RNA干渉を媒介する化学修飾低分子干渉核酸分子
本発明は、遺伝子発現及び/又は活性の調節に応答した形質、疾患及び症状の研究、診断及び治療のための化合物、組成物及び方法に関する。本発明は、かかる形質、疾患及び症状の持続又は発生を媒介する遺伝子発現経路又は他の細胞プロセスに関与する遺伝子の発現及び/又は活性の調節に応答する形質、疾患及び症状に関係した化合物、組成物及び方法も対象とする。具体的には、本発明は、小核酸分子のカクテル、及び小核酸分子の脂質ナノ粒子(LNP)調合物を含めて、遺伝子発現に対するRNA干渉(RNAi)を媒介し得る、低分子干渉核酸(siNA)、低分子干渉RNA(siRNA)、二本鎖RNA(dsRNA)、ミクロRNA(miRNA)、短鎖ヘアピンRNA(shRNA)分子などの小核酸分子を含めた、二本鎖核酸分子に関する。本発明は、siNA、siRNAなどの小核酸分子にも関し、内因性RNA又は内因性RNAと結合したタンパク質(例えば、RISC)の調節機能を妨害することによって遺伝子発現を調節するために、内因性ミクロRNA(miRNA)の機能を阻害し得る小核酸分子(例えば、miRNA阻害剤)、内因性低分子干渉RNA(siRNA)の機能を阻害し得る小核酸分子(例えば、siRNA阻害剤)などの内因性RNA分子の機能を阻害し得る小核酸分子、RISCの機能を阻害し得る小核酸分子(例えば、RISC阻害剤)にも関し、かかる小核酸分子のカクテル及びかかる小核酸分子の脂質ナノ粒子(LNP)調合物にも関する。かかる小核酸分子は、例えば、対象又は生物体における遺伝子発現又は活性に関連した疾患、形質及び症状を予防、阻害又は抑制する組成物を提供するのに有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SIXを有する二本鎖核酸分子
【化1】
(ここで、二本鎖核酸分子の上側の鎖はセンス鎖であり、下側の鎖はアンチセンス鎖であり、前記アンチセンス鎖は、B型肝炎ウイルス(HBV)RNAに相補的である配列を含み、各Nは独立にヌクレオチドであり、各Bは存在しても、しなくてもよい末端キャップ部分であり、(N)は、無修飾でも、化学修飾されていてもよい、非塩基対形成ヌクレオチド又はオーバーハングヌクレオチドであり、[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置であり、X1及びX2は独立に約0から約4の整数であり、X3は約9から約30の整数であり、X4は約11から約30の整数であって、ただしX4とX5の合計は約17−36であり、X5は約1から約6の整数であり、
(a)アンチセンス鎖中に存在する任意のピリドミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは独立に、2’−O−メチルヌクレオチド、2’−デオキシリボヌクレオチド、又は2’−デオキシリボヌクレオチドと2’−O−メチルヌクレオチドの組合せであり、
(b)センス鎖中に存在する任意のピリミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、センス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは独立に、2’−デオキシリボヌクレオチド、2’−O−メチルヌクレオチド、又は2’−デオキシリボヌクレオチドと2’−O−メチルヌクレオチドの組合せであり、および
(c)任意の(N)ヌクレオチドは、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドであってもよい。)。
【請求項2】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXを有する二本鎖核酸分子
【化2】
(ここで、二本鎖核酸分子の上側の鎖はセンス鎖であり、下側の鎖はアンチセンス鎖であり、前記アンチセンス鎖は、B型肝炎ウイルス(HBV)RNAに相補的である配列を含み、各Nは独立にヌクレオチドであり、各Bは存在しても、しなくてもよい末端キャップ部分であり、(N)は、無修飾でも、化学修飾されていてもよい、非塩基対形成ヌクレオチド又はオーバーハングヌクレオチドであり、[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置であり、X1及びX2は独立に約0から約4の整数であり、X3は約9から約30の整数であり、X4は約11から約30の整数であって、ただしX4とX5の合計は約17−36であり、X5は約1から約6の整数であり、ならびに
(a)アンチセンス鎖中に存在する任意のピリドミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは2’−O−メチルヌクレオチドであり、
(b)センス鎖中に存在する任意のピリミジンヌクレオチドはリボヌクレオチドであり、センス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドはリボヌクレオチドであり、および
(c)任意の(N)ヌクレオチドは、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドであってもよい。)。
【請求項3】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIを有する二本鎖核酸分子
【化3】
(ここで、二本鎖核酸分子の上側の鎖はセンス鎖であり、下側の鎖はアンチセンス鎖であり、前記アンチセンス鎖は、B型肝炎ウイルス(HBV)RNAに相補的である配列を含み、各Nは独立にヌクレオチドであり、各Bは存在しても、しなくてもよい末端キャップ部分であり、(N)は、無修飾でも、化学修飾されていてもよい、非塩基対形成ヌクレオチド又はオーバーハングヌクレオチドであり、[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置であり、X1及びX2は独立に約0から約4の整数であり、X3は約9から約30の整数であり、X4は約11から約30の整数であって、ただしX4とX5の合計は約17−36であり、X5は約1から約6の整数であり、ならびに
(a)アンチセンス鎖中に存在する任意のピリドミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは2’−O−メチルヌクレオチドであり、および
(b)センス鎖中に存在する任意のピリミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、センス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドはリボヌクレオチドであり、
(c)任意の(N)ヌクレオチドは、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドであってもよい。)。
【請求項4】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIIを有する二本鎖核酸分子
【化4】
(ここで、二本鎖核酸分子の上側の鎖はセンス鎖であり、下側の鎖はアンチセンス鎖であり、前記アンチセンス鎖は、B型肝炎ウイルス(HBV)RNAに相補的である配列を含み、各Nは独立にヌクレオチドであり、各Bは存在しても、しなくてもよい末端キャップ部分であり、(N)は、無修飾でも、化学修飾されていてもよい、非塩基対形成ヌクレオチド又はオーバーハングヌクレオチドであり、[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置であり、X1及びX2は独立に約0から約4の整数であり、X3は約9から約30の整数であり、X4は約11から約30の整数であって、ただしX4とX5の合計は約17−36であり、X5は約1から約6の整数であり、ならびに
(a)アンチセンス鎖中に存在する任意のピリドミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは2’−O−メチルヌクレオチドであり、および
(b)センス鎖中に存在する任意のピリミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、センス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドはデオキシリボヌクレオチドであり、
(c)任意の(N)ヌクレオチドは、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドであってもよい。)。
【請求項5】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIIIを有する二本鎖核酸分子
【化5】
(ここで、二本鎖核酸分子の上側の鎖はセンス鎖であり、下側の鎖はアンチセンス鎖であり、前記アンチセンス鎖は、B型肝炎ウイルス(HBV)RNAに相補的である配列を含み、各Nは独立にヌクレオチドであり、各Bは存在しても、しなくてもよい末端キャップ部分であり、(N)は、無修飾でも、化学修飾されていてもよい、非塩基対形成ヌクレオチド又はオーバーハングヌクレオチドであり、[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチドであり、X1及びX2は独立に約0から約4の整数であり、X3は約9から約30の整数であり、X4は約11から約30の整数であって、ただしX4とX5の合計は約17−36であり、X5は約1から約6の整数であり、ならびに
(a)アンチセンス鎖中に存在する任意のピリドミジンヌクレオチドは、リボ様、ノーザン又はA型ヘリックス配置を有するヌクレオチドであり、[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは2’−O−メチルヌクレオチドであり、
(b)センス鎖中に存在する任意のピリミジンヌクレオチドはリボ様、ノーザン又はA型ヘリックス配置を有するヌクレオチドであり、センス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは2’−O−メチルヌクレオチドであり、および
(c)任意の(N)ヌクレオチドは、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドであってもよい。)。
【請求項6】
X5=1、2又は3;各X1及びX2=1又は2;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30、並びにX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項7】
X5=1、2又は3;各X1及びX2=1又は2;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30、並びにX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項8】
X5=1、2又は3;各X1及びX2=1又は2;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30、並びにX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項9】
X5=1、2又は3;各X1及びX2=1又は2;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30、並びにX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項10】
X5=1、2又は3;各X1及びX2=1又は2;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30、並びにX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項11】
Bが、センス鎖の3’及び5’末端ならびにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項12】
Bが、センス鎖の3’及び5’末端ならびにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項13】
Bが、センス鎖の3’及び5’末端ならびにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項14】
Bが、センス鎖の3’及び5’末端ならびにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項15】
Bが、センス鎖の3’及び5’末端ならびにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項16】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の第1の末端(N)における1個以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項17】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の第1の末端(N)における1個以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項18】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の第1の末端(N)における1個以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項19】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の第1の末端(N)における1個以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項20】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の第1の末端(N)における1個以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項21】
薬剤として許容される担体又は希釈剤中に請求項1の二本鎖核酸分子を含む、組成物。
【請求項1】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SIXを有する二本鎖核酸分子
【化1】
(ここで、二本鎖核酸分子の上側の鎖はセンス鎖であり、下側の鎖はアンチセンス鎖であり、前記アンチセンス鎖は、B型肝炎ウイルス(HBV)RNAに相補的である配列を含み、各Nは独立にヌクレオチドであり、各Bは存在しても、しなくてもよい末端キャップ部分であり、(N)は、無修飾でも、化学修飾されていてもよい、非塩基対形成ヌクレオチド又はオーバーハングヌクレオチドであり、[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置であり、X1及びX2は独立に約0から約4の整数であり、X3は約9から約30の整数であり、X4は約11から約30の整数であって、ただしX4とX5の合計は約17−36であり、X5は約1から約6の整数であり、
(a)アンチセンス鎖中に存在する任意のピリドミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは独立に、2’−O−メチルヌクレオチド、2’−デオキシリボヌクレオチド、又は2’−デオキシリボヌクレオチドと2’−O−メチルヌクレオチドの組合せであり、
(b)センス鎖中に存在する任意のピリミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、センス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは独立に、2’−デオキシリボヌクレオチド、2’−O−メチルヌクレオチド、又は2’−デオキシリボヌクレオチドと2’−O−メチルヌクレオチドの組合せであり、および
(c)任意の(N)ヌクレオチドは、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドであってもよい。)。
【請求項2】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXを有する二本鎖核酸分子
【化2】
(ここで、二本鎖核酸分子の上側の鎖はセンス鎖であり、下側の鎖はアンチセンス鎖であり、前記アンチセンス鎖は、B型肝炎ウイルス(HBV)RNAに相補的である配列を含み、各Nは独立にヌクレオチドであり、各Bは存在しても、しなくてもよい末端キャップ部分であり、(N)は、無修飾でも、化学修飾されていてもよい、非塩基対形成ヌクレオチド又はオーバーハングヌクレオチドであり、[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置であり、X1及びX2は独立に約0から約4の整数であり、X3は約9から約30の整数であり、X4は約11から約30の整数であって、ただしX4とX5の合計は約17−36であり、X5は約1から約6の整数であり、ならびに
(a)アンチセンス鎖中に存在する任意のピリドミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは2’−O−メチルヌクレオチドであり、
(b)センス鎖中に存在する任意のピリミジンヌクレオチドはリボヌクレオチドであり、センス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドはリボヌクレオチドであり、および
(c)任意の(N)ヌクレオチドは、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドであってもよい。)。
【請求項3】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIを有する二本鎖核酸分子
【化3】
(ここで、二本鎖核酸分子の上側の鎖はセンス鎖であり、下側の鎖はアンチセンス鎖であり、前記アンチセンス鎖は、B型肝炎ウイルス(HBV)RNAに相補的である配列を含み、各Nは独立にヌクレオチドであり、各Bは存在しても、しなくてもよい末端キャップ部分であり、(N)は、無修飾でも、化学修飾されていてもよい、非塩基対形成ヌクレオチド又はオーバーハングヌクレオチドであり、[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置であり、X1及びX2は独立に約0から約4の整数であり、X3は約9から約30の整数であり、X4は約11から約30の整数であって、ただしX4とX5の合計は約17−36であり、X5は約1から約6の整数であり、ならびに
(a)アンチセンス鎖中に存在する任意のピリドミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは2’−O−メチルヌクレオチドであり、および
(b)センス鎖中に存在する任意のピリミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、センス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドはリボヌクレオチドであり、
(c)任意の(N)ヌクレオチドは、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドであってもよい。)。
【請求項4】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIIを有する二本鎖核酸分子
【化4】
(ここで、二本鎖核酸分子の上側の鎖はセンス鎖であり、下側の鎖はアンチセンス鎖であり、前記アンチセンス鎖は、B型肝炎ウイルス(HBV)RNAに相補的である配列を含み、各Nは独立にヌクレオチドであり、各Bは存在しても、しなくてもよい末端キャップ部分であり、(N)は、無修飾でも、化学修飾されていてもよい、非塩基対形成ヌクレオチド又はオーバーハングヌクレオチドであり、[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチド位置であり、X1及びX2は独立に約0から約4の整数であり、X3は約9から約30の整数であり、X4は約11から約30の整数であって、ただしX4とX5の合計は約17−36であり、X5は約1から約6の整数であり、ならびに
(a)アンチセンス鎖中に存在する任意のピリドミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは2’−O−メチルヌクレオチドであり、および
(b)センス鎖中に存在する任意のピリミジンヌクレオチドは2’−デオキシ−2’−フルオロヌクレオチドであり、センス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドはデオキシリボヌクレオチドであり、
(c)任意の(N)ヌクレオチドは、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドであってもよい。)。
【請求項5】
センス鎖とアンチセンス鎖を含む構造SXIIIを有する二本鎖核酸分子
【化5】
(ここで、二本鎖核酸分子の上側の鎖はセンス鎖であり、下側の鎖はアンチセンス鎖であり、前記アンチセンス鎖は、B型肝炎ウイルス(HBV)RNAに相補的である配列を含み、各Nは独立にヌクレオチドであり、各Bは存在しても、しなくてもよい末端キャップ部分であり、(N)は、無修飾でも、化学修飾されていてもよい、非塩基対形成ヌクレオチド又はオーバーハングヌクレオチドであり、[N]はリボヌクレオチドであるヌクレオチドであり、X1及びX2は独立に約0から約4の整数であり、X3は約9から約30の整数であり、X4は約11から約30の整数であって、ただしX4とX5の合計は約17−36であり、X5は約1から約6の整数であり、ならびに
(a)アンチセンス鎖中に存在する任意のピリドミジンヌクレオチドは、リボ様、ノーザン又はA型ヘリックス配置を有するヌクレオチドであり、[N]ヌクレオチド位置のプリンヌクレオチド以外のアンチセンス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは2’−O−メチルヌクレオチドであり、
(b)センス鎖中に存在する任意のピリミジンヌクレオチドはリボ様、ノーザン又はA型ヘリックス配置を有するヌクレオチドであり、センス鎖中に存在する任意のプリンヌクレオチドは2’−O−メチルヌクレオチドであり、および
(c)任意の(N)ヌクレオチドは、2’−O−メチル、2’−デオキシ−2’−フルオロ又はデオキシリボヌクレオチドであってもよい。)。
【請求項6】
X5=1、2又は3;各X1及びX2=1又は2;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30、並びにX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項7】
X5=1、2又は3;各X1及びX2=1又は2;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30、並びにX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項8】
X5=1、2又は3;各X1及びX2=1又は2;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30、並びにX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項9】
X5=1、2又は3;各X1及びX2=1又は2;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30、並びにX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項10】
X5=1、2又は3;各X1及びX2=1又は2;X3=12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30、並びにX4=15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29又は30である、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項11】
Bが、センス鎖の3’及び5’末端ならびにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項12】
Bが、センス鎖の3’及び5’末端ならびにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項13】
Bが、センス鎖の3’及び5’末端ならびにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項14】
Bが、センス鎖の3’及び5’末端ならびにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項15】
Bが、センス鎖の3’及び5’末端ならびにアンチセンス鎖の3’末端に存在する、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項16】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の第1の末端(N)における1個以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項1の二本鎖核酸分子。
【請求項17】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の第1の末端(N)における1個以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項2の二本鎖核酸分子。
【請求項18】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の第1の末端(N)における1個以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項3の二本鎖核酸分子。
【請求項19】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の第1の末端(N)における1個以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項4の二本鎖核酸分子。
【請求項20】
siNA分子のセンス鎖、アンチセンス鎖又はセンス鎖とアンチセンス鎖の両方の3’末端上の第1の末端(N)における1個以上のホスホロチオアートヌクレオチド間結合を含む、請求項5の二本鎖核酸分子。
【請求項21】
薬剤として許容される担体又は希釈剤中に請求項1の二本鎖核酸分子を含む、組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38A】
【図38B】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
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【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38A】
【図38B】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【公表番号】特表2009−504190(P2009−504190A)
【公表日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−527139(P2008−527139)
【出願日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際出願番号】PCT/US2006/032168
【国際公開番号】WO2007/022369
【国際公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(500203684)サーナ・セラピューティクス・インコーポレイテッド (28)
【氏名又は名称原語表記】Sirna Therapeutics,Inc.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際出願番号】PCT/US2006/032168
【国際公開番号】WO2007/022369
【国際公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(500203684)サーナ・セラピューティクス・インコーポレイテッド (28)
【氏名又は名称原語表記】Sirna Therapeutics,Inc.
【Fターム(参考)】
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