【課題】散歩中に犬が手(紐)から離れても、散歩者が発信機を作動させ、受信機に信号を送り、巻付部から止め具(シート状)を下げ、犬の暴走を止めることのできる動物用暴走止め装置を提供する。
【解決手段】シート状の止め具を出し入れ自在に設けてなる止め装置と、止め具の出し入れを制御する制御部と、動物の首に取り付ける取付具とからなることを特徴とする。
【選択図】 図1
[代表図面]
【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】公開特許公報(A)
【公開番号】
特開2004−222717(P2004−222717A)
【公開日】平成16年8月12日(2004.8.12)
【発明の名称】動物用暴走止め装置
【国際特許分類第7版】
A01K 27/00
【FI】
A01K 27/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】書面
【全頁数】4
【出願番号】特願2003−57828(P2003−57828)
【出願日】平成15年1月27日(2003.1.27)
【出願人】(599169139)アール・シー・アイ・アジア株式会社
【発明者】
【請求項1】
シート状の止め具を出し入れ自在に設けてなる止め装置と、止め具の出し入れを制御する制御部と、動物の首に取り付ける取付具とからなることを特徴とする動物用暴走止め装置。
【請求項2】
制御部が、止め具を巻き付けた巻付部に設けた電動モーターを制御する受信機と、受信機に信号を送る発信機とからなることを特徴とする請求項1記載の動物用暴走止め装置。
【請求項3】
止め具の下端が、地面より上方に位置するよう制御してなることを特徴とする請求項1又は2記載の動物用暴走止め装置。
【請求項4】
止め具の下端を地面に当て、たるむ位に下げた位置に制御してなることを特徴とする請求項1又は2記載の動物用暴走止め装置。
【請求項5】
止め具の下端に、ストップ棒を設けてなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の動物用暴走止め装置。
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に犬に使用するもので、散歩中に手を離れ暴走しても、自動的に止めることのできる動物用暴走止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、同様なものはないが、一例として、先行者である飼主が携行する送信機から送信される誘導信号を受信する左右一対の受信機を備え、その各受信機が受信する誘導信号の強弱とその差によって送信機の位置と方向を検知し、前輪を左右に操舵し且つ後輪の駆動速度を自動制御して、先行者と一定の距離を保って追尾する飼犬先導車によって、それに犬鎖を介して繋着した飼犬を先導し、労力をかけずに安全に飼犬を散歩させることができるものがある。(特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平10−171533号公報(請求項1、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の自動追尾式飼犬先導車は、肉体的弱者である女性や高齢者が飼犬を散歩させるとき、直接手で犬鎖や犬紐を握って犬を先導しなくてもよくするもので、直接手で散歩させるものでなく、突然手から紐が外れ、犬が暴走してしまうことはないが、高価なものであり、一般の人が購入して使用するものではない。
しかしながら、散歩中に犬が手から離れ暴走するケースは多く見られ、捕まえるのに苦労しているのが現状であり、新しい形態のものが望まれていた。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、散歩中に犬が手(紐)から離れても、散歩者が発信機を作動させ、受信機に信号を送り、巻付部から止め具(シート状)を下げ、犬の暴走を止めることのできる動物用暴走止め装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するための手段として、シート状の止め具を出し入れ自在に設けてなる止め装置と、止め具の出し入れを制御する制御部と、動物の首に取り付ける取付具とからなること。また、制御部が、止め具を巻き付けた巻付部に設けた電動モーターを制御する受信機と、受信機に信号を送る発信機とからなること。さらに、止め具の下端が、地面より上方に位置するよう制御してなること。止め具の下端を地面に当て、たるむ位に下げた位置に制御してなること。その上、止め具の下端に、ストップ棒を設けてなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
1は、動物用暴走止め装置である。
2は、止め装置で、円筒ケース3内に設けた軸による巻付部2aに、下端にストップ棒2b1を設けたシート状の止め具2b2を巻き付けてなるもので、出し入れ自在に設けてなる。
4は、上記巻付部2aに設けた減速器4a1を付設した電動モーター4aを右回転及び左回転等、制御する受信機4bと、受信機4bをON・OFF等制御すべくボタン4c1・4c2を設けた発信機4cとからなる制御部である。
5は、特に犬の首に取り付けるバンド状の取付具である。
【0008】
つぎに、使用例を述べる。
散歩時において、散歩者Sの手から犬Iが離れ暴走した時、散歩者Sは発信機4cのボタン4c1をONすることで、電動モーター4aが作動し、巻付部2aが回転し止め具2b2が下がり、下端のストップ棒2b1が地面より少し上方の位置にて止める。
この状態で、暴走した犬Iの前足Mに止め具2b2(特にストップ棒2b1)が当り、犬Iが違和感を感じ、止まる。
しかし、それでも暴走を続ける時は、ボタン4c2をONにし、さらに止め具2b2を下げ、前足Mの下に入り込むようにする。
すると、さすがに犬Iも暴走するのを止める。
【0009】
なお、上記実施例において、受信機4bと発信機4cとはFM電波で送受信するものとし、干渉するのを防止するため周波数を複数設けるものとし、切り替えスイッチ等を設けてもよく、作動距離も特に限定しないが見える範囲(300m以内)でよい。
また、電動モーターは電池あるいはバッテリーで作動するものである。
さらに、止め具の素材、幅、長さ等は、必要に応じて設定すればよい。
さらにまた、電動モーターを左回転し、止め具を下げ、右回転させて止め具を上げるものであるが、反対でもよく、かつ同様な機能を有するものであれば、他の形態の止め装置でもよい。
【0010】
【発明の効果】
1)、散歩中に犬が手(紐)から離れても、散歩者が発信機を作動させ、受信機に信号を送り、電動モーターを回転させ、止め具を下げることにより、犬の前足に止め具が当り、暴走を止めることができる効果がある。
2)、止め具の下端を地面よりやや上方に位置させることにより、犬に怪我させることなく止めることができる。
3)、ストップ棒により、一層犬に違和感を与え、より早く止めることができる。
4)、どうしても暴走を止められない場合は、止め具の下端をさらに下げることにより前足を巻き込ませ、強制的に止めることができる。
【図1】本発明の動物用暴走止め装置の構成を示す斜視図。
【図2】本発明の動物用暴走止め装置の要部の底面図。
【図3】本発明の動物用暴走止め装置の使用状態図。
【図4】本発明の動物用暴走止め装置の止まった時の状態図。
【符号の説明】
1−−−動物用暴走止め装置
2−−−止め装置
3−−−円筒ケース
4−−−制御部
5−−−取付具
I−−−犬
S−−−散歩者
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】