説明

VoIP基盤音声通話時の音声認識を用いた広告提供システム及びその方法

【課題】VoIP基盤音声通話時の音声認識を用いて広告情報を提供するシステム及びその方法を開示する。
【解決手段】VoIP基盤広告情報提供システムは、ユーザ端末のアプリケーションを介して受信した音声情報を認識する音声認識部と、前記音声情報をテキスト情報に変換する情報変換部と、データベースに格納された複数の広告情報のうち前記テキスト情報に該当する広告情報を選択する広告選択部と、前記選択された広告情報を送信する送信部とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、VoIP(Voice over Internet Protocol)基盤の音声通話時の音声認識(voice recognition)を用いて広告を提供するシステム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通信技術の発展に伴って、いわゆる音声パケット網であるボイス オーバー インターネット プロトコル(VoIP:Voice over Internet Protocol)を介して通話をすることのできるスマートフォンなどのモバイル端末が急速に普及している。
【0003】
VoIP基盤音声通話は、ユーザの音声をデジタル化して送信する技術であり、これを用いるモバイル端末は、従来の第2世代移動通信システム(いわゆる、「2G」)のネットワークを利用する機器とは異なり音声通話機能以外にデータ送信機能などの様々な付加機能を提供することができる。
【0004】
したがって、このような付加機能を用いて、ユーザの通話時にモバイル端末に広告を表示させることができるが、このときに、各ユーザの好みに合った広告を表示しなければ、購買行為には繋がらない。
【0005】
したがって、VoIP基盤音声通話時にユーザの好みに合った広告を提供できる方法の研究が要望されている。
【0006】
一方、通信及び映像技術の発展に伴って、携帯端末及び固定端末を介して提供される映像通話の利用が増加している。
【0007】
さらに、スマートフォン(Smart Phone)、タブレットPC(Personal Computer)、デスクトップ(Desktop)等のユーザ端末を用いるユーザが増加するに伴い、多様なソーシャルネットワークサービス(SNS)がユーザ端末を介して提供されている。
【0008】
ソーシャルネットワークサービス(SNS)は、インターネットにおいてユーザ自身を中心に他のユーザ達と社会的関係を形成し、一人のユーザが関心及び個性などを他のユーザと互いに共有できるようにするサービスである。
【0009】
したがって、社会的関係を形成しているユーザ達が映像通話を行う場合、通話者間の社会的関係を利用して、通話者全員が関心のある広告を提供できる技術もまた要望されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
VoIP基盤音声通話時の音声認識に基づいて通話中のユーザ達の話題に適合した広告を表示することのできる広告提供システム及びその方法を提供する。
【0011】
VoIP基盤音声通話時のユーザ間に表示された広告情報を同期化できる広告提供システム及びその方法を提供する。
【0012】
社会的関係を形成しているユーザ達が映像通話をする場合、通話者間で形成された社会的関係を示すソーシャル情報を用いて選択したターゲット広告を提供することのできる広告提供システム及びその方法を提供する。
【0013】
ソーシャル情報を用いて通話者間に同期化されたターゲット広告を提供することによって、通話者が広告主の商品またはサービス購買意欲を引き起こすことができるようにする広告提供システム及びその方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の一実施形態において、VoIP(Voice over Internet Protocol)基盤広告情報提供システムは、ユーザ端末のアプリケーションを介して受信した音声情報を認識する音声認識部と、前記音声情報をテキスト情報に変換する情報変換部と、データベースに格納された複数の広告情報のうち前記テキスト情報に該当する広告情報を選択する広告選択部と、前記選択された広告情報を送信する送信部とを含んでもよい。
【0015】
本発明の一実施形態によると、前記送信部は、前記音声情報とは別のパケットトンネルを介して前記広告情報を差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信し、前記広告情報の送信時に前記テキスト情報を共に送信してもよい。
【0016】
他の実施形態によると、前記テキスト情報からキーワードを抽出するキーワード抽出部をさらに含み、前記データベースは前記広告情報をそれぞれのキーワード別に該当するカテゴリーに格納し、前記広告選択部は前記抽出されたキーワードを含むカテゴリーから前記広告情報を選択してもよい。
【0017】
また、他の実施形態によると、広告選択情報を受信すると、該当するウェブページを差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信する広告情報同期化部をさらに含んでもよい。
【0018】
また、他の実施形態によると、映像通話を行おうとする通話者のソーシャル情報を用いてターゲット広告を選択するターゲット広告選択部及び前記ターゲット広告を前記ユーザ端末に送信するターゲット広告送信部をさらに含んでもよい。
【0019】
また、他の実施形態によると、前記ターゲット広告送信部は、前記選択されたターゲット広告が前記通話者のユーザ端末に表示されるように、前記選択されたターゲット広告を通話者間に同期化して送信し、前記通話者のうちのいずれか一人によって前記ターゲット広告が選択された場合、前記ターゲット広告を選択した通話者と前記通話者の通話相手等の別の通話者に前記選択されたターゲット広告に関するウェブページを送信してもよい。
【0020】
また、他の実施形態によると、前記ターゲット広告送信部は、前記ユーザ端末の画面分割によって、前記ターゲット広告及び前記映像通話中の通話相手に関する映像情報が共に表示されるように制御するための表示制御情報、前記ユーザ端末の全体画面に前記ターゲット広告が表示されるように制御するための表示制御情報、及び前記ユーザ端末の全体画面上に映像通話中の通話相手に関する映像情報が表示され、前記表示された映像情報の上に前記ターゲット広告がオーバラップ(overlap)されて表示されるように制御するための表示制御情報のうち少なくとも1つを送信してもよい。
【0021】
また、他の実施形態によると、前記ターゲット広告選択部は、前記通話者の地域情報、性別情報、年齢情報、職業情報、学歴情報、関心分野情報のうち少なくとも1つを含むユーザ情報を用いて前記通話者の関係情報を生成し、広告主が申請した1つ以上の広告が格納された広告データベースから前記関係情報に該当するターゲット広告を選択してもよい。
【0022】
また、他の実施形態によると、前記ターゲット広告選択部は、前記通話者の映像通話の背景情報(background infomation)及び前記通話者の音声情報を用いて抽出した少なくとも1つのキーワードに基づいて前記ターゲット広告を選択してもよい。
【0023】
また、他の実施形態によると、前記通話者のうち少なくとも1人が前記ターゲット広告を選択したか否かに基づいて前記通話者間の映像通話費用を算出する費用算出部をさらに含んでもよい。
【0024】
また、他の実施形態によると、広告主が申請した1つ以上の広告が格納された広告データベース及び前記ソーシャル情報が格納されたソーシャルデータベースを含み、前記ターゲット広告選択部は、映像通話を試みる前記通話者に反応して、前記ソーシャルデータベースから前記通話者に関するソーシャル情報を取得してもよい。
【0025】
VoIP基盤広告情報提供装置は、アプリケーションを介して受信した音声情報を認識する音声認識モジュールと、前記音声情報をテキスト情報に変換する情報変換モジュールと、広告情報提供サーバに前記テキスト情報を送信する送信モジュールと、前記広告情報提供サーバから受信した前記テキスト情報に該当する広告情報と前記変換されたテキスト情報とを表示する表示モジュールとを含んでもよい。
【0026】
VoIP基盤広告情報提供方法は、広告情報提供サーバがユーザ端末のアプリケーションを介して受信した音声情報を認識し、前記音声情報をテキスト情報に変換し、データベースに格納された複数の広告情報のうち前記テキスト情報に該当する広告情報を選択し、前記選択された広告情報を送信することを含んでもよい。
【0027】
VoIP基盤広告情報提供方法は、ユーザ端末がアプリケーションを介して受信した音声情報を認識し、前記音声情報をテキスト情報に変換し、広告情報提供サーバに前記テキスト情報を送信し、前記広告情報提供サーバから受信した前記テキスト情報に該当する広告情報と前記変換されたテキスト情報とを表示することを含み、更に、前記広告情報提供サーバが前記ユーザ端末から広告選択情報を受信すると、前記広告選択情報に該当するウェブページを差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信することを含んでもよい。
【発明の効果】
【0028】
VoIP基盤音声通話時に音声情報をテキスト情報に変換してこれに基づいて通話内容に該当する広告情報を選択するためユーザ達の話題に適合した広告を提供することができる。
【0029】
ユーザから広告情報が指示される場合、前記広告情報に対するウェブページを前記ユーザ及び前記ユーザと通話中のユーザに提供することによってユーザ間に表示する広告情報を同期化することができる。
【0030】
社会的関係を形成しているユーザ達が映像通話をする場合、通話者間の社会的関係を示すソーシャル情報を用いて選択したターゲット広告を提供することができる。
【0031】
ソーシャル情報を用いて通話者間に同期化されたターゲット広告を提供することによって、通話者に広告主の商品またはサービス購買を誘引することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態において、広告情報提供システムを示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施形態において、広告情報提供システムを示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態において、広告情報提供装置を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態において、ユーザ端末上に広告情報及びテキスト情報が表示されることを示す例示図である。
【図5】本発明の一実施形態において、広告情報提供システムにおいて表示制御情報を用いてターゲット広告を表示する例を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態において、広告情報提供システムにおいて表示制御情報を用いてターゲット広告と映像情報とを共に表示する例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態において、広告情報提供システムにおいて表示制御情報を用いて映像情報と前記映像情報にオーバラップするターゲット広告とを表示する例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態において、広告情報提供システムが広告情報を提供する方法を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施形態において、広告情報提供システムが広告情報提供する方法を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態において、広告情報提供装置が広告情報を提供する方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明の実施形態を添付する図面を参照しながら詳細に説明する。
【0034】
図1は、本発明の一実施形態において、広告情報提供システムを示すブロック図である。図面を参照すれば、広告情報提供システム100は、音声認識部110、情報変換部120、広告選択部130、データベース140、及び送信部150を含む。
【0035】
ユーザ端末には、VoIP(Voice over Internet Protocol)を利用した音声通話を可能にするアプリケーションが格納される。ユーザが通話を実行すると、前記アプリケーションは、通話を行うユーザに反応してユーザの音声をデジタル化して音声情報を生成し、これを広告情報提供システム100に送信する。
【0036】
音声認識部110は、ユーザ端末のアプリケーションから受信した音声情報を認識する。
【0037】
情報変換部120は、音声認識部110で認識した音声情報をテキスト情報に変換する。
【0038】
広告選択部130は、データベース140に格納された複数の広告情報のうち情報変換部120で変換されたテキスト情報に該当する広告情報を選択する。
【0039】
ここで、情報変換部120は、テキスト情報を分析してキーワードを抽出してもよい。この場合、広告選択部130は、情報変換部120から抽出されたキーワードに基づいて、前記ユーザに提供する広告情報をデータベース140から選択してもよい。
【0040】
しかし、他の実施形態として、広告情報提供システム100(図示なし)は、テキスト情報からキーワードを抽出するキーワード抽出部を別に備え、前記情報変換部120で変換されたテキスト情報に基づいて、コンテキスト(context)分析によってキーワードを抽出してもよい。この場合、広告選択部130は、データベース140からキーワード抽出部で抽出されたキーワードを含むカテゴリーで広告情報を選択してもよい。
【0041】
データベース140は、広告主が登録した広告情報を格納することによって、広告情報をそれぞれのキーワード別に該当するカテゴリーに格納及び保持してもよい。ここで、広告情報は、広告の種類や態様に限定されずにモバイル端末に提供可能な全ての広告を意味してもよい。また、データベース140は、広告情報を広告主別に区分して保持及び管理してもよい。
【0042】
一例として、広告選択部130は、テキスト情報に基づいて、コンテキスト分析によってユーザ間の通話中の単位時間の間で最も多く出現した単語をキーワードとして抽出し、抽出したキーワードを含むカテゴリーをデータベース140内で検索し、検索されたカテゴリーに該当する広告情報がユーザ端末に送信されるようにしてもよい。したがって、現在の対話で話題となっている内容に該当する広告が、ユーザに表示される可能性があるため、ユーザの購買行為につながり得る。
【0043】
送信部150は、広告選択部130で選択された広告情報を該当するユーザ端末に送信する。ここで、送信部150は、広告情報をユーザ端末に送信する際に音声情報に関するテキスト情報を共に送信してもよい。
【0044】
一方、送信部150は、音声情報とは別のパケットトンネル(packet tunnel)を介して広告情報を送信してもよい。ここで、前記広告情報は、差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信されてもよい。
【0045】
この場合、広告情報提供システム100は、広告情報同期化部をさらに含み、差出人のアプリケーションから広告選択情報を受信すると、前記広告選択情報の受信に反応して選択された広告情報に該当するウェブページを受信人のアプリケーションに提供し、受信人のアプリケーションから広告選択情報を受信すると、前記広告選択情報の受信に反応して前記差出人のアプリケーションに前記選択された広告情報に該当するウェブページを提供してもよい。
【0046】
例えば、差出人が広告情報提供システム100から受信した広告情報をクリック、またはタッチなどによって選択を行えば、前記差出人の選択に反応して、差出人のユーザ端末に含まれるアプリケーションは、前記広告情報が選択されていることを示す広告選択情報を広告情報提供システム100に送信する。
【0047】
広告情報提供システム100は、広告選択情報を受信すると、前記広告選択情報の受信に反応して、該当するウェブページを差出人のアプリケーションに提供し、前記アプリケーションで前記ウェブページが表示されるようにしてもよい。そして、前記広告情報提供システム100は、受信人のアプリケーションにも前記ウェブページを提供し、受信人のアプリケーションでも該当するウェブページが表示されるようにしてユーザ間のアプリケーションにおいて広告情報が同期化されるようにすることによって、差出人及び受信人に同一の広告情報を表示するようにしてもよい。
【0048】
これとは反対に、受信人が広告情報提供システム100から受信した広告情報を選択した場合にも、差出人のアプリケーションでも該当するウェブページが表示されるようにして差出人及び受信人に同一の広告情報を表示するようにしてもよい。
【0049】
したがって、音声通話時の各ユーザ達は、同一の広告情報に関するウェブページが表示され得るため、該当広告について普段通りに対話することができ、従ってより容易に購買行為につながり得るという効果がある。
【0050】
図2は、本発明の他の実施形態において、広告情報提供システムを示すブロック図である。
【0051】
図2によれば、広告情報提供システム200は、ターゲット広告選択部210及びターゲット広告送信部240を含んでもよい。そして、広告情報提供システム200は費用算出部250をさらに含んでもよい。ここで、ソーシャルデータベース220及び広告データベース230は、広告情報提供システム200に含まれてもよく、或いは、広告情報提供システム200とは別に、前記広告情報提供システム200の外部に位置してもよい。
【0052】
まず、広告情報提供システム200は、映像通話を行おうとする通話者のユーザ端末にネットワークを介してターゲット広告を提供してもよい。このために、ユーザ端末には、映像通話サービスを提供するアプリケーション(Application)が格納されてもよい。
【0053】
ターゲット広告選択部210は、映像通話を行おうとする通話者のソーシャル情報(social information)を用いてターゲット広告を選択してもよい。
【0054】
一例として、ユーザ端末のアプリケーションを介して映像通話を試みる場合、ターゲット広告選択部210は、映像通話をしようとする通話者に関するソーシャル情報をソーシャルデータベース220から取得してもよい。そして、ターゲット広告選択部210は、広告データベース230に格納された複数の広告の中から広告情報に該当する1つ以上のターゲット広告を選択してもよい。
【0055】
ここで、ソーシャルデータベース220には、ソーシャルネットワークサービス(Social Network Service:SNS)を介して通話者間に形成された社会的関係を示す情報に対応するソーシャル情報が格納されてもよい。
【0056】
ここで、ソーシャル情報は、社会的関係を形成したユーザ達のためのユーザ情報及び関係情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。例えば、ユーザ情報は、ユーザの地域情報、性別情報、年齢情報、職業情報、学歴情報、関心分野情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。そして、関係情報は、社会的関係を形成したユーザ達の間の関係を分類する情報に対応しており、ユーザ間の関係が職場の同僚であるか、学校の友人であるか、家族であるか、または隣人であるか否かに関する情報などを含んでもよい。
【0057】
ここで、ソーシャルデータベース220に通話者に関する関係情報が格納されなかった場合、ターゲット広告選択部210は、通話者に関するユーザ情報に基づいて通話者間の関係を推測して関係情報を生成してもよい。例えば、ターゲット広告選択部210は、通話者のユーザ情報に含まれる年齢情報及び職業情報などを用いて通話者間の関係が職場の同僚であるか否かを推測してもよい。そして、ターゲット広告選択部210は、推測された通話者間の関係に基づいて関係情報を生成してもよい。次に、ターゲット広告選択部210は、広告データベース230に格納された複数の広告の中から関係情報に該当するターゲット広告を選択してもよい。
【0058】
ここで、広告データベース230には、広告主が申請した広告がカテゴリー別に分類して格納されてもよい。例えば、広告は、広告地域、広告主題、ターゲット性別などに分類して広告データベース230に格納されてもよい。これにより、ターゲット広告選択部210は、カテゴリー別に分類された広告の中から通話者のソーシャル情報に該当するターゲット広告を1つ以上選択してもよい。このように、ターゲット広告選択部210は、ソーシャル情報を用いてターゲット広告を選択することによって、複数の広告の中から映像通話中の通話者全員が関心を有するターゲット広告を選択してもよい。
【0059】
ここで、複数のターゲット広告が選択された場合、ターゲット広告選択部210は、ソーシャル情報と選択されたターゲット広告間の関連度に基づいて複数のターゲット広告を関連度の高い順に整列してもよい。
【0060】
ターゲット広告送信部240は、ターゲット広告選択部210で選択されたターゲット広告を通話者間に同期化してユーザ端末に送信してもよい。
【0061】
一例として、ターゲット広告送信部240は、通話者1のユーザ端末1(260)及び通話者2のユーザ端末2(270)の各々に同一のターゲット広告が表示されるようにターゲット広告を同期化してユーザ端末1(260)及びユーザ端末2(270)に送信してもよい。これにより、ユーザ端末1(260)及びユーザ端末2(270)には、同一の時点で同一のターゲット広告を表示することができる。そして、通話者は互いに関心のある同一のターゲット広告を見ながら対話をすることができる。ここで、通話者が製品購買、贈り物、旅行、グルメ店などに対する対話を行っている場合、ターゲット広告を用いて通話者の製品購買または売り場への訪問などを誘導することができる。
【0062】
他の例として、ターゲット広告選択部210で複数のターゲット広告が選択された場合、ターゲット広告送信部240は、整列したターゲット広告の順序で同期化してユーザ端末に送信してもよい。例えば、ターゲット広告1、ターゲット広告2、ターゲット広告3の順序で整列した場合、ターゲット広告送信部240は、ターゲット広告1がユーザ端末1(260)及びユーザ端末2(270)に同一の時点に表示し、続いてターゲット広告2がユーザ端末1(260)及びユーザ端末2(270)に同一の時点に表示し、そしてターゲット広告3がユーザ端末1(260)及びユーザ端末2(270)に同一の時点に表示するように、複数のターゲット広告を通話者間に同期化して送信してもよい。ここで、ターゲット広告送信部240は、複数のターゲット広告を映像通話が終了する時点まで同期化してリアルタイムで送信してもよい。
【0063】
そして、ターゲット広告送信部240は、広告選択情報の受信に基づいて通話者が選択したターゲット広告に該当するウェブページをユーザ端末に送信してもよい。例えば、ユーザ端末にターゲット広告がバナー(banner)形式で表示して、通話者がマウス、キーボード、指などのオブジェクトを用いてターゲット広告を選択することによってユーザ端末から広告選択情報が受信された場合、ターゲット広告送信部240は、選択されたターゲット広告に該当するウェブページをユーザ端末に送信してもよい。
【0064】
一例として、通話者1がターゲット広告を選択した場合、ターゲット広告送信部240は、通話者1が選択したターゲット広告に該当するウェブページを通話者1のユーザ端末260及び通話者2のユーザ端末270に全て送信してもよい。これにより、通話者のうちのある1人がターゲット広告を選択しても、ターゲット広告送信部240は、選択されたターゲット広告に該当するウェブページを全ての通話者に送信することによって、通話者がターゲット広告について対話できるように誘導してもよい。
【0065】
他の例として、ターゲット広告送信部240は、通話者のうちターゲット広告を選択した通話者にだけ前記選択されたターゲット広告に該当するウェブページを送信してもよい。
【0066】
また他の例として、ターゲット広告送信部240は、通話者のうち映像通話時に広告視聴オプションを選択した通話者にだけ前記選択されたターゲット広告に該当するウェブページを送信してもよい。
【0067】
そして、ターゲット広告送信部240は、同期化されたターゲット広告と共に表示制御情報をユーザ端末に送信してもよい。ここで、表示制御情報は、映像通話中の通話者間の映像情報とターゲット情報の表示位置を制御するための情報である。ここで、表示制御情報を用いて映像情報及びターゲット広告の表示位置を制御する具体的な説明は、図5〜図7を参照しながら後述することにする。
【0068】
費用算出部250は、通話者がターゲット広告をオブジェクトを用いて選択したか否かに基づいて映像通話費用を算出してもよい。
【0069】
例えば、映像通話中に通話者がターゲット広告をオブジェクトを用いて選択する場合、前記オブジェクトの選択に応じて、費用算出部250は選択されたターゲット広告の個数に基づいて映像通話費用を減額してもよい。
【0070】
ここまで図2では、通話者間のソーシャル情報を用いて通話者全員が関心のある主題、分野などの共通事項に関するターゲット広告を選択するものとして説明したが、それ以外に、広告情報提供システム200は通話者間の映像通話に基づいてターゲット広告を選択してもよい。
【0071】
一例として、ターゲット広告選択部210は、ソーシャル情報と共に通話者の映像通話背景情報、音声情報、通話時間情報を用いて広告データベース230に格納された複数の広告の中からターゲット広告を選択してもよい。例えば、ユーザ端末を介して通話者が映像通話をしようとする場合、ユーザ端末に格納されたアプリケーションは、通話者の音声をデジタル化して音声情報を生成し、生成された音声情報を広告情報提供システム200に送信してもよい。
【0072】
これにより、ターゲット広告選択部210は、ユーザ端末から受信した音声情報からキーワードを抽出し、広告データベース230に格納された複数の広告の中から抽出したキーワード及びソーシャル情報に該当するターゲット広告を選択してもよい。
【0073】
また、ユーザ端末に格納されたアプリケーションは、通話者の映像から背景を抽出して映像通話背景情報を生成し、映像通話背景情報を広告情報提供システム200に送信してもよい。これにより、ターゲット広告選択部210は、受信した映像通話背景情報に該当するキーワードを決定し、決定したキーワード及びソーシャル情報に該当するターゲット広告を選択してもよい。例えば、通話者の映像通話背景がエッフェル塔である場合、ターゲット広告選択部210は、映像通話背景情報に該当するキーワードをエッフェル塔と決定してもよい。そして、ターゲット広告選択部210は、エッフェル塔及びソーシャル情報に該当するターゲット広告を選択してもよい。
【0074】
また、ユーザ端末に格納されたアプリケーションは、通話者が映像通話を進行する時間に基づいて通話時間情報を生成し、通話時間情報を広告情報提供システム200に送信してもよい。これにより、ターゲット広告選択部210は、通話時間情報及びソーシャル情報に該当するターゲット広告を選択してもよい。例えば、映像通話時間が夜で、通話者間の関係が家族である場合、ターゲット広告選択部210は、ソーシャル情報及び通話時間情報に基づいて夜食の広告をターゲット広告として選択してもよい。
【0075】
このように、ターゲット広告選択部210は、映像通話背景情報及びソーシャル情報を共に利用したり、音声情報及びソーシャル情報を共に利用したり、通話時間情報及びソーシャル情報を共に用いてターゲット広告を選択することによって、通話者全員にとってより関心のある主題または分野に関する広告をターゲット広告として提供してもよい。
【0076】
以下、図3を参照しながら本発明の一実施形態に係る広告情報提供装置を説明する。広告情報提供装置300はユーザ端末に含まれており、ユーザがVoIP基盤の音声通話を行う時の広告情報提供システムから受信した広告情報をユーザに提供してもよい。
【0077】
広告情報提供装置300は、音声認識モジュール310、情報変換モジュール320、送信モジュール330及び表示モジュール340を含む。
【0078】
音声認識モジュール310は、アプリケーションを介して受信した音声情報を認識する。
【0079】
情報変換モジュール320は、音声認識モジュール310で認識された音声情報をテキスト情報に変換する。ここで、情報変換モジュール320で変換されたテキスト情報は、送信モジュール330に送信されて広告情報提供システムでテキスト情報に該当する広告情報を受信するための用途に用いられる一方、ユーザ端末に字幕の形態で表示されるようにしてもよい。
【0080】
送信モジュール330は、情報変換モジュール320で変換されたテキスト情報を広告情報提供システムに送信する。
【0081】
広告情報提供システムは、広告情報提供装置300からテキスト情報を受信すると、上述したようにデータベースでユーザ間の対話内容に適合した広告情報を選択して差出人及び受信人の広告情報提供装置300に送信してもよい。
【0082】
ここでも、前記広告情報提供システムは、音声情報とは別のパケットトンネルを介して広告情報を差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信してもよい。
【0083】
表示モジュール340は、広告情報提供システムから受信した前記テキスト情報に該当する広告情報を表示する。ここで、表示モジュール340は、広告情報提供システムから受信した広告情報と情報変換モジュール320で変換されたテキスト情報をユーザ端末上の画面に表示してもよい。
【0084】
その後、ユーザが表示された広告情報を選択する場合、広告情報提供システムは選択された広告情報に該当するウェブページを提供し、前記ウェブページに関する情報を前記ユーザと該ユーザと通話中の他のユーザのそれぞれのアプリケーションに送信して、ユーザ間に提供される広告情報を同期化してもよい。
【0085】
図4は、本発明の一実施形態において、ユーザ端末上に広告情報及びテキスト情報が表示されることを示す例示図である。
【0086】
図面を参照すれば、ユーザ端末の画面は、第1領域410及び第2領域420に区分してもよい。例えば、ユーザが通話を実行すれば、前記通話に反応して、ユーザ端末にはユーザ間の通話内容に適合した広告情報が広告情報提供システムから受信され、前記第1領域410または前記第2領域420に表示される。
【0087】
広告情報が第1領域410に表示される場合、音声情報から変換されたテキスト情報は第2領域420に表示されてもよく、広告情報が第2領域420に表示される場合には前記テキスト情報は第1領域410に表示されてもよい。しかし、添付する図面は一実施形態であって、本発明はこれらに限定されることはなく、広告情報及びテキスト情報を複数の領域を介して画面上に表示することは、本発明の技術的思想の範疇に含まれるものといえる。
【0088】
図5は、本発明の一実施形態において、広告情報提供システムで表示制御情報を用いてターゲット広告を表示する例を示す図である。
【0089】
図5によれば、広告情報提供システムは、ユーザ端末の全体画面にターゲット広告が表示されるように制御するための表示制御情報をユーザ端末に送信してもよい。
【0090】
例えば、ユーザ端末には、映像通話中の通話相手に関する映像情報510とバナー形式のターゲット広告520が表示されていてもよい。ここで、通話者によってターゲット広告520が選択された場合、前記選択に反応して、広告情報提供システムは、前記表示制御情報とターゲット広告520に該当するウェブページをユーザ端末に送信してもよい。これにより、ユーザ端末に格納されたアプリケーションは、前記表示制御情報に基づいて前記映像情報510の代わりにターゲット広告530をユーザ端末の全体画面に表示してもよい。換言すれば、ターゲット広告が選択される以前のユーザ端末には映像情報510が表示され、ターゲット広告が選択された以後のユーザ端末にはターゲット広告530が表示されてもよい。ここで、ユーザ端末のスピーカを介して通話相手の音声は出力されてもよい。
【0091】
図6は、本発明の一実施形態において、広告情報提供システムで表示制御情報を用いてターゲット広告と映像情報とを共に表示する例を示す図である。
【0092】
図6によれば、広告情報提供システムは、ユーザ端末の画面分割によってターゲット広告及び映像情報が共に表示されるように制御するための表示制御情報をユーザ端末に送信してもよい。
【0093】
例えば、ユーザ端末には、映像通話中の通話相手に対する映像情報610とバナー形式のターゲット広告620とが表示されてもよい。ここで、通話者によってターゲット広告620が選択された場合、広告情報提供システムは表示制御情報とターゲット広告620に該当するウェブページをユーザ端末に送信してもよい。これにより、ユーザ端末に格納されたアプリケーションは、表示制御情報によって画面を分割し、分割された画面に映像情報630及び前記ターゲット広告620に該当するウェブページ640を表示してもよい。ここで、画面は上下、左右に分割されてもよく、映像情報630及びターゲット広告620に該当するウェブページ630は分割された画面のうちのどこに表示されてもよい。
【0094】
図7は、本発明の一実施形態において、広告情報提供システムで表示制御情報を用いてターゲット広告と映像情報とをオーバラップして表示する例を示す図である。
【0095】
図7によれば、広告情報提供システムは、ターゲット広告が映像情報にオーバラップ(overlap)して表示されるように制御するための表示制御情報をユーザ端末に送信してもよい。
【0096】
例えば、ユーザ端末には映像通話中の通話相手に対する映像情報710とバナー形式のターゲット広告720が表示してもよい。ここで、通話者によってターゲット広告720が選択された場合、広告情報提供システムは表示制御情報と前記ターゲット広告720に該当するウェブページをユーザ端末に送信してもよい。これにより、ユーザ端末に格納されたアプリケーションは、表示制御情報に基づいて全体画面に表示されている映像情報730の上にターゲット広告720に該当するウェブページ740をオーバラップ(overlap)して表示してもよい。
【0097】
以上の図5〜図7では、説明の便宜のためにターゲット広告がバナー形式でユーザ端末に表示するものとして説明したが、これらは一例であって、広告情報提供システムはバナー形式以外の他の形態によってターゲット広告をユーザ端末に表示することもできる。
【0098】
図8は、本発明の一実施形態において、広告情報提供システムが広告情報を提供する方法を説明するためのフローチャートである。以下、図面を参照しながら広告情報提供システムが広告情報をユーザに提供する過程を詳細に説明する。
【0099】
広告情報提供システムの音声認識部は、ユーザ端末のアプリケーションから受信した音声情報を認識する(S810)。これにより、情報変換部は音声認識部から受信した音声情報をテキスト情報に変換する(S820)。ここで、情報変換部は前記音声情報をテキスト情報へ変換する際にコンテキスト分析によってユーザ間の通話内容からキーワードを抽出してもよい。
【0100】
この後、広告選択部は、データベースに格納された複数の広告情報のうち前記テキスト情報から抽出されたキーワードに基づいてユーザ間の話題に適合した広告情報を選択する(S830)。
【0101】
送信部は、広告選択部で選択された広告情報をユーザ端末に送信する(S840)。ここで、送信部は、音声情報を送信するパケットトンネルとは別のパケットトンネルを介して、前記広告情報と共にテキスト情報を差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信してもよい。
【0102】
このようにユーザ端末に送信された広告情報は、差出人及び受信人のユーザ端末の画面上に表示される。ここで、差出人が広告情報を選択する場合、選択された広告情報に該当するウェブページが差出人に提供される一方で受信人に提供されてもよい。また、受信人が広告情報を選択する場合にも、前記ウェブページが受信人と差出人に提供されてもよい。
【0103】
図9は、本発明の他の実施形態において、広告情報提供システムが広告情報を提供する方法を説明するためのフローチャートである。
【0104】
まず、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して社会的関係(social relationship)を形成した通話者が映像通話をしようとする場合、広告情報提供システムは通話者に関するソーシャル情報(social information)に基づいてターゲット広告を選択してもよい(S910)。
【0105】
ここで、広告情報提供システムは、ソーシャルデータベースに格納されたソーシャル情報の中から通話者に関するソーシャル情報を取得してもよい。そして、広告情報提供システムは、広告データベースに格納された複数の広告の中からソーシャル情報に該当するターゲット広告を選択してもよい。
【0106】
また、広告情報提供システムは、ソーシャル情報と共に通話者の映像通話背景情報、音声情報、または、通話時間情報を用いて広告データベースに格納された複数の広告の中からターゲット広告を選択してもよい。
【0107】
一例として、ユーザ端末を介して通話者が映像通話をしようとする場合、ユーザ端末に格納されたアプリケーションは、通話者の音声をデジタル化して音声情報を生成し、生成された音声情報を広告情報提供システムに送信してもよい。これにより、広告情報提供システムは、ユーザ端末から受信した音声情報からキーワードを抽出し、広告データベースに格納された複数の広告の中から抽出したキーワード及びソーシャル情報に該当するターゲット広告を選択してもよい。
【0108】
他の例として、ユーザ端末に格納されたアプリケーションは、通話者の映像から背景を抽出して映像通話背景情報を生成し、前記映像通話背景情報を広告情報提供システムに送信してもよい。これにより、広告情報提供システムは、映像通話背景情報に該当するキーワードを決定し、決定したキーワード及びソーシャル情報に該当するターゲット広告を選択してもよい。
【0109】
また他の例として、ユーザ端末に格納されたアプリケーションは、通話者が映像通話を実行する時間に基づいて通話時間情報を生成し、通話時間情報を広告情報提供システムに送信してもよい。これにより、広告情報提供システムは、通話時間情報及びソーシャル情報に該当するターゲット広告を選択してもよい。このように、広告情報提供システムは、映像通話背景情報、音声情報、または、映像情報と共にソーシャル情報を用いてターゲット広告を選択することによって、通話者全員がより関心のある話題または主題に関する広告をターゲット広告として提供してもよい。
【0110】
次に、広告情報提供システムは、選択したターゲット広告を通話者間に同期化してユーザ端末に送信してもよい(S920)。
【0111】
一例として、広告情報提供システムは、選択されたターゲット広告が通話者の各ユーザ端末に同一の時点で表示されるように同期化して送信してもよい。ここで、複数のターゲット広告が選択された場合、広告情報提供システムはソーシャル情報とターゲット広告との間の関連度に応じて複数のターゲット広告を配列してもよい。そして、前記広告情報提供システムは、配列した複数のターゲット広告を通話者間で同期化して送信してもよい。これにより、通話者1のユーザ端末1と通話者2のユーザ端末2には、同一の時点でターゲット広告1が表示され、続いて通話者1のユーザ端末1と通話者2のユーザ端末2には、同一の時点でターゲット広告2が表示され、通話者1のユーザ端末1と通話者2のユーザ端末2には、同一の時点でターゲット広告3が整列した順序で順次表示されてもよい。
【0112】
そして、ユーザ端末から広告選択情報が受信された場合(S930)、広告情報提供システムは、選択されたターゲット広告に該当するウェブページをユーザ端末に送信してもよい(S940)。
【0113】
一例として、通話者1がターゲット広告を選択した場合、広告情報提供システムは、通話者1が選択したターゲット広告に該当するウェブページを通話者1のユーザ端末及び通話者2のユーザ端末の双方に送信してもよい。これにより、通話者のうちのある1人がターゲット広告を選択しても、広告情報提供システムは選択されたターゲット広告に該当するウェブページを全ての通話者に送信することによって通話者が前記選択されたターゲット広告について対話するように誘導してもよい。
【0114】
他の例として、広告情報提供システムは、通話者のうちターゲット広告を選択した通話者にだけ前記選択されたターゲット広告に該当するウェブページを送信してもよい。
【0115】
また他の例として、広告情報提供システムは、通話者のうち映像通話時に広告視聴オプションを選択した通話者にだけ前記選択されたターゲット広告に該当するウェブページを送信してもよい。
【0116】
ここで、広告情報提供システムは、ターゲット広告に関するウェブページと共に表示制御情報をユーザ端末に送信してもよい。ここで、表示制御情報は、映像通話中の通話者に関する映像情報とターゲット情報とをユーザ端末に表示する状態を制御するための情報である。
【0117】
一例として、ユーザ端末に格納されたアプリケーションは、表示制御情報に基づいてユーザ端末の画面を分割し、分割された画面に映像情報とターゲット情報に該当するウェブページを各々表示してもよい。
【0118】
他の例として、前記アプリケーションは、表示制御情報に基づいてユーザ端末の全体画面にターゲット広告に該当するウェブページを表示してもよい。このように、ユーザ端末に映像情報が表示されなくても通話に支障がないように、音声情報はユーザ端末のスピーカを介して出力されてもよい。
【0119】
また他の例として、前記アプリケーションは、表示制御情報によってユーザ端末の全体画面に表示されている映像情報の上にターゲット広告に該当するウェブページをオーバラップ(overlap)して表示してもよい。
【0120】
そして、広告情報提供システムは、ユーザ端末に表示したターゲット広告の選択有無に基づいて映像通話費用を算出してもよい。例えば、通話者が映像通話中にオブジェクトを用いてターゲット広告を選択した回数に基づいて映像通話費用を算出してもよい。即ち、通話者が映像通話中に表示される1つ以上のターゲット広告を見た回数によって映像通話費用を減額してもよい。
【0121】
図10は、本発明の一実施形態において、広告情報提供装置が広告情報を提供する方法を説明するためのフローチャートである。以下では、図3で説明した広告情報提供装置を介して広告情報が提供される過程を説明する。
【0122】
ユーザが通話を行ってユーザ端末に音声が入力されれば、前記音声入力に反応して、広告情報提供装置の音声認識モジュールは、アプリケーションを介して受信した音声情報を認識する(S1010)。これにより、情報変換モジュールは、音声認識モジュールで認識された音声情報をテキスト情報に変換する(S1020)。ここで、テキスト情報は、送信モジュールに送信されて広告情報提供システムに送信されてもよく(S1030)、表示モジュールに送信されてユーザ端末の画面上に表示されてもよい。
【0123】
広告情報提供システムからテキスト情報に該当する広告情報を受信すると、表示モジュールは、前記広告情報を前記広告情報が提供される領域とは異なる領域上に表示してもよい(S1040)。
【0124】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって行うことができるプログラム命令形態で実現され、コンピュータ読み出し可能媒体に記録してもよい。前記記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせたものを含んでもよい。前記記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。
【0125】
上述したように本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形が可能である。
【0126】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されて定められるものではなく、特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
【符号の説明】
【0127】
100 広告情報提供システム
110 音声認識部
120 情報変換部
130 広告選択部
140 データベース
150 送信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
VoIP基盤広告情報提供システムにおいて、
ユーザ端末のアプリケーションを介して受信した音声情報を認識する音声認識部と、
前記音声情報をテキスト情報に変換する情報変換部と、
データベースに格納された複数の広告情報のうち前記テキスト情報に該当する広告情報を選択する広告選択部と、
前記選択された広告情報を送信する送信部と、
を含む、広告情報提供システム。
【請求項2】
前記送信部は、
前記音声情報とは別のパケットトンネルを介して前記広告情報を差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信し、前記広告情報の送信時に前記テキスト情報を共に送信する、請求項1に記載の広告情報提供システム。
【請求項3】
前記テキスト情報からキーワードを抽出するキーワード抽出部をさらに含み、
前記データベースは、
前記広告情報をそれぞれのキーワード別に該当するカテゴリーに格納し、
前記広告選択部は、
前記抽出されたキーワードを含むカテゴリーから前記広告情報を選択する、請求項1に記載の広告情報提供システム。
【請求項4】
広告選択情報を受信すると、該当するウェブページを差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信する広告情報同期化部をさらに含む、請求項1に記載の広告情報提供システム。
【請求項5】
映像通話を行おうとする通話者のソーシャル情報を用いてターゲット広告を選択するターゲット広告選択部と、
前記ターゲット広告を前記ユーザ端末に送信するターゲット広告送信部と、
をさらに含む、請求項1に記載の広告情報提供システム。
【請求項6】
前記ターゲット広告送信部は、
前記選択されたターゲット広告が前記通話者のユーザ端末に表示されるように、前記選択されたターゲット広告を通話者間に同期化して送信し、
前記通話者のうちのいずれか一人によって前記ターゲット広告が選択された場合、前記選択されたターゲット広告に関するウェブページを前記ターゲット広告を選択した通話者及び通話相手に送信することを特徴とする請求項5に記載の広告情報提供システム。
【請求項7】
前記ターゲット広告送信部は、
前記ユーザ端末の画面分割によって、前記ターゲット広告及び前記映像通話中の通話相手に対する映像情報が共に表示されるように制御する表示制御情報、前記ユーザ端末の全体画面に前記ターゲット広告が表示されるように制御する表示制御情報、及び前記ユーザ端末の全体画面に映像通話中の通話相手に関する映像情報を表示し、表示した映像情報の上に前記ターゲット広告がオーバラップして表示されるように制御する表示制御情報、のうち少なくとも1つを送信することを特徴とする請求項1に記載の広告情報提供システム。
【請求項8】
前記ターゲット広告選択部は、
前記通話者の地域情報、性別情報、年齢情報、職業情報、学歴情報、関心分野情報のうち少なくとも1つを含むユーザ情報を用いて前記通話者の関係情報を生成し、広告主が申請した1つ以上の広告が格納された広告データベースから前記関係情報に該当するターゲット広告を選択することを特徴とする請求項5に記載の広告情報提供システム。
【請求項9】
前記ターゲット広告選択部は、
前記通話者の映像通話背景情報、及び前記通話者の音声情報を用いて抽出したキーワードのうち少なくとも1つに基づいて前記ターゲット広告を選択することを特徴とする請求項5に記載の広告情報提供システム。
【請求項10】
前記通話者のうち少なくとも1人が前記ターゲット広告を選択したか否かに基づいて前記通話者間の映像通話費用を算出する費用算出部をさらに含む請求項5に記載の広告情報提供システム。
【請求項11】
広告主が申請した1つ以上の広告が格納された広告データベースと、
前記ソーシャル情報が格納されたソーシャルデータベースと、
を含み、
前記ターゲット広告選択部は、
前記通話者が映像通話を試みることによって、前記ソーシャルデータベースから前記通話者に対するソーシャル情報を取得することを特徴とする請求項5に記載の広告情報提供システム。
【請求項12】
VoIP基盤広告情報提供装置において、
アプリケーションを介して受信した音声情報を認識する音声認識モジュールと、
前記音声情報をテキスト情報に変換する情報変換モジュールと、
広告情報提供サーバに前記テキスト情報を送信する送信モジュールと、
前記広告情報提供サーバから受信した前記テキスト情報に該当する広告情報と前記変換されたテキスト情報を表示する表示モジュールと、
を含む、広告情報提供装置。
【請求項13】
前記広告情報提供サーバは、
前記音声情報とは別のパケットトンネルを介して前記広告情報を差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信し、広告選択情報を受信すると、該当するウェブページを差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信する、請求項12に記載の広告情報提供装置。
【請求項14】
広告情報提供サーバによって行われるVoIP基盤広告情報提供方法であって、該方法は、
ユーザ端末のアプリケーションを介して受信した音声情報を認識し、
前記音声情報をテキスト情報に変換し、
データベースに格納された複数の広告情報のうち前記テキスト情報に該当する広告情報を選択し、
前記選択された広告情報を送信すること、
を含む、広告情報提供方法。
【請求項15】
前記広告情報の送信は、
前記音声情報とは別のパケットトンネルを介して前記広告情報を差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信し、前記広告情報の送信時に前記テキスト情報を共に送信することを含む、請求項14に記載の広告情報提供方法。
【請求項16】
前記データベースには、前記広告情報がそれぞれのキーワード別に該当するカテゴリーに格納され、
前記広告情報の選択は、
前記テキスト情報からキーワードを抽出し、
前記抽出されたキーワードに基づいて前記データベースに格納された複数の広告情報のうち前記テキスト情報に該当する広告情報を選択すること、
を含む、請求項14に記載の広告情報提供方法。
【請求項17】
前記選択された広告情報の送信後に、
広告選択情報を受信すると、該当するウェブページを差出人のアプリケーション及び受信人のアプリケーションに送信することをさらに含む、請求項14に記載の広告情報提供方法。
【請求項18】
映像通話を行おうとする通話者のソーシャル情報を用いてターゲット広告を選択し、
前記選択されたターゲット広告が前記通話者のユーザ端末に表示するように前記選択されたターゲット広告を通話者間に同期化して送信すること、
をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の広告情報提供方法。
【請求項19】
前記通話者のうちのいずれか一人によって前記ターゲット広告が選択された場合、前記選択されたターゲット広告に関するウェブページをターゲット広告を選択した通話者及び通話相手に送信することをさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の広告情報提供方法。
【請求項20】
VoIP基盤広告情報提供方法において、
ユーザ端末がアプリケーションを介して受信した音声情報を認識し、
前記音声情報をテキスト情報に変換し、
広告情報提供サーバに前記テキスト情報を送信し、
前記広告情報提供サーバから受信した前記テキスト情報に該当する広告情報と前記変換されたテキスト情報を表示することを含む、広告情報提供方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−5445(P2013−5445A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−135128(P2012−135128)
【出願日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】