説明

[5,6−環]環形成インドール誘導体およびその使用方法

本発明は、[5,6−環]環形成インドール誘導体、少なくとも1つの[5,6−環]環形成インドール誘導体を含む組成物、およびウイルス感染またはウイルス関連障害を患者において処置または予防するために[5,6−環]環形成インドール誘導体を使用する方法に関する。1つの局面において、本発明は、[5,6−環]環形成インドール誘導体(本明細書中で、「式(I)の化合物」と称される)ならびにその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグを提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化203】

を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグであって、
式(I)の環Zは、シクロペンチル環、シクロペンテニル環、5員ヘテロシクロアルキル環、5員ヘテロシクロアルケニル環または5員ヘテロアリール環であり、ここで環Zは、(i)1つ以上の環炭素原子において、同じかまたは異なる置換基で必要に応じて置換され得、該置換基は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−NHC(O)R、−NHSO11、−S(O)11および−SON(Rから選択され;そして/または(ii)環窒素原子において、同じかまたは異なる置換基で必要に応じて置換され得、該置換基は、アルキル、アリール、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヒドロキシアルキル、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−NHC(O)R、−NHSO11、−S(O)11および−SON(Rから選択され;
は、結合、−[C(R12−、−[C(R12−O−[C(R12−、−[C(R12−N(R)−[C(R12−、−[C(R12−CH=CH−[C(R12−、−[C(R12−C≡C−[C(R12−、または−[C(R12−SO−[C(R12−であり;
は、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)OCHOR、−C(O)N(R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−C(O)N(R)C=N(R、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−C(O)N(R)SOR11、−[C(R12−C(O)N(R)SO11、−[C(R12−C(O)N(R)SON(R、アルキル、
【化204】

であり、ここでアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、必要に応じて、4個までの置換基で置換され得、該4個までの置換基は、各々独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され;
は、−H、−[C(R12−アルキル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロアリールまたは−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、
【化205】

であり、ここでアリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、必要に応じて、3個までの置換基で置換され得、該3個までの置換基は、同じかまたは異なり、そしてアルキル、アリール、ヘテロアリール−、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−NHC(O)R、−NHSO11、−S(O)11または−SON(Rから選択され;
およびRは、各々独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rまたは−SON(R)C(O)N(Rであり;
の各存在は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
の各存在は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
10は、H、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリールであり、ここでシクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、必要に応じて独立して、4個までの置換基で置換され得、該4個までの置換基は、各々独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され、その結果、Rが結合である場合、R10はHではなく;
11の各存在は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであり、ここでシクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、必要に応じて独立して、4個までの置換基で置換され得、該4個までの置換基は、各々独立して、−H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSOアルキル、−[C(R12−NHSOシクロアルキル、−[C(R12−NHSOアリール、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され;
12の各存在は、独立して、H、ハロ、−N(R、−OR、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、ここでシクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロシクロアルケニル基は、必要に応じて独立して、4個までの置換基で置換され得、該4個までの置換基は、各々独立して、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)、−O−アルキル、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NHC(O)アルキル、−NHSOアルキル、−SOアルキルまたは−SONH−アルキルから選択されるか、あるいは2つのR12基が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、結合してシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはC=O基を形成し;
20の各存在は、独立して、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであるか、あるいは両方のR20基およびこれらが結合している炭素原子が一緒になって、結合してシクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し、ここでシクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、4個までの基で置換され得、該4個までの基は、各々独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され;
30の各存在は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rまたは−SON(R)C(O)N(Rであるか、あるいは2つの隣接するR30基が、これらが結合する炭素原子と一緒になって、結合してアリール、シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルから選択される3員〜7員の環を形成し;
pの各存在は、独立して、0、1または2であり;
qの各存在は、独立して、0〜4の範囲の整数であり;そして
rの各存在は、独立して、1〜4の範囲の整数である、
化合物。
【請求項2】
が結合または−[C(R12−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
10が、フェニル、ピリジルまたはピリミジニルであり、これらの各々は、非置換であるか、または必要に応じて独立して、3個までの置換基で置換されており、該3個までの置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)N(R、−アルキレン−OR、−OR、−N(R、−NHC(O)R、−NHSO11、−S(O)11または−SON(Rから選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
10が、二環式ヘテロアリール基であり、該二環式ヘテロアリール基は、3個までの置換基で必要に応じて置換され得、該3個までの置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−OH、−CN、−NH、−NH−アルキル、−N(アルキル)または−NHSO−アルキルから選択される、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
10が、キナゾリン、キナゾリノン、プテリジンまたはプテリジノンであり、これらのうちのいずれかは、3個までの置換基で必要に応じて置換され得、該3個までの置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ハロ、ハロアルキル、−O−ハロアルキル、−OH、−CN、−NH、−NH−アルキル、−N(アルキル)または−NHSO−アルキルから選択される、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
が、−C(O)OH、−C(O)Oアルキル、−C(O)NH、−C(O)NH−アルキル、−C(O)NH−シクロアルキル、−C(O)NHSO11、ヘテロアリール、
【化206】

であり、ここでヘテロアリール基は、3個までの置換基で必要に応じて置換され得、該3個までの置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−NHC(O)R、−NHSO11、−S(O)11またはSON(Rから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、−C(O)NHSO−アルキル、−C(O)NHSO−アリール、−C(O)NHSO−シクロアルキルまたは−C(O)NHSO−アルキレン−シクロアルキルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
が、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルケニルであり、これらの各々は、非置換であるか、または必要に応じて独立して3個までの置換基で置換されており、該3個までの置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)N(R、−N(R、−O−ハロアルキル、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH−アルキル、−NHSO11、−S(O)11または−SONHR11から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
が、ピリジル、またはフェニルであり、これらは非置換であるか、または必要に応じて独立して、1個〜3個の置換基で置換されており、該1個〜3個の置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、アリール、ヘテロアリール−、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)R、−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、または−NHC(O)Rから選択される、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
環Zが、5員ヘテロシクロアルケニルまたは5員ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
環Zが、
【化207】

であり、ここで点線は、必要に応じたさらなる結合を表し、そして該環Z基は、必要に応じて、請求項1において上に記載されたように置換され得る、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
およびRが、各々独立して、H、アルキル、F、Cl、−CF、−OH、−O−アルキル、−OCF、−NHまたは−NHSO−アルキルから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
環Zが、5員ヘテロシクロアルケニルまたは5員ヘテロアリールであり;
が、−C(O)OH、ヘテロアリール、または−C(O)NHSO11であり;
が、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルケニルであり、これらの各々は、非置換であるか、または必要に応じて独立して3個までの置換基で置換されており、該3個までの置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)N(R、−N(R、−O−ハロアルキル、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH−アルキル、−NHSO11、−S(O)11または−SONHR11から選択され;
およびRは、各々独立して、H、アルキル、F、Cl、−CF、−OH、−O−アルキル、−OCF、−NHまたは−NHSO−アルキルから選択され;そして
10は、フェニル、ピリジルまたはピリミジニルであり、これらの各々は、3個までの置換基で必要に応じて置換され得、該3個までの置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)N(R、−(アルキレン)−OR、−OR、−N(R、−NHC(O)R、−NHSO11、−S(O)11または−SON(Rから選択される、
請求項2に記載の化合物。
【請求項14】
が、−C(O)OH、−C(O)NH、−C(O)NH−アルキル、−C(O)NHSO11
【化208】

である、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
が、フェニル、ピリジルまたは
【化209】

であり、これらの各々は、1個〜3個までの置換基で必要に応じて置換され得、該1個〜3個までの置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、−CF、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)NH、−C(O)NHアルキル、F、Cl、−OH、−OCF、−NH、−NHアルキル、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH−アルキル、−NHSOアルキル、−S(O)−アルキルまたは−SONHアルキルから選択される、請求項13に記載の化合物。
【請求項16】
環Zが
【化210】

であり、ここで点線は、必要に応じたさらなる結合を表し、そして該環Z基は、必要に応じて、請求項1において上に記載されたように置換され得る、請求項13に記載の化合物。
【請求項17】
環Zが、3個までの任意の環炭素置換基で置換され得、該環炭素置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてH、アルキル、−OH、F、Cl、−O−アルキル、−CF、−OCFおよびシクロアルキルから選択される、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
環Zが
【化211】

であり、ここで点線は、必要に応じたさらなる結合を表し、そして該環Z基は、必要に応じて、請求項1において上に記載されたように置換され得る、請求項14に記載の化合物。
【請求項19】
が、−C(O)OHまたは−C(O)NHSO11であり;
が、フェニル、ピリジルまたは
【化212】

であり、これらの各々は、3個までの置換基で必要に応じて置換され得、該3個までの置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、−CF、−CN、−C(O)CH、−C(O)NH、−C(O)NHアルキル、F、Cl、−OH、−OCF、−NH、NHアルキル、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH−アルキル、−NHSOアルキル、−S(O)−アルキルまたは−SONHアルキルから選択され;
環Zは、
【化213】

であり、該環Z基は、必要に応じて、請求項1において上に記載されたように置換され得;
およびRは、各々独立して、H、メチル、F、Cl、−CF、−OH、メトキシ、−OCF、−NHまたは−NHSOCHから選択され;そして
10は、フェニル、ピリジルまたはピリミジニルであり、これらの各々は、3個までの置換基で必要に応じて置換され得、該3個までの置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、F、Cl、−CF、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)NH、−OR、−NH、−NHCH、−NHC(O)R、−NHSOCH、−SOCHまたは−SONHから選択される、
請求項13に記載の化合物。
【請求項20】
環Zが、
【化214】

であり、ここで点線は、必要に応じたさらなる結合を表し、そして該環Z基は、必要に応じて、請求項1において上に記載されたように置換され得る、請求項4に記載の化合物。
【請求項21】
が、−C(O)OHまたは−C(O)NHSO11であり;
が、フェニル、ピリジルまたは
【化215】

であり、これらの各々は、3個までの置換基で必要に応じて置換され得、該3個までの置換基は、同じであるかまたは異なり、そしてアルキル、−CF、−CN、−C(O)CH、−C(O)NH、−C(O)NHアルキル、F、Cl、−OH、−OCF、−NH、−NHアルキル、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH−アルキル、−NHSOアルキル、−S(O)−アルキルまたは−SONHアルキルから選択され;
環Zは、
【化216】

であり、該環Z基は、必要に応じて、請求項1において上に記載されたように置換され得;そして
およびRは、各々独立して、H、メチル、F、Cl、−CF、−OH、メトキシ、−OCF、−NHまたは−NHSOCHから選択される、
請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
構造:
【化217】

【化218】

【化219】

を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
【請求項23】
少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物、および少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアを含有する、薬学的組成物。
【請求項24】
少なくとも1つの請求項22に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物、および少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアを含有する、薬学的組成物。
【請求項25】
少なくとも1種の抗ウイルス剤をさらに含有し、該さらなる薬剤が、請求項1に記載の化合物ではない、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項26】
前記さらなる抗ウイルス剤が、HCVポリメラーゼインヒビター;インターフェロン;RNA複製インヒビター;アンチセンス剤;治療ワクチン;プロテアーゼインヒビター;抗体治療(モノクローナルまたはポリクローナル);およびRNA依存性ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な任意の薬剤から選択される、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
前記さらなる抗ウイルス剤が、RNA依存性ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な薬剤である、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
前記さらなる抗ウイルス剤が、インターフェロンである、請求項25に記載の組成物。
【請求項29】
前記インターフェロンが、インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2b、インターフェロンαcon−1またはPEG化インターフェロンである、請求項28に記載の組成物。
【請求項30】
前記さらなる抗ウイルス剤が、プロテアーゼインヒビターである、請求項25に記載の組成物。
【請求項31】
前記プロテアーゼインヒビターが、HCVプロテアーゼインヒビターまたはNS−3セリンプロテアーゼインヒビターである、請求項30に記載の組成物。
【請求項32】
前記さらなる抗ウイルス剤が、HCVポリメラーゼインヒビターである、請求項25に記載の組成物。
【請求項33】
患者におけるウイルス感染を処置する方法であって、該方法は、該患者に、有効量の、少なくとも1つの請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項34】
患者におけるウイルス感染を処置する方法であって、該方法は、該患者に、有効量の、少なくとも1つの請求項22に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項35】
前記患者に少なくとも1種のさらなる抗ウイルス剤を投与する工程をさらに包含し、該さらなる薬剤は、請求項1に記載の化合物ではなく、そして投与される量は、一緒になってウイルス感染を処置するために有効である、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記患者に少なくとも1種のさらなる抗ウイルス剤を投与する工程をさらに包含し、該さらなる薬剤は、請求項22に記載の化合物ではなく、そして投与される量は、一緒になってウイルス感染を処置するために有効である、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
前記さらなる抗ウイルス剤が、HCVポリメラーゼインヒビター;インターフェロン;RNA複製インヒビター;アンチセンス剤、治療ワクチン、プロテアーゼインヒビター;抗体治療(モノクローナルまたはポリクローナル);およびRNA依存性ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な任意の薬剤から選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記さらなる抗ウイルス剤が、RNA依存性ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な薬剤である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記さらなる抗ウイルス剤が、インターフェロンである、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記インターフェロンが、インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2b、インターフェロンαcon−1またはPEG化インターフェロンである、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記さらなる抗ウイルス剤が、プロテアーゼインヒビターである、請求項37に記載の方法。
【請求項42】
前記プロテアーゼインヒビターが、HCVプロテアーゼインヒビターまたはNS−3セリンプロテアーゼインヒビターである、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記さらなる抗ウイルス剤が、HCVポリメラーゼインヒビターである、請求項37に記載の方法。
【請求項44】
前記さらなる抗ウイルス剤が、HCVポリメラーゼインヒビター;インターフェロン;RNA複製インヒビター;アンチセンス剤;治療ワクチン;プロテアーゼインヒビター;抗体治療(モノクローナルまたはポリクローナル);およびRNA依存性ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な任意の薬剤から選択される、請求項36に記載の方法。
【請求項45】
前記さらなる抗ウイルス剤が、RNA依存性ポリメラーゼ関連障害を処置するために有用な薬剤である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記さらなる抗ウイルス剤が、インターフェロンである、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
前記インターフェロンが、インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2b、インターフェロンαcon−1またはPEG化インターフェロンである、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記さらなる抗ウイルス剤が、プロテアーゼインヒビターである、請求項44に記載の方法。
【請求項49】
前記プロテアーゼインヒビターが、HCVプロテアーゼインヒビターまたはNS−3セリンプロテアーゼインヒビターである、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記さらなる抗ウイルス剤が、HCVポリメラーゼインヒビターである、請求項44に記載の方法。
【請求項51】
前記ウイルス感染が、HCV感染である、請求項33に記載の方法。
【請求項52】
前記ウイルス感染が、HCV感染である、請求項34に記載の方法。

【公表番号】特表2010−513491(P2010−513491A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−542836(P2009−542836)
【出願日】平成19年12月17日(2007.12.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/025757
【国際公開番号】WO2008/136815
【国際公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】