説明

PIKK阻害薬としてのヘテロアリール化合物

本発明は、PIKK阻害薬、さらに具体的には、mTORおよび/またはPI3Kαキナーゼ阻害薬である化合物を提供し、したがって、キナーゼ、具体的にはPI3キナーゼ、さらに具体的には、mTORおよび/またはPI3Kαの抑制により治療可能な疾患、例えば癌の治療のために有用である化合物を提供する。このような化合物を含有する薬学的組成物、ならびにこのような化合物の調製方法も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

(式中、Arは、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリル環(ここで、各環は、R、RまたはRで置換され、この場合、R、RまたはRは、水素、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、置換アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C(=O)NR、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=NR)NR、−OR、−OC(=O)R、−OC(=O)NR、−O−アルキルN(R)C(=O)OR、−OC(=O)N(R)S(=O)、−O−アルキルNR、−O−アルキルOR、−SR、−S(=O)R、−S(=O)、−S(=O)NR、−S(=O)N(R)C(=O)R、−S(=O)N(R)C(=O)OR、−S(=O)N(R)C(=O)NR、−NR、−N(R)C(=O)R、−N(R)C(=O)OR、−N(R)C(=O)NR、−N(R)C(=S)NR、−N(R)C(=NR)NR、−N(R)S(=O)、−N(R)S(=O)NR、−NR−アルキレン−NRまたは−NR−アルキレン−ORから独立して選択される)であり;
は、水素またはアルキルであり;
は、メチルまたはエチルであり;
は、−N−または−CR−(ここで、Rは、Hまたはアルキルである)であり;
は、−N−または−CR−(ここで、Rは、R、−(アルキレン)ヘテロシクロアルキル、−(アルキレン)O(アルキレン)アリール、−(アルキレン)N(R)(アルキレン)アリール、−(アルキレン)−N(R)−(アルキレン)へテロアリールまたは−(アルキレン)O(アルキレン)へテロアリールである)であり;
は、−N−または−CR−(ここで、Rは、R、−(アルキレン)アリール、−(アルキレン)−ヘテロアリール、−(アルキレン)へテロシクロアルキル、−(アルキレン)O−(アルキレン)アリール、−(アルキレン)N(R)(アルキレン)アリール、−(アルキレン)N(R)(アルキレン)へテロアリールまたは−(アルキレン)O(アルキレン)へテロアリールであるが、但しZ、ZおよびZのうちの2つだけが同時に−N−であり得る)であり;
あるいはZが−CR−であり、Zが−CR−である場合には、RおよびRは、それらが結合される原子と一緒になって、環A(フェニルあるいは5または6員へテロアリール環である)を形成し得るし、環AはRまたはR(ここで、RまたはRは独立して、R、−(アルキレン)n−へテロシクロアルキル、−(アルキレン)O−(アルキレン)アリール、−(アルキレン)N(R)(アルキレン)アリール、−(アルキレン)N(R)(アルキレン)へテロアリールまたは−(アルキレン)O(アルキレン)へテロアリールである)で置換され;
は、−N−または−C−であるが;但しZが−CR−(ここで、Rは、Zと一緒になって、フェニルを形成する)であり、そしてZが−N−である場合には、Zは−C−であり;
、ZまたはZは、各々独立して、−N−または−CR−から選択されるが、但し、Z、Z、ZおよびZのうちの少なくとも1つは、−N−であるが、この場合、RはRであるか、あるいはRは、隣接環原子と一緒になって、フェニルあるいは5または6員へテロアリール環を形成し、ここで、フェニルまたはへテロアリール環は、R、RまたはR(ここで、R、R、またはRは、独立して、R、−(アルキレン)アリール、−(アルキレン)へテロアリール、−(アルキレン)へテロシクロアルキル、−(アルキレン)O(アルキレン)アリール、−(アルキレン)N(R)(アルキレン)アリール、−(アルキレンN(R)(アルキレン)へテロアリールまたは−(アルキレン)O(アルキレン)へテロアリールである)で置換され;
は、各々独立して、水素またはRであり;あるいは2つのRが、単独でまたは別の基の一部として、窒素原子と結合される場合、2つのRは、それらが結合される窒素原子と一緒になって、単環式ヘテロシクリル環を形成し得るし、任意に、オキソ、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シアノ、ニトロ、アルキルカルボニル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、−アルキル−OH、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノから独立して選択される1、2または3つの置換基で置換され;
は、各々独立して、アルキル、シクロアルキル、フェニル、ヘテロアリールまたはベンジルであって、この場合、アルキル、シクロアルキル、フェニルまたはベンジルは、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アミノ、シアノ、ヒドロキシル、非置換へテロシクロアルキル、フェニル、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノから独立して選択される0、1、2または3つの置換基で置換され;そして
nは、各々独立して、0または1である)
の化合物、またはその製薬上許容可能な塩(但し、式(I)の化合物は、以下の:
【化2】

またはその塩ではない)。
【請求項2】
が、各々独立して、水素またはRであり;あるいは2つのRが、単独でまたは別の基の一部として、窒素原子と結合される場合、2つのRは、それらが結合される窒素原子と一緒になって、単環式へテロシクリル環を形成し得るが、これは、任意に、オキソ、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シアノ、ニトロ、アルキルカルボニル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルホニル、アミノスルホニル、スルホニルアミノ、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノから独立して選択される1、2または3つの置換基で置換され;そして
が、各々独立して、アルキル、シクロアルキル、フェニル、ヘテロアリールまたはベンジルであって、この場合、アルキル、シクロアルキル、フェニルまたはベンジルは、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アミノ、シアノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノから独立して選択される0、1、2または3つの置換基で置換される
請求項1記載の化合物。
【請求項3】
が水素であり、そして
【化3】

において、Zが−N−であり、Zが−CH−であり、そしてZが−CR−(ここで、RはRまたは−(アルキレン)N(R)(アルキレン)へテロアリールである)である請求項1記載の化合物。
【請求項4】
がメチルである請求項1または3記載の化合物。
【請求項5】
Arが上記のように置換されるアリールである請求項1、3または4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
Arが上記のように置換されるヘテロアリールである請求項1、3または4のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
Arが上記のように置換されるピラゾリルである請求項1、3または4のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
Arがアリール、ヘテロアリールまたはへテロシクリル環であって、各環がR、RまたはR(ここで、R、RまたはRは、独立して、水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、−NR(ここで、Rはアルキルである)で置換されるアルキル、またはアルコキシ、−(CRY(ここで、Yはアリールまたはへテロアリールである)、−OR(ここで、Rは水素またはアルキルである)、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C(=O)NR、−C(=O)R、−C(=O)OR、−OR、−O−アルキルOR、−S(=O)、−NR、−N(R)C(=O)R、−N(R)C(=O)NR、−N(R)S(=O)または−NR−アルキレン−ORから選択される)で置換され;
が、各々独立して、水素またはRであり;あるいは2つのRが、単独でまたは別の基の一部として、窒素原子と結合される場合、2つのRは、それらが結合される窒素原子と一緒になって、単環式へテロシクリル環を形成し得るが、これは、任意に、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルOHまたはヒドロキシルから独立して選択される1、2または3つの置換基で置換され;そして
が、各々独立して、アルキル、シクロアルキル、フェニル、ヘテロアリールまたはベンジルであって、この場合、アルキル、シクロアルキル、フェニルまたはベンジルは、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アミノ、シアノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシル、非置換へテロシクロアルキルまたはフェニルから独立して選択される0、1、2または3つの置換基で置換される
請求項1、3または4のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
Arが、5−フルオロ−6−メトキシ−3−ピリジニル、1H−ピラゾール−3−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル、4−(3−エチルウレイド)フェニル、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−6−イル、6−(トリフルオロメチル)−2−ピリジニル、2−ピリジニル、1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−5−イル、4−ヒドロキシピリジン−2−イル、4−(3−フェニルウレイド)フェニル、5−(3−エチルウレイド)ピリジン−2−イル、4−(3−メチルウレイド)フェニル、3−ヒドロキシフェニル、4−アセチルアミノフェニル、4−(3−(4−ピリジニル)ウレイドフェニル、3−アミノ−ピリミジン−5−イル、4−ピリダジニル、1−アセチル−1H−ピラゾール−3−イル、3−(メチルスルホニル)フェニル、3−ピリジニル、3−メチル−5−イソチアゾリル、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)フェニル、1H−ピラゾロ[3,4−c]ピリジン−3−イル、4−フルオロ−1H−インダゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−2−イル、1−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−1H−ピラゾール−3−イル、1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル、3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−フェニル、3−アセチルアミノフェニル、ピリジン−2−イル、1−エチル−1H−ピラゾール−3−イル、キノリン−3−イル、イソキノリン−3−イル、1−メチルアミノカルボニル−1H−ピラゾール−3−イル、1−メチルアミノカルボニル−1H−ピラゾール−5−イル、1−(2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−ヒドロキシエチルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−5−イル、1−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1H−ピラゾール−5−イル、1−(フェノキシカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(フェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(フェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−5−イル、1−(メトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(メトキシカルボニル)−1H−ピラゾール−5−イル、1−(フェノキシ−カルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(メチルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−4−イル、1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(ベンゾオキサゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル、1−(イソプロピルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(ベンジルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(エチルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−メトキシフェニル−アミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−メチルフェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(4−メトキシフェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−フルオロフェニル−アミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(4−シアノフェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−トリフルオロメチル−フェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(3−メチルフェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2,5−ジフルオロフェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(3,5−ジフルオロフェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(4−メチルフェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(3,5−ジクロロフェニル−アミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2,5−ジクロロフェニルアミノ−カルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2,3−ジクロロ−フェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−クロロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(ベンズイミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(イミダゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル、1−メチルスルホニル−1H−ピラゾール−3−イル、1−アミノカルボニル−1H−ピラゾール−3−イル、1−アミノカルボニル−1H−ピラゾール−5−イル、1−アゼチジン−1−イルカルボニル−1H−ピラゾール−3−イル、1−アゼチジン−1−イルカルボニル−1H−ピラゾール−5−イル、1−(2−メチルアミノエチルアミノ)−カルボニル−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−メチルアミノエチルアミノ)カルボニル−1H−ピラゾール−5−イル、1−ジメチルアミノカルボニル−1H−ピラゾール−3−イル、1−ジメチルアミノカルボニル−1H−ピラゾール−5−イル、1−ピペラジン−1−イルカルボニル−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−メトキシエチルアミノ)カルボニル−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−メトキシエチルアミノ)カルボニル−1H−ピラゾール−5−イル、1−(2−モルホリン−4−イルエチルアミノ)−カルボニル−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−メチルプロピルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(1−フェネチルアミノカルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(ベンジル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(ピリジン−3−イルメチル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(1,4−ベンズオキサジン−3−(4H)−オン−7−イル)−1H−ピラゾール−3−イル、5−(4−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル、5−(4−(プロパン−2−オール)アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル、キノリン−7−イル、キノリン−6−イル、イソキノリン−7−イル、6−メトキシピリジン−3−イル、6−エトキシピリジン−3−イル、1H−インダゾール−3−イル、5−フルオロ−6−メトキシピリジン−3−イル、1−(6−(2−メトキシエトキシ)ピリミジン−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル、3−シクロプロピルウレイドフェニル、3−ベンジルカルボニルアミノフェニル、3−ベンゾイルアミノフェニル、3−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−フェニル、3−メチルスルホニルアミノフェニル、3−(4−フルオロフェニル−ウレイド)フェニル、3−(ベンジルウレイド)−フェニル、3−エチルアミノカルボニルフェニル、6−エチルアミノ−カルボニルピリジン−3イル、3−エチルカルボニル−アミノフェニル、3−メチルアミノカルボニルフェニル、3−エチルアミノカルボニルフェニル、3−イソプロピルアミノカルボニルフェニル、3−フェニルアミノカルボニルフェニル、6−メチルアミノカルボニル−ピリジン−3イル、6−イソプロピルアミノカルボニルピリジン−3イル、6−フェニルアミノ−カルボニルピリジン−3イル、3−アミノカルボニルフェニル、4−(2−ジエチルアミノエチルアミノカルボニル)フェニル、4−フェニルアミノカルボニルフェニル、1−(3−メチルブタノイル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−イソプロピルオキシ−カルボニル−1H−ピラゾール−3−イル、1−イソプロピルオキシカルボニル−1H−ピラゾール−5−イル、2−メトキシピリジン−4−イル、1−イソプロピルカルボニル−1H−ピラゾール−3−イル、1−イソプロピルカルボニル−1H−ピラゾール−5−イル、1−(3,3−ジメチルブタノイル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−シクロヘキシルオキシカルボニル−1H−ピラゾール−5−イル、1−シクロヘキシルオキシカルボニル−1H−ピラゾール−3−イル、2−メトキシピリジン−3−イル、2−オキソピリジン−3−イル、1−(3−メチルブチル)−1H−ピラゾール−3−イル、1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−3−イル、1H−インダゾール−4−イル、6−クロロ−5−メチルスルホニルアミノピリジン−3−イル、6−メトキシ−5−メチルスルホニルアミノピリジン−3−イル、1H−インダゾール−6−イル、1H−ベンズイミダゾール−6−イル、4−(3−シクロプロピルウレイド)フェニル、4−ピペリジン−1−イルカルボニルアミノフェニル、4−ピロリジン−1−イルカルボニルアミノフェニル、4−アゼチジン−1−イルカルボニルアミノフェニル、4−(1−メチルピペラジン−1−イルカルボニルアミノフェニル、4−(3−(2−メトキシエチル)ウレイド)フェニル、4−モルホリン−4−イル−イルカルボニルアミノフェニル、4−(1−アセチルピペラジン−1−イルカルボニルアミノフェニル、チアゾール−3−イル、4−(2−メチルモルホリン−4−イル−イルカルボニルアミノ)フェニルまたは4−(3−メチルモルホリン−4−イル−イルカルボニルアミノ)フェニルである請求項1、3または4のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
【化4】


【化5】

である
(式中、Rは上記と同様である)
請求項1および3〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
【化6】


【化7】

である
(式中、Rは、水素、ハロ、ハロアルキル、置換アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−C(=O)NR、−C(=O)OR、−COR、−OR、−O−アルキルNR、−O−、アルキルOR、−NRまたは−NR−アルキレン−ORから選択されるRであり;Rは、各々独立して、水素またはRであるか、あるいは2つのRが、単独でまたは別の基の一部として、窒素原子と結合される場合、2つのRは、それらが結合される窒素原子と一緒になって、単環式へテロシクリル環を形成し;
は、各々独立して、アルキル、フェニルまたはへテロアリールであって、この場合、アルキルは、アルキルまたはアルコキシから独立して選択される0、1、2または3つの置換基で置換され;そしてアリール環は、任意に、アルキル、アルコキシまたはハロから独立して選択される1、2または3つの置換基で置換され得、および/または−C(=O)OR、−C(=O)NR、−OR、−SR、−S(=O)、−S(=O)NR、−NR、−N(R)C(=O)R、−(CRN(R)C(=O)Rまたは−(CROR(ここで、mは1〜3であり、各Rは水素またはRであり、そしてRは、独立して、水素、アルキルまたはシクロアルキルである)から独立して選択される1または2つの置換基で置換され得;
ヘテロシクロアルキル環は、任意に、アルキル、ヒドロキシ、−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR、−S(=O)または−(CROR(ここで、mは0〜3であり、各Rは水素またはRであり、そしてRは、独立して、水素またはアルキルである)から独立して選択される1、2または3つの置換基で置換され;
ヘテロアリール環は、任意に、アルキル、−OR、−C(=O)NRまたは−(CROR(ここで、mは1〜3であり、各Rは水素またはRであり、そしてRは、独立して、水素またはアルキルである)から独立して選択される1、2または3つの置換基で置換され;
置換アルキルは、1、2または3つの水素原子が、独立して、ヒドロキシルまたは−NCOR(ここで、Rはアルキルである)により置き換えられるアルキルラジカルである)
請求項1および3〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
【化8】


【化9】

である
(式中、Rは、水素、1−ピペラジニル、4−メチル−1−ピペラジニル、4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル、4−(2−メトキシエチル)−1−ピペラジニル、フルオロ、3−(メチルスルホニル)フェニル、4−ピリジニル、2−メトキシエトキシ、4−モルホリニル、2−(1−ピロリジニル)エトキシ、1−tert−ブトキシカルボニル−3,6−ジヒドロ−1(2H)−ピリジン−4−イル、3−メトキシフェニル、3−フルオロ−4−メチルアミノカルボニルフェニル、4−アセチルアミノメチルフェニル、1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル、2−フルオロフェニル、2−メチルフェニル、2−メトキシ−3−ピリジニル、3−フラニル、3,5−ジメチル−4−イソキサゾリル、4−フルオロ−2−メチルフェニル、2−(1−メチルエトキシ)フェニル、3−(メチルスルファニル)フェニル、1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル、3−メチル−5−イソキサゾリル、1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル、3−アセチルアミノフェニル、3−シクロプロピルアミノフェニル、3−イソプロパノイルアミノフェニル、3−ピリダジニル、1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジニル、4−アセチルアミノフェニル、2−メチル−4−ピリジニル、2−メチル−3−ピリジニル、5−ピリミジニル、3−ピリジニル、フェニルアミノ、4−メトキシフェニルアミノ、メトキシ、3−フルオロフェニル、4−メチルアミノカルボニルフェニル、ピリジン−3−イルアミノ、4−アセチルアミノフェニル、3−メトキシ−フェニルアミノ、ピリジン−4−イルアミノ、ピリミジン−5−イルアミノ、4−アセチルアミノフェニルアミノ、2−メチル−4−ピリジニルアミノ、4−メチル−3−ピリジニル、2,6−ジメチル−4−ピリジニル、4−イソプロピルアミノ−カルボニルフェニル、3,4−ジヒドロ−1(2H)−イソキノリノン−6−イル、4−エチルアミノカルボニルフェニル、4−カルボキシ−2−メチルフェニル、4−メチル−5−ピリミジニル、2−メチル−4−メチルアミノカルボニルフェニル、ヒドロキシル、6−メチルアミノカルボニルピリジン−3−イル、2−(1−ピロリジニル)エトキシ、4−N,N−ジメチルアミノカルボニルピペラジン−1−イル、4−メチルスルホニルピペラジン−1−イル、4−N−メチルアミノカルボニルピペラジン−1−イル、4−アセチルピペラジン−1−イル、3−ヒドロキシメチル−4−メトキシフェニル、ピリジン−4−イル、3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル、2−メチル−4−ピリジニル、1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル、3,4−ジヒドロキシブチル、1−(1−メチルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル、アミノカルボニル、キノリン−7−イル、4−メチルスルホニルフェニル、4−メチルアミノスルホニル−フェニル、3−メチル−スルホニルフェニル、2−メトキシエチルアミノ、4−ヒドロキシピペリジン−1−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、2−ヒドロキシプロプ−2−イル、アセチルまたはトリフルオロメチルである)
請求項1および3〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項13】
以下のものからなる群から選択される請求項1記載の化合物:
【表1】
























またはその製薬上許容可能な塩。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれかに記載の化合物またはその製薬上許容可能な塩、および製薬上許容可能な賦形剤を含む薬学的組成物。
【請求項15】
黒色腫、卵巣癌、子宮頸癌、乳癌、結腸癌、直腸癌、子宮内膜癌、膵臓癌、肺癌、胃癌、神経膠芽細胞腫、肝臓癌、前立腺癌、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病または甲状腺癌の治療方法であって、それを必要とする患者に、治療的有効量の請求項1〜13のいずれかに記載の化合物またはその製薬上許容可能な塩を投与することを包含する方法。
【請求項16】
療法における使用のための請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
療法が癌である請求項16記載の化合物。

【公表番号】特表2012−526836(P2012−526836A)
【公表日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510985(P2012−510985)
【出願日】平成22年5月12日(2010.5.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/034596
【国際公開番号】WO2010/132598
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】