説明

PVC用共安定化剤としてのポリビニルアルコール

金属化合物及びポリビニルアルコールによって安定化された熱可塑的に加工可能な混合物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリビニルアルコールと少なくとも一種の金属イオンとを組み合わせて安定化させたポリ塩化ビニル(PVC)ベースの熱可塑的に加工可能な混合物に関する。
【背景技術】
【0002】
PVCベースの熱可塑的に加工可能な混合物は、化学分解を軽減させるために、熱及び/又はUV放射に対して安定化させる必要がある。この目的に特に有用なのが金属イオンであり、例えば鉛又は錫塩、又は、より環境に負担の少ないカルシウム又は亜鉛化合物が挙げられる。金属ベースの安定化剤は、PVC混合物の熱可塑的な加工中に凝集や非相溶性を示すことがなく、ポリマーマトリックス中で良好な分散性を示す必要がある。さらに、いわゆる「プレートアウト」又は「フィッシュアイ」と呼ばれる乱れを避けるために、安定化剤は加工物の表面に移行してはならない。従って、PVC用安定化剤のほとんどは、ポリオール、ベータジケトン、フェノール化合物又は無機安定化剤などの複数の成分を含んでいる。米国特許第5143959号を参照のこと。
【0003】
金属ベースのPVC用安定化剤混合物において、ポリビニルアルコール(PVA)を使用することが知られている。例えば、米国特許第5118741号では、PVCの懸濁重合中に部分的にケン化されたPVAを多くて0.5phr使用し、そうして得られたPVC混合物を金属イオンで安定化させることが開示されている。前記PVAの共安定化効果は、この公報では述べられていない。さらには、PVAの添加量が少なすぎるため、共安定化効果が期待できない。
【0004】
ドイツ特許第2728862号では、PVC及びβ−ジケトンのCa/Zn塩と、ポリオール化合物としてのPVAとの混合物が開示されているが、使用したPVAの詳細は記載されていない。
【0005】
共安定化剤としてPVAを含むPVC混合物の熱安定性は、“Polymers and Polymer Composites”、p649−662、vol.11、no.8、2003において、池田氏などによってさらに分析されていた。この論文によると、亜鉛で安定化されたPVC混合物には、無変性PVAが適切な共安定化剤であることが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第5143959号
【特許文献2】米国特許第5118741号
【特許文献3】ドイツ特許第2728862号
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】“Polymers and Polymer Composites”、p649−662、vol.11、no.8、2003
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
公知のPVC用無変性PVA含有安定化剤混合物は、PVC混合物の押出成形中の熱安定性及び/又は加工性の観点から未だ不十分である。
【0009】
従って、本発明の目的は、PVC混合物の熱安定性を改善する変性ポリビニルアルコールを提供することにあった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
驚くべきことに、変性、特に熱処理されたポリビニルアルコールと金属イオンとを組み合わせることにより、PVC混合物の熱安定性が改善され、ポリマーマトリックスと十分な相溶性を示すことが見出された。
【0011】
従って、本発明の一つの態様は、ポリ塩化ビニル100部に対してポリビニルアルコールを0.1−15部含み、かつ少なくとも一種の金属イオンを含有する安定化剤を含むポリ塩化ビニルベースの熱可塑的に加工可能な混合物であって、前記ポリビニルアルコールの0.1重量%水溶液の280nmの波長における吸光度(a)及び320nmの波長における吸光度(b)の比(b)/(a)が0.25を超え、かつ吸光度(a)が0.1を超える熱可塑的に加工可能な混合物である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
そのようなポリビニルアルコールは熱処理によって得られることが好ましい。当然の理論というわけではないが、熱処理の間に、PVAの水酸基の開裂が起こり、結果としてポリマー骨格中で多重共役二重結合が生じ、水分子の脱離が起こると推測される。共役二重結合量は、280nm(a)における吸収に対する320nm(b)における吸収の比によってUV/VIS分光法で測定が可能である。
【0013】
280nmの波長における吸光度(a)及び320nmの波長における吸光度(b)の比(b)/(a)は、0.25−1であることが好ましく、0.4−0.75であることがより好ましい。
【0014】
本発明に係るPVAは、280nmの波長における吸光度(a)が0.1を超え、好ましくはこの吸収が0.3を超え、又は0.5を超える。吸光度(a)は1.5未満であることが好ましく、1.2未満であることがさらに好ましい。
【0015】
本発明に係る混合物は、PVC100部に対してPVAを0.1−5部含むことが好ましい。好ましくは、0.1−1phrであり、好ましくは0.1−0.5phrである。
【0016】
前記ポリビニルアルコールの1重量%水溶液の黄色度(YI)は80以下であり、好ましくは60−1であり、さらに好ましくは40−1である。前記YI(黄色度)は物質の黄色さを示す値であり、透明又は白色から黄色がかった色への色相が離れている度合いに相当する正の量として表される。YIの小さい値は、色相が透明又は白色に近いことを意味する。YIは実施例において開示されるように測定される。
【0017】
ポリビニルアルコールのケン化度は少なくとも60モル%であることが好ましく、65−95モル%であることがより好ましく、68−90モル%であることが最も好ましい。ポリビニルアルコールのケン化度が60モル%を下回る場合には、ビニルアルコールポリマーの水への溶解度が低くなるため、取り扱い性に劣る恐れがある。
【0018】
ポリビニルアルコールの平均重合度は200−4000であることが好ましく、200−1000であることがより好ましく、200−770であることが最も好ましい。
【0019】
本発明で使用されるPVAは、変性されたものでも無変性のものであってもよい。
【0020】
ポリビニルアルコールの製造方法は、特に制限はない。一般的に、ビニルエステルモノマーを重合させて得られたビニルエステルポリマーをケン化させてなる方法を用いて製造される。ビニルエステルモノマーの重合方法としては、溶液重合、ブロック重合、懸濁重合、乳化重合等の方法が例示される。
【0021】
ビニルエステルモノマーの例として、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、ピバル酸ビニル、バーサテック酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニル、パルチミン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、オレイン酸ビニル、及び安息香酸ビニル等が挙げられる。
【0022】
中でも、酢酸ビニルが最も好ましい。酢酸ビニルを単独で使用した場合、酢酸ビニルを重合してポリ酢酸ビニルを生成させた後、前記ポリ酢酸ビニルをケン化することにより、ポリビニルアルコールを得ることも可能である。
【0023】
種々のビニルエステルモノマーのほかに、本発明の範囲から逸脱しない限り、他のモノマーを共重合させてもよい。ビニルエステルの共重合、特に、アセトアルデヒド、プロピルアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、ベンジルアルデヒド及びクロトンアルデヒド等の連鎖移動剤と酢酸ビニルとの共重合である。
【0024】
このようにして得られたポリビニルアルコールは、その後任意で90−180℃、好ましくは95−170℃、さらに好ましくは100−160℃で熱処理される。熱処理温度が180℃を超えると、場合によっては熱処理を通してビニルアルコールポリマーが架橋する恐れがある。熱処理は0.5−20時間、好ましくは1−18時間、より好ましくは1−16時間施される。
【0025】
熱処理は、空気のような酸素含有雰囲気中で、又は、例えばCO又はN保護雰囲気下のような空気(すなわち酸素)のないところで行われる。適したポリビニルアルコールは米国特許第7070731号に開示されている。
【0026】
熱処理前は、上記PVAは無色(白色)であり、おそらく共役二重結合のために黄色っぽく、あるいは茶色にさえ変色するであろう。前記PVAはPVCマトリックス中に少量しか使用されていないので、熱可塑的な混合物の色にはこの色は通常影響を及ぼさない。
【0027】
本発明に係る安定化剤は、バリウム、亜鉛、カルシウム及び錫から選択される少なくとも一種の金属イオンであり、特にそれぞれの有機又は無機塩の形をとる。“金属石鹸”、すなわち炭素数1−25のカルボン酸塩、特にステアリン酸塩、ラウリン酸塩、マレイン酸塩、オレイン酸塩、テレフタル酸塩、又は、アセチルアセトン、メルカプタン又はβ−ジケトンの金属塩が好ましく使用される。
【0028】
亜鉛及びカルシウム塩由来の安定化剤混合物が特に有用であり、β−ジケトン、アセチルアセトン又は炭素数1−25のカルボン酸の塩が好ましく、1:1から1:4、特に1:2部の混合物が好ましい。
【0029】
さらには、熱可塑的な混合物に、例えば、TiO、CaCO、ZrO,カオリン、タルク、K/Alケイ酸塩、長石、ケイ酸塩、硫酸バリウム、金属粉、黒鉛、硫酸カルシウム、セラミック及びガラス粒子、又は木材から選択されるPVC産業で一般的に使用される充填材を、ポリ塩化ビニル100部に対して約5−20部添加してもよい。
【0030】
フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソノニル、又はそれらの水和物誘導体、テレフタル酸ジオクチル、アジピン酸アルキル、安息香酸アルキル、エポキシ化アルキルエステル、又は、エポキシ化大豆油又は亜麻仁油等のエポキシ化植物油等のPVC加工産業に知られている一般的な可塑剤を、PVC100部に対してそれぞれ0.1−100部添加することも可能である。
【0031】
PVCの熱安定化にも寄与するエポキシ化大豆油のような可塑剤の場合には、さらに低い濃度で使用してもよく、PVCの約0.01−10phr添加してもよい。
【0032】
本発明のもう一つの目的は、重合度が700未満でケン化度が75−95モル%であるポリビニルアルコールをポリ塩化ビニル100部に対して0.1−15部含み、かつ少なくとも一種の金属イオンを含有する安定化剤を含むポリ塩化ビニルベースの熱可塑的に加工可能な混合物の製造方法であって、少なくとも120℃で例えば押出機又はニーダー中で前記成分を混合する熱可塑的に加工可能な混合物の製造方法である。約180−240℃での熱可塑性的な成形加工中又はそれより前に混合することが好ましい。
【0033】
任意の熱可塑性的な成形加工は、押出機又はカレンダーを用いて又はその中で、例えば、まず前記温度で供給工程中に成分を溶融し、その後高圧で混合物を成形することにより通常行われる。
【0034】
PVAは、粉状又は溶液の形でPVCに添加することができる。このPVA溶液は水、又は、適切な有機溶剤(例えばメタノール)又はそれらの混合物を用いて調製することができる。金属塩は、ドライブレンドすることができるし、溶液の形で添加することもできる。もう一つの方法として、例えば押出機、ドライミル又はニーダー中に、単独で又は同時に(“ワンパック製剤”として)すべての添加剤をドライブレンド物としてPVCへ添加することができる。少なくとも一種の金属イオンを安定化剤として含むポリ塩化ビニルベースの熱可塑的に加工可能な混合物における共安定化剤としての上記PVA使用が、さらに本発明の目的である。
【0035】
熱可塑的な混合物の使用目的によっては、異なる金属イオンを異なる濃度で使用してもよい。一般的に、ボトル、チューブ又は枠用のPVC混合物は、錫イオンを0.3−3phr含んでいてもよい。例えば、プラスチゾルのような可塑性PVC混合物には、バリウム及び亜鉛イオンを合計量1−3phr使用する。フロアカバーには、Ca/Zn混合物を合計量2−3.5phr使用する。そのような混合物及び金属イオン量はPVC産業で公知である。エポキシ化植物油を使用する場合には、熱安定性を損なうことなく、本発明のPVA及び金属イオンの量を減少させることが可能であろう。
【0036】
本発明の熱可塑的に加工可能な混合物は、窓及びドア枠、フィルム、コーティング、シート、チューブ、ケーブル、フロアリング、ボトル、又はフロアカバーの製造に特に有用である。
【実施例】
【0037】
表1の成分を含有する試料を次の手順によって作成した。
−1%のPVAを水に溶解させた。
−PVCを上記溶液に添加した後、8時間50℃で乾燥させた。
−上記PVC/PVA混合物へ、DOP(フタル酸ジオクチル)、ステアリン酸亜鉛及びステアリン酸カルシウムを添加し、ドライブレンドした。
−得られた混合物60gを、5分間160℃でオープンロールを用いて粉砕した。
【0038】
得られた混合物を、厚みが約0.45mmで50×70mmのシートとなるようにプレスした。その後、シートをオーブン中で180℃に加熱し、加熱されたシートの白色度を、測色計を用いて室温で測定した。白色度は、使用したポリビニルアルコールの共安定化効果を示す。
【0039】
[白色度]
SC−T(P)、SM−T(P)、ver8.00ソフトウェアーと共に、直径30mmの試料ホルダー窓を取り付けた色差計(SM−T−H1型カラーコンピューター、スガ試験機株式会社)を使用して、白色度を測定した。
【0040】
[吸光度]
ビニルアルコールポリマーの0.1重量%水溶液を測定試料として作成した。この測定試料について、光学的距離1cmで280nm及び320nmの波長における吸光度を測定した。UV分光光度計(株式会社島津製作所製;UV2100)を測定に使用した。
【0041】
実施例1
ビニルアルコールポリマーの製造
ビニルアルコールの製造例を以下に記載する。まず、酢酸ビニル2400g、メタノール600g及びアセトアルデヒド32.5gを反応容器に供給した。その後、窒素ガスでバブリングすることによって、前記反応容器内の空気を窒素で置換した。次に、反応容器の温度を上げた。内部温度が60℃に達したとき、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル1.0gを反応容器に添加することにより、重合を開始した。重合中、重合温度を60℃に維持した。重合開始から4時間後に、容器を冷却して重合を停止した。この時点で、コンバージョンは50%であった。続いて、一定間隔でメタノールを添加しながら、減圧下30℃で未反応の酢酸ビニルモノマーを反応溶液から取り除いて、ポリ酢酸ビニルのメタノール溶液(濃度50%)を得た。
【0042】
ポリ酢酸ビニルのメタノール溶液から取り出した試料へ、アルカリモル比(ポリ酢酸ビニル中の酢酸ビニル単位に対するアルカリ化合物のモル比)が0.5になるように、濃度10%の水酸化ナトリウムのメタノール溶液を添加した。60℃で5時間そのままにしておき、ケン化を進行させた。ケン化の完了後、メタノールを用いて3日間ソックスレー抽出を行い、それから3日間60℃減圧下で乾燥を行った。そうして、精製ポリビニルアルコールを得た。前記ポリビニルアルコールの平均重合度を、JIS K6726に従って測定したところ、750であった。
【0043】
ポリ酢酸ビニル、水、酢酸メチルの量がそれぞれ40%、1%及び20%で、アルカリモル比が0.018となるように、水、メタノール、酢酸メチル、濃度10%の水酸化ナトリウムのメタノール溶液を濃度50%の上述のポリ酢酸ビニルのメタノール溶液に添加した。そうして、ポリ酢酸ビニルをケン化した。生じたポリビニルアルコールゲルを粉砕し、メタノールで十分に洗浄し、熱風乾燥機中で乾燥させて、ポリビニルアルコール樹脂を得た。その後、JIS K6726に従って、そのケン化度を測定した。ケン化度は72%であった。このポリビニルアルコールを空気中4時間110℃で熱処理した。結果として、ビニルアルコールポリマーが得られた。
【0044】
実施例2
ビニルアルコールポリマーの製造
得られたポリビニルアルコールを空気中6時間130℃で熱処理した以外は製造例1と同様にして、ビニルアルコールポリマー(実施例2)を製造した。
【0045】
比較例1
ビニルアルコールポリマーの製造
酢酸ビニルの重合においてアセトアルデヒドを使用しなかった以外は製造例1と同様にして、ポリビニルアルコール(比較例1)を製造した。重合度が750となるように、酢酸ビニル及びメタノールの量を変化させた。
【0046】
比較例2
ビニルアルコールポリマーの製造
得られたポリビニルアルコールを熱処理しなかった以外は製造例1と同様にして、ポリビニルアルコール(比較例2)を製造した。
【0047】
[結果]
表2から分かるように、本発明に係る変性ポリビニルアルコールは、従来技術から知られるポリビニルアルコールと比較して、改善された安定化効果を有する。
【0048】
【表1】

【0049】
【表2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリ塩化ビニル100部に対してポリビニルアルコールを0.1−15部含み、かつ少なくとも一種の金属イオンを含有する安定化剤を含むポリ塩化ビニルベースの熱可塑的に加工可能な混合物であって、前記ポリビニルアルコールの0.1重量%水溶液の280nmの波長における吸光度(a)及び320nmの波長における吸光度(b)の比(b)/(a)が0.25を超え、かつ吸光度(a)が0.1を超えることを特徴とする熱可塑的に加工可能な混合物。
【請求項2】
前記ポリビニルアルコールの重合度が200−4000であることを特徴とする、請求項1記載の熱可塑的に加工可能な混合物。
【請求項3】
前記ポリビニルアルコールのケン化度が少なくとも60モル%であることを特徴とする、請求項1又は2記載の熱可塑的に加工可能な混合物。
【請求項4】
前記ポリビニルアルコールの1重量%水溶液の黄色度(YI)が80以下であることを特徴とする、請求項1又は2記載の熱可塑的に加工可能な混合物。
【請求項5】
バリウム、亜鉛、カルシウム及び錫から選択される少なくとも一種の金属イオンを安定化剤として使用することを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の熱可塑的に加工可能な混合物。
【請求項6】
炭素数1−25のカルボン酸、アセチルアセトン又はβ―ジケトンの亜鉛塩、及び炭素数1−25のカルボン酸、アセチルアセトン又はβ―ジケトンのカルシウム塩の混合物を安定化剤として使用することを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の熱可塑的に加工可能な混合物。
【請求項7】
TiO、CaCO、ZrO,カオリン、タルク、K/Alケイ酸塩、長石、ケイ酸塩、硫酸バリウム、金属粉、黒鉛、硫酸カルシウム、セラミック及びガラス粒子、又は木材から選択される充填材をポリ塩化ビニル100部に対して5−20部含有することを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の熱可塑的に加工可能な混合物。
【請求項8】
窓又はドア枠、フィルム、コーティング、シート、チューブ、ボトル、又はフロアカバーの製造のための、請求項1から7のいずれかに記載の熱可塑的に加工可能な混合物の使用。

【公表番号】特表2010−533761(P2010−533761A)
【公表日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−516517(P2010−516517)
【出願日】平成20年7月18日(2008.7.18)
【国際出願番号】PCT/EP2008/059436
【国際公開番号】WO2009/010579
【国際公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(000001085)株式会社クラレ (1,607)
【出願人】(507311946)クラレ・ヨーロッパ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング (5)
【氏名又は名称原語表記】Kuraray Europe GmbH
【住所又は居所原語表記】Brueningstrasse 50 Frankfurt am Main 65926 Germany
【Fターム(参考)】