説明

東邦テナックス株式会社により出願された特許

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【課題】 マトリックス材料と炭素繊維を複合化してコンポジットを作製する際に用いる、表面・界面特性に優れた炭素繊維及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 走査型プローブ顕微鏡観察により得られる繊維断面の白黒画像において、既耐炎化部分の厚み(e)と未耐炎化部分の厚み(f)との比(f/e)が0.6より大きく、且つ比重が1.32〜1.41である耐炎化繊維を炭素化することにより、繊維軸を通る任意の切断面で切断した繊維断面の幅方向両端形状がそれぞれ曲折を繰返す波状形状に形成されてなり、波状形状の山4部分の繊維内に独立した中空部8を有する炭素繊維を製造する。
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【課題】軽量で均質なプリプレグを用いた、ジェットエンジン用耐衝撃部材を提供すること。
【解決手段】シート状の強化繊維材料、特に炭素繊維と、これに含浸せしめられた熱可塑性樹脂、特にポリエーテルイミド樹脂とからなるプリプレグであって、このプリプレグの長さ方向と幅方向の含浸樹脂量のバラツキ値が、共に3%以下である均一性に優れたプリプレグを用いたジェットエンジン用耐衝撃部材。かかるプリプレグは、熱可塑性樹脂粉末をアルコール類、ケトン類、ハロゲン化炭素類から選ばれた1種若しくは2種以上の有機溶媒又はかかる有機溶媒と水との混合溶媒に分散させたサスペンジョンに、シート状の強化繊維材料を浸漬させ、樹脂粉末を強化繊維材料に付着せしめ、次いで加熱して樹脂粉末を溶融させる方法で得られる。 (もっと読む)


【課題】 製造装置の運転において、単糸切れ、毛羽等が無く、運転状態を安定化させ、高配向、高強度、高品位の炭素繊維用耐炎化繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】 炭素繊維用プリカーサーを耐炎化処理する際、次式
勾配係数A=耐炎化処理時間(分)/比重増加
(ここで、比重増加=耐炎化繊維比重−プリカーサー比重)
で求められる勾配係数Aを300以上にすることにより、走査型プローブ顕微鏡観察より得られる繊維断面の白黒画像において、繊維断面の白黒分布が均一であり且つ比重が1.32〜1.41である耐炎化繊維を製造する。
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【課題】 炭素繊維を製造する熱処理炉の原料繊維入口部及び/又は炭素繊維出口部に形成されてなるシール室であって、清掃の作業効率が高く、生産性を向上させうるシール室を提供する。
【解決手段】 熱処理炉の原料繊維入口部及び/又は炭素繊維出口部に形成されてなるシール室2であって、
前記シール室2は、
(A) 繊維4がシール室2に出入りすると共に同繊維4が内部を走行する走行路6を有するハウジングと、
(B) 前記ハウジング内の走行路6に沿って所定間隔互いに離れてハウジング上壁10から垂設した複数の仕切板12であって各仕切板12の板面方向が走行路6と直交している仕切板12と、
(C) 前記ハウジングの下壁14に形成した複数の仕切壁16であって、前記仕切壁16の走行路6方向に沿う断面が上方に突出したジグザグの連続三角波をなす仕切壁16と
を有することでシール室2を構成する。
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【課題】高い難燃性を示すハイブリッド複合材料、及びそれを用いた難燃性に優れた容器、更には、その安価な成形方法を提供すること。
【解決手段】一方向配列炭素繊維のプリプレグと、これの片面又は両面に積層配置されたガラス繊維クロスのプリプレグとからなる難燃性ハイブリッド複合材料であり、容器の外表面にガラス繊維クロスのプリプレグが配置され、内表面に一方向配列炭素繊維のプリプレグ又はガラス繊維クロスのプリプレグが配置された構成にすることによって、難燃性に優れ、機械的特性にも秀でた容器が得られる。かかる容器は、例えば、容器の外表面を形成する主型に沿ってガラス繊維クロスのプリプレグを敷設し、このプリプレグ上に一方向配列炭素繊維のプリプレグを重ねて配置し、その後、前記主型内部に容器の内表面を形成する入子を挿入・配置して、加熱成形することによって成形することができる。 (もっと読む)


【課題】 緻密性及びボイドが適正に評価されたアクリル系炭素繊維製造用プリカーサーの製造方法を提供する。
【解決手段】 無機塩水溶液を溶剤として使用し、アクリロニトリル単位95質量%以上から成る重合体を含有する紡糸原液を、凝固浴温度−5〜10℃で乾湿式紡糸して凝固糸条を得、前記凝固糸条を水洗、乾燥、延伸処理するアクリル系炭素繊維製造用プリカーサーを製造するに際し、酸性可染染料Suminol Fast Blue R(分子量593)の溶液に、前記凝固糸条を浸漬させ、凝固糸条に染料を吸着させ、染色溶液の吸光度から求めた凝固糸条の染料吸着量が25mg/g以下である凝固糸条を用いる。
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【課題】 焼成時にゆがみを生じないで且つ良好な通気性、充分な強度を有する等の物性を満足する炭素繊維シートを製造する方法を提供する。
【解決手段】 以下の3成分A、B、C
A:繊維長2.0〜15.0mmの酸化繊維
B:残炭率30〜70質量%を有する有機高分子
C:残炭率0.5〜20.0質量%を有する有機高分子
について、A成分の配合量50〜95質量部、B成分の配合量50〜5質量部、B成分に対するC成分の配合割合C/B0.3〜5.0で混合含有してなる酸化繊維粗シートを、100〜350℃の温度下、圧力0.30〜20MPaの条件で熱圧縮処理して、嵩密度1.0〜0.2g/cm3の酸化繊維シートを得、次いでこれを不活性ガス雰囲気下、1300〜2500℃の温度で焼成し炭素化することにより炭素繊維シートを製造する。
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【課題】FRP製成形品あるいはその部品として使用される、発泡体コアを有するFRP製成形品を、生産効率良く成形する方法を提供すること。
【解決手段】発泡体コアを有するFRP製成形品を成形するに際し、(1)目的とする成形品の成形型と相似な縮小型を用いて、発泡体コアを加圧・圧縮法によって作成する工程、(2)前記成形品の成形型の内表面に沿ってプリプレグを敷設した後、このプリプレグ上に発泡性シートを重ねて配置し、次いで、(1)で得られた発泡体コアを、前記成形品の成形型内部に、前記プリプレグ及び発泡性シートを介して配置する工程、(3)前記成形品の成形型を加熱し、前記発泡性シートを発泡させると共にプリプレグを硬化させる工程からなる成形方法である。 (もっと読む)


【課題】一面が開口したFRP製の中空の直方体であって、厳密な直角度が要求される部材を、効率良く成形する方法、及び、それに用いる成形用金型を提供すること。
【解決手段】一面が開口したFRP製の中空の直方体を成形するに際し、この直方体の外面を形成する金属製の主型と、直方体の内面を形成する、主型より熱膨張係数が大きい金属製の入子とからなる成形用金型を用いることを特徴とする成形方法。例えば、主型が炭素鋼からなり、入子がアルミニュウム又はアルミニュウム合金からなる金型を用いる。また、主型の上型と入子との間に、ゴム基板からなる補助型を挿入配置しても良い。 (もっと読む)


【課題】 ゴムとの接着性が良好で、かつゴム中での耐疲労性に優れ、タイヤやベルトに代表される繊維・ゴム複合体製品の補強用に好適なゴム補強用炭素繊維を提供する。
【解決手段】 エポキシ化合物及びイソシアネート化合物、あるいはそれらの反応物と、ウレタン樹脂とを付着させたゴム補強用炭素繊維とする。該繊維を加撚して撚糸コードとしたてから、再度エポキシおよびイソシアネートを付与し熱処理した後に、RFL(レゾルシン−ホルマリン−ラテックス)接着剤を付与して熱処理する。ウレタン樹脂より作成した皮膜が、強度11N/m<2>以上、伸度1000%以上、ガラス転移温度が−10℃以下であることがが好ましく、さらに分散粒子の平均粒径が1μm以下であることが好ましい。 (もっと読む)


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