説明

REG4またはKIAA0101を過剰発現している癌の治療または予防

本発明は、REG4またはKIAA0101の発現を阻害するsiRNAの組成物と細胞を接触させることによる、癌細胞の増殖を阻害する方法を特徴とする。癌を治療する方法もまた、本発明に含まれる。本発明はまた、提供された方法において有用な核酸配列およびベクター、それらを含む組成物を含む製品を特徴とする。本発明はまた、REG4遺伝子を阻害することにより、例えば、膵癌細胞、前立腺癌細胞、乳房癌細胞および膀胱癌細胞、特に膵管腺癌(PDAC)のような腫瘍細胞を阻害するための方法を提供する。本発明はまた、REG4によってコードされるタンパク質に結合する抗体またはその断片の薬学的有効量を対象に投与する段階を含む、対象におけるPDACを治療または予防する方法に関する。本発明はまた、癌の化学-放射線治療抵抗性を診断する方法に関する。本発明はまた、該ポリペプチドを用いた癌の治療用薬剤または治療方法を提供する。本発明のポリペプチドは、QKGIGEFF/配列番号:21を含むポリペプチドから成るアミノ酸配列を含むアミノ酸配列から構成される。本発明のポリペプチドは、例えばポリアルギニンのようなトランスフェクション薬剤でポリペプチドを修飾することによって、癌細胞に導入され得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
REG4またはKIAA0101の発現を阻害する少なくとも一つの低分子干渉RNA(siRNA)を含む組成物を対象に投与することを含む、対象において膵癌を治療または予防する方法。
【請求項2】
当該siRNAが、REG4またはKIAA0101由来の配列に特異的にハイブリダイズするセンス鎖核酸配列およびアンチセンス鎖核酸配列を含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
治療される癌が、膵癌、前立腺癌、乳癌および膀胱癌からなる群から選択される、請求項1記載の方法。
【請求項4】
膵癌が膵管腺癌(PDAC)である、請求項3記載の方法。
【請求項5】
siRNAがREG4の発現を阻害し、治療される癌がPDACである、請求項1記載の方法。
【請求項6】
siRNAがKIAA0101の発現を阻害し、治療される癌が、膵癌、前立腺癌、乳癌および膀胱癌である、請求項1記載の方法。
【請求項7】
当該siRNAが、標的配列として配列番号:5または配列番号:32の配列に対応するリボヌクレオチド配列を含む、請求項2記載の方法。
【請求項8】
当該siRNAが、一般式5’-[A]-[B]-[A’]-3’を有し、式中、[A]は、配列番号:5または配列番号:32のヌクレオチドの配列に対応するリボヌクレオチド配列であり、[B]は3から23のヌクレオチドから成るリボヌクレオチドループ配列であり、そして、[A’]は、[A]の相補配列から成るリボヌクレオチド配列である、請求項7記載の方法。
【請求項9】
センス鎖およびアンチセンス鎖を含む二本鎖分子であって、センス鎖は、配列番号:5または配列番号:32の標的配列に対応するリボヌクレオチド配列を含み、アンチセンス鎖は、該センス鎖に相補的であるリボヌクレオチド配列を含み、該センス鎖および該アンチセンス鎖は、互いにハイブリダイズして該二本鎖分子を形成し、そして、該二本鎖分子は、REG4またはKIAA0101遺伝子を発現している細胞に導入された場合に、該遺伝子の発現を阻害する、二本鎖分子。
【請求項10】
該標的配列が、配列番号:1または配列番号:39のヌクレオチド配列由来の少なくとも約10個の連続するヌクレオチドを含む、請求項9記載の二本鎖分子。
【請求項11】
該標的配列が、配列番号:1または配列番号:39のヌクレオチド配列由来の約19から約25個の連続するヌクレオチドを含む、請求項10記載の二本鎖分子。
【請求項12】
該二本鎖分子が、一本鎖リボヌクレオチド配列を介して連結されたセンス鎖とアンチセンス鎖を含む、単一リボヌクレオチド転写物である、請求項11記載の二本鎖分子。
【請求項13】
二本鎖分子が、約100未満のヌクレオチドのオリゴヌクレオチド長である、請求項10記載の二本鎖分子。
【請求項14】
二本鎖分子が、約75未満のヌクレオチドのオリゴヌクレオチド長である、請求項13記載の二本鎖分子。
【請求項15】
二本鎖分子が、約50未満のヌクレオチドのオリゴヌクレオチド長である、請求項14記載の二本鎖分子。
【請求項16】
二本鎖分子が、約25未満のヌクレオチドのオリゴヌクレオチド長である、請求項15記載の二本鎖分子。
【請求項17】
二本鎖分子が、約19と約25の間のヌクレオチド長のオリゴヌクレオチドである、請求項16記載の二本鎖ポリヌクレオチド。
【請求項18】
請求項10記載の二本鎖分子をコードするベクター。
【請求項19】
ベクターが、二次構造を有する転写物をコードし、センス鎖およびアンチセンス鎖を含む、請求項18記載のベクター。
【請求項20】
転写物が、さらに該センス鎖および該アンチセンス鎖を連結する一本鎖のリボヌクレオチド配列を含む、請求項19記載のベクター。
【請求項21】
センス鎖核酸とアンチセンス鎖核酸の組合わせを含むポリヌクレオチドを含むベクターであって、該センス鎖核酸が、配列番号:5または配列番号:32のヌクレオチド配列を含み、該アンチセンス鎖核酸が、センス鎖に相補的な配列から成る、ベクター。
【請求項22】
該ポリヌクレオチドが、一般式5’-[A]-[B]-[A’]-3’を有し、式中、[A]が、配列番号:5または配列番号:32のヌクレオチド配列であり、[B]が、3から23のヌクレオチドから成るヌクレオチド配列であり、そして、[A’]が、[A]の相補的なヌクレオチド配列である、請求項21記載のベクター。
【請求項23】
活性成分として、REG4の発現を阻害する低分子干渉RNA(siRNA)の薬学的有効量、および薬学的に許容される担体を含む、膵癌を治療または予防するための薬学的組成物。
【請求項24】
siRNAが標的配列として配列番号:5または配列番号:32のヌクレオチド配列を含む、請求項23記載の薬学的組成物。
【請求項25】
siRNAが、一般式5’-[A]-[B]-[A’]-3’を有し、式中、[A]が、配列番号:5のヌクレオチド配列に対応するリボヌクレオチド配列であり、[B]が、3から23のヌクレオチドから成るリボヌクレオチ配列であり、そして、[A’]が、[A]の相補的なリボヌクレオチド配列である、請求項24記載の組成物。
【請求項26】
活性成分として、KIAA0101の発現を阻害する低分子干渉RNA(siRNA)の薬学的有効量、および薬学的に許容される担体を含む、膵癌、前立腺癌、乳癌および膀胱癌を治療または予防するための薬学的組成物。
【請求項27】
siRNAが、標的配列として配列番号:32のヌクレオチド配列を含む、請求項26記載の薬学的組成物。
【請求項28】
該siRNAが、一般式5’-[A]-[B]-[A’]-3’を有し、式中、[A]が、配列番号:32のヌクレオチド配列に対応するリボヌクレオチド配列であり、[B]が、3から23のヌクレオチドから成るリボヌクレオチド配列であり、そして、[A’]が、[A]の相補的なリボヌクレオチド配列である、請求項27記載の組成物。
【請求項29】
膵癌を治療または予防するための薬学的組成物を製造のための、REG4の発現を阻害する低分子干渉RNA(siRNA)の使用。
【請求項30】
siRNAが、標的配列として配列番号:5のヌクレオチド配列を含む、請求項29記載の使用。
【請求項31】
膵癌、前立腺癌、乳癌および膀胱癌を治療または予防するための薬学的組成物を製造するための、KIAA0101の発現を阻害する低分子干渉RNA(siRNA)の使用。
【請求項32】
siRNAが、標的配列として配列番号:32のヌクレオチド配列を含む、請求項31記載の使用。
【請求項33】
REG4の活性を中和する抗REG4抗体またはその断片を対象に投与することを含む、対象において膵癌を治療または予防する方法。
【請求項34】
中和されるREG4の活性が、オートクリン/パラクリン様式で膵癌の細胞増殖を促進させる活性である、請求項33記載の方法。
【請求項35】
膵癌が、膵管腺癌(PDAC)である、請求項33記載の方法。
【請求項36】
抗REG4抗体が、モノクローナル抗体である、請求項33記載の方法。
【請求項37】
抗体が、VHとVL鎖を含み、各VHおよびVL鎖が、フレームワークアミノ酸配列によって分離されたCDR1、CDR2およびCDR3と称されるCDRアミノ酸配列を含み、各VHおよびVL鎖内の各CDRのアミノ酸配列が以下からなる群より選択される、請求項33記載の方法:
VH CDR1:SYWMH(配列番号:20)、
VH CDR2:NIYPGSGSTNYD(配列番号:21)、
VH CDR3:GGLWLRVDY(配列番号:22)、
VL CDR1:SASSSVSYMH(配列番号:23)、
VL CDR2:DTSKLAS(配列番号:24)、および、
VL CDR3:QQWSSNPF(配列番号:25)。
【請求項38】
ヒトVHが、配列番号:18のアミノ酸配列を含み、ヒトVLが、配列番号:19のアミノ酸配列を含む、請求項36記載の方法。
【請求項39】
活性成分として、REG4の活性を中和する抗REG4抗体またはその断片の薬学的有効量、および薬学的に許容される担体を含む、膵癌を治療または予防するための薬学的組成物。
【請求項40】
膵癌が、膵管腺癌(PDAC)である、請求項39記載の薬学的組成物。
【請求項41】
抗REG4抗体が、モノクローナル抗体である、請求項39記載の薬学的組成物。
【請求項42】
抗体が、VHとVL鎖を含み、各VHおよびVL鎖が、フレームワークアミノ酸配列によって分離されたCDR1、CDR2およびCDR3と称されるCDRアミノ酸配列を含み、各VHおよびVL鎖内の各CDRのアミノ酸配列が以下からなる群より選択される、請求項39記載の薬学的組成物:
VH CDR1:SYWMH(配列番号:20)、
VH CDR2:NIYPGSGSTNYD(配列番号:21)、
VH CDR3:GGLWLRVDY(配列番号:22)、
VL CDR1:SASSSVSYMH(配列番号:23)、
VL CDR2:DTSKLAS(配列番号:24)、および、
VL CDR3:QQWSSNPF(配列番号:25)。
【請求項43】
ヒトVHが、配列番号:18のアミノ酸配列を含み、ヒトVLが、配列番号:19のアミノ酸配列を含む、請求項42記載の組成物。
【請求項44】
VHとVL鎖とを含み、各VHおよびVL鎖が、フレームワークアミノ酸配列によって分離されたCDR1、CDR2およびCDR3と称されるCDRアミノ酸配列を含み、各VHおよびVL鎖内の各CDRのアミノ酸配列が以下に示すものである、抗体:
VH CDR1:SYWMH(配列番号:20)、
VH CDR2:NIYPGSGSTNYD(配列番号:21)、
VH CDR3:GGLWLRVDY(配列番号:22)、
VL CDR1:SASSSVSYMH(配列番号:23)、
VL CDR2:DTSKLAS(配列番号:24)、および、
VL CDR3:QQWSSNPF(配列番号:25)。
【請求項45】
ヒトVHが、配列番号:18のアミノ酸配列を含み、ヒトVLが、配列番号:19のアミノ酸配列を含む、請求項44記載の抗体。
【請求項46】
請求項44記載の抗体をコードする、単離されたポリヌクレオチド。
【請求項47】
請求項44記載の抗体をコードするポリヌクレオチドを含む、ベクター。
【請求項48】
請求項44記載の抗体をコードするポリヌクレオチドを含むベクターを含む、単離された宿主細胞。
【請求項49】
ポリヌクレオチドを発現するために請求項48記載の宿主細胞の培養、および培養宿主細胞からの抗体の取得を含む、抗体を産生する工程。
【請求項50】
請求項44記載の抗体をコードするポリヌクレオチドまたはそれを含むベクターを含む、膵癌を治療または予防するための薬学的組成物。
【請求項51】
膵癌の治療または予防のための薬学的組成物を製造するための、REG4によってコードされるタンパク質に結合する抗体、またはその断片の使用。
【請求項52】
抗体が、VHとVL鎖とを含み、各VHおよびVL鎖が、フレームワークアミノ酸配列によって分離されたCDR1、CDR2およびCDR3と称されるCDRアミノ酸配列を含み、各VHおよびVL鎖内の各CDRのアミノ酸配列が以下に示すものである、請求項51記載の使用:
VH CDR1:SYWMH(配列番号:20)、
VH CDR2:NIYPGSGSTNYD(配列番号:21)、
VH CDR3:GGLWLRVDY(配列番号:22)、
VL CDR1:SASSSVSYMH(配列番号:23)、
VL CDR2:DTSKLAS(配列番号:24)、および、
VL CDR3:QQWSSNPF(配列番号:25)。
【請求項53】
活性成分として、QKGIGEFF/配列番号:46を含むポリペプチド、該ポリペプチドに機能的に同等なポリペプチド、または該ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む、癌の治療および予防のいずれかまたは両方のための薬剤であって、該ポリペプチドが、配列番号:40から成るペプチドの生物学的機能を欠損させる、薬剤。
【請求項54】
生物学的機能が、細胞増殖活性である、請求項53記載の薬剤。
【請求項55】
ポリペプチドが、8から30の残基から成る、請求項53記載の薬剤。
【請求項56】
ポリペプチドが、アミノ酸配列VRPTPKWQKGIGEFFRLSPK/配列番号:44またはTPKWQKGIGEFFRLSP/配列番号:45を含む、請求項53記載の薬剤。
【請求項57】
ポリペプチドが、アミノ酸配列VRPTPKWQKGIGEFFRLSPK/配列番号:44またはTPKWQKGIGEFFRLSP/配列番号:45から成る、請求項53記載の薬剤。
【請求項58】
活性成分が、ポリペプチドであり、当該ポリペプチドが、細胞膜透過性物質で修飾されている、請求項53記載の薬剤。
【請求項59】
ポリペプチドが、次の一般式、[R]-[D]を有し、式中、[R]が、細胞膜透過性物質を表し、[D]が、QKGIGEFF/配列番号:46を含む断片配列のアミノ酸配列、または該ポリペプチドと機能的に同等なポリペプチドのアミノ酸配列を表し、該ポリペプチドが、配列番号:40から成るペプチドの生物学的機能を欠損させる、請求項58記載の薬剤。
【請求項60】
細胞膜透過性物質が、以下のものから成る群より選択されるいずれか1つである、請求項58記載の薬剤:
ポリアルギニン;
TAt/RKKRRQRRR/配列番号:47;
ペネトラチン(Penetratin)/RQIKIWFQNRRMKWKK/配列番号:48;
ブフォリンII(Buforin II)/TRSSRAGLQFPVGRVHRLLRK/配列番号:49;
トランスポータン(Transportan)/GWTLNSAGYLLGKINLKALAALAKKIL/配列番号:50;
MAP(両親媒性ペプチド)/KLALKLALKALKAALKLA/配列番号:51;
K-FGF/AAVALLPAVLLALLAP/配列番号:52;
Ku70/VPMLK/配列番号:53またはPMLKE/配列番号:61;
プリオン/MANLGYWLLALFVTMWTDVGLCKKRPKP/配列番号:54;
pVEC/LLIILRRRIRKQAHAHSK/配列番号:55;
Pep-1/KETWWETWWTEWSQPKKKRKV/配列番号:56;
SynB1/RGGRLSYSRRRFSTSTGR/配列番号:57;
Pep-7/SDLWEMMMVSLACQY/配列番号:58;および
HN-1/TSPLNIHNGQKL/配列番号:59。
【請求項61】
ポリアルギニンが、Arg 11(配列番号:60)である、請求項60記載の薬剤。
【請求項62】
癌が、膵癌、前立腺癌、乳癌および膀胱癌から成る群より選択されるいずれか一つである、請求項53記載の薬剤。
【請求項63】
QKGIGEFF/配列番号:46を含むポリペプチド、該ポリペプチドと機能的に同等なポリペプチド、またはこれらのポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを投与する段階を含む、癌の治療および予防のいずれかまたは両方のための方法であって、該ポリペプチドが配列番号:40からなるペプチドの生物機能を欠損させる、方法。
【請求項64】
癌の治療および予防のいずれかまたは両方のための薬学的組成物の製造における、QKGIGEFF/配列番号:46を含むポリペプチド、該ポリペプチドと機能的に同等なポリペプチド、またはそれらのポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの使用であって、該ポリペプチドが、配列番号:40から成るペプチドの生物学的機能を欠損させる、使用。
【請求項65】
QKGIGEFF/配列番号:46含むポリペプチド、または該ポリペプチドと機能的に同等なポリペプチド、および薬学的に許容される担体を含む薬学的組成物であって、該ポリペプチドが、配列番号:40からなるペプチドの生物機能を欠損させる、組成物。
【請求項66】
QKGIGEFF/配列番号:46を含むポリペプチド、または該ポリペプチドと機能的に同等なポリペプチドのアミノ酸配列であって、該ポリペプチドが、配列番号:40からなるペプチドの生物機能を欠損させる、ポリペプチド。
【請求項67】
生物学的機能が、細胞増殖活性である、請求項66記載のポリペプチド。
【請求項68】
ポリペプチドが、8から30個の残基から成る、請求項66記載のポリペプチド。
【請求項69】
ポリペプチドが、アミノ酸配列VRPTPKWQKGIGEFFRLSPK/配列番号:44またはTPKWQKGIGEFFRLSP/配列番号:45を含む、請求項66記載のポリペプチド。
【請求項70】
ポリペプチドが、アミノ酸配列VRPTPKWQKGIGEFFRLSPK/配列番号:44またはTPKWQKGIGEFFRLSP/配列番号:45から成る、請求項66記載のポリペプチド。
【請求項71】
ポリペプチドが、細胞膜透過性物質で修飾されている、請求項66記載のポリペプチド。
【請求項72】
次の一般式、[R]-[D] を有するポリペプチドであって、式中、[R]が、細胞膜透過性物質を表し、[D]が、QKGIGEFF/配列番号:46を含む断片配列のアミノ酸配列、または当該断片配列を含むポリペプチドと機能的に同等なポリペプチドのアミノ酸配列を表し、該ポリペプチドが、配列番号:40から成るペプチドの生物学的機能を欠損させる、請求項71記載のポリペプチド。
【請求項73】
細胞膜透過性物質が、以下のものからなる群より選択されるいずれか1つである、請求項72記載のポリペプチド:
ポリアルギニン;
Tat/RKKRRQRRR/配列番号:47;
ペネトラチン(Penetratin)/RQIKIWFQNRRMKWKK/配列番号:48;
ブフォリンII(Buforin II)/TRSSRAGLQFPVGRVHRLLRK/配列番号:49;
トランスポータン(Transportan)/GWTLNSAGYLLGKINLKALAALAKKIL/配列番号:50;
MAP(両親媒性ペプチド)/KLALKLALKALKAALKLA/配列番号:51;
K-FGF/AAVALLPAVLLALLAP/配列番号:52;
Ku70/VPMLK/配列番号:53;
Ku70/PMLKE/配列番号:61;
プリオン/MANLGYWLLALFVTMWTDVGLCKKRPKP/配列番号:54;
pVEC/LLIILRRRIRKQAHAHSK/配列番号:55;
Pep-1/KETWWETWWTEWSQPKKKRKV/配列番号:56;
SynB1/RGGRLSYSRRRFSTSTGR/配列番号:57;
Pep-7/SDLWEMMMVSLACQY/配列番号:58;および
HN-1/TSPLNIHNGQKL/配列番号:59。
【請求項74】
ポリアルギニンが、Arg 11(RRRRRRRRRRR/配列番号:60)である、請求項73記載のポリペプチド。
【請求項75】
以下の段階を含む、対象における癌の化学-放射線治療抵抗性を診断する方法:
(a)患者由来の生物学的試料において、REG4遺伝子の発現レベルを検出する段階;
(b)検出された発現レベルを対照レベルと比較する段階;および、
(c)検出された発現レベルが、正常な対照レベルに対して増加されている場合、対象が、化学-放射線治療抵抗性の癌に罹患している、または、化学-放射線治療抵抗性のリスクがあると決定する段階。
【請求項76】
癌が膵癌である、請求項75記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2010−501161(P2010−501161A)
【公表日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−524366(P2009−524366)
【出願日】平成19年8月8日(2007.8.8)
【国際出願番号】PCT/JP2007/065873
【国際公開番号】WO2008/020596
【国際公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願人】(502240113)オンコセラピー・サイエンス株式会社 (142)
【Fターム(参考)】