説明

アイシン化工株式会社により出願された特許

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【課題】射出成形用金型において、ゲートや冷却配管の配置の自由度が増すとともに、金型を構成するパーツの数を最小限にすることでより高い寸法精度の製品を得られること。
【解決手段】固定型スライドブロック11と可動型スライドブロック16とは、貫通孔15a,17aに傾斜ピン15,17が嵌合することによって、型締めとともに矢印の方向にスライドして想像線で示される位置に先端がくるまで移動しながら嵌合して、型締め状態において密着して貫通孔内面に型抜き方向にアンダーカットを形成する凹凸部を有する有機合成樹脂製品のキャビティPCを形成する。 射出成形・冷却が終了して型を開く際には、矢印と逆の方向へスライドするため、有機合成樹脂製品のキャビティPCの貫通孔内面から離れ、両スライドブロック11,16が製品のアンダーカットに掛からない位置まで後退するので、スムーズに型開きを行うことができる。 (もっと読む)


【課題】燃料電池電極用撥水ペーストにおいて、繊維状フィラーを適量配合することによって撥水層の気孔率を増大させ、もってガス拡散性及び発生水分の除去能力を向上させて燃料電池の特性を向上させること。
【解決手段】繊維状フィラーを含有していない比較例1は気孔率が66%であるのに比べて実施例1は気孔率が71%、実施例2は気孔率が75%、実施例3は気孔率が84%、実施例4は気孔率が87%といずれも向上しており、特に実施例1,実施例2,実施例3と繊維状フィラーとしてのカーボン繊維の含有率が増えるにしたがって、気孔率も71%,75%,84%と急激に増大している。これらの実施例1乃至実施例4及び比較例1に係る燃料電池電極用撥水ペーストを用いてMEAを作製し、その電池性能を測定した。気孔率が増加するにしたがって発生電圧も大きくなることが分かった。 (もっと読む)


【課題】塗布ノズル下端の進行方向後部に塗布剤が付着しないようにして、被塗布面と塗布ノズル下端との間隙を小さくできる塗布ノズルを提供すること。
【解決手段】塗布剤供給源20から塗布剤60が供給される供給部941と、該供給部941と連通し、該供給部941から流入した塗布剤60が貯留される塗布剤貯留部943と、該塗布剤貯留部943の先端に設けられ、スリット状の吐出口945aを有する塗布剤吐出部945と、を備えた塗布ノズル40であって、前記吐出口945aの、前記塗布ノズル40の進行方向後側に、吐出した塗布剤60が前記塗布ノズル40の下面945bに接触するのを防止する接触防止手段50A(50B、51C、51D、50E)を備えた。 (もっと読む)


【課題】湿式摩擦材において、初期摩擦特性を初期ならし作業や研磨や切削を行うことなく安定させることができ、これによって不要な研磨屑・切削屑の発生を防ぐとともに、製造工程を削減して製造時間の大幅な短縮を図ること。
【解決手段】湿式摩擦材1は、製造金型4,5で加圧・加熱されることによってリング状摩擦材基材3が芯金2の表面に圧着固定されるとともに上型4の外周側のテーパーに対応した角度αのテーパーがリング状摩擦材基材3の外周側に付けられるため、従来の製造工程に新しい工程を加えることなく、リング状摩擦材基材3の半径方向の厚さを半径方向の途中から外周方向に向かって薄くなるようにテーパーを形成しているため、リング状湿式摩擦材1がディスクに係合する際にトルクの高い外周側から、線でなく面で滑らかに係合して、初期摩擦係数を安定させることができる。 (もっと読む)


【課題】有機無機複合組成物及び有機無機複合体において、有機合成樹脂の構造体としての耐熱性・摩擦摩耗特性を始めとする諸特性を向上させること。
【解決手段】ポリ乳酸エマルションに水を加えて均一な溶液とし(S10)、水ガラスを攪拌しながら添加し(S11)、これに硫酸を攪拌しながら加えてポリ乳酸樹脂微粒子とシリカ微粒子とを凝集させる(S12)。凝集物を濾過して水洗し、これを2回繰り返し(S13)、30℃で20時間乾燥して(S14)、有機無機複合組成物としてのポリ乳酸/シリカ複合組成物1が得られる。ポリ乳酸/シリカ複合組成物1を、回転式粉砕機で粉砕して(S15)、粉砕物10重量部に対して、ノボラック型フェノール樹脂81重量部、ヘキサミン9重量部を加えて良く混合し(S16)、混合物を加圧加熱成形することによって(S17)、有機無機複合体2としての平板の試験片が得られる。 (もっと読む)


【課題】有機無機複合組成物において、黒鉛を含有させたポリアミド樹脂組成物と同等以上の耐磨耗性を持ちながら、耐衝撃強度や引っ張り破断伸びにも優れていること。
【解決手段】樹脂・ゾル混合工程S10において熱硬化性樹脂としてのレゾール型フェノール樹脂のメタノール溶液にシリカゾルを攪拌しながら添加して混合し、この混合液を熱硬化工程S11において加熱して硬化させ、次にこの有機無機複合体固形物を複合体粉砕工程S12において回転式粉砕機で微細粉末に粉砕し、この微細粉末を樹脂・粉砕物混合工程S13において熱可塑性樹脂としてのナイロン6樹脂(ペレット)と均一に混合して、この混合物を加熱溶融混練工程S14において加熱混練することによって、高強度で優れた諸特性を有する有機無機複合組成物が得られる。更に、この有機無機複合組成物を加熱加圧成形工程S15において射出成形して、有機無機複合成形体が得られる。 (もっと読む)


【課題】ガス拡散層のうち膜側における撥水性または排水性を調整することができ、フラッディングや過剰乾きに対処するのに有利な燃料電池用ガス拡散層の製造方法、燃料電池用塗料組成物および燃料電池用ガス拡散層を提供する。
【解決手段】塗料組成物は、鱗片状黒鉛などの薄片状導電物質と粉末状導電物質と撥水剤とを含有する。ガス拡散層の製造方法は、薄片状導電物質と粉末状導電物質と撥水剤とを含有する流動性をもつ第1塗料組成物と、活物質透過性をもつ多孔質基材100とを用意する第1工程と、第1塗料組成物を多孔質基材100の表面に塗布して多孔質基材100の表面に残留する塗布層120を形成する第2工程とを実施する。 (もっと読む)


【課題】有機無機複合接着剤において有機合成樹脂と無機酸化物とが連続的な微細構造を形成して高温における接着強度を維持するとともに、ゾルーゲル化反応におけるゲル化による粘度上昇を防止して接着剤としての作業性に優れ、厚膜での使用も可能となること。
【解決手段】低粘度のエポキシ樹脂オリゴマーにシリカゾルを分散させてゲル化させてからエポキシ樹脂と混合することによってゲル化による粘度上昇を防止した。20℃においても80℃においても引っ張りせん断強度は、シリカが分散されていない比較例に係る有機無機複合接着剤に比べて、実施例1乃至実施例4に係る有機無機複合接着剤の方が明らかに向上している。特に、高温(80℃)における引っ張りせん断強度の向上が目立っている。更に、同じシリカ分散量でも、反応触媒を添加した実施例1,実施例2の方が、反応触媒を添加していない実施例3,実施例4よりも優れた特性を示している。 (もっと読む)


【課題】配合ゴムを構成材料とするクラッチフェーシングの配合ゴム中に無機フィラーとして所定体積範囲内の珪藻土を混入することにより、配合ゴムの高温強度を大幅に向上させ、クラッチフェーシングの耐摩耗性・回転破壊強度・耐ジャダー性を向上させること。
【解決手段】3vol%〜18vol%の範囲内の珪藻土を配合した配合ゴムは200℃における引張強度が飛躍的に向上して、珪藻土による補強効果が顕著に現れる。これらの配合ゴムを用いて、ガラス繊維にフェノール樹脂を含浸して配合ゴムを付着させてクラッチフェーシングを作製し、摩擦摩耗試験、回転破壊試験、耐ジャダー性試験を実施したところ、珪藻土を配合していない配合ゴムを用いたクラッチフェーシングと比較して、耐摩耗性・回転破壊強度・耐ジャダー性がいずれも向上することが明らかになった。 (もっと読む)


【課題】エンジンフードを介して上方から加わる衝突荷重によりカウルルーバを下方へ移動させてエンジンフードの底づきを防止すること。
【解決手段】カウルルーバ4の長さを左右のエプロンアッパメンバ5の後部間の間隔よりも小さくし、カウルルーバ4を両アッパメンバ5の後部の間に配す。カウルルーバ4の両端に車外側へ突出する板状の取付部46を設け、取付部46に取付孔47と、取付孔47から取付部46の外縁に通じる切欠き溝48を形成する。取付部46を上記アッパメンバ5の上に設けたフェンダパネル6の上端フランジ部61に重ね合わせ、両者46,61の取付孔47に上から係止部材80を貫通させて取付部46をフェンダパネル6に結合せしめ、歩行者等がエンジンフードに衝突してフードを介してカウルルーバ4に上方から衝突荷重が作用したときに取付部46がフェンダパネル6から離脱してカウルルーバ4を下方へ移動させるようにした。 (もっと読む)


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