説明

愛知製鋼株式会社により出願された特許

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【課題】マルエージング鋼を用いず、高価なショットピーニングを施さなくても疲労強度の向上を図ることが可能なCVT用リング部材を提供する。
【解決手段】薄い構造用鋼板からリング状に形成された素材としてのリング部材を脱炭処理、周長調整、窒化処理する。素材としてのリング部材の化学成分は、質量%で、C:0.3〜0.5%、Si:0.5%以下、Mn:0.8%以下、Ni:4.0%以下、Cr:1.0〜4.0%、Mo:0.5〜1.5%、V:0.1〜1.0%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物よりなるとよい。脱炭処理は、窒化処理後のリング部材におけるリング幅方向略中央のリング表面から内方に向かう深さであって、素材としてのリング部材のC含有量−0.02%のCを含有する深さを脱炭深さdcとし、窒化処理された後のリング部材の厚みをdrとした場合、dc/drが0.03〜0.23の範囲内で行うとよい。 (もっと読む)


【課題】高価なショットピーニングを施さなくても疲労特性の向上を図ることが可能な窒化部品、その製造方法を提供する。
【解決手段】窒化部品は、脱炭層と窒化層とを含む表面硬化層を有する。部品内部の化学成分は、質量%で、C:0.15%以上0.5%未満を含有し、Cr:6.0%以下、V:2.5%以下、Mo:3.0%以下及びAl:1.5%以下から選択される1種又は2種以上を含有し、N含有量が0.03%以下であり、(0.08×[%Cr]+0.29×[%V]+0.15×[%Mo]+0.65×[%Al])/[%C]による窒化係数N1が1.0以上であり、表面硬化層は、その表面の炭素濃度をCとした場合、(C−C)/Cによる脱炭率が0.30以上であり、かつ、その表面の窒素濃度をN2とした場合、N2/(C−C+0.2)による表面窒素濃度係数Nsが1.0以上である。 (もっと読む)


【課題】口腔内という非常に厳しい腐食環境下においてSUS316(JIS鋼)と同等以上の耐食性を維持しつつ、飽和磁束密度Bsが優れた磁気特性を有する歯科アタッチメント用軟磁性ステンレス鋼を提供する。
【解決手段】本発明の歯科アタッチメント用軟磁性ステンレス鋼は、質量比にしてC;0.02%以下、Si;0.50%以下、Mn;0.40%以下、S;0.015%以下、Cr;14.0〜18.0%、Mo;0.3〜2.5%、Al;0.02%以下、Ti;0.05〜0.30%、N;0.02%以下、O;0.01%以下、Sn;0.05〜1.00%からなり、残部がFeおよび不純物元素からなることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】微細藻類を、微量金属の供給源として酸化スラグを用いてなる培地を用いて培養する微細藻類の培養方法を提供する。
【解決手段】酸性側で培養可能な微細藻類(例えば、シュードコリシスチス属の微細藻類)の培養方法であって、水に、少なくとも、酸化スラグ(製鋼工程の酸化期に発生するスラグ)と、窒素源となる化合物(尿素等)とが添加されて得られた培地を使用し、培地に溶解している初期の鉄量[Fe]と、培地に溶解している初期の窒素量[N]との比([Fe]/[N])が0.0002以上となるように調整されており、培地の初期の水素イオン指数が2.5以上であって、且つ増殖とともに水素イオン指数が2.5以上7.0未満の範囲に収束されて維持されることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】大幅なコストアップを伴うことなく耐摩耗性を向上させることが可能な浸炭部材、これの半製品である浸炭部材用鋼、浸炭部材の製造方法を提供する。
【解決手段】化学成分が、質量%で、C:0.10〜0.30%、Si:0.50〜2.00%、Mn:0.30〜1.50%、P:0.035%以下、S:0.035%以下、Cr:1.35〜3.00%、Al:0.020〜0.060%、および、N:0.0080〜0.0250%を含有し、残部がFeおよび不可避不純物よりなり、摺動面は、浸炭異常層がなく、表面炭素濃度が0.7〜0.9質量%の範囲内にあり、最表面からの深さ50μmまでにおける組織のトルースタイト面積率が1%以下である浸炭部材とする。浸炭処理工程の浸炭期におけるカーボンポテンシャルは1.3%以上とする。 (もっと読む)


【課題】耐環境性に優れたボンド磁石等が得られる希土類磁石粉末を提供する。
【解決手段】本発明の希土類磁石粉末は、希土類元素(R)とホウ素(B)と遷移元素(TM)との正方晶化合物であるRTM14型結晶の集合体である基本磁石粒子と、この基本磁石粒子の表面を被覆する熱硬化性樹脂が熱硬化してなる熱硬化樹脂被膜と、により構成される被覆磁石粒子からなることを特徴とする。この希土類磁石粉末を用いて製造されたボンド磁石は、耐酸化性に優れた熱硬化樹脂被膜で被覆された被覆磁石粒子からなるため耐環境性に優れ、厳しい環境下に曝されても磁気特性が劣化し難い。こうして本発明の希土類磁石粉末を用いれば、非常に耐環境性に優れるボンド磁石が得られる。 (もっと読む)


【課題】高温の被計測体に発生する酸化スケール等の表面異常を精度良く識別することができる被計測体の表面異常識別装置を提供する。
【解決手段】高温の被計測体5から得られる輻射光を輻射光撮像部18により、被計測体5が一定角度回転される毎に撮像して得た複数の輻射光画像を合成して、合成輻射光画像を作成する画像合成部10と、前記合成輻射光画像から所定領域を抽出して、撮像中の被計測体5の温度低下に基づく前記所定領域の画像の輝度変化を補正する第1輝度補正部12と、前記補正した所定領域の画像から所定暗部を検出し、該所定領域の画像の暗部を前記被計測体の表面異常と判定する異常判定部14と、を備える被計測体の表面異常識別装置1を用いる。 (もっと読む)


【課題】製造効率が高く、かつ磁気の測定精度に優れたマグネトインピーダンス素子の製造方法と、該製造方法によって製造したマグネトインピーダンス素子を提供する。
【解決手段】MIセンサ素子1は、非磁性体からなる基板4と、複数の感磁体2と、複数の検出コイル3とを備える。複数の感磁体2は、アモルファス材料からなり、基板4に固定されており、互いに電気的に接続されている。検出コイル3は、個々の感磁体2に巻回形成され、互いに電気的に接続している。MIセンサ素子1は、感磁体2にパルス電流または高周波電流を流すことにより、感磁体2に作用する磁界の強さに対応した電圧を検出コイル3から出力する。複数の感磁体2は、1本のアモルファスワイヤ20を基板4に固定した後、切断して形成したものである。 (もっと読む)


【課題】合金成分の含有量を低減すると共に製造工程における熱処理工程の短縮化を可能とし、生産性に優れ、低コストで、かつ要求される特性を有した軸受用鋼及びそれを用いた部品を提供する。
【解決手段】少なくとも油焼入れ又は水焼入れ及び焼き戻しを施して軸受部品を製造するための軸受用鋼である。質量%でC:0.50%〜1.00%、Si:0.50%超〜1.50%、Mn:0.40%〜1.00%、Cr:0.01〜0.70%、B:0.0005〜0.0050%、Al:0.10超〜0.30%、N:150ppm以下、O:15ppm以下を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなる。 (もっと読む)


【課題】効率のよい高剛性化が可能であり、かつ、機械的特性を改善できる新規な高剛性鉄基合金を提供する。
【解決手段】本発明の高剛性鉄基合金は、純鉄または鉄合金からなるマトリックスと、該マトリックスに晶出して分散されたホウ化物からなる分散粒子と、からなる高剛性鉄基合金であって、前記分散粒子は、チタン(Ti)からなるホウ化物粒子と、VIa族元素および鉄(Fe)のうちの1以上の元素からなる少なくとも1種の他のホウ化物粒子と、からなり、該Tiからなるホウ化物粒子は、前記マトリックスを構成する金属とTiからなるホウ化物との擬2元系状態図における共晶組成以下含まれることを特徴とする。
Tiからなるホウ化物粒子の含有量を少なく(たとえば13vol%以下)抑え、他のホウ化物粒子を併用することにより、ホウ化物粒子の粗大化を抑制しつつ高剛性を実現できる。 (もっと読む)


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