、−CON(R、−NHCOR、−NHSO、−NHCON(R、−NHCOOR、−NHSON(R、または−NHSOORである、請求項1に記載の化合物。
【請求項40】
が−NHSOであり、RがC1〜6アルキルである、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
がCYであり、CYが
【化420】

であり、Rが、場合により置換された6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールである、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
が、1〜3の独立して存在するハロ、C1〜3アルキル、CN、C1〜3ハロアルキル、−OC1〜3アルキル、−OC1〜3ハロアルキル、−NHC(O)C1〜3アルキル、−NHC(O)NHC1〜3アルキル、NHS(O)1〜3アルキル、または−C(O)Hで置換されたフェニル基である、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
がNであり、XおよびXがCHである、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
およびXがNであり、XがCHである、請求項42に記載の化合物。
【請求項45】
化合物が、式I−Bであらわされる、請求項1に記載の化合物。
【請求項46】
がCHである、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
式IIIを有し、
【化421】

式中、R10dは、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4アルキルであり、R10eはR10である、請求項1に記載の化合物。
【請求項48】
10eが−V−R10cまたはハロゲンである、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
10dが、水素、またはC1〜6アルキル、例えば、メチルであり、R10eは、H、ヒドロキシ、C1〜6アルキルであるか、ヒドロキシ、C1〜6アルキル−カルボニルアミノ、およびアミノ−C1〜6アルキル−カルボニルアミノから選択される基で場合により置換されたC1〜6アルコキシ、C6〜18アリール−C1〜4アルキル−オキシ、炭素原子以外の環構成原子として、酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有し、ハロゲンで場合により置換されたC1〜6アルキルで場合により置換された、4〜7員環の単環芳香族ヘテロシクリル−C1〜4アルキル−オキシ、炭素原子以外の環構成原子として、酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有し、ハロゲン、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルスルホニルオキシ、およびヒドロキシルによって場合により置換されたC1〜6アルキル−カルボニルから選択される基によって場合により置換された、4〜7員環の単環非芳香族ヘテロシクリル−C1〜4アルキル−オキシであり、RがHであり、R4’がHである、請求項47に記載の化合物。
【請求項50】
がNであり、XおよびXがHである、請求項47、48または49に記載の化合物。
【請求項51】
およびXがNであり、XがHである、請求項47、48または49に記載の化合物。
【請求項52】
が、場合により置換された6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールである、請求項47、48または49に記載の化合物。
【請求項53】
が、1〜3の独立して存在するハロ、C1〜3アルキル、CN、C1〜3ハロアルキル、−OC1〜3アルキル、−OC1〜3ハロアルキル、−NHC(O)C1〜3アルキル、−NHC(O)NHC1〜3アルキル、NHS(O)1〜3アルキル、または−C(O)Hで置換されたフェニル基である、請求項47、48または49に記載の化合物。
【請求項54】
式IAまたはIBの化合物
【化422】

またはその医薬的に許容され得る塩:
〔式中、
は、NまたはCRであり、Rは、H、−CN、ハロゲン、−Z−R、C1〜6脂肪族、または3〜10員環の脂環式であり、ここで、
Zは、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−O−、−N(R3a)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR3a−、−N(R3a)C(O)−、−N(R3a)CO−、−S(O)NR3a−、−N(R3a)S(O)−、−OC(O)N(R3a)−、−N(R3a)C(O)NR3a−、−N(R3a)S(O)N(R3a)−、または−OC(O)−から選択され;
3aは、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
は、CY、−CON(R、−NHCOR、−NHSO、−NHCON(R、−NHCOOR、−NHSON(R、または−NHSOORであり、ここで、
CYは、
【化423】

であり、
、X、Xは、それぞれ独立して、N、O、S、またはCRであり、ただし、X、XまたはXのうち、1個だけは、OまたはSであってもよく、
は、−N=または−NR4’−であり、
それぞれ存在するRおよびR4’は、独立して、H、−Z−R、場合により置換されたC1〜6脂肪族、または場合により置換された3〜10員環の脂環式であり、
は、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR4a−、または−S(O)NR4a−から選択され、
4aは、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するRは、独立して、水素、−CN、ハロゲン、−Z−R、C1〜6脂肪族、または3〜10員環の脂環式であり、ここで、
が、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−O−、−N(R7a)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR7a−、−N(R7a)C(O)−、−N(R7a)CO−、−S(O)NR7a−、−N(R7a)S(O)−、−OC(O)N(R7a)−、−N(R7a)C(O)NR7a−、−N(R7a)S(O)N(R7a)−、または−OC(O)−から選択され、
7aは、水素であるか、場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり、
は、ハロゲン、−W−R、または−Rであり、
Wは、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−O−、−N(R2a)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR2a−、−N(R2a)C(O)−、−N(R2a)CO−、−S(O)NR2a−、−N(R2a)S(O)−、−OC(O)N(R2a)−、−N(R2a)C(O)NR2a−、−N(R2a)S(O)N(R2a)−、または−OC(O)−から選択され、
2aは、水素であるか、または、場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
HYは、
【化424】

から選択され、
各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている。〕。
【請求項55】
HYが、
【化425】

から選択され、
式中、各HY基は、場合により、1個以上存在するR10でさらに置換されている、請求項54に記載の化合物。
【請求項56】
がCYであり、CYが
【化426】

である、請求項54に記載の化合物。
【請求項57】
が、−CON(R、−NHCOR、−NHSO、−NHCON(R、−NHCOOR、−NHSON(R、または−NHSOORである、請求項54に記載の化合物。
【請求項58】
がCRである、請求項54、55、56または57に記載の化合物。
【請求項59】
がNである、請求項54、55、56または57に記載の化合物。
【請求項60】
が、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールであり、これらは、1〜4の独立して存在するR12で場合により置換され、R12が、−R12a、−T−R12d、または−V−T−R12dであり、
それぞれ存在するR9aは、独立して、ハロゲン、−CN、−NO、−R12c、−N(R12b、−OR12b、−SR12c、−S(O)12c、−C(O)R12b、−C(O)OR12b、−C(O)N(R12b、−S(O)N(R12b、−OC(O)N(R12b、−N(R12e)C(O)R12b、−N(R12e)SO12c、−N(R12e)C(O)OR12b、−N(R12e)C(O)N(R12b、または−N(R12e)SON(R12bであるか、または2個存在するR12bと、これらが結合している窒素原子とが一緒になって、窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0〜1個のさらなるヘテロ原子を有する、場合により置換された4〜7員環のヘテロシクリル環を形成し;
それぞれ存在するR12bは、独立して、水素であるか、あるいは、C〜C脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR12cは、独立して、C〜C脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR12dは、独立して、水素であるか、または、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR12eは、独立して、水素であるか、または、場合により置換されたC1〜6脂肪族基であり;
それぞれ存在するVは、独立して、−N(R12e)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(R12e)−、−S(O)N(R12e)−、−OC(O)N(R12e)−、−N(R12e)C(O)−、−N(R12e)SO−、−N(R12e)C(O)O−、−NR12eC(O)N(R12e)−、−N(R12e)SON(R12e)−、−OC(O)−、または−C(O)N(R12e)−O−であり;
は、場合により置換されたC〜Cアルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は、場合により、−N(R13)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(R13)−、−S(O)N(R13)−、−OC(O)N(R13)−、−N(R13)C(O)−、−N(R13)SO−、−N(R13)C(O)O−、−NR13C(O)N(R13)−、−N(R13)S(O)N(R13)−、−OC(O)−、または−C(O)N(R13)−O−で中断されているか、または、Tまたはその一部分は、場合により置換された3〜7員環の脂環式またはヘテロシクリル環の一部分を場合により形成し、R13は、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4脂肪族基である、請求項54、55、56または57に記載の化合物。
【請求項61】
が、場合により置換された6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールである、請求項54〜60のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項62】
が、1〜3の独立して存在するハロゲン、C1〜3アルキル、CN、C1〜3ハロアルキル、−OC1〜3アルキル、−OC1〜3ハロアルキル、−NHC(O)C1〜3アルキル、−NHC(O)NHC1〜3アルキル、NHS(O)1〜3アルキル、または−C(O)Hで置換されたフェニル基である、請求項54〜60のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項63】
がハロゲンである、請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
がCYである場合、XがNであり、GがNR4’であり、XおよびXがCRである、請求項54〜63のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項65】
がCYである場合、XおよびXがNであり、GがNR4’であり、XがCRである、請求項54〜63のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項66】
がHまたはNHである、請求項54〜65のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項67】
式I−A−iであらわされる化合物
【化427】

またはその医薬的に許容され得る塩:
〔式中、
HYが、場合により置換された窒素含有芳香族ヘテロ環基であり(3−イソオキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、5−ピリミジル基、2−ピリミジル基、およびピラジニル基を除外する)、
は、ハロゲン原子であるか、または、炭素原子、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介して結合する、場合により置換された基であり、
は、(1)−CON(Rであり、Rは、H、−Z−R、場合により置換されたC1〜6脂肪族、または場合により置換された3〜10員環の脂環式であり、Zは、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR4a−、または−S(O)NR4a−から選択され、R4aは、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、Rは、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
(2)炭素原子以外に窒素原子を2〜4個含み、炭素原子を介して結合している、場合により置換された5員環の芳香族ヘテロ環基であるか、または、
(3)炭素原子以外に窒素原子を1〜3個含み、1個の酸素原子または硫黄原子をさらに含み、炭素原子を介して結合している、場合により置換された5員環の芳香族ヘテロ環基であり、
ただし、Rが、場合により置換されたチアゾリル基であり、HYが、場合により置換されたチアゾリル基である場合、HYの該場合により置換されたチアゾリル基は、
【化428】

によってあらわされる基であり、
ここで、Rは、水素原子、アルキル基またはハロゲン原子であり、
は、(i)水素原子、(ii)場合により置換された炭化水素−カルボニル基、(iii)場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、(iv)場合により置換されたカルバモイル基、(v)場合により置換されたアルコキシカルボニル基、(vi)場合により置換された炭化水素−スルホニル基、(vii)場合により置換されたヘテロシクリル−スルホニル基、(viii)場合により置換されたスルファモイル基、(ix)場合により置換された炭化水素基、または(x)場合により置換されたヘテロ環基であり(
【化429】

を除く);
さらに、ただし、この化合物は、5−チアゾールカルボキサミド,N−[2’−(アミノスルホニル)[1,1’−ビフェニル]−2−イル]−4−(4−メトキシフェニル)−2−(1H−ピロール−1−イル)−;5−チアゾールカルボキサミド,4−(4−ニトロフェニル)−2−(4−ピリジニル)−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−;5−チアゾールカルボキサミド,4−(4−ブロモフェニル)−N−(1−メチルエチル)−2−(2−プロピル−4−ピリジニル)−;5−チアゾールカルボキサミド,4−フェニル−N−[(1S,2S)−2−(フェニルメトキシ)シクロペンチル]−2−(1H−ピラゾール−1−イル)−;5−チアゾールカルボキサミド,4−フェニル−N−(フェニルメチル)−2−(1H−ピラゾール−1−イル)−;5−チアゾールカルボキサミド,N−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−(3−メトキシ−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フェニル−;5−チアゾールカルボキサミド,4−フェニル−N−[1−(フェニルメチル)−3−ピロリジニル]−2−(1H−ピラゾール−1−イル)−;5−チアゾールカルボキサミド,N−[(1S,2R)−1−[(3,5−ジフルオロフェニル)メチル]−3−[[1−(3−エチニルフェニル)シクロプロピル]アミノ]−2−ヒドロキシプロピル]−4−フェニル−2−(1H−ピロール−1−イル)−;5−チアゾールカルボキサミド,2−(1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−4−フェニル−;5−チアゾールカルボキサミド,2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−4−フェニル−;5−チアゾールカルボキサミド,2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−N,N−ジメチル−4−フェニル−;5−チアゾールカルボキサミド,2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−N−エチル−4−フェニル−;5−チアゾールカルボキサミド,N−シクロプロピル−2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−4−フェニル−;5−チアゾールカルボキサミド,4−(3−クロロフェニル)−2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−;5−チアゾールカルボキサミド,2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−N,4−ジフェニル−;5−チアゾールカルボン酸,4−(3−クロロフェニル)−2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−,2−(2−チエニルカルボニル)ヒドラジド;5−チアゾールカルボキサミド,4−(3−クロロフェニル)−2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−N−4−ピリミジニル−;5−チアゾールカルボキサミド,4−(3−クロロフェニル)−2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−N−(3−メトキシフェニル)−;5−チアゾールカルボキサミド,4−(3−クロロフェニル)−2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−N−2−チアゾリル−;5−チアゾールカルボキサミド,4−(3−クロロフェニル)−2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−N−4H−1,2,4−トリアゾール−4−イル−;5−チアゾールカルボン酸,4−(3−クロロフェニル)−2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−,2−(3−メチルベンゾイル)ヒドラジド;または、5−チアゾールカルボキサミド,4−(3−クロロフェニル)−N−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−4−ピリミジニル)−2−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール1−イル)−以外である。〕。
【請求項68】
が−CON(Rである場合、両方存在するRが水素である、請求項67に記載の化合物。
【請求項69】
式I−A−iiによってあらわされる化合物
【化430】

またはその医薬的に許容され得る塩。
〔式中、
HYは、場合により置換された窒素含有芳香族ヘテロ環基であり(3−イソオキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、5−ピリミジル基、2−ピリミジル基、およびピラジニル基を除外する)、
は、ハロゲン原子であるか、または、炭素原子、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介して結合する、場合により置換された基であり、
は、(1)炭素原子以外に窒素原子を2〜4個含み、炭素原子を介して結合している、場合により置換された5員環の芳香族ヘテロ環基であるか、または、(2)炭素原子以外に窒素原子を1〜3個含み、1個の酸素原子または硫黄原子をさらに含み、炭素原子を介して結合している、場合により置換された5員環の芳香族ヘテロ環基であり、
ただし、Rが、場合により置換されたチアゾリル基であり、Rが、場合により置換されたチアゾリル基である場合、Rの場合により置換されたチアゾリル基は、
【化431】

によってあらわされる基であり、
式中、Rは、水素原子、アルキル基、またはハロゲン原子であり、
は、(i)水素原子、(ii)場合により置換された炭化水素−カルボニル基、(iii)場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、(iv)場合により置換されたカルバモイル基、(v)場合により置換されたアルコキシカルボニル基、(vi)場合により置換された炭化水素−スルホニル基、(vii)場合により置換されたヘテロシクリル−スルホニル基、(viii)場合により置換されたスルファモイル基、(ix)場合により置換された炭化水素基、または(x)場合により置換されたヘテロ環基、またはこれらの塩である(
【化432】

【化433】

を除く)。〕。
【請求項70】
a)炭素原子を介して結合する、場合により置換された基は、シアノ、場合により置換されたアルキル基、場合により置換されたアルケニル基、場合により置換されたアルキニル基、場合により置換されたC1〜8アルキル−カルボニル基、場合により置換されたC3〜8シクロアルキル基、場合により置換されたアリール基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル基、場合により置換されたC6〜18アリール−カルボニル基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル−カルボニル基、炭素原子を介して結合した、場合により置換されたヘテロ環基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル基、場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル−カルボニル基、または場合により置換されたカルバモイル基から選択され、;
b)窒素原子を介して結合する、場合により置換された基は、
i)アミノ;
ii)一置換アミノまたは二置換アミノであって、ここで、該アミノは、場合により置換されたアルキル基、場合により置換されたアルケニル基、場合により置換されたアルキニル基、場合により置換されたC1〜8アルキル−カルボニル基、場合により置換されたC3〜8シクロアルキル基、場合により置換されたアリール基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル基、場合により置換されたC6〜18アリール−カルボニル基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル−カルボニル基、炭素原子を介して結合する、場合により置換されたヘテロ環基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル基、場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル−カルボニル基、または場合により置換されたカルバモイル基で置換されており、
iii)窒素原子を介して結合する、場合により置換されたヘテロ環基
から選択され;
c)酸素原子を介して結合する、場合により置換された基は、場合により置換されたアルキル基、場合により置換されたアルケニル基、場合により置換されたアルキニル基、場合により置換されたC1〜8アルキル−カルボニル基、場合により置換されたC3〜8シクロアルキル基、場合により置換されたアリール基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル基、場合により置換されたC6〜18アリール−カルボニル基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル−カルボニル基、炭素原子を介して結合する、場合により置換されたヘテロ環基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル基、場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル−カルボニル基、または、場合により置換されたカルバモイル基、によって場合により置換されたヒドロキシから選択され、
d)硫黄原子を介して結合する、場合により置換された基は、場合により置換されたアルキル基、場合により置換されたアルケニル基、場合により置換されたアルキニル基、場合により置換されたC1〜8アルキル−カルボニル基、場合により置換されたC3〜8シクロアルキル基、場合により置換されたアリール基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル基、場合により置換されたC6〜18アリール−カルボニル基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル−カルボニル基、炭素原子を介して結合する、場合により置換されたヘテロ環基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル基、場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル−カルボニル基、または、場合により置換されたカルバモイル基、によって場合により置換されたメルカプトから選択される、請求項67、68または69に記載の化合物。
【請求項71】
HYが、(i)
【化434】

によってあらわされる、場合により置換された基であり、
式中、Aは環状基であり、Xは、CHまたはNであるか、または、
(ii)ピリジル基、ピリミジニル基、ピラゾリル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、イソチアゾリル基、またはピリダジニル基であり、それぞれ、場合により置換されている、請求項67、68または69に記載の化合物。
【請求項72】
HYが、(i)
【化435】

によってあらわされる、場合により置換された基であるか、または
(ii)
【化436】

によってあらわされる基であり、
式中、RおよびRは、それぞれ、水素原子、アルキル基またはハロゲン原子であり、
は、(i)水素原子、(ii)場合により置換された炭化水素−カルボニル基、(iii)場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、(iv)場合により置換されたカルバモイル基、(v)場合により置換されたアルコキシカルボニル基、(vi)場合により置換された炭化水素−スルホニル基、(vii)場合により置換されたヘテロシクリル−スルホニル基、(viii)場合により置換されたスルファモイル基、(ix)場合により置換された炭化水素基、または(x)場合により置換されたヘテロ環基であり、
は、(i)水素原子、(ii)場合により置換された炭化水素基、または(iii)場合により置換されたヘテロ環基である、請求項67、68または69に記載の化合物。
【請求項73】
が、(i)ハロゲン原子、(ii)場合により置換されたヒドロキシ基、(iii)場合により置換された炭化水素基、(iv)場合により置換されたヘテロ環基、(v)場合により置換されたアミノ基、(vi)場合により置換されたチオール基、または(vii)アシル基である、請求項67、68、69、70、71、または72に記載の化合物。
【請求項74】
が、場合により置換されたトリアゾリル基である、請求項67、68、69、70、71、または72に記載の化合物。
【請求項75】
HYは、以下のものから選択され:
(i)(1)ヒドロキシ、(2)C1〜6アルキル、(3)ヒドロキシで場合により置換されたC1〜6アルコキシ、(4)C6〜18アリール−C1〜4アルキル−オキシ、(5)炭素原子以外の環構成原子として、酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む、4〜7員環の単環芳香族ヘテロシクリル−C1〜4アルキル−オキシ、ならびに(6)炭素原子以外の環構成原子として、酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む、4〜7員環の単環非芳香族ヘテロシクリル−C1〜4アルキル−オキシから選択される置換基(複数可)で場合により置換された、炭素原子および窒素原子以外に、酸素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を場合により含有する、8〜10員環の窒素含有芳香族縮合ヘテロ環基、または、
(ii)(1)ハロゲン原子、(2)C1〜6アルキル、(3)C6〜18アリールチオ、および4〜7員環の単環芳香族ヘテロ環基、または、炭素原子以外の環構成原子として、酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む、単環非芳香族ヘテロ環基から選択される置換基(複数可)によって場合により置換された、C1〜8アルキル−カルボニルアミノ、(4)C3〜8シクロアルキル−カルボニルアミノ、(5)ハロゲン原子、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、アミノおよびモノ−またはジ−C1〜6アルキルアミノから選択される置換基(複数可)によって場合により置換された、C6〜18アリール−カルボニルアミノ、(6)C6〜18アリール−C1〜4アルキル−カルボニルアミノ、ならびに(7)単環ヘテロシクリルが、炭素原子以外の環構成原子として、酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、C1〜6アルキルで場合により置換された、4〜7員環の単環ヘテロシクリル−カルボニルアミノから選択される置換基(複数可)で場合により置換された、4−ピリジル基またはピラゾリル基であり、
ここで、Rは、以下のもの
(i)C1〜8アルキル基、
(ii)C2〜8アルケニル基、
(iii)C3〜8シクロアルキル基、
(iv)C1〜8アルキル、C2〜8アルケニル、またはC6〜18アリール−C1〜4アルキルで場合により置換されたヒドロキシル基、
(v)ハロゲン原子、場合によりハロゲン化されたC1〜8アルキルまたはC1〜8アルコキシで場合により置換されたC6〜18アリール基、
(vi)C6〜18アリール−C1〜4アルキル基、
(vii)炭素原子以外に、窒素原子、酸素原子、および硫黄原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を含む、4〜7員環の芳香族単環ヘテロ環基、または
(viii)炭素原子以外に、窒素原子、酸素原子、および硫黄原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を含む、4〜7員環の非芳香族ヘテロ環基;
から選択され、
は、2〜4個の窒素原子を含み、炭素原子を介して結合しており、C1〜8アルキルによって場合により置換された、5員環の芳香族ヘテロ環基である、
請求項67、68、69、70、71、または72に記載の化合物。
【請求項76】
式II−A−iiを有する化合物
【化437】

またはその医薬的に許容され得る塩:
〔式中、Rは、(i)ハロゲン原子、(ii)場合により置換されたヒドロキシ基、(iii)場合により置換された炭化水素基、(iv)場合により置換されたヘテロ環基、(v)場合により置換されたアミノ基、(vi)場合により置換されたチオール基、または(vii)アシル基であり、
10dは、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4アルキルであり、
10eは、H、ヒドロキシ、C1〜6アルキルであるか、ヒドロキシ、C1〜6アルキル−カルボニルアミノおよびアミノ−C1〜6アルキル−カルボニルアミノから選択される基で場合により置換されたC1〜6アルコキシ、C6〜18アリール−C1〜4アルキル−オキシ、ハロゲンによって場合により置換されたC1〜6アルキルで場合により置換され、炭素原子以外の環構成原子として、酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む、4〜7員環の単環芳香族ヘテロシクリル−C1〜4アルキル−オキシ、炭素原子以外の環構成原子として酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、ハロゲン、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルスルホニルオキシ、およびヒドロキシで場合により置換されたC1〜6アルキル−カルボニルから選択される基によって場合により置換された4〜7員環の単環非芳香族ヘテロシクリル−C1〜4アルキル−オキシである。〕。
【請求項77】
が、場合により置換されたフェニル基である、請求項76に記載の化合物。
【請求項78】
式I−B−iを有する化合物
【化438】

またはその医薬的に許容され得る塩:
〔式中、
HYは、場合により置換された窒素含有芳香族ヘテロ環基であり(3−イソオキサゾリル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、5−ピリミジル基、2−ピリミジル基、およびピラジニル基を除外する)、
は、ハロゲン原子であるか、または、炭素原子、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介して結合する、場合により置換された基であり、
は、(1)CON(Rであり、Rは、H、または場合により置換されたC〜C脂肪族であるか、または、(2)炭素原子以外に2〜4個の窒素原子を含み、炭素原子を介して結合している、場合により置換された5員環の芳香族ヘテロ環基;(2)炭素原子以外に2〜4個の窒素原子を含み、炭素原子を介して結合している、場合により置換された5員環の芳香族ヘテロ環基;または、(3)炭素原子以外に1〜3個の窒素原子を含み、1個の酸素原子または硫黄原子をさらに含み、炭素原子を介して結合している、場合により置換された5員環の芳香族ヘテロ環基であり、
ただし、式I’の化合物は、4−チアゾールカルボキサミド,2−(4−アセチル−5−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)−N,N−ジエチル−5−フェニル−;1H−1,2,3−トリアゾール−4−酢酸,1−[4−[(ジエチルアミノ)カルボニル]−5−フェニル−2−チアゾリル]−5−メチル−a−オキソ−,エチルエステル;4−チアゾールカルボキサミド,2−[4−(1,2−ジオキソプロピル)−5−メチル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル]−N,N−ジエチル−5−フェニル以外であり;
さらに、ただし、Rが、場合により置換された1H−インダゾール−3−イルであり、RがCON(Rである場合、Rは、置換されていないフェニルまたは3−ピリジル以外の基である。〕。
【請求項79】
が−CON(Rである場合、それぞれ存在するRは水素である、請求項78に記載の化合物。
【請求項80】
a)炭素原子を介して結合する、場合により置換された基は、シアノ、場合により置換されたアルキル基、場合により置換されたアルケニル基、場合により置換されたアルキニル基、場合により置換されたC1〜8アルキル−カルボニル基、場合により置換されたC3〜8シクロアルキル基、場合により置換されたアリール基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル基、場合により置換されたC6〜18アリール−カルボニル基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル−カルボニル基、炭素原子を介して結合する、場合により置換されたヘテロ環基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル基、場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル−カルボニル基、または場合により置換されたカルバモイル基から選択され;
b)窒素原子を介して結合する、場合により置換された基は、
i)アミノ;
ii)モノ−またはジ−置換アミノであって、ここで、該アミノは、場合により置換されたアルキル基、場合により置換されたアルケニル基、場合により置換されたアルキニル基、場合により置換されたC1〜8アルキル−カルボニル基、場合により置換されたC3〜8シクロアルキル基、場合により置換されたアリール基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル基、場合により置換されたC6〜18アリール−カルボニル基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル−カルボニル基、炭素原子を介して結合する、場合により置換されたヘテロ環基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル基、場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル−カルボニル基、または場合により置換されたカルバモイル基で置換されており、ならびに
iii)窒素原子を介して結合する、場合により置換されたヘテロ環基
から選択され;
c)酸素原子を介して結合する、場合により置換された基は、場合により置換されたアルキル基、場合により置換されたアルケニル基、場合により置換されたアルキニル基、場合により置換されたC1〜8アルキル−カルボニル基、場合により置換されたC3〜8シクロアルキル基、場合により置換されたアリール基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル基、場合により置換されたC6〜18アリール−カルボニル基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル−カルボニル基、炭素原子を介して結合する、場合により置換されたヘテロ環基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル基、場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル−カルボニル基、または、場合により置換されたカルバモイル基、によって場合により置換されたヒドロキシから選択され、そして
d)硫黄原子を介して結合する、場合により置換された基は、場合により置換されたアルキル基、場合により置換されたアルケニル基、場合により置換されたアルキニル基、場合により置換されたC1〜8アルキル−カルボニル基、場合により置換されたC3〜8シクロアルキル基、場合により置換されたアリール基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル基、場合により置換されたC6〜18アリール−カルボニル基、場合により置換されたC6〜18アリール−C1〜4アルキル−カルボニル基、炭素原子を介して結合する、場合により置換されたヘテロ環基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル基、場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、場合により置換されたヘテロシクリル−C1〜4アルキル−カルボニル基、または、場合により置換されたカルバモイル基、によって場合により置換されたメルカプトから選択される、請求項78または79に記載の化合物。
【請求項81】
HYが、(i)
【化439】

によってあらわされる、場合により置換された基であり、
式中、Aは環状基であり、Xは、CHまたはNであるか、または、
(ii)ピリジル基、ピリミジニル基、ピラゾリル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、イソチアゾリル基、またはピリダジニル基であり、それぞれ、場合により置換されている、請求項78または79に記載の化合物。
【請求項82】
HYが、(i)
【化440】

によってあらわされる、場合により置換された基であるか、または
(ii)
【化441】

によってあらわされる基であり、
式中、RおよびRは、それぞれ、水素原子、アルキル基またはハロゲン原子であり、
は、(i)水素原子、(ii)場合により置換された炭化水素−カルボニル基、(iii)場合により置換されたヘテロシクリル−カルボニル基、(iv)場合により置換されたカルバモイル基、(v)場合により置換されたアルコキシカルボニル基、(vi)場合により置換された炭化水素−スルホニル基、(vii)場合により置換されたヘテロシクリル−スルホニル基、(viii)場合により置換されたスルファモイル基、(ix)場合により置換された炭化水素基、または(x)場合により置換されたヘテロ環基であり、
は、(i)水素原子、(ii)場合により置換された炭化水素基、または(iii)場合により置換されたヘテロ環基である、請求項78または79に記載の化合物。
【請求項83】
が、(i)ハロゲン原子、(ii)場合により置換されたヒドロキシ基、(iii)場合により置換された炭化水素基、(iv)場合により置換されたヘテロ環基、(v)場合により置換されたアミノ基、(vi)場合により置換されたチオール基、または(vii)アシル基である、請求項78、79、80、81または82に記載の化合物。
【請求項84】
が、場合により置換されたトリアゾリル基である、請求項78、80、81または82に記載の化合物。
【請求項85】
HYは、以下のものから選択され:
(i)(1)ヒドロキシ、(2)C1〜6アルキル、(3)ヒドロキシで場合により置換されたC1〜6アルコキシ、(4)C6〜18アリール−C1〜4アルキル−オキシ、(5)炭素原子以外の環構成原子として、酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む、4〜7員環の単環芳香族ヘテロシクリル−C1〜4アルキル−オキシ、(6)炭素原子以外の環構成原子として、酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む、4〜7員環の単環非芳香族ヘテロシクリル−C1〜4アルキル−オキシから選択される置換基(複数可)で場合により置換された、炭素原子および窒素原子以外に、酸素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を場合により含有する、8〜10員環の窒素含有芳香族縮合ヘテロ環基、または、
(ii)(1)ハロゲン原子、(2)C1〜6アルキル、(3)C6〜18アリールチオ、および炭素原子以外の環構成原子として、酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む、4〜7員環の単環芳香族ヘテロ環基または単環非芳香族ヘテロ環基から選択される置換基(複数可)によって場合により置換された、C1〜8アルキル−カルボニルアミノ、(4)C3〜8シクロアルキル−カルボニルアミノ、(5)ハロゲン原子、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、アミノおよびモノ−またはジ−C1〜6アルキルアミノから選択される置換基(複数可)によって場合により置換された、C6〜18アリール−カルボニルアミノ、(6)C6〜18アリール−C1〜4アルキル−カルボニルアミノ、ならびに(7)単環ヘテロシクリルが、炭素原子以外の環構成原子として、酸素原子、硫黄原子、および窒素原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、C1〜6アルキルで場合により置換された、4〜7員環の単環ヘテロシクリル−カルボニルアミノから選択される置換基(複数可)で場合により置換された、4−ピリジル基またはピラゾリル基であり、
ここで、Rは、以下のもの
(i)C1〜8アルキル基、
(ii)C2〜8アルケニル基、
(iii)C3〜8シクロアルキル基、
(iv)C1〜8アルキル、C2〜8アルケニル、またはC6〜18アリール−C1〜4アルキルで場合により置換されたヒドロキシル基、
(v)ハロゲン原子、場合によりハロゲン化されたC1〜8アルキルまたはC1〜8アルコキシで場合により置換されたC6〜18アリール基、
(vi)C6〜18アリール−C1〜4アルキル基、
(vii)炭素原子以外に、窒素原子、酸素原子、および硫黄原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を含む、4〜7員環の芳香族単環ヘテロ環基、または
(viii)炭素原子以外に、窒素原子、酸素原子、および硫黄原子から選択される1〜3個のヘテロ原子を含む、4〜7員環の非芳香族ヘテロ環基;
から選択され、
は、2〜4個の窒素原子を含み、炭素原子を介して結合しており、C1〜8アルキルによって場合により置換された、5員環の芳香族ヘテロ環基である、請求項78に記載の化合物。
【請求項86】
式II−Aの化合物
【化442】

またはその医薬的に許容され得る塩:
〔式中、
は、CYは、
【化443】

であり;
は、H、ハロゲン、−W−R、または−Rであり、
Wは、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−O−、−N(R2a)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR2a−、−N(R2a)C(O)−、−N(R2a)CO−、−S(O)NR2a−、−N(R2a)S(O)−、−OC(O)N(R2a)−、−N(R2a)C(O)NR2a−、−N(R2a)S(O)N(R2a)−、または−OC(O)−から選択され、
2aは、水素であるか、または、場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
は、H、−CN、ハロゲン、−Z−R、C1〜6脂肪族、または3〜10員環の脂環式であり、ここで、
Zは、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−O−、−N(R3a)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR3a−、−N(R3a)C(O)−、−N(R3a)CO−、−S(O)NR3a−、−N(R3a)S(O)−、−OC(O)N(R3a)−、−N(R3a)C(O)NR3a−、−N(R3a)S(O)N(R3a)−、または−OC(O)−から選択され;
3aは、水素であるか、または、場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する、5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するRおよびR4’は、H、−Z−R、C1〜6脂肪族、または3〜10員環の脂環式であり、
Zは、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−O−、−N(R4a)−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR4a−、−N(R4a)C(O)−、−N(R4a)CO−、−S(O)NR4a−、−N(R4a)S(O)−、−OC(O)N(R4a)−、−N(R4a)C(O)NR4a−、−N(R4a)S(O)N(R4a)−、または−OC(O)−から選択され、
4aは、水素であるか、または、場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
、X、Xは、それぞれ独立して、NまたはCRであり、それぞれ存在するRは、独立して、水素、−CN、ハロゲン、−Z−R、場合により置換されたC1〜6脂肪族、または場合により置換された3〜10員環の脂環式であり、
は、場合により置換されたC1〜3アルキレン鎖、−O−、−N(R7a)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR7a−、−N(R7a)C(O)−、−N(R7a)CO−、−S(O)NR7a−、−N(R7a)S(O)−、−OC(O)N(R7a)−、−N(R7a)C(O)NR7a−、−N(R7a)S(O)N(R7a)−、または−OC(O)−から選択され;
7aは、水素であるか、または場合により置換されたC1〜4脂肪族であり、
は、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり、
、X、およびXは、それぞれ独立してR10であり、
10は、−R10b、−V−R10c、−T−R10b、または−V−T−R10bであり、ここで、
は、−NR10a−、−NR10a−C(O)−、−NR10a−C(S)−、−NR10a−C(NR10a)−、NR10aC(O)O−、NR10aC(O)NR10a−、NR10aC(O)S−、NR10aC(S)O−、NR10aC(S)NR10a−、NR10aC(S)S−、−NR10aC(NR10a)O−、−NR10aC(NR10a)NR10a−、−NR10aS(O)−、−NR10aS(O)NR10a−、−C(O)−、−CO−、−C(O)NR10a−、C(O)NR10aO−、−SO−、または−SONR10a−であり;
それぞれ存在するR10aは、独立して、水素であるか、あるいは、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
は、場合により置換されたC〜Cアルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は、場合により、−N(R10a)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(R1a)−、−S(O)N(R10a)−、−OC(O)N(R10a)−、−N(R10a)C(O)−、−N(R10a)SO−、−N(R10a)C(O)O−、−NR10aC(O)N(R10a)−、−N(R10a)S(O)N(R10a)−、−OC(O)−、または−C(O)N(R10a)−O−で中断しているか、または、Tは、場合により置換された3〜7員環の脂環式またはヘテロシクリル環の一部分を形成し;
それぞれ存在するR10bは、独立して、水素、ハロゲン、−CN、−NO、−N(R10a、−OR10a、−SR10a、−S(O)10a、−C(O)R10a、−C(O)OR10a、−C(O)N(R10a、−S(O)N(R10a、−OC(O)N(R10a、−N(R10a)C(O)R10a、−N(R10a)SO10a、−N(R10a)C(O)OR10a、−N(R10a)C(O)N(R10a、または−N(R10a)SON(R10aであるか、または、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR10cは、独立して、水素であるか、あるいは、C1〜6脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であるか、または、
10aおよびR10cと、これらが結合している窒素原子とが一緒になって、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜1個のさらなるヘテロ原子を有する、場合により置換された4〜7員環のヘテロシクリル環を形成し;
ただし、
が−CONHRである場合、Rは、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
式Iの化合物は、4−[5−[3−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル]−4−メチル−2−チエニル]−ピリジン;または4−[5−(2H−テトラゾール−5−イル)−2−チエニル]−ピリジン以外である。〕。
【請求項87】
1個以上の置換基が、以下のもの:
(a)Rは、場合により置換された6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールであるか;または
(b)R10は−V−R10cである
から選択される、請求項86に記載の化合物。
【請求項88】
前記化合物は、
【化444】

によってあらわされる、請求項86に記載の化合物。
【請求項89】
がNであり、XおよびXは、それぞれCR10である、請求項88に記載の化合物。
【請求項90】
はNであり、XおよびXは、それぞれCR10である、請求項88に記載の化合物。
【請求項91】
、X、およびXがそれぞれCR10である、請求項88に記載の化合物。
【請求項92】
が、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールであり、これらは、1〜4の独立して存在するRで場合により置換され、Rが、−R9a、−T−R9d、または−V−T−R9dであり、
それぞれ存在するR9aは、独立して、ハロゲン、−CN、−NO、−R9c、−N(R9b、−OR9b、−SR9c、−S(O)9c、−C(O)R9b、−C(O)OR9b、−C(O)N(R9b、−S(O)N(R9b、−OC(O)N(R9b、−N(R9e)C(O)R9b、−N(R9e)SO9c、−N(R9e)C(O)OR9b、−N(R9e)C(O)N(R9b、または−N(R9e)SON(R9bであるか、または、2個存在するR9bと、これらが結合している窒素原子とが一緒になって、窒素、酸素、もしくは硫黄から選択される0〜1個のさらなるヘテロ原子を有する、場合により置換された4〜7員環のヘテロシクリル環を形成し;
それぞれ存在するR9bは、独立して、水素であるか、あるいは、C〜C脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR9cは、独立して、C〜C脂肪族、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR9dは、独立して、水素であるか、または、3〜10員環の脂環式、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する4〜10員環のヘテロシクリル、6〜10員環のアリール、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する5〜10員環のヘテロアリールから選択される、場合により置換された基であり;
それぞれ存在するR9eは、独立して、水素であるか、または、場合により置換されたC1〜6脂肪族基であり;
それぞれ存在するVは、独立して、−N(R9e)−、−O−、−S−、−S(O)−、
−S(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(R9e)−、−S(O)N(R9e)−、−OC(O)N(R9e)−、−N(R9e)C(O)−、−N(R9e)SO−、−N(R9e)C(O)O−、−NR9eC(O)N(R9e)−、−N(R9e)SON(R9e)−、−OC(O)−、または−C(O)N(R9e)−O−であり;
は、場合により置換されたC〜Cアルキレン鎖であり、該アルキレン鎖は、場合により、−N(R7a)−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(R7a)−、−S(O)N(R7a)−、−OC(O)N(R7a)−、−N(R7a)C(O)−、−N(R7a)SO−、−N(R7a)C(O)O−、−NR7aC(O)N(R7a)−、−N(R7a)S(O)N(R7a)−、−OC(O)−、または−C(O)N(R7a)−O−で中断されているか、または、Tまたはその一部分は、場合により置換された3〜7員環の脂環式またはヘテロシクリル環の一部分を場合により形成する、請求項86に記載の化合物。
【請求項93】
が、1〜3の独立して存在するハロ、C1〜3アルキル、CN、C1〜3ハロアルキル、−OC1〜3アルキル、−OC1〜3ハロアルキル、−NHC(O)C1〜3アルキル、−NHC(O)NHC1〜3アルキル、NHS(O)1〜3アルキル、または−C(O)Hで置換されたフェニル基である、請求項92に記載の化合物。
【請求項94】
前記化合物が、式I−A−iiiの構造を有する、請求項86に記載の化合物
【化445】


【請求項95】
10が−V−R10cであり、Vは、−NR10aCO−、または−N(R10aであり、
は、1〜3の独立して存在するハロ、C1〜3アルキル、−CN、C1〜3ハロアルキル、−OC1〜3アルキル、−OC1〜3ハロアルキル、−NHC(O)C1〜3アルキル、−NHC(O)NHC1〜3アルキル、NHS(O)1〜3アルキル、または−C(O)Hで置換されたフェニル基である、請求項94に記載の化合物。
【請求項96】
がNであり、XおよびXがそれぞれCRである、請求項95に記載の化合物。
【請求項97】
がNであり、XがNであり、XがCRである、請求項95に記載の化合物。
【請求項98】
前記化合物が、式I−A−ivの構造を有する、請求項86に記載の化合物
【化446】


【請求項99】
が−V−R10cであり、Vが、−NR10aCO−、または−N(R10aであり;
は、1〜3の独立して存在するハロ、C1〜3アルキル、−CN、C1〜3ハロアルキル、−OC1〜3アルキル、−OC1〜3ハロアルキル、−NHC(O)C1〜3アルキル、−NHC(O)NHC1〜3アルキル、NHS(O)1〜3アルキル、または−C(O)Hで置換されたフェニル基である、請求項98に記載の化合物。
【請求項100】
がNであり、XおよびXがそれぞれCRである、請求項99に記載の化合物。
【請求項101】
がNであり、XがNであり、XがCRである、請求項99に記載の化合物。
【請求項102】
請求項1、29、31、39、45、47、54、67、69、76、78、86、94、または98の化合物と、医薬的に許容され得るキャリアとを含む、組成物。
【請求項103】
請求項1、29、31、39、45、47、54、67、69、76、78、86、94、または98の治療に有効量の化合物を患者に投与することを含む、該患者において増殖性障害を処置する方法。
【請求項104】
前記増殖性障害が、乳癌、膀胱癌、結腸癌、神経膠腫、膠芽細胞腫、肺癌、肝細胞癌、胃癌、黒色腫、甲状腺癌、子宮内膜癌、腎癌、子宮頸癌、膵癌、食道癌、前立腺癌、脳癌、または卵巣癌である、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
請求項1、29、31、39、45、47、54、67、69、76、78、86、94、または98の治療に有効量の化合物を患者に投与することを含む、前記患者において炎症性障害または心血管障害を処置する方法。
【請求項106】
前記炎症性障害または心血管障害が、アレルギー/アナフィラキシー、急性炎症および慢性炎症、関節リウマチ;自己免疫障害、血栓症、高血圧、心臓肥大、および心不全から選択される、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
患者においてP13KまたはmTorの活性を阻害するのに有効な量の請求項1、29、31、39、45、47、54、67、69、76、78、86、94、または98の化合物を含む組成物を投与することを含む、該患者において、P13KまたはmTorの活性を阻害する方法。

【公表番号】特表2012−516329(P2012−516329A)
【公表日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−547974(P2011−547974)
【出願日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際出願番号】PCT/US2010/000234
【国際公開番号】WO2010/090716
【国際公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【出願人】(500287639)ミレニアム ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (98)
【氏名又は名称原語表記】MILLENNIUM PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】