説明

東邦テナックス株式会社により出願された特許

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【課題】 本発明の課題は、電解処理により表面改質される炭素繊維の表層部における各官能基の存在比率を制御し、マトリックス樹脂との複合材料とした際に優れたコンポジット特性を示す炭素繊維を提供することにある。
【解決手段】 炭素繊維を電解処理して表面改質される炭素繊維を調製する過程において、炭素繊維の電解酸化処理後にアルカリ処理を施すことにより、炭素繊維表層部のカルボキシル基とヒドロキシル基との存在比率を制御することが出来る。炭素繊維表層部のカルボキシル基とヒドロキシル基との存在比率が所定の範囲内にある炭素繊維を用いてマトリックス樹脂との複合材料を調製すると、該複合材料が高い衝撃後圧縮強度、及び層間強度を有する。 (もっと読む)


【課題】PAN系繊維の製造工程におけるPAN重合体凝固糸の洗浄工程で、凝固糸に残存する洗浄液等を高効率で除去しつつも凝固糸にダメージを与えることがない洗浄装置及び該洗浄装置を用いることによって洗浄工程が簡略化されるPAN系繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】PAN系繊維の製造工程におけるPAN重合体凝固糸の洗浄工程で、洗浄液等が残存するPAN系繊維凝固糸に圧縮気体を吹き付けてPAN系繊維凝固糸の含水率を一定範囲に調整する。 (もっと読む)


【課題】オーバーフローする電解液の高さが均一な炭素繊維製造用表面処理装置を提供する。
【解決手段】複数の内槽3と、前記内槽3を内部に備える外槽13と、前記外槽13の下方に設けられた密閉電解液プールタンク23と、前記各内槽3内と密閉電解液プールタンク23とを連通する1以上の電解液供給路10bと、前記外槽13内の電解液を受け入れて貯留する電解液貯留タンク17と、前記電解液貯留タンク17内の電解液を電解液プールタンク23に供給する電解液供給管10と、前記電解液供給管に介装されたポンプ19と、バルブ25とを有する炭素繊維製造用表面処理装置であって、前記電解液供給路の数が内槽機幅1m当たり5以下であり、電解液供給路の長さL8の合計が内槽機幅L1の75〜100%であり、電解液供給路の長さL4が、内槽の長さL2の25〜100%である炭素繊維製造用表面処理装置。 (もっと読む)


【課題】FRP製の筒状体の端部に他部材を圧入接合する際に、端部の層間が層間破壊を起こすことがないような端部の補強方法・手段を提供すること。

【解決手段】FRP製筒状本体の両端又は片端が、該筒状本体に他部材を圧入接合するために補強されているFRP製筒状体であって、該筒状本体は繊維強化材の巻き角度が筒状体の軸方向に対して0°以上45°未満である強化繊維層とマトリックス樹脂で構成されており、該筒状本体の両端又は片端の内側及び/又は外側に、繊維強化材の巻き角度が筒状体の軸方向に対して45°以上90°以下の強化繊維層と、強化繊維の布帛と、マトリックス樹脂とからなる補強層が積層配置されているFRP製筒状体。 (もっと読む)


【課題】賦形性と形態安定性に優れた、且つ、厚目付けとしても嵩高くならず容易に賦型可能なプリフォーム用の強化繊維基材を提供すること。
【解決手段】シート状の強化繊維基材の片面又は両面に、バインダー樹脂組成物が繊維基材に対して0.1〜20重量%の範囲で、極細繊維からなる不織布状に付着してなるプリフォーム用基材。バインダー樹脂組成物としては、分子中に少なくとも2個の不飽和基を有し、分子量が10,000〜95,000の範囲にある樹脂を主成分とするものが用いられる。 (もっと読む)


【課題】従来と比較して、前駆体繊維束の油剤付着量及び水分量が極めて低いにも拘らず、巻形状が良く、巻崩れやパッケージ端面膨れ等の問題が少ない前駆体繊維束パッケージを提供することにある。また、本発明の他の目的は、前駆体繊維束の製造工程における油剤使用量が極めて少ないにも拘らず、繊維の損傷が少ない前駆体繊維束パッケージの製造方法を提供することにある。
【解決手段】繊維束へ油剤を付与する工程を二回に分け、油剤付着量を特定量に制御し、巻取り前に乾燥工程を通すことにより上記課題を解決する。 (もっと読む)


【課題】賦型性に優れ、かつ、製造時の巻き取りテンションにより長さ方向の伸びが少ない、即ち、繊維目曲の少ない0度層を持たない多軸ステッチ基材を提供すること。
【解決手段】強化繊維束が平行にシート状に配列された層が2層以上、いずれの層も積層角度が0度ではないように積層され、それらの層がステッチ糸により一体化されたバイアスステッチ基材であって、該基材は、基材の幅方向における補強された両端部(補強部)と、該両端部に挟まれた補強されていない中間部(非補強部)とからなり、該非補強部の引張り弾性率が10kPa以下であり、かつ、該補強部の引張り弾性率が5MPa以上であることを特徴とするバイアスステッチ基材、及び、かかる基材を用いたプリフォームとプリプレグ。 (もっと読む)


【課題】プリプレグの取り扱い性に優れ、且つ、ボイドの少ない繊維強化複合材料を生産性良く製造することが可能な、高目付部分含浸プリプレグを提供すること。
【解決手段】強化繊維基材の両面又は片面にマトリックス樹脂シートが接着してなるプリプレグであって、熱硬化性樹脂シートの樹脂が強化繊維基材に部分的に含浸しており、超音波探傷法で評価した場合の樹脂の未含浸部分の割合が、強化繊維基材の面積の25%以上80%未満の範囲にある部分含浸プリプレグ (もっと読む)


【課題】強化繊維基材の製造、カット、樹脂含浸、プリフォーム化等の中間工程において、繊維角度のズレが少ない、コンポジット(FRP)物性に優れた多軸ステッチ基材とそれを用いたプリプレグ等を提供すること。
【解決手段】強化繊維束が平行にシート状に配列された層が2層以上積層され、それらの層がステッチ糸により一体化された多軸ステッチ基材であり、いずれの層も積層角度が0度ではなく、それぞれの層は、50gfの荷重による伸びが10%以下であるステッチ糸を用いてチェーンステッチ(単環縫い)によって拘束されており、且つ、ステッチを形成する1本のステッチ糸が、多軸ステッチ基材1m当たり、特定の長さで使用されている多軸ステッチ基材であり、これとマトリックス樹脂とからなる繊維強化プラスチックは衝撃吸収体として有用である。 (もっと読む)


【課題】高強度の炭素繊維を製造するためのプリカーサであり、炭素繊維製造工程において糸切れ(工程断糸数)が少なく、製品収率が高い炭素繊維製造用プリカーサを提供する。
【解決手段】重量平均分子量が10万〜100万のアクリロニトリル系プリカーサであって、前記プリカーサの水銀圧入法による細孔分布の測定において、プリカーサに圧入した際の水銀侵入曲線から求められる、総水銀量の半分の圧力値から計算される平均細孔直径が35nm以下である炭素繊維製造用プリカーサ。 (もっと読む)


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