特開2000-168550 「情報伝送装置」 (日立製作所)
要約
【課題】本発明の解決課題は、扉制御が空気から電動機に変わってきたことにより、扉制御を高度化し、従来の車掌スイッチから情報伝送装置より制御することを課題とする。
【解決手段】情報伝送装置が取り込んでいた車両の扉情報を高度化し、情報伝送装置より扉の開閉制御を実施することにより解決できる。
[代表図面]
イメージ ID=000002
書誌事項
【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】公開特許公報(A)
【公開番号】特開2000−168550(P2000−168550A)
【公開日】平成12年6月20日(2000.6.20)
【発明の名称】情報伝送装置
【国際特許分類第7版】
 B61D 19/02
 37/00
 B61L 3/12
【FI】
 B61D 19/02 B
 37/00 G
 B61L 3/12 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】
【全頁数】3
【出願番号】特願平10−343818
【出願日】平成10年12月3日(1998.12.3)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所
【発明者】
【代理人】弁理士(100068504)
【テーマコード(参考)】
 5H161
【Fターム(参考)】
 5H161 AA01 FF07 GG03 GG16 GG24
特許請求の範囲
【請求項1】
 車両間に通信手段を有する車両において、扉の開閉速度を自由に設定することを可能にしたことを特徴とする情報伝送装置。
【請求項2】
 請求項1において、車両の運行時間帯により扉の制御を可能としたことを特徴とする情報伝送装置。
【請求項3】
 請求項1および2において、駅到着時の駅の状態により扉の制御を可能としたことを特徴とする情報伝送装置。
【請求項4】
 請求項1から3のいずれか1項記載において、列車内の乗車率を平均化することを特徴とする情報伝送装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
 本発明は、情報伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
 従来の車両の扉は、動力源に空気を用いていたため、精密な制御をすることが困難であった。
【0003】
 最近の電動機の発達により、車両の扉の開閉を従来の空気から電動機に変わりつつあり、精密な制御が可能となってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
 本発明の課題は、扉制御が空気から電動機に変わってきたことにより、扉制御を高度化し、従来の車掌スイッチから情報伝送装置より制御する情報伝送装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
 本発明の課題解決手段は、従来、情報伝送装置が取り込んでいた車両の扉情報を高度化し、情報伝送装置より扉の制御を実施することにより解決できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
 図1は、本発明における実施の形態例を示す車両と車両内の装置および地上装置を示す。
【0007】
 車両1は、大きく分けて情報伝送装置2,台車3,扉4を有する。
【0008】
 情報伝送装置2には、表示器5が接続ケーブル6により接続されており、扉の他各種状態を監視することが可能となっている。
【0009】
 台車3には、空気ばね7,空気ばね圧力変換器8があり、空気ばね圧力変換器8は情報伝送装置2と伝送線9により接続されている。
【0010】
 扉4は、車両1に複数有し、扉開閉駆動用電動機10および情報伝送装置2からの制御信号を変換する変換器11を有する。変換器11より扉開閉駆動用電動機10の駆動電力を制御することにより扉4の開閉を行う。
【0011】
 情報伝送装置2と変換器11との接続は、制御線12により情報伝送装置2と伝送を行う。他の車両1Aへ制御伝送は、情報伝送装置2同士を接続する基幹伝送線13を用いる。車両間は、接続箱14および14Aを、ジャンパ線15にて接続する。
【0012】
 車両1Aにおける情報伝送装置2から扉4の接続は上述した方法で接続する。また車両1には車上子16が接続線17により情報伝送装置2に接続され、地上側には地上子18が接続線19により地上装置20に接続され、車上子16と地上子18が結合すると、情報伝送装置2から地上装置20に情報が伝送される。
【0013】
 1実施例として、列車が混雑した場合の制御の1例について説明する。
【0014】
 列車の混雑する時間帯は、朝および夕方の特定時間に集中している。このため、予め情報伝送装置2に、混雑時間帯には扉の開閉速度制御が可能となるようにする。
【0015】
 混雑した列車の扉制御としては、列車遅延防止の点から停車時に扉を開ける制御はより早く開け、乗客の扉挟み防止の点から駅発車時に扉を閉める制御はよりゆっくりと閉めるのが望ましい。
【0016】
 これを実現するためには、情報伝送装置2に入ってくる信号のうち、車両1の台車3に具備する空気ばね4の空気ばね圧力変換器5からの信号を受信し、情報伝送装置2はこれにより乗車率を計算し、予め情報伝送装置2内で設定された乗車率を超えた車両について、扉の開閉速度を制御するものである。
【0017】
 列車が混雑した場合のもう1つの例について説明する。
【0018】
 乗換駅等、乗客の駆け込み乗車が予想される列車の扉制御の例として、各駅の階段位置または出札口位置情報を予め情報伝送装置に記憶させておき、扉開時は扉開速度を通常より早くするように制御し、扉閉時は上記の例とは逆に、階段位置および改札口に最も近い扉は扉閉速度を通常より早くし、遠くなるに従って順次扉閉速度を遅くするように制御する。
【0019】
 これは、駆け込み乗車をしようとする乗客に対し心理的に乗車不可能であることを意識づけしてもらうことをねらうものである。
【0020】
 次に、列車内混雑度を分散化するという観点からの実施例について説明する。車両1の台車3の空気ばね7に取り付けられている空気ばね圧力変換器8により、空気ばね圧力が電気的に変換され、情報伝送装置2に伝送される。
【0021】
 情報伝送装置2は、装置内部で空気ばね圧力により乗車率を計算し、ある地点を通過した時に車上子16より地上子18へ伝送する。
【0022】
 地上子18は地上装置20に接続線20により接続され、地上装置20は伝送された各車両の乗車率情報から、次駅到着時における整列乗車案内放送制御をすることにより、到着する列車の乗車率の平均化を図る。
【0023】
 階段および改札口に最も近い乗車位置の乗車率が高い場合、降車と乗車が錯綜して列車遅延となることが予想されるため、地上装置側にて乗車率が低く、かつ階段および改札口より遠い乗車位置に乗客を誘導する案内制御が必要となる。
【0024】
【発明の効果】
 本発明の効果として、車両の扉制御を情報伝送装置より行うことが可能となることにより、混雑時の扉制御をきめ細かく行うことが可能となり、乗客へのサービス向上と図るとともに乗客の安全性の確保を図ることが可能となる。
図面の簡単な説明
【図1】本発明の車両と車両内の装置および地上装置を示す構成図。
【符号の説明】
 1…車両、2…情報伝送装置、3…台車、4…扉、5…表示器、6…接続ケーブル、7…空気ばね、8…空気ばね圧力変換器、9…伝送線、10…扉開閉駆動用電動機、11…変換器、12…制御線、13…基幹伝送線、14,14A…接続箱、15…ジャンパ線、16…車上子、17,19…接続線、18…地上子、20…地上装置。
図面
【図1】
イメージ ID=000003

上記の内容は特許電子図書館の出力データを加工したものです。by ipdldd 
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