説明

ROMPとRCM反応に対する高効率複分解触媒

本発明には、一種の新規なカルベン配位子及び相関新規なルテニウム触媒を発表した。ROMPとRCM反応に対して高触媒活性と高選択性を持っていることがわかった。また、異なる置換基を有するカルベン配位子はそれと対応するルテニウム触媒の活性に著しい影響を与えることも分かった。一部分の新規なルテニウム錯体は高効果高活性触媒としてROMPとRCM反応に幅広く応用されている。本発明で、新規なルテニウム錯体の調製方法と複分解反応での応用についても紹介した。更に、本発明は新規なルテニウム触媒と使って多種の複分解反応と水素化反応を通して多種の機能性高分子及び品質改良したNBRゴムを調製する方法についても提供した。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式はIa或Ibである易位複分解金属錯体配位子:
【化1】

式中、ZはCH2=或はTsNHN=であり、
m = 0または1であり、n = 0または1であり、
m = 0である場合、Yはメチレン、イミノ、酸素、窒素、カルボニル基、C1-C20アルコキシル基、C6-C20アリールオキシ基、C2-C20ヘテロアリール基、C1-C20アルコキシカルボニル基、C6-C20アリールオキシカルボニル基、C1-C20アルキルイミノ基、C1-C20アルキルアミノ基、C6-C20アリールアミノ基或はC2-C20複素環アミノ基である;
m = 1である場合、Xは酸素、窒素、硫黄、CH、メチレン基、カルボニル基である;Yは窒素、酸素、CH、メチレン基、イミノ基、アミノ基、C1-C20アルキル基、C1-C20アルコキシル基、C6-C20アリール基、C6-C20アリールオキシ基、C3-C20ヘテロアリール基、C1-C20アルキルカルボニル基、C1-C20アルコキシルカルボニル基、C6-C20アリールカルボニル基、C6-C20アリールオキシカルボニル基、C1-C20アルキルイミノ基、C1-C20アルキルアミノ基、C6-C20アリールアミノ基或はC2-C20複素環アミノ基である;
【化2】

の間の結合は一重結合または二重結合である;
n = 1である場合、X1とY1はそれぞれ独立して、酸素、窒素、硫黄、カルボニル基、イミノ基、CH、メチレン基、C1-C20アルキル基、C6-C20アリール基、C6-C20アリールオキシ基、C2-C20ヘテロアリール基、C1-C20アルキルアミノ基、C6-C20アリールアミノ基、或はC2-C20複素環アミノ基である;
R1は水素、C1-C20アルキル基、C2-C20アルキルアルケニル基、C6-C20アリール基、C6-C20アリールアルケニル基、C1-C20アルコキシル基、C1-C20アルキルチオ基、C1-C20アリールチオ基、C1-C20アリールオキシ基、C3-C20ヘテロアリール基或はC2-C20複素環基を表す;
R2は水素、C1-C20アルキル基、C6-C20アリール基、C1-C20アルキルカルボニル基、C6-C20アリールカルボニル基、C1-C20アルコキシルカルボニル基、C6-C20アリールオキシカルボニル基、C1-C20アミノカルボニル基、C3-C20ヘテロアリール基或はC2-C20複素環基である;
E, E1, E2, E3, E4, E5, E6とE7はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、アミノ、二トリル基、ホルミル基、スルホニル基、スルフィニル基、C1-C20アルキル基、C1-C20アルコキシル基、C1-C20アルキルチオ基、C2-C20アルキニルオキシ基、C1-C20アルキルシラニル基、C1-C20アルキルシリルオキシ基、C6-C20アリール基、C6-C20アリールオキシ基、C1-C20アルキルカルボニル基、C6-C20アリールカルボニル基、C1-C20アルコキシルカルボニル基、C6-C20アリールオキシカルボニル基、C1-C20アルキルアミド基、C6-C20アリールアミド基、C1-C20アルキルアミドスルフィニル基、C6-C20アリールアミノスルホニル基、、C1-C20スルホニルアミド基、C3-C20ヘテロアリール基或はC2-C20複素環基である;また、それぞれ独立して任意の置換基はアルキル基、アルコキシル基、アルキルチオ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子或は複素環基である。
【請求項2】
請求項1記載の金属錯体配位子は一般式Ia-Ibである。
式中:ZはCH2=或TsNHN=であり、
m = 0或は1であり、n = 0或は1であり、
m = 0である場合、Yはチレン、イミノ、酸素、窒素、カルボニル基、イミノ基、C1-C15アルコキシル基、C6-C20アリールオキシ基、C-C15ヘテロアリール基、C1-C15アルコキシカルボニル基、C6-C15アリールオキシカルボニル基、C1-C15アルキルイミノ基、C1-C15アルキルアミノ基、C6-C15アリールアミノ基或はC2-C15複素環アミノ基である;
m = 1である場合、Xは酸素、窒素、硫黄、CH、メチレン基、カルボニル基である;Yは窒素、酸素、CH、メチレン基、イミノ基、アミノ基、C1-C15アルキル基、C1-C15アルコキシル基、C6-C15アリール基、C6-C15アリールオキシ基、C3-C15ヘテロアリール基、C1-C15アルキルカルボニル基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C6-C15アリールカルボニル基、C6-C15アリールオキシカルボニル基、C1-C15アルキルイミノ基、C1-C15アルキルアミノ基、C6-C15アリールアミノ基或はC2-C15複素環アミノ基である;
【化3】

の間の結合は一重結合または二重結合である;
n = 1である場合、X1とY1はそれぞれ独立して、酸素、窒素、硫黄、カルボニル基、イミノ基、CH、メチレン基、C1-C15アルキル基、C6-C15アリール基、C6-C15アリールオキシ基、C2-C15ヘテロアリール基、C1-C15アルキルアミノ基、C6-C15アリールアミノ基、或はC2-C15複素環アミノ基である;
R1は水素、C1-C15アルキル基、C2-C15アルキルアルケニル基、C6-C15アリール基、C6-C15アリールアルケニル基、C1-C15アルコキシル基、C1-C15アルキルチオ基、C1-C15アリールチオ基、C1-C15アリールオキシ基、C3-C15ヘテロアリール基或はC2-C15複素環基である;
R2は水素、C1-C15アルキル基、C6-C15アリール基、C1-C15アルキルカルボニル基、C6-C15アリールカルボニル基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C6-C15アリールオキシカルボニル基、C1-C15アミノカルボニル基、C3-C15ヘテロアリール基或はC2-C15複素環基である。
E, E1, E2, E3, E4, E5, E6とE7はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、アミノ、ニトリル基、ホルミル基、スルホニル基、スルフィニル基、C1-C15アルキル基、C1-C15アルコキシル基、C1-C15アルキルチオ基、C2-C15アルキニルオキシ基、C1-C15アルキシリル基、C1-C15アルキルシリルオキシ基、C6-C15アリール基、C6-C15アリールオキシ基、C1-C15アルキルカルボニル基、C6-C15アリールカルボニル基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C6-C15アリールオキシカルボニル基、C1-C15アルキルアミド基、C6-C15アリールアミド基、C1-C15アルキルアミドスルフィニル基、C6-C15芳アリールアミノスルホニル基、C1-C15スルホニルアミド基、C3-C15ヘテロアリール基或はC2-C15複素環基である。また、それぞれ独立して任意の置換基はアルキル基、アルコキシル基、アルキルチオ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子或は複素環基である。
【請求項3】
請求項2記載の金属錯体配位子は一般式Ia-Ibである。
ZはCH2=或TsNHN=であり、
m = 0または1であり、n = 0または1であり、
m = 0である場合、Yは酸素、窒素、カルボニル基、イミノ基、C1-C8アルコキシル基、C6-C8アリールオキシ基、C1-C8アルコキシカルボニル基、C6-C8アリールオキシカルボニル基、C1-C8アルキルイミノ基、C1-C8アルキルアミノ基、C6-C12アリールアミノ基或はC2-C12複素環アミノ基である;
m = 1である場合、Xは酸素、窒素、硫黄、CH、メチレン基、カルボニル基である;Yは窒素、酸素、CH、メチレン基、イミノ基、アミノ基、C1-C15アルキル基、C1-C8アルコキシル基、C6-C15アリール基、C6-C12アリールオキシ基、C3-C12ヘテロアリール基、C1-C8アルキルカルボニル基、C1-C8アルコキシルカルボニル基、C6-C12アリールカルボニル基、C6-C12アリールオキシカルボニル基、C1-C8アルキルイミノ基、C1-C8アルキルアミノ基、C6-C12アリールアミノ基、C2-C8複素環アミノ基である;
【化4】

の間の結合は一重結合或は二重結合である。
n = 1である場合、X1とY1はそれぞれ独立して、酸素、窒素、硫黄、カルボニル基、イミノ基、CH、メチレン基、C1-C8アルキル基、C6-C8アリール基、C6-C8アリールオキシ基、C2-C8ヘテロアリール基、C1-C8アルキルアミノ基、C6-C8アリールアミノ基、或はC2-C8複素環アミノ基である;
R1は水素、C1-C8アルキル基、C2-C8アルキルアルケニル基、C6-C12アリール基、C6-C12アリールアルケニル基である;
R2はメチル基、エチレ基、イソプロピル基、C1-C8アルキル基或C6-C12アリール基である;
E, E1, E2, E3, E4, E5, E6とE7はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ニトロ、アミノ、二トリル基、ホルミル基、スルホニル基、スルフィニル基、C1-C20アルキル基、C1-C20アルコキシル基、C1-C20アルキルチオ基、C2-C20アルキニルオキシ基、C1-C20アルキルシラニル基、C1-C20アルキルシリルオキシ基、C6-C20アリール基、C6-C20アリールオキシ基、C1-C20アルキルイソプロピル基基、C6-C20アリールカルボニル基、C1-C20アルコキシルカルボニル基、C6-C20アリールオキシカルボニル基、C1-C20アルキルアミドカルボニル基、C6-C20アリールアミドカルボニル基、C1-C20アルキルアミド基、C6-C20アリールアミド基、C1-C20アルキルスルホニルアミド基、C6-C20アリールアミドスルフィニル基、C1-C20スルホニルアミド基、C3-C20ヘテロアリール基或はC2-C15複素環基である;また、それぞれ独立して任意の置換基はアルキル基、アルコキシル基、アルキルチオ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子或は複素環基である。
【請求項4】
請求項3記載の金属錯体配位子は一般式Ia-Ibである。
ZはCH2=或TsNHN=であり、;
m = 0または1であり、n = 0または1であり、;
m = 0である場合、Yはメチレン、イミノ基、C1-C4アルコキシル基、C1-C4アルキルアミノ基、C6-C9アリールアミノ基である;
m = 1である場合、Xは窒素、C1-C3アルキルアミノ基、CH、メチレン基或はカルボニル基である;Yは酸素、窒素、イミノ基、C1-C4アルキル基、C1-C4アルコキシル基、C1-C4アルキルアミノ基或はC6-C12アリールアミノ基である;
【化5】

の間の結合は一重結合或二重結合である;
n = 1である場合、X1はメチレン基、アリール基或はその派生物、カルボニル基或はその派生物である;Y1は酸素或はカルボニル基である;
R1は水素である;
n = 1である場合、R2はメチル基、エチル基、イソプロピル基である;n = 0である場合、一般式Iaの中に、R2は水素、ハロゲン、C1-C4アルキル基、C1-C20アルコキシル基である;
Eは水素、ハロゲン、水素、ハロゲン、C1-C4アルキル基、C1-C4アルコキシル基、C1-C4アルコキシル基、C1-C4アルコキシルカルボニル基、C1-C4アルキルアミノスルホニル基、C6-C12アリールアミノスルホニル基、である;
E1, E2はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、C1-C4アルキル基或はC1-C4アルコキシル基である;
E3は水素である;
E4は水素或C1-C4アルキル基である;
E5, E6はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、C1-C4アルキル基、C1-C6アルコキシル基である;
E7は水素、C1-C4アルキル基である。
【請求項5】
金属錯体の一般式は次の式IIa或IIbである:
【化6】

式中
m = 0または1であり、n = 0または1であり、
n = 0である場合、p = 0または1であり、
n = 1である場合、p = 0または1であり、
Mは遷移金属イオンである;
L1とL2はそれぞれ独立して、ハロゲンイオン(たとえば、塩素、臭素、ヨウ素イオンなど)、RC(O)O-或はArO-である;
Lは電子供与性化合物である;
m = 1である場合、Xは酸素、窒素、硫黄、CH、メチレン基、カルボニル基である;Yは窒素、酸素、CH、メチレン基、イミノ基、C1-C20アルコキシル基、C6-C20アリール基、C6-C20アリールオキシ基、C3-C205ヘテロアリール基、C1-C20アルキルカルボニル基、C1-C20アルコキシルカルボニル基、C6-C20アリールカルボニル基、C6-C20アリールオキシカルボニル基、C1-C20アルキルイミノ基、C1-C20アルキルアミノ基、C6-C20アリールアミノ基或はC2-C20複素環アミノ基である;
【化7】

の間の結合は一重結合或二重結合である;
m = 0である場合、Yは酸素、窒素、イミノ、C1-C20アルコキシル基、C6-C20アリールオキシ基、C-C20ヘテロアリール基、C1-C20アルコキシカルボニル基、C6-C20アリールオキシカルボニル基、C1-C20アルキルイミノ基、C1-C20アルキルアミノ基、C6-C20アリールアミノ基或はC2-C20複素環アミノ基である;
n = 0とp = 1である場合、L3は給電子供与性化合物である;
n = 1とp = 0である場合、X1とY1はそれぞれ独立して、酸素、窒素、硫黄、カルボニル基、イミノ基、CH、メチレン基、C1-C20アルキル基、C6-C20アリール基、C6-C20アリールオキシ基、C2-C20ヘテロアリール基、C1-C20アルキルアミノ基、C6-C20アリールアミノ基、或C2-C20複素環アミノ基である;
R1は水素、C1-C20アルキル基、C2-C20アルキルアルケニル基、C6-C20アリール基、C6-C20アリールアルケニル基、C1-C20アルコキシル基、C1-C20アルキルチオ基、C1-C20アリールチオ基、C1-C20アリールオキシ基、C3-C20ヘテロアリール基或はC2-C20複素環基である;
R2は水素、C1-C20アルキル基、C6-C20アリール基、C1-C20アルキルカルボニル基、C6-C20アリールカルボニル基、C1-C20アルコキシルカルボニル基、C6-C20アリールオキシカルボニル基、C1-C20アミノカルボニル基、C3-C20ヘテロアリール基或はC2-C20複素環基である;
E, E1, E2, E3, E4, E5, E6とE7はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン原子、ニトロ、ニトリル基、アミノ、ホルミル基、スルホニル基、スルフィニル基、C1-C20アルキル基、C1-C20アルコキシル基、C1-C20アルキルチオ基、C2-C20アルキニルオキシ基、C1-C20アルキルシラニル基、C1-C20アルキルシリルオキシ基、C6-C20アリール基、C6-C20アリールオキシ基、C1-C20アルキルカルボニル基、C6-C20アリールカルボニル基、C1-C20アルコキシルカルボニル基、C6-C20アリールオキシカルボニル基、C1-C20アルキルアミノカルボニル基、C6-C20アリールアミノカルボニル基、C1-C20アルキルアミド基、アリールアミド基、C1-C20アルキルアミノスルホニル基、、C6-C20アリールアミノスルホニル基、、C1-C20スルホニルアミド基、C3-C20ヘテロアリール基或はC2-C20複素環基である。また、それぞれ独立して任意の置換基はアルキル基、アルコキシル基、アルキルチオ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子或は複素環基である。
【請求項6】
請求項5記載の金属錯体は配位子Lが複素環カルベン配位子またはホスフィンP(R8)2(R9)をもつ、次の一般式IIIa、IIIb、IIIc或IIIdである。
【化8】

式中、q = 1, 2または3であり、
R4とR5はそれぞれ独立して、C1-C20アルキル基、C6-C20アリール基、C1-C20アルキルアミド基、アリールアミド基、C3-C20ヘテロアリール基或はC2-C20複素環基である;
R6とR7はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン原子、ニトロ、ニトリル基、アミノ、ホルミル基、スルホニル基、スルフィニル基、C1-C20アルキル基、C1-C20アルコキシル基、C1-C20アルキルチオ基、C2-C20アルキニルオキシ基、C1-C20アルキルシラニル基、C1-C20アルキルシリルオキシ基、C6-C20アリール基、C6-C20アリールオキシ基、C1-C20アルキルカルボニル基、C6-C20アリールカルボニル基、C1-C20アルコキシルカルボニル基、C6-C20アリールオキシカルボニル基、C1-C20アルキルアミノカルボニル基、C6-C20アリールアミノカルボニル基、C1-C20アルキルアミド基、アリールアミド基、C1-C20アルキルアミノスルホニル基、、C6-C20アリールアミノスルホニル基、C1-C20スルホニルアミド基、C3-C20ヘテロアリール基或はC2-C20複素環基である;
R8とR9はそれぞれ独立して、C1-C20アルキル基、C6-C20アリール基、C1-C20アルコキシル基、C6-C20アリールオキシ基、C3-C20ヘテロアリール基或はC2-C20複素環基である。
【請求項7】
請求項6記載の金属錯体の中にLは一般式IIIa或はIIIdであり、一般式IIIaの中にq = 1または2であり、R4とR5はそれぞれ独立してアリール基であり、R6とR7はそれぞれ独立して水素である。
【請求項8】
請求項6記載の金属錯体の中にLは一般式IIIa或はIIIdである;一般式IIIaの中q = 1であり、R4とR5はそれぞれ独立して2, 4, 6-トリメチルベンゼンであり、R6とR7はそれぞれ独立して水素である。また一般式IIIdの中にR8とR9はそれぞれ独立してシクロへキシル基である。
【請求項9】
請求項5記載の金属錯体は一般式IIa或はIIbである。
Mは金属ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、或ニッケル(Ni)である;
m = 0または1であり、 n = 0または1であり、
L1とL2はそれぞれ塩素アニオン(Cl-)である。
LはIIa或はIIIdである。その中にq、R4、R5、R6、R7、R8とR9は請求項6と同じ意味で表す。R2, E, E1, E2, E3, E4, E5, E6とE7与は請求項2と同じ意味で表す。
m = 0である場合、Yは酸素、窒素、カルボニル基、イミノ、C1-C15アルコキシル基、C6-C15アリールオキシ基、C1-C15アルコキシカルボニル基、C6-C15アリールオキシカルボニル基、C1-C15アルキルイミノ基、C1-C15アルキルアミノ基、C6-C15アリールアミノ基或C2-C15複素環アミノ基である;
m = 1である場合、Xは酸素、窒素、硫黄、CH、メチレン基、カルボニル基であり、Yは窒素、酸素、CH、メチレン基、イミノ基、C1-C15アルコキシル基、C6-C15アリール基、C6-C15アリールオキシ基、C3-C15ヘテロアリール基、C1-C15アルキルカルボニル基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C6-C15アリールカルボニル基、C6-C15アリールオキシカルボニル基、C1-C15アルキルイミノ基、C1-C15アルキルアミノ基、C6-C15アリールアミノ基或はC2-C15複素環アミノ基である;
【化9】

は間に一重結合或は二重結合である;
n = 0である場合、p = 0または1であり、n = 1である場合、p = 0であり、
n = 0とp = 1である場合、L3はオルト、メタまたはパラ位置の一つまたは多数が置換されるピリジル基である。ピリジル基のN原子はマトリクスに連結し、メタとパラにある置換基はそれぞれ独立してハロゲン、ニトロ、ニトリル基、C1- C15アルキル基、C1- C15アルコキシル基、C1-C15アルキルチオ基、C2-C15アルキニルオキシ基、C1-C15アルキルシラニル基、C1-C15アルキルシリルオキシ基、C6-C15アリール基、C6-C15アリールオキシ基、C1-C15アルキルカルボニル基、C6-C15アリールカルボニル基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C6-C15アリールオキシカルボニル基、C1-C15アルキルアミドカルボニル基、C6-C15アリールアミドカルボニル基、C1-C15アルキルアミド基、C6-C15アリールアミド基、C1-C15アルキルアミドスルフィニル基、C6-C15アリールアミノスルホニル基、、C1-C15スルホニルアミド基、C3-C15ヘテロアリール基或はC2-C15複素環基である。また、それぞれ独立して任意の置換基はアルキル基、アルコキシル基、アルキルチオ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子或は複素環基である。
n = 1とp = 0である場合、X1とY1はそれぞれ独立して酸素、窒素、硫黄、カルボニル基、イミノ基、CH、メチレン基、C1-C15アルキル基、C6-C15アリール基、C6-C15アリールオキシ基、C2-C15ヘテロアリール基、C1-C15アルキルアミノ基、C6-C15アリールアミノ基或はC2-C15複素環アミノ基である。
【請求項10】
請求項9記載の金属錯体は一般式IIa或はIIbの中に:
m = 0である場合、Yは酸素、窒素、カルボニル基、イミノ基、C1-C8アルコキシル基、C6-C12アリールオキシ基、C1-C8アルコキシカルボニル基、C6-C12アリールオキシカルボニル基、C1-C8アルキルイミノ基、C1-C8アルキルアミノ基、C6-C12アリールアミノ基或はC2-C8複素環アミノ基である;
m = 1である場合、Xは酸素、窒素、硫黄、CH、メチレン基、カルボニル基である;Yは窒素、酸素、CH、メチレン基、イミノ基、C1-C8アルコキシル基、C6-C12アリール基、C6-C12アリールオキシ基、C3-C12ヘテロアリール基、C1-C8アルキルカルボニル基、C1-C8アルコキシルカルボニル基、C6-C12アリールカルボニル基、C6-C12アリールオキシカルボニル基、C1-C8アルキルイミノ基、C1-C8アルキルアミノ基、C6-C12アリールアミノ基或はC2-C15複素環アミノ基である。
【化10】

の間の結合は一重結合或二重結合である;
n = 0である場合、p = 0または1であり、
n = 1である場合、p = 0であり、
n = 0とp = 1である場合、L3はオルト、メタまたはパラ位置の一つまたは多数が置換されるピリジル基である。ピリジル基のN原子はマトリクスに連結し、メタとパラにある置換基は独立して、それぞれハロゲン、ニトロ、ニトリル基、C1-C8アルキル基、C1-C8アルコキシル基、C1-C8アルキルチオ基、C2-C8アルキニルオキシ基、C1-C85アルキルシラニル基、C1-C8アルキルシリルオキシ基、C6-C12アリール基、C6-C12アリールオキシ基、C1-C12アルキルカルボニル基、C6-C12アリールカルボニル基、C1-C8アルコキシルカルボニル基、C6-C12アリールオキシカルボニル基、C1-C8アルキルアミドカルボニル基、C6-C12アリールアミドカルボニル基、C1-C8アルキルアミド基、C6-C12アリールアミド基、C1-C8アルキルアミドスルフィニル基、C6-C12アリールアミノスルホニル基、C1-C8スルホニルアミド基、C3-C12ヘテロアリール基或C2-C8複素環基である。また、それぞれ独立して任意の置換基はアルキル基、アルコキシル基、アルキルチオ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子或は複素環基である。
n = 1と p = 0である場合、X1とY1はそれぞれ独立して、酸素、窒素、硫黄、カルボニル基、イミノ基、CH、メチレン基、C1-C8アルキル基、C6-C8アリール基、C6-C12アリールオキシ基、C2-C12ヘテロアリール基、C1-C8アルキルアミノ基、C6-C12アリールアミノ基或はC2-C8複素環アミノ基である。
R1は水素、C1-C8アルキル基、C2-C8アルキルアルケニル基、C6-C12アリール基、C6-C12アリールアルケニル基である。
R2はメチル基、エチル基、イソプロピル基、C1-C8アルキル基或C6-C20アリール基である。
E, E1, E2, E3, E4, E5, E6とE7はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン原子、ニトロ、アミノ、ニトリル基、ホルミル基、スルホニル基、スルフィニル基、C1-C8アルキル基、C1-C8アルコキシル基、C1-C8アルキルチオ基、C2-C8アルキニルオキシ基、C1-C8アルキルシラニル基、C1-C8アルキルシリルオキシ基、C6-C12アリール基、C6-C12アリールオキシ基、C1-C12アルキルカルボニル基、C6-C12アリールカルボニル基、C1-C8アルコキシルカルボニル基、C6-C12アリールオキシカルボニル基、C1-C8アルキルアミドカルボニル基、C6-C12アリールアミドカルボニル基、C1-C8アルキルアミド基、C6-C12アリールアミド基、C1-C12アルキルスルホニルアミド基、C6-C12アリールアミドスルフィニル基、C1-C12スルホニルアミド基、C3-C12ヘテロアリール基或はC2-C8複素環基である;また、それぞれ独立して任意の置換基はアルキル基、アルコキシル基、アルキルチオ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子或は複素環基である。
【請求項11】
請求項10記載の金属錯体は一般式IIa或IIbの中に
Mは金属ルテニウム(Ru)であり、
Lは一般式IIIa或はIIIdである。一般式IIIaの中にq = 1、R4とR5はそれぞれ独立して2, 4, 6-トリメチルベンゼンである。R6とR7はそれぞれ独立して水素である。また一般式IIIdの中にR8とR9はそれぞれ独立してシクロへキシル基である。
L1とL2はそれぞれに塩素アニオン(Cl-)である。
m = 0または1であり、n = 0または1であり、
m = 0である場合、Yはメチレン、イミノ基、C1-C4アルコキシル基、C1-C4アルキルアミノ基、C6-C9アリールアミノ基である;
m = 1である場合、Xは窒素、C1-C3アルキルアミノ基、CH、メチレン基、カルボニル基である。Yは酸素、窒素、イミノ基、C1-C4アルキル基、C1-C4アルコキシル基、C1-C4アルキルアミノ基或はC6-C12アリールアミノ基である。
【化11】

の間の結合は一重結合或二重結合である;。
n = 1である場合、p = 0であり、
n = 0とp = 1である場合、L3はオルト、メタまたはパラ位置の一つまたは多数が置換されるピリジル基である。ピリジル基のN原子はマトリクスに連結し、メタとパラにある置換基は独立して、それぞれはハロゲン、ニトロ、ニトリル基、C1-C8アルキル基、C1-C8アルコキシル基、C1-C8アルキルチオ基、C2-C8アルキニルオキシ基、C1-C85アルキルシラニル基、C1-C8アルキルシリルオキシ基、C6-C12アリール基、C6-C12アリールオキシ基、C1-C12アルキルカルボニル基、C6-C12アリールカルボニル基、C1-C8アルコキシルカルボニル基、C6-C12アリールオキシカルボニル基、C1-C8アルキルアミドカルボニル基、C6-C12アリールアミドカルボニル基、C1-C8アルキルアミド基、C6-C12アリールアミド基、C1-C8アルキルアミドスルフィニル基、C6-C12アリールアミノスルホニル基、C1-C8スルホニルアミド基、C3-C12ヘテロアリール基或C2-C8複素環基である。また、それぞれ独立して任意の置換基はアルキル基、アルコキシル基、アルキルチオ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロゲン原子或は複素環基である。
n = 1である場合、X1はメチレン基、アリール基或はその派生物、カルボニル基或はその派生物である。Y1は酸素、カルボニル基である。
R1は水素である。
n = 1である場合、R2はメチル基、エチル基、イソプロピル基である;n = 0である場合、一般式Iaの中に、R2は水素、ハロゲン、C1-C4アルキル基、C1-C20アルコキシル基である。
Eは水素、ハロゲン、ニトロ、C1-C4アルキル基、C1-C4アルコキシル基、C1-C4アルコキシルカルボニル基、C1-C8アルキルスルホンアミノ基、C6-C12アリールアミノスルホニル基である。
E1, E2はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、C1-C4アルキル基或はC1-C4アルコキシル基である。
E3は水素である。
E4は水素或C1- C4アルキル基である。
E5, E6はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、C1-C4アルキル基、C1-C6アルコキシル基である。
E7は水素或はC1-C4アルキル基である。
【請求項12】
メタセシス反応の一種である。請求項5に記述した1種或は多種の混和触媒を使って、閉環メタセシス(RCM)、交差オレフィンメタセシス(CM)、非環状ジエンのメタセシス(ADMET)また開環メタセシス重合反応(ROMP)反応を行う。
【請求項13】
請求項12の方法によって、ROMP反応におけるシクロオレフィンはジシクロペンタジエン(DCPD)、ノルボルネン、シクロオクタテトラエンまたは張力を有するシクロオレフィンからの一種である。シクロオレフィンの結構に一つまたは多数の置換基をもつ−フッ素、塩素、臭素、C1-C15アルキル基、C1-C15アルコキシル基、C1-C15アルキルチオ基、C2-C15アルキニルオキシ基、C1-C15アルキルシラニル基、C1-C15アルキルシリルオキシ基、C6-C15アリール基、C6-C15アリールオキシ基、C1-C15アルキルカルボニル基、C6-C15アリールカルボニル基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C6-C15アリールオキシカルボニル基、C1-C15アルキルアミドカルボニル基、C6-C15アリールアミドカルボニル基、C1-C15アルキルアミド基、C6-C15アリールアミド基、C1-C15アルキルアミドスルフィニル基、C6-C15アリールアミノスルホニル基、C1-C15スルホニルアミド基、C3-C15ヘテロアリール基或はC2-C15複素環基である。
【請求項14】
シクロオレフィンは次の構造VIa-VIcを含まれる;
【化12】

式中,r = 1, 2, 3或は4であり、s = 1, 2, 3或は4であり、
Aは酸素、硫黄、C1-C15アルキル基、C1-C15アルコキシル基、C6-C15アリールオキシ基、C1-C15アルキルチオ基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C1-C15アルキルアミノ基、C1-C15アリールアミノ基、C1-C15アルキルアミノカルボニル基、C1-C15アリールアミノカルボニル基、C1-C15アルキルアミド基、C1-C15アリールアミド基或はC1-C15複素環アミド基である。
Gは特殊性質と用途を用いる化合物である。化合物ごとに必要に応じてにより市販されるモディファイドプロドラッグまたは液相分子単体を選ぶ。
R10とR11はそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1-C15アルキル基、C1-C15アルコキシル基、C1-C15アルキルチオ基、C1-C15アルキルシリルオキシ基、C6-C15アリールオキシ基、C6-C15アリール基、C2-C15複素環基、C3-C15ヘテロアリール基、C1-C15アルキルカルボニル基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C6-C15アリールカルボニル基、C1-C15アルキルアミドカルボニル基、C6-C15アリールアミドカルボニル基、C1-C15アルキルアミド基、C1-C15アルキルスルホニル基、C1-C15アルキルスルホンアミド基、液晶単体或はモディファイドプロドラッグである。
“Linker”はC1-C15アルキル基、C1-C15アルコキシル基、C1-C15アルキルチオ基、C1-C15アルキルシリルオキシ基、C6-C15アリールオキシ基、C6-C15アリール基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C6-C15アリールカルボニル基、C1-C15アルキルアミノカルボニル基、C6-C15アリールアミノカルボニル基、C1-C15アルキルアミド基、C6-C15アリールアミド基、C1-C15アルキルスルホンアミド基、C6-C15アリールスルホンアミド基、C3-C15ヘテロアリール基或はC2-C15複素環基である。
【請求項15】
請求項14に記載のシクロオレフィン基体である。その中に、r = 1, 2, 3または4であり、s = 1, 2, 3または4であり、
Aは酸素、硫黄、C1-C8アルキル基、C1-C8アルコキシル基、C1-C8アリールオキシ基、C1-C15アルキルチオ基、C1-C8アルコキシルカルボニル基、C1-C8アルキルアミノ基、C6-C12アリールアミノ基、C1-C8アルキルアミノカルボニル基、C6-C12アリールアミノカルボニル基、C1-C8アルキルアミド基、C6-C12アリールアミド基或はC1-C15複素環アミド基である。
Gは特殊性質と用途を用いる化合物である。化合物ごとに必要に応じてにより市販されるモディファイドプロドラッグまたは液相単体を選ぶ。
R10とR11は水素、ハロゲン、C1-C8アルキル基、C1-C8アルコキシル基、C1-C8アルキルチオ基、C1-C8アルキルシリルオキシ基、C6-C12アリールオキシ基、C6-C12アリール基、C2-C8複素環基、C3-C12ヘテロアリール基、C1-C8アルキルカルボニル基、C1-C8アルコキシルカルボニル基、C6-C12アリールオキシカルボニル基、C1-C8アルキルアミノカルボニル基、C6-C12アリールアミノカルボニル基、C1-C8アルキルアミド基、C1-C8アルキルアミドスルフィニル基、C1-C8アルキルスルフィニル基、液晶或はモディファイドプロドラッグである。
“Linker”はC1-C8アルキル基、C1-C8アルコキシル基、C1-C8アルキルチオ基、C1-C8アルキルシリルオキシ基、C6-C12アリールオキシ基、C6-C12アリール基、C1-C8アルコキシルカルボニル基、C6-C12アリールオキシカルボニル基、C1-C8アルキルアミノカルボニル基、C6-C12アリールアミノカルボニル基、C1-C8アルキルアミド基、C1-C8アルキルアミドスルフィニル基、C6-C12アリールアミドスルフィニル基、C1-C8アルキルアミドスルフィニル基、C2-C8複素環基或はC3-C12ヘテロアリール基である。
【請求項16】
請求項15記載のシクロオレフィン基体は一般式VIa-VIcの中にr = 1または2であり、s = 1または2であり、
Aは酸素、メチレン、C1-C5アルキルアミノ基、C1-C5アルコキシル基、C1-C5アルキルアミノカルボニル基或はC1-C5複素環アミド基である。
“Linker”はC1-C6アルキル基、C1-C5アルコキシル基、C1-C5アルキルチオ基、C1-C5アルコキシルカルボニル基、C1-C5アルキルアミノカルボニル基、C6-C12アリールアミノカルボニル基、C1-C5 C8アルキルアミド基或はC6-C12アリールアミドル基である。
R10とR11はそれぞれ独立して水素、C1-C5アルコキシル基、C6-C12アリールオキシ基、C1-C5アルコキシルカルボニル基、C6-C12アリールオキシカルボニル基、C1-C5アルキルアミノカルボニル基、C6-C12アリールアミノカルボニル基、C1-C5アルキルアミド基、C6-C12アリールアミド基、液晶或はモディファイドプロドラッグである。
【請求項17】
請求項15記載のシクロオレフィン基体はその中に、Gは薬物Lipitorのモディファイドプロドラッグの1種である。一般式は次のVIIa-VIIdである。
【化13】

R12はシクロプロピル、C1-C15アルキル基、C1-C15シクロアキル、C1-C15アルコキシル基、C6-C15アリール基、C6-C15アリールオキシ基、C1-C15アルキルアミノ基、C6-C15アリールアミノ基、C1-C15アルキルスルホンアミド基、、C6-C15アリールスルホンアミド基、C3-C15複素環基或はC2-C15ヘテロアリール基である。
【請求項18】
請求項17記載のシクロオレフィン基体の中に、R12はシクロプロピル基,C1-C6アルキル基、C3-C6シクロアルキル基,C1-C6アルコキシ基、C6-C12アリール基、C6-C12アリールオキシ基、C1-C6アルキルアミノ基、C6-C12アリールアミノ基、C1-C6アルキルスルホニルアミド基、C6-C12アリールスルホニルアミド基、C3-C12ヘテロアリール基或はC2-C6複素環基である。
【請求項19】
請求項5記載した方法は1種あるいは多種の混和触媒で作用して、性能が良いポリマーをできる方法、このポリマーは次の一般式VIIIa或はVIIIbである:
【化14】

【請求項20】
モディファイドプロドラッグ或は官能基Gから調製した機能性ポリマーである。その一般式は次のIXa-IXcである:
【化15】

式中:r = 1, 2, 3または4であり、s = 1, 2, 3または4であり、
Aは酸素、硫黄、C1-C15アルキル基、C1-C15アルコキシル基、C1-C15アリールオキシ基、C1-C15アルキルチオ基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C1-C15アルキルアミノ基、C6-C15アリールアミノ基、C1-C15アルキルアミノカルボニル基、C6-C15アリールアミノカルボニル基、C1-C15アルキルアミド基、C6-C15アリールアミド基或はC1-C15複素環アミド基である;
Gは特殊性質と用途を用いる化合物である。化合物ごとに必要に応じてにより液晶単体或はモディファイドプロドラッグを選ぶ。
R10とR11はそれぞれ独立して水素、ハロゲン、C1-C15アルキル基、C1-C15アルコキシル基、C1-C15アルキルチオ基、C1-C15アルキルシリルオキシ基、C6-C15アリールオキシ基、C6-C15アリール基、C2-C15複素環基、C3-C15ヘテロアリール基、C1-C15アルキルカルボニル基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C6-C15アリールオキシカルボニル基、C1-C15アルキルアミノカルボニル基、C6-C15アリールアミノカルボニル基、C1-C15アルキルアミド基、C1-C15アルキルスルホニルアミド基、C1-C15アルキルスルフィニル基、液晶単体或はモディファイドプロドラッグである;
“Linker”はC1-C15アルキル基、C1-C15アルコキシル基、C1-C15アルキルチオ基、C1-C15アルキルシリルオキシ基、C6-C15アリールオキシ基、C6-C15アリール基、C1-C15アルコキシルカルボニル基、C6-C15アリールオキシルカルボニル基、C1-C15アルキルアミノカルボニル基、C6-C15アリールアミノカルボニル基、C1-C15アルキルアミド基、C6-C15アリールアミド基、C1-C15アルキルスルホンアミド基、C6-C15アリールスルホンアミド基、C3-C15ヘテロアリール基或はC2-C15複素環基である。
【請求項21】
請求項20記載した機能性ポリマーはその中にr、s、A、“Linker”、R10とR1と請求項16の定義が同じである。
その中に、Gは薬物Lipitorのモディファイドプロドラッグの1種である。一般式は次のVIIa-VIIdである。
【化16】

その中にR12と請求項16の定義は同じである。
【請求項22】
請求項5に記述した1種或は多種の混和触媒作用の条件で、30-100℃の条件において、デポリメリゼーションを通して水素化ブタジエン−アクリロニトリル共重合体またはスチレン・ブタジエン共重合体を調製する方法の一種である。
【請求項23】
解重合水素化ブタジエン−アクリロニトリル共重合体或はスチレン・ブタジエン共重合体を調製する方法:請求項5に記述した1種或は多種の混和触媒を添加して、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体を脱重合した後、60-150℃の条件で高圧水素化反応をさせる。
【請求項24】
水素化ブタジエン−アクリロニトリル共重合体(HNBR)或はスチレン・ブタジエン共重合体を調製する方法:ブタジエン−アクリロニトリル共重合体或はスチレン・ブタジエン共重合体の反応体系に高圧水素を加え、請求項5に記述した1種或いは多種の混和触媒を60-150℃の条件で添加する。
【請求項25】
請求項5に記述した1種或いは多種の混和触媒がゴム脱重合反応における応用、ゴム分子には少なくとも一つの炭素−炭素二重結合を有する。
【請求項26】
請求項5に記述した1種或いは多種の混和触媒がゴム水素化反応における応用、ゴム分子には少なくとも一つの炭素−炭素二重結合を有する。
【請求項27】
請求項5に記述した1種或いは多種の混和触媒の作用で、官能基変性のポリマーVIIIa-VIIIbと機能性ポリマーIXa-IXbを調製する工程の一種である。
【請求項28】
請求項5に記述した1種或いは多種の混和触媒の作用で、一種または多種の単体の反応によって機能性ポリマーを調製する方法である。

【図1】
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【公表番号】特表2013−516392(P2013−516392A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−546342(P2012−546342)
【出願日】平成22年12月30日(2010.12.30)
【国際出願番号】PCT/CN2010/080477
【国際公開番号】WO2011/079799
【国際公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【出願人】(512171940)ザンナン・サイテック・カンパニー・リミテッド (1)
【Fターム(参考)】