説明

iRNA複合体

治療用sRNA剤ならびに製造法および使用法が含まれる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
センス配列およびアンチセンス配列を含んでなるiRNA剤であって、安定化するため
の修飾を含み、アンチセンス配列が腎臓で発現されたRNAを標的とすることを特徴とす
るiRNA剤。
【請求項2】
安定化するための修飾はカチオン基である、請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項3】
安定化するための修飾は、2’‐O‐アルキルアミン、2’‐O‐アルコキシアルキル
アミン、ポリアミン、C5‐カチオン修飾ピリミジン、カチオンペプチド、グアニジニウ
ム基、アミジニニウム基またはカチオン性アミノ酸である、請求項1に記載のiRNA剤

【請求項4】
腎臓に優先的となるようにiRNA剤の分布を変化させる修飾をさらに含む、請求項1
に記載のiRNA剤。
【請求項5】
修飾が、カチオン基、糖質、酵素もしくは酵素基質、葉酸、タンパク質、水溶性の分子
、RGDペプチドまたはその誘導体もしくは類似体、αvβ3インテグリンを標的としう
る合成分子、のうちの1つまたは複数である、請求項4に記載のiRNA剤。
【請求項6】
iRNA剤はαvβ3インテグリンに結合する、請求項5に記載のiRNA剤。
【請求項7】
センス配列は、非対称的な2’‐O‐アルキルアミン修飾を1つまたは複数含む、請求
項1に記載のiRNA剤。
【請求項8】
アンチセンス配列は、非対称的なホスホロチオエート修飾を1つまたは複数含む、請求
項1に記載のiRNA剤。
【請求項9】
2’‐O‐アルキルアミン修飾のうち少なくとも1つは、2’‐O‐プロピルアミン修
飾または2’‐O‐(ジメチルアミノオキシエチル)修飾である、請求項7に記載のiR
NA剤。
【請求項10】
核酸塩基修飾を有する、請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項11】
核酸塩基修飾は、C‐5ピリミジン修飾、N‐2プリン修飾、N‐7プリン修飾、およ
びN‐6プリン修飾から選択される、請求項10に記載のiRNA剤。
【請求項12】
カチオン基または双性イオン基を含む修飾を有する、請求項1または11に記載のiR
NA剤。
【請求項13】
前記修飾は末端に位置する、請求項12に記載のiRNA剤。
【請求項14】
糖の2’位、糖の3’位、ピリミジンのC‐5位、プリンのN‐2位、プリンのN‐7
位、またはプリンのN‐6位に、1つまたは複数のカチオン基または双性イオン基を含む
ように修飾されている、請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項15】
糖の2’位、糖の3’位、ピリミジンのC‐5位、プリンのN‐2位、プリンのN‐7
位、またはプリンのN‐6位にグアニジニウム基を含むように修飾されている、請求項1
に記載のiRNA剤。
【請求項16】
センス配列は、少なくとも2つの非対称的な2’‐O‐アルキルアミン修飾を有する、
請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項17】
センス配列は、少なくとも4つの非対称的な2’‐O‐アルキルアミン修飾を有する、
請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項18】
非対称的な修飾は2’‐OMe修飾である、請求項17に記載のiRNA剤。
【請求項19】
センス配列は、少なくとも6つの非対称的な2’‐O‐アルキルアミン修飾を有する、
請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項20】
非対称的な修飾は2’‐OMe修飾である、請求項19に記載のiRNA剤。
【請求項21】
センス配列は、少なくとも8つの非対称的な2’‐O‐アルキルアミン修飾を有する、
請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項22】
非対称的な修飾は2’‐OMe修飾である、請求項21に記載のiRNA剤。
【請求項23】
センス配列のサブユニット全てが非対称的な2’‐O‐アルキルアミン修飾を有する、
請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項24】
非対称的な修飾は2’‐OMe修飾である、請求項23に記載のiRNA剤。
【請求項25】
アンチセンス配列は、少なくとも2つの非対称的なホスホロチオエート修飾を有する、
請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項26】
アンチセンス配列は、少なくとも4つの非対称的なホスホロチオエート修飾を有する、
請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項27】
アンチセンス配列は、少なくとも6つの非対称的なホスホロチオエート修飾を有する、
請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項28】
アンチセンス配列は、少なくとも8つの非対称的なホスホロチオエート修飾を有する、
請求項1に記載のiRNA剤。
【請求項29】
腎臓に障害を有する、または腎臓に障害を有する危険性のある対象者を治療する方法で
あって、腎臓で発現されるRNAを標的とし、腎臓に優先的となるように分布を変化させ
る修飾が施されているiRNA剤を対象者に投与することからなる方法
【請求項30】
iRNA剤は、カチオン基、糖質、酵素もしくは酵素基質、葉酸、タンパク質、水溶性
の分子、RGDペプチドまたはその誘導体もしくは類似体、のうちの1つまたは複数と複
合体化されている、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
iRNA剤は少なくとも21ヌクレオチド長であり、同iRNA剤の二本鎖領域が約1
9ヌクレオチド長である、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
iRNA剤はセンス配列およびアンチセンス配列を含んでなり、センス配列は非対称的
な2’‐O‐アルキルアミン修飾を1つまたは複数有し、アンチセンス配列は非対称的な
ホスホロチオエート修飾を1つまたは複数有する、請求項29に記載の方法。
【請求項33】
前記2’‐O‐アルキルアミン修飾のうち少なくとも1つは2’‐OMe修飾である、
請求項32に記載の方法。
【請求項34】
センス配列は、少なくとも2つの非対称的な2’‐O‐アルキルアミン修飾を有する、
請求項32に記載の方法。
【請求項35】
非対称的な修飾は2’‐OMe修飾である、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
センス配列は、少なくとも4つの非対称的な2’‐O‐アルキルアミン修飾を有する、
請求項32に記載の方法。
【請求項37】
非対称的な修飾は2’‐OMe修飾である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
センス配列は、少なくとも6つの非対称的な2’‐O‐アルキルアミン修飾を有する、
請求項32に記載の方法。
【請求項39】
非対称的な修飾は2’‐OMe修飾である、請求項38に記載のiRNA剤。
【請求項40】
センス配列は、少なくとも8つの非対称的な2’‐O‐アルキルアミン修飾を有する、
請求項32に記載の方法。
【請求項41】
非対称的な修飾は2’‐OMe修飾である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
センス配列のサブユニット全てが非対称的な2’‐O‐アルキルアミン修飾を有する、
請求項32に記載の方法。
【請求項43】
非対称的な修飾は2’‐OMe修飾である、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
アンチセンス配列は、少なくとも2つの非対称的なホスホロチオエート修飾を有する、
請求項32に記載の方法。
【請求項45】
アンチセンス配列は、少なくとも4つの非対称的なホスホロチオエート修飾を有する、
請求項32に記載の方法。
【請求項46】
アンチセンス配列は、少なくとも6つの非対称的なホスホロチオエート修飾を有する、
請求項32に記載の方法。
【請求項47】
アンチセンス配列は、少なくとも8つの非対称的なホスホロチオエート修飾を有する、
請求項32に記載の方法。
【請求項48】
iRNA剤は、ケモカイン、補体因子、成長因子、成長因子受容体、サイトカイン、ま
たは血管作動性タンパク質のうち1つをコードする核酸を標的とする、請求項29に記載
の方法。
【請求項49】
iRNA剤は、MCP1、オステオポンチン、RANTES、TGFβ、TNFα、P
DGF、IGF‐1、IGF‐2、VEGF、IL‐1α、ET1、アンギオテンシンI
I、PPARα、PPARβ/δ、PPARγ、B7‐1、B7‐2、ICOS、CD4
0、またはCD154のうち1つを標的とする、請求項29に記載の方法。
【請求項50】
腎臓の障害は、尿管閉塞、糖尿病、タンパク尿、腎臓がん、ファンコニ症候群、および
バーター症候群からなる群のうちの1つである、請求項29に記載の方法。
【請求項51】
iRNA剤がショック状態にある対象者に投与される、請求項29に記載の方法。
【請求項52】
iRNA剤が、腎臓移植の前、腎臓移植の間、または腎臓移植後に対象者に投与される
、請求項29に記載の方法。
【請求項53】
腎臓で発現されたRNAを標的とするiRNA剤の調製物であって、該iRNA剤は、
腎臓に優先的となるように分布を変化させる修飾が施されていることを特徴とする調製物

【請求項54】
iRNA剤は、カチオン基、糖質、酵素もしくは酵素基質、葉酸、タンパク質、水溶性
の分子、RGDペプチドまたはその誘導体もしくは類似体、のうちの1つまたは複数と複
合体化されている、請求項53に記載の調製物。
【請求項55】
iRNA剤は少なくとも21ヌクレオチド長であり、同iRNA剤の二本鎖領域が約1
9ヌクレオチド長である、請求項53に記載の調製物。
【請求項56】
iRNA剤は、ケモカイン、補体因子、成長因子、成長因子受容体、サイトカイン、ま
たは血管作動性タンパク質のうち1つをコードする核酸を標的とする、請求項53に記載
の調製物。
【請求項57】
iRNA剤は、MCP1、オステオポンチン、RANTES、TGFβ、TNFα、P
DGF、IGF‐1、IGF‐2、VEGF、IL‐1α、ET1、アンギオテンシンI
I、PPARα、PPARβ/δ、PPARγ、B7‐1、B7‐2、ICOS、CD4
0、またはCD154のうち1つを標的とする、請求項53に記載の調製物。
【請求項58】
iRNA剤は、腎臓の近位尿細管細胞に優先的となるように分布を変化させる修飾が施
されている、請求項53に記載の調製物。
【請求項59】
iRNA剤は、腎臓の糸球体に優先的となるように分布を変化させる修飾が施されてい
る、請求項53に記載の調製物。
【請求項60】
iRNA剤は、腎臓の糸球体上皮細胞、糸球体内皮細胞、またはメサンギウム細胞に優
先的となるように分布を変化させる修飾が施されている、請求項59に記載の調製物。
【請求項61】
腎臓で発現されたRNAを標的とするiRNA剤を含んでなる医薬調製物であって、該
iRNA剤は、腎臓に優先的となるように分布を変化させる修飾が施されていることを特
徴とする医薬調製物。
【請求項62】
iRNA剤と、ヒト血清タンパク質に結合するリガンドとを含んでなる組成物。

【図5】
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【図6】
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【図8】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図7B】
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【図9B】
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【図10B】
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【図11B】
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【図12B】
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【図13】
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【公表番号】特表2006−522158(P2006−522158A)
【公表日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−509745(P2006−509745)
【出願日】平成16年4月5日(2004.4.5)
【国際出願番号】PCT/US2004/010586
【国際公開番号】WO2004/090108
【国際公開日】平成16年10月21日(2004.10.21)
【出願人】(505369158)アルナイラム ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (51)
【氏名又は名称原語表記】ALNYLAM PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】