説明

アイシン化工株式会社により出願された特許

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【課題】乾式摩擦材及びその製造方法において、乾式摩擦材の全体としての材料歩留まりを大きく向上させるとともに、裏面の研磨工程を省略して製造工程を短縮できること。
【解決手段】ガラス繊維を束ねたガラスロービング2に含浸液3を含浸させて樹脂含浸紐4が形成され、配合ゴム5を付着させて配合ゴム樹脂含浸紐6とし、所定の大きさに巻取られて巻取り品7となる。一方、フェノール樹脂粉末8に、粉体としての炭酸カルシウム微粉末9が混合されて、ミキサーで均一に分散させられ、混合粉体10となる。続いて、この混合粉体10が金型内に均一な厚さになるように充填され、その上から巻取り品7が充填される充填工程が実施される。最終的には、金型の下層に充填された混合粉体10が裏面層1Bを構成し、上層に充填された巻取り品7が摩擦層1Aを構成して、摩擦層1Aの表面のみが研磨される。 (もっと読む)


【課題】金属複合接合体のシール構造及びその製造方法において、気液体が洩れ難くなり、金属材料と合成樹脂材料等の異種材料との高い気密性及び液密性を確保できること。
【解決手段】金属部材2が異種部材3と接触する接合境界面4の範囲において、100μmピッチで深さ5μm〜15μmの10本〜100本の気密性保持溝5が形成され、射出成形金型内にセットされて異種部材3が射出成形される。これによって、溶融状態の異種部材3が気密性保持溝5に入り込んで、金属部材2と異種部材3とが隙間なく接合され、金属複合接合体1が得られ、接合境界面の気密性を確保できる。 (もっと読む)


【課題】電磁波シールド材において、高価で成形機の部材や金型等の摩耗を起こす導電性繊維の配合量を最小限に抑えながら、広い周波数範囲で優れた電磁波シールド性能が得られること。
【解決手段】電磁波シールド材10は、合成樹脂2の中に導電性繊維3のみを分散させるため、導電性繊維3同士の接触のみから導電回路が形成され、充分な数の導電回路が形成されない。電磁波シールド材11は、合成樹脂2の中に導電性繊維3とともに導電性粒子4を分散させてなり導電回路が形成され易くなるが、まだ数が不充分である。これに対して、電磁波シールド材1は、合成樹脂2の中に導電性繊維3や導電性粒子4と比較して安価な非導電性粒子5が一定の体積を占めるため、導電性繊維3同士または導電性繊維3と導電性粒子4とが接触する箇所が非常に多くなり、多数の導電回路が形成され、充分に大きな電磁波シールド性能を得ることができる。 (もっと読む)


【課題】摩擦材係合装置において、湿式摩擦材とセパレータプレートの係合時の摩擦係数μを大幅に向上させて、湿式摩擦材及びセパレータプレートの枚数を削減すること。
【解決手段】金属粉末14と合成樹脂15と、必要に応じて溶剤16とを混合して(S10)、ニーダーで均一に混練し(S11)、溶剤16を用いた場合には、この溶剤16をある程度揮発乾燥させる(S12)。この混練物を、平板リング形状のセパレータプレートのキャビティを有するプレス金型を用いてプレス成形して(S13)、予備成形品17を作製する。この予備成形品17を予備乾燥(S14)させた後、所定の条件で熱処理して(S15)、固化させて成形体とし、表面を研摩することによって(S16)、セパレータプレート2が得られる。金属粉末14と合成樹脂15との体積割合を80:20とすることによって、従来の1.74倍の摩擦係数μが得られる。 (もっと読む)


【課題】水系制振塗料よりも水飛びが速く、乾燥性が著しく向上するとともに、焼付け乾燥において膨れ・割れ・剥がれ等の塗膜欠陥の発生を抑制することができる水系制振塗料組成物を提供する。
【解決手段】樹脂エマルジョンを主成分とした水系制振塗料組成物であって、乾燥時の前記樹脂エマルジョン同士の融着を遅延させる融着遅延剤が配合されていることを特徴とする水系制振塗料組成物。前記融着遅延剤は、HLB値(グリフィン法による)が12以上であるノニオン系界面活性剤であり、組成物中に0.01重量%〜8重量%の範囲内で含有されている。 (もっと読む)


【課題】車両用カウルルーバにおいて、取付けが容易で低コスト化することができ、フロントガラスとの間のシール性を向上させることができ、意匠性に優れるとともにシール性にも優れること。
【解決手段】車両用カウルルーバ1は、機能部分5及び意匠部分4からなり、機能部分5の後端が弾性材料からなる封隙部6として、フロントガラス3の下端面3a及び下端裏面3bに密着してシールするとともに、意匠部分4の後端部にも密着してシールし、更にカウルトップ9にも密着してシールしているため、シール性に対する信頼性が高くなる。底部12Cの後端部には、フロントガラス3の下端に密着する封隙部6を固定して一体化するための凹凸状に形成された係止部5bが予め形成されている。また、封隙部6には係止部5bに対応して係止できる係止部10aを備えている。これによって、封隙部6は、底部12Cの後端部に容易に組み付けられて固定される。 (もっと読む)


【課題】塩化ビニルプラスチゾル系シーリング材において、酢酸ビニルとの共重合体を主体とする塩化ビニル系樹脂を用いた場合に、取扱いにくいアルデヒド捕捉剤を加えることなく、アルデヒド類の発生を低減することができること。
【解決手段】塩化ビニル系樹脂と、可塑剤と、充填剤と、気泡防止剤と、ブロックウレタンプレポリマーとを含有する塩化ビニルプラスチゾル系シーリング材において、ブロックウレタンプレポリマーとして、ポリプロピレングリコールとTDIを反応させて得られたウレタンプレポリマーに、ブロック剤として3,5−ジメチルピラゾールまたは1,2,3−トリアゾールを当量を上回る量を加えて、過剰量のブロック剤でブロックされたブロックウレタンプレポリマーA,Bを用いた結果、シーリング材を加熱硬化させた後の加熱試験(65℃)におけるアルデヒド類の揮発量が大きく減少した。 (もっと読む)


【課題】車体の車両前後方向端部が車両幅方向で曲成された相手車両と衝突した場合において、該衝突の衝撃吸収に係る吸収エネルギーをより増大することができる車両用バンパ装置を提供する。
【解決手段】バンパリインホース16は、車両幅方向に貫通する中空部を有して車両幅方向に延在するバンパリインホース本体21と、その中央部31の両端部位に収容される一対の補強部材26とを備え、各補強部材26は、骨格をなす芯材及び該芯材に接合された発泡充填材が発泡されて中空部に充填される発泡材を有する。 (もっと読む)


【課題】湿式摩擦材において、内周側からの潤滑油の供給がない仕様の場合や、外周に油溜まりを発生して攪拌トルクが大きくなる場合においても、確実により大きな引き摺りトルクの低減効果が得られること。
【解決手段】リングタイプ摩擦材6が回転することにより、リングタイプ摩擦材6の外周に溜まるATFとの相互作用によって発生する引き摺りトルクを、複数の油溝9に挟まれた島状部分8の外周側両角部の一方または両方または外周側全域を、R加工または面取り加工によって削除し、島状部分8の外周側を削除した周方向の長さが、外周側を削除した島状部分8を挟む複数の油溝9の外周開口部の幅の一以上が油溝9の最も細い部分の4倍以上になるように設け、外周部におけるATFによる攪拌トルクを抑制することにより、高い引き摺りトルク低減効果が得られる。 (もっと読む)


【課題】車両用カウルルーバにおいて、車両衝突時に反力を殆ど発生させずに衝突エネルギーを吸収でき、十分なシール性を有し、外観に制約を受けずに意匠的にも優れること。
【解決手段】車両用カウルルーバ1は、意匠部分4及び機能部分5の二つの部分から構成されている。通常時には、機能部分5の前端部分(中実部分5aと発泡部分5b)、シール部材7、及び機能部分5の底面に係合したカウル8によって、エンジンルーム内と外部とを遮断するシール性が保持されている。車両の衝突時にフードパネル2の後端及び車両用カウルルーバ1の上面(意匠部分4)に下方向に応力Fが掛かると、強度的に中実部分5aより遥かに劣る発泡部分5bが容易に変形して破壊され、殆ど反力を生ずることがない。弱体化部位を有する機能部分5が意匠部分4で覆われているため、弱体化部位を設ける方法について限定されず、機能部分5の外観を気にすることなく設計できる。 (もっと読む)


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