説明

XMRV感染のマーカーとその使用

本発明は、異種指向性マウス白血病ウイルス関連レトロウイルス(XMRV)およびXMRV感染に関連する疾患を検出するためのアッセイに関する。さらに、本発明は免疫応答を誘導することができる特異的XMRV抗原、ならびに診断、スクリーニング、および治療に大きな効用を有するXMRVに関係する核酸に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号83、配列番号84、および配列番号85からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む単離された抗原性ペプチドであって、XMRV p15Eの全アミノ酸配列に対応しない、上記ペプチド。
【請求項2】
配列番号83、配列番号84、および配列番号85からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列から成る単離された抗原性ペプチドであって、XMRV p15Eの全アミノ酸配列に対応しない、上記ペプチド。
【請求項3】
試験サンプル中の抗XMRV抗体を検出する方法であって、
(a)前記試験サンプルを、XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む前記抗原性ポリペプチドと、抗原/抗XMRV抗体複合体を形成させるのに十分な時間と条件のもとで接触させるステップ;ならびに
(b)前記抗原/抗XMRV抗体複合体の存在を検出することにより、前記試験サンプル中に存在する抗XMRV抗体の存在を検出するステップ
を含むものである前記方法。
【請求項4】
試験サンプル中の抗XMRV抗体を検出する方法であって、
(a)前記試験サンプルを、XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む前記抗原性ポリペプチドと、抗原/抗XMRV抗体複合体を形成させるのに十分な時間と条件のもとで接触させるステップ;
(b)抗原/抗XMRV抗体複合体をコンジュゲートと十分な時間と条件のもとで接触させ、コンジュゲートを抗XMRV抗体と結合させるステップであって、前記コンジュゲートが前記抗XMRV抗体と結合できる抗体および標識を含むものである、前記ステップ;ならびに
(c)前記標識の存在を検出することにより、前記試験サンプル中に存在する抗XMRV抗体の存在を検出するステップ
を含むものである前記方法。
【請求項5】
試験サンプル中の抗XMRV抗体を検出する方法であって、
(a)前記試験サンプルを、XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む前記抗原性ポリペプチドと、抗原/抗XMRV抗体複合体を形成させるのに十分な時間および条件のもとで接触させるステップ;
(b)抗原/抗XMRV抗体複合体をコンジュゲートと十分な時間と条件のもとで接触させ、コンジュゲートを抗XMRV抗体と結合させるステップであって、前記コンジュゲートがステップ(a)で選択した抗原のアミノ酸配列および標識を含むものである、前記ステップ;ならびに
(c)前記標識の存在を検出することにより、前記試験サンプル中に存在する抗XMRV抗体の存在を検出するステップ
を含んでなる前記方法。
【請求項6】
試験サンプル中の抗XMRV抗体を検出する方法であって、
(a)前記試験サンプルを、XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む前記抗原性ポリペプチドと、抗原/抗XMRV抗体複合体を形成させるのに十分な時間および条件のもとで接触させるステップ;
(b)抗原/抗XMRV抗体複合体を、コンジュゲートと十分な時間と条件のもとで接触させ、前記コンジュゲートを抗XMRV抗体と結合させるステップであって、前記コンジュゲートが(i)リガンド結合部分と機能しうる形で連結されたステップ(a)で選択された抗原のアミノ酸配列;および(ii)標識と機能しうる形で連結された(i)のリガンド結合部分と結合したリガンドを含むものである、前記ステップ;ならびに
(c)前記標識の存在を検出することにより、前記試験サンプル中に存在する抗XMRV抗体の存在を検出するステップ
を含んでなる前記方法。
【請求項7】
(a)XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない改変された抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含み、前記改変がリガンド結合部分の抗原性ポリペプチドとの機能しうる形での連結である、前記改変された抗原性ポリペプチド;および(b)標識と機能しうる形で連結された(a)のリガンド結合部分により結合したリガンドを含む、コンジュゲート組成物。
【請求項8】
リガンドとリガンド結合部分が、ビオチンとアビジン;ビオチンとストレプトアビジン;ジゴキシゲニンと抗ジゴキシゲニン;抗フルオレセインとフルオレセイン;抗2,4-ジニトロフェノール(DNP)とDNP;および抗ペルオキシダーゼとペルオキシダーゼからなる群より選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
標識が化学発光標識、蛍光標識、放射性標識、ペプチド標識、核酸標識、および酵素標識からなる群より選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
試験サンプル中の前立腺癌を検出する方法であって、
(a)前記試験サンプルを、XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む前記抗原性ポリペプチドと、抗原/抗XMRV抗体複合体を形成させるのに十分な時間および条件のもとで接触させるステップ;ならびに
(b)前記抗原/抗XMRV抗体複合体の存在を検出することにより、前記試験サンプル中に存在する抗XMRV抗体の存在を検出するステップ;
を含むものであり、ここで抗XMRV抗体の存在は試験サンプル中の前立腺癌の存在の指標である前記方法。
【請求項11】
試験サンプル中の前立腺癌を検出する方法であって、
(a)前記試験サンプルを、XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む前記抗原性ポリペプチドと、抗原/抗XMRV抗体複合体を形成させるのに十分な時間および条件のもとで接触させるステップ;
(b)抗原/抗XMRV抗体複合体をコンジュゲートと十分な時間と条件のもとで接触させ、コンジュゲートを抗XMRV抗体と結合させるステップであって、前記コンジュゲートが前記抗XMRV抗体と結合することができる抗体および標識を含むものである、前記ステップ;ならびに
(c)前記標識の存在を検出することにより、前記試験サンプル中に存在する抗XMRV抗体の存在を検出するステップ;
を含むものであり、ここで抗XMRV抗体の存在は試験サンプル中の前立腺癌の存在の指標である前記方法。
【請求項12】
試験サンプル中の前立腺癌を検出する方法であって、
(a)前記試験サンプルを、XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む前記抗原性ポリペプチドと、抗原/抗XMRV抗体複合体を形成させるのに十分な時間および条件のもとで接触させるステップ;
(b)抗原/抗XMRV抗体複合体をコンジュゲートと十分な時間と条件のもとで接触させ、コンジュゲートを抗XMRV抗体と結合させるステップであって、前記コンジュゲートがステップ(a)で選択した抗原のアミノ酸配列および標識を含むものである、前記ステップ;ならびに
(c)前記標識の存在を検出することにより、前記試験サンプル中に存在する抗XMRV抗体の存在を検出するステップ;
を含むものであり、ここで抗XMRV抗体の存在は試験サンプル中の前立腺癌の存在の指標である前記方法。
【請求項13】
試験サンプル中の前立腺癌を検出する方法であって、
(a)前記試験サンプルを、XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む前記抗原性ポリペプチドと、抗原/抗XMRV抗体複合体を形成させるのに十分な時間および条件のもとで接触させるステップ;
(b)抗原/抗XMRV抗体複合体をコンジュゲートと、コンジュゲートが抗XMRV抗体と結合するのに十分な時間と条件のもとで接触させるステップであって、前記コンジュゲートが(i)リガンド結合部分と機能しうる形で連結されたステップ(a)で選択された抗原のアミノ酸配列;および(ii)標識と機能しうる形で連結された(i)のリガンド結合部分と結合したリガンドを含むものである、前記ステップ;ならびに
(c)前記標識の存在を検出することにより、前記試験サンプル中の前立腺癌の存在を検出するステップ
を含む前記方法。
【請求項14】
試験サンプル中のXMRV感染の進行をモニターする方法であって、
(a)前記試験サンプルを、XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有する配列を含む前記抗原性ポリペプチドと、抗原/抗XMRV抗体複合体を形成させるのに十分な時間および条件で接触させるステップ;ならびに
(b)前記抗原/XMRV抗体複合体の存在を検出することにより、前記試験サンプル中に存在する抗XMRV抗体の存在を検出するステップ
を含むものであり、ここで前記抗原/XMRV抗体複合体の存在はXMRV感染の進行の指標である前記方法。
【請求項15】
前記試験サンプル中の前記抗原/XMRV抗体複合体の存在を
(a)抗原/抗XMRV抗体複合体を抗体コンジュゲートと十分な時間と条件のもとで接触させ、コンジュゲートを抗XMRV抗体と結合させるステップであって、前記コンジュゲートが抗XMRV 抗体と結合できる抗体および標識を含むものである、前記ステップ;および
(b)前記標識の存在を検出することにより、前記試験サンプル中に存在する抗XMRV抗体の存在を検出するステップ
により検出する方法であって、ここで抗XMRV抗体の存在は試験サンプル中のXMRV感染の進行の指標である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記試験サンプル中の前記抗原/XMRV 抗体複合体の存在を、
(a)抗原/抗XMRV抗体複合体を抗原コンジュゲートと十分な時間と条件のもとで接触させ、コンジュゲートを前記抗XMRV抗体と結合させるステップであって、前記コンジュゲートが抗XMRV抗体と結合できる抗原および標識を含むものである、前記ステップ;および
(b)前記標識の存在を検出することにより、前記試験サンプル中の抗XMRV抗体の存在を検出するステップ
により検出する方法であって、ここで、抗XMRV抗体の存在は試験サンプル中のXMRV感染の進行の指標である、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
試験サンプル中の抗XMRV抗体の存在を検出するキットであって、
(a)XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む前記抗原性ポリペプチド;ならびに
(b)抗XMRV抗体に対する抗体および標識を含むコンジュゲート
を含むものである前記キット。
【請求項18】
試験サンプル中の抗XMRV抗体の存在を検出するキットであって:
(a)XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む前記抗原性ポリペプチド;ならびに
(b) (a)より選択される配列を含む抗原および標識を含むコンジュゲート
を含むものである前記キット。
【請求項19】
試験サンプル中の抗XMRV抗体の存在を検出するキットであって:
(a)XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ポリペプチドであって、配列番号23;配列番号25;配列番号27;配列番号29;配列番号33;配列番号39;配列番号43;配列番号50;配列番号52;配列番号56;配列番号60;配列番号63;配列番号67;配列番号73;配列番号77;配列番号80;配列番号82;配列番号83;配列番号84;配列番号85;配列番号102;および配列番号109からなる群より選択されるアミノ酸配列と少なくとも97%同一性を有するアミノ酸配列を含む前記抗原性ポリペプチド;ならびに
(b)(i)リガンド結合部分と機能しうる形で連結された(a)で選択された配列を含む抗原性ポリペプチド;および(ii)標識と機能しうる形で連結された(i)のリガンド結合部分と結合したリガンド、を含むコンジュゲート、
を含むものである前記キット。
【請求項20】
100未満のヌクレオチドからなる単離された核酸配列であって、配列番号16;配列番号19;配列番号30;配列番号31;配列番号40;配列番号44;配列番号53;配列番号54;配列番号57;配列番号58;配列番号64;配列番号65;配列番号68;配列番号69;配列番号70;配列番号71;配列番号74;配列番号75;配列番号78;配列番号90;配列番号91;配列番号96;配列番号97;配列番号98;配列番号99;配列番号103;配列番号104;配列番号105;および配列番号106、またはその相補配列からなる群より選択される配列と少なくとも97%同一性を有する配列を含むものである前記単離された核酸配列。
【請求項21】
100未満のヌクレオチドからなる単離された核酸配列であって、配列番号16;配列番号19;配列番号30;配列番号31;配列番号40;配列番号44;配列番号53;配列番号54;配列番号57;配列番号58;配列番号64;配列番号65;配列番号68;配列番号69;配列番号70;配列番号71;配列番号74;配列番号75;配列番号78;配列番号90;配列番号91;配列番号96;配列番号97;配列番号98;配列番号99;配列番号103;配列番号104;配列番号105;および配列番号106、またはその相補配列からなる群より選択される配列を含むものである前記単離された核酸配列。
【請求項22】
請求項20に記載の核酸配列を含むベクター。
【請求項23】
請求項22に記載のベクターを含む細胞。
【請求項24】
XMRVを含有する細胞を決定する方法であって、配列番号16;配列番号19;配列番号30;配列番号31;配列番号40;配列番号44;配列番号53;配列番号54;配列番号57;配列番号58;配列番号64;配列番号65;配列番号68;配列番号69;配列番号70;配列番号71;配列番号74;配列番号75;配列番号78;配列番号90;配列番号91;配列番号96;配列番号97;配列番号98;配列番号99;配列番号103;配列番号104;配列番号105;および配列番号106、またはその相補配列からなる群より選択される配列と少なくとも97%同一性を有する配列を含む100未満のヌクレオチドの配列と特異的にハイブリダイズする細胞核酸を検出するステップを含むものであり、ここで前記細胞核酸の存在は細胞がXMRVに感染していることを示す前記方法。
【請求項25】
XMRVを含有する細胞を決定する方法であって、配列番号16;配列番号19;配列番号30;配列番号31;配列番号40;配列番号44;配列番号53;配列番号54;配列番号57;配列番号58;配列番号64;配列番号65;配列番号68;配列番号69;配列番号70;配列番号71;配列番号74;配列番号75;配列番号78;配列番号90;配列番号91;配列番号96;配列番号97;配列番号98;配列番号99;配列番号103;配列番号104;配列番号105;および配列番号106、またはその相補配列からなる群より選択される核酸配列と特異的にハイブリダイズする細胞核酸を検出するステップを含むものであり、ここで前記細胞核酸の存在は細胞がXMRVに感染していることを示すものである前記方法。
【請求項26】
次の核酸対:配列番号16と配列番号19;配列番号30と配列番号31;配列番号40と配列番号44;配列番号53と配列番号54;配列番号57と配列番号58;配列番号64と配列番号65;配列番号68と配列番号69;配列番号70と配列番号71;配列番号74と配列番号75;配列番号74と配列番号78;配列番号90と配列番号91;配列番号96と配列番号97;配列番号98と配列番号99;配列番号103と配列番号104;配列番号105と配列番号106のグループから選択される1対の核酸と特異的にハイブリダイズする細胞核酸を検出するステップを含むものである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
細胞核酸のハイブリダイゼーションが次の分子検出方法:RT-PCR、ネスト化PCR、およびヘミネスト化PCRのうちの1つの環境のもとで起こる、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前立腺癌細胞を検出する方法であって、配列番号16;配列番号19;配列番号30;配列番号31;配列番号40;配列番号44;配列番号53;配列番号54;配列番号57;配列番号58;配列番号64;配列番号65;配列番号68;配列番号69;配列番号70;配列番号71;配列番号74;配列番号75;配列番号78;配列番号90;配列番号91;配列番号96;配列番号97;配列番号98;配列番号99;配列番号103;配列番号104;配列番号105;および配列番号106、またはその相補配列からなる群より選択される配列と少なくとも97%同一性を有する配列を含む100未満のヌクレオチドの配列と特異的にハイブリダイズする細胞核酸を検出するステップを含むものであり、ここで前記細胞核酸の存在はその細胞が前立腺癌細胞であることを示す前記方法。
【請求項29】
前立腺癌細胞を検出する方法であって、配列番号16;配列番号19;配列番号30;配列番号31;配列番号40;配列番号44;配列番号53;配列番号54;配列番号57;配列番号58;配列番号64;配列番号65;配列番号68;配列番号69;配列番号70;配列番号71;配列番号74;配列番号75;配列番号78;配列番号90;配列番号91;配列番号96;配列番号97;配列番号98;配列番号99;配列番号103;配列番号104;配列番号105;および配列番号106、またはその相補配列からなる群より選択される核酸配列と特異的にハイブリダイズする細胞核酸を検出するステップを含むものであり、前記細胞核酸の存在は細胞が前立腺癌細胞であることを示す前記方法。
【請求項30】
次の核酸対:配列番号16と配列番号19;配列番号30と配列番号31;配列番号40と配列番号44;配列番号53と配列番号54;配列番号57と配列番号58;配列番号64と配列番号65;配列番号68と配列番号69;配列番号70と配列番号71;配列番号74と配列番号75;配列番号74と配列番号78;配列番号90と配列番号91;配列番号96と配列番号97;配列番号98と配列番号99;配列番号103と配列番号104;配列番号105と配列番号106のグループから選択される1対の核酸と特異的にハイブリダイズする細胞核酸を検出するステップを含むものである、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
細胞核酸のハイブリダイゼーションが次の分子検出方法: RT-PCR、ネスト化PCR、およびヘミネスト化PCRのうちの1つの環境のもとで起こる、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
サンプル中のXMRV核酸を検出する標識部分を含むサンプルにおいてXMRV核酸の存在を検出するキットであって、その標識部分が100未満のヌクレオチドの核酸配列であり、その核酸配列が配列番号16;配列番号19;配列番号30;配列番号31;配列番号40;配列番号44;配列番号53;配列番号54;配列番号57;配列番号58;配列番号64;配列番号65;配列番号68;配列番号69;配列番号70;配列番号71;配列番号74;配列番号75;配列番号78;配列番号90;配列番号91;配列番号96;配列番号97;配列番号98;配列番号99;配列番号103;配列番号104;配列番号105;および配列番号106、またはその相補配列からなる群より選択される配列と少なくとも97%同一性を有する配列を含むものである前記キット。
【請求項33】
サンプル中のXMRV核酸を検出する標識部分を含むサンプルにおいてXMRV核酸の存在を検出するキットであって、その標識部分が配列番号16;配列番号19;配列番号30;配列番号31;配列番号40;配列番号44;配列番号53;配列番号54;配列番号57;配列番号58;配列番号64;配列番号65;配列番号68;配列番号69;配列番号70;配列番号71;配列番号74;配列番号75;配列番号78;配列番号90;配列番号91;配列番号96;配列番号97;配列番号98;配列番号99;配列番号103;配列番号104;配列番号105;および配列番号106、またはその相補配列からなる群より選択される核酸配列である前記キット。
【請求項34】
XMRVに対する免疫応答をそれを必要とする個体に誘導する方法であって、その個体に、XMRV gp70、p15E、p30、p15、p12、またはp10の全アミノ酸配列に対応しない抗原性ペプチドであって、そのアミノ酸配列が配列番号83、配列番号84、および配列番号85からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む前記抗原性ペプチドの有効量を投与するステップを含むものである前記方法。
【請求項35】
それを必要とする個体においてXMRVを阻害する方法であって、その個体に、XMRVを阻害する核酸の有効量を投与するステップを含むものであり、前記核酸が配列番号16;配列番号19;配列番号30;配列番号31;配列番号40;配列番号44;配列番号53;配列番号54;配列番号57;配列番号58;配列番号64;配列番号65;配列番号68;配列番号69;配列番号70;配列番号71;配列番号74;配列番号75;配列番号78;配列番号90;配列番号91;配列番号96;配列番号97;配列番号98;配列番号99;配列番号103;配列番号104;配列番号105;および配列番号106、またはその相補配列からなる群より選択される核酸配列を含む単離されたアンチセンスRNAまたは干渉RNAである前記方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A1】
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【図9A2】
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【図9B1】
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【図9B2】
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【図9C1】
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【図9C2】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公表番号】特表2012−531926(P2012−531926A)
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−519587(P2012−519587)
【出願日】平成22年6月30日(2010.6.30)
【国際出願番号】PCT/US2010/040676
【国際公開番号】WO2011/002936
【国際公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(507316642)アボット ラボラトリーズ (18)
【出願人】(595033056)ザ クリーブランド クリニック ファウンデーション (14)
【氏名又は名称原語表記】The Cleveland ClinicFoundation
【住所又は居所原語表記】9500 Euclid Avenue,Cleveland,Ohio,United States of America
【Fターム(参考)】