説明

オイレス工業株式会社により出願された特許

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【課題】 600℃ないし700℃に至る高温条件下においても、異常摩擦音の発生がなく、シール性に優れ、シール体としての機能を満足することができる自動車排気管の球面管継手に使用される球帯状シール体を提供する。
【解決手段】 中央部に貫通孔51を規定する円筒内面52を備え、外面53が部分凸球面状に形成された球帯状シール体54は、円筒内面52から部分凸球面状の外面53近傍にかけてのその内部では、圧縮された金網からなる補強材と、この補強材と混在一体化されて圧縮された耐熱材と、リン酸アルミニウムとを具備し、部分凸球面状の外面53近傍から部分凸球面状の外面53にかけてのその内部では、窒化ホウ素とアルミナ及びシリカとからなる潤滑組成物からなるすべり層を具備し、このすべり層には、当該すべり層に一体化されて圧縮された金網からなる補強材が配されている。 (もっと読む)


【目的】 常温から500℃の広範囲の雰囲気温度において適用可能であって、排気ガスの熱の作用による相手材への固着現象を回避し、保持性に優れた潤滑すべり層として得、初期はいうに及ばず長期の使用においても摺動特性の低下ならびに異常音の発生のない球帯状シール体を提供することにある。
【構成】 中央に貫通孔11を、外面に部分凸球面部12を備えており、該部分凸球面部12の表面は、窒化ホウ素70〜90重量%、アルミナおよびあるいはシリカ10〜30重量%から成る潤滑組成物の潤滑すべり層と該潤滑すべり層を覆って該潤滑すべり層と一体化された金網から成る補強材とが混在一体となった平滑な面15に形成されてなる球帯状シール体10。 (もっと読む)



【目的】 本発明は鋼板上に接合層を介して潤滑性物質として黒鉛を少なくとも3重量%以上分散含有したアルミニウム青銅系焼結合金層を一体に接合した複層焼結摺動部材ならびにその製造方法を提供することにある。
【構成】 アルミニウム5〜13重量%、鉄3〜6重量%、黒鉛3〜8重量%、水素化チタンのチタン成分として0.1〜1.5重量%、残部銅からなる焼結合金層が鋼板上に燐青銅からなる接合層を介して一体に接合されてなる複層焼結摺動部材であり、水素化チタンのチタン成分が焼結マトリックスの結晶を微細化し、当該マトリックスの強度および硬度を高めるため、衝撃荷重あるいは高荷重用途への適用を可能とする。また、製造方法においては成分中の水素化チタンが焼結時、アルミニウム粉末表層のアルミナ皮膜を破壊するので、従来困難とされていたアルミニウム青銅の焼結を可能とする。 (もっと読む)


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