説明

mGluR4アロステリック増強剤としてのピラゾロピリジン、ピラゾロピラジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロチオフェンおよびピラゾロチアゾール化合物、組成物、および神経機能不全を治療する方法

代謝型グルタメート受容体サブタイプ4(mGluR4)のアロステリック増強剤/正のアロステリック調節剤として有用な、ピラゾロピリジン、ピラゾロピラジン、ピラゾロピリミジン、ピラゾロチオフェンおよびピラゾロチアゾール化合物;該化合物を作るための合成方法;該化合物を含む医薬組成物;ならびに該化合物を、例えば、神経および精神障害またはグルタメート機能不全に関連するその他の疾患状態を治療するときに用いる方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

(式中、XはS、CR5、NまたはNR5から選択され;X1はS、CR5、NまたはNR5から選択され;X2は、独立して、S、CR5、NまたはNR5から選択され;X3はCまたはNであり;X4はCまたはNであり;mは0、1または2であり;nは1または2であり;Dは、存在するとき、CH2、CR3R4、CONHまたはCONR3であり;YはN、NHまたはNR5から選択され;ZはN、NR5、CR5であり;WはS、O、NHまたはNR5から選択され;AはC3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたはC3-C12ヘテロシクロアルケニルまたはC、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環から選択され;R1は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R2は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R1およびR2は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R3は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、S(O)0-2NR3R4から選択され;R4は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、CO、S(O)0-2NR3R4から選択され;R3およびR4は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR5で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R5は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ベンジル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、SまたはNを含むC3-8員環を含む)、CN、CF3から選択される)
で表される構造を有する化合物またはその医薬的に許容な塩もしくは医薬的に許容な誘導体の少なくとも一つを、哺乳動物における神経伝達機能不全を治療するのに有効な投薬量および量で哺乳動物に投与する工程を含む、哺乳動物の神経伝達機能不全またはmGluR4活性に関連するその他の疾患状態を治療する方法。
【請求項2】
哺乳動物がヒトである請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記機能不全がパーキンソン病である請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記機能不全が、統合失調症、精神病、「統合失調症-領域」障害、うつ病、双極性障害、認知障害、譫妄、健忘障害、不安障害、注意障害、肥満、摂食障害、またはNMDA受容体関連障害である請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記機能不全が、パーキンソン病;不安神経症;アルコール摂取後の運動作用;神経運命拘束およびニューロンの生存;てんかん;またはある種の癌、例えば髄芽腫、炎症(例えば、多発性硬化症)および代謝性障害(例えば、糖尿病)およびmGluR4受容体が関与するグルタメート作動性機能不全および疾患に関連する味覚増強である請求項1に記載の方法。
【請求項6】
投与工程の前に、哺乳動物が前記機能不全であると診断されている請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記機能不全の治療の必要性を有する哺乳動物を特定する工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
対象のmGluR4受容体活性を増強するのに有効な投薬量および量で、式:
【化2】

(式中、XはS、CR5、NまたはNR5から選択され;X1はS、CR5、NまたはNR5から選択され;X2は、独立して、S、CR5、NまたはNR5から選択され;X3はCまたはNであり;X4はCまたはNであり;mは0、1または2であり;nは1または2であり;Dは、存在するとき、CH2、CR3R4、CONHまたはCONR3であり;YはN、NHまたはNR5から選択され;ZはN、NR5、CR5であり;WはS、O、NHまたはNR5から選択され;AはC3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたはC3-C12ヘテロシクロアルケニルまたはC、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環から選択され;R1は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R2は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R1およびR2は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R3は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、S(O)0-2NR3R4から選択され;R4は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、CO、S(O)0-2NR3R4から選択され;R3およびR4は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR5で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R5は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ベンジル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、SまたはNを含むC3-8員環を含む)、CN、CF3から選択される)
で表される構造を有する化合物またはその医薬的に許容な塩もしくは医薬的に許容な誘導体の少なくとも一つを対象に投与する工程を含む、対象のmGluR4活性を増強する方法。
【請求項9】
対象が哺乳動物である請求項8に記載の方法。
【請求項10】
対象がヒトである請求項8に記載の方法。
【請求項11】
対象が、投与工程の前にmGluR4受容体活性の増強が必要と診断されている請求項8に記載の方法。
【請求項12】
mGluR4受容体活性の増強の必要性を有する対象を特定する工程をさらに含む請求項8に記載の方法。
【請求項13】
少なくとも一つの細胞のmGluR4受容体活性を増強するのに有効な量で、式:
【化3】

(式中、XはS、CR5、NまたはNR5から選択され;X1はS、CR5、NまたはNR5から選択され;X2は、独立して、S、CR5、NまたはNR5から選択され;X3はCまたはNであり;X4はCまたはNであり;mは0、1または2であり;nは1または2であり;Dは、存在するとき、CH2、CR3R4、CONHまたはCONR3であり;YはN、NHまたはNR5から選択され;ZはN、NR5、CR5であり;WはS、O、NHまたはNR5から選択され;AはC3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたはC3-C12ヘテロシクロアルケニルまたはC、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環から選択され;R1は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R2は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R1およびR2は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R3は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、S(O)0-2NR3R4から選択され;R4は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、CO、S(O)0-2NR3R4から選択され;R3およびR4は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR5で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R5は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ベンジル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、SまたはNを含むC3-8員環を含む)、CN、CF3から選択される)
で表される構造を有する化合物またはその医薬的に許容な塩もしくは医薬的に許容な誘導体の少なくとも一つを少なくとも一つの細胞に接触させる工程を含む、少なくとも一つの細胞のmGluR4活性を増強する方法。
【請求項14】
細胞が哺乳動物の細胞である請求項13に記載の方法。
【請求項15】
細胞がヒトの細胞である請求項13に記載の方法。
【請求項16】
細胞が接触工程の前に対象から分離されている、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
対象が哺乳動物である請求項16に記載の方法。
【請求項18】
対象がヒトである請求項16に記載の方法。
【請求項19】
接触が対象への投与によってである請求項16に記載の方法。
【請求項20】
化合物が約1.0×10-5未満のEC50でmGluR4の増強を示す、請求項13に記載の方法。
【請求項21】
化合物が約1.0×10-6未満のEC50でmGluR4の増強を示す、請求項13に記載の方法。
【請求項22】
化合物が約1.0×10-7未満のEC50でmGluR4の増強を示す、請求項13に記載の方法。
【請求項23】
化合物が約1.0×10-8未満のEC50でmGluR4の増強を示す、請求項13に記載の方法。
【請求項24】
化合物が約1.0×10-9未満のEC50でmGluR4の増強を示す、請求項13に記載の方法。
【請求項25】
式:
【化4】

(式中、
XはS、CR5、NまたはNR5から選択され;
X1はS、CR5、NまたはNR5から選択され;
X2は、独立して、S、CR5、NまたはNR5から選択され;
X3はCまたはNであり;
X4はCまたはNであり;
mは0、1または2であり;
nは1または2であり;
Dは、存在するとき、CH2、CR3R4、CONHまたはCONR3であり;
YはN、NHまたはNR5から選択され;
ZはN、NR5、CR5であり;
WはS、O、NHまたはNR5から選択され;
AはC3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたはC3-C12ヘテロシクロアルケニルまたはC、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環から選択され;
R1は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;
R2は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;
R1およびR2は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;
R3は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、S(O)0-2NR3R4から選択され;
R4は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、CO、S(O)0-2NR3R4から選択され;
R3およびR4は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR5で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;
R5は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ベンジル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、SまたはNを含むC3-8員環を含む)、CN、CF3から選択される)
で表される構造を有する化合物、またはその医薬的に許容な塩もしくは医薬的に許容な誘導体。
【請求項26】
次の式:
【化5】

の請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
nが2である請求項25に記載の化合物。
【請求項28】
XがN、SまたはCR5である請求項25に記載の化合物。
【請求項29】
YがNまたはNHである請求項25に記載の化合物。
【請求項30】
ZがN、NR5またはCである請求項25に記載の化合物。
【請求項31】
WがNHまたはNR5である請求項25に記載の化合物。
【請求項32】
X1がNまたはSである請求項25に記載の化合物。
【請求項33】
X2およびX3が、独立して、CまたはNである請求項25に記載の化合物。
【請求項34】
X4がCである請求項25に記載の化合物。
【請求項35】
Aが置換または非置換の、フェニル、シクロヘキサン、ピラジン、ピリミジン、キノリン、チアゾールまたはピリジンから選択される請求項25に記載の化合物。
【請求項36】
R1およびR2が、独立して、水素、ハロゲン、メトキシ、ジフルオロメトキシ、ニトリル、任意に置換されたO-アリール、任意に置換されたO-ヘテロアリールである請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
O-アリールがO-フェニルまたはO-ベンジルであり;O-ヘテロアリールがO-ピリミジン、O-ピラジンまたはO-ピリジンである、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
O-アリールまたはO-ヘテロアリールが、少なくとも1個のハロゲン、少なくとも1個のメチル、および/またはCF3で任意に置換されている、請求項36に記載の化合物。
【請求項39】
次の式:
【化6−1】

【化6−2】

【化6−3】

の請求項25に記載の化合物。
【請求項40】
式:
【化7】

(式中、
XはS、CR5、NまたはNR5から選択され;
X1はS、CR5、NまたはNR5から選択され;
X2は、独立して、S、CR5、NまたはNR5から選択され;
X3はCまたはNであり;
X4はCまたはNであり;
mは0、1または2であり;
nは1または2であり;
Dは、存在するとき、CH2、CR3R4、CONHまたはCONR3であり;
YはN、NHまたはNR5から選択され;
ZはN、NR5、CR5であり;
WはS、O、NHまたはNR5から選択され;
AはC3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたはC3-C12ヘテロシクロアルケニルまたはC、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環から選択され;
R1は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;
R2は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;
R1およびR2は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;
R3は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、S(O)0-2NR3R4から選択され;
R4は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、CO、S(O)0-2NR3R4から選択され;
R3およびR4は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR5で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;
R5は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ベンジル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、SまたはNを含むC3-8員環を含む)、CN、CF3から選択される)
で表される構造を有する化合物またはその医薬的に許容な塩もしくは医薬的に許容な誘導体と医薬的に許容な担体とを含む医薬組成物。
【請求項41】
次の式:
【化8】

の請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
nが2である請求項40に記載の化合物。
【請求項43】
XがN、SまたはCR5である請求項40に記載の化合物。
【請求項44】
YがNまたはNHである請求項40に記載の化合物。
【請求項45】
ZがN、NR5またはCである請求項40に記載の化合物。
【請求項46】
WがNHまたはNR5である請求項40に記載の化合物。
【請求項47】
X1がNまたはSである請求項40に記載の化合物。
【請求項48】
X2およびX3が、独立して、CまたはNである請求項40に記載の化合物。
【請求項49】
X4がCである請求項40に記載の化合物。
【請求項50】
Aが置換または非置換の、フェニル、シクロヘキサン、ピラジン、ピリミジン、キノリン、チアゾールまたはピリジンから選択される請求項40に記載の化合物。
【請求項51】
R1およびR2が、独立して、水素、ハロゲン、メトキシ、トリフルオロメトキシ、ニトリル、任意に置換されたO-アリール、任意に置換されたO-ヘテロアリールである請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
O-アリールがO-フェニルまたはO-ベンジルであり;O-ヘテロアリールがO-ピリミジン、O-ピラジンまたはO-ピリジンである、請求項51に記載の化合物。
【請求項53】
O-アリールまたはO-ヘテロアリールが、少なくとも1個のハロゲン、少なくとも1個のメチル、および/またはCF3で任意に置換されている、請求項51に記載の化合物。
【請求項54】
次の式:
【化9−1】

【化9−2】

【化9−3】

【請求項55】
請求項25に記載の少なくとも1つの化合物を、少なくとも1つの細胞のmGluR4受容体活性を増強するのに有効な量で少なくとも1つの細胞に接触させる工程を含む、少なくとも1つの細胞のmGluR4活性を増強する方法。
【請求項56】
対象のmGluR4受容体活性を増強するのに有効な投薬量および量において、請求項25に記載の少なくとも1つの化合物の治療的有効量を、対象に投与する工程を含む、対象のmGluR4活性を増強する方法。
【請求項57】
対象が哺乳動物である請求項56に記載の方法。
【請求項58】
対象がヒトである請求項56に記載の方法。
【請求項59】
対象が、投与工程の前にmGluR4受容体活性の増強が必要と診断されている、請求項56に記載の方法。
【請求項60】
mGluR4受容体活性の増強の必要性を有する対象を特定する工程をさらに含む、請求項56に記載の方法。
【請求項61】
請求項25に記載の少なくとも1つの化合物を、哺乳動物におけるmGluR神経伝達機能不全およびその他の疾患状態に関連する障害を治療するのに有効な投薬量および量で哺乳動物に投与する工程を含む、哺乳動物の前記障害を治療する方法。
【請求項62】
前記障害が、精神病、統合失調症、行為障害、破壊的行動障害、双極性障害、不安神経症の精神病エピソード、精神病に関連する不安神経症、重度大うつ病性障害のような精神病気分障害、精神障害に関連する気分障害、急性そう病、双極性障害に関連するうつ病、統合失調症に関連する気分障害、精神発達遅滞の行動的発現、行為障害、自閉性障害、運動障害、トゥーレット症候群、無動性硬直症候群、パーキンソン病に関連する運動障害、遅発性ジスキネジー、薬物誘発および神経変性に基づくジスキネジー、注意欠陥/多動性障害、認知障害、認知症および記憶障害から選択される、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記障害がパーキンソン病である請求項61に記載の方法。
【請求項64】
前記障害が、mGluR4受容体活性機能不全に関連する神経および/または精神障害である、請求項61に記載の方法。
【請求項65】
前記障害が、統合失調症、精神病、「統合失調症-領域」障害、うつ病、双極性障害、認知障害、譫妄、健忘障害、不安障害、注意障害、肥満、摂食障害およびNMDA受容体関連障害から選択される、mGluR4神経伝達機能不全に関連する神経または精神障害である、請求項61に記載の方法。
【請求項66】
哺乳動物がヒトである請求項61に記載の方法。
【請求項67】
哺乳動物が、投与工程前に前記障害と診断されている請求項61に記載の方法。
【請求項68】
前記障害の治療の必要性を有する哺乳動物を特定する工程をさらに含む、請求項61に記載の方法。
【請求項69】
式:
【化10】

(式中、XはS、CR5、NまたはNR5から選択され;X1はS、CR5、NまたはNR5から選択され;X2は、独立して、S、CR5、NまたはNR5から選択され;X3はCまたはNであり;X4はCまたはNであり;mは0、1または2であり;nは1または2であり;Dは、存在するとき、CH2、CR3R4、CONHまたはCONR3であり;YはN、NHまたはNR5から選択され;ZはN、NR5、CR5であり;WはS、O、NHまたはNR5から選択され;AはC3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたはC3-C12ヘテロシクロアルケニルまたはC、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環から選択され;R1は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R2は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R1およびR2は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R3は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、S(O)0-2NR3R4から選択され;R4は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、CO、S(O)0-2NR3R4から選択され;R3およびR4は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR5で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R5は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ベンジル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、SまたはNを含むC3-8員環を含む)、CN、CF3から選択される)
で表される構造を有する化合物またはその医薬的に許容な塩もしくは医薬的に許容な誘導体と医薬的に許容な担体とを組み合わせることを含む、哺乳動物のmGluR4受容体活性を増強するための医薬の製造方法。
【請求項70】
哺乳動物のmGluR4受容体活性を増強するための、式:
【化11】

(式中、XはS、CR5、NまたはNR5から選択され;X1はS、CR5、NまたはNR5から選択され;X2は、独立して、S、CR5、NまたはNR5から選択され;X3はCまたはNであり;X4はCまたはNであり;mは0、1または2であり;nは1または2であり;Dは、存在するとき、CH2、CR3R4、CONHまたはCONR3であり;YはN、NHまたはNR5から選択され;ZはN、NR5、CR5であり;WはS、O、NHまたはNR5から選択され;AはC3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたはC3-C12ヘテロシクロアルケニルまたはC、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環から選択され;R1は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R2は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R1およびR2は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R3は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、S(O)0-2NR3R4から選択され;R4は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、CO、S(O)0-2NR3R4から選択され;R3およびR4は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR5で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R5は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ベンジル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、SまたはNを含むC3-8員環を含む)、CN、CF3から選択される)
で表される構造を有する化合物またはその医薬的に許容な塩もしくは医薬的に許容な誘導体の使用。
【請求項71】
前記化合物が約1.0×10-5未満のEC50でmGluR4の増強を示す、請求項70に記載の使用。
【請求項72】
前記化合物が約1.0×10-6未満のEC50でmGluR4の増強を示す、請求項70に記載の使用。
【請求項73】
前記化合物が約1.0×10-7未満のEC50でmGluR4の増強を示す、請求項70に記載の使用。
【請求項74】
前記化合物が約1.0×10-8未満のEC50でmGluR4の増強を示す、請求項70に記載の使用。
【請求項75】
前記化合物が約1.0×10-9未満のEC50でmGluR4の増強を示す、請求項70に記載の使用。
【請求項76】
前記化合物が医薬的に許容な担体と組み合わされる請求項70に記載の使用。
【請求項77】
前記哺乳動物がヒトである請求項70に記載の使用。
【請求項78】
味覚エンハンサーとしての請求項77に記載の使用。
【請求項79】
哺乳動物における障害の治療としての請求項70に記載の使用。
【請求項80】
前記障害が神経および/もしくは精神障害またはmGluR4受容体活性機能不全に関連する他の疾患状態である、請求項79に記載の使用。
【請求項81】
前記障害がパーキンソン病である請求項79に記載の使用。
【請求項82】
哺乳動物の神経伝達機能不全を治療するのに有効な投薬量および量で、式:
【化12】

(式中、XはS、CR5、NまたはNR5から選択され;X1はS、CR5、NまたはNR5から選択され;X2は、独立して、S、CR5、NまたはNR5から選択され;X3はCまたはNであり;X4はCまたはNであり;mは0、1または2であり;nは1または2であり;Dは、存在するとき、CH2、CR3R4、CONHまたはCONR3であり;YはN、NHまたはNR5から選択され;ZはN、NR5、CR5であり;WはS、O、NHまたはNR5から選択され;AはC3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたはC3-C12ヘテロシクロアルケニルまたはC、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環から選択され;R1は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R2は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R1およびR2は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R3は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、S(O)0-2NR3R4から選択され;R4は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、CO、S(O)0-2NR3R4から選択され;R3およびR4は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR5で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R5は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ベンジル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、SまたはNを含むC3-8員環を含む)、CN、CF3から選択される)
で表される構造を有する化合物またはその医薬的に許容な塩もしくは医薬的に許容な誘導体の少なくとも1つの化合物を代謝型グルタメート受容体活性を増大することが公知の副作用を有する薬物と一緒に哺乳動物に併用投与する工程を含む、哺乳動物の神経伝達機能不全またはmGluR4活性に関連する他の疾患状態を治療するための方法。
【請求項83】
哺乳動物の神経伝達機能不全を治療するのに有効な投薬量および量で、式:
【化13】

(式中、XはS、CR5、NまたはNR5から選択され;X1はS、CR5、NまたはNR5から選択され;X2は、独立して、S、CR5、NまたはNR5から選択され;X3はCまたはNであり;X4はCまたはNであり;mは0、1または2であり;nは1または2であり;Dは、存在するとき、CH2、CR3R4、CONHまたはCONR3であり;YはN、NHまたはNR5から選択され;ZはN、NR5、CR5であり;WはS、O、NHまたはNR5から選択され;AはC3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたはC3-C12ヘテロシクロアルケニルまたはC、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環から選択され;R1は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R2は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R1およびR2は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R3は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、S(O)0-2NR3R4から選択され;R4は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、CO、S(O)0-2NR3R4から選択され;R3およびR4は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR5で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R5は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ベンジル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、SまたはNを含むC3-8員環を含む)、CN、CF3から選択される)
で表される構造を有する化合物またはその医薬的に許容な塩もしくは医薬的に許容な誘導体の少なくとも1つの化合物を代謝型グルタメート受容体活性を増大することに関連する障害を治療することが知られている薬物と一緒に哺乳動物に併用投与する工程を含む、哺乳動物の神経伝達機能不全またはmGluR4活性に関連する他の疾患状態を治療するための方法。
【請求項84】
哺乳動物の神経伝達機能不全を治療するのに有効な投薬量および量で、式:
【化14】

(式中、XはS、CR5、NまたはNR5から選択され;X1はS、CR5、NまたはNR5から選択され;X2は、独立して、S、CR5、NまたはNR5から選択され;X3はCまたはNであり;X4はCまたはNであり;mは0、1または2であり;nは1または2であり;Dは、存在するとき、CH2、CR3R4、CONHまたはCONR3であり;YはN、NHまたはNR5から選択され;ZはN、NR5、CR5であり;WはS、O、NHまたはNR5から選択され;AはC3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたはC3-C12ヘテロシクロアルケニルまたはC、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環から選択され;R1は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R2は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R1およびR2は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R3は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、S(O)0-2NR3R4から選択され;R4は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、CO、S(O)0-2NR3R4から選択され;R3およびR4は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR5で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R5は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ベンジル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、SまたはNを含むC3-8員環を含む)、CN、CF3から選択される)
で表される構造を有する化合物またはその医薬的に許容な塩もしくは医薬的に許容な誘導体の少なくとも1つの化合物を神経伝達機能不全またはmGluR4の増強に関連する他の疾患状態を治療することが知られている薬物と一緒に哺乳動物に併用投与する工程を含む、哺乳動物の神経伝達機能不全またはmGluR4活性に関連する他の疾患状態を治療するための方法。
【請求項85】
併用投与が実質的に同時である請求項82〜84のいずれか1つに記載の方法。
【請求項86】
併用投与が連続である請求項82〜84のいずれか1つに記載の方法。
【請求項87】
哺乳動物がヒトである請求項82〜84のいずれか1つに記載の方法。
【請求項88】
前記機能不全がパーキンソン病である請求項82〜84のいずれか1つに記載の方法。
【請求項89】
前記機能不全が、統合失調症、精神病、「統合失調症-領域」障害、うつ病、双極性障害、認知障害、譫妄、健忘障害、不安障害、注意障害、肥満、摂食障害またはNMDA受容体関連障害である請求項82〜84のいずれか1つに記載の方法。
【請求項90】
式:
【化15】

(式中、XはS、CR5、NまたはNR5から選択され;X1はS、CR5、NまたはNR5から選択され;X2は、独立して、S、CR5、NまたはNR5から選択され;X3はCまたはNであり;X4はCまたはNであり;mは0、1または2であり;nは1または2であり;Dは、存在するとき、CH2、CR3R4、CONHまたはCONR3であり;YはN、NHまたはNR5から選択され;ZはN、NR5、CR5であり;WはS、O、NHまたはNR5から選択され;AはC3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたはC3-C12ヘテロシクロアルケニルまたはC、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環から選択され;R1は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R2は、独立して、水素、ハロゲン、アリール、ヘテロアリール、C1-10アルキル、C3-10シクロアルキル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含むC3-8員環を含む)、Oアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、Oヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、NR3R4、CR3R4、CONR3R4、COCR3R4、COアリール(アリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、COヘテロアリール(ヘテロアリールはR1および/またはR2で任意に置換される)、S(O)0-2NR3R4、S(O)0-2CR3R4、CNまたはCF3から選択され;R1およびR2は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR4で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R3は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、S(O)0-2NR3R4から選択され;R4は水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ハロゲン、CN、CF3、CONR3R4、CO、S(O)0-2NR3R4から選択され;R3およびR4は任意に環化し、C3-C12シクロアルキルまたはC3-C12シクロアルケニルまたはアリールまたはヘテロアリールまたはC3-C12ヘテロシクロアルキルまたは一以上のR5で任意に置換された、C、O、Sおよび/またはNを含む3-8員環を含む環を形成することができ;R5は水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ベンジル、OC1-10アルキル(アルキルは、一以上のR4で任意に置換された、C、O、SまたはNを含むC3-8員環を含む)、CN、CF3から選択される)
で表される構造を有する化合物またはその医薬的に許容な塩もしくは医薬的に許容な誘導体、および1以上の
a. 代謝型グルタメート受容体活性を増大することが公知の副作用を有する薬物、
b. 代謝型グルタメート受容体活性を増大することに関連する障害を治療することが知られている薬物、および/または
c. 神経伝達機能不全またはその他の疾患状態を治療することが知られている薬物
を含むキット。
【請求項91】
化合物および薬物が一緒に製剤化されている請求項90に記載のキット。
【請求項92】
化合物および薬物が一緒に包装されている請求項90に記載のキット。

【公表番号】特表2013−519684(P2013−519684A)
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−553051(P2012−553051)
【出願日】平成23年2月11日(2011.2.11)
【国際出願番号】PCT/US2011/024618
【国際公開番号】WO2011/100607
【国際公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【出願人】(511183973)ヴァンダービルト ユニバーシティー (9)
【氏名又は名称原語表記】VANDERBILT UNIVERSITY
【住所又は居所原語表記】305 Kirkland Hall, Nashville, Tennessee 37240, U.S.A.
【Fターム(参考)】