説明

TLR活性モジュレーターとしての化合物および組成物

本発明は新規化合物群、かかる化合物を含む免疫原性組成物および医薬組成物およびトール様受容体7と関連する疾患または障害の処置または予防のためのかかる化合物の使用法を提供する。一つの面において、本化合物はワクチンの有効性を亢進するためのアジュバントとして有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

〔式中:
はC−Cアルキル、−C(R)OH、−L、−L、−L、−OLまたは−OLであり;
は−C(O)−または−O−であり;
はC−Cアルキレン、C−Cアルケニレン、アリーレン、ヘテロアリーレンまたは−((CR)O)(CH)−であり、ここで、LのC−CアルキレンおよびC−Cアルケニレンは場合により1〜4個のフルオロ基で置換されていてよく;
各Lは独立してC−Cアルキレンおよび−((CR)O)(CH)−から選択され、ここで、LのC−Cアルキレンは場合により1〜4個のフルオロ基で置換されていてよく;
はアリーレンまたはヘテロアリーレンであり;
はHまたはC−Cアルキルであり;
は−L、−L、−L、−L、−L、−L、−OL、−OL、−OL、−OL、−OR、−OLおよび−OLから選択され;
各Rは独立してHおよびフルオロから選択され;
は−P(O)(OH)であり;
は−CFP(O)(OH)または−C(O)OHであり;
は−CFP(O)(OH)または−C(O)OHであり;
はHまたはC−Cアルキルであり;
各pは独立して1、2、3、4、5および6から選択され、
qは1、2、3または4である;
ただし、Rが−ORであるとき、Rは−C(R)OH、−L、−L、−L、−L、−OLまたは−OLであり、ここで、Rは−CFP(O)(OH)であり、Rは−CFP(O)(OH)である。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
がC−Cアルキルであり;
がC−Cアルキルであり;
が−OLまたは−OLであり;
が−P(O)(OH)であり;
が−CFP(O)(OH)であり、
がC−Cアルキレンである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がC−Cアルキルであり;
がC−Cアルキルであり;
が−OLまたは−OLであり;
が−P(O)(OH)であり;
が−CFP(O)(OH)であり;
が−((CR)O)(CH)−であり;
がHであり;
qが1または2であり
pが2がである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が−Lであり;
がC−Cアルキルであり;
が−OLまたは−OLであり;
が−P(O)(OH)であり;
が−C(O)OHであり;
が−CFP(O)(OH)であり;
がC−Cアルキレンであり、
がC−Cアルキレンである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が−Lであり;
がC−Cアルキルであり;
が−OLまたは−OLであり;
が−P(O)(OH)であり;
が−C(O)OHであり;
が−CFP(O)(OH)であり;
がC−Cアルキレンであり;
が−((CR)O)(CH)−であり;
がHであり;
qが1または2であり、
pが2である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が−C(R)OH、−L、−Lまたは−Lであり;
がC−Cアルキルであり;
が−ORであり;
がC−Cアルキルであり;
が−P(O)(OH)であり;
が−CFP(O)(OH)であり;
が−C(O)−であり、
がC−CアルキレンまたはC−Cアルケニレンであり、各々、場合により1〜4個のフルオロ基で置換されていてよい、
請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
がC−Cアルキルであり;
がC−Cアルキルであり;
が−OL、−OLまたは−OLであり;
が−P(O)(OH)であり;
が−CFP(O)(OH)であり;
各Lが独立してC−Cアルキレンであり、
がフェニレンである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
がC−Cアルキルであり;
がC−Cアルキルであり;
が−Lであり;
が−P(O)(OH)であり、
が−C(O)−または−O−である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
がメチルである、請求項1または6に記載の化合物。
【請求項10】
がメチルである、請求項1〜3または7〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
がメチルである、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
次のものから選択される、請求項1に記載の化合物:
4−(4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)−1,1−ジフルオロブチルホスホン酸;
3−(5−アミノ−2−(4−(4,4−ジフルオロ−4−ホスホノブトキシ)−2−メチルフェネチル)ベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−8−イル)プロパン酸;
3−(5−アミノ−2−(4−(2−(3,3−ジフルオロ−3−ホスホノプロポキシ)エトキシ)−2−メチルフェネチル)ベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−8−イル)プロパン酸;
3−(5−アミノ−2−(2−メチル−4−(2−(2−(2−ホスホノエトキシ)エトキシ)エトキシ)フェネチル)ベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−8−イル)プロパン酸;
リン酸二水素4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェニル;
(4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)メチルホスホン酸;
5−(4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)−1,1−ジフルオロペンチルホスホン酸;
4−(4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)−1,1−ジフルオロブチルホスホン酸;
3−(2−(4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)エトキシ)−1,1−ジフルオロプロピルホスホン酸;
2−(4−((4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)メチル)フェニル)−1,1−ジフルオロエチルホスホン酸;
2−(5−アミノ−2−(4−メトキシ−2−メチルフェネチル)ベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−8−イル)−1,1−ジフルオロ−2−オキソエチルホスホン酸;
(E)−2−(5−アミノ−2−(4−メトキシ−2−メチルフェネチル)ベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−8−イル)ビニルホスホン酸;
2−(5−アミノ−2−(4−メトキシ−2−メチルフェネチル)ベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−8−イル)エチルホスホン酸;
(E)−2−(5−アミノ−2−(4−メトキシ−2−メチルフェネチル)ベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−8−イル)−1−フルオロビニルホスホン酸;
3−((4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)メチル)フェニルホスホン酸;
5−アミノ−2−(4−メトキシ−2−メチルフェネチル)ベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−8−カルボニルホスホン酸;
3−(5−アミノ−2−(2−メチル−4−(3−ホスホノプロポキシ)フェネチル)ベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−8−イル)プロパン酸;
3−(5−アミノ−2−(4−(2−(2−(3,3−ジフルオロ−3−ホスホノプロポキシ)エトキシ)エトキシ)−2−メチルフェネチル)ベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−8−イル)プロパン酸;
3−(5−アミノ−2−(2−メチル−4−(2−(2−ホスホノエトキシ)エトキシ)フェネチル)ベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−8−イル)プロパン酸;
2−(4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)エチルホスホン酸;
6−(4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)ヘキシルホスホン酸;
6−(4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)−1,1−ジフルオロヘキシルホスホン酸;
4−((4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)メチル)ベンジルホスホン酸;
2−(2−(2−(4−(2−(5−アミノ−8−メチルベンゾ[f][1,7]ナフチリジン−2−イル)エチル)−3−メチルフェノキシ)エトキシ)エトキシ)エチルホスホン酸;
3−[5−アミノ−2−(2−{4−[2−(3,3−ジフルオロ−3−ホスホノプロポキシ)エトキシ]−2−メチルフェニル}エチル)ベンゾ[f]1,7−ナフチリジン−8−イル]プロパン酸;
{5−[4−(2−{5−アミノ−8−メチルベンゾ[f]1,7−ナフチリジン−2−イル}エチル)−3−メチルフェノキシ]ペンチル}ホスホン酸および
{4−[4−(2−{5−アミノ−8−メチルベンゾ[f]1,7−ナフチリジン−2−イル}エチル)−3−メチルフェノキシ]ブチル}ホスホン酸。
【請求項13】
治療有効量の請求項1〜12のいずれかに記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項14】
TLR7受容体アゴニストである請求項1〜12のいずれかに記載の化合物の治療有効量を含む、TLR7受容体活性と関連する疾患または障害の処置剤。
【請求項15】
患者におけるTLR7受容体の調節が関係する疾患または障害の処置用医薬の製造のための、請求項1〜12のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項16】
系または対象に請求項1〜12のいずれかに記載の化合物の治療有効量を投与することを含む、TLR7受容体の活性化方法。
【請求項17】
処置を必要とする系または対象に、TLR7受容体アゴニストである請求項1〜12のいずれかに記載の化合物の有効量を投与することを含む、TLR7受容体の調節が関係する疾患または障害の処置方法。
【請求項18】
疾患または状態が感染性疾患、炎症性疾患、呼吸器疾患、皮膚疾患または自己免疫性疾患である、請求項17に記載の処置方法。
【請求項19】
疾患または状態が喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、潰瘍性大腸炎、クローン病、気管支炎、皮膚炎、光線性角化症、基底細胞癌、アレルギー性鼻炎、乾癬、強皮症、蕁麻疹、リウマチ性関節炎、多発性硬化症、癌、乳癌、HIVまたは狼瘡である、請求項17に記載の処置方法。
【請求項20】
感染性疾患、炎症性疾患、呼吸器疾患、皮膚疾患または自己免疫性疾患から選択されるTLR7受容体活性と関連する疾患を処置するための医薬処置方法に使用するための、請求項1〜12のいずれかに記載の化合物。
【請求項21】
疾患が喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、成人呼吸窮迫症候群(ARDS)、潰瘍性大腸炎、クローン病、気管支炎、皮膚炎、光線性角化症、基底細胞癌、アレルギー性鼻炎、乾癬、強皮症、蕁麻疹、リウマチ性関節炎、多発性硬化症、癌、乳癌、HIVまたは狼瘡である、請求項20に記載の化合物。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2013−503884(P2013−503884A)
【公表日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−528021(P2012−528021)
【出願日】平成22年9月1日(2010.9.1)
【国際出願番号】PCT/US2010/047587
【国際公開番号】WO2011/049677
【国際公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(503261524)アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (158)
【氏名又は名称原語表記】IRM,LLC
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】