特開2000-70554 「自由落下部を有する観覧車」 (サノヤス・ヒシノ明昌)
要約
【課題】周辺の景観を楽しむことばかりでなく、スリル感や爽快感をも味わうことのできる観覧車を提供する。
【解決手段】支持枠体に支持され、一定の間隔をもって2つの鉛直面内にそれぞれ配置された2本の平行の環状のガイドレール10と、ガイドレール10を包持する複数の車輪を備えた車輪用フレーム16を介して前記ガイドレール10に吊り下げられた乗客用乗物15と、乗客用乗物15をガイドレール10に沿って上方に引き上げる引き上げ装置と、引き上げられた乗客用乗物15がガイドレール10に沿って自由落下を開始した後に、この乗客用乗物15の落下速度を抑制する調速装置40とを備える。引き上げ装置は、下端部側に位置した乗客用乗物15を上端部まで引き上げることができ、その後自重によって乗客用乗物15は、自由落下を開始し、その後調速装置40によって落下速度が抑制されて下端部側の最初の位置に戻って1サイクルの周回を完了する。以下この1サイクルをそれぞれの乗客用乗物が繰り返す。
[代表図面]
イメージ ID=000002
書誌事項
【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】公開特許公報(A)
【公開番号】特開2000−70554(P2000−70554A)
【公開日】平成12年3月7日(2000.3.7)
【発明の名称】自由落下部を有する観覧車
【国際特許分類第7版】
 A63G 27/02
【FI】
 A63G 27/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】
【全頁数】9
【出願番号】特願平10−247363
【出願日】平成10年9月1日(1998.9.1)
【出願人】(592225124)株式会社サノヤス・ヒシノ明昌
【発明者】
【代理人】弁理士(100086346)
特許請求の範囲
【請求項1】
 略鉛直面内を複数の乗客用乗物(15)がゆっくりと周回する観覧車において、この周回軌道の一部分に乗客用乗物(15)が自由落下する部分を設けたことを特徴とする自由落下部を有する観覧車。
【請求項2】
 支持枠体に支持され、一定の間隔をもって2つの略鉛直面内にそれぞれ配置された少なくとも2本の略平行の環状のガイドレール(10)(10)と、ガイドレール(10)を包持する複数の車輪を備えた車輪用フレーム(16)を介して前記ガイドレール(10)に吊り下げられた乗客用乗物(15)と、乗客用乗物(15)をガイドレール(10)に沿って上方に引き上げる引き上げ装置と、引き上げられた乗客用乗物(15)がガイドレール(10)に沿って自由落下を開始した後に、この乗客用乗物(15)の落下速度を抑制する調速装置(40)とから成り、下端部側に位置する乗客用乗物(15)を引き上げ装置によって上端部まで引き上げることができ、その後自重によって乗客用乗物(15)が自由落下を開始し、その後調速装置(40)によって落下速度が抑制されて下端部側の最初の位置に乗客用乗物(15)が戻って1サイクルの周回を完了し、以下この1サイクルをそれぞれの乗客用乗物(15)が繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の自由落下部を有する観覧車。
【請求項3】
 ガイドレール(10)が正面視縦長の長円形形状を有し、その両側に直線状の鉛直部を有していることを特徴とする請求項2に記載の自由落下部を有する観覧車。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
 本願発明は、観覧車の改良に関し、より詳しくは、従来の観覧車に自由落下部を付加したものに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
 従来の観覧車においては、略鉛直面内に配置され、支持枠体に支持された大車輪フレームがゆっくりと回転し、この大車輪フレームの外周部に吊り下げられた乗客用乗物がこれに伴って周回し、周辺の景観や眺望を満喫するための遊戯装置であり、その大型化による景観或いは眺望の向上が主に競われていたものであった。本願発明においては、発想を切り換えて、従来の観覧車に異質の興趣或いは新たな楽しみ等を付加することを目的としており、従来の周辺の景観を楽しむことに付け加えて、スリル感や爽快感をも味わうことのできる斬新な観覧車の提供をその課題としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】
 上記課題を解決するために、本願発明の第1のものは、略鉛直面内を複数の乗客用乗物15がゆっくりと周回する観覧車において、この周回軌道の一部分に乗客用乗物15が自由落下する部分を設けたことを特徴とする自由落下部を有する観覧車である。
【0004】
 本願発明の第2のものは、上記第1の発明において、支持枠体に支持され、一定の間隔をもって2つの略鉛直面内にそれぞれ配置された少なくとも2本の略平行の環状のガイドレール10、10と、ガイドレール10を包持する複数の車輪を備えた車輪用フレーム16を介して前記ガイドレール10に吊り下げられた乗客用乗物15と、乗客用乗物15をガイドレール10に沿って上方に引き上げる引き上げ装置と、引き上げられた乗客用乗物15がガイドレール10に沿って自由落下を開始した後に、この乗客用乗物15の落下速度を抑制する調速装置40とから成り、下端部側に位置する乗客用乗物15を引き上げ装置によって上端部まで引き上げることができ、その後自重によって乗客用乗物15が自由落下を開始し、その後調速装置40によって落下速度が抑制されて下端部側の最初の位置に乗客用乗物15が戻って1サイクルの周回を完了し、以下この1サイクルをそれぞれの乗客用乗物15が繰り返すことを特徴とする自由落下部を有する観覧車である。
【0005】
 本願発明の第3のものにおいては、上記第2の発明において、ガイドレール10が正面視縦長の長円形形状を有し、その両側に直線状の鉛直部を有していることを特徴とする自由落下部を有する観覧車である。
【0006】
【発明の実施の形態】
 以下、添付の図面に基づき本願発明の実施形態について説明する。添付の図面は全て本願発明の実施形態を図示している。図1は、本願発明に係る自由落下部を有する観覧車の一実施形態の全体を図示する概略正面図であり、図2は、その概略側面図である。これら両図に基づき以下説明する。先ず、正面視略長円形形状のガイドレール10は、その側面図から解る通り、前方側と後方側に環状に2本略平行に設けられ、これらのガイドレール10、10は、支持枠体によって支持されている。支持枠体は、前方及び後方の両側に位置する逆V字形状に配置された支柱30、・・・と、放射状或いは横方向に掛け渡された(図中実線で表記した)支持腕部32、・・・と、これらの支持腕部に支持された、正面視略長円形形状の主フレーム34、34とから成る。これらの主フレーム34は、前記ガイドレール10の内側に位置しており、従って、前方及び後方の両側に2本設けられている。
【0007】
 ガイドレール10は、この主フレーム34に(図1中実線で表記した)複数の支持腕35を介して支持されている。ガイドレール10及び主フレーム34は、共に正面視縦長の長円形形状を有し、その両側に直線状の鉛直部10v、34vを有している。このガイドレール10に適宜数の乗客用乗物15が吊り下げられている。乗客用乗物15がガイドレール10に吊り下げられる構造は、後に詳述するが、乗客用乗物15がガイドレール10の下端側及び上端側に位置するときに、前方及び後方のガイドレール10、10のそれぞれが、上下方向及び横方向の3方向から複数の車輪によって包持されて、これら車輪を備える車輪用フレーム16が乗客用乗物15の屋根部に回動自在に取り付けられることによって、乗客用乗物15がガイドレール10に案内されて、水平状態を保持しつつ、吊り下げられ、周回することができるのである。
【0008】
 乗客用乗物15をガイドレール10に沿ってその下端部から上端部に引き上げる引き上げ装置は、前方のガイドレール10の前方側と、後方のガイドレール10の後方側にそれぞれ設けられたチェーン用ガイドレール(図1には明瞭に現れていない)によって案内されるエンドレスのチェーン20、20と、これらのチェーン20、20の両者を回転駆動する電動モータ等の駆動手段21と、適宜位置に設けられたスプロケット22、・・・とからなる。この実施形態においては、チェーン20は、支柱30、30の上方支持部近傍に位置する駆動手段21の駆動力を伝えるスプロケット22mから適宜スプロケット22を介して下方に向かって配設され、ガイドレール10の下端部で左方向に折れ曲がり、ガイドレール10の外側に沿って上昇し、ガイドレール10の上端部から中心角が略30度程度の位置まで来て下方に折り返し、スプロケット22mの位置にまで戻ってエンドレスに配設されている。このチェーン20には、図1には明瞭に現れていないが、後に説明する通り、一定間隔に複数のフックが設けられており、このフックが乗客用乗物15の屋根部に回動自在に取り付けられた車輪用フレーム16に設けられた係止棒に係止することによって、乗客用乗物15がガイドレール10の下端部からそのガイドレール10に沿って上昇せられ、ガイドレール10の上端部にまで順次引き上げられるのである。
【0009】
 乗客用乗物15がガイドレール10の上端部に到達すると、チェーン20に設けられたフックから車輪用フレーム16の係止棒が自然に外れることになる。車輪用フレーム16の係止棒がチェーン20のフックから外れると、乗客用乗物15は、そのガイドレール10に沿って下方に自由落下又は自然落下を開始することになる。図1中ガイドレール10の右半分が自由落下部ということになる。乗客用乗物15がガイドレール10の上端部から自由落下を開始して、ガイドレール10の鉛直部10vに至ると、乗客用乗物15の落下速度を抑制するための調速装置40が働くことになる。
【0010】
 この調速装置40は、後に詳述するが、前方及び後方のそれぞれのガイドレール10と主フレーム34との中間部に配置された永久磁石から成る。即ち、この調速装置40は、一定の間隔を置いて相対峙する2個の永久磁石の間の磁場を切って移動する導体に制動力を付加する一種の渦電流ブレーキからなるものであり、乗客用乗物15の屋根部に設けられた車輪用フレーム16に設けられたリアクションプレート17がその導体となる。この装置を利用した理由は、停電等の突発的な事態等が発生しても確実にブレーキが掛かるようにしたものである。
【0011】
 ガイドレール10の上端部から自由落下を始めた乗客用乗物15は、落下速度を増加した後、上記の調速装置40に至り、その落下速度が徐々に減速され、ガイドレール10の下端部で、引き上げ装置のチェーン20の移動速度とほぼ同一のゆっくりした速度に調整されるのである。その後、チェーン20に設けられたフックが、車輪用フレーム16に設けられた係止棒に係止して、再度乗客用乗物15をガイドレール10に沿ってその上端部へと引き上げて行き、以下この動作を繰り返すことによって乗客用乗物15のおのおのが順次ガイドレール10を周回し続けるのである。ガイドレール10の下端部には、乗降用プラットホーム50が設けられ、このプラットホームから乗客は、乗客用乗物15の乗降を行うことができるのである。この点は、従来の観覧車と同様である。
【0012】
 図3は、乗客用乗物15の屋根部に設けられた車輪用フレーム16の部分を示す概略側面図(図1において矢印Dから見た図)であり、図4は、その正面説明図である。これらの両図に基づき以下説明する。これらの図においては、乗客用乗物15がガイドレール10の下端部に位置したものを図示している。前方及び後方のそれぞれの車輪用フレーム16、16は、相互に軸部16jによって連結、固定されており、この軸部16jに乗客用乗物15の屋根部に設けられた吊下げ部16s、16sが回動自在に吊り下げられている。車輪用フレーム16は、前方のもの及び後方のものが、図3から解る通り、左右対称の構造を有している。この車輪用フレーム16は、2個ずつの上方車輪17、17と、下方車輪18、18と、側方車輪19、19とを備え、これらの車輪によってガイドレール10が上下方向と横方向から包持され、乗客用乗物15がガイドレール10に吊り下げられている。
【0013】
 それぞれのガイドレール10は、その内側に位置する主フレーム34に、支持腕35を介して支持されている。車輪用フレーム16の上方部には、板状のリアクションプレート14が設けられている。このリアクションプレート14が、図3に現れている調速装置40と関係して速度の調整が行われる。即ち、調速装置40は、狭い間隔を置いて2つの永久磁石40m、40mが配置されたものであり、これら両者間の隙間に上記リアクションプレート14が入り込み、磁場を切って移動することにより制動が行われるものである。この調速装置40は、図1に示された通り、ガイドレール10と主フレーム34の間で、ガイドレール10の右側部分の少し下方の鉛直部10vからガイドレール10の下端部まで、ガイドレール10の内側に沿って設けられている。
【0014】
 更に、車輪用フレーム16の略中央部の少し下方には、係止棒13が、外側方向に向かって延長するように固定されている。この係止棒13の先端部に、チェーン20に設けられたフック23が係止して、即ち、フック23が係止棒13の先端部を引っ掛けて、車輪用フレーム16をガイドレール10に沿って上方に引き上げて行くことができる。チェーン20は、前方及び後方のガイドレール20、20の両外側に設けられており、つまり、両側の車輪用フレーム16、16はこれらの両側に位置するチェーン20のフック23によって引き上げられるのである。
【0015】
 図5は、引き上げ用チェーン20の一部分について図示しており、その(A)がその平面図、その(B)が正面図である。この実施形態においては、正面側と背面側にそれぞれ長円形の板材20p、20pがその両端側で軸20sが貫通しうる筒体部20q,20qによって連結固定されたものの多数を、長円形のプレート20r、・・・によって連結したものを使用しており、且つ、適宜一定間隔で、上記板材20pの下方部にフック23を形成したものを使用している。この一定間隔に設けられたフック23が、車輪用フレーム16に固定されている係止棒13と係合し、乗客用乗物を上方に引き上げることができるのである。
【0016】
 図6は、図1のガイドレール10の左側部分の鉛直部10vに位置したときの車輪用フレーム16の状態を図示する概略正面説明図である。この状態においては、車輪用フレーム16が略90度回転して、上方車輪17、17がガイドレール10の右側に位置し、下方車輪18、18が左側に位置することとなる。また、調速装置40と共働するリアクションプレート14もガイドレール10の右側に位置することになる。チェーン用ガイドレールは、この図には明瞭に現れていないが、ガイドレール10の紙面手前側に設けられ、このチェーン用ガイドレールに案内されるチェーン20に設けられたフック23が、車輪用フレーム16に固定された係止棒13を係止した状態で、上方に引き上げるのである。
【0017】
 図7は、図1のガイドレール10の上端部を少し越えた部位に乗客用乗物15が位置したときの状態を示す概略正面図である。乗客用乗物15の屋根部に設けられた吊下げ部16sが吊り下げられる軸部16jの両端部には、車輪用フレーム16が固定され、この図7R>7の状態において、上方車輪17、17が下方に位置し、反対に下方車輪18、18が上方に位置することになる。この車輪用フレーム16は、丁度、乗客用乗物15がガイドレール10の下端部に位置するときと略180度回転した状態となっている。更に、チェーン20に設けられたフック23も、逆様の状態となり、この図7の状態において、乗客用乗物15の自重によっていまや係止棒13がフック23から離れようとするところである。
【0018】
 この状態から後は、車輪用フレーム16は、乗客用乗物15と共に、自重による自由落下によってガイドレール10に沿って下方に落下して行くのである。図7においては、図面簡略化のためにチェーン用ガイドレールの図示は省略しているが、チェーン20は、ガイドレール10の上端部から右方向に略30度程度回転した部位に設けられたスプロケット22を介して、下方向に方向転換して、周回移動するように備え付けられている。このようにして、乗客用乗物15は、ガイドレール10に沿って、引き上げ装置によって、その下端部からガイドレール10の左側の部分に沿って上方に引き上げられ、その上端部に至り、その後チェーン20に設けられたフック23から係止棒13が分離して、乗客用乗物15は自由落下を行うこととなるのである。
【0019】
 図8は、乗客用乗物15がガイドレール10の下端部側に位置しているときの一方の車輪用フレーム16の側の拡大説明図である。ガイドレール10は、車輪用フレーム16に設けられた上方車輪17と、下方車輪18及び側方車輪19によって包持され、車輪用フレーム16の上部には、調速装置と共働するリアクションプレート14が設けられている。更に、この図8においては、チェーン用ガイドレール25を見て取ることができる。即ち、チェーン20は、支持腕35に固定されたチェーン用ガイドレール25に沿って周回するものであり、図には示されていないが、チェーン用ガイドレール25の適宜位置には所定間隔でスプロケットを設けて、チェーンが外れることを防止している。
【0020】
 更に、この図8に示されている通り、制振装置60が吊下げ部16sの上端部に設けられている。この制振装置60は、その内部に高粘性の液体が充填されており、図示はしていないが、装置内に設けられているブレードによって、乗客用乗物15が軸部16jを中心として揺動回転する際に、その揺動回転を阻止するように高粘性の液体がブレードに作用するものであり、これによって乗客用乗物15の揺動回転が防止できる。即ち、その原理としては、流体継手と同様で、高粘性の液体を介して回転トルクを固定側に伝えることで揺動回転を抑えるものである。
【0021】
 図9は、調速装置40に関する説明図である。調速装置40は、一定の間隔を保持して相対峙する2個の永久磁石40m,40mによって構成されており、図1に示されたガイドレール10の鉛直部10vからガイドレール10の下端部まで、ガイドレール10の内側に沿って設けられている。この調速装置40は、上記の永久磁石40m,40mの間の磁場を切るように、車輪用フレーム16に設けられた導体としてのリアクションプレート14が通過して、このリアクションプレート14に制動力を与えるように構成された一種の渦電流ブレーキとなっている。
【0022】
 以上、実施形態について説明したが、本願発明においては以下の通りその形態を変更することができる。支持枠体は、全く自由に構成することができる。主フレーム34をその外側に位置するガイドレール10と略平行に設けることもできる。ガイドレール10を長円形状でなく、円環状に形成することもできるが、自由落下部を上記実施形態のように長く形成する方が好ましい。エンドレスのチェーン20の途中に、チェーン20の張り具合を調節するテンション調節手段を設けることもできる。チェーン20を周回移動させるための駆動装置は、電動モータの他、油圧モータ等、各種のものを利用することができる。
【0023】
 チェーン20に設けられたフック23の形状も自由であって、このフック23によって乗客用乗物15をガイドレール10の上端部に引き上げた後、自然にこのフック23から係止棒13が外れる形状のものであればどのようなものでもよい。乗客用乗物15の数及びその相互間の間隔も必要に応じて適宜設定することができる。また乗客用乗物15の形状、構造等も全く自由に設計することができる。車輪用フレーム16の形状や構造等も自由に設計することができ、要するに、上方車輪、下方車輪及び側方車輪を備え、チェーン20のフック23と係止する係止棒13が設けられ、且つリアクションプレート14が設けられていれば、どのような形態であってもよい。調速装置は、電磁石を利用したものや、その他機械的な制動装置を利用してもよいが、停電等の事態を考慮すれば、上記の実施形態を採用することが望ましい。
【0024】
【発明の効果】
 本願発明の第1及び第2のものにおいては、従来の観覧車と同様な周辺の景観や眺望を楽しむことに加えて、その周回軌道の一部に自由落下或いは自然落下の部分が設けられ、スリル感や爽快感を更に味わうことができ、今までにない斬新な趣向や楽しみを体験することができる観覧車となる。本願の第3の発明においては、ガイドレールの適宜位置に鉛直落下部を設けることにより、自由落下又は自然落下を味わう時間をより長く取ることができ、スリル感や爽快感をより長く味わうことができるものとなる。
図面の簡単な説明
【図1】本願発明に係る自由落下部を有する観覧車の一実施形態の全体を図示する概略正面図である。
【図2】図1の概略側面図である。
【図3】本願発明に係る乗客用乗物の屋根部に設けられた車輪用フレームの部分を示す概略側面図(図1において矢印Dの方向から見た図)である。
【図4】図3の正面説明図である。
【図5】本願発明に係る引き上げ用チェーンの一部について図示しており、その(A)がその平面図、その(B)が正面図である。
【図6】図1に図示したガイドレールの左側部分の鉛直部に位置したときの車輪用フレームの状態を示す概略正面説明図である。
【図7】図1に図示したガイドレールの上端部を少し越えた部位に乗客用乗物が位置したときの状態を示す概略正面図である。
【図8】本願発明に係る乗客用乗物がガイドレールの下端部側に位置しているときの一方の車輪用フレームの側の拡大説明図である。
【図9】本願発明に係る調速装置40に関する説明図である。
【符号の説明】
 10…ガイドレール
 10v…鉛直部
 13…係止棒
 14…リアクションプレート
 15…乗客用乗物
 16…車輪用フレーム
 17…上方車輪
 18…下方車輪
 19…側方車輪
 20…チェーン
 23…フック
 25…チェーン用ガイドレール
 30…支柱
 32…支持腕部
 34…主フレーム
 35…支持腕
 40…調速装置
 50…乗降用プラットホーム
図面
【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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上記の内容は特許電子図書館の出力データを加工したものです。by ipdldd 
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