説明

TRPM8モジュレーターとしてのスルホンアミド

開示されたものは、疼痛を含む、様々な疾患、症候群、病的状態及び障害を処置するための化合物、組成物及び方法である。かかる化合物は、以下のように式(I)及び式(II)により表される。
【化1】


式中、Y、R1、R2、R3、R4、RA及びRBは、本明細書に定義される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物であって、
【化1】

式中、
Yは、
(i)H、
(ii)ブロモ、
(iii)クロロ、
(iv)フルオロ、
(v)ヨード、
(vi)C3〜6シクロアルキル、
(vii)C1〜6アルキル、又は、
(viii)クロロ、フルオロ、ブロモ及びC1〜4アルキルから独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換されるフェニルであり、
1は、
(i)C3〜6シクロアルキル、
(ii)1個のC6〜10アリール基で置換され、及び、所望によりヒドロキシ及びオキソからなる群から選択される1個の追加的な置換基で置換されるC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、所望により1〜3個のフルオロ置換基で置換されるC1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、アミノカルボニル、C1〜3アルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜3)アルキルアミノカルボニル、所望により1〜3個のフルオロ置換基で置換されるC1〜3アルキルスルホニル、ニトロ、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、ジ(C1〜3)アルキルアミノ又はC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、前記置換基のうちの2個以下は、1〜3個のフルオロ置換基で置換されたC1〜4アルコキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、アミノカルボニル、C1〜3アルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜3)アルキルアミノカルボニル、所望により1〜3個のフルオロ置換基で置換されるC1〜3アルキルスルホニル、ニトロ、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、ジ(C1〜3)アルキルアミノ及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(iii)フェニルで置換されたC1〜6アルキル[ここで、フェニルは4若しくは5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iv)所望によりC3〜6シクロアルキル若しくはトリフルオロメチルで置換されるC1〜6アルキル、あるいは、
(v)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたC1〜6アルキルであり、
2は、
(i)水素、
(ii)フルオロ、
(iii)クロロ、
(iv)メトキシ、又は、
(v)メチルであり、
3は、
(i)水素、
(ii)フルオロ、
(iii)クロロ、又は、
(iv)メチルであり、
4は、
(i)水素、
(ii)C1〜6アルキル、
(iii)トリフルオロメチル、
(iv)C1〜4アルコキシ、
(v)ブロモ、
(iv)クロロ、
(vii)フルオロ、又は、
(viii)ヒドロキシであり、
Aは、トリフルオロメチル、C1〜3アルコキシ、C1〜3アルコキシカルボニル、ヒドロキシ及びフェニルからなる群から選択される置換基で末端炭素原子が所望により置換されるC1〜6アルキル[ここで、フェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ及びトリフルオロメチルからなる群から選択される1〜2個の置換基で所望により置換される]及びヒドロキシであり、
Bは水素又はC1〜6アルキルであり、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S及びS(O2)からなる群から選択される1個のヘテロ原子を含有する6若しくは7員環を形成し[ここで、前記環は、1〜2個のC1〜3アルキル置換基で所望により置換される]、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、所望により1個の追加的N原子を含有する環を形成して、
(i)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、3−トリフルオロメチル、1〜2個のC1〜4アルキル置換基、3−オキソ、3−C1〜4アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるアゼチジン−1−イル[ここで、フェニル及びフェニルメチルのフェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ及びトリフルオロメチルからなる群から選択される1〜2個の置換基で所望により独立して置換される]、
(ii)ピペラジン−1−イル[ここで、ピペラジニル窒素はRCで置換され、ピペラジン−1−イルは、C1〜3アルキル又は3−オキソで炭素原子が所望により置換される]、
(iii)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ、3−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のC1〜4アルキル置換基、3−オキソ、3−C1〜4アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピロリジン−1−イル[ここで、フェニル及びフェニルメチルのフェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ及びトリフルオロメチルからなる群から選択される1〜2個の置換基で所望により独立して置換される]、あるいは、
(iv)3,3−ジフルオロ、4,4−ジフルオロ、3−若しくは4−ヒドロキシ、3−若しくは4−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のC1〜4アルキル置換基、3−若しくは4−C1〜4アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピペリジン−1−イル[ここで、フェニル及びフェニルメチルのフェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ及びトリフルオロメチルからなる群から選択される1〜2個の置換基で所望により独立して置換される]、
[ここで、前記ピロリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル又はピペリジン−1−イル環は、所望によりベンゾ縮合して、
【化2】

からなる群から選択されるベンゾ縮合ヘテロシクリルを形成する
(ここで、(a)、(b)及び(c)は1〜2個のメチル置換基で前記環のヘテロシクリル部分が所望により置換され、
あるいは、ベンゾ縮合したヘテロシクリル(a)、(b)若しくは(c)のヘテロシクリル部分は非置換であり、前記環のベンゾ部分は、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、トリフルオロメチル、シアノ、C1〜4アルキルカルボニル及びメトキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で所望により置換され、但し、前記置換基のうちの1個以下はC1〜4アルキルカルボニルである)]
(v)[1,4]ジアゼパン−1−イル[ここで、前記ジアゼパン−1−イルの4−窒素はRCで置換される(ここで、[1,4]ジアゼパン−1−イルは、1〜2個のC1〜3アルキル置換基で、又は、3−若しくは5−オキソで、炭素原子が所望により置換される)]、あるいは、
(vi)[1,4]ジアゼパン−5−イル[ここで、前記[1,4]ジアゼパン−5−イルの1−窒素はRCで置換され、[1,4]ジアゼパン−5−イルは、1〜2個のC1〜3アルキル置換基で炭素原子が所望により置換される]を形成し、
Cは、
(i)水素、
(ii)C1〜6アルキル、
(iii)C3〜6シクロアルキル、
(iv)メチル、メトキシ、ヒドロキシ、クロロ、フルオロ、ブロモ及びトリフルオロメチルからなる群から選択される1〜2個の置換基で所望により独立して置換されるフェニル、
(v)フェニルメチル、
(vi)C1〜6アルキルカルボニル、
(vii)C3〜6シクロアルキルカルボニル、
(viii)C1〜6アルキルスルホニル、
(ix)フェニルカルボニル、又は、
(x)フェニルスルホニルである
[ここで、前記フェニルメチル、フェニルカルボニル及びフェニルスルホニルのフェニルは、メチル、メトキシ、ヒドロキシ、クロロ、フルオロ、ブロモ及びトリフルオロメチルからなる群から選択される1〜2個の置換基で所望により独立して選択される]、
上記化合物、並びに、これらの鏡像異性体、ジアステレオマー及び製薬上許容できる塩。
【請求項2】
Yが水素、ブロモ、クロロ、フルオロ、ヨード、C3〜6シクロアルキル又はC1〜4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Yが水素、メチル、イソプロピル、クロロ、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はブロモである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Yが水素、メチル、イソプロピル、クロロ又はブロモである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
1が、
(i)C3〜6シクロアルキル、
(ii)1個のC6〜10アリール基で置換されたC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、所望により1〜3個のフルオロ置換基で置換されるC1〜3アルキルスルホニル、ニトロ及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、前記置換基のうちの2個以下は、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、C1〜3アルキルスルホニル、ニトロ及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(iii)フェニルで置換されたC1〜6アルキル[ここで、フェニルは4若しくは5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iv)シクロプロピル又はトリフルオロメチルで所望により置換されるC1〜3アルキル、あるいは、
(v)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたメチレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
1が、
(i)1個のC6〜10アリール基で置換されたC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、前記置換基のうちの2個以下は、C1〜4アルコキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(ii)フェニルで置換されたC1〜3アルキル[ここで、フェニルは4又は5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iii)シクロプロピル又はトリフルオロメチルで所望により置換されるC1〜3アルキル、あるいは、
(iv)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたメチレンである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
2が水素又はフルオロである、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
3が水素又はフルオロである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
4が水素、フルオロ又はメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
2、R3及びR4が水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
Aが、トリフルオロメチル、メトキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルコキシカルボニル及びフェニルからなる群から選択される置換基で末端炭素原子が所望により置換されるC1〜4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
Bが水素又はC1〜4アルキルであり、
あるいは、RA及びRBがこれらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S及びS(O2)からなる群から選択される1個のヘテロ原子を含有する6員環を形成し[ここで、前記環は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換される]、
あるいは、RA及びRBがこれらが結合している窒素原子と一緒になって、所望により1個の追加的N原子を含有する環を形成して、
(i)3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ又はヒドロキシメチルで所望により置換されるアゼチジン−1−イル、
(ii)ピペラジン−1−イル[ここで、ピペラジニル窒素はRCで置換され、ピペラジン−1−イルは3−オキソで炭素原子が所望により置換され、RCは水素、メチル、フェニル又はC1〜3アルキルカルボニルである]、
(iii)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシで、又は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換されるピロリジン−1−イル、あるいは、
(iv)3,3−ジフルオロ、4,4−ジフルオロ、3−若しくは4−ヒドロキシ、3−若しくは4−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のメチル置換基、3−若しくは4−C1〜2アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピペリジン−1−イル
[ここで、前記ピペリジン−1−イル環は所望によりベンゾ縮合して、ベンゾ縮合したヘテロシクリル環(b)を形成する]
【化3】

あるいは、
(v)[1,4]ジアゼパン−1−イル[ここで、前記ジアゼパン−1−イルの4−窒素はRCで置換され、[1,4]ジアゼパン−1−イルは3−若しくは5−オキソで炭素原子が所望により置換される]を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
式(I)の化合物であって、
【化4】

式中、
Yは、水素、ブロモ、クロロ、フルオロ、ヨード、C3〜6シクロアルキル又はC1〜4アルキルであり、
1は、
(i)C3〜6シクロアルキル、
(ii)1個のC6〜10アリール基で置換されたC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、所望により1〜3個のフルオロ置換基で置換されるC1〜3アルキルスルホニル、ニトロ及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、前記置換基のうちの2個以下は、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、C1〜3アルキルスルホニル、ニトロ及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(iii)フェニルで置換されたC1〜6アルキル[ここで、フェニルは4若しくは5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iv)シクロプロピル又はトリフルオロメチルで所望により置換されるC1〜3アルキル、あるいは、
(v)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたメチレンであり、
2は、
(i)水素、又は、
(ii)フルオロであり、
3は、
(i)水素、又は、
(ii)フルオロであり、
4は、
(i)水素、
(ii)メチル、又は、
(iii)フルオロであり、
Aは、トリフルオロメチル、メトキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルコキシカルボニル及びフェニルからなる群から選択される置換基で末端炭素原子が所望により置換されるC1〜4アルキルであり、
Bは水素又はC1〜4アルキルであり、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S及びS(O2)からなる群から選択される1個のヘテロ原子を含有する6員環を形成し[ここで、前記環は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換される]、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、所望により1個の追加的N原子を含有する環を形成して、
(i)3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ又はヒドロキシメチルで所望により置換されるアゼチジン−1−イル、
(ii)ピペラジン−1−イル[ここで、ピペラジニル窒素はRCで置換され、ピペラジン−1−イルは3−オキソで炭素原子が所望により置換され、RCは水素、メチル、フェニル又はC1〜3アルキルカルボニルである]、
(iii)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシで、又は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換されるピロリジン−1−イル、あるいは、
(iv)3,3−ジフルオロ、4,4−ジフルオロ、3−若しくは4−ヒドロキシ、3−若しくは4−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のメチル置換基、3−若しくは4−C1〜2アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピペリジン−1−イル
[ここで、前記ピペリジン−1−イル環は所望によりベンゾ縮合して、ベンゾ縮合したヘテロシクリル環(b)を形成する]、
【化5】

あるいは、
(v)[1,4]ジアゼパン−1−イル[ここで、前記ジアゼパン−1−イルの4−窒素はRCで置換され、[1,4]ジアゼパン−1−イルは3−若しくは5−オキソで炭素原子が所望により置換される]を形成する、
上記化合物、並びに、これらの鏡像異性体、ジアステレオマー及び製薬上許容できる塩。
【請求項14】
式(I)の化合物であって、
【化6】

式中、
Yは、水素、メチル、イソプロピル、クロロ、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はブロモであり、
1は、
(i)1個のC6〜10アリール基で置換されたC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、前記置換基のうちの2個以下は、C1〜4アルコキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(ii)フェニルで置換されたC1〜3アルキル[ここで、フェニルは4又は5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iii)シクロプロピル又はトリフルオロメチルで所望により置換されるC1〜3アルキル、
(iv)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたメチレンであり、
2は、
(i)水素、又は、
(ii)フルオロであり、
3は、
(i)水素、又は、
(ii)フルオロであり、
4は、
(i)水素、
(ii)メチル、又は、
(iii)フルオロであり、
Aは、トリフルオロメチル、メトキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルコキシカルボニル及びフェニルからなる群から選択される置換基で末端炭素原子が所望により置換されるC1〜4アルキルであり、
Bは水素又はC1〜4アルキルであり、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S及びS(O2)からなる群から選択される1個のヘテロ原子を含有する6員環を形成し[ここで、前記環は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換される]、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、所望により1個の追加的N原子を含有する環を形成して、
(i)3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ又はヒドロキシメチルで所望により置換されるアゼチジン−1−イル、
(ii)ピペラジン−1−イル[ここで、ピペラジニル窒素はRCで置換され、ピペラジン−1−イルは3−オキソで炭素原子が所望により置換され、RCは水素、メチル、フェニル又はC1〜3アルキルカルボニルである]、
(iii)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシで、又は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換されるピロリジン−1−イル、あるいは、
(iv)3,3−ジフルオロ、4,4−ジフルオロ、3−若しくは4−ヒドロキシ、3−若しくは4−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のメチル置換基、3−若しくは4−C1〜2アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピペリジン−1−イル
[ここで、前記ピペリジン−1−イル環は所望によりベンゾ縮合して、ベンゾ縮合したヘテロシクリル環(b)を形成する]
【化7】

あるいは、
(v)[1,4]ジアゼパン−1−イル[ここで、前記ジアゼパン−1−イルの4−窒素はRCで置換され、[1,4]ジアゼパン−1−イルは3−若しくは5−オキソで炭素原子が所望により置換される]を形成する、
上記化合物、並びに、これらの鏡像異性体、ジアステレオマー及び製薬上許容できる塩。
【請求項15】
式(I)の化合物であって、
【化8】

式中、
Yは、水素、メチル、イソプロピル、クロロ又はブロモであり、
1は、
(i)1個のC6〜10アリール基で置換されたC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、前記置換基のうちの2個以下は、C1〜4アルコキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(ii)フェニルで置換されたC1〜3アルキル[ここで、フェニルは4又は5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iii)シクロプロピル又はトリフルオロメチルで所望により置換されるC1〜3アルキル、あるいは、
(iv)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたメチレンであり、
2、R3及びR4は水素であり、
Aは、トリフルオロメチル、メトキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルコキシカルボニル及びフェニルからなる群から選択される置換基で末端炭素原子が所望により置換されるC1〜4アルキルであり、
Bは水素又はC1〜4アルキルであり、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S及びS(O2)からなる群から選択される1個のヘテロ原子を含有する6員環を形成し[ここで、前記環は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換される]、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、所望により1個の追加的N原子を含有する環を形成して、
(i)3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ又はヒドロキシメチルで所望により置換されるアゼチジン−1−イル、
(ii)ピペラジン−1−イル[ここで、ピペラジニル窒素はRCで置換され、ピペラジン−1−イルは3−オキソで炭素原子が所望により置換され、RCは水素、メチル、フェニル又はC1〜3アルキルカルボニルである]、
(iii)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシで、又は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換されるピロリジン−1−イル、あるいは、
(iv)3,3−ジフルオロ、4,4−ジフルオロ、3−若しくは4−ヒドロキシ、3−若しくは4−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のメチル置換基、3−若しくは4−C1〜2アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピペリジン−1−イル
[ここで、前記ピペリジン−1−イル環は所望によりベンゾ縮合して、ベンゾ縮合したヘテロシクリル環(b)を形成する]、
【化9】

あるいは、
(v)[1,4]ジアゼパン−1−イル[ここで、前記ジアゼパン−1−イルの4−窒素はRCで置換され、[1,4]ジアゼパン−1−イルは3−若しくは5−オキソで炭素原子が所望により置換される]を形成する、
上記化合物、並びに、これらの鏡像異性体、ジアステレオマー及び製薬上許容できる塩。
【請求項16】
式(II)の化合物であって、
【化10】

式中、
Yは、
(i)水素、
(ii)ブロモ、
(iii)クロロ、
(iv)C1〜4アルキル、又は、
(v)クロロ、フルオロ、ブロモ及びC1〜4アルキルから独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換されるフェニルであり、
1は、
(i)C3〜6シクロアルキル、
(ii)1個のC6〜10アリール基で置換され、及び、所望によりヒドロキシ又はオキソから選択される1個の追加的な置換基で置換されるC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、所望により1〜3個のフルオロ置換基で置換されるC1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、アミノカルボニル、C1〜3アルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜3)アルキルアミノカルボニル、所望により1〜3個のフルオロ置換基で置換されるC1〜3アルキルスルホニル、ニトロ、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、ジ(C1〜3)アルキルアミノ又はC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、前記置換基のうちの2個以下は、1〜3個のフルオロ置換基で置換されたC1〜4アルコキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、アミノカルボニル、C1〜3アルキルアミノカルボニル、ジ(C1〜3)アルキルアミノカルボニル、所望により1〜3個のフルオロ置換基で置換されるC1〜3アルキルスルホニル、ニトロ、アミノ、C1〜3アルキルアミノ、ジ(C1〜3)アルキルアミノ及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(iii)フェニルで置換されたC1〜6アルキル[ここで、フェニルは4若しくは5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iv)所望によりC3〜6シクロアルキル若しくはトリフルオロメチルで置換されるC1〜6アルキル、あるいは、
(v)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたC1〜6アルキルであり、
2は、
(i)水素、
(ii)フルオロ、
(iii)クロロ、
(iv)メトキシ、又は、
(v)メチルであり、
3は、
(i)水素、
(ii)フルオロ、
(iii)クロロ、又は、
(iv)メチルであり、
4は、
(i)水素、
(ii)C1〜6アルキル、
(iii)トリフルオロメチル、
(iv)C1〜4アルコキシ、
(v)ブロモ、
(iv)クロロ、
(vii)フルオロ、又は、
(viii)ヒドロキシであり、
Aは、トリフルオロメチル、C1〜3アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルコキシカルボニル及びフェニルからなる群から選択される置換基で末端炭素原子が所望により置換されるC1〜6アルキルであり、
Bは水素又はC1〜6アルキルであり、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S及びS(O2)からなる群から選択される1個のヘテロ原子を含有する6若しくは7員環を形成し[ここで、前記環は、1〜2個のC1〜3アルキル置換基で所望により置換される]、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、所望により1個の追加的N原子を含有する環を形成して、
(i)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、3−トリフルオロメチル、1〜2個のC1〜4アルキル置換基、3−オキソ、3−C1〜4アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるアゼチジン−1−イル[ここで、フェニル及びフェニルメチルのフェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ及びトリフルオロメチルからなる群から選択される1〜2個の置換基で所望により独立して置換される]、
(ii)ピペラジン−1−イル[ここで、ピペラジニル窒素はRCで置換され、ピペラジン−1−イルは、C1〜3アルキル又は3−オキソで炭素原子が所望により置換される]、
(iii)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ、3−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のC1〜4アルキル置換基、3−オキソ、3−C1〜4アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピロリジン−1−イル[ここで、フェニル及びフェニルメチルのフェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ及びトリフルオロメチルからなる群から選択される1〜2個の置換基で所望により独立して置換される]、あるいは、
(iv)3,3−ジフルオロ、4,4−ジフルオロ、3−若しくは4−ヒドロキシ、3−若しくは4−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のC1〜4アルキル置換基、3−若しくは4−C1〜4アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピペリジン−1−イル[ここで、フェニル及びフェニルメチルのフェニルは、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ及びトリフルオロメチルからなる群から選択される1〜2個の置換基で所望により独立して置換される]、
[ここで、前記ピロリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル又はピペリジン−1−イル環は、所望によりベンゾ縮合して、
【化11】

からなる群から選択されるベンゾ縮合ヘテロシクリルを形成する
(ここで、(a)、(b)及び(c)は1〜2個のメチル置換基で前記環のヘテロシクリル部分が所望により置換され、
あるいは、ベンゾ縮合したヘテロシクリル(a)、(b)若しくは(c)のヘテロシクリル部分は非置換であり、前記環のベンゾ部分は、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、メチル、トリフルオロメチル、シアノ、C1〜4アルキルカルボニル及びメトキシからなる群から独立して選択される1〜2個の置換基で所望により置換され、但し、前記置換基のうちの1個以下はカルボキシ若しくはC1〜4アルキルカルボニルである)]、
(v)[1,4]ジアゼパン−1−イル[ここで、前記ジアゼパン−1−イルの4−窒素はRCで置換される(ここで、[1,4]ジアゼパン−1−イルは、1〜2個のC1〜3アルキル置換基で、又は、3−若しくは5−オキソで、炭素原子が所望により置換される)]、
(vi)[1,4]ジアゼパン−5−イル[ここで、前記[1,4]ジアゼパン−5−イルの1−窒素はRCで置換され、[1,4]ジアゼパン−5−イルは、1〜2個のC1〜3アルキル置換基で炭素原子が所望により置換される]を形成し、
Cは、
(i)水素、
(ii)C1〜6アルキル、
(iii)C3〜6シクロアルキル、
(iv)メチル、メトキシ、ヒドロキシ、クロロ、フルオロ、ブロモ及びトリフルオロメチルからなる群から選択される1〜2個の置換基で所望により独立して置換されるフェニル、
(v)フェニルメチル、
(vi)C1〜6アルキルカルボニル、
(vii)C3〜6シクロアルキルカルボニル、
(viii)C1〜6アルキルスルホニル、
(ix)フェニルカルボニル、又は、
(x)フェニルスルホニルである
[ここで、フェニルメチル、フェニルカルボニル及びフェニルスルホニルのフェニルは、メチル、メトキシ、ヒドロキシ、クロロ、フルオロ、ブロモ及びトリフルオロメチルからなる群から選択される1〜2個の置換基で所望により独立して選択される]、
上記化合物、並びに、これらの鏡像異性体、ジアステレオマー及び製薬上許容できる塩。
【請求項17】
Yが水素、ブロモ、クロロ、フルオロ又はC1〜4アルキルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
Yが水素、メチル、クロロ又はブロモである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
Yが水素である、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
1が、
(i)C3〜6シクロアルキル、
(ii)1個のC6〜10アリール基で置換されたC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、所望により1〜3個のフルオロ置換基で置換されるC1〜3アルキルスルホニル、ニトロ及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、前記置換基のうちの2個以下は、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、C1〜3アルキルスルホニル、ニトロ及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(iii)フェニルで置換されたC1〜6アルキル[ここで、フェニルは4若しくは5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iv)シクロプロピル又はトリフルオロメチルで所望により置換されるC1〜3アルキル、あるいは、
(v)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたメチレンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
1が、
(i)1個のC6〜10アリール基で置換されたC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、前記置換基のうちの2個以下は、C1〜4アルコキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(ii)フェニルで置換されたC1〜3アルキル[ここで、フェニルは4又は5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iii)シクロプロピル又はトリフルオロメチルで所望により置換されるC1〜3アルキル、あるいは、
(iv)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたメチレンである、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
2が水素又はフルオロである、請求項14に記載の化合物。
【請求項23】
3が水素又はフルオロである、請求項14に記載の化合物。
【請求項24】
4が水素、フルオロ又はメチルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項25】
2、R3及びR4が水素である、請求項14に記載の化合物。
【請求項26】
Aが、トリフルオロメチル、メトキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルコキシカルボニル及びフェニルからなる群から選択される置換基で末端炭素原子が所望により置換されるC1〜4アルキルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項27】
Bが水素又はC1〜4アルキルであり、
あるいは、RA及びRBがこれらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S及びS(O2)からなる群から選択される1個のヘテロ原子を含有する6員環を形成し[ここで、前記環は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換される]、
あるいは、RA及びRBがこれらが結合している窒素原子と一緒になって、所望により1個の追加的N原子を含有する環を形成して、
(i)3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ又はヒドロキシメチルで所望により置換されるアゼチジン−1−イル、
(ii)ピペラジン−1−イル[ここで、ピペラジニル窒素はRCで置換され、ピペラジン−1−イルは3−オキソで炭素原子が所望により置換され、RCは水素、メチル、フェニル又はC1〜3アルキルカルボニルである]、
(iii)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシで、又は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換されるピロリジン−1−イル、あるいは、
(iv)3,3−ジフルオロ、4,4−ジフルオロ、3−若しくは4−ヒドロキシ、3−若しくは4−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のメチル置換基、3−若しくは4−C1〜2アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピペリジン−1−イル
[ここで、ピペリジン−1−イル環は所望によりベンゾ縮合して、ベンゾ縮合したヘテロシクリル環(b)を形成する]
【化12】

あるいは、
(v)[1,4]ジアゼパン−1−イル[ここで、前記ジアゼパン−1−イルの4−窒素はRCで置換され、[1,4]ジアゼパン−1−イルは3−若しくは5−オキソで炭素原子が所望により置換される]を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
式(II)の化合物であって、
【化13】

式中、
Yは、水素、ブロモ、クロロ、フルオロ又はC1〜4アルキルであり、
1は、
(i)C3〜6シクロアルキル、
(ii)1個のC6〜10アリール基で置換されたC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、所望により1〜3個のフルオロ置換基で置換されるC1〜3アルキルスルホニル、ニトロ及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、2個以下の前記置換基は、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルコキシカルボニル、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル、C1〜3アルキルスルホニル、ニトロ及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(iii)フェニルで置換されたC1〜6アルキル[ここで、フェニルは4若しくは5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iv)シクロプロピル又はトリフルオロメチルで所望により置換されるC1〜3アルキル、あるいは、
(v)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたメチレンであり、
2は、
(i)水素、又は、
(ii)フルオロであり、
3は、
(i)水素、又は、
(ii)フルオロであり、
4は、
(i)水素、
(ii)メチル、又は、
(iii)フルオロであり、
Aは、トリフルオロメチル、メトキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルコキシカルボニル及びフェニルからなる群から選択される置換基で末端炭素原子が所望により置換されるC1〜4アルキルであり、
Bは水素又はC1〜4アルキルであり、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S及びS(O2)からなる群から選択される1個のヘテロ原子を含有する6員環を形成し[ここで、前記環は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換される]、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、所望により1個の追加的N原子を含有する環を形成して、
(i)3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ又はヒドロキシメチルで所望により置換されるアゼチジン−1−イル、
(ii)ピペラジン−1−イル[ここで、ピペラジニル窒素はRCで置換され、ピペラジン−1−イルは3−オキソで炭素原子が所望により置換され、RCは水素、メチル、フェニル又はC1〜3アルキルカルボニルである]、
(iii)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシで、又は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換されるピロリジン−1−イル、あるいは、
(iv)3,3−ジフルオロ、4,4−ジフルオロ、3−若しくは4−ヒドロキシ、3−若しくは4−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のメチル置換基、3−若しくは4−C1〜2アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピペリジン−1−イル
[ここで、前記ピペリジン−1−イル環は所望によりベンゾ縮合して、ベンゾ縮合したヘテロシクリル環(b)を形成する]
【化14】

あるいは、
(v)[1,4]ジアゼパン−1−イル[ここで、前記ジアゼパン−1−イルの4−窒素はRCで置換され、[1,4]ジアゼパン−1−イルは3−若しくは5−オキソで炭素原子が所望により置換される]を形成する、
上記化合物、並びに、これらの鏡像異性体、ジアステレオマー及び製薬上許容できる塩。
【請求項29】
式(II)の化合物であって、
【化15】

式中、
Yは、水素、メチル、クロロ又はブロモであり、
1は、
(i)1個のC6〜10アリール基で置換されたC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、2個以下の前記置換基は、C1〜4アルコキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(ii)フェニルで置換されたC1〜3アルキル[ここで、フェニルは4又は5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iii)シクロプロピル又はトリフルオロメチルで所望により置換されるC1〜3アルキル、あるいは、
(iv)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたメチレンであり、
2は、
(i)水素、又は、
(ii)フルオロであり、
3は、
(i)水素、又は、
(ii)フルオロであり、
4は、
(i)水素、
(ii)メチル、又は、
(iii)フルオロであり、
Aは、トリフルオロメチル、メトキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルコキシカルボニル及びフェニルからなる群から選択される置換基で末端炭素原子が所望により置換されるC1〜4アルキルであり、
Bは水素又はC1〜4アルキルであり、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S及びS(O2)からなる群から選択される1個のヘテロ原子を含有する6員環を形成し[ここで、前記環は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換される]、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、所望により1個の追加的N原子を含有する環を形成して、
(i)3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ又はヒドロキシメチルで所望により置換されるアゼチジン−1−イル、
(ii)ピペラジン−1−イル[ここで、ピペラジニル窒素はRCで置換され、ピペラジン−1−イルは3−オキソで炭素原子が所望により置換され、RCは水素、メチル、フェニル又はC1〜3アルキルカルボニルである]、
(iii)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシで、又は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換されるピロリジン−1−イル、あるいは、
(iv)3,3−ジフルオロ、4,4−ジフルオロ、3−若しくは4−ヒドロキシ、3−若しくは4−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のメチル置換基、3−若しくは4−C1〜2アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピペリジン−1−イル
[ここで、前記ピペリジン−1−イル環は所望によりベンゾ縮合して、ベンゾ縮合したヘテロシクリル環(b)を形成する]
【化16】

あるいは、
(v)[1,4]ジアゼパン−1−イル[ここで、前記ジアゼパン−1−イルの4−窒素はRCで置換され、[1,4]ジアゼパン−1−イルは3−若しくは5−オキソで炭素原子が所望により置換される]を形成する、
上記化合物、並びに、これらの鏡像異性体、ジアステレオマー及び製薬上許容できる塩。
【請求項30】
式(II)の化合物であって、
【化17】

式中、
Yは水素であり、
1は、
(i)1個のC6〜10アリール基で置換されたC1〜6アルキル[ここで、前記C6〜10アリール基は、クロロ、フルオロ、ブロモ、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から独立して選択される1〜3個の置換基で所望により置換され、但し、2個以下の前記置換基は、C1〜4アルコキシ、C1〜3アルキルチオ、トリフルオロメチルチオ、シアノ、トリフルオロメチル及びC1〜3アルキルカルボニルからなる群から選択される]、
(ii)フェニルで置換されたC1〜3アルキル[ここで、フェニルは4又は5個のフルオロ置換基で置換されるか、又は、フェニルはメトキシ及び3〜4個のフルオロ置換基で置換される]、
(iii)シクロプロピル又はトリフルオロメチルで所望により置換されるC1〜3アルキル、あるいは、
(iv)ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルで置換されたメチレンであり、
2、R3及びR4は水素であり、
Aは、トリフルオロメチル、メトキシ、ヒドロキシ、C1〜3アルコキシカルボニル及びフェニルからなる群から選択される置換基で末端炭素原子が所望により置換されるC1〜4アルキルであり、
Bは水素又はC1〜4アルキルであり、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、O、S及びS(O2)からなる群から選択される1個のヘテロ原子を含有する6員環を形成し[ここで、前記環は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換される]、
あるいは、RA及びRBはこれらが結合している窒素原子と一緒になって、所望により1個の追加的N原子を含有する環を形成して、
(i)3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシ又はヒドロキシメチルで所望により置換されるアゼチジン−1−イル、
(ii)ピペラジン−1−イル[ここで、ピペラジニル窒素はRCで置換され、ピペラジン−1−イルは3−オキソで炭素原子が所望により置換され、RCは水素、メチル、フェニル又はC1〜3アルキルカルボニルである]、
(iii)3−フルオロ、3,3−ジフルオロ、3−ヒドロキシで、又は、1〜2個のメチル置換基で所望により置換されるピロリジン−1−イル、あるいは、
(iv)3,3−ジフルオロ、4,4−ジフルオロ、3−若しくは4−ヒドロキシ、3−若しくは4−トリフルオロメチル、ヒドロキシメチル、1〜2個のメチル置換基、3−若しくは4−C1〜2アルコキシカルボニル、フェニル又はフェニルメチルで所望により置換されるピペリジン−1−イル
[ここで、前記ピペリジン−1−イル環は所望によりベンゾ縮合して、ベンゾ縮合したヘテロシクリル環(b)を形成する]
【化18】

又は、
(v)[1,4]ジアゼパン−1−イル[ここで、前記ジアゼパン−1−イルの4−窒素はRCで置換され、[1,4]ジアゼパン−1−イルは3−若しくは5−オキソで炭素原子が所望により置換される]を形成する、
上記化合物、並びに、これらの鏡像異性体、ジアステレオマー及び製薬上許容できる塩。
【請求項31】
式(I)の化合物であって、
【化19】

Yが水素であり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがn−プロピルであり、RBがn−プロピルである化合物、
Yが水素であり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、ピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがクロロであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、ピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがクロロであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがn−プロピルであり、RBがn−プロピルである化合物、
Yがブロモであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがn−プロピルであり、RBがn−プロピルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがn−プロピルであり、RBがn−プロピルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがメチルであり、RBがn−プロピルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがメチルであり、RBがイソプロピルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがエチルであり、RBがエチルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがメチルであり、RBが2−ヒドロキシエチルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがメチルであり、RBが2−メチル−プロピルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがメチルであり、RBがn−ブチルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAが水素であり、RBが3,3,3−トリフルオロプロピルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがメチルであり、RBがフェニルメチルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがn−ブチルであり、RBがn−ブチルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAが2−メチル−プロピルであり、RBが2−メチル−プロピルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがメチルであり、RBが2−フェニルエチルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、ピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4−メチルピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4−ヒドロキシピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、3,5−ジメチルピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、シス−2,6−ジメチルピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4−ヒドロキシメチル−ピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、3−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4−フェニルピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、ピペラジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、3−オキソ−ピペラジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4−メチル−ピペラジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4−メチルカルボニル−ピペラジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4−フェニル−ピペラジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、5−オキソ−[1,4]ジアゼパン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン−4−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、シス−2,6−ジメチル−モルホリン−4−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、チオモルホリン−4−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、2−メチルピロリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、3−ヒドロキシピロリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4−エトキシカルボニルピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4,4−ジフルオロピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、3,3−ジフルオロピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4−トリフルオロメチルピペリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、3,3−ジフルオロピロリジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イルを形成する化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAが水素であり、RBがエトキシカルボニル−メチルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAが水素であり、RBがメチルである化合物、
Yがメチルであり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがメチルであり、RBがメチルである化合物、
からなる群から選択される上記化合物、並びに、これらの鏡像異性体、ジアステレオマー及び製薬上許容できる塩。
【請求項32】
式(II)の化合物であって、
【化20】

Yが水素であり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがn−プロピルであり、RBがn−プロピルである式(II)の化合物、
Yが水素であり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン−4−イルを形成する式(II)の化合物、
Yが水素であり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、チオモルホリン−4−イルを形成する式(II)の化合物、
Yが水素であり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4−フェニル−ピペリジン−1−イルを形成する式(II)の化合物、
Yが水素であり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イルを形成する式(II)の化合物、
Yが水素であり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、3,3−ジフルオロ−アゼチジン−1−イルを形成する式(II)の化合物、
Yが水素であり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがn−ブチルであり、RBがn−ブチルである式(II)の化合物、
Yが水素であり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RAがメチルであり、RBがフェニルメチルである式(II)の化合物、
Yが水素であり、R1が4−トリフルオロメトキシフェニルメチルであり、R2、R3及びR4がHであり、RA及びRBがこれらの両方が結合している窒素原子と一緒になって、4−メチルカルボニル−ピペラジン−1−イルを形成する式(II)の化合物、
からなる群から選択される上記化合物、並びに、これらの鏡像異性体、ジアステレオマー及び製薬上許容できる塩。
【請求項33】
請求項1又は14に記載の化合物と、製薬上許容できるキャリア、製薬上許容できる賦形剤、及び製薬上許容できる希釈剤のうちの少なくとも1つと、を含む、医薬組成物。
【請求項34】
前記組成物が固体の、経口投与形態である、請求項33に記載の医薬組成物。
【請求項35】
前記組成物がシロップ、エリキシル剤又は懸濁物である、請求項33に記載の医薬組成物。
【請求項36】
処置上有効な量の請求項1又は14に記載の化合物を、処置を必要とする被験体に投与することを含む、被験体の神経障害性疼痛の処置方法。
【請求項37】
前記神経障害性疼痛が、がん、神経性障害、脊髄又は末梢神経手術、脳腫瘍、外傷性脳損傷(TBI)、脊髄外傷、慢性疼痛症候群、線維筋痛、慢性疲労症候群、神経痛、狼瘡、サルコイドーシス、末梢神経障害、両側性末梢神経障害、糖尿病性神経障害、中心性疼痛、脊髄損傷に付随する神経障害、脳卒中、ALS、パーキンソン病、多発性硬化症、坐骨神経症、舌咽神経痛、末梢神経炎、多発性神経炎、断端痛、幻肢痛、骨折、口内神経障害性疼痛、シャルコー疼痛、複合性局所疼痛症候群I及びII(CRPS I/II)、神経根障害、ギラン・バレー症候群、知覚異常性大腿神経痛、口腔内灼熱症候群、視神経炎、発熱後神経炎、遊走性神経炎、分節性神経炎、Gombault神経炎、神経炎、頸腕神経痛、頭蓋神経痛、膝状体神経痛、舌咽神経痛、群発頭痛、特発性神経痛、肋間上腕神経痛、乳房神経痛、モートン神経痛、鼻毛様体神経痛、後頭部神経痛、紅神経痛、スルーダー神経痛、スプレノパラチン神経痛、眼窩上神経痛、外陰部痛又は発作性神経痛に起因する、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記神経障害性疼痛が、神経障害性寒冷異痛症である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記神経障害性寒冷異痛症が、脊髄及び末梢神経手術若しくは外傷、外傷性脳損傷(TBI)、三叉神経痛、ヘルペス後神経痛、灼熱痛、末梢神経障害、糖尿病性神経障害、中心性疼痛、脳卒中、末梢神経炎、多発性神経炎、複合性局所疼痛症候群I及びII(CRPS I/II)、又は神経根障害により生じる、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
処置上有効な量の請求項1又は14に記載の化合物を処置を必要とする被験体に投与することを含む、被験体の神経障害性寒冷異痛症の処置方法。
【請求項41】
請求項1又は14に記載の化合物と、製薬上許容できるキャリア、製薬上許容できる賦形剤、及び製薬上許容できる希釈剤のうちの少なくとも1つと、を含む、医薬組成物。

【公表番号】特表2012−512880(P2012−512880A)
【公表日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−542338(P2011−542338)
【出願日】平成21年12月15日(2009.12.15)
【国際出願番号】PCT/US2009/068045
【国際公開番号】WO2010/080398
【国際公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】