特開2004-57753 「唇を突き出す動きをする人形、および連動して瞼を閉じる動きをする人形」
要約
【課題】人々にユーモアと癒しを与える人形の提供。
【解決手段】人々にユーモアと癒しを与える手段として、普通の顔面状態からキスの仕草で唇を突き出し、また引き込むことで元の顔面状態に戻る一連の動作をする人形、および唇を突き出す動きに連動して瞼を閉じ、唇を引き込む動きに連動して瞼を開いて元の状態に戻る一連の動作をする人形を提供する。作動は、ボタン、あるいはスイツチの操作によって、ボタン、あるいは電動装置などに接続した押圧軸、および連結軸などを介し、唇を突き出し、瞼を閉じる動作をする。なお、人形とは人間の形態を表わす人形、猿や花など動植物の人形、および擬人化した人形など、包括的な人形を含むものである。また動力は手動、あるいは電動など手段を問はない。
【選択図】 図2
[代表図面]
イメージ ID=000002
書誌事項
【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】公開特許公報(A)
【公開番号】特開2004−57753(P2004−57753A)
【公開日】平成16年2月26日(2004.2.26)
【発明の名称】唇を突き出す動きをする人形、および連動して瞼を閉じる動きをする人形
【国際特許分類第7版】
 A63H 13/04
 A63H 3/36
 A63H 3/40
【FI】
 A63H 13/04 J
 A63H 13/04 Z
 A63H 3/36 C
 A63H 3/40
【審査請求】未請求
【請求項の数】
【出願形態】書面
【全頁数】8
【出願番号】特願2002−249760(P2002−249760)
【出願日】平成14年7月25日(2002.7.25)
【出願人】(596078692)
【発明者】
【テーマコード(参考)】
 2C150
【Fターム(参考)】
 2C150 BC02 CA01 CA04 DA25 DC28 EB01 EB41
特許請求の範囲
【請求項1】
 人形の身体の一部、または適宜な位置に設置されたボタン(4)、あるいはスイツチ(5)を操作することで、柔軟なゴム、あるいは樹脂などで作られた人形の顔を形成する外皮(11)に設けられた唇(2)を、ボタン、あるいは電動装置(14)などに接続した押圧軸(9)先端部の突起(10)、あるいは弾性体を外皮内部から押し出し、また引き込むことで、通常の顔面状態から、キスをするような仕草で唇を突き出し、また元の顔面状態に戻る一連の動作をする人形(1)
【請求項2】
 人形の身体の一部、または適宜な位置に設置されたボタン(4)、あるいはスイツチ(5)を操作することで、人形の顔を形成する外皮(11)の開口部(13)に設けられた、ゴム、あるいは風船状の弾性体(16)で作られた唇(2)を、ボタン、あるいは電動装置(14)などに接続した押圧軸(9)で圧縮し、開口部から唇状に押し出し、また引き込むことで、通常の顔面状態から、キスをするような仕草で唇を突き出し、また元の顔面状態に戻る一連の動作をする人形(1)
【請求項3】
 人形の身体の一部、または適宜な位置に設置されたボタン(4)、あるいはスイツチ(5)を操作することで、人形の顔を形成する外皮(11)の開口部(13)から、ボタン、あるいは電動装置(14)などに接続した押圧軸(9)の先端に接続された唇(2)を押し出し、また引き込むことで、通常の顔面状態から、キスをするような仕草で唇を突き出し、また元の顔面状態に戻る一連の動作をする人形(1)
【請求項4】
 ボタン(4)、あるいは電動装置(14)に接続した連結軸(15)などを介して、人形の顔を形成する外皮(11)の目の位置に開閉可能に具備された瞼(3)を唇(2)を突き出す動作に連動して閉じ、唇が引き戻されて元の状態になるのに合わせて瞼を開く一連の動作をする、請求項1、請求項2、および請求項3記載の人形(1)
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】
 本発明は人形に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
 人形は埴輪などに見られるように古代から製作され、亡くなつた人を偲んだり、人の身代わりとしての守護神として、あるいは子供の遊び相手として、また雛人形に代表されるように、子供の成長を願つて、古来より人々の伴侶として安らぎを与えて来た。素材としては陶器、粘土で作られたもの、こけしに代表されるように木で作られたもの、金属、プラスチツク、樹脂、ゴム、あるいは布で作られたものなど様々である。人形の形態も、抱いて連れ歩くもの、着せ替えを楽しむもの、あるいは置物として観賞するものなど様々であり、動作も歩行するもの、人為的に形態を変えるもの、ミルクを飲むもの、寝かせると瞼を閉じるものなど対象とする人々の年代、目的に合わせ多種多様である。さらに、動植物を擬人化した人形も多く提供されている。最近は、人間そつくりな動作をするロボツトも現れて来た、今後も人形が人々に安らぎを与え、良き伴侶として生き続けることは間違い無い。
 従来より、人形を身近に必要とする年代にはマニアを除いて類型が出来ている、大まかに分類すると、幼児期から思春期までと、子を世に送り出した後の老年期が人形を身近に必要とする年代であり、青年期の所謂大人になつた世代から壮年期にかけては人形をそれ程必要としないのが一般的である、だが、文明が高度に進化し、少子化、ITの普及と共に人々の生のコミユニケーシヨンが希薄になり、男女を問わず、異性との会話も満足に出来ないばかりか、傷害など突発的な行動に走る世代が増えて来た。殺伐とした世情が長引くにつれ、思春期から青年期以降の世代にもユーモアと癒しを与える人形が必要となつて来た。
 従来、多種多様な用途に応え、様々な動作をする人形が作られて来たにも関わらず、キスの仕草を固定化した人形があるものの、唇をキスをするような仕草で突き出し、また元の顔面状態に戻るという一連の動作をする人形は存在しない。また特許・実用新案公開広報で調査した範囲でも見当たらない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
 本発明は、ユーモアと癒しを与える人形の提供を図るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
 人々にユーモアと癒しを与える人形として、唇をキスの仕草で突き出す動作をする人形、および唇を突き出す動作に連動して瞼を閉じる動作をする人形を提供する。なお、唇を突き出す動作とは、通常の顔面状態から唇を突き出し、唇を引き込むと同時に元の通常の顔面状態に戻る一連の動作を指す、また瞼を閉じる動作とは唇を突き出す動作に連動して瞼を閉じ、唇を引き込む動作に連動して瞼を開ける一連の動作をさす。さらに人形とは、人間の形態を表わす人形、猿や花など動植物の人形、および擬人化した人形など、包括的な人形を含むものである。
【0005】
 請求項1記載の唇を突き出す一連の動作をする人形は、通常の顔面状態から、キスをするような仕草で唇を突き出し、また元の顔面状態に戻る一連の動作をするものである。人形1の身体の一部、または適宜な位置に設置されたボタン4、あるいはスイツチ5の操作により、ボタン、あるいは電動装置14などに接続した押圧軸9の先端の突起10、あるいは球根状の弾性体が、人形1の顔を形成する、柔軟なゴム、樹脂、あるいはプラスチツクなどで作られた外皮11に設けられた唇2部分を内部から押し出すことで、人形が、あたかもキスをするような仕草で、唇を突き出すものである。ボタン、あるいは電動装置などに接続した押圧軸がスプリング12、あるいは電動装置などの作動で元に戻ると同時に唇は引き戻され、顔も元の顔面状態に戻るものである。
【0006】
 請求項2記載の唇を突き出す一連の動作をする人形は、人形1の身体の一部、または適宜な位置に設置されたボタン4、あるいはスイツチ5を操作することで、人形の顔を形成する外皮11の開口部13に設けられた、ゴム、あるいは風船状の弾性体16で作られた唇2を、ボタン、あるいは電動装置14などに接続した押圧軸9で圧縮し、開口部から唇状に押し出すことで、通常の顔面状態から、キスをするような仕草で唇を突き出すものである。ボタン、あるいは電動装置などに接続した押圧軸がスプリング12、あるいは電動装置などの作動で引き戻されると同時に弾性体で作られた唇は圧縮される前の状態に戻り、顔も元の顔面状態に戻る。
【0007】
 請求項3記載の唇を突き出す一連の動作をする人形は、人形1の身体の一部、または適宜な位置に設置されたボタン4、あるいはスイツチ5を操作することで、人形の顔を形成する外皮11の開口部13から、ボタン、あるいは電動装置14などに接続した押圧軸9の先端に接続した唇形状に作られた唇2を押し出すことで、通常の顔面状態から、キスをするような仕草で唇を突き出すものである。ボタン、あるいは電動装置などに接続した押圧軸がスプリング12、あるいは電動装置などの作動で引き戻されると唇は元の状態に戻り、顔も元の顔面状態に戻る。
【0008】
 請求項4記載の人形は、請求項1、請求項2、および請求項3記載の唇を突き出す一連の動作をする人形の、唇を突き出す動作に連動して瞼を閉じ、唇が元の状態に戻るとともに瞼を開ける一連の動作をするものである。ボタン4、あるいは電動装置14などに接続した連結軸15などを介して、人形の顔を形成する外皮11の目の位置に開閉可能に具備された瞼3を唇2を突き出す動作に連動して閉じ、唇が引き戻されて元の状態になるのに合わせて瞼を開く一連の動作をする人形である。
【0009】
【発明の実施の形態】
 発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
 図1は、請求項1記載の人形の1例を示す絵画図で、側面から見た図である。本図は手動で作動するものの一例である、人形1の一部、図1では頭頂部に設けられたボタン4を押圧するとキスをするような仕草で唇2を突き出し、ボタンを離すと元の顔に戻るものの一連の動きを模式的に図示したものである。図1−aは頭頂部のボタンを押圧する前の通常の顔面状態で、図1−bはボタンを押圧して唇が突き出た状態を示す、ボタンを離すと図1R>1−aの元の状態に戻る。顔を形成する外皮の素材は柔軟なゴム、樹脂、あるいはプラスチツクなどで作られている。
【0010】
 図2は、図1の人形の内部構造を示す1例の断面の模式図で、プラスチツク、あるいは金属などで作られた外皮11を支持する筐体7の内部に設けられた鞘管8に外皮に設けられた唇2を突き出すための押圧軸9が挿入されたものである、押圧軸の頭部はボタン4に接続し、他端は適度にフレキシブルな軸を通して球根状の突起10に接続している。ボタンを押圧する事で、突起は鞘管より突出し、柔軟なゴム、あるいは樹脂などで作られ、筐体を被覆した外皮11に設けられた唇2を内部から押し出すことで人形1はあたかもキスをするような仕草で唇を突き出す。ボタンを離すと、押圧軸に接続した突起10はスプリング12の力で引き戻され、外皮に設けられた唇は元の状態に戻る。図の破線部分は突起に押し出され、唇が突き出た状態を示す。構造は極めて単純でかつ堅牢なものである。なお、本図では筐体を外皮が被覆しているが、外皮の材質により外皮が適度な強度を持つ場合には外皮を支持する筐体は不必要である。
【0011】
 図3は、図1の1例の唇部分の拡大断面図で、請求項1記載の人形の一例に該当するものである。柔軟なゴム、樹脂、あるいはプラスチツクなどで製作された人形の顔を形成する外皮11に設けられた唇2をボタンに接続した押圧軸9の先端部の突起10が、外皮内部から押し出すことで、人形はキスをする仕草で唇を突き出し、押圧軸が引き戻されると、唇は元の状態に戻る、図の破線部分は唇を突き出した状態を表わしている。
【0012】
 図4は、人形の他例1の唇部分の拡大断面図で、請求項2記載の人形の一例に該当するものである。人形の顔を形成する外皮11の開口部13に設けられた球根状のゴム、あるいは風船状の弾性体16で作られた唇2を、ボタン、あるいは電動装置などに接続した押圧軸9で圧縮し、開口部から唇状に押し出すことで、通常の顔面状態から、キスをするような仕草で唇を突き出すものである。押圧軸が引き戻されると、弾性体で作られた唇は圧縮される前の元の状態に戻る、図の破線部分は唇を突き出した状態を表わしている。
【0013】
 図5は、人形の他例2の唇部分の拡大図で、請求項3記載の人形の一例に該当するものである。人形の顔を形成する外皮11の開口部13から、ボタン、あるいは電動装置などに接続した押圧軸9の先端に接続された唇形状に作られた唇2を押し出すことで、通常の顔面状態から、キスをするような仕草で唇を突き出し、押圧軸が引き戻されると、唇は元の状態に戻る。図の破線部分は唇を突き出した状態を表わしている。
【0014】
 図6は、請求項4記載の人形の1例を示す絵画図で、正面から見た図である。本例は人形の内部に組み込まれた電動装置で作動するものである。本例は、人形の胸像部分で、主として室内などに置かれるものである。人形1の一部、図6では右肩部に設けられたスイツチ5を操作することでキスをする仕草で唇2を突き出すと共に、突き出す動きに連動して瞼3を閉じる動作をし、唇が引き込むと共に、引き込む動きに連動して瞼を開け、元の顔に戻る一連の動きを模式的に図示したものである。図6−aはスイツチを操作する前の人形の状態を示し、図6−bはスイツチを操作し、人形が唇2を突き出すと共に、突き出す動きに連動して瞼3を閉じた状態を表わす、スイツチを切ると図6−aの元の状態に戻るものである。
【0015】
 図7は、図6の人形の内部構造を示す一例の断面の模式図で、請求項4記載の人形の一例に該当するものである。唇を突き出す動作に連動して瞼を閉じ、唇が元の状態に戻るとともに瞼を開ける一連の動作をするものである。図では、人形内部に組み込まれ、スイツチ5の操作で起動する電動装置14などに接続した連結軸15を介して、人形の顔を形成する外皮11の目の位置に開閉可能に具備された瞼3を唇2を突き出す動作に連動して閉じ、唇が引き込んで元の状態に戻るのに連動して瞼を開く一連の動作をするものである。なお、7は外皮を支持する筐体、9は唇を突き出し、また引き込むための押圧軸、10は押圧軸先端の突起である。図の破線部分は、唇を突き出し、連動して瞼を閉じた状態を表わしている。
【0016】
 図8は、請求項1記載の人形の一例をキーホルダーや、携帯電話のストラツプ17の付属品として取り付けた部分摸式図である。本例では人形は河童の顔に模しており、ボタン4を押すと河童は唇2を突き出し、ボタンを離すと唇を引き込めて元の状態に戻る。外皮の一部には河童の頭髪に相当する植毛を施している。
【0017】
 図1の人形は構造も簡単で、小型化できることから図8に示したようにキーホルダーや、携帯電話のストラツプの付属品として携帯にも便利である、なお図1では人形の頭部、また図6に示した人形は、胸像としたが、両方とも全身の人形とすることが可能である。人形の顔を形成する柔軟なゴム、樹脂、あるいはプラスチツクなどの素材で作られた外皮、および外皮の一部、あるいは弾性体などで作られた人形の顔に設けられた唇は抗菌加工を施すことで清潔さを保つことが可能である。
【0018】
【発明の効果】
 本発明の人形は、通常の顔面状態からキスをするような仕草で唇を突き出し、また元の顔面状態に戻る一連のユーモラスな動作をすることで、人々にユーモアと癒しを与えることが可能となる、また、唇を突き出す動きに連動して瞼を閉じる動作が加わることで、愛らしさが一層増すことになる。人形が与えるユーモアや癒しによつて人々の気持ちに落ち着きを与え、若者の強暴な行動を防ぐことが期待出来るとともに、子供から学生、独身者などまで、人形を持つ年齢層の拡大も期待出来る。
図面の簡単な説明
【図1】請求項1記載の人形の1例の絵画図。
【図2】図1の人形の内部構造を示す1例の断面の模式図。
【図3】図1の人形の唇部分の拡大図。
【図4】人形の他例1の唇部分の拡大図。
【図5】人形の他例2の唇部分の拡大図。
【図6】請求項4記載の人形の1例の絵画図。
【図7】図6の人形の内部構造を示す一例の断面の模式図。
【図8】人形をストラツプの付属品とした例の部分摸式図。
【符号の説明】1 … 人形
 2 … 唇
 3 … 瞼
 4 … ボタン
 5 … スイツチ
 6 … 顎
 7 … 筐体
 8 … 鞘管
 9 … 押圧軸
 10 … 突起
 11 … 外皮
 12 … スプリング
 13 … 外皮開口部
 14 … 電動装置
 15 … 連結軸
 16 … 弾性体
 17 … ストラツプ
図面
【図1】
イメージ ID=000003


【図2】
イメージ ID=000004


【図3】
イメージ ID=000005


【図4】
イメージ ID=000006


【図5】
イメージ ID=000007


【図6】
イメージ ID=000008


【図7】
イメージ ID=000009


【図8】
イメージ ID=000010


上記の内容は特許電子図書館の出力データを加工したものです。by ipdldd 
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