特開2006-238020 「デジタルカメラシステム及びデジタルカメラ」 (オリンパス)
要約
【課題】ホストとなるデジタルカメラから複数の他のデジタルカメラの撮像動作を遠隔で制御すること。
【解決手段】ホストデジタルカメラ1から各スレーブデジタルカメラ2〜4のうち無線通信ネットワークネット5を介してリンクが確立している各スレーブデジタルカメラ3、4に対してそれぞれカメラ撮像動作に関する各制御信号を同時に送信し、これらスレーブデジタルカメラ3、4によりホストデジタルカメラ1から同時に送信されてきた各制御信号に従って撮像動作を行う。
【選択図】図1
[代表図面]
イメージ ID=000002
書誌事項
【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】公開特許公報(A)
【公開番号】特開2006−238020(P2006−238020A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【発明の名称】デジタルカメラシステム及びデジタルカメラ
【国際特許分類】
H04N 5/232 (2006.01)
H04N 5/225 (2006.01)
H04B 7/26 (2006.01)
【FI】
 H04N 5/232 B
 H04N 5/225 B
 H04B 7/26 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【全頁数】18
【出願番号】特願2005−49272(P2005−49272)
【出願日】平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社
【代理人】弁理士(100058479)
【代理人】弁理士(100091351)
【代理人】弁理士(100088683)
【代理人】弁理士(100108855)
【代理人】弁理士(100075672)
【代理人】弁理士(100109830)
【代理人】弁理士(100084618)
【代理人】弁理士(100092196)
【発明者】
【テーマコード(参考)】
 5C122
 5K067
【Fターム(参考)】
 5C122 DA03 DA04 EA63 FB11 FK29 FK33 FK38 FK39 FL07 GC07 GC13 GC22 GC69 HB01
 5K067 AA34 AA44 BB21 DD27 DD52 EE02 EE10 EE12 EE35 FF02 FF23
特許請求の範囲
【請求項1】
 それぞれ被写体を撮像する撮像機能と無線通信を行なう無線通信機能とを有する複数のデジタルカメラから成り、このうち少なくとも1つの前記デジタルカメラがホストになり、他の前記各デジタルカメラがスレーブとなってネットワークを構築可能とするデジタルカメラシステムにおいて、
 前記ホストデジタルカメラは、前記各スレーブデジタルカメラのうち前記ネットワークを介してリンクが確立している前記各スレーブデジタルカメラに対してそれぞれ撮像動作に関する各制御信号を同時に送信し、
 前記各スレーブデジタルカメラは、それぞれ前記ホストデジタルカメラから同時に送信されてきた前記各制御信号により前記撮像動作に関する制御が行なわれる、
 ことを特徴とするデジタルカメラシステム。
【請求項2】
 前記ホストデジタルカメラに対して前記リンクが確立され、かつ前記ホストデジタルカメラにより前記撮像動作に関する制御が可能な前記スレーブデジタルカメラは、前記ホストデジタルカメラの撮像動作に同期して前記ホストデジタルカメラの撮像条件と同一の撮像条件で撮像動作を行なう、
 ことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
【請求項3】
 前記ホストデジタルカメラは、前記被写体のスルー画像を表示すると共に、前記リンクが確立されている前記スレーブデジタルカメラから送信されてくる前記被写体のスルー画像を表示する、
 ことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
【請求項4】
 前記ホストデジタルカメラは、前記各スルー画像の中から任意の前記スルー画像を選択する選択部を有し、この選択部により選択された前記スルー画像を取得している前記スレーブデジタルカメラに対して前記制御信号を送信して当該スレーブデジタルカメラの前記撮像動作に関する制御を行なう、
 ことを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラシステム。
【請求項5】
 前記ホストデジタルカメラは、前記リンクが確立されている前記スレーブデジタルカメラに対して自身の前記撮像動作に関する設定条件を反映させる前記制御信号を送信する、
 ことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
【請求項6】
 前記ホストデジタルカメラは、前記リンクが確立されている前記各スレーブデジタルカメラを確認する確認画面、又は当該各スレーブデジタルカメラ及び自身の前記撮像動作に関する設定条件を変更可能とする条件変更画面を表示する、
 ことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
【請求項7】
 前記ホストデジタルカメラは、前記各スレーブデジタルカメラに対して前記ネットワークとしてインターネットを経由して前記制御信号を送信する、
 ことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
【請求項8】
 前記無線通信機能は、前記各デジタルカメラの各カメラ本体に対して着脱可能なアクセサリ装置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラシステム。
【請求項9】
 被写体を撮像する撮像機能と無線通信を行なう無線通信機能とを有し、他の各デジタルカメラとの間でネットワークを構築可能とし、当該ネットワークでホスト又はスレーブとして機能するデジタルカメラにおいて、
 前記ホストとなった場合、前記スレーブとなった他の前記各デジタルカメラのうち前記ネットワークを介してリンクが確立している前記各スレーブデジタルカメラに対してそれぞれ撮像動作に関する各制御信号を同時に送信し、
 前記スレーブとなった場合、前記ホストデジタルカメラから同時に送信されてきた前記各制御信号により前記撮像動作に関する制御を行う、
 ことを特徴とするデジタルカメラ。
【請求項10】
 前記スレーブとなった場合、前記ホストとなった前記デジタルカメラの撮像動作に同期して当該ホストデジタルカメラの撮像条件と同一の撮像条件で撮像動作を行なう、
 ことを特徴とする請求項9記載のデジタルカメラ。
【請求項11】
 前記ホストとなった場合、前記被写体のスルー画像を表示すると共に、前記リンクが確立されている前記スレーブデジタルカメラから送信されてくる前記被写体のスルー画像を表示する、
 ことを特徴とする請求項9記載のデジタルカメラ。
【請求項12】
 前記ホストとなった場合、前記各スルー画像の中から任意の前記スルー画像を選択する選択部を有し、この選択部により選択された前記スルー画像を取得している前記スレーブデジタルカメラに対して前記制御信号を送信して当該スレーブデジタルカメラの前記撮像動作に関する制御を行なう、
 ことを特徴とする請求項11記載のデジタルカメラ。
【請求項13】
 前記ホストとなった場合、前記リンクが確立されている前記スレーブデジタルカメラに対して自身の前記撮像動作に関する設定条件を反映させる前記制御信号を送信する、
 ことを特徴とする請求項9記載のデジタルカメラ。
【請求項14】
 前記ホストとなった場合、前記リンクが確立されている前記各スレーブデジタルカメラを確認する確認画面、又は当該各スレーブデジタルカメラ及び自身の前記撮像動作に関する設定条件を変更可能とする条件変更画面を表示する、
 ことを特徴とする請求項9記載のデジタルカメラ。
【請求項15】
 前記ホストとなった場合、前記各スレーブデジタルカメラに対して前記ネットワークとしてインターネットを経由して前記制御信号を送信する、
 ことを特徴とする請求項9記載のデジタルカメラ。
【請求項16】
 前記無線通信機能は、カメラ本体に対して着脱可能なアクセサリ装置に設けられていることを特徴とする請求項9記載のデジタルカメラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
 本発明は、ホスト及びスレーブを有する複数のデジタルカメラによりネットワークを構築して各デジタルカメラの撮像動作等を制御するデジタルカメラシステム、及びこのデジタルカメラシステムを構成するデジタルカメラに関する。
【背景技術】
【0002】
 互いに無線通信可能なカメラとして例えば特許文献1、2に開示されている技術がある。特許文献1には、ホストのカメラから他のカメラに対してカメラ情報の要求を行ない、これら他のカメラから送られてきたカメラ情報に基づいてホスト及び他のカメラによってそれぞれ同じような明るさ、コントラスト、画質等で各画像が得られるように撮像条件の設定、すなわち協調撮像設定を行い、この設定データを他のカメラに通知することが開示されている。
【0003】
 特許文献2には、通信可能なカメラをリモートコントロールとして機能させ、例えば画像表示用の他の外部機器を遠隔無線操作することが開示されている。
【特許文献1】特開2001−111866号公報
【特許文献2】特開2002−64740号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
 しかしながら、特許文献1は、ホスト及び他のカメラにおける各撮像条件を共通化し、ホスト又は他のカメラにおいてそれぞれ個別で撮像を行なうもので、ホストから他のカメラを遠隔地から制御して撮像を行なわせるものではない。
【0005】
 特許文献2は、例えば画像表示用の他の外部機器の遠隔操作用として用いるもので、これもカメラを遠隔地から制御して撮像を行なわせるものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
 本発明は、それぞれ被写体を撮像する撮像部と無線通信を行なう無線通信部とを有する複数のデジタルカメラから成り、このうち少なくとも1つのデジタルカメラがホストになり、他の各デジタルカメラがスレーブとなってネットワークを構築可能とするデジタルカメラシステムにおいて、ホストデジタルカメラは、各スレーブデジタルカメラのうちネットワークを介してリンクが確立している各スレーブデジタルカメラに対してそれぞれ撮像動作に関する各制御信号を同時に送信し、各スレーブデジタルカメラは、それぞれホストデジタルカメラから同時に送信されてきた各制御信号により撮像動作に関する制御が行なわれるデジタルカメラシステムである。
【0007】
 本発明は、被写体を撮像する撮像部と無線通信を行なう無線通信部とを有し、他の各デジタルカメラとの間でネットワークを構築可能とし、当該ネットワークでホスト又はスレーブとして機能するデジタルカメラにおいて、ホストとなった場合、スレーブとなった他の各デジタルカメラのうちネットワークを介してリンクが確立している各スレーブデジタルカメラに対してそれぞれ撮像動作に関する各制御信号を同時に送信し、スレーブとなった場合、ホストデジタルカメラから同時に送信されてきた各制御信号により撮像動作に関する制御を行うデジタルカメラである。
【発明の効果】
【0008】
 本発明は、ホストとなるデジタルカメラから複数の他のデジタルカメラの撮像動作を遠隔で制御できるデジタルカメラシステム及びデジタルカメラを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
 図1はデジタルカメラシステムの全体構成図を示す。このデジタルカメラシステムは、無線通信機能を有する一眼レフの複数のデジタルカメラ、例えば4台のデジタルカメラ1〜4と、これらデジタルカメラ1〜4の相互間での撮像画像データなどの各種データ等のデータ通信を行う無線通信ネットワーク5とを有する。無線通信ネットワーク5は、通信ネットワーク6に複数のアクセスポイント(AP)、例えば2つのアクセスポイント7、8が接続されている。
【0011】
 複数のデジタルカメラ1〜4は、それぞれ同一機能を有し、少なくとも1つのデジタルカメラ、例えばデジタルカメラ1がホストになり、他の各デジタルカメラ2〜4がスレーブとなっている。
【0012】
 図2は一眼レフの各デジタルカメラ1〜4の機能ブロック図を示す。なお、各デジタルカメラ1〜4は、それぞれ同一構成を有するものであり、他のデジタルカメラ2〜4の説明は省略する。このデジタルカメラ1は、ボディユニット(カメラ本体)10と、アクセサリ装置としてのレンズユニット(レンズ鏡筒)11と、記録メディア12及びストロボユニット13とを有する。レンズユニット11は、ボディユニット10に対して交換可能である。記録メディア12は、通信コネクタ14に対して着脱可能であり、この通信コネクタ14を通して撮像画像データを記録する。ストロボユニット13は、ボディユニット10に対してストロボ通信コネクタ15を介して外付けされる。
【0013】
 レンズユニット11は、ボディユニット10の前面に対して図示しないレンズマウントを介して着脱可能に装着されている。このレンズユニット11は、各撮像レンズ16と、17と、絞り18と、レンズ駆動機構19と、絞り駆動機構20と、レンズ制御用マイクロコンピュータ21とから構成される。
【0014】
 各撮像レンズ16、17は、レンズ駆動機構19内に存在する図示しないDCモータの駆動によって光軸方向にそれぞれ移動する。絞り18は、絞り駆動機構20内に存在する図示しないステッピングモータの駆動によって絞り径が変化する。
【0015】
 レンズ制御用マイクロコンピュータ21は、レンズユニット11内に収納されているレンズ駆動機構19及び絞り駆動機構20等の各機能を駆動制御する。このレンズ制御用マイクロコンピュータ21は、レンズ通信コネクタ22を介して後述するボディ制御用マイクロコンピュータ23との間で相互にデータ授受が可能となり、ボディ制御用マイクロコンピュータ23から発せられた指令に従って制御される。
【0016】
 ボディユニット10内には、クイックリターンミラー24が設けられている。このクイックリターンミラー24は、レンズユニット11内の各撮像レンズ16、17、絞り18を介して入射される図示しない被写体からの光束上に設けられている。このクイックリターンミラー24の反射光束上には、フォーカシングスクリーン25と、ペンタプリズム26とが設けられ、さらにペンタプリズム26から出射される光束上に接眼レンズ27が設けられている。これにより、レンズユニット11内の各撮像レンズ16、17と、絞り18とを介して入射された被写体からの光束は、クイックリターンミラー24の上面側で反射され、フォーカシングスクリーン25と、ペンタプリズム26とを介して接眼レンズ27に至る。
【0017】
 クイックリターンミラー24の中央部は、ハーフミラーに形成されている。このクイックリターンミラー24の下面側には、サブミラー28が略垂直方向に設けられている。このクイックリターンミラー24は、アップダウン移動可能に設けられている。なお、同図に示すクイックリターンミラー24は、ダウンした位置にある。このダウンした位置にクイックリターンミラー24がある場合、レンズユニット11内の各撮像レンズ16、17と、絞り18とを介して入射された被写体からの光束の一部がクイックリターンミラー24を透過する。この透過した光束は、サブミラー28で反射し、自動測距を行うためのAF(オートフォーカス)センサユニット29に入射する。
【0018】
 クイックリターンミラー24のアップ時には、サブミラー28は折り畳まれる。このクイックリターンミラー24がアップ位置にあると、レンズユニット11内の各撮像レンズ16、17と、絞り18とを介して入射された被写体からの光束が撮像モジュール31で撮像され、動画であるスルー画像を得る。
【0019】
 クイックリターンミラー24を透過した光束上には、フォーカルプレーン式のシャッタユニット30と撮像モジュール31とが設けられている。撮像モジュール31は、光学系を通過した被写体像を光電変換する固体撮像素子(CCD)32を収容した撮像ユニット33を備えている。なお、クイックリターンミラー24が光束上から退避した場合、各撮像レンズ16、17を通った光束は、撮像モジュール31内の固体撮像素子(CCD)32に結像される。
【0020】
 ボディユニット10内には、画像処理を行う画像処理コントローラ34が内蔵されている。この画像処理コントローラ34には、撮像素子インターフェイス回路35と、SDRAM36と、通信コネクタ14とを介して記録メディア12とが接続されている。撮像素子インターフェイス回路35は、撮像モジュール31内の撮像素子30に接続されている。SDRAM36は、データ等の記憶領域として設けられている。
【0021】
 記録メディア12は、例えば各種のメモリカードや外付けのハードディスクドライブ(HDD)等の外部記録媒体であり、通信コネクタ14を介してカメラボディ10と通信可能で、かつ交換可能に装着されている。
【0022】
 ボディ制御用マイクロコンピュータ23には、レンズ通信コネクタ22と、測光回路38と、ミラー駆動機構39と、AFセンサ駆動回路40と、シャッタ駆動制御回路41と、不揮発性メモリ(EEPROM)42と、カラー液晶TFT(Thin Film Transistor)ディスプレイ(以下、TFT液晶ディスプレイと称する)43と、カメラ操作ボタン群44と、図示しない電源回路を介して電池とが接続されている。
【0023】
 測光回路38は、ペンタプリズム26からの光束に基づいて測光処理を行う。ミラー駆動機構39は、クイックリターンミラー24を駆動制御する。AFセンサ駆動回路40は、AFセンサユニット29を駆動制御する。シャッタ駆動制御回路41は、シャッタユニット30の先幕と後幕との動きを制御すると共に、ボディ制御用マイクロコンピュータ23との間でシャッタユニット30の開閉動作を制御する信号とストロボと同調する信号の授受を行う。
【0024】
 不揮発性メモリ42は、デジタルカメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶するもので、ボディ制御用マイクロコンピュータ23からアクセス可能である。
【0025】
 TFT液晶ディスプレイ43は、例えばレンズユニット11を通して捉えられる被写体の動画をスルー画像として表示したり、被写体を撮像したときの静止画像をフル画像で表示したり、又はこの静止画像を圧縮したサムネイル画像等を表示する。
【0026】
 カメラ操作ボタン群44は、当該デジタルカメラを操作するため各種ボタン、例えば撮像動作の実行を指示するレリーズボタンと、撮像モードと画像表示モードとを切り替えるモード変更ボタンと、電源投入を行なうパワーボタン、画像データの送信を行う送信ボタン、例えばTFT液晶ディスプレイ43中に表示される被写体の静止画像又はそのサムネイル画像等を選択するため十字キー等を有する。なお、カメラ操作スイッチ44は、必要な操作釦を含む。電源回路は、電池の出力電圧値を、当該デジタルカメラで必要とする所定の電圧値に変換して供給する。
【0027】
 ボディ制御用マイクロコンピュータ23とレンズ制御用マイクロコンピュータ21とは、レンズユニット11の装着時に、レンズ通信コネクタ22を介してデータ通信可能に電気的に接続される。そして、デジタルカメラとしてレンズ制御用マイクロコンピュータ21は、ボディ制御用マイクロコンピュータ23に対して従属的に協働しながら稼動する。
【0028】
 ストロボユニット13は、閃光発光部45と、ストロボ発光回路46と、ストロボ制御用マイクロコンピュータ47及び図示しない電池とから構成される。このストロボユニット13は、ストロボ通信コネクタ47を介してボディユニット10と通信可能でかつ着脱可能に装着されている。
【0029】
 無線通信回路48がボディ制御用マイクロコンピュータ23に接続されている。この無線通信回路48は、ボディユニット10に内蔵されている。この無線通信回路48は、アンテナ49が接続され、無線通信ネットワーク5を介して各デジタルカメラ2〜4との間でリンクを確立してデータ通信を行う。
【0030】
 図3はボディユニット10の背面の構成図を示す。ボディユニット10の背面50には、TFT液晶ディスプレイ43と、カメラ操作ボタン群44を構成する各操作ボタン44−1〜44−4、例えば撮像動作の実行を指示するレリーズボタン44−5、十字キー44−6と、ファインダ51が設けられ、又は上面にはアンテナ49が設けられている。各操作ボタン44−1〜44−4は、例えば撮像モードと画像表示モードとを切り替えるモード変更ボタン、電源投入を行なうパワーボタン、カメラ撮像条件確認を行なうためのボタン、撮像指示ボタン、画像データの送信を行う送信ボタンなどが割り振られている。十字キー44−6は、例えばTFT液晶ディスプレイ43中に表示される被写体の静止画像又は被写体の静止画像等を圧縮処理したサムネイル画像等を選択するために操作されるもので、互いに直交する4方向(例えば上下左右方向)の各指示キー52〜55を有する。
【0031】
 ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合(以下、デジタルカメラ1の場合)、スレーブとなった他の各デジタルカメラ2〜4のうち無線通信ネットワーク5を介してリンクが確立している各スレーブデジタルカメラ、例えば全デジタルカメラ2〜4に対してそれぞれ撮像動作に関する各制御信号を同時に送信させる。
【0032】
 ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、自身で撮像している被写体の動画であるスルー画像をTFT液晶ディスプレイ43を表示すると共に、リンクが確立されている各スレーブデジタルカメラ2〜4から送信されてくる被写体の動画である各スルー画像を表示する。図3に示すTFT液晶ディスプレイ43には、ホストとなった自身のデジタルカメラ1で撮像している被写体の動画であるスルー画像Dと、各スレーブデジタルカメラ2〜4でそれぞれ撮像している被写体の動画である各スルー画像D〜Dとが表示されている。この場合、各スルー画像D〜Dは、TFT液晶ディスプレイ43の表示画面上に4分割されて表示されている。
【0033】
 ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、TFT液晶ディスプレイ43に表示されている各スルー画像D〜Dの中から例えば十字キー44−6への操作により任意のスルー画像、例えば図4に示すように各スルー画像D、Dを選択すると、この選択された各スルー画像D、Dを撮像しているスレーブの各デジタルカメラ2、4に対してそれぞれ撮像動作に関する各制御信号を送信して当該各スレーブデジタルカメラ2、4の撮像動作に関する制御を行なう。
【0034】
 各スルー画像D〜Dの中から任意のスルー画像を選択する場合、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、例えば十字キー44−6への操作を受けて選択すべきスルー画像、例えば図4に示すように各スルー画像D、Dの外周縁にそれぞれ各選択指示枠Wを表示させる。選択するスルー画像の枚数は、各スルー画像D、Dの2枚に限らず、1枚、3枚、4枚でもよい。
【0035】
 ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、リンクが確立されている各スレーブデジタルカメラ2〜4に対して自身の撮像動作に関する設定条件を反映させる制御信号を送信する。
【0036】
 ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ホストとなった場合、TFT液晶ディスプレイ43の表示画面上に、図5に示すようにリンクが確立されている各スレーブデジタルカメラ2〜4を確認するネットワーク確認画面Ha、又は図6に示すように各スレーブデジタルカメラ2〜4及び自身の撮像動作に関する設定条件を変更可能とするカメラ撮像条件確認画面Hbを表示する。
【0037】
 このボディ制御用マイクロコンピュータ23は、図5に示すネットワーク確認画面Ha上に、ホストのデジタルカメラ1及びスレーブの各デジタルカメラ2〜4の各選択ボタン(「HOST」「MY カメラ」「SLAVE」「カメラ1、カメラ2、…」など)をリスト表示する。なお、同ネットワーク確認画面Ha上には、スレーブの各デジタルカメラ2〜4以外のデジタルカメラの各選択ボタンも表示可能になっている。
【0038】
 このボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ネットワーク確認画面Haを表示している状態で、撮影者が例えば十字キー44−6を操作して各デジタルカメラ1〜4を選択すると、例えばスレーブのデジタルカメラ4を選択すると、当該デジタルカメラ4の設定ウィンドウSをネットワーク確認画面Ha内に表示する。このネットワーク確認ウィンドウSaには、例えばデジタルカメラ4のネットワーク情報として例えばESS−ID、セキュリティ、無線の種類、MACアドレスなどが表示される。
【0039】
 又、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、図6に示すカメラ撮像条件確認画面Hb上に、ホストのデジタルカメラ1及びスレーブの各デジタルカメラ2〜4の各選択ボタン(「HOST」「MY カメラ」「SLAVE」「カメラ1、カメラ2、…」など)をリスト表示する。なお、同カメラ撮像条件確認画面Hb上にもスレーブの各デジタルカメラ2〜4以外のデジタルカメラの各選択ボタンも表示可能になっている。
【0040】
 このボディ制御用マイクロコンピュータ23は、カメラ撮像条件確認画面Hbを表示している状態で、撮影者が例えば十字キー44−6を操作して各デジタルカメラ1〜4を選択すると、例えばスレーブのデジタルカメラ4を選択すると、当該デジタルカメラ4の撮像条件確認変更ウィンドウSbをカメラ撮像条件確認画面Hb内に表示する。この撮像条件確認変更ウィンドウSbには、例えばデジタルカメラ4のカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などが表示される。
【0041】
 この撮像条件確認変更ウィンドウSbが表示されている状態で、撮影者が例えば各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6を操作することにより、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、例えばデジタルカメラ4のカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを変更設定できる。
【0042】
 ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブとなった場合、ホストデジタルカメラ1から同時に送信されてきた撮像動作に関する制御信号を受けて自身の撮像動作に関する制御を行う。
【0043】
 ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブとなった場合、ホストデジタルカメラ1から同時に送信されてきた撮像動作に関する制御信号を受け、当該ホストデジタルカメラ1の撮像動作に同期して当該ホストデジタルカメラ1の撮像条件と同一の撮像条件で撮像動作を行なう。
【0044】
 次に、上記の如く構成されたデジタルカメラシステムの動作について図7に示すカメラコントロールの動作タイミング図に従って説明する。
【0045】
 ホストデジタルカメラ1は、ステップ#1において、電源が投入される。同様に、スレーブの各デジタルカメラ2〜4においても各ステップ#1−1、#1−2、#1−3においてそれぞれ電源が投入される。
【0046】
 次に、ホストデジタルカメラ1は、ステップ#2において、カメラシステムのソフトウエアを起動し、各スレーブデジタルカメラ2〜4に対してそれぞれ無線通信ネットワーク5を介して所定の無線コネクション動作を行い、各スレーブデジタルカメラ2〜4からの各デバイスの通知(Device Inform)を受け取る。これによりホストデジタルカメラ1と各スレーブデジタルカメラ2〜4との間でリンクが確立する。
【0047】
 次に、ホストデジタルカメラ1は、ステップ#3において、各スレーブデジタルカメラ2〜4からの各デバイスの通知を受け、図5に示すようにリンクが確立されている各スレーブデジタルカメラ2〜4を確認するネットワーク確認画面HaをTFT液晶ディスプレイ43の表示画面上に表示する。
【0048】
 この状態で、撮影者がホストデジタルカメラ1における例えば十字キー44−6を操作して例えばスレーブデジタルカメラ4を選択すると、当該デジタルカメラ4の設定ウィンドウSがネットワーク確認画面Ha内に表示される。撮影者は、ネットワーク確認ウィンドウSaを見ることにより例えばデジタルカメラ4のネットワーク情報として例えばESS−ID、セキュリティ、無線の種類、MACアドレスなどを確認できる。
【0049】
 次に、各スレーブデジタルカメラ2〜4は、それぞれ自身で撮像している被写体の動画である各スルー画像をホストデジタルカメラ1に送信する。
【0050】
 ここで、各スレーブデジタルカメラ2〜4での各スルー画像の撮像及び送信動作について図2を参照して説明する。
【0051】
 先ず、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、画像処理コントローラ34に対して動作指示を与える。この画像処理コントローラ34は、撮像素子インターフェイス回路35を制御し、撮像モジュール31から撮像素子インターフェイス回路35を介して画像データを取り込み、この撮像画像データを一時保管用メモリであるSDRAM36に一時保存する。画像処理コントローラ34は、SDRAM36に一時保存された撮像画像データを例えばJPEGデータに変換し、通信コネクタ14を介して記録メディア12に保管する。
【0052】
 クイックリターンミラー24がミラー駆動機構39によってダウン位置にあるとき、各撮像レンズ16及び17からの光束は、AFセンサユニット29側とペンタプリズム26側へとそれぞれ分割されて導かれる。
【0053】
 AFセンサユニット29内のAFセンサは、各撮像レンズ16及び17からの光束を受光してAFセンサ信号を出力する。このAFセンサ信号は、AFセンサ駆動回路40を介してボディ制御用マイクロコンピュータ23へ送信される。このボディ制御用マイクロコンピュータ23は、AFセンサユニット29の出力を取り込んで周知の測距処理を行う。
【0054】
 ペンタプリズム26側に導かれた光束は、ペンタプリズム26内を通って接眼レンズ27に導かれる。これにより、撮影者は、接眼レンズ27を通して被写体を目視できる。これと共にペンタプリズム26を通過した光束の一部は、測光回路38内のホトセンサ(図示せず)へ導かれ、ここで検知された光量に基づいて周知の測光処理が行われる。
【0055】
 クイックリターンミラー24がミラー駆動機構39によってアップ位置にあると、各撮像レンズ16及び17からの光束は、撮像モジュール31に入射する。この撮像モジュール31は、各撮像レンズ16及び17からの光束を受光し、被写体の動画の画像データを出力する。画像処理コントローラ34は、撮像モジュール31から出力された被写体の動画の画像データを送信に適したデータに変換して無線通信回路48に送る。この無線通信回路48は、被写体の動画の画像データをスルー画像としてホストデジタルカメラ1に向けてアンテナ49から送信する。
【0056】
 ホストデジタルカメラ1は、ステップ#4において、各スレーブデジタルカメラ2〜4から送信された各スルー画像を受信する。すなわち、ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、アンテナ49から無線通信回路48を通して各スレーブデジタルカメラ2〜4からの各スルー画像を受け、これらスルー画像を図3に示すようにTFT液晶ディスプレイ43の表示画面上に、自身で撮像している被写体の動画であるスルー画像Dと共に各スルー画像D〜Dとして表示する。
【0057】
 次に、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップ#5において、TFT液晶ディスプレイ43に表示されている各スルー画像D〜Dの中から例えば十字キー44−6への操作を受けて任意のスルー画像、例えば図4に示すように各スルー画像D、Dを選択する。
【0058】
 次に、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、各操作ボタン44−1〜44−4のうちカメラ撮像条件確認を行なうためのボタンの操作を受けると、ステップ#6において、図8に示すようにホストのデジタルカメラ1及びスレーブの各デジタルカメラ2〜4の各選択ボタン(「HOST」「MY カメラ」「SLAVE」「カメラ1、カメラ2、…」など)をリスト表示するカメラ撮像条件確認画面Hbを表示する。
【0059】
 この状態で、撮影者が例えば十字キー44−6を操作して例えばスレーブのデジタルカメラ2を選択すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、図8に示すように当該デジタルカメラ2の撮像条件確認変更ウィンドウSbをカメラ撮像条件確認画面Hb内に表示する。
【0060】
 ここで、撮影者が例えば各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6を操作すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、これら操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6の操作を受けて例えばスレーブデジタルカメラ2のカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを変更設定できる。
【0061】
 次に、ホストデジタルカメラ1において各操作ボタン44−1〜44−4における送信ボタンが操作されると、当該ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、スレーブデジタルカメラ2に対して変更設定したカメラ撮像動作に関する制御信号(カメラコントロールコマンド)を無線通信回路48からアンテナ49を介して送信する。
【0062】
 次に、スレーブデジタルカメラ2は、ステップ#7において、ホストデジタルカメラ1から送信されたカメラ撮像動作に関する制御信号(カメラコントロールコマンド)を受信する。このスレーブデジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、受信したカメラ撮像動作に関する制御信号を例えば内部メモリに保存し、これにより撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを設定変更する。
【0063】
 次に、ホストデジタルカメラ1において、各操作ボタン44−1〜44−4における撮像指示ボタン及び送信ボタンが操作されると、当該ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップ#8において、スレーブデジタルカメラ2に対して撮像指示の制御信号(カメラコントロールコマンド)を無線通信回路48からアンテナ49を介して送信する。
【0064】
 撮像指示を受けたスレーブデジタルカメラ2は、ステップ#9において被写体の撮像を行なう。すなわち、スレーブデジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、変更設定された撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値に従ってシャッタ駆動制御回路41、絞り駆動制御回路20などを動作制御する。
【0065】
 シャッタ駆動制御回路41は、ボディ制御用マイクロコンピュータ23からシャッタを駆動制御するための信号を受取ると、この信号に基づいてシャッタユニット30を制御する。それと共に、シャッタ駆動制御回路41から図示しない検出回路を介してフォトリフレクタが通電され、このフォトリフレクタの検出出力が検出回路、シャッタ駆動制御回路41を介して検出信号として所定のタイミングでボディ制御用マイクロコンピュータ23に送られる。シャッタ駆動制御回路41は、ボディ制御用マイクロコンピュータ23からシャッタユニット30を駆動制御するための信号を受取ると、この信号に基づいてシャッタユニット30を駆動制御する。
【0066】
 それと共に、シャッタ駆動制御回路41は、所定のタイミングでボディ制御用マイクロコンピュータ23に対してストロボを発光させるためのストロボ同調信号を出力する。ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、このストロボ同調信号に基づいてストロボユニット13に通信により発光指令信号を出力する。これにより、閃光発光部45は、閃光を発する。
【0067】
 この結果、シャッタユニット30が開放されたときに撮像モジュール31から出力された画像データは、画像処理コントローラ34によってSDRAM36に一時保存され、例えばJPEGデータに変換され、通信コネクタ14を介して記録メディア12に保管される。
【0068】
 スレーブデジタルカメラ2で撮像動作が終了すると、当該デジタルカメラ2のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、記録メディア12に保管されている画像データを読み出し、この画像データをホストデジタルカメラ1に向けて無線通信回路48を介してアンテナ49から送信する。
【0069】
 ホストデジタルカメラ1は、ステップ#10において、スレーブデジタルカメラ2からから送信されてきた画像データを無線通信ネットワーク8を介して受信する。すなわち、ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、受信した画像データを例えば通信コネクタ14を介して記録メディア12に保管する。
【0070】
 次に、2つのスレーブデジタルカメラ3、4に対するカメラコントロールについて説明する。
【0071】
 次に、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップ#11において、TFT液晶ディスプレイ43に表示されている各スルー画像D〜Dの中から例えば十字キー44−6への操作を受けて任意のスルー画像、例えば図9に示すように各スルー画像D、Dを選択する。
【0072】
 次に、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、各操作ボタン44−1〜44−4のうちカメラ撮像条件確認を行なうためのボタンの操作を受けると、ステップ#12において、上記図8に示すのと同様のカメラ撮像条件確認画面Hbを表示する。
【0073】
 この状態で、撮影者が例えば十字キー44−6を操作して例えば先ず、スレーブのデジタルカメラ3を選択すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、当該デジタルカメラ3の撮像条件確認変更ウィンドウSbをカメラ撮像条件確認画面Hb内に表示する。ここで、撮影者が例えば各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6を操作すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、上記同様に、スレーブデジタルカメラ3のカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを変更設定できる。
【0074】
 続いて、撮影者が例えば十字キー44−6を操作してスレーブのデジタルカメラ4を選択すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、当該デジタルカメラ4の撮像条件確認変更ウィンドウSbをカメラ撮像条件確認画面Hb内に表示する。ここで、撮影者が例えば各操作ボタン44−1〜44−4や十字キー44−6を操作すると、ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、上記同様に、スレーブデジタルカメラ4のカメラ撮像条件として例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを変更設定できる。
【0075】
 これらスレーブデジタルカメラ3、4の各カメラ撮像条件の変更設定では、それぞれ例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などカメラ撮像条件を同一に変更設定できる。
【0076】
 次に、ホストデジタルカメラ1において各操作ボタン44−1〜44−4における送信ボタンが操作されると、当該ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、各スレーブデジタルカメラ3、4に対して変更設定したカメラ撮像動作に関する制御信号(カメラコントロールコマンド)を無線通信回路48からアンテナ49を介して同時に送信する。
【0077】
 次に、各スレーブデジタルカメラ3、4は、各ステップ#13−1、#13−2においてそれぞれ、ホストデジタルカメラ1から送信されたカメラ撮像動作に関する制御信号(カメラコントロールコマンド)を受信する。これらスレーブデジタルカメラ3、4の各ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、それぞれ受信したカメラ撮像動作に関する制御信号を例えば内部メモリに保存し、これにより撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを設定変更する。この場合、各スレーブデジタルカメラ3、4は、同一の例えば撮像時間、マニュアル又はオートの撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などカメラ撮像条件に設定可能である。
【0078】
 次に、ホストデジタルカメラ1において、各操作ボタン44−1〜44−4における撮像指示ボタン及び送信ボタンが操作されると、当該ホストデジタルカメラ1のボディ制御用マイクロコンピュータ23は、ステップ#14において、各スレーブデジタルカメラ3、4に対してそれぞれ撮像指示の各制御信号(カメラコントロールコマンド)を無線通信回路48からアンテナ49を介して同時に送信する。
【0079】
 撮像指示を受けた各スレーブデジタルカメラ3、4は、各ステップ#15−1、#15−2において、上記スレーブデジタルカメラ2の撮像動作と同様に、それぞれ変更設定された撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値に従ってシャッタ駆動制御回路41、絞り駆動制御回路20などが動作して被写体の撮像を同時に行なう。
【0080】
 各スレーブデジタルカメラ3、4で撮像動作が終了すると、これらスレーブデジタルカメラ3、4の各ボディ制御用マイクロコンピュータ23は、それぞれ記録メディア12に保管されている画像データを読み出し、この画像データをホストデジタルカメラ1に向けて無線通信回路48を介してアンテナ49から送信する。
【0081】
 ホストデジタルカメラ1は、ステップ#16において、各スレーブデジタルカメラ3、4からそれぞれ送信されてきた各画像データを無線通信ネットワーク8を介して受信し、受信した画像データを例えば通信コネクタ14を介して記録メディア12に保管する。
【0082】
 撮像が終了すると、ホストデジタルカメラ1は、ステップ#17において、各スレーブデジタルカメラ2〜4に対してそれぞれ無線通信ネットワーク5を介して無線コネクションを閉じる。
【0083】
 この後、ホストデジタルカメラ1は、ステップ#18において、電源が遮断される。同様に、各スレーブデジタルカメラ2〜4は、各ステップ#18−1、#18−2、#18−3においてそれぞれ電源が遮断される。
【0084】
 このように上記第1の実施の形態によれば、ホストデジタルカメラ1から各スレーブデジタルカメラ2〜4のうち無線通信ネットワークネット5を介してリンクが確立している各スレーブデジタルカメラ3、4に対してそれぞれカメラ撮像動作に関する各制御信号を同時に送信し、これらスレーブデジタルカメラ3、4によりホストデジタルカメラ1から同時に送信されてきた各制御信号に従って撮像動作を行うので、複数のデジタルカメラ1〜4のうちホストとなったデジタルカメラ1から遠隔地にある各スレーブデジタルカメラ2〜4に対して当該各スレーブデジタルカメラ2〜4のカメラ撮像動作を制御する各制御信号を同時に送信することにより、各スレーブデジタルカメラ2〜4のカメラ撮像動作を遠隔できる。
【0085】
 これらスレーブデジタルカメラ2〜4の遠隔制御では、カメラ撮像動作に関する情報として例えば撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを制御できる。従って、各スレーブデジタルカメラ2〜4に対しては、共に例えば撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などカメラ撮像動作に関する情報をそれぞれ同一に変更設定したり、又は各スレーブデジタルカメラ2〜4の明るさ等の各周囲環境に応じて各スレーブデジタルカメラ2〜4別に変更設定できる。
【0086】
 さらに、各スレーブデジタルカメラ2〜4のカメラ撮像動作に関する情報は、ホストデジタルカメラ1のカメラ撮像動作に関する情報を反映させるように当該ホストデジタルカメラ1のカメラ撮像動作に関する情報と同一に変更設定できる。又は各スレーブデジタルカメラ2〜4のカメラ撮像動作に関する情報は、ホストデジタルカメラ1の撮像により取得される画像データの明るさ、コントラスト等と同一の明るさ、コントラスト等でそれぞれ各画像データを取得できるように変更設定できる。
【0087】
 ホストデジタルカメラ1は、各スレーブデジタルカメラ2〜4の各スルー画像D〜Dを表示するので、これらスルー画像D〜Dから撮像動作を行なうスレーブデジタルカメラ、例えば各スレーブデジタルカメラ3、4を選択し、これらスレーブデジタルカメラ3、4のカメラ撮像動作を遠隔制御できる。
【0088】
 ホストデジタルカメラ1及び各スレーブデジタルカメラ2〜4のカメラ撮像動作に関する情報の変更設定は、ホストデジタルカメラ1においてカメラ撮像条件確認画面Hbを表示することにより容易に行なうことができる。
【0089】
 上記第1の実施の形態では、デジタルカメラ1をホストとして説明したが、これに限らず、各デジタルカメラ2〜4のうちいずれかがホストとして機能させてもよい。すなわち、各デジタルカメラ1〜4は、ホスト又はスレーブのいずれでも機能する。
【0090】
 次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、各デジタルカメラ1〜4における無線機能をボディユニット10に対して着脱可能に構成したものである。
【0091】
 図10は各デジタルカメラ1〜4の機能ブロック図を示す。ボディユニット10には、アクセサリ装置として無線装置60が着脱可能に設けられている。この無線装置60は、ボディユニット10に設けられた無線装置通信コネクタ61に対して着脱し、かつ電気的に接続又は切り離される。この無線装置60は、無線装置制御用マイクロコンピュータ62に対してSDRAM63及び無線通信回路64を接続したものとなっている。無線通信回路64には、アンテナ65が接続されている。
【0092】
 無線装置制御用マイクロコンピュータ62は、アンテナ65から無線通信回路64を通して受信した撮像時間、撮像モード、露出、シャッタスピード、F値などを一時SDRAM63に保存し、無線装置通信コネクタ61を通してボディユニット10内のボディ制御用マイクロコンピュータ33に渡す。
【0093】
 無線装置制御用マイクロコンピュータ62は、ボディ制御用マイクロコンピュータ33から無線装置通信コネクタ61を通して受取った撮像画像データ等を一時SDRAM63に保存し、この撮像画像データ等を無線通信回路64を通してアンテナ65から他の各デジタルカメラ、例えばホストとなったデジタルカメラ1から各デジタルカメラ2〜4に向かって送信する。
【0094】
 このように無線装置60をボディユニット10に対して着脱可能に設けてたとしても上記第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏することができる。
【0095】
 なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、次のように変形してもよい。
【0096】
 例えば、図11に示すようにディスクトップ型等の端末装置70を設け、この端末装置70をローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)71や交換機72を有する通信ネットワーク73に接続してもよい。端末装置70は、上記ホストとなったデジタルカメラ1と同様に、リンクが確立されている各デジタルカメラ1〜3から送信されてくる被写体の動画である各スルー画像を表示し、これらデジタルカメラ1〜3に対してそれぞれ無線通信ネットワーク73を介してそれぞれ撮像動作に関する各制御信号を同時に送信する。
図面の簡単な説明
【0097】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラシステムの全体構成図。
【図2】同デジタルカメラシステムにおける各デジタルカメラの機能ブロック図。
【図3】同デジタルカメラシステムにおける各デジタルカメラの背面構成図。
【図4】同デジタルカメラシステムにおけるカラー液晶TFTディスプレイに表示される各スルー画像を示す図。
【図5】同デジタルカメラシステムにおけるリンクが確立されている各スレーブデジタルカメラを確認する確認画面を示す図。
【図6】同デジタルカメラシステムにおけるホスト及びスレーブのデジタルカメラのカメラ撮像条件確認画面を示す図。
【図7】同デジタルカメラシステムにおけるカメラコントロールの動作タイミング図。
【図8】同デジタルカメラシステムにおけるホスト及びスレーブのデジタルカメラのカメラ撮像条件確認画面を示す図。
【図9】同デジタルカメラシステムにおけるカラー液晶TFTディスプレイに表示される各スルー画像を示す図。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るデジタルカメラシステムに用いるデジタルカメラの機能ブロック図。
【図11】本発明のデジタルカメラシステムの変形列を示す構成図。
【符号の説明】
【0098】
 1〜4:デジタルカメラ、5:無線通信ネットワーク、6:通信ネットワーク、7,8:アクセスポイント、10:ボディユニット(カメラ本体)、11:レンズユニット、12:記録メディア、13:ストロボユニット、14:通信コネクタ、15:ストロボ通信コネクタ、16,17:撮像レンズ、18:絞り、19:レンズ駆動機構、20:絞り駆動機構、21:レンズ制御用マイクロコンピュータ、22:レンズ通信コネクタ、23:ボディ制御用マイクロコンピュータ、24:クイックリターンミラー、25:フォーカシングスクリーン、26:ペンタプリズム、27:接眼レンズ、28:サブミラー、29:AF(オートフォーカス)センサユニット、30:シャッタユニット、31:撮像モジュール、32:固体撮像素子(CCD)、33:撮像ユニット、34:画像処理コントローラ、35:撮像素子インターフェイス回路、36:SDRAM、38:測光回路、39:ミラー駆動機構、40:AFセンサ駆動回路、41:シャッタ駆動制御回路、42:不揮発性メモリ(EEPROM)、43:カラー液晶TFTディスプレイ、44:カメラ操作ボタン群、45:閃光発光部、46:ストロボ発光回路、47:ストロボ制御用マイクロコンピュータ、48:無線通信回路、49:アンテナ、50:ボディユニットの背面、44−1〜44−4:操作ボタン、44−5:レリーズボタン、44−6:十字キー、51:ファインダ、52〜55:指示キー、60:無線装置、61:無線装置通信コネクタ、62:無線装置制御用マイクロコンピュータ、63:SDRAM、64:無線通信回路、65:アンテナ、70:端末装置、71:ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)、72:交換機、73:通信ネットワーク。
図面
【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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上記の内容は特許電子図書館の出力データを加工したものです。by ipdldd 
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