説明

VICS対応ナビゲーション装置

【目的】 現状のVICS対応ナビゲーション装置を利用してデジタルVICS情報も利用できるようにする「VICS対応ナビゲーション装置」を提供する。
【構成】 VICS情報を受信してナビゲーション制御に利用するVICS対応ナビゲーション装置において、第1のVICS情報受信機でFM多重波よりVICS情報を抽出してナビゲーションユニットに入力すると共に、第2のVICS情報受信機でディジタルVICS波を受信してVICS情報を抽出し、該VICS情報をナビゲーション用フォーマットに変換して第1のVICS情報受信機を介してナビゲーションユニットに入力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はVICS情報を受信してナビゲーション制御に利用するVICS対応ナビゲーション装置に係わり、特にFM多重波/電波・光ビーコン対応の既存のナビゲーション装置がディジタル放送電波で送られてくるVICS情報をも利用できるようにしたVICS対応ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置は、自車位置周辺の地図を車両の走行に応じてスクロール表示すると共に、目的地までの誘導経路を探索して該地図上に表示して運転者を目的地まで案内する。かかるナビゲーション装置のうちVICS対応ナビゲーション装置は、道路交通情報通信システム(VICS)が提供する渋滞、事故、規制等の道路交通情報(VICS情報)を受信してリアルタイムに地図上に表示する機能を有している。
VICS情報の表示法としてはレベル1〜レベル3が利用でき、状況や目的に応じて所望のレベルで道路交通情報を表示できるようになっている。レベル1は文字情報表示モードであり、ディスプレイ画面の上方エリアに文字で、区間旅行時間情報、障害情報、サービス情報、一般FM文字情報等を表示するものである。レベル2は簡易図形表示モードであり、混雑監視道路の簡易図形を描画し、該簡易図形上に渋滞・障害情報などを表示するものである。レベル3は地図情報表示モードであり、渋滞・事故・規制などの情報を、地図上にリアルタイムに表示するものである。VICS道路交通情報を利用することにより、運転者は渋滞道路、通行規制道路、事故発生道路を回避して目的地に短時間で到達できるようになる。かかるVICS情報を通信する手段としては、現在、光ビーコン、電波ビーコン及びFM多重放送電波が利用されている。各通信手段の通信エリアはFM多重放送が1局につき10〜50km、電波ビーコンが1基につき60〜70m、光ビーコンが1基につき3.5mである。このため、通信エリアの広いFM多重放送は高域の交通情報を流し、電波ビーコンと光ビーコンは限られた地域に交通情報を流すようになっている。
【0003】
ところで、地上ディジタル音声(或いはテレビ等)放送が開始され、これらディジタル放送信号に各種情報を多重して送信し、受信機で受信して出力するサービスが提案されている。たとえば、ディジタル放送信号に地域に応じた情報(天気予報、イベント情報等)を多重し、車載機が車両現在位置に応じた情報をディジタル放送信号より抽出して表示する技術が提案されている(特許文献1参照)。また、ディジタル放送波を用いたVICS情報サービスも検討されており、現在試験放送の段階にある。
【特許文献1】特開2002−168632号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述のようにディジタル放送波を用いたVICS情報サービスは試験放送の段階であるため、このディジタル放送波に対応した受信機(以下、ディジタルVICS情報受信機)は商品としてまだ存在していない。しかし、近い将来商品として発売されることは間違いない。
ディジタルVICSサービスは、
(1)画像や音声を含む、
(2)より広範囲の地域のVICS情報を含む、
(3)早いサイクルでVICS情報を提供する、
等の点で、現状のFM多重波/電波・光ビーコンによるVICSサービスと異なる。また、現状のVICS情報受信機とデジタルVICS情報受信機とではハードウェア的に互換性がなく、しかも、フォーマット的にも互換性がない。
【0005】
このため、現状のVICS情報受信機ではデジタルVICS情報の受信が出来ず、しかも、デジタルVICS情報受信機を使用するに当たってそれに対応するI/Fを搭載したナビゲーション装置を同時に使用する必要があり、現状のナビゲーション装置を利用できない問題がある。すなわち、ディジタルVICSサービスが実用段階になって該ディジタルVICSサービスを利用するには、現状のVICS対応ナビゲーション装置をデジタルVICS対応のナビゲーション装置に置き換える必要が生じ、ユーザに負担を強いることになる。
以上より、本発明の目的は、現状のVICS対応ナビゲーション装置を利用してデジタルVICS情報も利用できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題は本発明によれば、VICS情報を受信してナビゲーション制御に利用するVICS対応ナビゲーション装置において、FM多重波よりVICS情報を抽出してナビゲーションユニットに入力する第1のVICS情報受信機、ディジタルVICS波を受信してVICS情報を抽出し、該VICS情報をナビゲーション用フォーマットに変換して前記ナビゲーションユニットに入力する第2のVICS情報受信機を備えたVICS対応ナビゲーション装置により達成される。フォーマット変換は、ナビゲーション装置のメモリ容量を考慮して車両位置周辺のVICS情報のみをナビゲーション用フォーマットに変換する。
ディジタルVICS情報をナビゲーションユニット入力するには、前記第2のVICS情報受信機に、前記ナビゲーション用フォーマット(ビーコンフォーマット)に変換したVICS情報を発信するビーコン発信機を接続し、前記第1のVICS情報受信機にビーコン受信機を接続し、ビーコン発信機より発信したVICS情報をビーコン受信機で受信して前記第1のVICS情報受信機を介して前記ナビゲーションユニットに入力する。
あるいは、ディジタルVICS情報をナビゲーションユニット入力するには、前記第1のVICS情報受信機にビーコン受信機を接続する端子を設け、該端子と前記第2のVICS情報受信機の出力端子間を接続し、該第2のVICS情報受信機で前記ナビゲーション用フォーマット(ビーコンフォーマット)に変換したVICS情報を該第1のVICS情報受信機を介して前記ナビゲーションユニットに入力する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ディジタルVICS情報受信機でディジタルVICS波を受信してVICS情報を抽出し、該抽出したVICS情報をビーコンフォーマットに変換して現状のVICS情報受信機を介してナビゲーションユニットに入力するようにしたから、現状のVICS対応ナビゲーション装置でデジタルVICS情報を利用することができ、しかも、デジタルVICS情報受信機を追加するだけでディジタルVICS情報を利用することができるようになる。
また、本発明によれば、車両位置周辺のVICS情報のみをフォーマット変換してナビゲーション装置に入力するように構成したから、ナビゲーション装置のメモリ溢れが生じず、確実に自車周辺のディジタルVICS情報を活用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
デジタルVICS情報受信機の受信情報(VICS情報)をナビゲーション装置へ送出する際、フォーマットを既存VICS対応ナビゲーション用フォーマットに変換して送出する。これにより、既存ナビゲーション装置に何ら手を加えずにデジタルVICS情報を利用することができるようになる。
【実施例1】
【0009】
図1は第1実施例のVICS対応ナビゲーション装置の構成図である。
既存VICS対応ナビゲーション装置10において、第1のVICS情報受信装置11は、既存VICS情報受信機11aとビーコン受信機11bを備えている。既存VICS情報受信機11aはFM波を受信し、該FM波に多重されているVICS情報を抽出し、ナビゲーション用フォーマット(たとえば、ビーコンフォーマット)に変換してナビゲーションユニット12に入力する。ビーコン受信機11bは外部のビーコン発信機から入力する電波・光ビーコンを受信してVICS情報を抽出し、既存VICS情報受信機11aを介してナビゲーションユニット12に入力する。ナビゲーションユニット12は入力されたVICS情報を用いてナビゲーション制御を実行する。
【0010】
第1のVICS情報受信装置11の既存VICS情報受信機11aは、FM受信部(FMチューナ)21、FM波に多重されているVICS情報を復調、抽出するVICS情報復調部22、復調したVICS情報のフォーマットをナビゲーション用フォーマット(たとえば、ビーコンフォーマット)に変換するフォーマット変換部23、該フォーマット変換部23及びビーコン受信機11bから入力するVICS情報をナビゲーションユニット12に入力するVICS情報入力部24を備えている。
ディジタルVICS波対応の第2のVICS情報受信装置51は、ディジタルVICS波を受信してVICS情報を抽出し、該VICS情報をナビゲーション用フォーマット(たとえば、ビーコンフォーマット)に変換するディジタルVICS情報受信機51aと、変換されたVICS情報をビーコン受信機11bに向けて発信するビーコン発信機51bを備えている。ビーコン発信機51bから発信したVICS情報はビーコン受信機11bにより受信され、VICS情報入力部24を介してナビゲーションユニット12に入力される。
ディジタルVICS情報受信機51aは、ディジタル波受信部(ディジタルチューナ)61、ディジタル波に多重されているVICS情報を復調、抽出するディジタルVICS情報復調部62、復調したVICS情報のフォーマットをナビゲーション用フォーマット(たとえば、ビーコンフォーマット)に変換してビーコン発信機51bに入力するフォーマット変換部63を備えている。
【0011】
図2は、ディジタルVICSと現状のFM波によるVICS(FM VICS)の情報種別および対ナビ通信フォーマット(ビーコンフォーマット)の対応表である。SA・PA情報(サービスエリア・パーキングエリア情報)を除けば、ディジタルVICS情報とFM VICS情報とは同等の内容を含み、ビーコンフォーマットでナビゲーションユニット12に入力される。
【0012】
図3はFM VICSの規制・事故情報のフォーマット例であり、(A)は基本構成、(B)は拡張構成で基本構成に付加される部分である。基本構成はリンク列数に応じた長さを有し、始点リンクの基本情報は、
(1)拡張フラグ((B)に示す拡張構成1,2を含むか否かを示すフラグ)、
(2)規制・事故に関係するリンク列数、
(3)原因事象、
(4)規制内容、
(5)距離単位、
(6)規制の長さ、
(7)異メッシュフラグ(始点リンクの地図座標と終点リンク、経由リンクの地図座標が異なっているか否かを示すフラグ、始点リンクでは0)、
(8)地名フラグ(リンク番号に関連する地名を含むか否かを示すフラグ)、
(9)リンク種別、リンク番号、
(10)始点地名のバイト数、該バイト数の始点地名
を含んでいる。終点リンク、経由リンクの基本情報は、(1)〜(6)に代わって地図座標X,Yを含む他は始点リンクと同等の内容(7)〜(10)を含んでいる。
【0013】
拡張構成、1,2は
(1)規制内容の詳細、
(2)原因事象の詳細、
(3)距離単位、
(4)始点リンク終端からの距離、
(5)終点リンク終端からの距離、
(6)規制の開始/終了の月、日、時、分
を含んでいる。
既存VICS情報受信機11aのフォーマット変換部23は、上記図3のフォーマットを有するFM VICSの規制・事故情報を図4に示すナビゲーション通信フォーマット、すなわち、ビーコンフォーマットに変換してナビゲーションユニット12に送信する。尚、渋滞情報、駐車情報など他の情報も同様にフォーマット変換されてナビゲーションユニット12に入力される。
【0014】
図5、図6はディジタルVICSの規制・事故情報のフォーマット例であり、図5は基本情報、拡張1〜拡張4を示し、(B)は始点、終点、経由点の構成を示している。尚、拡張1〜拡張4は基本構成に付加される部分である。
基本情報は、
(1)拡張1〜4フラグ(拡張1〜4の情報を含むか否かを示すフラグ)、
(2)イベント番号、
(3) 規制内容、
(4)原因事象、
(5)プライオリティ
(6)地点列数、
(7)位置情報、
を含み、拡張1情報は、
(1)始点リンク終端からの距離、
(2)終点リンク終端からの距離、
(3) 規制の長さ、
を含み、拡張2情報は、
(1)規制内容の詳細、
(2)原因事象の詳細、
を含み、拡張3情報は、
(1)規制の開始/終了の月、日、時、分、
(2)継続年
を含み、拡張4情報は、
(1)迂回路リンク列数、
(2)迂回路情報
を含んでいる。
【0015】
また、始点情報は、
(1)イベント番号上位、
(2)リンク番号、
(3)地点フラグ、
(4)リンク有効フラグ、
(5)文字数および該文字数の漢字地名文字列、
を含み、終点情報は、
(1)異メッシュフラグ(始点リンクの地図座標と終点リンク、経由リンクの地図座標が異なっているか否かを示すフラグ)、
(2)地名フラグ(リンク番号に関連する地名を含むか否かを示すフラグ)、
(3)リンク区分、リンク番号、
(4)2次メッシュ番号X,Y、
(5)連続リンク数、
(6) 文字数および該文字数の漢字地名文字列、
を含み、経由点情報は、
(1)異メッシュフラグ、
(2)地名フラグ、
(3)リンク区分、リンク番号、
(4)2次メッシュ番号X,Y、
(5)連続リンク数、
(6) 文字数および該文字数の漢字地名文字列、
を含んでいる。
【0016】
ディジタルVICS情報受信機51aのフォーマット変換部63は、上記図5、図6のフォーマットを有するディジタルVICSの規制・事故情報を図4に示すビーコンフォーマットに変換してビーコン発信機51bに入力し、ビーコン発信機51bは該VICS情報をビーコン受信機11bに向けて発信し、VICS情報入力部24を介してナビゲーションユニット12に入力する。尚、渋滞情報、駐車情報など他の情報も同様にフォーマット変換されてナビゲーションユニット12に入力される。
【実施例2】
【0017】
図7は第2実施例のVICS対応ナビゲーション装置の構成図で、図1の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、
(1)第1のVICS情報受信装置11の既存VICS情報受信機11aにビーコン受信機が着脱可能なビーコン用コネクタ71を設けると共にビーコン受信機11bを削除した点、
(2) 第2のVICS情報受信装置51からビーコン発信機51bを削除した点、
(3)ディジタルVICS情報受信機51aのフォーマット変換部63の出力端子と既存VICS情報受信機11aのビーコン用コネクタ71間をケーブル72で接続した点、
である。
第2実施例では、ディジタルVICS情報受信機51aのフォーマット変換部63の出力端子と既存VICS情報受信機11aのビーコン用コネクタ71間をケーブル72で接続する。そして、ディジタルVICS情報受信機51aが受信して抽出したVICS情報をビーコンフォーマットに変換し、ケーブル72を介して既存VICS情報受信機11aに入力し、VICS情報入力部24よりナビゲーションユニット12に入力する。
【実施例3】
【0018】
ところで、ディジタルVICSのVICS情報は広範囲の地域の情報を含むため情報量が大きくなる。このため、単にディジタルVICSで受信したVICS情報を現状のナビゲーション用のフォーマットに変換してナビゲーション装置に入力する場合、ナビゲーション装置が有するメモリ(VICS情報を保持するためのメモリ)の容量を越えてしまい、越えた分情報が失われてしまう可能性がある。かかる場合には、自車位置周辺のVICS情報を活用できない事態が発生する。そこで、ディジタルVICS情報受信機51aにおいてメモリの容量を考慮して自車位置周辺のVICS情報だけをフォーマット変換してナビゲーション装置に入力するように構成する必要がある。
【0019】
図8はかかる第3実施例の構成図であり、図1の第1実施例と同一部分には同一符号を付している。異なる点は、ディジタルVICS情報受信機51aに車両位置を検出する位置検出部64を設け、フォーマット変換部63が車両位置周辺のVICS情報のみを現状のナビゲーション用のフォーマットに変換してナビゲーション装置10にビーコン発信機51bより入力する点である。位置検出部64は例えばGPS受信機およびGPS受信情報より車両位置を算出して出力する位置算出部で構成する。なお、車両位置情報はナビゲーション装置10から取得するように構成することもできる。
首都圏で受信したディジタルVICS情報にはたとえば首都圏全体(東京、千葉、神奈川、埼玉等)の広範囲のVICS情報が含まれるから、車両が埼玉県の中央部に所在する場合には、フォーマット変換部63は埼玉県のVICS情報のみをフォーマット変換してナビゲーション装置10に入力し、埼玉県と東京都の境界部では埼玉県の東京都寄りのVICS情報と東京都の埼玉県よりのVICS情報をそれぞれフォーマット変換してナビゲーション装置に入力する。
【0020】
以上の第3実施例では、第1実施例のディジタルVICS情報受信機51aに車両位置を検出する位置検出部64を設け、フォーマット変換部63が車両位置周辺のVICS情報のみを現状のナビゲーション用のフォーマットに変換してナビゲーション装置10に入力した場合であるが、同様に、第2実施例のディジタルVICS情報受信機51aに車両位置を検出する位置検出部64を設け、フォーマット変換部63が車両位置周辺のVICS情報のみを現状のナビゲーション用のフォーマットに変換してナビゲーション装置10に入力するように構成することもできる。
【0021】
以上本発明によれば、ディジタルVICS情報受信機でディジタルVICS波を受信してVICS情報を抽出し、該抽出したVICS情報をビーコンフォーマットに変換して現状のVICS情報受信機を介してナビゲーションユニットに入力するようにしたから、現状のVICS対応ナビゲーション装置でデジタルVICS情報を利用することができ、しかも、デジタルVICS情報受信機を追加するだけでVICS情報を利用することができるようになる。
また、本発明によれば、車両位置周辺のVICS情報のみをフォーマット変換してナビゲーション装置に入力するように構成したから、ナビゲーション装置のメモリ溢れが生じず、確実に自車周辺のディジタルVICS情報を活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】第1実施例のVICS対応ナビゲーション装置の構成図でである。
【図2】ディジタルVICSと現状のFM波によるVICS(FM VICS)の情報種別および対ナビ通信フォーマット(ビーコンフォーマット)の対応表である。
【図3】FM VICSの規制・事故情報のフォーマット例である。
【図4】ナビゲーション通信フォーマット例(ビーコンフォーマット例)である。
【図5】第1のディジタルVICSの規制・事故情報のフォーマット例である。
【図6】第2のディジタルVICSの規制・事故情報のフォーマット例である。
【図7】第2実施例のVICS対応ナビゲーション装置の構成図である。
【図8】第3実施例のVICS対応ナビゲーション装置の構成図である。
【符号の説明】
【0023】
10 既存VICS対応ナビゲーション装置
11 第1のVICS情報受信装置
11a 既存VICS情報受信機
11b ビーコン受信機
12 ナビゲーションユニット
21 FM受信部(FMチューナ)
22 VICS情報復調部
23 フォーマット変換部
24 VICS情報入力部
51 第2のVICS情報受信装置
51a ディジタルVICS情報受信機
51b ビーコン発信機
61 ディジタル波受信部
62 ディジタルVICS復調部
63 フォーマット変換部63


【特許請求の範囲】
【請求項1】
VICS情報を受信してナビゲーション制御に利用するVICS対応ナビゲーション装置において、
FM多重波よりVICS情報を抽出してナビゲーションユニットに入力する第1のVICS情報受信機、
ディジタルVICS波を受信してVICS情報を抽出し、該VICS情報をナビゲーション用フォーマットに変換して前記ナビゲーションユニットに入力する第2のVICS情報受信機、
を備えたことを特徴とするVICS対応ナビゲーション装置。
【請求項2】
前記第2のVICS情報受信機は、
車両位置を取得する車両位置取得部、
車両位置周辺のVICS情報をナビゲーション用フォーマットに変換するフォーマット変換部、
を備えたことを特徴とする請求項1記載のVICS対応ナビゲーション装置。
【請求項3】
前記ナビゲーション用フォーマットはビーコンフォーマットであり、
前記第2のVICS情報受信機に前記ビーコンフォーマットに変換したVICS情報を発信するビーコン発信機を接続し、
前記第1のVICS情報受信機にビーコン受信機を接続し、
ビーコン発信機より発信したVICS情報をビーコン受信機で受信して前記第1のVICS情報受信機を介して前記ナビゲーションユニットに入力する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のVICS対応ナビゲーション装置。
【請求項4】
前記ナビゲーション用フォーマットはビーコンフォーマットであり、
前記第1のVICS情報受信機はビーコン受信機を接続する端子を備え、
該端子と前記第2のVICS情報受信機の出力端子間を接続し、該第2のVICS情報受信機でビーコンフォーマットに変換したVICS情報を該第1のVICS情報受信機を介して前記ナビゲーションユニットに入力する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載のVICS対応ナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−3292(P2006−3292A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−182145(P2004−182145)
【出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】