説明

TLR7のモジュレーターとして作用する8−オキソアデニン誘導体

本発明は、8−オキソアデニン誘導体、その製造方法、それらを含む医薬組成物および治療におけるそれらの使用を提供する。8−オキソアデニン誘導体はトール様受容体(TLR)7のモジュレーターとして作用し、それ故、喘息、肝炎、アレルギー性疾患、ウイルスおよび細菌感染ならびに癌の処置に使用し得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はアデニン誘導体、その製造方法、それらを含む医薬組成物および治療におけるそれらの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
免疫系は先天的なおよび後天的な免疫性を含む、その両方とも宿主を微生物感染から守るために協調して働く。先天的な免疫性が、免疫細胞の細胞表面上に発現するトール様受容体(TLR)を介して保存的病原体関連分子パターンを認識できることが示されている。次いで、侵入病原体の認識がサイトカイン産生(インターフェロンアルファ(IFNα))および食細胞上の同時刺激分子の上方制御の引き金を引き、T細胞機能の調節に至る。それ故に、先天的な免疫性は後天的な免疫性と密接に関連し、後天的な応答の発生および制御に影響を与え得る。
【0003】
TLRは、Toll/IL−1受容体(TIR)相同性ドメインと呼ばれる保存的領域を含む、NH末端細胞外富ロイシン反復ドメイン(LRR)およびCOOH末端細胞内尾部により特徴付けられるI型経膜受容体である。細胞外ドメインは種々の数のLRRを含み、それがリガンド結合に関与すると考えられている。11種のTLRがヒトおよびマウスにおいて今日まで記載されている。それらは互いにリガンド特異性、発現パターン、およびそれらが誘発できる標的遺伝子が異なる。
【0004】
TLRを介して作用するリガンド(免疫応答調節物質(IRMS)としても既知である)、例えば、生殖器疣贅の処置のための製品イミキモドを記載するUS特許4689338に記載のイミダゾキノリン誘導体、およびWO98/01448およびWO99/28321に記載のアデニン誘導体が開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本特許出願は、ウイルス性またはアレルギー性疾患および癌の処置に有用な、TLR7を介して作用する免疫調節特性を有する9−置換−8−オキソアデニン化合物の一群を記載する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によって、式(I)
【化1】

〔式中、Rは水素、ヒドロキシル、またはC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−C10アリール、C−C10ヘテロアリールまたはC−Cシクロアルキル基であり、各基は所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、アミノ(NH)、(モノ)−C−Cアルキルアミノおよび(ジ)−C−Cアルキルアミノ基から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
は単結合またはC−Cアルキレンであり;
は単結合、酸素、硫黄原子、スルホニル(SO)またはNRであり;
はC−CアルキレンまたはC−Cシクロアルキレン基であり、各基は所望により、少なくとも1個のヒドロキシルで置換されていてよく;
はNRであり;
は単結合またはC−Cアルキレンであり;
は単結合またはC−Cアルキレンであり;
nは整数0、1または2であり;
RはハロゲンまたはC−Cアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cヒドロキシアルコキシ、C−Cハロアルコキシ、アミノ(NH)、(モノ)−C−Cアルキルアミノ、(ジ)−C−Cアルキルアミノ基または、1個の環窒素原子および所望により窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでよいC−C飽和ヘテロ環式環であり、該ヘテロ環式環は所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルキルカルボニルおよびC−Cアルコキシカルボニルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
は水素またはC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルまたはC−Cシクロアルキル基であり、各基は所望により、ハロゲン、ヒドロキシルまたはC−Cアルコキシ、C−C10アシルオキシ、アミノ(NH)、(モノ)−C−Cアルキルアミノ、(ジ)−C−Cアルキルアミノ基および、1個の環窒素原子および所望により窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでよいC−C飽和ヘテロ環式環から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、該ヘテロ環式環は、その上、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルキルカルボニルおよびC−Cアルコキシカルボニル基から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
は水素またはC−Cアルキルであり;
はCO、SO、COR、SONRおよびCONRであり;
【0007】
は、独立して、
(i)環内基NR、S(O)または酸素を含む1個または2個のヘテロ原子を含む3〜8員ヘテロ環式環であり、各環は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシルまたはC−CアルキルおよびC−Cアルコキシ基から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、または
(ii)C−C10アリールまたはC−C10ヘテロアリール基であり、その各々は、所望により、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、カルボキシル、S(O)、OR10、CO10、SONR1011、CONR1011、NR1011、NR10SO、NR10CO、NR10CORから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、または
(iii)C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルまたはC−Cシクロアルキル基であり、その各々は、所望により、ハロゲン、CN、C−Cシクロアルキル、S(O)12、OR13、COR13、CO13、SONR1314、CONR1314、NR1314、NR13SO12、NR13CO12、NR13COR12、NR13SO12またはC−C10アリールまたはC−C10ヘテロアリール基またはヘテロ環式環から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、後3者の基は、所望により、C−Cアルキル(所望によりヒドロキシ、C−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、アミノ、C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、アミド、C−Cアルキルアミド、ジ−C−Cアルキルアミド、−OCHCHOH、ピロリジニル、ピロリジニルカルボニル、フラニル、ピペリジル、メチルピペリジルまたはフェニルで置換されていてよい)、C−Cアルケニル(所望によりフェニルで置換されていてよい)、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、アミノ、C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、アミド、C−Cアルキルアミド、ジ−C−Cアルキルアミド、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、C−Cアルキルカルボニルメチルアミノ、フェニル(所望によりヒドロキシ、フルオロまたはメチルで置換されていてよい)、ピロリジニル、ピリジル、ピペリジニル、ベンゾチアゾリルまたはピリミジニルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
は水素またはC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル基またはヘテロ環式環であり、その各々は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、OR15、S(O)15、CO16、COR16、NR1617、CONR1617、NR16COR17、NR16CO15、SONR1617、NR16SO15、またはC−C10アリールまたはC−C10ヘテロアリール基またはヘテロ環式環から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、後3者の基は、所望により、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロゲン、S(O)15、CO16、COR16、ヒドロキシまたはシアノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;そして
は水素、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、またはC−Cシクロアルキル基であり、各基は、所望により、ハロゲン、C−Cシクロアルキル、C−C10アリールまたはC−C10ヘテロアリール基、カルボキシ、シアノ、OR15、ヒドロキシまたはNR1819から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、または
およびRは、それらが結合している窒素原子と一体となって、所望により窒素、S(O)または酸素から選択されるさらなるヘテロ原子またはヘテロ基を含んでよい3〜8員飽和または部分的飽和ヘテロ環式環を形成し、該ヘテロ環式環は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、シアノ、OR20、NR2122、S(O)23、COR24、CO24、NR2425、CONR2425、NR24COR25、NR24CO23、SONR2425、NR24SO23、C−C10アリール、C−C10ヘテロアリール基、ヘテロ環式環、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルまたはC−Cシクロアルキル基から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、後7者の基は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、シアノ、OR20、S(O)23、COR24、CO24、NR2425、CONR2425、NR24CO23、NR24COR25、SONR2425、NR24SO23、aヘテロ環式環またはC−C10アリールまたはC−C10ヘテロアリール基から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、後3者の基は、所望により、C−Cアルキル、ハロゲン、ヒドロキシまたはシアノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
【0008】
は水素、CO26、COR26、SO26、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキル基であり、各基は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、およびNR2728から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
10、R11、R16、R17、R18、R19、R21、R22、R26、R27、R28、R29またはR30は、各々独立して、水素、およびC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキル基であり;
24およびR25は、各々独立して水素、およびC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキル基であるか;または
24およびR25は、それらが結合している窒素原子と一体となって、所望により窒素、S(O)または酸素から選択されるさらなるヘテロ原子またはヘテロ基を含んでよい3〜8員飽和または部分的飽和ヘテロ環式環を形成し;
、R12、R15およびR23は、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルであり;
13およびR14は、各々RおよびRについて定義の通りであり;
20は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシルまたはOR23から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC−Cアルキルであり;
m、p、qおよびrは、各々独立して整数0、1または2であり;そして
Aは、C−C10アリールまたはC−C12ヘテロアリール基である。〕
の化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
【0009】
本明細書の文脈において、特記しない限り、アルキル置換基または置換基中のアルキル部分は直鎖でも分枝鎖でもよい。C−Cアルキル基/部分の例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシル。同様に、アルキレン基/部分は直鎖でも分枝鎖でもよい。C−Cアルキレン基/部分の例は、メチレン、エチレン、n−プロピレン、n−ブチレン、n−ペンチレン、n−heキシレン、1−メチルエチレン、2−メチルエチレン、1,2−ジメチルエチレン、1−エチルエチレン、2−エチルエチレン、1−、2−または3−メチルプロピレンおよび1−、2−または3−エチルプロピレンを含む。C−CハロアルキルまたはC−Cハロアルコキシ置換基/部分は、少なくとも1個のハロゲン原子、例えば1個、2個、3個、4個または5個のハロゲン原子を含み、その例はトリフルオロメチル、トリフルオロメトキシまたはペンタフルオロエチルを含む。ジ−C−Cアルキルアミノ基/部分中のアルキル基は、互いに同一でも異なってもよい。C−CヒドロキシアルキルまたはC−Cヒドロキシアルコキシ置換基/部分は、少なくとも1個のヒドロキシル基、例えば1個、2個または3個のヒドロキシル基を含む。アリールまたはヘテロアリール置換基/部分は、単環式または2個以上の環が縮合している多環式(例えば二環式または三環式)である。ヘテロアリール基/部分は、窒素、酸素および硫黄から選択される、少なくとも1個の環ヘテロ原子(例えば独立して1個、2個、3個または4個の環ヘテロ原子)を含む。アリールおよびヘテロアリール基/部分の例は、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、フリル、チエニル、ピロリル、ピリジル、インドリル、イソインドリル、キノリル、イソキノリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、チアゾリルおよびオキサゾリルを含む。ヘテロ環式環は、窒素、硫黄、SO、SOまたは酸素から選択される少なくとも1個のヘテロ原子または基を含む、飽和または部分的飽和3−8員環として定義される。本環はC−C10アリールまたはC−C12ヘテロアリール基に縮合していてよい。例は、モルホリン、アゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、3−ピロリン、イソインドリン、テトラヒドロキノリンおよびチオモルホリンを含む。
【0010】
−C10アシルオキシ基/部分の例は、C−Cアルキルカルボニルオキシ基、C−Cアルケニルカルボニルオキシ基、C−Cアルキニルカルボニルオキシ基、C−Cアリールカルボニルオキシ基またはC−Cヘテロアリールカルボニルオキシ基であり、その各々は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、C−Cアルコキシまたはフェニルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいが、但し、アシルオキシ基の炭素原子総数は10個を超えない。
【0011】
好ましくはXは酸素である。
好ましくはYはC−Cアルキレンであり、そしてRは水素である。
好ましくはZはC−Cアルキレン、より好ましくは(CH)である。
好ましくはYはC−Cアルキレン、より好ましくはCH基である。
好ましくはAはC−C10アリール、より好ましくはフェニルである。
好ましくはYはC−Cアルキレン、より好ましくはCHである。
好ましくはRはC−Cアルキル、より好ましくはメチルである。
好ましくはRはSOまたはCORである。
【0012】
本発明の化合物の例は、下記を含む:
メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(4−メチルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](N,N−ジメチルグリシル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート、
メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][4−(ジメチルアミノ)ブタノイル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](N,N−ジメチル−β−アラニル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート、
メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル{4−[([3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル]{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]アセチル}アミノ)メチル]フェニル}アセテート、
メチル{4−[([3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル]{[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]アセチル}アミノ)メチル]フェニル}アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル(3−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](グリシル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(メチルチオ)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(メチルスルフィニル)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
【0013】
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(メチルチオ)プロパノイル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(メチルスルホニル)プロパノイル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][N−(メチルスルホニル)グリシル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
tert−ブチル4−{[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンジル]アミノ}−4−オキソブタノエート、
4−{[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンジル]アミノ}−4−オキソブタン酸、
メチル3−{[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンジル]アミノ}−3−オキソプロパノエート、
メチル[3−({アセチル[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル(3−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](メチルスルホニル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート、
(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)[2R]−プロピル]−(ピロリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル、
(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)−プロピル][2S,4R](4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル、
(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)−プロピル][2S]−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル、
(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)−プロピル]−(3−ピペラジン−1−イル−プロピオニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−[3−(1−ピペリジル)プロピル]ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[3−(ジエチルカルバモイル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
【0014】
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−フェニル−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
エチル4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル]ピペラジン−1−カルボキシレート、
2−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル−(2−シアノエチル)アミノ]酢酸、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(ベンジル−(2−ジメチルアミノエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−カルバモイル−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
tert−ブチル(2S)−1−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル]ピロリジン−2−カルボキシレート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(2−シアノエチル−(オキソラン−2−イルメチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(エチル−(ピリジン−4−イルメチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(メチル−(2−ピリジン−4−イルエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ピロリジン−1−イル−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
【0015】
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2S)−2−カルバモイルピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(エチル−(2−ヒドロキシエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(シクロヘキシル−(2−ヒドロキシエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(ヒドロキシメチル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(2−アミノエチル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[メチル−(1−メチル−4−ピペリジル)アミノ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ベンジル−4−ヒドロキシ−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−シンナミルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル]ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(3−ジメチルアミノプロピル−メチル−アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(ジメチルカルバモイルメチル−メチル−アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
【0016】
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2R)−2−カルバモイルピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2S,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−(2−モルホリン−4−イルアセチル)アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(3−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[[2−[3−(アセチル−メチル−アミノ)ピロリジン−1−イル]アセチル]−[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(3S)−3−ジメチルアミノピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ピリジン−4−イルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(3−ジメチルアミノプロピル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−プロパン−2−イルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
【0017】
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(ジメチルカルバモイルメチル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−メチル−アミノ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(アミノメチル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(メチル−(2−メチルアミノエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−(2−チオモルホリン−4−イルアセチル)アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(1,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−(2−ピペラジン−1−イルアセチル)アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ピリジン−2−イルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ヒドロキシ−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−メチル−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(2,5−ジヒドロピロール−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
【0018】
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ベンゾチアゾール−2−イルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(エトキシカルボニルメチル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(2−ジメチルアミノエチル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(2−メチルフェニル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−エチルスルホニルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
(2S,4R)−1−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル]−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−カルボン酸、
(2S)−2−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル−メチル−アミノ]−3−フェニル−プロパン酸、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
3−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル−(1,1−ジオキソチオラン−3−イル)アミノ]プロパン酸、
3−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル−シクロヘキシル−アミノ]プロパン酸、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(エチル−(2−エチルアミノエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(エチル−(3−エチルアミノプロピル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2S)−2−(ピロリジン−1−イルメチル)ピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−[(1−メチル−4−ピペリジル)メチル]ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
【0019】
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(メチル−プロプ−2−イニル−アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(1−メチル−4−ピペリジル)−フェネチル−アミノ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(オキソラン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
tert−ブチル(2R)−1−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル]ピロリジン−2−カルボキシレート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ピリミジン−2−イルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−(2−ピロリジン−1−イルアセチル)アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2S)−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2R)−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
およびその薬学的に許容される塩。
【0020】
本発明は、さらに、上記で定義の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法を提供し、それは、
(a) RがCORであるとき、式(II)
【化2】

〔式中、n、A、Y、Y、Y、X、Z、R、RおよびRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物と、式(III)
【化3】

〔式中、Rは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を、適当なカップリング剤(例えば、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N'−エチルカルボジイミド(EDC)またはO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N',N'−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU))を使用して、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミンまたはピリジンのような塩基の存在下、有機溶媒(例えばジメチルホルムアミド、ジクロロメタンまたはアセトニトリル)中、例えば、0〜150℃の範囲の温度で反応させるか[あるいは、酸(III)を、塩化オキサリルまたは塩化チオニルのようなハロゲン化剤を使用して酸ハライドとして活性化させてよく;次いで、該酸ハライドを、式(II)の化合物と、ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミンまたはピリジンのような塩基の存在下、有機溶媒(例えばジメチルホルムアミド、ジクロロメタンまたはアセトニトリル)中、例えば、0〜150℃の温度範囲で反応させてよい。];
【0021】
(b)RがCORであり、そしてRがNR1314で置換されたC−Cアルキル置換であるとき、式(IV)
【化4】

〔式中、Lは、ハロゲン、メシレートまたはトリフラートのような脱離基であり、tは1〜6の整数であり、そしてn、A、Y、Y、Y、X、Z、R、RおよびRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物と、式
【化5】

〔式中、R13およびR14は式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を反応させるか[本反応は、塩基(例えばジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミンまたはピリジン)の存在下、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドまたはアセトニトリルのような有機溶媒中、例えば、0〜150℃の範囲の温度で行い得る];
【0022】
(c) Rが基SOであるとき、上記(a)で定義の式(II)の化合物と、式(VI)
−S(O)−R
〔式中、Lは脱離基(例えばハロゲン)であり、そしてRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を塩基の存在下反応させるか;
【0023】
(d) Rが基COであるとき、上記(a)で定義の式(II)の化合物と、式(VII)
−C(O)−OR
〔式中、Lは脱離基(例えばハロゲン)であり、そしてRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を塩基の存在下反応させるか;
【0024】
(e) Rが基SONRであるとき、上記(a)で定義の式(II)の化合物と、式(VIII)
−S(O)−NR
〔式中、Lは脱離基(例えばハロゲン)であり、そしてRおよびRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を塩基の存在下反応させるか;
または
【0025】
(f) Rが基CONRであるとき、上記(a)で定義の式(II)の化合物を、式(IX)
−C(O)−NR
〔式中、Lは脱離基(例えばハロゲン)であり、そしてRおよびRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を塩基の存在下反応させ;
【0026】
そして所望により、以下の工程の1個以上を行う:
・ 式(I)の化合物を他の式(I)の化合物に変換する、
・ 何らかの保護基を除去する、
・ 薬学的に許容される塩を形成する
ことを含む。
【0027】
上記工程(c)、(d)、(e)および(f)の各々において、反応は、簡便には、ジメチルホルムアミド、ジクロロメタンまたはアセトニトリルのような有機溶媒中、0℃〜150℃の温度範囲で行う。適当な塩基はジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミンおよびピリジンを含む。
【0028】
式(IV)の化合物は、式(II)の化合物と、式(X)
【化6】

〔式中、Lおよびtは式(IV)において定義の通りである。〕
の化合物を反応させることにより製造し得る。本反応は、式(II)と(III)の化合物のカップリングと同等の条件を使用して実施し得る。
【0029】
式(II)の化合物は、式(XI)
【化7】

〔式中、n、A、Y、Y、Y、X、Z、R、RおよびRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を酸で処理することにより得ることができる。本反応は、メタノール、テトラヒドロフランまたはジオキサンのような有機溶媒中、塩酸、臭化水素酸または硫酸のような無機酸、またはトリフルオロ酢酸のような有機酸のいずれかを使用して行い得る。
【0030】
式(XI)の化合物は、式(XII)
【化8】

〔式中、Z、X、YおよびRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物の、式(XIII)
【化9】

〔式中、Yは結合またはC−Cアルキレン基であり、そしてn、A、Y、RおよびRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物での処理により得ることができる。本反応は、適当な還元剤(例えばナトリウムトリアセトキシボロハイドライドまたは水素化ホウ素ナトリウム)の存在下、1−メチル−2−ピロリジノン、1,2−ジクロロエタン、テトラヒドロフランまたはメタノールのような有機溶媒中、例えば、0〜150℃の範囲の温度で行い得る。
【0031】
上記式(XII)の化合物は、式
【化10】

〔式中、Z、X、YおよびRは式(I)において定義の通りであり、そしてPGは保護基、例えばフタルイミドまたはFmocである。〕
の化合物の脱保護処理により得ることができ、これは、エタノール中ヒドラジン、またはピペリジンのような有機塩基を使用して実施できる。
【0032】
式(XIV)の化合物は、式(XV)
【化11】

〔式中、X、YおよびRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物と、式(XVI)
−Z−NH−PG
〔式中、Lはハロゲン、メシレートまたはトリフラートのような脱離基であり、そしてZは式(I)において定義の通りであり、そしてPGは上記で定義の通りである。〕
の化合物を反応させることにより製造できる。本反応は、簡便には、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドまたはアセトニトリルのような有機溶媒中、アルカリ金属炭酸塩(例えば炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム)またはアルカリ土類金属炭酸塩(例えば炭酸カルシウム)、金属水酸化物(例えば水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム)のような塩基の存在下、例えば、0〜150℃の範囲の温度で、好ましくは室温(20℃)で行い得る。
【0033】
官能基の保護および脱保護は、‘Protective Groups in Organic Chemistry’, edited by J.W.F. McOmie, Plenum Press (1973)および‘Protective Groups in Organic Synthesis’, 3rd edition, T.W. Greene and P.G.M. Wuts, Wiley - Interscience (1999)に記載されている。
【0034】
式(XV)で定義した化合物は、WO2005/092893に記載の方法に従い得ることができる。
【0035】
式(III)、(V)、(VI)、(VII)、(VIII)、(IX)、(X)、(XI)、(XIII)および(XVI)の化合物は市販されており、文献から既知であり、または、既知の技術を使用して製造できる。
【0036】
上記式(I)の化合物は、その薬学的に許容される塩、好ましくは塩酸塩、臭化水素酸塩、トリフルオロ酢酸塩、硫酸塩、リン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、ピルビン酸塩、コハク酸塩、シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩またはp−トルエンスルホン酸塩のような酸付加塩に変換してよい。
【0037】
式(I)の化合物は立体異性形態で存在できる。本発明は、式(I)の化合物の全ての幾何および光学異性体(アトロプ異性体を含む)およびラセミ体を含むそれらの混合物の使用を包含することは理解されるべきである。互変異性体およびその混合物の使用はまた本発明の一局面を構成する。エナンチオマー的に純粋な形態が特に望ましい。
【0038】
式(I)の化合物およびその薬学的に許容される塩は、医薬として、特にトール様受容体(とりわけTLR7)活性のモジュレーターとしての活性を有し、それ故、下記の処置に使用し得る:
1. 呼吸器:以下を含む気道の閉塞性疾患:気管支、アレルギー性、内因性、外因性、運動誘発性、薬剤誘発性(アスピリンおよびNSAID誘発を含む)および粉塵誘発性喘息、欠性および永続性両方のおよび全ての重症度の、および気道過敏反応性の他の原因を含む、喘息;慢性閉塞性肺疾患(COPD);感染性および好酸球性気管支炎を含む気管支炎;気腫;気管支拡張症;嚢胞性線維症;サルコイドーシス;農夫肺および関連疾患;過敏性肺炎;原因不明線維化肺胞炎、特発性間質性肺炎、抗新生物治療および結核およびアスペルギルス症および他の真菌感染を含む慢性感染に合併する線維症を含む肺線維症;肺移植の合併症;肺脈管構造の血管炎性および血栓性障害、および肺高血圧;気道の炎症性および分泌状態と関連する慢性咳、および医原性咳の処置を含む鎮咳活性;薬物性鼻炎、および血管運動性鼻炎を含む、急性および慢性鼻炎;神経性鼻炎(枯草熱)を含む、通年性および季節性アレルギー性鼻炎;鼻のポリープ症;一般的な風邪、および呼吸器多核体ウイルス、インフルエンザ、コロナウイルス(SARSを含む)およびアデノウイルスによる感染を含む急性ウイルス性感染;
【0039】
2. 皮膚:乾癬、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎または他の湿疹性皮膚炎、および遅延型過敏症反応;植物および光皮膚炎;脂漏性皮膚炎、疱疹状皮膚炎、扁平苔癬、硬化性萎縮性苔癬、壊疽性膿皮症、皮膚サルコイド、円板状エリテマトーデス、天疱瘡、類天疱瘡、表皮水疱症、蕁麻疹、血管浮腫、脈管炎、毒性紅斑、皮膚好酸球増加症、円形脱毛症、男性型禿頭、スウィート症候群、ウェーバー・クリスチャン症候群、多形性紅斑;感染性および非感染性両方の蜂巣炎;脂肪織炎;皮膚リンパ腫、非黒色腫皮膚癌および他の形成異常病巣;固定薬疹を含む薬剤誘発性障害;
【0040】
3. 眼:眼瞼炎;通年性および春季アレルギー性結膜炎を含む結膜炎;虹彩炎;前部および後部ブドウ膜炎;脈絡膜炎;網膜に影響する自己免疫性、変性または炎症性障害;交感神経性眼炎を含む眼炎;サルコイドーシス;ウイルス、真菌、および細菌を含む感染;
【0041】
4. 尿生殖器:間質性および糸球体腎炎を含む腎炎;ネフローゼ症候群;急性および慢性(間質性)膀胱炎およびハンナー潰瘍を含む膀胱炎;急性および慢性尿道炎、前立腺炎、精巣上体炎、卵巣炎および卵管炎;外陰部腟炎;ペイロニー病;勃起不全(男女両方);
【0042】
5. 同種移植片拒絶反応:例えば、腎臓、心臓、肝臓、肺、骨髄、皮膚または角膜の移植後、または輸血後の急性および慢性のもの;または慢性移植片対宿主病;
【0043】
6. リウマチ性関節炎、過敏性腸症候群、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、橋本甲状腺炎、グレーブス病、アジソン病、真性糖尿病、特発性血小板減少性紫斑病、好酸球性筋膜炎、高IgE症候群、抗リン脂質抗体症候群およびセザリー症候群を含む他の自己免疫およびアレルギー性障害;
【0044】
7. 腫瘍学:前立腺、乳房、肺、卵巣、膵臓、腸および結腸、胃、皮膚および脳腫瘍および骨髄(白血病を含む)およびホジキンおよび非ホジキンリンパ腫のようなリンパ増殖性系に影響する悪性腫瘍を含む、一般的な癌の処置;転移疾患および腫瘍再発、および新生物随伴症候群の予防および処置を含む;および
【0045】
8. 感染症:生殖器疣贅、一般的疣贅、足底疣贅、呼吸器多核体ウイルス(RSV)、B型肝炎、C型肝炎、単純ヘルペスウイルス、伝染性軟属腫、痘瘡、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ヒトパピローマウイルス(HPV)、サイトメガロウイルス(CMV)、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)、ライノウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、インフルエンザ、パラ−インフルエンザのようなウイルス疾患;結核およびマイコバクテリウム・アビウム、ハンセン病のような細菌疾患;真菌疾患、クラミジア、カンジダ、アスペルギルス、クリプトコッカス髄膜炎、ニューモシスチス・カリニ、クリプトスポリジウム症、ヒストプラスマ症、トキソプラズマ症、トリパノソーマ感染およびリーシュマニア症のような他の感染症。
【0046】
それ故に、本発明は、治療において使用するための、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
【0047】
さらなる局面において、本発明は、治療に使用するための医薬の製造における、前記で定義の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
【0048】
本明細書の文脈において、用語“治療”はまた、相反する具体的指示がない限り、“予防”も含む。用語“治療する”および“治療的”もそれに従い解釈すべきである。
【0049】
予防は、特に、当該疾患または状態の前のエピソードに罹患しているか、または他の点でリスクが増加していると考えられるヒトに関係する。特定の疾患または状態を発症するリスクのあるヒトは、一般に、該疾患または状態の家族歴がある、または遺伝子試験またはスクリーニングで、該疾患または状態の発症に特に感受性であることが同定されているヒトを含む。
【0050】
特に、本発明の化合物は、喘息、COPD、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、癌、B型肝炎、C型肝炎、HIV、HPV、呼吸器多核体ウイルス(RSV)、細菌感染および皮膚症の処置に使用し得る。
【0051】
本発明は、なおさらに、閉塞性気道疾患または状態(例えば喘息またはCOPD)を処置する、またはリスクを軽減する方法であって、それを必要とする患者に、治療的有効量の上記で定義の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。
【0052】
上記の治療的使用について、投与される投与量は、もちろん、用いる化合物、投与の方式、望む処置および適応される障害により変化する。例えば、本発明の化合物の1日投与量は、吸入するならば、0.05マイクログラム/体重キログラム(μg/kg)〜100マイクログラム/体重キログラム(μg/kg)の範囲であり得る。あるいは、化合物を経口投与するならば、本発明の化合物の1日投与量は、0.01マイクログラム/体重キログラム(μg/kg)〜100ミリグラム/体重キログラム(mg/kg)の範囲であり得る。
【0053】
式(I)の化合物およびその薬学的に許容される塩は、それ自体で使用してよいが、一般に、式(I)化合物/塩活性成分)が薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤または担体と一緒になっている医薬組成物の形で投与する。適当な医薬製剤の選択および製造の一般法は、例えば、“Pharmaceuticals - The Science of Dosage Form Designs”, M. E. Aulton, Churchill Livingstone, 1988に記載されている。
【0054】
投与方式によって、医薬組成物は、好ましくは0.05〜99%w(重量パーセント)、より好ましくは0.05〜80%w、さらに好ましくは0.10〜70%w、およびなおさらに好ましくは0.10〜50%wの成分を含み、全ての重量パーセントは全組成物に基づく。
【0055】
本発明はまた、上記で定義の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤または担体と共に含む、医薬組成物を提供する。
【0056】
本発明は、さらに、上記で定義の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩と薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤または担体を混合することを含む、本発明の医薬組成物の製造方法を提供する。
【0057】
医薬組成物は、例えば、クリーム、溶液、懸濁液、ヘプタフルオロアルカン(HFA)エアロゾルおよび乾燥粉末製剤、例えば、Turbuhaler(登録商標)として既知の吸入器中の製剤の形で、局所的に(例えば皮膚または肺および/または気道に);または全身に、例えば錠剤、カプセル剤、シロップ剤、散剤または顆粒剤の形の経口投与により;または溶液または懸濁液の形の非経腸により;または皮下投与により;または坐薬の形の直腸投与により;または経皮的に投与してよい。
【0058】
本発明の化合物(薬学的に許容される塩を含む)の乾燥粉末製剤および加圧HFAエアロゾルは、経口または鼻腔吸入により投与してよい。吸入用に、本化合物は望ましくは微粉化する。微粉化化合物は、好ましくは10マイクロメーター(μm)未満の直径を有し、噴射剤混合物に、C−C20脂肪酸またはその塩(例えば、オレイン酸)、胆汁酸塩、リン脂質、アルキルサッカライド、全フッ素置換またはポリエトキシル化界面活性剤、または他の薬学的に許容される分散剤のような分散剤の助けを借りて懸濁し得る。
【0059】
本発明の化合物はまた乾燥粉末吸入器の手段により投与し得る。吸入器は単回または多回用吸入器であってよく、呼吸作動型乾燥粉末吸入器であってよい。
【0060】
一つの可能性は、微粉化した本発明の化合物と担体物質、例えば、モノ−、ジ−またはポリサッカライド、糖アルコール、または他のポリオールとの混合である。適当な担体は、糖、例えば、ラクトース、グルコース、ラフィノース、メレジトース、ラクチトール、マルチトール、トレハロース、スクロース、マンニトール;およびデンプンである。あるいは微粉化した化合物を他の物質でコーティングしてよい。粉末混合物をまた、各々所望の量の活性化合物を含む硬ゼラチンカプセルに分配してもよい。
【0061】
他の可能性は、微粉化粉末の、吸入工程中に破壊する球体への加工である。この球体化粉末を、多回用吸入器、例えば、Turbuhaler(登録商標)として既知の吸入器の医薬貯蔵部に充填し、そこで、投与ユニットが所望の量を測定し、須知でそれが患者により吸入される。このシステムで、活性成分は、担体物質と共にまたは無く、患者に送達される。
【0062】
経口投与について、本発明の化合物はアジュバントまたは担体、例えば、ラクトース、サッカロース、ソルビトール、マンニトール;デンプン、例えば、ジャガイモデンプン、コーンデンプンまたはアミロペクチン;セルロース誘導体;結合剤、例えば、ゼラチンまたはポリビニルピロリドン;および/または平滑剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ポリエチレングリコール、蝋、パラフィン等と混合し、次いで錠剤に圧縮し得る。コーティング錠が必要であるならば、上記の通り製造したコアを、例えば、アラビアゴム、ゼラチン、タルクおよび二酸化チタンを含み得る、濃縮糖溶液でコーティングし得る。あるいは、錠剤を、易揮発性有機溶媒に溶解した適当なポリマーでコーティングしてよい。
【0063】
軟ゼラチンカプセルの製造のために、本発明の化合物を、例えば、植物油またはポリエチレングリコールと混合し得る。硬ゼラチンカプセルは、錠剤について上記の賦形剤のいずれかを使用した化合物の顆粒を含み得る。また本発明の化合物の液体または半固体製剤を硬ゼラチンカプセルに充填し得る。
【0064】
経口適用用液体製剤は、シロップまたは懸濁液、例えば、本発明の化合物を含む溶液であってよく、バランスは糖およびエタノール、水、グリセロールおよびプロピレングリコールの混合物である。所望によりこのような液体製剤は着色剤、香味剤、サッカリンおよび/またはカルボキシメチルセルロースを濃化剤としてまたは当業者に既知の他の賦形剤を含み得る。
【0065】
本発明の化合物はまた、上記状態の処置に使用される他の化合物と組み合わせてもよい。
【0066】
本発明は、それ故、さらに、本発明の化合物または本発明の化合物を含む医薬組成物もしくは製剤を、記載した1種以上の状態の処置のための、他の1種または多種の治療剤と同時にまたは連続して、または組合せ製剤として投与する、組合せ治療に関する。
【0067】
特に、炎症性疾患COPD、喘息およびアレルギー性鼻炎の処置のために、本発明の化合物を、抗TNFモノクローナル抗体(例えばRemicade、CDP - 870およびアダリムマブ)およびTNF受容体免疫グロブリン分子(例えばEnbrel)のような腫瘍壊死因子アルファ(TNF−アルファ)阻害剤;局所または全身適用のいずれであれ非選択的シクロオキシゲナーゼCOX−1/COX−2阻害剤(例えばピロキシカム、ジクロフェナク、ナプロキセン、フルルビプロフェン、フェノプロフェン、ケトプロフェンおよびイブプロフェンのようなプロピオン酸、メフェナム酸のようなフェナメート、インドメタシン、スリンダク、アザプロパゾン、フェニルブタゾンのようなピラゾロン、アスピリンのようなサリチレート)、COX−2阻害剤(例えばメロキシカム、セレコキシブ、ロフェコキシブ、バルデコキシブ、ルミラコキシブ(lumarocoxib)、パレコキシブおよびエトリコキシブ);グルココルチコステロイド(局所、経口、筋肉内、静脈内、または関節内経路いずれで投与するものでも);メトトレキサート、レフノミド;ヒドロキシクロロキン、d−ペニシラミン、オーラノフィンまたは他の非経腸または経口金製剤のような医薬と組合せ得る。
【0068】
本発明は、なおさらに、本発明の化合物と、ロイコトリエン生合成阻害剤、5−リポキシゲナーゼ(5−LO)阻害剤または5−リポキシゲナーゼ活性化タンパク質(FLAP)アンタゴニスト、例えば;ジロートン;ABT-761;フェンレウトン;テポキサリン;Abbott-79175;Abbott-85761;N−(5−置換)−チオフェン−2−アルキルスルホンアミド;2,6−ジ−tert−ブチルフェノールヒドラゾン;Zeneca ZD-2138のようなメトキシテトラヒドロピラン;化合物SB-210661;L-739,010のようなピリジニル−置換2−シアノナフタレン化合物;L-746,530のような2−シアノキノリン化合物;またはMK-591、MK-886、およびBAYx1005のようなインドールまたはキノリン化合物の組合せに関する。
【0069】
は、さらに、本発明の化合物と、L-651,392のようなフェノチアジン−3−1s;CGS-25019cのようなアミジノ化合物;オンタゾラストのようなベンゾキサルアミン;BIIL284/260のようなベンゼンカルボキシミドアミド;およびザフィルカスト、アブルカスト(ablukast)、モンテルカスト、プランルカスト、ベルルカスト(verlukast)(MK-679)、RG-12525、Ro-245913、イラルカスト(CGP45715A)、およびBAYx7195から成る群から選択されるロイコトリエンの受容体アンタゴニスト(LTB4、LTC4、LTD4、およびLTE4)のような化合物の組合せに関する。
【0070】
本発明は、なおさらに、本発明の化合物と、テオフィリンおよびアミノフィリンを含むメチルキサンタニンのようなホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤;PDE4阻害剤、アイソフォームPDE4Dの阻害剤を含む選択的PDEアイソザイム阻害剤、またはPDE5の阻害剤の組合せに関する。
【0071】
本発明は、さらに、本発明の化合物と、経口的、局所的または非経腸的に適用するセチリジン、ロラタジン、デスロラタジン、フェキソフェナジン、アクリバスチン、テルフェナジン、アステミゾール、アゼラスチン、レボカバスチン、クロルフェニラミン、プロメタジン、シクリジン、またはミゾラスチンのようなヒスタミン1型受容体アンタゴニストの組合せに関する。
【0072】
本発明は、なおさらに、本発明の化合物と、胃保護性ヒスタミン2型受容体アンタゴニストの組合せに関する。
【0073】
本発明は、さらに、本発明の化合物と、ヒスタミン4型受容体のアンタゴニストの組合せに関する。
【0074】
本発明は、なおさらに、本発明の化合物と、プロピルヘキセドリン、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、エフェドリン、シュードエフェドリン、ナファゾリンヒドロクロライド、オキシメタゾリンヒドロクロライド、テトラヒドロゾリンヒドロクロライド、キシロメタゾリンヒドロクロライド、トラマゾリンヒドロクロライドまたはエチルノルエピネフリンヒドロクロライドのようなアルファ−1/アルファ−2アドレナリン受容体アゴニスト血管収縮剤交感神経刺激剤の組合せに関する。
【0075】
本発明は、さらに、本発明の化合物と、アトロピン、ヒヨスチン、グリコピロレート、イプラトロピウムブロマイド、チオトロピウムブロマイド、オキシトロピウムブロマイド、ピレンゼピンまたはテレンゼピンのような、ムスカリン受容体(M1、M2、およびM3)アンタゴニストを含む抗コリン剤の組合せに関する。
【0076】
本発明は、なおさらに、本発明の化合物と、イソプレナリン、サルブタモール、フォルモテロール、サルメテロール、テルブタリン、オルシプレナリン、ビトルテロールメシレート、およびピルブテロールのようなベータ−アドレナリン受容体アゴニスト(ベータ受容体サブタイプ1−4を含む)の組合せに関する。
【0077】
本発明は、さらに、本発明の化合物と、ナトリウムクロモグリケートまたはネドクロミルナトリウムのようなクロモンの組合せに関する。
【0078】
本発明は、なおさらに、本発明の化合物と、インシュリン様増殖因子I型(IGF−1)模倣剤の組合せに関する。
【0079】
本発明は、なおさらに、本発明の化合物と、フルニソリド、トリアムシノロンアセトニド、ベクロメタゾンジプロピオネート、ブデソニド、フルチカゾンプロピオネート、シクレソニドまたはモメタゾンフロエートのようなグルココルチコイドの組合せに関する。
【0080】
本発明は、なおさらに、本発明の化合物と、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)、すなわち、ストロメライシン、コラゲナーゼ、およびゼラチナーゼ、ならびにアグリカナーゼ;とりわけコラゲナーゼ−1(MMP−1)、コラゲナーゼ−2(MMP−8)、コラゲナーゼ−3(MMP−13)、ストロメライシン−1(MMP−3)、ストロメライシン−2(MMP−10)、およびストロメライシン−3(MMP−11)およびMMP−9およびMMP−12の阻害剤の組合せに関する。
【0081】
本発明は、なおさらに、本発明の化合物と、ケモカイン受容体機能のモジュレーター、例えば、CCR1、CCR2、CCR2A、CCR2B、CCR3、CCR4、CCR5、CCR6、CCR7、CCR8、CCR9、CCR10およびCCR11(C−Cファミリーについて);CXCR1、CXCR2、CXCR3、CXCR4およびCXCR5(C−X−Cファミリーについて)およびC−X3−CファミリーについてCX3CR1のアンタゴニストの組合せに関する。
【0082】
本発明は、なおさらに、本発明の化合物と、サイトカインシグナル伝達経路に作用する医薬を含む、アルファ−、ベータ−、およびガンマ−インターフェロン;インターロイキン(IL)1〜15を含むIL、およびインターロイキンアンタゴニストまたは阻害剤を含む、サイトカインまたはサイトカイン機能モジュレーターの組合せに関する。
【0083】
本発明は、なおさらに、本発明の化合物と、免疫グロブリン(Ig)またはIg製剤または抗IgE(オマリズマブ)のようなIg機能を調節するアンタゴニストまたは抗体の組合せに関する。
【0084】
本発明は、さらに、本発明の化合物と、サリドマイドまたはその誘導体、レチノイド、ジトラノールまたはカルシポトリオールのような他の合成または局所適用抗炎症剤の組合せに関する。
【0085】
本発明は、さらに、本発明の化合物と、ペニシリン誘導体、テトラサイクリン、マクロライド、ベータ−ラクタム、フルオロキノロン、メトロニダゾール、吸入アミノグリコシドのような抗細菌剤;アシクロビル、ファムシクロビル、バラシクロビル、ガンシクロビル、シドフォビル、アマンタジン、リマンタジン、リバビリン、ザナミビル(zanamavir)およびオセルタミビル(oseltamavir)を含む抗ウイルス剤;インジナビル、ネルフィナビル、リトナビル、およびサキナビルのようなプロテアーゼ阻害剤;ジダノシン、ラミブジン、スタブジン、ザルシタビンまたはジドブジンのようなヌクレオシド逆転写酵素阻害剤;またはネビラピンまたはエファビレンツのような非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤の組合せに関する。
【0086】
前記の抗癌処置は、唯一の治療として鉄橋してよく、または本発明の化合物に加えて、慣用の手術または放射線療法または化学療法を含み得る。このような化学療法は、以下のカテゴリーの抗腫瘍剤の1個以上を含み得る:−
(i) 内科的腫瘍学において使用される、抗増殖性/抗新生物医薬およびその組合せ、例えばアルキル化剤(例えばシスプラチン、オキサリプラチン、カルボプラチン、シクロホスファミド、窒素マスタード、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン、テモゾロミドおよびニトロソウレア);代謝拮抗剤(例えばゲムシタビンおよび葉酸代謝拮抗剤、例えば5−フルオロウラシルおよびテガフールのようなフルオロピリミジン、ラルチトレキセド、メトトレキサート、シトシンアラビノシド、およびヒドロキシウレア);抗腫瘍抗生物質(例えばアドリアマイシン、ブレオマイシン、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシン−C、ダクチノマイシンおよびミトラマイシンのようなアントラサイクリン);有糸分裂阻害剤(例えばビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシンおよびビノレルビンのようなビンカアルカロイドおよびタキソールおよびタキソテールのようなタキソイドおよびポロキナーゼ阻害剤);およびトポイソメラーゼ阻害剤(例えばエトポシドおよびテニポシドのようなエピポドフィロトキシン、アムサクリン、トポテカンおよびカンプトテシン);
【0087】
(ii) 細胞増殖抑制剤、例えばエストロゲン(例えばタモキシフェン、フルベストラント、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェンおよびヨードキシフェン)、抗アンドロゲン(例えばビカルタミド、フルタミド、ニルタミドおよびシプロテロンアセテート)、LHRHアンタゴニストまたはLHRHアゴニスト(例えばゴセレリン、ロイプロレリンおよびブセレリン)、プロゲストーゲン(例えばメゲストロールアセテート)、アロマターゼ阻害剤(例えばアサナストロゾール、レトロゾール、ボラゾールおよびエキセメスタン)および5α−レダクターゼ阻害剤、例えばフィナステリド;
【0088】
(iii) 抗侵襲剤(例えば4−(6−クロロ−2,3−メチレンジオキシアニリノ)−7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エトキシ]−5−テトラヒドロピラン−4−イルオキシキナゾリン(AZD0530;国際特許出願WO01/94341)およびN−(2−クロロ−6−メチルフェニル)−2−{6−[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]−2−メチルピリミジン−4−イルアミノ}チアゾール−5−カルボキサミド(ダサチニブ、BMS - 354825;J. Med. Chem., 2004, 47, 6658 - 6661)のようなc−Srcキナーゼファミリー阻害剤、およびマリマスタットのようなメタロプロテイナーゼ阻害剤、ウロキナーゼプラスミノーゲンアクティベーター受容体機能阻害剤またはヘパラナーゼに対する抗体);
【0089】
(iv) 増殖因子機能阻害剤:そのような阻害剤は例えば増殖因子抗体および増殖因子受容体抗体(例えば抗erbB2抗体トラスツマブ[HerceptinTM]、抗EGFR抗体パニツムマブ、抗erbB1抗体セツキシマブ[Erbitux、C225]およびStern et al. Critical reviews in oncology/haematology, 2005, Vol. 54, pp11 - 29に開示の任意の増殖因子または増殖因子受容体抗体を含む;そのような阻害剤はまたチロシンキナーゼ阻害剤、例えば上皮細胞増殖因子ファミリー(例えばEGFRファミリーチロシンキナーゼ阻害剤の阻害剤、例えばN−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−6−(3−モルホリノプロポキシ)キナゾリン−4−アミン(ゲフィチニブ、ZD1839)、N−(3−エチニルフェニル)−6,7−ビス(2−メトキシエトキシ)キナゾリン−4−アミン(エルロチニブ、OSI−774)および6−アクリルアミド−N−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−7−(3−モルホリノプロポキシ)−キナゾリン−4−アミン(CI 1033)、erbB2チロシンキナーゼ阻害剤、例えばラパチニブ、肝細胞増殖因子ファミリー阻害剤、血小板由来増殖因子ファミリー阻害剤、例えばイマチニブ、セリン/スレオニンキナーゼ阻害剤(例えばRas/Rafシグナル伝達経路阻害剤、例えばファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、例えばソラフェニブ(BAY 43 - 9006))、MEKおよび/またはAKTキナーゼを介した細胞シグナル伝達経路市街剤、肝細胞増殖因子ファミリー阻害剤、c−kit阻害剤、ablキナーゼ阻害剤、IGF受容体(インシュリン様増殖因子)キナーゼ阻害剤;オーロラキナーゼ阻害剤(例えばAZD1152、PH739358、VX−680、MLN8054、R763、MP235、MP529、VX−528およびAX39459)およびサイクリン依存性キナーゼ阻害剤、例えばCDK2および/またはCDK4阻害剤;
【0090】
(v) 抗血管新生剤、例えば血管内皮細胞増殖因子の作用を阻害するもの[例えば抗血管内皮細胞増殖因子抗体ベバシズマブ(AvastinTM)およびVEGF受容体チロシンキナーゼ阻害剤、例えば4−(4−ブロモ−2−フルオロアニリノ)−6−メトキシ−7−(1−メチルピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン(ZD6474;WO01/32651の実施例2)、4−(4−フルオロ−2−メチルインドール−5−イルオキシ)−6−メトキシ−7−(3−ピロリジン−1−イルプロポキシ)キナゾリン(AZD2171;WO00/47212の実施例240)、バタラニブ(PTK787;WO98/35985)およびSU11248(スニチニブ;WO01/60814)、国際特許出願WO97/22596、WO97/30035、WO97/32856およびWO98/13354に記載の化合物および他の機構で作用する化合物(例えばリノミド(linomide)、インテグリンαvβ3機能の阻害剤およびアンジオスタチン)];
【0091】
(vi) 血管傷害剤、例えばコンブレタスタチンA4および国際特許出願WO99/02166、WO00/40529、WO00/41669、WO01/92224、WO02/04434およびWO02/08213に開示の化合物;
【0092】
(vii) アンチセンス治療、例えば上記の標的に対するもの、例えばISIS 2503、抗rasアンチセンス;
【0093】
(viii) 例えば異常遺伝子、例えば異常p53または異常BRCA1またはBRCA2を置換するアプローチ、シトシンデアミナーゼ、チミジンキナーゼまたは細菌ニトロレダクターゼ酵素を使用するようなGDEPT(遺伝子指向酵素プロドラッグ治療)アプローチおよび化学療法または放射線療法に対する患者耐性を増加させるアプローチ、例えば、多剤耐性遺伝子治療を含む、遺伝子治療アプローチ;および
【0094】
(ix) 例えば患者腫瘍細胞の免疫原性を高めるためのエキソビボおよびインビボアプローチ、例えば、サイトカイン、例えばインターロイキン2、インターロイキン4または顆粒球−マクロファージコロニー刺激因子でのトランスフェクション、T細胞アネルギーを低下させるためのアプローチ、形質転換免疫細胞、例えばサイトカイン形質転換樹状細胞を使用したアプローチ、サイトカイン形質転換腫瘍細胞株を使用したアプローチおよび抗イディオタイプ抗体を使用したアプローチを含む、免疫治療法。
【0095】
本発明を、以下の説明的実施例によりさらに説明する。
【0096】
以下の略語を使用する;
【表1】

【0097】
特記しない限り、有機溶液を硫酸マグネシウムで乾燥させた。RPHPLCは、アセトニトリルおよび水性アンモニウムアセテート、アンモニア、ギ酸またはトリフルオロ酢酸のいずれかを、適宜緩衝液として使用する、Waters Symmetry C8, XterraまたはPhenomenex Geminiカラムを使用した逆相分取高速液体クロマトグラフィーを意味する。カラムクロマトグラフィーをシリカゲルで行った。SCXは、スルホン酸吸着剤による固相抽出を意味し、それにより混合物をスルホン酸吸着剤上に吸着させ、メタノールまたはアセトニトリルのような適当な溶媒で溶出し、次いで、遊離塩基産物を水性アンモニア/メタノールまたはアセトニトリルのような適当な溶媒で溶出させた。
【実施例】
【0098】
実施例1
【化12】

メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(4−メチルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
(i) 2−クロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
2,6−ジクロロ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン(55g)を7N−水性アンモニアンのメタノール(500ml)溶液に溶解し、100℃で密閉フラスコ中6時間加熱した。反応混合物をrtに冷却し、一晩放置した。濾過により副題化合物を得た。収量40g。
1H NMR δ (CDCl3)8.02(1H, s), 5.94(2H, brs), 5.71(1H, dd), 4.15 - 4.22(1H, m), 3.75 - 3.82(1H, m), 1.27 - 2.12(6H, m)。
【0099】
(ii) 2−ブトキシ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−9H−プリン−6−アミン
工程(i)の生成物(40g)を19%(w/w)−ナトリウムブトキシドのブタノール(250ml)溶液に溶解した。反応混合物を還流下で6時間撹拌した。得られた懸濁液をrtに冷却し、水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機相を水で洗浄し、乾燥させ、真空で濃縮した。副題化合物をジエチルエーテル/イソヘキサン(1/1、300ml)から結晶化させ、濾過により得た。収量19g。
1H NMR δ (CDCl3)7.87(1H, s), 5.56 - 5.68(3H, m), 4.31 - 4.35(2H, t), 4.14 - 4.17(1H, m), 3.76 - 3.80(1H, m), 1.49 - 2.08(10H, m), 0.98(3H, t)。
【0100】
(iii) 8−ブロモ−2−ブトキシ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)9H−プリン−6−アミン
工程(ii)の生成物(30g)を乾燥DCM(200ml)に溶解した。溶液をrtで撹拌し、その間N−ブロモスクシンイミド(27g)を少しずつ添加した。混合物をrtで一晩撹拌した。20%(w/v)−硫酸ナトリウム(200ml)を添加し、分かれた水性相をDCMで抽出した。合わせた有機相を飽和NaHCO溶液および塩水で洗浄した。真空で濃縮後、残渣をEtOAcに溶解し、水、塩水で洗浄し、乾燥させた。溶液をシリカゲルを通して濾過した。濾液を真空で濃縮し、ジエチルエーテルとイソヘキサンの混合物(1/1、200ml)に溶解して、副題化合物(26g)を得た。溶媒を除去して残渣を得て、それをカラムクロマトグラフィー(EtOAc/イソヘキサン)で精製し、それにより2.5gを得た。固体を合わせて、副題化合物を黄色固体として得た。収量28.5g。mp 148−50℃
1H NMR δ (CDCl3)5.59 - 5.64(3H, m), 4.32(2H, m), 4.17(1H, m), 3.74(1H, m), 3.08(1H, m), 2.13(1H, d), 1.48 - 1.83(8H, m), 0.98(3H, t)。
【0101】
(iv) 2−ブトキシ−8−メトキシ−9−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)9H−プリン−6−アミン
ナトリウム(3.7g)を無水メタノール(400ml)に窒素雰囲気下添加した。この溶液に工程(iii)の生成物(28.5g)を添加し、混合物を65℃で9時間撹拌した。混合物を真空で濃縮し、500mlの水を添加した。水性相をEtOAcで抽出し、塩水で洗浄し、乾燥させた。副題化合物をジエチルエーテルからの結晶化後に得た。収量14.2g。
1H NMR δ (CDCl3)5.51(1H, dd), 5.28(2H, brs), 4.29(2H, t), 4.11 - 4.14(4H, m), 3.70(1H, m), 2.76 - 2.80(1H, m), 2.05(1H, d), 1.47 - 1.81(8H, m), 0.97(3H, t)。
【0102】
(v) 2−ブトキシ−8−メトキシ−9H−プリン−6−アミン、TFA塩
工程(iv)の生成物(24g)を無水メタノール(300ml)に溶解し、30mlのTFAを添加した。反応混合物をrtで3日間撹拌し、真空で濃縮した。副題化合物を、メタノール/EtOAcでトリチュレーション後、白色結晶性固体として得た。収量21g。
1H NMR δ (CD3OD)4.48(2H, t), 4.15(3H, s), 1.80(2H, quintet), 1.50(2H, sextet), 0.99(3H, t)。
【0103】
(vi) 2−[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−メトキシ−9H−プリン−9−イル)プロピル]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
工程(v)の生成物(15g)を乾燥DMF(200ml)に溶解し、18gのKCOを添加した。懸濁液をrtで15分間撹拌後、2−(3−ブロモプロピル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(14g)を添加し、懸濁液をrtで10時間激しく撹拌した。反応混合物をEtOAcで抽出し、水および塩水で洗浄し、乾燥させた。副題化合物をEtOAc/ジエチルエーテルからの結晶化後に得た。収量16g。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.83(4H, m), 6.73(2H, brs), 4.06(2H, t,), 4.01(3H, s), 3.89(2H, t), 3.58(2H, t), 2.07 - 2.14(2H, m), 1.55 - 1.62(2H, m), 1.31 - 1.40(2H, m), 0.90(3H, t)。
【0104】
(vii) 9−(3−アミノプロピル)−2−ブトキシ−8−メトキシ−9H−プリン−6−アミン
工程(vi)の生成物(1g)をエタノール(10ml)に溶解し、ヒドラジン一水和物(1ml)を添加し、環境温度で10時間撹拌した。得られた混合物を減圧下濃縮し、残渣をDCM(10ml)に懸濁し、1時間撹拌した。懸濁液を濾過し、DCMで洗浄した。溶液を水で洗浄し、乾燥させた。溶液を減圧下で濃縮して、副題化合物を得た。収量700mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 6.77(2H, brs), 4.16(2H, t), 4.05(3H, s), 3.89(2H, t), 2.46 - 2.52(2H, m), 1.61 - 1.76(4H, m), 1.35 - 1.45(2H, m), 0.92(3H, t)。
【0105】
(viii) [4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−メトキシ−9H−プリン−9−イル)プロピル]アミノ}メチル)フェニル]酢酸
工程(vii)の生成物(9.7g)および(4−ホルミルフェニル)酢酸(5.4g)をTHF(100ml)に溶解し、rtで4時間撹拌した。水素化ホウ素ナトリウム(1.9g)および5滴のメタノールを添加し、rtで一晩撹拌した。混合物を水でクエンチし、減圧下濃縮した。水を添加し、ジエチルエーテルで洗浄した。0.1N−HClを添加して、溶液をpH6に酸性化した。懸濁液を濾過し、固体を回収し、減圧下で乾燥させて、副題化合物を得た。収量13g。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.14 - 7.22(4H, m), 6.75(2H, brs), 4.12(2H, t), 4.03(3H, s), 3.88(2H, t), 3.62(2H, s), 3.38(2H, s), 1.34 - 2.47(8H, m), 0.91(3H, t)。
【0106】
(ix) メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
工程(viii)の生成物(13g)をメタノール(100ml)に溶解し、4N−HClのジオキサン溶液(10ml)を添加した。反応混合物をrtで24時間撹拌した。得られた混合物を減圧下で濃縮し、水性NaHCOをpH8まで添加した。懸濁液を濾過し、固体を回収し、減圧下で乾燥させて、副題化合物を得た。収量11g。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.15 - 7.25(4H, m), 6.35(2H, brs6), 4.12(2H, t), 3.71(2H, t), 3.62(3H, s), 3.62(2H, s), 3.60(2H, s), 2.47(2H, m), 1.34 - 1.80(6H, m), 0.90(3H, t)。
【0107】
(x) メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(4−メチルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
工程(ix)の生成物(200mg)をMeCNに懸濁した。クロロアセチルクロライド(0.02ml)を添加し、混合物をrtで4時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、ピペラジン(0.02ml)のDMSO(1ml)溶液を添加し、混合物を60℃で24時間加熱した。混合物をRPHPLCで精製した。収量80mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 10.02(1H, brs), 7.10 - 7.20(4H, m), 6.30(2H, brs), 4.52(2H, m), 4.15(3H, t), 3.60 - 3.66(7H, m), 3.27(4H, m), 2.98(4H, m), 2.73(4H, m), 2.61(3H, s), 1.33 - 1.94(6H, m), 0.92(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 583(M+H)。
【0108】
実施例2
【化13】

メチル(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](N,N−ジメチルグリシル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート
実施例1、工程(ix)の生成物(200mg)をMeCNに懸濁した。N,N−ジメチルグリシルクロライドヒドロクロライド(110mg)およびトリエチルアミン(0.19ml)を添加し、混合物をrtで10時間撹拌した。混合物をRPHPLCで精製した。収量100mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.07 - 7.22(4H, m), 6.43(2H, brs), 4.55(2H, s), 4.13(2H, t), 3.63 - 3.69(4H, m), 3.60(3H, s), 3.29(2H, m), 3.01(2H, s), 2.14(2H, s), 1.31 - 1.97(6H, m), 0.90(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 528(M+H)。
【0109】
実施例3
【化14】

メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
表題化合物を、実施例2の方法により、1−メチルピペリジン−4−カルボニルクロライドヒドロクロライドを使用して製造し、収量50mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.04 - 7.24(4H, m), 6.45(2H, brs), 4.51(2H, s), 4.13(2H, t), 3.60 - 3.65(7H, m), 3.17 - 3.31(4H, m), 2.66(2H, s), 2.07(3H, s), 1.35 - 2.02(11H, m), 0.90(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 568(M+H)。
【0110】
実施例4
【化15】

メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][4−(ジメチルアミノ)ブタノイル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
表題化合物を、実施例2の方法により、4−(ジメチルアミノ)ブタノイルクロライドヒドロクロライドを使用して製造し、収量30mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.05 - 7.24(4H, m), 6.40(2H, brs), 4.55(2H, s), 4.12(2H, t), 3.39 - 3.65(7H, m), 3.23(2H, m), 2.10 - 2.27(4H, m), 2.04(6H, s), 1.33 - 1.93(8H, m), 0.91(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 556(M+H)。
【0111】
実施例5
【化16】

メチル(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](N,N−ジメチル−β−アラニル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート
表題化合物を、実施例2の0方法により、N,N−ジメチル−β−アラニルクロライドヒドロクロライドを使用して製造し、収量55mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.06 - 7.24(4H, m), 6.40(2H, brs), 4.51(2H, s), 4.12(2H, t), 3.62 - 3.69(7H, m), 3.60(3H, s), 3.23(2H, m ), 2.40(4H, m), 2.05(6H, s), 1.34 - 1.93(6H, m), 0.90(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 542(M+H)。
【0112】
実施例6
【化17】

メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
表題化合物を、実施例1の方法により、2,2'−イミノジエタノールを使用して製造し、収量30mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.09 - 7.20(4H, m), 4.59(2H, brs), 4.22(2H, m), 3.78(2H, t), 3.64(3H, s), 3.45 - 3.61(10H, m), 2.71(4H, m), 1.44 - 2.10(6H, m), 0.95(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 588(M+H)。
【0113】
実施例7
【化18】

メチル{4−[([3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル]{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]アセチル}アミノ)メチル]フェニル}アセテート
表題化合物を、実施例1の方法により、2−ピペラジン−1−イルエタノールを使用して製造し、収量52mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 9.87(1H, brs), 7.06 - 7.21(4H, m), 6.41(2H, brs), 4.55(2H, s), 4.22(2H, m), 3.63 - 3.69(4H, m), 3.60(3H, s), 3.20(2H, m), 3.04(2H, s), 1.36 - 2.37(18H, m), 0.90(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 613(M+H)。
【0114】
実施例8
【化19】

メチル{4−[([3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル]{[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]アセチル}アミノ)メチル]フェニル}アセテート
表題化合物を、実施例1の方法により、1−(メチルスルホニル)ピペラジンを使用して製造し、収量25mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.07 - 7.24(4H, m), 6.44(2H, brs), 4.54(2H, s), 4.12(2H, m), 3.63 - 3.67(4H, m), 3.60(3H, s), 3.15(2H, s), 3.03(4H, m), 2.83(2H, s), 2.40(4H, m), 1.33 - 1.90(6H, m), 0.90(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 647(M+H)。
【0115】
実施例9
【化20】

メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
(i) tert−ブチル[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−メトキシ−9H−プリン−9−イル)プロピル]カルバメート
実施例1 工程(v)の生成物(1.5g)、1.4gのKCOおよびtert−ブチル(3−ブロモプロピル)カルバメート(1g)を、50℃でDMF(10ml)中、3時間加熱した。反応混合物をrtに冷却し、EtOAcで抽出し、水で洗浄し、乾燥させた。溶媒を除去して残渣を得て、それをカラムクロマトグラフィー(メタノール/DCM)で精製し、それにより副題化合物を得た。収量1.1g。
1H NMR δ (DMSO-d6) 6.82(1H, t), 6.77(2H, s), 4.17(2H, t), 4.04(3H, s), 3.83(2H, t), 2.90(2H, m), 1.79(2H, m), 1.65(2H, m), 1.41(2H, m), 1.37(9H, s), 0.92(3H, t)。
【0116】
(ii) 6−アミノ−9−(3−アミノプロピル)−2−ブトキシ−7,9−ジヒドロ−8H−プリン−8−オン
工程(i)の生成物(1.1g)をメタノール/DCM(1/1、40ml)に溶解した。4N−HClのジオキサン溶液(10ml)を添加し、混合物をrtで20時間撹拌した。得られた混合物を減圧下で濃縮し、それにより副題化合物を得た。収量0.9g。
1H NMR δ (DMSO-d6) 10.71(1H, brs), 7.88(2H, brs), 4.22(2H, t), 3.75(2H, t), 2.77(2H, m), 1.96(2H, m), 1.36 - 1.70(4H, m), 0.92(3H, t)。
【0117】
(iii) メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
工程(ii)の生成物(3.1g)およびメチル(3−ホルミルフェニル)アセテート(1.6g)をNMP(30ml)に溶解し、15分間撹拌した。ナトリウムトリアセトキシボロハイドライド(3.7g)を添加し、混合物をrtで20時間撹拌した。メタノール(1ml)添加後、混合物をSCXで精製し、それにより副題化合物を得た。収量3.1g。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.27 - 7.21(3H, m), 7.13(1H, m), 6.46(2H, brs), 4.12(2H, t), 3.73(2H, t), 3.70(2H, s), 3.64(2H, s), 3.61(3H, s), 2.54(2H, t), 1.82(2H, m), 1.62(2H, m), 1.37(2H, m), 0.90(3H, t)。
【0118】
(iv) メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
工程(iii)の生成物(0.1g)、ジイソプロピルエチルアミン(0.1ml)および1−メチルピペリジン−4−カルボン酸ヒドロクロライド(45mg)をNMP(3ml)に溶解し、次いでHATU(130mg)を混合物に添加した。混合物をrtで5時間撹拌し、次いでSCXおよびRPHPLCで精製し、それにより表題化合物を得た。収量70mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.23(1H, t), 7.12(1H, d), 7.03(1H, s), 7.02(1H, d), 6.15(2H, brs), 4.50(2H, s), 4.16(2H, t), 3.65(2H, t), 3.61(2H, s), 3.60(3H, s), 3.25(2H, t), 2.68(2H, m), 2.10(3H, s), 1.86 - 1.96(2H, m), 1.63(5H, m), 1.42(4H, m), 0.91(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 568(M+1)。
【0119】
実施例10
【化21】

メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
表題化合物を、実施例10の方法により、N−(tert−ブトキシカルボニル)グリシンを使用して製造し、収量160mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 9.69(1H, s), 7.27(1H, m), 7.17(1H, m), 7.09(2H, m), 6.35 - 6.25(1H, m), 6.14(2H, brs), 4.54(2H, s), 4.20(2H, t), 3.83(2H, d), 3.69(2H, t), 3.65(2H, s), 3.64(3H, s), 3.31(2H, t), 1.95(2H, m), 1.68(2H, m), 1.43(2H, m), 1.40(9H, s), 0.95(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 600(M+1)。
【0120】
実施例11
【化22】

メチル(3−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](グリシル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート
実施例10の生成物(150mg)をメタノール(2ml)に溶解し、4N HClのジオキサン溶液を添加した。混合物をrtで3時間撹拌し、RPHPLCで精製し、それにより表題化合物を得た。収量20mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.24(1H, m), 7.13(1H, m), 7.05(2H, m), 6.13(2H, brs), 4.50(2H, s), 4.17(2H, s), 3.66(2H, t), 3.62(2H, s), 3.61(3H, s), 3.33(2H, s), 3.24 - 3.31(2H, m), 1.92(2H, m), 1.65(2H, m), 1.40(2H, m), 0.93(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 500(M+1)。
【0121】
実施例12
【化23】

メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(メチルチオ)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
表題化合物を、実施例10の方法により、(メチルチオ)酢酸を使用して製造し、収量170mg。
1H NMR δ(DMSO-d6) 7.24(1H, m), 7.14(1H, m), 7.07(2H, m), 6.13(2H, brs), 4.48 - 4.60(2H, m), 4.17(2H, t), 3.67(2H, t), 3.62(2H, s), 3.61(3H, s), 3.33(2H, s), 3.30(2H, t), 2.09(3H, s), 1.90 - 2.02(2H, m), 1.65(2H, m), 1.40(2H, m), 0.92(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 531(M+1)。
【0122】
実施例13
【化24】

メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(メチルスルフィニル)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
実施例12の生成物(150mg)をDCM(10ml)に溶解し、メタノール(2ml)およびmCPBA(0.1g)を添加した。混合物をrtで3時間撹拌し、次いでRPHPLCで精製し、それにより表題化合物を得た。収量50mg。
1H NMR δ(DMSO-d6) 7.00 - 7.31(4H, m), 6.14(2H, brs), 4.46 - 4.70(2H, m), 4.17(2H, t), 3.92(2H, s), 3.67(2H, s), 3.61(3H, s), 3.02(4H, m), 2.62(3H, s), 1.85 - 2.11(2H, m), 1.65(2H, m), 1.41(2H, m), 0.93(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 547(M+1)。
【0123】
実施例14
【化25】

メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
実施例12の生成物(150mg)をDCM(10ml)に溶解し、メタノール(2ml)およびmCPBA(0.1g)を添加した。混合物をrtで3時間撹拌し、次いでRPHPLCで精製し、それにより表題化合物を得た。収量40mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.05 - 7.39(4H, m), 6.15(2H, brs), 4.60(2H, m), 4.35(2H, m), 4.17(2H, t), 3.68(2H, s), 3.62(3H, s), 3.11(3H, s), 3.03(4H, m), 1.84 - 2.05(2H, m), 1.65(2H, m), 1.41(2H, m), 1.10(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 563(M+1)。
【0124】
実施例15
【化26】

メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(メチルチオ)プロパノイル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
表題化合物を、実施例10の方法により、3−(メチルチオ)プロパン酸を使用して製造し、収量130mg。
1H NMR δ(DMSO-d6) 7.25(1H, m), 7.14(1H, m), 7.07(2H, m), 6.13(2H, brs), 4.53(2H, s), 4.17(2H, t), 3.67(2H, t), 3.62(2H, s), 3.61(3H, s), 3.31(2H, t), 2.68(2H, m), 2.58(2H, m), 2.01(3H, s), 1.99 - 1.89(2H, m), 1.65(2H, m), 1.41(2H, m), 0.93(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 545(M+1)。
【0125】
実施例16
【化27】

メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(メチルスルホニル)プロパノイル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
表題化合物を、実施例14の方法により、実施例15の生成物を使用して、製造し、収量60mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.24(1H, m), 7.14(1H, m), 7.06(2H, m), 6.13(2H, brs), 4.61 - 4.50(2H, m), 4.16(2H, t), 3.67(2H, t), 3.62(2H, s), 3.61(3H, s), 3.34(4H, m), 2.92(3H, s), 2.80(2H, t), 1.89 - 2.00(2H, m), 1.65(2H, m), 1.40(2H, m), 0.92(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 577(M+1)。
【0126】
実施例17
【化28】

メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][N−(メチルスルホニル)グリシル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
実施例11の生成物(50mg)をNMP(1ml)に溶解し、次いでピリジン(0.07ml)およびメタンスルホン酸無水物(29mg)を添加した。混合物をrtで20時間撹拌し、次いでRPHPLCで精製し、それにより表題化合物を得た。収量15mg
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.25(1H, m), 7.15(1H, m), 7.07(2H, m), 6.15(2H, brs), 4.53(2H, s), 4.17(2H, t), 3.91(2H, s), 3.67(2H, t), 3.63(2H, s), 3.62(3H, s), 3.31(2H, t), 2.92(3H, s), 1.89 - 1.99(2H, m), 1.65(2H, m), 1.41(2H, m), 0.93(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 576(M+1)。
【0127】
実施例18
【化29】

tert−ブチル4−{[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンジル]アミノ}−4−オキソブタノエート
表題化合物を、実施例10の方法により、4−tert−ブトキシ−4−オキソブタン酸を使用して製造し、収量17mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.22(1H, m), 7.12(1H, m), 7.05(2H, m), 6.11(2H, brs), 4.51(2H, s), 4.16(2H, t), 3.65(2H, t), 3.60(2H, s), 3.60(3H, s), 3.29(2H, m), 2.50(2H, m), 2.42(2H, m), 1.85 - 1.98(2H, m), 1.64(2H, m), 1.39(2H, m), 1.36(9H, s), 0.91(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 599(M+1)。
【0128】
実施例19
【化30】

4−{[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンジル]アミノ}−4−オキソブタン酸
実施例18の生成物(140mg)をDCM(1ml)に溶解し、TFA(0.2ml)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌した。溶液を飽和水性NaHCO溶液で洗浄し、乾燥させた。混合物をRPHPLCで精製し、それにより表題化合物を得た。収量80mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 9.66(1H, s), 7.22(1H, m), 7.12(1H, m), 7.05(2H, m), 4.52(2H, brs), 4.16(2H, t), 3.65(2H, t), 3.61(2H, s), 3.60(3H, s), 3.29(2H, m), 2.54(2H, m), 2.46(2H, m), 1.85 - 1.98(2H, m), 1.64(2H, m), 1.39(2H, m), 0.91(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 543(M+1)。
【0129】
実施例20
【化31】

メチル3−{[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンジル]アミノ}−3−オキソプロパノエート
(i) tert−ブチル3−{[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンジル]アミノ}−3−オキソプロパノエート
副題化合物を、実施例10の方法により、3−tert−ブトキシ−3−オキソプロパン酸を使用して製造した。収量100mg。
MS: APCI(+ve): 585(M+1)。
【0130】
(ii) メチル3−{[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンジル]アミノ}−3−オキソプロパノエート
工程(i)の生成物(100mg)をメタノール(3ml)に溶解し、4N−HClのジオキサン溶液を添加した。混合物をrtで5時間撹拌し、RPHPLCで精製し、それにより表題化合物を得た。収量80mg
1H NMR δ (DMSO-d6) 9.68(1H, s), 7.23(1H, m), 7.13(1H, m), 7.06(2H, m), 6.11(2H, brs), 4.51(2H, s), 4.16(2H, t), 3.65(2H, t), 3.60(6H, s), 3.27(2H, t), 3.00(2H, s), 2.99(2H, m), 1.85 - 1.98(2H, m), 1.64(2H, m), 1.39(2H, m), 0.91(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 543(M+1)。
【0131】
実施例21
【化32】

メチル[3−({アセチル[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート
実施例20 工程(i)の生成物(100mg)をDCM(1ml)に溶解し、TFA(0.2ml)を添加した。混合物をrtで2時間撹拌した。溶液を飽和水性NaHCOで洗浄し、乾燥させた。混合物をRPHPLCで精製し、それにより表題化合物を得た。収量30mg
1H NMR δ(DMSO-d6) 7.01 - 7.29(4H, m), 6.12(2H, brs), 4.50(2H, s), 4.15(2H, t), 3.65(2H, t), 3.61(2H, s), 3.60(3H, s), 3.26(2H, t), 2.00(3H, s), 1.83 - 1.99(2H, m), 1.64(2H, m), 1.39(2H, m), 0.91(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 485(M+1)。
【0132】
実施例22
【化33】

メチル(3−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](メチルスルホニル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート
表題化合物を、実施例17の方法により、実施例9 工程(iii)の生成物(100mg)およびメタンスルホン酸無水物(76mg)を使用して製造した。
収量60mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 7.33 - 7.49(4H, m), 6.33(2H, brs), 4.53(2H, s), 4.38(2H, t), 3.84(2H, s), 3.82(2H, m), 3.82(3H, s), 3.37(2H, t), 3.12(3H, s), 2.10(2H, m), 1.86(2H m), 1.62(2H, m), 1.14(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 521(M+1)。
【0133】
実施例23
【化34】

(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)[2R]−プロピル]−(ピロリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル
実施例1、工程(ix)の生成物(300mg)およびピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−(R)−tert−ブチルエステル(146mg)をDCM(10ml)に溶解し、HATU(258mg)を添加した。1時間後、さらにHATU(258mg)および(R)−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチルエステル(146mg)を混合物に添加した。混合物をrtで16時間撹拌し、TFA(5ml)を添加し、4時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮乾固し、次いでメタノールに再溶解し、その後RPHPLCで精製して、表題化合物を得た。収量19mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 8.19(1H, s), 7.27 - 7.03(5H, m), 6.46(2H, d, J = 14.9 Hz), 4.71 - 4.49(2H, m), 4.41(1H, d), 4.20 - 4.04(4H, m), 3.71 - 3.60(4H, m), 3.47 - 3.33(2H, m), 3.34 - 3.26(2H, m), 3.26 - 3.18(2H, m), 3.17 - 3.07(2H, m), 2.92 - 2.81(1H, m), 2.19 - 2.02(2H, m), 2.02 - 1.86(2H, m), 1.82 - 1.69(2H, m), 1.69 - 1.56(2H, m), 1.45 - 1.32(2H, m), 0.94 - 0.88(3H, m)。
MS: APCI(+ve): 540(M+1)。
【0134】
実施例24
【化35】

(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)−プロピル][2S,4R](4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル
実施例1、工程(ix)の生成物(0.27g)をDCM(10ml)に溶解し、(R)−4−トリエチルシラニルオキシ−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−(S)−tert−ブチルエステル(211mg)およびHATU(232mg)で処理した。反応をrtで16時間撹拌し、TFA(2ml)を添加し、4時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮乾固し、RPHPLCで精製して、表題化合物を得た。収量114mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 8.22(1H, s), 7.28 - 7.02(4H, m), 6.46(2H, d), 4.61(1H, s), 4.60 - 4.36(1H, m), 4.27 - 4.19(2H, m), 4.17 - 4.06(3H, m), 3.70 - 3.61(4H, m), 3.34 - 3.23(2H, m), 3.19 - 3.06(2H, m), 2.00 - 1.86(2H, m), 1.87 - 1.73(2H, m), 1.70 - 1.56(2H, m), 1.44 - 1.31(2H, m), 0.96 - 0.84(3H, m)。
MS: APCI(+ve): 556(M+1)。
【0135】
実施例25
【化36】

(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)−プロピル][2S]−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル
実施例1、工程(ix)の生成物(0.43g)、1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸(0.13g)およびHATU(0.37g)を、DCM(5ml)中、rtで7日間撹拌した。反応混合物をSCXおよびRPHPLCで精製して、表題化合物を得た。収量24mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 9.92(1H, d), 9.61(1H, s), 7.30 - 7.03(5H, m), 6.44(2H, s), 4.67 - 4.56(2H, m), 4.54 - 4.42(2H, m), 4.15 - 4.05(4H, m), 3.69 - 3.58(4H, m), 2.84 - 2.73(4H, m), 2.05(3H, s), 2.10 - 1.97(2H, m), 1.97 - 1.84(2H, m), 1.86 - 1.73(2H, m), 1.66 - 1.53(2H, m), 1.37 - 1.24(2H, m), 0.96 - 0.83(3H, m)。
MS: APCI(+ve): 554(M+1)。
【0136】
実施例26
【化37】

(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)−プロピル]−(3−ピペラジン−1−イル−プロピオニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル
実施例1、工程(ix)の生成物(0.27g)をDCM(10ml)に溶解し、4−(2−カルボキシ−エチル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.16g)およびHATU(0.23g)で処理した。反応をrtで16時間撹拌し、その後2mlのTFAを添加した。混合物をRPHPLCで精製して、表題化合物を得た。収量3mg。
1H NMR δ (DMSO-d6) 9.93(1H, d), 7.27 - 7.06(4H, m), 6.52 - 6.41(2H, m), 4.60(1H, s), 4.48(1H, s), 4.13(2H, s), 3.71 - 3.59(4H, m), 3.61(3H, s), 3.43 - 3.16(10H, m), 2.87 - 2.75(2H, m), 2.02 - 1.91(2H, m), 1.91 - 1.80(2H, m), 1.68 - 1.58(2H, m), 1.42 - 1.31(2H, m), 0.91(3H, t)。
MS: APCI(+ve): 583(M+1)。
【0137】
実施例27〜103の化合物を、実施例1、工程(x)に準じた方法により、市販のアミンを使用して製造した。
【0138】
【表2】

【0139】
【表3】

【0140】
【表4】

【0141】
【表5】

【0142】
【表6】

【0143】
【表7】

【0144】
【表8】

【0145】
【表9】

【0146】
生物学的アッセイ
ヒトTLR7アッセイ
組み換えヒトTLR7を、既にpNiFty2−SEAPレポータープラスミドを安定に発現するHEK293細胞株中で安定に発現させた;レポーター遺伝子の統合を、抗生物質ゼオシンでの選択により維持した。ヒトTLR7の配列も最も一般的な変異体(EMBL配列AF240467により示される)を哺乳動物細胞発現ベクターpUNOにクローン化し、このレポーター細胞株にトランスフェクトした。安定に発現するトランスフェクタントを、抗生物質ブラストサイジンを使用して選択した。このレポーター細胞株において、分泌型アルカリホスファターゼ(SEAP)の発現は、近位ELAM−1プロモーターと組み合わせた5NFkB部位を含むNFkB/ELAM−1複合体プロモーターにより制御される。TLRシグナル伝達は、NFkBの転座およびプロモーターの活性化に至り、SEAP遺伝子の発現をもたらす。TLR7特異的活性化を、該細胞の37℃で、標準化合物と共に、0.1%(v/v)ジメチルスルホキシド(DMSO)存在下での一晩のインキュベーション後に産生されたSEAPのレベルを測定することにより評価した。SEAP産生の化合物による濃度依存的誘発を、SEAP放出を誘発するための化合物の最小有効濃度の対数として示した(pMEC)。
例えば
実施例:1、4、7および18の化合物はpMEC>7.7を有する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

〔式中、
は水素、ヒドロキシル、またはC−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−C10アリール、C−C10ヘテロアリールまたはC−Cシクロアルキル基であり、各基は所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、アミノ(NH)、(モノ)−C−Cアルキルアミノおよび(ジ)−C−Cアルキルアミノ基から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
は単結合またはC−Cアルキレンであり;
は単結合、酸素、硫黄原子、スルホニル(SO)またはNRであり;
はC−CアルキレンまたはC−Cシクロアルキレン基であり、各基は所望により、少なくとも1個のヒドロキシルで置換されていてよく;
はNRであり;
は単結合またはC−Cアルキレンであり;
は単結合またはC−Cアルキレンであり;
nは整数0、1または2であり;
RはハロゲンまたはC−Cアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cヒドロキシアルコキシ、C−Cハロアルコキシ、アミノ(NH)、(モノ)−C−Cアルキルアミノ、(ジ)−C−Cアルキルアミノ基または、1個の環窒素原子および所望により窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでよいC−C飽和ヘテロ環式環であり、該ヘテロ環式環は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルキルカルボニルおよびC−Cアルコキシカルボニルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
は水素またはC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルまたはC−Cシクロアルキル基であり、各基は所望により、ハロゲン、ヒドロキシルまたはC−Cアルコキシ、C−C10アシルオキシ、アミノ(NH)、(モノ)−C−Cアルキルアミノ、(ジ)−C−Cアルキルアミノ基および、1個の環窒素原子および所望により窒素、酸素および硫黄から独立して選択される1個以上のさらなるヘテロ原子を含んでよいC−C飽和ヘテロ環式環から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、該ヘテロ環式環は、その上、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CアルキルカルボニルおよびC−Cアルコキシカルボニル基から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
は水素またはC−Cアルキルであり;
はCO、SO、COR、SONRおよびCONRであり;
は、独立して、
(i)環内基NR、S(O)または酸素を含む1個または2個のヘテロ原子を含む3〜8員ヘテロ環式環であり、各環は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシルまたはC−CアルキルおよびC−Cアルコキシ基から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、または
(ii)C−C10アリールまたはC−C10ヘテロアリール基であり、その各々は、所望により、ハロゲン、シアノ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、カルボキシル、S(O)、OR10、CO10、SONR1011、CONR1011、NR1011、NR10SO、NR10CO、NR10CORから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、または
(iii)C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルまたはC−Cシクロアルキル基、その各々は、所望により、ハロゲン、CN、C−Cシクロアルキル、S(O)12、OR13、COR13、CO13、SONR1314、CONR1314、NR1314、NR13SO12、NR13CO12、NR13COR12、NR13SO12またはC−C10アリールまたはC−C10ヘテロアリール基またはヘテロ環式環から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、後3者の基の基は、所望により、C−Cアルキル(所望によりで置換されていてよいヒドロキシ、C−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、アミノ、C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、アミド、C−Cアルキルアミド、ジ−C−Cアルキルアミド、−OCHCHOH、ピロリジニル、ピロリジニルカルボニル、フラニル、ピペリジル、メチルピペリジルまたはフェニル)、C−Cアルケニル(所望によりで置換されていてよい フェニル)、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、アミノ、C−Cアルキルアミノ、ジ−C−Cアルキルアミノ、アミド、C−Cアルキルアミド、ジ−C−Cアルキルアミド、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、C−Cアルキルカルボニルメチルアミノ、フェニル(所望によりで置換されていてよいヒドロキシ、フルオロまたはメチル)、ピロリジニル、ピリジル、ピペリジニル、ベンゾチアゾリルまたはピリミジニルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
は水素またはC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル基またはヘテロ環式環であり、その各々は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、OR15、S(O)15、CO16、COR16、NR1617、CONR1617、NR16COR17、NR16CO15、SONR1617、NR16SO15、またはC−C10アリールまたはC−C10ヘテロアリール基またはヘテロ環式環から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、後3者の基は、所望により、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、ハロゲン、S(O)15、CO16、COR16、ヒドロキシまたはシアノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;そして
は水素、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、またはC−Cシクロアルキル基であり、各基は、所望により、ハロゲン、C−Cシクロアルキル、C−C10アリールまたはC−C10ヘテロアリール基、カルボキシ、シアノ、OR15、ヒドロキシまたはNR1819から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、または
およびRは、それらが結合している窒素原子と一体となって、所望により窒素、S(O)または酸素から選択されるさらなるヘテロ原子またはヘテロ基を含んでよい3〜8員飽和または部分的飽和ヘテロ環式環を形成し、該ヘテロ環式環は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシル、シアノ、OR20、NR2122、S(O)23、COR24、CO24、NR2425、CONR2425、NR24COR25、NR24CO23、SONR2425、NR24SO23、C−C10アリール、C−C10ヘテロアリール基、ヘテロ環式環、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−CアルキニルまたはC−Cシクロアルキル基から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、後7者の基は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、シアノ、OR20、S(O)23、COR24、CO24、NR2425、CONR2425、NR24CO23、NR24COR25、SONR2425、NR24SO23、ヘテロ環式環またはC−C10アリールまたはC−C10ヘテロアリール基から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく、後3者の基は、所望により、C−Cアルキル、ハロゲン、ヒドロキシまたはシアノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
は、水素、CO26、COR26、SO26、C−CアルキルまたはC−Cシクロアルキル基であり、各基は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシル、およびNR2728から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
10、R11、R16、R17、R18、R19、R21、R22、R26、R27、R28、R29またはR30は、各々独立して水素、およびC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキル基であり;
24およびR25、各々独立して水素、およびC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキル基であるか;または
24およびR25は、それらが結合している窒素原子と一体となって、所望により窒素、S(O)または酸素から選択されるさらなるヘテロ原子またはヘテロ基を含んでよい3〜8員飽和または部分的飽和ヘテロ環式環を形成し;
、R12、R15およびR23はC−CアルキルまたはC−Cシクロアルキルであり;
13およびR14は、各々RおよびRについて定義の通りであり;
20は、所望により、ハロゲン、ヒドロキシルまたはOR23から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよいC−Cアルキルであり;
m、p、qおよびrは、各々独立して整数0、1または2であり;そして
AはC−C10アリールまたはC−C12ヘテロアリール基である。〕
の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
が酸素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がC−Cアルキレンであり、そしてRが水素である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
がC−Cアルキレンである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】
がC−Cアルキレンである、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
AがC−C10アリールである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
がC−Cアルキレンである、請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。
【請求項8】
がC−Cアルキルである、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
がSOである、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
がCORである、請求項1〜8のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
以下から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物:
メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(4−メチルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](N,N−ジメチルグリシル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート、
メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][4−(ジメチルアミノ)ブタノイル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](N,N−ジメチル−β−アラニル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート、
メチル[4−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル{4−[([3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル]{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]アセチル}アミノ)メチル]フェニル}アセテート、
メチル{4−[([3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル]{[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]アセチル}アミノ)メチル]フェニル}アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル(3−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](グリシル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(メチルチオ)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(メチルスルフィニル)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][(メチルスルホニル)アセチル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(メチルチオ)プロパノイル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(メチルスルホニル)プロパノイル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル[3−({[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][N−(メチルスルホニル)グリシル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
tert−ブチル4−{[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンジル]アミノ}−4−オキソブタノエート、
4−{[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンジル]アミノ}−4−オキソブタン酸、
メチル3−{[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル][3−(2−メトキシ−2−オキソエチル)ベンジル]アミノ}−3−オキソプロパノエート、
メチル[3−({アセチル[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル]アミノ}メチル)フェニル]アセテート、
メチル(3−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−9H−プリン−9−イル)プロピル](メチルスルホニル)アミノ]メチル}フェニル)アセテート、
(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)[2R]−プロピル]−(ピロリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル、
(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)−プロピル][2S,4R](4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル、
(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)−プロピル][2S]−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル、
(4−{[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7,8−ジヒドロ−プリン−9−イル)−プロピル]−(3−ピペラジン−1−イル−プロピオニル)−アミノ]−メチル}−フェニル)−酢酸メチルエステル、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−[3−(1−ピペリジル)プロピル]ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[3−(ジエチルカルバモイル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−フェニル−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
エチル4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル]ピペラジン−1−カルボキシレート、
2−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル−(2−シアノエチル)アミノ]酢酸、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(ベンジル−(2−ジメチルアミノエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−カルバモイル−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
tert−ブチル(2S)−1−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル]ピロリジン−2−カルボキシレート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(2−シアノエチル−(オキソラン−2−イルメチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(エチル−(ピリジン−4−イルメチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(メチル−(2−ピリジン−4−イルエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ピロリジン−1−イル−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2S)−2−カルバモイルピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(エチル−(2−ヒドロキシエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(シクロヘキシル−(2−ヒドロキシエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(ヒドロキシメチル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(2−アミノエチル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[メチル−(1−メチル−4−ピペリジル)アミノ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ベンジル−4−ヒドロキシ−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−シンナミルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル]ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(3−ジメチルアミノプロピル−メチル−アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(ジメチルカルバモイルメチル−メチル−アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2R)−2−カルバモイルピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2S,6R)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−(2−モルホリン−4−イルアセチル)アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(3−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[[2−[3−(アセチル−メチル−アミノ)ピロリジン−1−イル]アセチル]−[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(3S)−3−ジメチルアミノピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ピリジン−4−イルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(3−ジメチルアミノプロピル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−プロパン−2−イルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(ジメチルカルバモイルメチル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2−ヒドロキシ−2−フェニル−エチル)−メチル−アミノ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(アミノメチル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(メチル−(2−メチルアミノエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−(2−チオモルホリン−4−イルアセチル)アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−フェニルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(1,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−(2−ピペラジン−1−イルアセチル)アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(1−ピペリジル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ピリジン−2−イルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ヒドロキシ−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−メチル−1−ピペリジル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(2,5−ジヒドロピロール−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ベンゾチアゾール−2−イルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(エトキシカルボニルメチル)−1−ピペリジル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(2−ジメチルアミノエチル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(2−メチルフェニル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−エチルスルホニルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
(2S,4R)−1−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル]−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−カルボン酸、
(2S)−2−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル−メチル−アミノ]−3−フェニル−プロパン酸、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2S)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
3−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル−(1,1−ジオキソチオラン−3−イル)アミノ]プロパン酸、
3−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル−シクロヘキシル−アミノ]プロパン酸、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(エチル−(2−エチルアミノエチル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(エチル−(3−エチルアミノプロピル)アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2S)−2−(ピロリジン−1−イルメチル)ピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−[(1−メチル−4−ピペリジル)メチル]ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(メチル−プロプ−2−イニル−アミノ)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(1−メチル−4−ピペリジル)−フェネチル−アミノ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[4−(オキソラン−2−イルメチル)ピペラジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(3R)−3−アミノピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
tert−ブチル(2R)−1−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[[4−(メトキシカルボニルメチル)フェニル]メチル]カルバモイル]メチル]ピロリジン−2−カルボキシレート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−(4−ピリミジン−2−イルピペラジン−1−イル)アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−(2−ピロリジン−1−イルアセチル)アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2S)−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
メチル2−[4−[[3−(6−アミノ−2−ブトキシ−8−オキソ−7H−プリン−9−イル)プロピル−[2−[(2R)−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]アセテート、
およびその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩と薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤または担体を含む、医薬組成物。
【請求項13】
請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩と薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤または担体を混合することを含む、請求項12に記載の医薬組成物の製造方法。
【請求項14】
治療に使用するための、請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
TLR7活性の調節が有益であるヒト疾患または状態の処置用医薬の製造における、請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項16】
アレルギー性またはウイルス性疾患または癌の処置用医薬の製造における、請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項17】
喘息、COPD、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、癌、B型肝炎、C型肝炎、HIV、HPV、呼吸器多核体ウイルス(RSV)、細菌感染および皮膚症の処置に使用するための医薬の製造における、請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項18】
TLR7活性の調節が有益である疾患または状態を処置する、またはリスクを軽減する方法であって、それを必要とする患者に、治療的有効量の請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
【請求項19】
アレルギー性またはウイルス性疾患または癌を処置する、またはリスクを軽減する方法であって、それを必要とする患者に、治療的有効量の請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
【請求項20】
閉塞性気道疾患または状態を処置する、またはリスクを軽減する方法であって、それを必要とする患者に、治療的有効量の請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
【請求項21】
請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩と、以下から選択される1種またはそれ以上の医薬との組合せ剤:
非ステロイド性グルココルチコイド受容体アゴニスト;
選択的βアドレナリン受容体アゴニスト;
ホスホジエステラーゼ阻害剤;
プロテアーゼ阻害剤;
グルココルチコイド;
抗コリン剤;
ケモカイン受容体機能のモジュレーター;および
キナーゼ機能阻害剤。
【請求項22】
請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩の製造方法であって、
(a) Rが基CORであるとき、式
【化2】

〔式中、n、R、R、R、A、X、Z、Y、YおよびYは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物と、式(III)
−C(O)−L
〔式中、Lはハロゲンまたはヒドロキシであり、そしてRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を、必要に応じて塩基またはカップリング剤の存在下で反応させるか;
(b) Rが基CORであり、そしてRが基C−Cアルキル−NR1314、であるとき、式
【化3】

〔式中、Lは脱離基であり、tは1〜6の整数であり、そしてn、A、Y、Y、Y、X、Z、R、RおよびRは式(I)において定義の通り、である。〕
の化合物と、式(V)
NHR1314
〔式中、R13およびR14は式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を塩基の存在下反応させるか;
(c) Rが基SOであるとき、上記(a)で定義の式(II)の化合物と、式(VI)
−S(O)−R
〔式中、Lは脱離基であり、そしてRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を塩基の存在下反応させるか;
(d) Rが基COであるとき、上記(a)で定義の式(II)の化合物と、式(VII)
−C(O)−OR
〔式中、Lは脱離基であり、そしてRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を塩基の存在下反応させるか;
(e) Rが基SONRであるとき、上記(a)で定義の式(II)の化合物と、式(VIII)
−S(O)−NR
〔式中、Lは脱離基であり、そしてRおよびRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を塩基の存在下反応させるか;
または
(f) Rが基CONRであるとき、上記(a)で定義の式(II)の化合物と、式(IX)
−C(O)−NR
〔式中、Lは脱離基であり、そしてRおよびRは式(I)において定義の通りである。〕
の化合物を塩基の存在下反応させ;
・ 式(I)の化合物を他の式(I)の化合物に変換する、
・ 何らかの保護基を除去する、
・ 薬学的に許容される塩を形成する
ことを含む、方法。

【公表番号】特表2009−542645(P2009−542645A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−518052(P2009−518052)
【出願日】平成19年7月3日(2007.7.3)
【国際出願番号】PCT/SE2007/000651
【国際公開番号】WO2008/004948
【国際公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願人】(391008951)アストラゼネカ・アクチエボラーグ (625)
【氏名又は名称原語表記】ASTRAZENECA AKTIEBOLAG
【出願人】(000002912)大日本住友製薬株式会社 (332)
【Fターム(参考)】