説明

QRコード入りペンダントヘッドと、携帯電話のIモード機能のバーコードリーダーと、インターネット接続サービスプロバイダと、救急車を含む緊急医療病院のPCとをネットワークした、緊急時に於ける個人医療情報の転送システム。

【課題】 緊急事態に遭遇した時、速やかに知らせる事が可能な個人医療情報の転送システムを提供する。
【解決手段】 予め平常時に自分自身の医療に関する身体的基礎データをデータベース化して、それを保管、維持管理、転送を含む運営を行うインターネット接続のサービスの業務を行うサーバーに入会、登録しておき、自分自身の医療データに直接アクセス出来るQRコードの入ったペンダントヘッドを付与され日常身につけておく、そして、いざ万一の不測の緊急事態が発生したそのときに、救急車の救急隊員の携帯電話のIモード機能からバーコードリーダーを使用して読み取り受け入れ病院のPCへ転送する、それを受けた担当医師は即座に今まさに、搬送されてくる患者の医療データを立ち上げプリントアウトしてその患者にとって最善、最優先、最適な準備を整えて待機する、緊急時に於ける個人医療情報の転送システムである。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
本発明は個人の日常生活の中で突然発生する緊急事態に備え、予め自分自身の医療に関する情報をインターネット接続で開示出来るデータベースに登録しておいて、救急車で自分の知らない初めての病院へ運び込まれた時に、これから初めて自分を担当する医師に対して、いち早く自分の身体的医療データを知らせる事で最善、最適、最優先の処置をして頂く為の手助けになり、一命を救う役目を果す,QRコード入りペンダントヘッドと、携帯電話のIモード機能と、インターネット接続サービスプロバイダと、救急車を含む緊急医療病院のPCとをネットワークした、緊急時に於ける個人医療情報の転送システムである。
【背景技術】
【0002】
今迄、救急車で運び込まれた患者は、緊急医療の現場病院へ到着してからその患者の正確な血液型や又、麻酔による様々なアレルギー等を調べる時間が必要な為に一刻を争い生死を分けるかも知れない患者に対して、一早い対応が出来ずに不幸にも死に至らしむる結果になる事もやむを得ないのが現状である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
病気、災害、事件、事故、いつ何処で何が起きるか解らない高齢化の進む現代社会に於いて、緊急医療の現場の医学的進歩は日々、向上して目覚ましく発展を遂げているにも拘らず、患者と医師とのコミュニケーションはあいかわらず、旧態依然のままと思える、そこで、国民の多くは自分にもし万一の不慮の出来事が発生した場合、自分自身に一体何が出来るのかを模索している状況です、緊急事態発生のその時、多くは見ず知らずの患者を初見する医師がほとんどです、そこで、患者自身が平常時に自分自身の身体的医療情報を正確に記録して、その情報を緊急医療現場の担当医師にいち早く知らせる事が可能なら安心、安全に一命を救う事が出来るのではないかと感じ、本発明はこれらの欠点を解決するためになされたものである。
【課題をを解決する為の手段】
【0004】
もし万一の不測の事態発生に備えて、平常時に掛かり付けの医師によるカルテや、健康診断の時の記録、正確な血液型、各種アレルギー明細、持病現在服用中の薬の種類、医師からインフォームドコンセントを受けた際の詳細 等を予めデータベースに記録保管して、もし万一の時、第三者が容易に入手出来る方法として、インターネットを用いて自分のページを開く為の独自のURLが入った、QRコード入りペンダントヘッドと、携帯電話のIモード機能のバーコードリーダーと、インターネット接続サービスプロバイダと、救急車を含む緊急医療病院のPCとをネットワークした緊急時に於ける個人医療情報の転送システムである。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、益々、高齢化の進む現代社会に於いて、病気、災害、事件、事故、老若男女を問わず、突然に予想もしない緊急事態に遭遇し、救急隊員に救助され救急車に運び込まれ、救急隊員から矢継ぎ早に問いかけられた時、人々はパニック状態に陥り氣が動転し口も満足にきける状態ではない、これから行われるであろう緊急オペに対する恐怖と不安、何よりも自分自身を全く知らない担当医師に対して、輸血の際の正確な血液型や麻酔によるアレルギーその他、持病の事等、もっとよく知ってもらいたい、話したい、そんな時、自分自身の医療に関する身体的基礎情報を誰よりも能弁に語る事が出来る、緊急時に於ける個人医療情報の転送システムである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明は、119番に緊急事態発生の第一報入電、救急車出動、現場到着、患者ピックアップ、患者の胸にE・R・I(Emergency Rescue Insurance)緊急救助保険(仮称)のQRコード入りペンダントヘッドが在るのを発見確認、救急隊員は直ちに各受け入れ先病院への連絡、決定後その病院の担当医師の携帯電話かPCのメールアドレスを自分の携帯へ空メールしてもらう、その後、救急隊員の携帯電話のIモード機能からバーコードリーダーを使用して、患者のペンダントヘッドの表面に在る、QRコードを読み取る作業に入る、メニュー、図2(図)エの6をクリックすると MainMenuの画面になるその画面からアクセサリかツールを選ぶ、機種により呼称が異なるが機能は同種である、ここではNTT DoKoMoのFOMAP900iVの機種を用いたアクセサリの画面で説明をする、その画面から、図2(図)エの5をクリックすると様々な機能を表示するアクセサリ画面になるそのなかからバーコードリーダーをクリックするとバーコードリーダーの画面になりコード読み取りと保存データ一覧と云う二種が表示されるので、コード読み取りをクリックするとムービースタイルにしてくださいと云う指示がでる、次に接写モードにしてくださいと指示される、その後シャッターを押すと認識結果表示の画面になる、そこで機能、図2(図)エの7をクリックすると機能メニュー画面になるので、その中からブックマーク登録をクリックする、Bookmarkを登録しますか?YES,NO画面になる、YESをクリックすると
【0006】
空白のページタイトル入力スペースとInternetアドレスにはすでに患者のURLが入力された画面と,OKのボックス画面になるのでOKをクリックすると、フォルダ選択の画面になり、1BookmarkとOK画面になる、OKをクリックする、すると再び認識結果表示画面になる、ここで一旦作業を終了すると、バーコードリーダー画面になり、読み込みデータを破棄しますか? YES,NO画面になる、YESをクリックすると通常の待ち受け画面に戻る、この時点でURLはブックマークとして保存されている、ここで、図2(図)エの5をクリックするとIモードメニュー画面になるので、その中からBookmarkをクリックすると、Bookmarkフォルダ一覧の画面になりBookmarkが画面に表示されるので、それをクリックするとBookmark画面になり、wwwで始まる患者のインターネットアドレスが表示される、そこで、機能をクリックすると機能メニュー画面になる、その中からIモードメール作成をクリックすると、新規メールの画面になり、本文の箇所に本文入力あり、と表示されるこの中には先ほどバーコードリーダーで読み取った患者のURLすなわちインターネット接続の為のアドレスが入っている、後はその本文に暗唱番号を付加して、あて先に前もって空メールされている受け入れ病院のメールアドレスを入力し、題名入力欄はそのままで確定、図2(図)エの5をクリックすると送信プレビュー画面になる、後は送信、図2(図)エの8をクリックすれば、受け入れ病院へ送信される、これを受信した担当医師は直ちに病院のPCに今送られて来た患者のURLを入力して、患者の医療データのページを立ち上げる、次に暗証番号を入力してくださいの指示に従いQRコードと共に送られて来た数字を入力すると、患者の医療に関する情報が開示される、以上の様な構成のQRコード入りペンダントヘッドと、携帯電話のIモード機能と、インターネット接続サービスプロバイダと、救急車を含む緊急医療病院のPCとをネットワークした緊急時に於ける個人医療情報の転送システムであり、今後に於いては上記システムの作業並びに時間短縮を計る為に予め救急車直轄の複数の受け入れ病院のURLを登録番号を付けて入力しておき患者のQRコード読み取り後、その登録番号を押すだけで転送出来る救急車両車載専用の、Iモード通信転送機能付きバーコードリーダーの開発をも含めたビジネスメソッドである。
【実施例】
【0007】
本発明は、病気、災害、事件、事故、何時起きるか知れない緊急事態が発生した時、患者の所持するQRコード入りペンダントヘッドを救急隊員が発見し、携帯電話のバーコードリーダーでURLを読み取り搬送先の受け入れ病院へ転送する、受け入れ先病院の担当医師はPCにURLを入力し患者の基礎的医療情報のページを入手して待機する事で一命を救う大いなる役目を担う個人医療情報の転送システムである。
【産業上の利用可能性】
【0008】
本発明は、緊急時に於ける患者は勿論、緊急医療関連に従事する救急隊員も救命救急センターの担当医師も三者共が知らないもの同士であり、一刻を争い生死を分けるかも知れない場面でその一命を救う為に、より有効な対処をいち早く行えるように患者の所持する自分自身の身体的な個人医療情報を第三者に伝える為の、QRコード入りペンダントヘッドと、救急車の救急隊員の所持する携帯電話のIモード機能のバーコードリーダーと受け入れ先の緊急救助の救命センターのPCとをネットワークすることで緊急救助医療関連とインターネット並びに保険業界への活性化に寄与すること大なる緊急時に於ける個人医療情報の転送システムのビジネスメソッドである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】(図)アは本発明のQRコードの入ったペンダントヘッドの表面の拡大図でありその実寸は中央のQRコードは150ミリ×150ミリであり、ペンダントヘッド本体は380ミリ×380ミリで素材はクリスタルガラスを二層式にてサンドウイッチ状に挿んでいる、尚、その一方は金属を用いて時計のケース式にしても可、形状に於いては図は八角であるが丸,四角、六画、楕円、でも可。(図)イはペンダントヘッドの断面図である。(図)ウはペンダントヘッドの裏面であり暗証番号が刻印されている。
【図2】(図)エは携帯電話の表面図である。
【図3】(図)オは本発明のシステム図である。
【符号の説明】
【0010】
1は、ペンダントヘッドの裏面である。
2は、中央に挿まれたQRコードである。
3は、ペンダントヘッドの表面である。
4は、ペンダントヘッドの裏面に刻印された暗証番号である。
5は、携帯電話の決定ボタンである。
6は、メニューの文字が書かれたボタンである。
7は、Iの文字が書かれた機能ボタンである。
8は、封筒の絵が書かれた送信ボタンである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め、個人の任意により本発明の運営管理を行うインターネット接続業務のサービスプロバイダ、ERI(仮称)に入会登録をすませた上で、自分自身の医療に関する身体的基礎データ(氏名、生年月日、性別、顔写真、正確な血液型、麻酔アレルギー、持病、過去の病歴、現在服用中の薬の種類、身体的特徴、掛かり付けの病院、担当医師、その他、)を、本人の任意によりデータベース化してサーバー側のホストコンピューターに保管する、その上で各自のデータベースのページを開く為に、インターネットに接続する為のQRコード入りペンダントヘッドを各々、サーバー側から付与され日常携帯する、このペンダントヘッドの表面には、インターネット接続のURLと自分のページを開く為の識別記号数字が付与されたQRコードが印字されており、更にその裏面には本人認証の為の暗証番号が別途刻印されている、もし、その個人に万一の緊急事態が発生し生死を分け一刻を争う場面に遭遇して、救急車で緊急救命の医療施設へ搬送される時、救急隊員の携帯電話の端末に付加された、Iモード機能からバーコードリーダーを用いて、その患者のペンダントヘッドの表面に印字されたQRコードを読み取り、その裏面に刻印された暗証番号も合わせて、受け入れ先の医療施設の担当医師の携帯電話かPCのメールアドレスへ転送する、そのメールを受け取った担当医師は、直ちに受信メールの本文中に記載された患者独自のURLをPCに入力し、暗証番号を入力して下さいの指示に従いペンダントヘッド裏面に刻印され救急隊員から知らされている暗証番号を入力する、すると直ちに、今、搬送中である患者の身体的基礎情報のページが立上がる、その情報を元にその患者にとって最善、最優先、最適な受け入れ準備を整えて待機し、一命を救う為、全力を尽くすことが容易になる、以上の様な構成で、患者が携帯するQRコード入りペンダントヘッドと、携帯電話のIモード機能のバーコードリーダーと、インターネット接続サービスプロバイダと、救急車を含む緊急医療病院のPCとをネットワークした、現時点で即、実現可能な緊急時に於ける個人医療情報の転送システムであり、今後に於いては上記のシステムの発展型バーコードリーダーとして、全国の各救急車に車載してその救急車の直轄する複数の緊急受け入れ病院のURLを予め登録番号順に入力しておき、患者のERI(仮称)QRコードを読み取り後、受け入れ病院の登録番号をクリックするだけで転送完了、と云う時間と作業が短縮出来る,Iモード通信及び転送システムの合体した救急車専用のバーコードリーダーの開発をも含めたビジネスメソッドである。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−350976(P2006−350976A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−202228(P2005−202228)
【出願日】平成17年6月14日(2005.6.14)
【出願人】(505262608)
【Fターム(参考)】