説明

アイシン化工株式会社により出願された特許

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【課題】摩擦材において、強度低下を起こすことなく超高耐熱性を維持しつつ優れた初期特性と高いμ−V正勾配性を得ることができること。
【解決手段】基材繊維と充填材とを抄造して抄紙体を得て(S10)、この抄紙体に熱硬化性樹脂を含浸し(S11)、摩擦表面の温度を低くし反摩擦表面の温度を高くして乾燥する(S12)。摩擦材中の樹脂は、高温部へ移動して乾燥していく溶剤に引きずられて低温部から高温部へ移動するため、厚み方向の樹脂量の分布が反摩擦表面付近において最も高く、摩擦表面付近において最も低くなる。熱硬化性樹脂を加熱硬化させた(S13)後、研磨材によって摩擦表面の樹脂のみの部分を約10μm±5μmの極表層部だけ研磨することによって除去する(S14)。こうして得られた摩擦材1は、摩擦表面付近の樹脂濃度が低いだけでなく樹脂の影響を低減することができるため、優れたμ−V正勾配性を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】燃料電池電極用ガス拡散層において、安価な材料を使用して低コストでVGCFを使用した場合と同等以上の性能を有すること。
【解決手段】界面活性剤を含む水溶液にカーボンブラックを攪拌しながら加え、水性フェノール樹脂ディスパージョンを加えてカーボンブラックインクを作製し(S10)、ホウ酸アルミニウムウィスカーを解砕し(S11)、流動層付きスプレードライヤーの流動チャンバーに仕込み、カーボンブラックインクをスプレーした後加熱処理してフェノール樹脂を熱硬化させカーボンコートウィスカーを作製し(S12,S13)、界面活性剤を含む水溶液に分散し、PTFEディスパージョンを混合し、拡散層塗布用ペーストを作製した(S14)。含浸させた後水分を蒸発させた(S15)ガス拡散層用カーボン基材に、拡散層塗布用ペーストをドクターブレードで塗布し加熱処理を行って、燃料電池電極用ガス拡散層1を作製した。 (もっと読む)


【課題】 アルカリケイ酸塩を用いず安定性が高い亜鉛粉末含有スラリーを得ること、及び水性コーティング組成物において基材表面の酸化膜等を除去しなくても高い防錆性が得られること。
【解決手段】 イオン交換水にアミノ基含有トリメトキシシランを添加して、これに界面活性剤と亜鉛粉末を混合して得られる亜鉛粉末含有スラリーは、極めて安定性が高い。かかる亜鉛粉末含有スラリーにバインダーとして水希釈可能な有機チタン化合物としてのチタントリエタノールアミネートを添加して得られる水性コーティング組成物としてのジンクリッチ塗料は、酸化膜を有する軟鋼線材に塗布しても、塗膜中に均一に分布したTiO2 が塗膜に導電性を付与し、塗膜中の亜鉛粉末が軟鋼線材素地との通電が確保し易くなり犠牲防食作用を発揮するため、高い防錆性を得ることができ、また塗装面への密着性にも優れた塗膜となる。 (もっと読む)


【課題】 冷却ファンにおいてボス部の大型化に伴いブレードが短くなっても、従来仕事をしていない部位で風流れを発生させて風量増加・小型軽量化の効果が得られること。
【解決手段】 冷却ファン6は金属製のスペーサ4と一体にインサート成形されるナイロン製のボス部2とそこから外方向に延出した7枚のブレード3からなり、ブレード3のボス部2への接続部分(ブレードの根元部)3aには冷却ファン6の回転方向に対して後退するスキュー角(約30度)が設けられ、接続部分3aに続くブレード先端にかけての部分3cは回転方向に対してほぼ直角になっている(スキュー角0度)。外径φ490mm、ボス部φ192mm、ブレード長さ149mmの従来品と、外径φ490mm、ボス部2φ212mm、ブレード3長さが139mmの冷却ファン6で風量特性を比較したところ、ブレード長さが10mmも短いのに同じ風量が得られた。 (もっと読む)


【課題】リップ部の意匠面とフロントガラスの意匠面との間の段差が低減されたカウルルーバ装置を提供する。
【解決手段】カウルルーバ装置4のリップ部10はリップ部10の端面10aがフロントガラス3の端面3aに対向するように、カウルルーバ装置4の本体部4aから後方側(フロントガラス側)に向って延設されている。 (もっと読む)


【課題】水系塗布型制振材料において、塗装ロボット等を用いて自動施工が可能であり、プロピレングリコールを始めとするグリコール(2価アルコール)の含有量を制限することによって、温水が浸漬しても電着塗膜にブリスターが発生することがないこと。
【解決手段】樹脂エマルションとしてスチレン−ブタジエン共重合体エマルションを用い、無機質充填剤として炭酸カルシウムを用いて、グリコールの配合量をいずれも2重量%以下とした水系塗布型制振材料においては、168時間(7日間)の50℃の温水浸漬後も、336時間(14日間)の温水浸漬後も、そして1000時間の温水浸漬後も、ブリスターの発生は認められない。したがって、本発明にかかる水系塗布型制振材料は、優れた制振性を有するとともに、電着塗料に対して高い防錆性能を有することになる。 (もっと読む)


【課題】 塗布型鋼板補強材において、施工を容易に自動化でき、補強効果を低下させずに化成処理液の汚染を防止でき、かつ低温においても鋼板に歪みが生じないこと。
【解決手段】 塗布型鋼板補強材1は上層部2と下層部3からなり、上層部2は下層部3の約2倍の厚さを有し、剛性に優れ、主として鋼板Fを補強する役割を担い、下層部3は柔軟性と接着性に優れ、主として鋼板Fと上層部2を接着させ歪みを防止する役割を担う。下層部3にはゴムとしてBRゴム等、加硫剤、可塑剤、フィラー、発泡剤5・アクリルパウダー・熱硬化性樹脂等を、上層部2には熱硬化性樹脂としてのエポキシ樹脂、硬化剤、繊維状フィラー4、ゴム、発泡剤5を配合した。その結果、補強性については曲げ剛性が大きく剛性に優れ、歪み性も20℃、−30℃のいずれでも歪みが認められず、有機化合物を主成分としているため化成処理液の汚染をも防止することができる。 (もっと読む)


【課題】 有機無機複合体構造物において、無機微粒子と有機樹脂材料の親和性を向上させて緻密な複合体構造を得ることで、強度を大幅に向上させ、耐摩耗性等の諸特性も向上させること。
【解決手段】 樹脂・ゾル混合工程S1において第1の熱硬化性樹脂としてのレゾール型フェノール樹脂のメタノール溶液にシリカゾルを攪拌しながら添加して混合し、この混合液を熱硬化工程S2において加熱して硬化させ、次にこの有機無機複合体固形物を複合体粉砕工程S3において回転式粉砕機で微細粉末に粉砕し、この微細粉末を第2の熱硬化性樹脂としてのノボラック型フェノール樹脂(粉末)と均一に混合して、この混合粉末を加熱加圧成形工程S5において加熱加圧成形機によって加熱加圧して成形体として、アニーリング工程S6においてより高い温度で加熱してアフターキュアすることによって、高強度で優れた諸特性を有する有機無機複合体構造物が得られる。 (もっと読む)


【課題】貫通穴を有する射出成形品の成形において、ウエルドラインを発生させることなく、生産性が良好で、精度良く貫通穴を形成できる射出成形用金型の提供。
【解決手段】射出成形用金型1は上型2内にキャビティ4の貫通穴部分に突出可能に設けられた摺動ピン5A,5Bと、その支持板6A,6Bにおいて突出方向に付勢するコイルスプリング7A,7Bと、摺動ピン5A,5Bに微振動を付与する微振動付与手段として支持板6A,6Bに取付けられた電気振動子及び振動子駆動電源10と、摺動ピン5A,5Bを停止させておくストッパー8A,8Bとストッパー駆動用エアシリンダ9が設けられ、制御装置11からの信号線11Bを介しての制御信号によって、射出成形スクリューがキャビティ4内に溶融樹脂を充填し終わる直前にストッパー8A,8Bを解除して摺動ピン5A,5Bをキャビティ4内に突出させる。 (もっと読む)


【課題】安定性が良く保管できると共に燃料電池の電極を製造した場合に良好な放電性能を示し、しかも短時間で容易に収率良く製造する事ができる燃料電池電極用触媒ペースト及びその製造方法、並びにその触媒ペーストを用いた燃料電池用電極の提供。
【解決手段】触媒金属担持カーボンブラック(カーボンの比表面積50ー1000m2/g、)と第1のイオン交換溶液(イオン交換当量値が500以上1000未満、イオン交換樹脂量がカーボンに対する重量比で30−80%)と溶媒(水とエタノール混合液で、水/エタノール=50/50ー80/20)を含む混合液を高速ミキサーで分散した後、第2のイオン交換溶液(イオン交換当量値1000以上1200未満、触媒ペースト中の総イオン樹脂量がカーボンに対する重量比で80ー220%)を加えて攪拌した燃料電池用触媒ペースト。 (もっと読む)


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