説明

富士紡ホールディングス株式会社により出願された特許

71 - 80 / 180


【課題】研磨液の循環性を向上させスクラッチの発生を抑制することができる研磨パッドを提供する。
【解決手段】研磨パッド20は、ウレタンシート5を備えている。ウレタンシート5は、湿式成膜法で得られたナップシート5aを有している。ナップシート5aは、ポリウレタン樹脂製のナノ短繊維で形成されたファイバ被覆部5bで被覆されている。ナップシート5aには多数のセル4が包含されている。ナップシート5aは、研磨加工時に被研磨物側に位置するシート面7を有している。シート面7にはセル4の開孔による開孔3が形成されている。ファイバ被覆部5bは、ナノ短繊維がシート面7における樹脂面全面およびセル4の内面を直接被覆している。ファイバ被覆部5bのナップシート5aと反対側の面が被研磨物を研磨加工するための研磨面Pを形成する。研磨面Pで開孔が確保される。 (もっと読む)


【課題】製造時の歩留を向上させ被研磨物の平坦性を確保することができる研磨パッドを提供する。
【解決手段】研磨パッド10は、被研磨物を研磨加工するための研磨面Pを有するウレタンシート2を備えている。ウレタンシート2は、湿式成膜法によりポリウレタン樹脂で形成されている。ウレタンシート2は、研磨面P側に、湿式成膜時に厚み数μmにわたり緻密な微多孔が形成されたスキン層2aを有している。スキン層2aの表面には、湿式成膜時に生じたスポット状の凸部ないし局所的な硬質化部の不均質な欠点が除去されている。欠点が除去された箇所の合計の面積は、研磨面Pの全面積に対して0.2%以下である。スキン層2aの表面皮膜の欠点が除去された箇所が凹状になる。 (もっと読む)


【課題】樹脂製シートを定盤に平坦に装着することができ、被研磨物の平坦性向上を図ることができる研磨加工方法を提供する。
【解決手段】片面研磨機70の保持定盤71に保持パッド10を装着するときは、保持定盤71に保護シート30aを粘着剤で貼着しておく。保護シート30aの露出した平坦表面Qに保持パッド10を貼着する。研磨定盤72に研磨パッド20を装着するときは、研磨定盤72に保護シート30bを粘着剤で貼着しておく。保護シート30bの露出した平坦表面Qに研磨パッド20を貼着する。保持パッド10の保持面Sに適量の水を含ませ被研磨物78を押し付けることで、保持定盤71に被研磨物78を保持させる。被研磨物78および研磨パッド20間に研磨液を供給し、保持定盤71、研磨定盤72で被研磨物78に圧力をかけながら被研磨物78を研磨加工する。 (もっと読む)


【課題】ドレス処理を均一化し表面平坦性を確保することができる研磨パッドを提供する。
【解決手段】研磨パッド10は、被研磨物を研磨加工するための研磨面Pを有するウレタンシート2を備えている。ウレタンシート2は、湿式成膜法によりポリウレタン樹脂でシート状に形成されている。ウレタンシート2は、研磨面P側に、緻密な微多孔が形成されたスキン層2aを有している。スキン層2aの研磨面Pと反対側には、厚み方向に沿って丸みを帯びた断面三角状のセル3が形成された発泡層2bを有している。スキン層2aには、湿式成膜時に形成された微多孔より大きく均一な孔径の細孔5が均等に形成されている。細孔5は、湿式成膜後に穿孔処理することで形成されている。細孔5のうち少なくとも一部は、セル3まで通じている。スキン層4表面の摩擦抵抗が低減する。 (もっと読む)


【課題】研磨効率を向上させることができる研磨布を提供する。
【解決手段】研磨布20はウレタンシート5を備えている。ウレタンシート5は、ポリウレタン樹脂製の弾性糸7で作製された織物シート5aを有している。織物シート5aは、ポリウレタン樹脂製のナノ短繊維で形成されたファイバ被覆部5bで被覆されている。織物シート5aは、研磨加工時に被研磨物側に位置するシート面6を有している。シート面6は、経糸7a、緯糸7bの交差により凹凸状に形成されている。隣り合う経糸7a、隣り合う緯糸7bの間には間隙8が形成されている。ファイバ被覆部5bは、ナノ短繊維がシート面6側に露出した弾性糸7の表面を直接被覆している。ファイバ被覆部5bの織物シート5aと反対側の面が研磨面Pを形成する。研磨面P側で間隙が確保される。 (もっと読む)


【課題】被研磨物の端部形状を改善し平坦性を向上させることができる保持具を提供する。
【解決手段】保持具10は、ウレタンシート2と、テンプレート4とを備えている。ウレタンシート2は、湿式成膜法により作製されている。ウレタンシート2は、セル3が形成された連続状の発泡構造を有している。テンプレート4は、ウレタンシート2の保持面Pに貼付されている。テンプレート4の中央部には、被研磨物を挿入可能な貫通穴5が形成されている。テンプレート4には、貫通穴5の内面側で保持面P側の端部に、テンプレート4の厚み方向の断面における形状が三角状の切り欠き部4aが形成されている。切り欠き部4aの部分では、テンプレート4とウレタンシート2との間に隙間が形成されている。研磨加工時に、被研磨物の外周側でウレタンシート2の沈み込みが確保される。 (もっと読む)


【課題】捲回状態から波打つことなく捲き解くことができる研磨テープを提供する。
【解決手段】研磨テープ10は、被研磨物を研磨加工するための研磨面Pを有する帯状のウレタンシート2を備えている。ウレタンシート2は、湿式成膜法により形成されている。ウレタンシート2は、研磨面P側に、緻密な微多孔が形成されたスキン層2aを有している。ウレタンシート2のスキン層2aより内部側には、多数のセル3が略均等に分散した状態で形成されている。ウレタンシート2は連続状の発泡構造を有している。研磨テープ10は、ウレタンシート2の研磨面Pと反対側の面に、帯状の基材6が貼り合わされている。基材6は、裏面Sがサンドブラスト加工により粗面化されている。研磨面Pおよび裏面S間の局所的な粘着が抑制される。 (もっと読む)


【課題】被研磨物の端部形状を改善し平坦性を向上させることができる保持具を提供する。
【解決手段】保持具10は、ウレタンシート2とテンプレート4とを備えている。ウレタンシート2は湿式成膜法により作製されている。ウレタンシート2は、セル3が形成された連続状の発泡構造を有しており、圧縮率が30%以下に調整されている。テンプレート4は、ウレタンシート2の保持面に貼付されている。テンプレート4の中央部には、被研磨物30を挿入可能な貫通穴が形成されている。テンプレート4には、表面S側における外縁部と、貫通穴の内縁部とに面取り部4aが形成されている。テンプレート4は、被研磨物30が10〜50μmの厚み分でテンプレート4の表面Sより突出するように厚みが設定されている。研磨加工時に、被研磨物30の端部にかかる過度の応力が緩和される。 (もっと読む)


【課題】発泡形状を安定化させ被研磨物の平坦性を向上させることができる研磨パッドを提供する。
【解決手段】研磨パッド10は、ウレタン樹脂で形成された発泡シート2を有している。発泡シート2は、湿式成膜法により形成された連続状の発泡構造を有している。発泡シート2には、カーボンブラックのストラクチャー9が凝集した凝集体5が含有されている。凝集体5は、分散剤のABS樹脂で被覆されている。凝集体5は、グラインドゲージ分布図法で測定した分散状態が3.0μm以下に制限されている。凝集体5が湿式成膜時にさらに凝集した大きな凝集体を形成することなく、略均一に分散される。 (もっと読む)


【課題】安定した研磨レートを保持しうねりの低減を図ることができる研磨パッドの製造方法を提供する。
【解決手段】塗布工程で、ポリウレタン樹脂溶液が成膜基材に塗布される。次の気化工程で、成膜基材に塗布されたポリウレタン樹脂溶液が、50℃〜80℃の雰囲気下へ案内され、10分〜60分間の熱処理が施される。加熱雰囲気下へ案内されたポリウレタン樹脂溶液は、少なくとも表層に含まれる有機溶媒の一部が気化される。次いで凝固工程で、塗布され熱処理が施されたポリウレタン樹脂溶液が凝固液中で凝固再生される。凝固再生時にポリウレタン樹脂溶液中にマクロ気孔が形成されることなく、ミクロ気孔(気孔3)が略均一かつ略均等に形成される。 (もっと読む)


71 - 80 / 180