説明

TV機能を有する携帯電話機および携帯電話機におけるTV駆動方法

【課題】 人ごみ中でも簡易にTVを視聴できるTV受信機能を有する携帯電話機を得る。
【解決手段】 電話機能部3とテレビ受信機能部7とが構成され、携帯電話信号とTV信号の受信が行われる。さらにテレビ音声を文字として画面表示へ切り替える音声データ切替部14と、動作モードを制御するMCPU6と、TVマナーモード(12)を設け、TVマナーモード選択時には、テレビ受信機能の動作時にテレビ音声を消音し、テレビ音声を表示部20へ文字化して画面表示を可能としている。音声出力の有無、音声を文字化した文字表示の有無を含む、複数種類の動作を駆動するソフトが記録されたメモリ部15をさらに有し、“通常時/TVマナーモード選択時”の選択に対応する“TV音声出力有/無 文字表示有/無”を含む、複数種類の動作設定を可能とする。これにより、人ごみ中でもイヤホンを用いず簡易にTVの視聴が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はTV機能を有する携帯電話機および携帯電話機におけるTV駆動方法に係り、より詳細には該関連機能の内の、特にTVマナーモード時の動作内容に係るものである。
【背景技術】
【0002】
現在、日本では携帯電話機の所有者が増えた為、各携帯電話機メーカは電話機としての機能のみでなく複数の機能を持たせた携帯電話機を市場に投入し、利便性の向上を図っている。例えば、メガピクセルのデジタルカメラ機能搭載、様々なデータを保存しておくSDメモリ搭載、GPS(Global Positioning System)搭載、BLUETOOTH(短距離無線通信の仕様モード名)搭載、FMラジオ受信機能搭載、TV受信機能搭載等の携帯電話機がある。
従来の携帯電話機の中でTV受信機能を有する携帯電話機については、現在地上波アナログTV放送を受信可能な携帯電話機が、市場に投入され始めている。また、地上波デジタルTV放送を受信可能な携帯電話機が、投入され始めようとしている。
【0003】
具体的な従来例として、伝言メッセージを表示部に表示させる(参照;特許文献1)、通信網内あるいは端末に、音声情報をテキスト情報に変換する機能を備えた(参照;特許文献2)、ディスプレイ上に可視表示された文字を個人別に識別できるようにして、視覚障害者でもテレビジョン放送、ビデオ再生を鑑賞できるようにした(参照;特許文献3)、各種の機能を備えた携帯電話機等がある。
このことにより、TV音声情報を視覚として得ることを可能とする。また、難聴者であっても視覚により、TV音声情報を得ることが可能となる。更に、TV音声切替部を設け、TVを視聴しながら簡単にTV音声の出力切替選択を可能とする等の技術も存在する。
【特許文献1】特開2003−274004号公報
【特許文献2】特開平9−284413号公報
【特許文献3】特開平9−322092号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のTV受信機能を有する携帯電話機では、人ごみ中でTVを視聴する場合には、TV音声出力を小さく、もしくは消音しなければならない。あるいは、イヤホンをしながら視聴しなければならない。この為、面倒な点が多い。
本発明はテレビ音声を消音する、TV機能を有する携帯電話機およびTV駆動方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明の携帯電話機では、電話機能部とテレビ受信機能部とが構成され、さらに、テレビ音声の出力有無を選択可能としたマナーモード選択部と、テレビ音声を文字として画面表示へ切り替える音声データ切替部と、動作モードを制御するMCPUと、テレビ受信機能の動作時にテレビ音声を消音し且つ画面表示での文字表示とし表示する表示部とを有している。これにより、テレビ音声を消音し、このテレビ音声を表示部へ文字化して画面表示を可能としている。
【0006】
請求項2に記載の発明では、音声出力の有無、音声を文字化した文字表示の有無を含む、複数種類の動作を駆動するソフトが記録されたメモリ部をさらに有している。
【0007】
請求項3に記載の発明では、上記複数種類の動作は、下記の4種類であり、
1.TVマナーモード選択時 ;TV音声出力無 文字表示有、
2.TVマナーモード選択時 ;TV音声出力無 文字表示無、
3.通常時(TVマナーモード非選択時);TV音声出力有 文字表示有、
4.通常時(TVマナーモード非選択時);TV音声出力有 文字表示無、
MCPUが動作を選択的に制御可能に構成されたことを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明の携帯電話機におけるTV駆動方法では、携帯電話機能部を駆動する電話機能駆動ステップと、テレビ受信機能部を駆動するテレビ受信機能駆動ステップと、テレビ音声の出力有無を選択可能としたマナーモード選択ステップと、テレビ音声を文字として画面表示へ切り替える音声データ切替ステップと、動作モードを制御する動作モード選択ステップとを有し、さらに、テレビ受信機能の動作時にテレビ音声を消音し且つ画面表示での文字表示とし表示する表示ステップとを有する。これにより、テレビ音声を消音し、このテレビ音声を前記文字化して画面表示を可能としたことを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明では、音声出力の有無、音声を文字化した文字表示の有無を含む複数種類の動作を駆動するソフトが記録され、このソフトを用いてテレビ音声を文字化して画面表示を可能としたことを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載の発明では、上記複数種類の動作は下記の4種類である。
1.TVマナーモード選択時 ;TV音声出力無 文字表示有、
2.TVマナーモード選択時 ;TV音声出力無 文字表示無、
3.通常時(TVマナーモード非選択時);TV音声出力有 文字表示有、
4.通常時(TVマナーモード非選択時);TV音声出力有 文字表示無、
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の発明の携帯電話機では、テレビ音声の出力有無を選択可能とし、テレビ音声を文字として画面表示へ切り替え、テレビ受信機能の動作時にテレビ音声を消音し且つ画面表示部での文字表示とした表示を可能としている。これにより、テレビ音声を消音しての、テレビ鑑賞が可能となる。
【0012】
請求項2に記載の発明では、音声出力の有無、音声を文字化した文字表示の有無を含む、複数種類の動作を駆動するソフトが記録されたメモリ部をさらに有している。よって、複数種類の動作の中からの選択が可能となる。
【0013】
請求項3に記載の発明では、上記複数種類の動作を、TVマナーモード選択時と通常時(TVマナーモード非選択時)の、TV音声出力有無 文字表示有無、の4種類とした、MCPUの動作を選択することが可能となる。
【0014】
請求項4に記載の発明の携帯電話機におけるTV駆動方法では、テレビ受信機能の動作時にテレビ音声を消音し且つ画面表示での文字表示とし表示する、テレビ音声消音と、このテレビ音声を文字化して画面表示が可能となる。
【0015】
請求項5に記載の発明では、音声出力の有無、音声を文字化した文字表示の有無を含む複数種類の動作を駆動するソフトを用いて、テレビ音声を文字化しての画面表示が可能となる。
【0016】
請求項6に記載の発明では、上記複数種類の動作を、TVマナーモード選択時と通常時(TVマナーモード非選択時)のTV音声出力有/無と文字表示有/無の、4種類が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は、本発明の第1の実施例を示すTV機能を有する携帯電話機のブロック構成図であり、地上波デジタル放送受信用TVチューナを搭載した、TV機能を有する携帯電話機のブロック構成例を示している。
本図1において、本実施例のTV機能を有する携帯電話機は、ANT(アンテナ)1、TVANT(TVアンテナ)2、携帯電話送受信ブロック3、MCPU6、TVチューナ部7、データ解凍部10、音声データ切替部14、メモリ部15、ドライバ部17、スピーカ18、音声認識部19、表示部20、電源21、ユーザIF部22、キー操作部23、の各部を有して構成される。
上記構成のTV機能を有する携帯電話機は、携帯電話機用のアンテナであるANT1で、携帯電話信号の送受信が行われる。また、テレビジョン用のアンテナであるTVANT2で、TV信号の受信が行われる。なお、これらの二種類のアンテナは、1本で携帯電話信号とTV信号の両信号を取り扱い、分配器により携帯電話信号とTV信号を分配する構成としても構わない。
【0018】
上記構成になる本願発明は、従来技術の問題点を解決する為に、TVマナーモードを設け、TVマナーモード選択時には、TV音声を表示部に文字表示する。本機能の内容を、以下に詳述する。
まず、TV機能を有する携帯電話機側の機能及び構成内容を説明する。
TV機能を有する携帯電話機は、無線部4、ベースバンド部5、を擁して構成される。受信時に無線部4は、携帯電話機の高周波無線信号を周波数変換したアナログ信号をベースバンド部5に送り、ベースバンド部5は、デジタル信号としてMCPU6に送る。また、送信時には逆に、ベースバンド部5は、送りたい信号をMCPU6から受け、無線部4にて高周波無線信号に周波数変換してANT1から送信する。
【0019】
携帯電話送受信ブロック3は、無線部4とベースバンド部5から構成される。受信時に無線部4は、携帯電話機の高周波無線信号を周波数変換したアナログ信号をベースバンド部5に送り、ベースバンド部5は、デジタル信号としてMCPU6に送る。また、送信時には逆にベースバンド部5は、送りたい信号をMCPU6から受け、無線部4にて高周波無線信号に周波数変換し、ANT1から送信する。
【0020】
MCPU6は、ドライバ部17を介し、スピーカ18にて着信時の報知を通話時にはユーザに音声を伝える。表示部20は、MCPU6の制御により、メール受信時のメール内容表示等、携帯電話機の表示機能に加え、TV視聴時にはTV画像表示を行う。
電源21は、バッテリーパック等の携帯型電源である。また、MCPU6は、ユーザのキー操作により、ユーザIF部22を介したキー操作部23からの操作があった場合に、状態によって携帯電話機としての動作及びTVとしての動作を行う。
【0021】
次に、TV側の機能及び構成内容を説明をする。
ANT2により受信されたTV信号は、TVチューナ部7に送られる。このTVチューナ部7は、TV無線部8とデコーダ部9とで構成される。なお、ANT2により受信された信号は、TV無線部8にて周波数変換された後にデコーダ部9に入力され、該デコーダ部9によりデジタルデータに変換される。
デコーダ部9から出力された映像信号は、デジタルデータとしてMCPU6に送出される。なお、音声信号は、圧縮されている為、データ解凍部10にて音声デジタルデータに解凍される。
MCPU6は、マナーモード判定部12によりメモリ部15に記憶されたマナーモードの選択/非選択、及び、TV音声判定部13によりTV音声出力手段を読み出し、音声デジタル切替部14からの信号のパスルートを決定する。
【0022】
メモリ部15には、ユーザIF部22を介したユーザのキー操作部23により、予め入力されているマナーモードの選択/非選択、及び、TV音声の出力方法が記憶されている。さらに詳述すると、一例として、メモリ部15には、例えば下記のように組み合わせた機能を選択的に実行するためのソフトが、記憶されている。
1.TVマナーモード選択時; TV音声出力無 文字表示有
2.TVマナーモード選択時; TV音声出力無 文字表示無
3.通常時(非選択時); TV音声出力有 文字表示有
4.通常時(非選択時); TV音声出力有 文字表示無
【0023】
音声データ切替部14の動作は、以下の様になる。
メモリ部15から読み出した内容が上記1であった場合には、音声データ切替部14内のSW1が端子A−C間をONし、SW2が端子C−D間をONする。
また、上記2であった場合には、SW1が端子A−C間をONし、SW2が端子B−D間をONする。なお、音声パスはオープンとなる為、TV音声出力無し状態となる。
上記3であった場合には、SW1が端子A−B間をONし、SW2が端子B−D間をONする。
上記4であった場合には、SW1が端子A−B間をONし、SW2が端子C−D間をONとする。
【0024】
従って、メモリ部15から読み出した内容が上記1であった場合には、音声データ切替部14から音声デジタルデータは音声認識部19に出力され、音声認識部19で文字データに変換され、MCPU6は文字データを表示部20に表示する。この時、TVチューナ部7からの映像デジタルデータは、MCPU6により画像として表示部20に文字データと一緒に表示される。
【0025】
メモリ部15から読み出した内容が上記2の場合には、音声デジタルデータは出力されない。この為、MCPU6は、スピーカ18からの音声を出力せず(ミュート状態)、映像のみ表示部20に表示する。なお、メモリ部15から読み出した内容が上記3の場合には、音声データ切替部14から出力された音声デジタルデータを文字データに変換させ、MCPU6により出力させる。
【0026】
MCPU6は、音声データDA変換部16によりデジタル音声データをアナロデータに変換し、スピーカ18からTV音声を出力し、また、文字データを映像データと伴に表示部20にて表示する。
メモリ部15から読み出した内容が上記4の場合には、音声データDA変換部16によりデジタル音声データをアナロデータに変換し、スピーカ18から音声を出力し、表示部20にて映像を表示する。
【0027】
(実施例の動作の説明)
図1のブロック図及び、図2〜図4の本発明による実施例の動作を表すフローチャートを使用し、本発明の動作の説明を、以下に行う。
図2は、本発明の実施例によるTVマナーモード設定入力時の、動作例を表すフローチャートである。
図2において、開始(ステップ200)から、待ち受け状態(ステップ201)に入る。ステップ201において、ユーザによりキー操作部23からのTVマナーモード設定入力があった場合(ステップ202)、MCPU6は表示部20を介しTV視聴時の音声出力有無をユーザに確認する(ステップ203)。
本発明での待ち受け状態とは、モード設定入力の待ち受けを行っている事とし、マナーモードと非マナーモード間の切り替えが出来ることとする。
【0028】
ステップ202でTVマナーモード設定の入力が無い場合は、ステップ201に戻る。ステップ203において、ユーザにより、“TV視聴時音声を文字表示とする”選択があった場合(ステップ203/YES)、MCPU6はメモリ部15に“TVマナーモード選択・TV音声文字表示”を記憶させ(ステップ204の「TV音声文字表示有」の動作状態)、TVマナーモード設定入力を終了し(ステップ205)、待ち受け状態(ステップ201)に戻る。
ステップ203において、ユーザにより“TV視聴時に文字表示無”と選択された場合には(ステップ203/NO)、MCPU6はメモリ部15に“マナーモード選択・TV音声出力無”を記憶させ(ステップ206)、TVマナーモード入力設定を終了し(ステップ205)、待ち受け状態のステップ201に戻る。
【0029】
図3は、本発明の実施例によるTV視聴時音声出力決定時の動作を表すフローチャートである。
開始(ステップ300)から、待ち受け状態(ステップ301)に入る。ステップ301において、ユーザによりキー操作部23からの“TV音声出力方法の選択”があった場合(ステップ302)、MCPU6は表示部20を介しTV視聴時の音声出力文字表示の有無をユーザに確認する(ステップ303)。ステップ302において、“TV音声出力方法の選択”の要求が無い場合には、ステップ301に戻る。
ステップ303において、ユーザにより、“TV視聴時の音声出力有”との選択があった場合には、MCPU6はメモリ部15に“TVマナーモード非選択・TV音声出力有”を記憶させ、入力を終了し(ステップ305)、待ち受け状態のステップ301に戻る。
【0030】
ステップ303において、ユーザにより“TV視聴時音声文字表示有”の入力があった場合には(ステップ304)、MCPU6はメモリ部15に“TVマナーモード非選択・TV視聴時音声文字表示+TV音声出力有”を記憶させ、入力を終了し(ステップ305)、待ち受け状態ステップ301に戻る。ステップ303において、ユーザにより“TV視聴時音声文字表示無”の入力があった場合には、MCPU6は、メモリ部15に“TVマナーモード非選択・TV視聴時音声出力有”を記憶させ(ステップ306)、入力を終了し(ステップ305)、待ち受け状態のステップ301に戻る。
【0031】
図4は、本発明の実施例によるTV起動時の動作を表すフローチャートである。
開始(ステップ400)から、待ち受け状態(ステップ401)に入る。ステップ400において、ユーザによるキー操作部23からのTV起動操作があった場合(ステップ402)、MCPU6はマナーモード判定部12を使用し、メモリ部15内のTVマナーモードの選択/非選択を確認する(ステップ403)。ステップ402において、TV起動操作が無い場合には、ステップ401待ち受け状態に戻る。
【0032】
ステップ403において、TVマナーモード選択と確認された場合(ステップ403/YES)には、マナーモード判定部12は音声切替部14内のパスルートSW1の端子A−C間をONさせる。次に、MCPU6は、TV音声判定部13を使用し、TV視聴時の文字表示有無を確認する(ステップ404)。ステップ404において、TV音声文字表示有と確認された場合には、TV音声判定部13は音声データ切替部14内のパスルートSW2の端子C−D間をONさせ、更に音声認識部19を動作させる。
【0033】
次に、音声データ切替部14から出力された音声デジタルデータを文字データに変換させ、MCPU6に出力させる。MCPU6は、文字データをTVチューナ部7内部の、デコーダ部9から出力される映像デジタルデータと伴に表示部20に表示する(ステップ405)。ユーザによるキー操作部23からのTV終了操作があった場合には、MCPU6はTV動作を終了させ(ステップ406)、ステップ401の待ち受け状態に戻る。ステップ406において、ユーザによるTV終了操作が無い場合には、ステップ405に戻る。
【0034】
ステップ404において、TV音声判定部13によりTV視聴時文字表示無と確認された場合には、TV音声判定部13は、音声データ切替部14内のパスルートSW2の端子B−D間をONさせる。しかし、音声データのパスはオープン状態になる為、MCPU6はスピーカ18から音声を出力せず(ミュート状態)、映像のみを表示部20にて表示する(ステップ407)。
ユーザによるキー操作部23からのTV終了操作があった場合には、MCPU6はTV動作を終了させ(ステップ408)、ステップ401の待ち受け状態に戻る。
ステップ408において、ユーザによるTV終了操作が無い場合には、ステップ407に戻る。
【0035】
ステップ403において、マナーモード判定部12によりTVマナーモード非選択と確認された場合(ステップ403/NO)、マナーモード判定部12は音声データ切替部14内のパスルートSW1の端子A−B間をONさせる。次に、MCPU6は、TV音声判定部13を使用し、TV視聴時の文字表示有無を確認する(ステップ409)。
ステップ409において、TV音声文字表示有と確認された場合、TV音声判定部13は、音声データ切替部14内のパスルートSW2の端子B−D間をONさせ、更に音声認識部19を動作させる。次に、音声データ切替部14から出力された音声デジタルデータを、文字データに変換させてMCPU6に出力させる。
MCPU6は、音声データDA変換部16によりデジタル音声データをアナロデータに変換し、スピーカ18からTV音声を出力し、また、文字データを映像データと伴に表示部20に表示する(ステップ410)。
【0036】
ユーザによるキー操作部23からのTV終了操作があった場合には、MCPU6はTV動作を終了させ(ステップ411)、ステップ401待ち受け状態に戻る。ステップ411において、ユーザによるTV終了操作が無い場合には、ステップ410に戻る。
ステップ409において、TV音声判定部13によりTV視聴時文字表示無しと確認された場合、TV音声判定部13は、音声データ切替部14内のパスルートSW2の端子C−D間をONさせる。
MCPU6は、音声データ変換部DA変換部16によりデジタル音声データをアナロデータに変換し、スピーカ18から音声を出力し、表示部20に映像を表示する(ステップ411)。
ユーザによるキー操作部23からのTV終了操作があった場合には、MCPU6は、TV動作を終了させ(ステップ412)、ステップ401待ち受け状態に戻る。ステップ412において、ユーザによるTV終了操作が無い場合には、ステップ411に戻る。
【0037】
(発明の他の実施例)
図5は、他の実施例のブロック図を示す。
図1の実施例は、地上波デジタル放送を受信可能なTVチュ−ナを搭載した携帯電話機に対応するものである。しかし、本図5の実施例は、地上波アナログ放送を受信可能なTVチュ−ナを搭載した携帯電話機に対応している。
図5では、図1のブロック図と比較して、データ解凍部10が削除され、TVチューナ部7内のデコーダ部9内部にA/D変換部24が新たに設けられている。
【0038】
アナログ放送受信のTVチューナでは、TV無線部8で復調される映像及び音声信号がアナログデータである為、MCPU6に出力される映像データと音声データ変換部14に出力される音声データをデジタルデータに変換する。このことにより、上記実施例と同様の効果が期待できる。また、デジタル放送とアナログ放送で変調方式が相違する為、TV無線部8内部の無線ブロック回路及び復調回路は相違する。
TV無線部から出力されたアナログ音声データは、デコーダ部9内のAD変換部24でデジタル音声データに変換される。デジタルデータ変換された後のデータ処理は、図1において示した先の発明と同様、デジタル音声データは、音声データ切替部19により文字データに変換され、MCPU6は、文字データを表示部20に表示する。
【0039】
図6は、第3の実施例のブロック図である。
本図6は、地上波デジタル放送を受信可能なTVチューナを搭載したTV機能を有する携帯電話機についての、実施例のブロック図である。なお、本第3の実施例では、図1の実施例からマナーモードの設定を簡素化し、TV視聴時のTV音声出力変更をボタンで行えることを特徴とする。
本図6では、図1のブロック図と比較してMCPU6内部のTV音声判定部13が削除され、音声データ切替部14のSW2が削除され音声データ切替部25となる。また、TV音声出力切替部26とIF部27、及び、TV音声出力判定部28が追加される。TV音声出力切替部26とIF部27、及び、TV音声出力判定部28は、TV視聴時でも簡単に音声切替を可能とするブロックである。
音声認識部19と音声データ切替部25は、マナーモード判定部12とTV音声出力判定部28により制御される。
【0040】
MCPU6内のマナーモード判定部12の制御により、音声データ切替部25内の音声デジタルデータパスルートが変更される。MCPU6は、メモリ部15に記憶されたマナーモード選択/非選択により音声出力の方法を判定する。TVマナーモード非選択の場合には、基本的にTV音声の出力を行う。
【0041】
次に、動作の内容の説明を行う。TVマナーモード設定入力時の動作例を、図7に示したフローチャートを使用して説明する。
開始(ステップ700)から、待ち受け状態(ステップ701)に入る。ステップ701において、ユーザによりTV音声出力切替部26からのTVマナーモード設定入力があった場合(ステップ702)、MCPU6は、表示部20を介しTV視聴時のマナーモード設定選択/非選択をユーザに確認する(ステップ703)。ステップ702で、TVマナーモード設定入力が無い場合は、ステップ701に戻る。
【0042】
ステップ703において、ユーザにより、TVマナーモード選択があった場合(ステップ703 YES)、MCPU6は、メモリ部15にTVマナーモード選択・TV音声文字表示(TV音声文字表示無)を記憶させ(ステップ704)、TVマナーモード設定入力を終了し(ステップ705)、待ち受け状態のステップ701に戻る。
ステップ703において、ユーザによりTVマナーモード非選択との入力があった場合には(ステップ703/NO)、MCPU6はメモリ部15にマナーモード非選択・TV音声出力有(TV音声文字表示無)を記憶させ(ステップ706)、TVマナーモード設定入力を終了し(ステップ705)、待ち受け状態のステップ701に戻る。
【0043】
図8は、TV起動時の動作例を表すフローチャートであり、図4のフローチャートからステップ408、ステップ411、ステップ412が削除されている。図9は、TV視聴時の音声出力切替時の動作例を表すフローチャートである。
図6のブロック図と図8のフローチャートを使用し、TV視聴時の動作例を説明する。ステップ800からステップ803までは、図4のステップ400からステップ403と同一である。
【0044】
ステップ803において、TVマナーモード選択と確認された場合(ステップ803/YES)、マナーモード判定部12は、音声切替部25内のパスルートSW1の端子A−C間をONさせ、音声認識部19を動作させる。次に、音声認識部19は、音声データ切替部25から出力された音声デジタルデータを文字データに変換し、MCPU6に出力する。MCPU6は、文字データを映像データと伴に表示部20に表示する(ステップ804)。
この時、音声データ切替部25のパスルートが変更されている為、TV音声は出力されない。ユーザによるキー操作部23からのTV終了操作があった場合には、MCPU6はTV動作を終了させ(ステップ805)、ステップ801の待ち受け状態に戻る。ステップ805において、ユーザによるTV終了操作が無い場合にはステップ804に戻る。
【0045】
ステップ803において、マナーモード判定部12によりTVマナーモード非選択と確認された場合(ステップ803/NO)には、マナーモード判定部12は、音声データ切替部25内のパスルートSW1の端子A−B間をONさせる。また、音声認識部19は使用しない為、動作させない。次にMCPU6は、音声データ切替部25から出力された音声デジタルデータを音声データDA変換部16によりアナロデータに変換し、スピーカ18からTV音声を出力する(ステップ806)。また、TVチューナ部7内部のデコーダ部9から出力される映像デジタルデータを表示部20に表示する。この時、音声データ切替部25のパスルートが変更されている為、TV音声文字表示は行われない。
【0046】
ユーザによるキー操作部23からのTV終了操作があった場合には、MCPU6はTV動作を終了させ(ステップ807)、ステップ801の待ち受け状態に戻る。ステップ807において、ユーザによるTV終了操作が無い場合には、ステップ806に戻る。
【0047】
次に、図9のフローチャートを使用し、TV視聴時の音声出力切替動作を説明する。
開始(ステップ900)から、TV視聴状態(ステップ901)に入る。ステップ901において、ユーザによりTV音声出力切替部26の操作があった場合(ステップ902)、IF部27を介してMCPU6内のTV音声出力判定部28に伝えられる。MCPU6は、TV音声出力判定部28により、現在のTV音声出力状態を確認する。TVマナーモード非選択状態でTV音声出力有(TV文字表示無)であった場合(ステップ903/YES)に、MCPU6は、TV音声出力判定部28により音声データ切替部25のパスルートSW1のパスを端子A−B間から端子A−C間に変更する。
【0048】
次に、音声認識部19を動作させ、音声デジタルデータを文字データに変換させ、MCPU6に出力させる。MCPU6は、文字データを映像データと伴に表示部20に表示し(ステップ904)、TV視聴状態に戻る(ステップ901)。この時、音声データ切替部25のパスルートが変更されている為、TV音声は出力されない。
ステップ903において、TVマナーモード選択、TV音声文字表示有(TV音声出力無)であった場合(ステップ903/NO)、MCPU6は、TV音声出力判定部28により、音声データ切替部25のパスルートSW1のパスを端子A−C間から端子A−B間に変更し、音声認識部19の動作を停止する。MCPU6は、音声データDA変換部16によりデジタル音声データをアナログデータに変換し、スピーカ18からTV音声を出力し、TV音声文字表示を停止する(ステップ905)。また、映像データを表示部20に表示し、TV視聴状態に戻る(ステップ901)。
【0049】
上記の実施例によれば、TV動作時、MCPU6内のマナーモード判定部12、及びTV音声判定部13により、音声データ切替部14と音声認識部19を使用し、メモリ部15に記憶された上記いずれかの状態にTV音声出力を動作させる。このことにより、以下の効果が得られる。
1)TVマナーモード選択時には、TV音声を文字として表示部に表示可能となり、マナーモードを必要とする場所でも、文字によりTV音声情報を得ることが可能となる。
2)TV音声を文字として表示部に表示可能となり、難聴者もTV音声情報を得ることが可能となる。
3)イヤホンを使用しなくても良い為、携帯電話機でのTV視聴が面倒で無くなる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】第1の実施例の、地上波デジタル放送受信用TVチューナを搭載した、TV機能を有する携帯電話機のブロック構成例を示している。
【図2】TVマナーモード設定入力時の、動作例を表すフローチャートである。
【図3】TV視聴時に音声出力方法を決定する、動作例を表すフローチャートである。
【図4】TV起動時の動作例を表す、フローチャートである。
【図5】第2の実施例の、地上波デジタル放送受信用TVチューナを搭載したTV機能を有する、携帯電話機のブロック構成例を示している。
【図6】第3の実施例の、地上波デジタル放送受信用TVチューナを搭載したTV機能を有する、携帯電話機のブロック構成例を示している。
【図7】第3の実施例の、TVマナーモード設定入力時の動作例を表すフローチャートである。
【図8】第3の実施例の、TV起動時の動作例を表すフローチャートである。
【図9】第3の実施例の、TV視聴時・音声出力変更時の動作例を表すフローチャートである。
【符号の説明】
【0051】
1 ANT(アンテナ)
2 TVANT(TVアンテナ)
3 携帯電話送受信ブロック
4 無線部
5 ベースバンド部
6 MCPU
7 TVチューナ部
10 データ解凍部
14 音声データ切替部
15 メモリ部
17 ドライバ部
18 スピーカ
19 音声認識部
20 表示部
21 電源
22 ユーザIF部
23 キー操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯電話通信機能が構成された電話機能部と、
テレビ受信機能が構成されたテレビ受信機能部と、
テレビ音声の出力有無を選択可能としたマナーモード選択部と、
前記テレビ音声を表示文字として画面表示へ切り替える音声データ切替部と、
動作モードを制御する制御部(MCPU)と、
前記テレビ受信機能の動作時に前記テレビ音声を消音し且つ前記画面表示での表示文字とし表示する表示部とを有して構成され、
前記テレビ音声を消音し、該テレビ音声を前記表示部へ文字化して画面表示を可能としたことを特徴とする携帯電話機。
【請求項2】
音声出力の有無、該音声を文字化した表示文字の有無を含む、複数種類の動作を駆動するソフトが記録されたメモリ部を、さらに有することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
【請求項3】
前記複数種類の動作は、下記の4種類であり、
1.TVマナーモード選択時 ;TV音声出力無 文字表示有、
2.TVマナーモード選択時 ;TV音声出力無 文字表示無、
3.通常時(TVマナーモード非選択時);TV音声出力有 文字表示有、
4.通常時(TVマナーモード非選択時);TV音声出力有 文字表示無、
前記4種類の動作を前記MCPUが選択的に制御可能に構成されたことを特徴とする請求項2に記載の携帯電話機。
【請求項4】
携帯電話通信を行う通信機能部を駆動する電話機能駆動ステップと、
テレビ信号を受信するテレビ受信機能部を駆動するテレビ受信機能駆動ステップと、
テレビ音声の出力有無を選択可能としたマナーモード選択ステップと、
前記テレビ音声を表示文字として画面表示へ切り替える音声データ切替ステップと、
複数種類の動作モードを制御する動作モード選択ステップと、
前記テレビ受信機能の動作時に前記テレビ音声を消音し且つ前記画面表示での表示文字とし表示する表示ステップとを有して構成され、
前記テレビ音声を消音し、該テレビ音声を前記文字化して前記画面表示を可能としたことを特徴とする携帯電話機におけるTV駆動方法。
【請求項5】
音声出力の有無、該音声を文字化した文字表示の有無を含む複数種類の動作を駆動するソフトが記録され、該ソフトを用いて前記テレビ音声を文字化して前記画面表示を可能としたことを特徴とする請求項4に記載の携帯電話機におけるTV駆動方法。
【請求項6】
前記複数種類の動作は下記の4種類である、
1.TVマナーモード選択時 ;TV音声出力無 文字表示有、
2.TVマナーモード選択時 ;TV音声出力無 文字表示無、
3.通常時(TVマナーモード非選択時);TV音声出力有 文字表示有、
4.通常時(TVマナーモード非選択時);TV音声出力有 文字表示無、
ことを特徴とする請求項5に記載の携帯電話機におけるTV駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−54613(P2006−54613A)
【公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−233868(P2004−233868)
【出願日】平成16年8月10日(2004.8.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000197366)NECアクセステクニカ株式会社 (1,236)
【Fターム(参考)】