説明

S1P受容体モジュレーターおよびそれらの使用

本発明は、S1P受容体モジュレート活性を有する新規の化合物に関する。さらに、本発明は、不適切なS1P受容体モジュレート活性または発現によって生じるもしくはそれに関連する疾患および/または病態、例えば、自己免疫応答の治療のための本発明の少なくとも1つの化合物を含んでなる製薬に関する。本発明のさらなる態様は、不適切なS1P受容体モジュレート活性または発現によって生じるもしくはそれに関連する疾患および/または病態、例えば、自己免疫応答の治療のための医薬品の製造のための本発明の少なくとも1つの化合物を含んでなる製薬の使用関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】


(ここで、Gは、任意の組み合わせで、1個以上の窒素、酸素または硫黄原子を含んでなる有機置換基を表し、Zは、少なくとも1つ芳香族中心を含んでなる有機部分を表し、XおよびYは、個別に、もしくは組み合わせで、アルキル、アルキル−アミノ、アルコキシ、O、N、S、SO、SO、ハロゲンのうちの1個以上を含有するアルキル鎖、炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合、炭素−ヘテロ原子二重結合、炭素環、ヘテロ環または以下から選択される基であり:
【化2】


ここで、Rは、Hまたはアルキルから選択され、アスタリスクは、式(I)内の付着を示し;
ならびにここで、基J、mおよびDは、個別に、もしくは任意の組み合わせで、水素、重水素、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、オキソ(=O)、イミノ(=NR)、シアノ、アリール、ヘテロ環、炭素環、場合により、炭素−炭素多重結合、炭素−ヘテロ多重結合を含有する1〜15個の炭素原子のアルキル鎖から選択され、ここで、1個以上の炭素原子を、独立して、酸素、硫黄、SO、SO、NR’(ここで、R’は、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロ環および置換ヘテロ環から選択される)、炭素環ならびにヘテロ環で置き換えることができる)
の化合物。
【請求項2】
Gは、以下から選択される基であり:
【化3】


ここで、Rは、独立して、H、重水素、CN、アミノ、アルキルアミノ、CHOH、アルコキシ、CF、場合により、重水素、O、NR’R’’(ここで、R’およびR’’は、独立して、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロ環および置換ヘテロ環から選択される)、S、SO、SO、ハロゲンのうちの1個以上を含有するアルキル鎖、炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合、炭素−ヘテロ原子二重結合または炭素−ヘテロ原子三重結合、炭素環、ヘテロ環、アミド、スルホンアミド、ヒドロキシル、−CHCOOH、COOH、−OPO、−PO、環式ホスフェート、環式ホスホネートおよび/または塩、テトラゾールから選択され、そしてnは0〜4であるが、但し、アミノ基が基GのRと同じ炭素原子上に存在する場合、Rはヒドロキシルではなく、
【化4】


は、任意選択的な架橋基を表し;
アスタリスクは、式(I)内の付着を示す
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
X、YおよびZは、個別に、もしくは任意の組み合わせで、以下から選択され:
【化5】


ここで、アスタリスクは、式(I)内の付着を示し、Rは、ハロゲン、H、重水素、CN、アミノ、アルキルアミノ、アルコキシ、CF、場合により、重水素、O、NR’R’’(ここで、R’およびR’’は、独立して、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロ環および置換ヘテロ環から選択される)、S、SO、SO、ハロゲンのうちの1個以上を含有するアルキル鎖(20個までの炭素原子)、炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合、炭素−ヘテロ原子二重結合または炭素−ヘテロ原子三重結合、炭素環、ヘテロ環、アミド、スルホンアミドから選択され、そしてAは、C、N、O、S、CO、C=NR、SOもしくはSOからなる群から独立して選択される1個以上の環原子または基を表し、Rは、連結基またはアルキル、アリール、ヘテロ環もしくは場合により置換されるアルキル鎖であり得る
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
ZおよびGは、組み合わせで、以下の基から選択され:
【化6】


ここで、Rは、請求項1において基Gについて定義されるとおりであり、ここで、Aは、請求項3に記載のとおりに定義され、そしてXは、ヘテロ原子またはO、N、S、SO、SO、COもしくはC=NRのような種を含有するヘテロ原子からなる群から選択され、そしてRは、請求項3において定義されるとおりであり、アスタリスクは、式(I)内の付着を示し、
【化7】


ここで、Aは、請求項3において定義されるとおりであり、そしてXおよびYは、ヘテロ原子またはO、N、S、SO、SO、COもしくはC=NRのような種を含有するヘテロ原子からなる群から独立して選択され、そしてRは、請求項3に記載のとおりに定義され、アスタリスクは、式(I)内の付着を示す
請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
基Jは、H、アルキルまたは以下の基のうちの1つから選択され:
【化8】


ここで、Aは、請求項3において定義されるとおりであり、nは0〜10であり、Rは、ハロゲン、CN、アミノ、アルキルアミノ、アルコキシ、CF、O、N、S、SO、SOのうちの1個以上を含有するアルキル鎖、炭素−炭素二重結合、炭素−炭素三重結合、炭素−ヘテロ原子二重結合または炭素−ヘテロ原子三重結合である
請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
基Dは、H、重水素、アルキル、アリール、ヘテロ環またはシクロアルキルから選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
基mは、非置換もしくは置換アリール、炭素環またはヘテロ環から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
以下:
5−(5−(3,4−ジエトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−カルボン酸
1−((5−(5−(3,4−ジエトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)メチル)アゼチジン−3−カルボン酸
N−(1H−テトラゾール−5−イル)メチル−4−オクチルベンジルアミン
N−((1H−テトラゾール−5−イル)メチル)−4−n−オクチルアニリン
2−(4−オクチルフェニルアミノ)プロパン−1,3−ジオール
2−((4−n−オクチルベンジルアミノ)メチル)プロパン−1,3−ジオール
2−((メチル(4−オクチルベンジル)アミノ)メチル)プロパン−1,3−ジオール
4,4−ビス(ヒドロキシメチル)−1−(4−オクチルフェニル)イミダゾリジン−2−オン
2−(4−(4−n−オクチルフェニル)ピペラジン−1−イル)酢酸
2−(4−オクチルフェネチル)プロパン−1,2,3−トリオール
3−(3−(4−n−オクチルフェニル)ウレイド)プロパン酸
3−(3−メチル−3−(4−オクチルフェニル)ウレイド)プロパン酸
3−(3−(4−オクチルフェニル)−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)プロパン酸
2−(3−(4−オクチルベンジル)ウレイド)酢酸
2−(3−(4−オクチルベンジル)−2−オキソイミダゾリジン−1−イル)酢酸
2−(1−(4−オクチルベンジル)ヒドラジン−カルボキサミド)酢酸
3−(5−オクチルインドリン−1−カルボキサミド)プロパン酸
4−(4−(N−(6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)スルファモイル)フェニル)ブチル−ジヒドロゲンホスフェート:
4−(4−(3−(3−(2,2,2−トリフルオロアセチル)−1H−インドール−1−イル)プロピル)フェニル)ブチル−ジヒドロゲンホスフェート
4−(4−(2−(6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)エトキシ)フェニル)ブチル−ジヒドロゲンホスフェート
2−(4−(2−(6−メトキシ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−イル)エチル)フェノキシ)エタノール
2−((4−(5−(((4−フルオロフェニル)(イソプロピル)アミノ)メチル)チオフェン−2−イル)ベンジル)(メチル)アミノ)エタノール
2−(4−(5−(((4−フルオロフェニル)(イソプロピル)アミノ)メチル)チオフェン−2−イル)ベンジルアミノ)プロパン−1,3−ジオール
2−(4−(3−((4−フルオロフェニル)(イソプロピル)アミノ)プロピル)ベンジルアミノ)プロパン−1,3−ジオールヒドロクロリド
1−((4’−(N−(3−メトキシフェニル)−N−メチルスルファモイル)ビフェニル−4−イル)メチル)アゼチジン−3−カルボン酸
2−(((4’−(((4−フルオロフェニル)(イソプロピル)アミノ)メチル)ビフェニル−4−イル)メチル)(メチル)アミノ)酢酸
1−((4’−(((4−フルオロフェニル)(イソプロピル)アミノ)メチル)ビフェニル−4−イル)メチル)アゼチジン−3−カルボン酸:
1−(4−(4−オキソ−4−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ブタ−2−エン−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボン酸
1−((4’−(3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)ブタ−2−エノイル)ビフェニル−4−イル)メチル)アゼチジン−3−カルボン酸:
1−(4−(4−オキソ−2−フェニル−4H−クロメン−6−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボン酸:
3’−(1−アドマンタニル)−4’メトキシビフェニル−4−イル)メチル)アゼチジン−3−カルボン酸:
1−(4−(3−(1−アドマントニル)−4−メトキシベンジルオキシ)ベンジル)アゼチジン−3−カルボン酸:
1−(4−(2−(6,6−ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタン−2−イル)エトキシ)ベンジル)アゼチジン−3−カルボン酸:
1−(4−(12−オキソ−12H−クロメノ[2,3−b]キノリン−2−イル)ベンジル)アゼチジン−3−カルボン酸:
1−(4−((5−クロロベンゾフラン−3−イル)メトキシ)ベンジル)アゼチジン−3−カルボン酸
2−アミノ−2−(5−(5−(3−クロロ−4−プロポキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
(E)−2−アミノ−2−(5−(5−(4−メチルスチリル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−アミノ−2−(5−(5−(4−ブロモ−3−クロロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−アミノ−2−(5−(5−(3−クロロ−4−(チオフェン−3−イル)フェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−アミノ−2−(5−(5−(3,4−ジエトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−アミノ−2−(5−(5−(4−プロポキシ−3−メトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
5−(3,4−ジエトキシフェニル)−3−(2−メチルベンゾフラン−5−イル)−1,2,4−オキサジアゾール
2−アミノ−2−(5−(5−(6−メトキシベンゾフラン−2−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−アミノ−2−(5−(5−(4−プロピルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−アミノ−2−(5−(5−(4−エトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−アミノ−2−(6−クロロ−5−(5−(4−プロピルフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−アミノ−2−(5−(5−(1−ブチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−アミノ−2−(5−(5−(3−ニトロ−4−プロポキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
5−(3−(2−(2−アミノ−1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)ベンゾフラン−5−イル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−2−プロポキシベンゾニトリル
2−アミノ−2−(5−(5−(3−ブロモ−4−プロポキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)ベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−アミノ−2−(5−オクチルベンゾ[b]チオフェン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−アミノ−2−(5−オクチルベンゾフラン−2−イル)プロパン−1,3−ジオール
2−(4−(5−(3,4−ジエトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)インドリン−1−カルボキサミド)酢酸
3−(4−(5−(3,4−ジエトキシフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル)インドリン−1−カルボキサミド)プロパン酸
からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
化合物は、S1P受容体活性および/または発現をモジュレートする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
薬学的に許容できるキャリアまたは賦形剤を伴うその立体異性および/または同位体形態ならびに/あるいは生理学的に認容性および/または治療有効な塩あるいは任意の割合のそれらの混合物のいずれかにおける請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物を含んでなる製剤。
【請求項11】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物の調製のための方法。
【請求項12】
S1P受容体活性および/または発現のモジュレーションのための製薬の生成のための、その立体異性および/または同位体形態ならびに/あるいは生理学的に認容性および/または治療有効な塩あるいは任意の割合のそれらの混合物のいずれかにおける請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物の使用。
【請求項13】
自己免疫疾患のような不適切なS1P受容体モジュレート活性または発現によって生じるもしくはそれに関連する疾患ならびに/あるいは病態の治療のための医薬品の製造のための、その立体異性または同位体形態あるいは生理学的に認容性および/または治療有効な塩あるいは任意の割合のそれらの混合物のいずれかにおける請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物を含んでなる製薬の使用。
【請求項14】
不適切なS1P受容体モジュレート活性および/または発現によって生じるもしくはそれに関連する疾患ならびに/あるいは病態の治療のための、その立体異性および/または同位体形態あるいは生理学的に認容性および/または治療有効な塩あるいは任意の割合のそれらの混合物のいずれかにおける請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物の使用。
【請求項15】
癌、固形腫瘍、血液障害、感染、免疫学的および免疫仲介障害、疼痛、脈間系、循環器系、肝疾患/損傷、肺の病状/損傷、低酸素症および/または同種移植片もしくは自家移植片拒絶の治療ならびに/あるいは免疫療法のための、その立体異性および/または同位体形態ならびに/あるいは生理学的に認容性および/または治療有効な塩あるいは任意の割合のそれらの混合物のいずれかにおける請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物の使用。
【請求項16】
組織および/または器官の再生のための前駆細胞/幹細胞の動員のための、その立体異性および/または同位体形態ならびに/あるいは生理学的に認容性および/または治療有効な塩あるいは任意の割合のそれらの混合物のいずれかにおける請求項1〜8のいずれか一項に記載のの化合物の使用。
【請求項17】
ワクチン接種/免疫化のためのアジュバントとしての、その立体異性および/または同位体形態ならびに/あるいは生理学的に認容性および/または治療有効な塩あるいは任意の割合のそれらの混合物のいずれかにおける請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物の使用。
【請求項18】
感染および/または感染性疾患の治療のための、その立体異性および/または同位体形態ならびに/あるいは生理学的に認容性および/または治療有効な塩あるいは任意の割合のそれらの混合物のいずれかにおける請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物の使用。
【請求項19】
プリオンおよび寄生体のようなウイルス、細菌または真菌感染以外の病原体の免疫療法のための、その立体異性および/または同位体形態ならびに/あるいは生理学的に認容性および/または治療有効な塩あるいは任意の割合のそれらの混合物のいずれかにおける請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも1つの化合物の使用。
【請求項20】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物あるいは立体異性体および/または同位体形態または薬学的に許容できる塩またはそれらの誘導体の有効量をそれを必要とする被験体に投与することによる、S1P受容体活性および/または発現のモジュレーションの方法。
【請求項21】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物あるいは立体異性体および/または同位体形態または薬学的に許容できる塩および/またはそれらの誘導体の有効量をそれを必要とする被験体に投与することによる、不適切なS1P受容体モジュレート活性または発現によって生じるもしくはそれに関連する疾患ならびに/あるいは病態の治療のための方法。
【請求項22】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物あるいは立体異性体および/または同位体形態または薬学的に許容できる塩またはそれらの誘導体の有効量をそれを必要とする被験体に投与することによる、免疫学的障害および/または免疫仲介障害あるいは移植片/同種移植片/自家移植片を治療する方法。
【請求項23】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物あるいは立体異性体および/または同位体形態または薬学的に許容できる塩および/またはそれらの誘導体の有効量をそれを必要とする被験体に投与することによる、癌の予防および/または治療および/または免疫療法の方法。
【請求項24】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物あるいは立体異性体および/または同位体形態または薬学的に許容できる塩および/またはそれらの誘導体の有効量をそれを必要とする被験体に投与することによる、ウイルス、細菌または真菌感染の防止および/または予防および/または治療および/または免疫療法の方法。
【請求項25】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物あるいは立体異性体および/または同位体形態または薬学的に許容できる塩および/またはそれらの誘導体の有効量をそれを必要とする被験体に投与することによる、プリオンおよび寄生体のようなウイルス、細菌または真菌感染以外の病原体の防止および/または予防および/または治療および/または免疫療法の方法。
【請求項26】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物あるいは立体異性体および/または同位体形態または薬学的に許容できる塩および/またはそれらの誘導体の有効量をそれを必要とする被験体に投与することによる、増殖系および門脈系の病状/損傷、循環器系の病状/損傷、肝臓の病状/損傷、肺の病状/損傷、低酸素症および疼痛の防止および/または予防および/または治療および/または免疫療法の方法。
【請求項27】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物あるいは立体異性体および/または同位体形態または薬学的に許容できる塩および/またはそれらの誘導体の有効量をそれを必要とする被験体に投与することによる、免疫化/ワクチン接種の作用を促進する方法。
【請求項28】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物あるいは立体異性体および/または同位体形態または薬学的に許容できる塩および/またはそれらの誘導体の有効量をそれを必要とする被験体に投与することによる、標的器官への薬物送達を改善する方法。
【請求項29】
請求項1〜8のいずれか一項に記載のS1P受容体活性および/または発現のモジュレーター。

【図1】
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【公表番号】特表2012−505836(P2012−505836A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−531305(P2011−531305)
【出願日】平成21年10月19日(2009.10.19)
【国際出願番号】PCT/AU2009/001371
【国際公開番号】WO2010/043000
【国際公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(511095827)アカール ファーマ ピーティーワイ リミテッド (1)
【Fターム(参考)】