説明

webメディアにおける加工食品原材料原産国表示システム。

【課題】加工食品における商品情報を発信するwebメディアにおいて、加工食品の原産国表示を行うときに、その加工食品の原材料構成データベースと連動させることにより、原産国別に原材料重量を計算して、原産国別にグラフ表示させ、表示されている原産国グラフ上の原産国を選択すると、その加工食品を構成する原材料の中から、選択された原産国と一致する原材料の詳細情報を表示させるシステム。
【解決手段】本発明は、加工食品の原材料構成データベースと連動させることにより、原産国別に原材料重量を計算して、原産国別にグラフ表示させ、表示されている原産国グラフ上の原産国を選択すると、その加工食品を構成する原材料の中から、選択された原産国と一致する原材料の詳細情報を表示させるシステム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加工食品の原材料原産国情報をwebメディアに表示させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今消費者から、加工食品の原材料における原産国がどこであるかの開示要求が高まってきており、加工食品を構成する多種多様にわたる原材料の、原産国情報を含めた様々な情報を管理するようになってきた。
【0003】
しかし、その多種多様にわたる原材料の情報を開示しても、情報が多すぎて消費者には見難く、どこに求めている原産国情報が記載されているのか判別できず、そのために多大な労力が費やされている。
【0004】
この改善策として、主原料の原産国だけを主に開示して、他の原材料における原産国は見難い過多の一覧情報として開示しているが、消費者が求めている、加工食品内にどこの原産国の原材料が使用されているかを判別することはできず、根本的な解決にはいたっていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする問題点は、消費者にとって、加工食品内にどこの原産国の原材料が使用されているのかという情報が簡便に判別できないという点である。
【0006】
本発明は、加工食品の原材料構成データベースと連動させることにより、原産国別に原材料重量を計算して、原産国別にグラフ表示させ、表示されている原産国グラフ上の原産国を選択すると、その加工食品を構成する原材料の中から、選択された原産国と一致する原材料の詳細情報を表示させることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
webメディアにて表示させる際に、加工食品の原材料構成データベース内において管理されている、原材料構成データと連動させ、原産国別に原材料重量およびその比率を計算し、その結果をグラフ表示させることができ、グラフ内の原産国を選択することにより、選択した原産国に該当する原材料を表示させることができる。
【0008】
消費者側は、webメディアに表示されているグラフによって、加工食品内にどの原産国の原材料がどれだけ使用されているか一目で判別することが可能となり、また、グラフ上の原産国を選択することにより、選択した原産国に該当する原材料を一覧で表示させるため、一目で原材料の原産国を判別可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態を説明する。
【実施例1】
【0010】
以下に実施例を挙げるが、本発明はこれらの例により何ら限定されるものではない。
【0011】
本実施形態では、図1にwebメディアにおける加工食品原材料原産国表示システムを示す。図2に図1に示されている加工食品の原材料構成データベース002内の原材料構成データ構造を詳しく示す。図3に図1に示されているwebメディア003に表示される加工食品詳細表示004を詳しく示す。図4に図3に示されている加工食品詳細表示004に表示される原産国グラフ005を詳しく示す。図5に図4に示されている原産国005に表示される詳細表示006を詳しく示す。
【0012】
図1を参照しながら、本発明の動作概念を説明する。まず、加工食品の原材料構成データベース002内の原材料構成を計算し、その結果をWebメディア003に、加工食品詳細表示004として表示する。
【0013】
次に、消費者が、図3に示す加工食品詳細表示004内の原産国グラフ005に表示されている原産国のひとつを選択すると、詳細表示006を表示する。
【0014】
図5のように、選択した原産国の原材料を一覧で確認することができ、消費者にとってより判断しやすい情報開示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】webメディアにおける加工食品原材料原産国表示システム構成する、データベースとwebメディアの関係を示した説明図である。
【図2】加工食品の原材料構成データベースを示した説明図である。
【図3】webメディアにおいて加工食品詳細情報の表示のさせ方を示した説明図である。
【図4】図3で示す加工食品詳細情報表示内の原産国グラフにて原産国の選択方法を示した説明図である。
【図5】図4で示す原産国グラフにて選択した原産国の原材料を一覧表示させる方法を示した説明図である。
【符号の説明】
【0016】
001 webメディアにおける加工食品原材料原産国表示システム
002 加工食品の原材料構成データベース
003 webメディア
004 加工食品詳細表示
005 原産国グラフ
006 詳細表示

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加工食品における商品情報を発信するwebメディアにおいて、加工食品の原産国表示を行うときに、その加工食品の原材料構成データベースと連動させることにより、原産国別に原材料重量を計算して、原産国別にグラフ表示させるシステム。
【請求項2】
表示されている原産国グラフ上の原産国を選択すると、その加工食品を構成する原材料の中から、選択された原産国と一致する原材料の詳細情報を表示させるシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−205192(P2009−205192A)
【公開日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−43719(P2008−43719)
【出願日】平成20年2月26日(2008.2.26)
【出願人】(502332474)eBASE株式会社 (7)