【課題】屋根材からの雨水を、風の影響を受けずに、確実に受ける軒先構造を得る。
【解決手段】屋根材1からの雨水2を軒樋3に導く導雨板4を、屋根材1と軒樋3の間に設置した軒先構造とする。
[代表図面]
【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】公開特許公報(A)
【公開番号】
特開2000−1954(P2000−1954A)
【公開日】平成12年1月7日(2000.1.7)
【発明の名称】軒先構造並びにその構造に使用される軒樋及び導雨板
【国際特許分類第7版】
E04D 13/064 501
13/15
【FI】
E04D 13/064 501 F
13/15 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
【全頁数】11
【出願番号】特願平10−205753
【出願日】平成10年6月15日(1998.6.15)
【出願人】(391022647)株式会社チューオー
【発明者】
【請求項1】
屋根材からの雨水を、軒樋に導く導雨板を屋根材と軒樋の間に設置した軒先構造。
【請求項2】
特許請求の範囲第1項記載の軒先構造に使用される導雨板。
【請求項3】
雨返片を設置した事を特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の軒先構造に使用される軒樋。
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、屋根材からの雨水を、風の影響を受けずに軒樋に残らず流す導雨板と、確実に受ける軒樋に関する。
【0002】
【従来の技術】
A.従来、軒樋の取り付け位置は、
■屋根材からの雨水は、次の3方向に広がり流れ、イ.屋根材の表面の延長方向ロ.屋根材の端面の延長方向ハ.屋根材の端面から裏面側に回り込む方向■そのため、イ〜ハ方向の雨水を受けられるように■軒先線よりやや外側で6:4の割合の位置が良いとされ、B.その取り付け高さは、■土ぼこりや落ち葉や雑草等により詰まり、雨水が溢れるため、■建屋等に悪影響を与えないように、■屋根材や軒下地から離して取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の軒樋は、雨水の溢れによる、建屋等への悪影響を防止するために、A.屋根材から離して取り付ける事が望ましいが、B.Aにより次の問題が発生する。
■軒樋の開口部の範囲より雨水が広がるため、あまり離せず、■軒樋に雨水が直接当たり跳ね返って、雨水が飛び出る、■風により雨水が吹き飛ばされて、建屋に吹きつける等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、屋根材からの雨水を軒樋に導く導雨板を、屋根材と軒樋の間に設置した軒先構造とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
A.この発明による軒樋は、■次に代表される金属板やイ.塗装亜鉛メッキ鋼板ロ.塗装ステンレス鋼板ハ.銅板ニ.合成樹脂シート張り合わせ金属板等■次に代表される合成樹脂板をイ.塩化ビニル樹脂板ロ.ポリプロピレン樹脂板ハ.ポリカーボ樹脂板ニ.アクリル樹脂板等を■半円形や方形の断面形状に成形している。
【0006】
B.この発明に使用される樋受は、■次に代表される金属棒を折り曲げ成形し、イ.亜鉛メッキ平鋼ロ.銅メッキ平鋼ハ.平ステンレス鋼ニ.アルミニウム平角棒ホ.銅平角棒等により■その先端に薄板の耳受を、次の手段により取り付けている。
イ.溶接ロ.鋲止めハ.折り曲げ等
【0007】
C.この発明による、導雨板は■次に代表される金属板やイ.塗装亜鉛メッキ鋼板ロ.塗装ステンレス鋼板ハ.銅板ニ.合成樹脂シート張り合わせ金属板等■次に代表される合成樹脂板を成形し、イ.塩化ビニル樹脂板ロ.ポリプロピレン樹脂板ハ.ポリカーボ樹脂板ニ.アクリル樹脂板等を■雨受面と導雨面を持つ構成としている。
【0008】
【実施例】
発明の実施の形態を次の、実施例■,実施例■,実施例■,実施例■,及び実施例■の5実施例にもとづき、図面を参照して説明する。
【0009】
実施例■図1,図6,図7,図18,図21,及び図22は、この発明の実施例■を示すものである。
【0010】
A.図21及び図22に示す、実施例■に使用される屋根材1は、軒先瓦1aと桟瓦1bにより構成される。
■図21に示す、焼成粘土を成形した軒先瓦1aは、■ほぼ平坦で緩やかに波打った屋根板面1cを形成し、■その一側部をL字形に裏面側に折り曲げて前端面1dを形成し、■その先端に屋根裏面1eを形成し、■また図22に示す、焼成粘土を成形した桟瓦1bは、■ほぼ平坦で、緩やかに波打った屋根板面1cを形成している。
【0011】
B.図6に示す、実施例■に使用される軒樋3は、■長尺の金属板あるいは合成樹脂板を成形し、■ほぼ円筒を縦に半裁した形状の樋底3bを形成し、■その両側部に半円形に折り曲げて突き出し、さらに直角に内側に折り曲げた樋耳3cを形成している。
【0012】
C.図7に示す、実施例■に使用される導雨板4は、■長尺の金属板あるいは合成樹脂板を成形し、■ほぼ平坦な雨受面4bを形成し、■その一端をくの字形に裏面側に折り曲げて、円筒の部分面状の導雨面4aを形成し、■前記の雨受面4bの他端をL字形に表面側に折り曲げ、その先端をU字形に表面側に折り返した固定面4cを形成している。
【0013】
D.図18に示す、実施例■に使用される樋受3dは、■矩形断面の金属棒を成形し、■ほぼ半円形の底受3gを形成し■一端をくの字形に表面側に折り曲げ、さらにL字形に表面側に折り曲げて、面打3fを形成し、■前記、底受3gの両端に互いに向き合って開口する、U字形の薄板による耳受3eを形成している。
【0014】
E.図1に示す、実施例■の軒先の施工は次の様に行う。
■導雨面4aの先端を軒先に出して、雨受面4bにより野地板5aを被い、その固定面4cを鼻桟5cに付けて、導雨板4を固定し、■その導雨板4の雨受面4bの上に、前端面1dが位置するように軒先瓦1aを施工し、■その軒先瓦1aに被せて桟瓦1bを施工し、■その桟瓦1bに被せて、他の桟瓦1bを複数施工し、■桟瓦1b等の施工後に、鼻隠5dに面打3fを釘打して樋受3dを固定し、■その樋受3dに、導雨面4aの先端を差し込み、軒樋3を固定する。
【0015】
F.図1に示す、実施例■において雨水2は次の様に流れる。
■屋根に降った雨水2は、軒先瓦1aの前端面1dにおいて、次の3方向に広がり流れ、イ.屋根板面1cの延長方向の飛出水2aロ.前端面1dの延長方向の曲垂水2bハ.屋根裏面1eに回り込む方向の戻裏水2c■それらの雨水2が、導雨板4の雨受面4bにおいて合体し、■導雨面4aに沿って流れ落ち、■軒樋3に流れ込み、その樋底3bに沿ってスムーズに流れる。
【0016】
実施例■図2,図8,図9,図10,図11,図19,図21,及び図22は、この発明の実施例■を示すものである。
【0017】
A.実施例■において屋根材1は、図21及び図22に示す、実施例■と同様のものが使用される。
【0018】
B.図10に示す、実施例■に使用される軒樋3は、■長尺の金属板あるいは合成樹脂板を成形し、■中央部がほぼ平坦で、その両側部を外側に凸で円筒の部分面状に開口する樋底3bを形成し、■その両側部をくの字形に内側に折り曲げて、外側に凸で円筒の部分面状の雨返片3aを形成している。
【0019】
C.図8及び図9に示す、実施例■に使用される導雨板4と調整板4dは、■実施例■の導雨板4より、導雨面4aの幅が狭く成形した導雨板4であり、■また調整板4dは、長尺の金属板あるいは合成樹脂板を成形し、■ほぼ平坦な流雨面4eを形成し、■その一端を緩い、くの字形に裏面側に折り曲げ、さらに、くの字形に裏面側に折り曲げて、さらに、L字形に裏面側に折り曲げた取付面4fを持つ調整板4dを形成して、■導雨板4と調整板4dとを組み合わせて使用する。
【0020】
D.図19に示す、実施例■に使用される樋受3dは、■矩形断面の金属棒を成形し、■ほぼ平坦で、その両端を円弧状に裏面側に曲げ、その両端をくの字形に裏面側に折り曲げた円弧上の底受3gを形成し■さらに、その底受3gの一端をL字形に表面側に折り曲げ、さらに、L字形に表面側に折り曲げて面打3fを形成し、■前記、底受3gの両端に互いに向き合って開口する、先端がV字形の薄板による耳受3eを形成している。
【0021】
F.図11に示す、実施例■に使用される鼻被5eは、■長尺の金属板あるいは合成樹脂板を成形し、■ほぼ平坦な面の一端を、L字形に裏面側に折り曲げて、さらに、くの字形に裏面側に折り曲げ、さらに、その先端を裏面側に折り返した鼻被5eを形成している。
【0022】
G.図2に示す、実施例■の軒先の施工は、次の様に行う。
■導雨面4aの先端を軒先に出して、雨受面4bにより野地板5aを被い、その固定面4cを鼻桟5cに付けて、導雨板4を固定し、■その導雨板4の雨受面4bの上に、前端面1dが位置するように軒先瓦1aを施工し、■その軒先瓦1aに被せて桟瓦1bを施工し、■その桟瓦1bに被せて、他の桟瓦1bを複数施工し、■桟瓦1b等の施工後に、前記した導雨板4の導雨面4aの下部に、調整板4dの流雨面4eを差し込み、軒樋3の傾斜に合わせて、鼻被5eにより被った鼻隠5dに取付面4fを釘打等により固定し、■前記の鼻被5eにより被った鼻隠5dに、面打3fを釘打等して樋受3dを固定し、■その樋受3dに軒樋3を、その中に調整板4dの流雨面4eの先端を差し込み固定する。
【0023】
H.図2に示す、実施例■において雨水2は次の様に流れる。
■屋根に降った雨水2は、軒先瓦1aの前端面1dにおいて、次の3方向に広がり流れ、イ.屋根板面1cの延長方向の飛出水2aロ.前端面1dの延長方向の曲垂水2bハ.屋根裏面1eに回り込む方向の戻裏水2c■それらの雨水2が、導雨板4の雨受面4bにおいて合体し、■導雨板4の導雨面4aと、調整板4dの流雨面4eとに沿って流れ落ち、■軒樋3に流れ込み、その樋底3bに沿ってスムーズに流れ、■雨返片3aに当たり、立ち上がり、さらに、軒樋3より上に跳ね上がっても、内側に落ちて軒樋の中に入る。
【0024】
実施例■図3,図6,図12,図13,図18,図24,及び図2525は、この発明の実施例■を示すものである。
【0025】
A.図13に示す、実施例■に使用される屋根材1は、■長尺の金属板あるいは合成樹脂板を成形し、■ほぼ平坦な屋根板面1cを形成し、■その一側部をくの字形に裏面側に折り曲げ、さらにL字形に裏面側に折り曲げて前端面1dを形成し、■さらにL字形に裏面側に折り曲げて屋根裏面1eを形成し、■さらに、くの字形に裏面側に折り曲げ、その先端を表面側に折り返して差込片1gを形成し、■前記の屋根板面1cの他側部をくの字形に表面側に折り曲げ、さらにL字形に表面側に折り曲げ、そしてL字形に裏面側に折り曲げ、それを鋭角的に表面側に折り曲げ、その先端を裏面側に折り返した嵌合片1fを形成している。
【0026】
B.実施例■において軒樋3は、図6に示す、実施例■と同様のものが使用される。
【0027】
C.図12及び図25に示す、実施例■に使用される導雨板4と受具4gは、■導雨板4は、長尺の金属板あるいは合成樹脂板を成形し、■ほぼ平坦な雨受面4bを形成し、■その一端をくの字形に裏面側に折り曲げて、円筒の部分面状の導雨面4aを形成し、■その先端をU字形に裏面側に折り返した受付面4kを形成し、■前記の雨受面4bの他端をL字形に表面側に折り曲げ、さらに、L字形に裏面側に折り曲げ、そして、鋭角的に表面側に折り曲げ、その先端をU字形に表面側に折り返した嵌合面4jを形成している。
■また、受具4gは矩形断面の金属棒を成形し、■その一端をくの字形に裏面側に曲げ、その先端をさらに緩いくの字形に裏面側に折り曲げた保持部4hを形成し■その他端をL字形に裏面側に折り曲げて取付部4iを形成して、■導雨板4と、複数の受具4gとを組み合わせて使用する。
【0028】
D.実施例■において樋受3dは、図18に示す、実施例■と同様のものが使用される。
【0029】
E.図24に示す、実施例■に使用される吊子1hは、■矩形の金属板を成形し、■くの字形に裏面側に折り曲げた一端を、U字形に裏面側に折り返した、嵌合子1iを形成し、■他端をL字形に表面側に折り曲げて、固定子1jを形成している。
【0030】
F.図3に示す、実施例■の軒先の施工は、次の様に行う。
■鼻隠5dに取付部4iを釘打して、複数の受具4gを固定し、■それらの受具4gの保持部4hに、導雨板4の受付面4kを被せ、その雨受面4bを載せて、その嵌合面4jに吊子1hの嵌合子1iを被せてその固定子1jを釘打し野地板5aに固定し、■その導雨板4の嵌合面4jに、屋根材1の差込片1gを差し込み、その嵌合片1fに吊子1hの嵌合子1iを被せてその固定子1jを釘打し野地板5aに固定し、■その固定した屋根材1の嵌合片1fに、他の屋根材1の差込片1gを差し込み、その嵌合片1fに吊子1hの嵌合子1iを被せて、その固定子1jを釘打し野地板5aに固定し、複数の屋根材1を施工し、■屋根材1等の施工後に、鼻隠5dに前記受具4gの下方に面打3fを釘打して、樋受3dを固定し、■その樋受3dに軒樋3を固定する。
【0031】
G.図3に示す、実施例■において雨水2は次の様に流れる。
■屋根に降った雨水2は、導雨板4の雨受面4bにおいて合体し、■導雨板4の導雨面4aに沿って流れ落ち、■軒樋3に流れ込み、その樋底3bに沿ってスムーズに流れる。
【0032】
実施例■図4,図11,図14,図15,図16,図17,図20R>0,及び図23は、この発明の実施例■を示すものである。
【0033】
A.図23に示す、実施例■に使用される屋根材1は、■石綿セメント板等を成形し、■ほぼ平坦な屋根板面1cを形成し、■その裏面に屋根裏面1eを形成し、■その一側部に前端面1dを形成し、■その前端面1dの両側端を直角に切断し、さらに、くの字形に切断して、変形した5角形平面形の屋根材1を形成している。
【0034】
B.図14に示す、実施例■に使用される軒樋3は、■長尺の金属板あるいは合成樹脂板を成形し、■ほぼ円筒を縦に半裁した形状の樋底3bを形成し、■その両側部に、半円形に折り曲げて突き出した樋耳3cを形成し、■その先端を直線的に延長した雨返片3aを形成している。
【0035】
C.図15及び図17に示す、実施例■に使用される導雨板4と受具4gは、■導雨板4は、長尺の金属板あるいは合成樹脂板を成形し、■ほぼ平坦な雨受面4bを形成し、■その一端をくの字形に裏面側に折り曲げて、円筒の部分面状の導雨面4aを形成し、■前記の雨受面4bの他端をL字形に表面側に折り曲げ、さらに、鋭角的に裏面側に折り曲げ、そして、L字形に表面側に折り曲げ、そして、L字形に裏面側に折り曲げて固定面4cを形成している。
■また、受具4gは矩形断面の金属棒を成形し、■その一端をくの字形に裏面側に曲げ、そして、さらに緩いくの字形に裏面側に折り曲げ、その先端をU字形に表面側に折り返した保持部4hを形成し■その他端をL字形に裏面側に折り曲げて取付部4iを形成して、■導雨板4と、複数の受具4gとを組み合わせて使用する。
【0036】
D.図20に示す、実施例■に使用される樋受3dは、■矩形断面の金属棒を成形し、■ほぼ半円形の底受3gを形成し■一端をくの字形に表面側に折り曲げ、さらにL字形に表面側に折り曲げて、面打3fを形成し、■前記、底受3gの両端に互いに向き合って開口する、U字形で、その先端がU字形に内側に折り返された薄板による耳受3eを形成している。
【0037】
E.図16に示す、実施例■に使用される軒先水切5gは、■長尺の金属板あるいは合成樹脂板を成形し、■先端をU字形に折り返した、鼻面5iを形成し、■その他端をL字形に折り曲げて、先端をU字形に折り返した、打付面5jを形成している。
【0038】
F.図4に示す、実施例■の軒先の施工は次の様に行う。
■鼻面5iを軒先に出して、野地板5aに打付面5jにより、軒先水切5gを固定し、■その軒先水切5gの上に、軒先に前端面1dが出るように屋根材1を施工し、■その屋根材1に被せて、他の屋根材1を複数施工し、■屋根材1等の施工後に、鼻隠5dに固定面4cにより導雨板4を固定し、■その導雨板4の導雨面4aの先端に保持部4hを被せて、受具4gの取付部4iを鼻隠5dに釘打して固定し、■鼻隠5dに前記受具4gの下方に面打3fを釘打して、樋受3dを固定し、■その樋受3dに軒樋3を固定する。
【0039】
G.実施例■において雨水2は次の様に流れる。
■屋根に降った雨水2は、屋根材1の前端面1dにおいて、次の3方向に広がり流れ、イ.屋根板面1cの延長方向の飛出水2aロ.前端面1dの延長方向の曲垂水2bハ.屋根裏面1eに回り込む方向の戻裏水2c■それらの雨水2が、導雨板4の次の各部に落下し、導雨面4aにおいて合体し、イ.飛出水2aは導雨面4aロ.曲垂水2bは導雨面4aあるいは雨受面4bハ.戻裏水2cは雨受面4b■導雨面4aに沿って流れ落ち、■軒樋3に流れ込み、その樋底3bに沿ってスムーズに流れる。
■雨返片3aに当たり、内側に方向を変えられ、さらに、軒樋3より上に跳ね上がっても、内側に落ちて軒樋3の中に入る。
【0040】
実施例■図6,図21,図22,図26,図27,図28,及び図29は、この発明の実施例■を示すものである。
【0041】
A.実施例■において屋根材1は、図21及び図22に示す、実施例■と同様のものが使用される。
【0042】
B.実施例■において軒樋3は、図6に示す、実施例■と同様のものが使用される。
【0043】
C.図27に示す、実施例■に使用される導雨板4は、■長尺の金属板あるいは合成樹脂板を成形し、■ほぼ平坦な雨受面4bを形成し、■その一端をくの字形に裏面側に折り曲げて、円筒の部分面状の導雨面4aを形成し、■その先端に、裏面側に凹む浅いコの字状の化粧溝4mを二本形成し、さらにU字形に折り返し、■前記の雨受面4bの他端に、その先端をU字形に表面側に折り返した、固定面4cを形成している。
【0044】
D.実施例■において樋受3dは、■図28に示す、実施例■とほぼ同様の底受3gと耳受3eであり、■底受3gからくの字形に表面側に折り曲げた面打3fの長さが、実施例■より長く、そして先端が裏面側にL字形に折り曲げられた面打3fが使用される。
【0045】
E.図29に示す、実施例■に使用される下葺5fは、■次の様な長尺のシートが使用される。
イ.アスファルトルーフィングロ.アスファルトフェルトハ.合成高分子ルーフィング等
【0046】
F.図26に示す、実施例■の軒先の施工は次の様に行う。
■導雨面4aを軒先に出して、野地板5aに固定面4cにより、導雨板4を固定し、■その導雨板4の上に下葺5fを重ねて、野地板5aに留め付け、■その下葺5の上に軒先側に鼻桟5cと、所定間隔により瓦残5bとを軒先に沿って打ちつけ、■前端面1dの先端を軒先に出して、前記した鼻桟5cと瓦残5bの上に軒先瓦1aを施工し、■その軒先瓦1aに被せ、前記した瓦残5bに引っかけて桟瓦1bを施工し、■その桟瓦1bに被せて、他の桟瓦1bを複数施工し、■桟瓦1b等の施工後に、鼻隠5dに面打3fを釘打して樋受3dを固定し、■その樋受3dに、導雨面4aの先端を差し込み、軒樋3を固定する。
【0047】
G.実施例■において雨水2は次の様に流れる。
■屋根に降った雨水2は、屋根材1の前端面1dにおいて、3方向に広がり流れ、■それらの雨水2が、次の各部に落下し、イ.飛出水2aは軒樋3の樋底3bロ.曲垂水2bは軒樋3の樋底3bハ.戻裏水2cは導雨板4の導雨面4a■次の様にして下葺に落ちた、雨水2の下葺水2dがイ.屋根材1と他の屋根材1との、隙間から漏れた雨水2や、ロ.屋根材1の裏面に結露した、水滴が滴下した雨水2等が、■前記の戻裏水2cと一緒に導雨面4aに沿って流れ落ち、軒樋3に流れ込む。
【0048】
【発明の効果】
上記のような、この発明による軒樋及び導雨板は次の様な効果がある。
【0049】
A.導雨板を設置することにより、■屋根材からの広がり流れる、雨水を軒樋に確実に流せる。
■屋根材から導雨面の上を流れるため、雨水が風により吹き飛ばされなくなる。
■直接軒樋に雨水が落下しないため、跳上げにより雨水の飛び出しがなくなる。
■■,■,及び■により、雨返片により雨樋の開口部が狭い軒樋にも、確実に雨水を流せる。
■屋根材や軒下地から離して、雨樋を取り付け可能になる。
イ.建屋等に悪影響を与えにくく出来る。
ロ.軒樋が雪により損傷を受けにくく出来る。
【0050】
B.実施例■,実施例■,実施例■,及び実施例■のように、屋根からの雨水を導雨板の導雨面を軒樋の一側端から流せば、■雨水が軒樋の樋底に沿ってスムーズに流れ、■樋底に溜った土ぼこりや落ち葉等を流して、軒樋の詰まりを防止し、イ.雨水の溢れを防止する。
ロ.メンテナンスが容易になる。
【0051】
C.実施例■と実施例■の、瓦葺きの屋根では、■従来例に比べて屋根瓦を棟側に葺くため、屋根に負担を掛けない構造になる。
【0052 】D.実施例■と実施例■の、雨返片付の軒樋と鼻被を使用する屋根では、■雨返片付であるため、流速の速い雨水も雨返片に当たり、軒樋から飛び出なくなる。
■調整板あるいは導雨板と鼻被とにより、鼻隠を被い、イ.美観が向上する。
ロ.金属板による場合は、防火性能が向上する。
【0053】
F.実施例■と実施例■の、受具を使用する導雨板では、■導雨板の先端を受具により固定することにより、導雨板が強固に取り付けられる。
【0054】
G.実施例■の、調整板と導雨板とに分割した導雨板では、■調整板4dの流雨面4eを、軒樋3の傾斜に合わせて差し込んで、調整板の施工が可能になり、イ.美観が向上する。
ロ.施工容易になる。
ハ.雨水の飛び出し防止性能が向上する。
【0055】
H.実施例■の、屋根材との嵌合に屋根材の嵌合方法を使用した場合では、■全体に統一感のあるデザインとなり、イ.美観が向上する。
ロ.施工容易になる。
【0056】
I.実施例■の、構成では、■導雨板、受具、鼻被、樋受、及び軒樋を、既存の屋根に施工可能となり、イ.既存屋根を残したままの改修工事に向く。
【0057】
J.実施例■の、構成では、■下葺の下に導雨板を施工可能となり、イ.下葺に落ちた雨水や、結露による水滴による下葺水も軒樋に流せる。
■導雨板に化粧溝等の模様を付加し、イ.美観が向上する。
■面打3fの長さが長く、先端が裏面側に折り曲げられた面打となるため、イ.より屋根材や軒下地から離して、雨樋を取り付け可能になる。
【図1】実施例■の施工状態の側面図
【図2】実施例■の施工状態の側面図
【図3】実施例■の施工状態の側面図
【図4】実施例■の施工状態の側面図
【図5】従来例の施工状態の側面図
【図6】実施例■、実施例■、及び従来例の軒樋の斜視図
【図7】実施例■の導雨板の斜視図
【図8】実施例■の導雨板の斜視図
【図9】実施例■の調整板の斜視図