説明

TLR7変調剤としての3−デアザプリン誘導体

本発明は、Toll様受容体(TLR)のアゴニズムを介して選択的に作用する式(I)の免疫応答変調剤、その使用、その調製プロセス、その調製で使用される中間体および前記阻害剤を含有する組成物に関する。これらの阻害剤は、肝炎(例えばHCV、HBV)などの感染症、遺伝的に関連するウイルス感染および癌の治療を包含する様々な治療分野において有用性を有する。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物または前記化合物もしくは互変異性体の薬学的に許容できる塩もしくは溶媒和物
【化1】

[式中、
(a)Yは、直接結合であり、Rは、アリール、(C〜C)アルキルおよび−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキルから選択されるか、
(b)Yは、(C)アルキレンであり、Rは、アリール、(C〜C)シクロアルキルおよび3員から10員のヘテロシクリルから選択され、
Zは、酸素であるか、存在せず、
は、H、ハロ、OH、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)アルコキシ、−NHSO、−NR、−C(O)R、−CO、−C(O)NR、−C(O)NRSO、アリールおよび3員から10員のヘテロシクリルから選択され、
は、H、ハロ、OH、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)アルコキシ、−NR、−CO、−C(O)NR、−C(O)NRSOおよび3員から10員のヘテロシクリルから選択されるか、
およびRは一緒になって、(C〜C)アルキレン結合を形成してよく、前記結合には、N、OおよびSからそれぞれ独立に選択される1または2個のヘテロ原子が導入されていてもよく、
は存在せず、Rは、H、(C〜C)シクロアルキル、アリール、−(CH)アリール、−C(O)R、−CO、−(C〜C)アルキレン−O−C(O)R、−(C〜C)アルキレン−O−CO)、−C(O)NR10、−(C〜C)アルキレン−O−C(O)NR10および−(C〜C)アルキレン−O−P(O)(OH)から選択されるか、
は存在せず、Rは、R、−C(O)R、−CO、−(C〜C)アルキレン−O−C(O)R、−(C〜C)アルキレン−O−CO、−C(O)NR10、−(C〜C)アルキレン−O−C(O)NR10および−(C〜C)アルキレン−O−P(O)(OH)から選択され、
およびRはそれぞれ独立に、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルおよび−(C〜C)アルキレン(C〜C)シクロアルキルから選択されるか、RおよびRはそれらが結合している窒素と一緒に、N、OおよびSから選択されるさらなる1または2個のヘテロ原子を含有していてもよい3員から6員の飽和複素環を形成し、
は、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルおよびフェニルから選択され、
およびR10はそれぞれ独立に、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、−(CH)アリールおよび3員から10員のヘテロシクリルから選択されるか、RおよびR10は、それらが結合している窒素と一緒になって、3員から10員のヘテロシクリル基を形成し、
11およびR12は独立に、Hおよび(C〜C)アルキルから選択されるか、R11およびR12はそれらが結合しているNと一緒に、N、OおよびSから選択されるさらなる1または2個のヘテロ原子を含有していてもよい3員から6員の飽和ヘテロシクリルを形成し、
ここで、前記アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アリールおよびヘテロシクリル基は、ハロ、OH、オキソ、CF、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)アルコキシ、−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキレン−OH、−NR1112、−(C〜C)アルキレン−NR1112、アリールおよび3員から10員のヘテロシクリルから独立に選択される1個または複数の原子または基により置換されていてもよく、
ただし、RおよびRがHであり、ZおよびRが存在しない場合、
(a)Y−Rがエチルであるときには、Rはメチルではなく、
(b)Y−Rがメチルであるときには、RはHまたはメチルではない]。
【請求項2】
が、
(a)H、
(b)CN、
(c)ハロ、
(d)1から3個のハロ原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、
(e)テトラヒドロフラノキシ、
(f)N、OおよびSから独立に選択される1から3個のヘテロ原子を含有する3員から6員の飽和ヘテロシクリルにより置換されている(C〜C)アルキル(ここで、前記ヘテロシクリルは、CF、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシおよび−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキルから独立に選択される1から3個の基により置換されていてもよい)、
(g)−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、
(h)−(C〜C)アルキレン−N(H)−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、
(i)OHまたはシクロプロピルにより置換されていてもよい(C〜C)アルコキシ、
(j)(C〜C)シクロアルキル、
(k)−(C〜C)アルキレン(C〜C)シクロアルキル、
(l)−C(O)NR
(m)−CO
(n)−C(O)R
(o)(i)1から4個の窒素原子または(ii)1から2個の窒素原子および1個の酸素もしくはイオウ原子または(iii)1個の酸素もしくはイオウ原子を含む5員の芳香族ヘテロシクリル、または1から3個の窒素原子を含む6員の芳香族ヘテロシクリル(ここで、前記5員および6員の芳香族ヘテロシクリルは、ハロ、OH、CF、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキレン−OH、−NR1112および−(C〜C)アルキレン−NR1112から独立に選択される1から3個の原子または基により置換されていてもよい)、
(p)1から3個のハロ原子により置換されていてもよいフェニル、
(q)−NR
(r)−NH−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル
(ここで、R、R、R11およびR12は、請求項1においてと同様に定義される)
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、
(a)H、
(b)CN、
(c)ハロ、
(d)1から3個のハロ原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、
(e)テトラヒドロフラノキシ、
(f)1または2個のメチル基により置換されていてもよいモルホリン、ピペラジンまたはピロロジンにより置換されている(C〜C)アルキル、
(h)−(C〜C)アルキレン−N(H)−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、
(i)OHまたはシクロプロピルにより置換されていてもよい(C〜C)アルコキシ、
(j)(C〜C)シクロアルキル、
(k)−(C〜C)アルキレン(C〜C)シクロアルキル、
(l)−C(O)NR
(m)−CO
(n)−C(O)R
(o)(i)1から4個の窒素原子または(ii)1から2個の窒素原子および1個の酸素もしくはイオウ原子または(iii)1個の酸素もしくはイオウ原子を含む5員の芳香族ヘテロシクリル、または1から3個の窒素原子を含む6員の芳香族ヘテロシクリル(ここで、前記5員および6員の芳香族ヘテロシクリルは、ハロ、OH、CF、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキレン−OH、−NR1112および−(C〜C)アルキレン−NR1112から独立に選択される1から3個の原子または基により置換されていてもよい)、
(p)1から3個のハロ原子により置換されていてもよいフェニル、
(q)−NR
(r)−NH−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル
(ここで、R、R、R11およびR12は、請求項1においてと同様に定義される)
から選択される、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
が、1から3個のフルオロ原子により置換されているメチルまたはエチル、シクロプロピル、−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、OHまたはシクロプロピルで置換されていてもよい(C〜C)アルコキシ、−COCH、−CHOCHおよび−COCHから選択される、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
前記Rが、シクロプロピルまたはCFである、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
が、(i)1から4個の窒素原子または(ii)1から2個の窒素原子および1個の酸素もしくはイオウ原子または(iii)1個の酸素もしくはイオウ原子を含む5員の芳香族ヘテロシクリルであり、ここで、前記5員の芳香族ヘテロシクリルは、ハロ、OH、CF、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキレン−OH、−NR1112および−(C〜C)アルキレン−NR1112から独立に選択される1から3個の原子または基により置換されていてもよく、R11およびR12が請求項1においてと同様に定義される、請求項1から3のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
前記Rが、全てハロ、OH、CF、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキレン−OHおよび−(C〜C)アルキレン−NR1112から独立に選択される1から3個の原子または基により置換されていてもよいイマダゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾール、ピラゾールおよびチアゾールから選択され、ここで、R11およびR12が請求項1においてと同様に定義される、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
前記Rが、非置換オキサゾリル、トリアゾール、ピラゾールおよびチアゾールから選択される、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
前記Rがオキサゾリルである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
が、
(a)H、
(b)ハロ、
(c)1から3個のハロ原子により置換されていてもよい(C〜C)アルキル、
(d)テトラヒドロフラノキシ、
(e)N、OおよびSから独立に選択される1から3個のヘテロ原子を含有する3員から6員の飽和ヘテロシクリルにより置換されている(C〜C)アルキル(ここで、前記ヘテロシクリルは、CF、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシおよび−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキルから独立に選択される1から3個の基により置換されていてもよい)、
(f)−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、
(g)−(C〜C)アルキレン−N(H)−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、
(h)OHまたはシクロプロピルにより置換されていてもよい(C〜C)アルコキシ、
(i)(C〜C)シクロアルキル、
(j)−(C〜C)アルキレン(C〜C)シクロアルキル、
(k)−C(O)NR
(l)−CO
(m)−C(O)R
(n)(i)1から4個の窒素原子または(ii)1から2個の窒素原子および1個の酸素もしくはイオウ原子または(iii)1個の酸素もしくはイオウ原子を含む5員の芳香族ヘテロシクリルか、または1から3個の窒素原子を含む6員の芳香族ヘテロシクリル(ここで、前記5員および6員の芳香族ヘテロシクリルは、ハロ、OH、CF、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキレン−OH、−NR1112および−(C〜C)アルキレン−NR1112から独立に選択される1から3個の原子または基により置換されていてもよい)、
(o)1から3個のハロ原子により置換されていてもよいフェニル、
(p)−NR
(q)−NH−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル
(ここで、R、R、R11およびR12は請求項1においてと同様に定義される)
から選択される、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
がHまたはメチルである、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
がHである、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
Zが存在しない、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
Yがメチレンであり、Rが、アリール、(i)1から4個の窒素原子または(ii)1から2個の窒素原子および1個の酸素もしくはイオウ原子または(iii)1個の酸素もしくはイオウ原子を含む5員の芳香族ヘテロシクリルならびに1から3個の窒素原子を含む6員の芳香族ヘテロシクリルから選択され、前記アリールおよび芳香族ヘテロシクリルは、ハロ、OH、オキソ、CF、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)アルコキシ、−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、−(C〜C)アルキレン−OH、−NR1112、−(C〜C)アルキレン−NR1112、アリールおよび3員から10員のヘテロシクリルから独立に選択される1から3個の原子または基により置換されていてもよく、ここで、R11およびR12は、請求項1においてと同様に定義される、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
Yがメチレンであり、Rが、ハロ、(C1〜4)アルキル、(C〜C)アルコキシおよびCFから独立に選択される1から3個の原子または基によりそれぞれ置換されていてもよいフェニル、ピリジル、ピリミジル、ピリジジニルおよびピラジニルから選択される、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
Yがメチレンであり、Rが、フェニル、ピリジン−3−イルおよび6−メチル−ピリジン−3−イルから選択される、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
が存在せず、Rが、−(C〜C)アルキレン−O−C(O)R、−(C〜C)アルキレン−O−CO、−(C〜C)アルキレン−O−C(O)NR10および−(C〜C)アルキレン−O−P(O)(OH)から選択され、ここで、RおよびR10が請求項1においてと同様に定義される、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
がHであり、Rが存在しない、前記請求項のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
が存在せず、Rが、−(C〜C)アルキレン−O−C(O)R、−(C〜C)アルキレン−O−CO)、−(C〜C)アルキレン−O−C(O)NR10および−(C〜C)アルキレン−O−P(O)(OH)から選択され、ここで、RおよびR10が請求項1においてと同様に定義される、請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
Yが、メチレンであり、
が、CF、シクロプロピルおよびオキサゾールから選択され、
が、Hであり、
が、フェニル、ピリジン−3−イルおよび6−メチル−ピリジン−3−イルから選択され、
が、Hであり、
が、存在しない、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
式(Ic)の化合物もしくはその互変異性体または前記化合物もしくは互変異性体の薬学的に許容できる塩、溶媒和物もしくは多形体
【化2】

[式中、
Yは、メチレンであり、
およびRはそれぞれ独立に、H、ハロ、OH、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)アルコキシ、−NR、−CO、−C(O)NR、−C(O)NRSO、アリールおよび3員から10員のヘテロシクリルから選択されるか、
およびRは一緒になって、(C〜C)アルキレン結合を形成してよく、前記結合には、N、OおよびSからそれぞれ独立に選択される1または2個のヘテロ原子が導入されていてもよく、
は、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリールおよび3員から10員のヘテロシクリルから選択され、
は、R、−C(O)R、−COおよび−C(O)NR10から選択され、Rは存在しないか、
は、R、−C(O)R、−COおよび−C(O)NR10から選択され、Rは存在せず、
およびRはそれぞれ独立に、Hおよび(C〜C)アルキルから選択され、
は、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキルおよびフェニルから選択され、
およびR10はそれぞれ独立に、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、アリール、−(CH)アリールおよび3員から10員のヘテロシクリルから選択されるか、
およびR10は、それらが結合している窒素と一緒に、3員から10員のヘテロシクリル基を形成し、
ここで、前記アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アリールおよびヘテロシクリル基は、ハロ、OH、オキソ、CF、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)アルコキシ、−(C〜C)アルキレン−O−(C〜C)アルキル、−NH(C〜C)アルキル、−N((C〜C)アルキル)、アリールおよび3員から10員のヘテロシクリルから独立に選択される1個または複数の基により置換されていてもよく、
ただし、RおよびRがHであり、ZおよびR5が存在しない場合、
(a)Y−Rがエチルであるときには、Rはメチルではなく、
(b)Y−Rがメチルであるときには、RはHまたはメチルではない]。
【請求項22】
およびRがそれぞれ独立に、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、−COH、−CO(C〜C)アルキルおよび−C(O)NH(C〜C)アルキレン(C〜C)シクロアルキルから選択されるか、RおよびRが一緒になって、(C〜C)アルキレン結合を形成してよい請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
が、H、メチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、−COH、−COCHおよび−C(O)NH(CH)シクロプロピルから選択され、Rが、Hおよびメチルから選択されるか、RおよびRが一緒になって、C−アルキレン結合を形成してよい、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
が、ハロ、OH、オキソ、CF、CN、(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、−NH(C〜C)アルキル、−N((C〜C)アルキル)、アリールおよび3員から10員のヘテロシクリルから独立に選択される1個または複数の基により置換されていてもよいアリールである、請求項21から23に記載の化合物。
【請求項25】
が、ハロおよびCFから独立に選択される1個または複数の基により置換されていてもよいフェニルである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
4−アミノ−1−ベンジル−6−シクロプロピル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−オン、
4−アミノ−1−ベンジル−6−オキサゾール−2−イル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−オンおよび
4−アミノ−1−ベンジル−6−トリフルオロメチル−1,3−ジヒドロ−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−2−オン
または前記化合物の薬学的に許容できる塩もしくは溶媒和物から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項27】
前記請求項のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または前記化合物の薬学的に許容できる塩もしくは溶媒和物を1種または複数の薬学的に許容できる賦形剤と共に含む医薬組成物。
【請求項28】
1種または複数の追加の治療薬を包含する、請求項27に記載の医薬組成物。
【請求項29】
1種または複数の前記追加の治療活性薬が、HCV NS3Aタンパク質、HCV NS5Aタンパク質、HCV NS4Bタンパク質、HCVポリメラーゼ、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVヘリカーゼおよびp7タンパク質の阻害剤から選択される、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項30】
医薬品として使用するための請求項1から26のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または前記化合物の薬学的に許容できる塩もしくは溶媒和物。
【請求項31】
TLR7受容体の変調が関係している障害または状態を治療するための請求項1から26のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または前記化合物の薬学的に許容できる塩もしくは溶媒和物。
【請求項32】
前記障害または状態が、アデノウイルス、ヘルペスウイルス、ポックスウイルス、オルトミクソウイルス、パラミクソウイルス、コロナウイルス、パポバウイルス、パピローマウイルス、ヘパドナウイルス、フラビウイルス、レトロウイルスおよびフィロウイルスから選択されるウイルス感染である、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
前記障害または状態がC型肝炎である、請求項31に記載の化合物。
【請求項34】
TLR7受容体の変調が関係している障害または状態を治療するための医薬品の調製における請求項1から26のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または前記化合物の薬学的に許容できる塩もしくは溶媒和物の使用。
【請求項35】
哺乳動物において、TLR7受容体の変調が関係している障害または状態を治療する方法であって、前記哺乳動物に、治療有効量の請求項1から26のいずれか一項に記載の式(I)の化合物または前記化合物の薬学的に許容できる塩もしくは溶媒和物を投与することを含む方法。
【請求項36】
式(I)の化合物
【化3】

を調製するプロセスであって
[ここで、式I、XVIII、XVIIIa、XIX、XIXa、XXa、XXb、XIV、XV、LIVおよびLXIIIのそれぞれにおいて、Y−Rは請求項14においてと同様に定義され、Rは請求項2においてと同様に定義され、Rは請求項10においてと同様に定義され、PGおよびPGは窒素保護剤であり、R13は(C1〜6)アルキルである]、
(a)式(XVIII)または(XVIIIa)の化合物をカルボニル供与剤と反応させて、
【化4】

対応する式(XIX)または(XIXa)の化合物を形成し、
【化5】

続いて、式(XIX)または(XIXa)の化合物を脱保護するか、
(b)式(XXa)の化合物を還元して、
【化6】

式(XXb)の化合物を形成し、
【化7】

次いで、プロトン酸で処理することにより、式(XXb)の化合物を環化するか、
(C)式(XIV)の化合物を還元して、
【化8】

式(XV)の化合物を形成し、
【化9】

次いで、カルボニル部分の存在下に、式(XV)の化合物を環化するか、
(e)アジ化ジフェニルホスホニルの存在下に、式(LIV)の化合物を環化して、前記の対応する式(XIXA)の化合物にし、続いて、アミノ保護基を脱保護するか、
【化10】

(f)式(LXIII)の化合物を加水分解すること
【化11】

を含むプロセス。
【請求項37】
Y−Rが請求項14においてと同様に定義され、Rが請求項2においてと同様に定義され、Rが請求項10においてと同様に定義され、PGおよびPGが窒素保護剤であり、R13が(C1〜6)アルキルである、式XVIII、XVIIIa、XIX、XIXa、XXa、XXb、XIV、XV、LIVおよびLXIIIの化合物。
【請求項38】
Y−Rが請求項15または16においてと同様に定義され、Rが請求項4から6のいずれか一項においてと同様に定義され、RがHまたはメチルであり、PGおよびPGが窒素保護剤であり、R13が(C1〜6)アルキルである、式XVIII、XVIIIa、XIX、XIXa、XXa、XXb、XIV、XV、LIVおよびLXIIIの化合物。

【公表番号】特表2009−528989(P2009−528989A)
【公表日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−554875(P2008−554875)
【出願日】平成19年2月5日(2007.2.5)
【国際出願番号】PCT/IB2007/000368
【国際公開番号】WO2007/093901
【国際公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(597014501)ファイザー・リミテッド (107)
【氏名又は名称原語表記】Pfizer Limited
【住所又は居所原語表記】Ramsgate Road, Sandwich, Kent, England
【Fターム(参考)】