説明

VEGF−関連タンパク質

【課題】容体型チロシンキナーゼFlt4に結合しそのリン酸化を刺激するリガンドを提供する。
【解決手段】受容体型チロシンキナーゼFlt4に結合しそのリン酸化を刺激するヒトVEGF関連タンパク質(VRP)を単離し同定した。このVRPは、VEGFタンパク質ファミリーの第3のメンバーと仮定される。VRPに結合してVRPの生物学的活性を無効にする抗体、VRPまたは抗体を含む組成物、使用方法、キメラポリペプチドおよびVRPのシグナルポリペプチドを、該VRPから生産した。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも265アミノ酸を含む単離された生物学的に活性なヒトVEGF関連タンパク質(VRP)。
【請求項2】
265から約450アミノ酸を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項3】
約300〜450アミノ酸を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項4】
約350〜450アミノ酸を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項5】
約399〜419アミノ酸を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項6】
図1の少なくとも残基+1〜29(両端を含む)を有するアミノ酸配列を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項7】
図1の少なくとも残基+1〜137(両端を含む)を有するアミノ酸配列を含む請求項6に記載のタンパク質。
【請求項8】
図1の少なくとも残基−20〜29(両端を含む)を有するアミノ酸配列を含む請求項6に記載のタンパク質。
【請求項9】
図1の少なくとも残基−20〜137(両端を含む)を有するアミノ酸配列を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項10】
図1の少なくとも残基+1〜29(両端を含む)を含むアミノ酸配列を含む単離された生物学的に活性なヒトVEGF関連タンパク質(VRP)。
【請求項11】
図1の少なくとも残基+1〜137(両端を含む)を有するアミノ酸配列を含む請求項10に記載のタンパク質。
【請求項12】
図1の少なくとも残基−20〜29(両端を含む)を有するアミノ酸配列を含む請求項10に記載のタンパク質。
【請求項13】
図1の少なくとも残基−20〜137(両端を含む)を有するアミノ酸配列を含む請求項10に記載のタンパク質。
【請求項14】
図1の残基−20〜399(両端を含む)もしくは残基1〜399(両端を含む)として示されるアミノ酸配列を含む単離された生物学的に活性なヒトVEGF関連タンパク質(VRP)。
【請求項15】
前記配列が、図1の残基−20〜399(両端を含む)として示される、請求項14に記載のタンパク質。
【請求項16】
前記配列が、図1の残基1〜399(両端を含む)として示される、請求項14に記載のタンパク質。
【請求項17】
請求項1に記載のタンパク質および薬学的に受容可能な担体を含む組成物。
【請求項18】
治療的に有効量の請求項1に記載のタンパク質を、薬学的に受容可能な担体中に含む脈管内皮細胞成長を促進するのに有用な医薬組成物。
【請求項19】
さらに、前記タンパク質以外の細胞増殖因子を含む、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
脈管内皮に影響を及ぼす損傷を処置する方法であって、該損傷を受けている哺乳動物に有効量の請求項18に記載の組成物を投与することを包含する方法。
【請求項21】
前記哺乳動物に前記タンパク質以外の有効量の細胞増殖因子を投与することをさらに包含する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
哺乳動物においてVRPに対する受容体の活性化の欠如または阻害の欠如により特徴付けられる機能不全状態を処置する方法であって、該哺乳動物に有効量の請求項17に記載の組成物を投与することを包含する方法。
【請求項23】
Flt4受容体のチロシンキナーゼドメインのリン酸化を刺激する方法であって、該Flt4受容体の細胞外ドメインを請求項1に記載のタンパク質と接触させることを包含する方法。
【請求項24】
標識ポリペプチド配列に融合された請求項1に記載のタンパク質を含むキメラポリペプチド。
【請求項25】
請求項1に記載のタンパク質に結合して該タンパク質の生物学的活性を無効にするモノクローナル抗体。
【請求項26】
前記タンパク質の生物学的活性が、哺乳動物における新生血管形成もしくは血管透過性もしくは脈管内皮細胞成長を促進する請求項25に記載の抗体。
【請求項27】
請求項25に記載の抗体および薬学的に受容可能な担体を含む組成物。
【請求項28】
哺乳動物における望ましくない過剰な新生血管形成もしくは血管透過性により特徴付けられる疾患もしくは障害の処置方法であって、該哺乳動物に有効量の請求項27に記載の組成物を投与することを包含する方法。
【請求項29】
哺乳動物においてVRPに対する受容体の過剰な活性化または阻害により特徴付けられる機能不全状態を処置する方法であって、該哺乳動物に有効量の請求項27に記載の組成物を投与することを包含する方法。
【請求項30】
図1に示されるアミノ酸配列のN−末端部分の残基−20〜137(両端を含む)、もしくは残基1〜137(両端を含む)に結合するモノクローナル抗体。
【請求項31】
図1の残基−20〜−1(両端を含む)として示されるアミノ酸配列からなるペプチド。
【請求項32】
哺乳動物においてVRPに対する受容体の過剰な活性化または阻害により特徴付けられる機能不全状態を処置する方法であって、該哺乳動物に有効量のVRPアンタゴニストを投与することを包含する方法。
【請求項33】
哺乳動物においてカポジ肉腫を処置する方法であって、該哺乳動物に有効量のVRPアンタゴニストを投与することを包含する方法。
【請求項34】
請求項1〜16のいずれか1項に記載のタンパク質をコードする単離された核酸分子。
【請求項35】
さらに前記核酸分子に作動可能に連結されたプロモーターを含む請求項34に記載の核酸分子。
【請求項36】
請求項34に記載の核酸分子を含むベクター。
【請求項37】
前記ベクターによって形質転換された宿主細胞により認識される制御配列に作動可能に連結された請求項34に記載の核酸分子を含む、発現ベクター。
【請求項38】
請求項34に記載の核酸分子を含む宿主細胞。
【請求項39】
請求項38に記載の宿主細胞を培養する工程、および該宿主細胞培養物からVRPを回収する工程を包含するVRPの産生方法。


【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−228730(P2008−228730A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−52407(P2008−52407)
【出願日】平成20年3月3日(2008.3.3)
【分割の表示】特願平9−511317の分割
【原出願日】平成8年8月30日(1996.8.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】