説明

株式会社三谷バルブにより出願された特許

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【課題】蓄圧式のポンプ機構における内容物放出操作の終り段階での、大きな操作力を不要とし、内容物の詰まり防止や放出内容物の切れの良好化を図る。
【解決手段】内容物放出操作の終り段階で、下流弁3f,4aを開状態としている貯留空間域A,Bの圧力を噴射用の横孔部2bの側へ開放する排圧弁(内縦溝状部4d,円状膨出部6a)を設けた。操作部1が下死点に到達する前に、排圧弁が開状態となって瞬時に下流弁は閉状態となる。その後、操作部1が弁作用移動部材4,5と一体となって下死点に到達するまでの間、貯留空間域A,Bの容積が減少して圧力が増加するので、当該貯留空間域の内容物は開状態の排圧弁を介して横孔部2bから流出する。操作部1が復帰するとき、バックサクション作用により横孔部2b付近の残留内容物は内部に吸引される。 (もっと読む)


【課題】カートリッジ単体状態での内容物の漏れを確実に防止し、かつ、ノック式ディスペンサーへのカートリッジ交換作業の一層の簡単化を図る。
【解決手段】前軸筒ユニットAに取り付けられる前のカートリッジ10の内容物は、ヒートシール10bと後側シール部材10eとで密封されている。前軸筒ユニットAの後側保持部材8の外周面および環凸状部8aにカートリッジ10を取り付ける際、ヒートシール10bが貯留部材5の後端部分に当たって破断される。その結果、貯留部材5およびカートリッジ10それぞれの内部空間域が上流弁部材7を介して連通可能となる。操作ボタン14のノック操作により貯留空間域5bの内容物が孔部1aから吐出されるのに応じて、後側シール部材10eが下動する。 (もっと読む)


【課題】噴射剤が混合または溶解された内容液を用いた定量噴射機構における噴射状態の良好化,安定化を図る。
【解決手段】作動モード時にステム孔部2bを通じて外部空間に連通する定量室を、筒状起立部5aの回りに形成された液溜まり部Aを備えて作動モード時にはステム孔部2bと直に連通する上定量空間域Bと、小断面空間域4e,4fを介して液溜まり部Aに連通する下定量空間域Cと、を有するものとした。作動モード時の初期段階において上定量空間域Bの噴射剤が気化膨張するときの冷却作用が下定量空間域Cに直接及ぶことは小断面空間域で妨げられる。これにより、下定量空間域Cの内容液(噴射剤)が冷却されてその噴射状態が悪化するのを防止している。 (もっと読む)


【課題】使いやすく、部品点数の少ない、少量噴射と多量噴射との内容物放出量切換え機構を提供する。
【解決手段】操作部7に作動モード設定用の主操作部7aと、内容物の少量/多量噴射選択用の副操作部7bとを片手による同時設定操作が可能な形で設け、また、内容物通路域8cの内部を移動するニードル後端部12aが副操作部の前面受け部分7cに当接できるようにした。主操作部7aと副操作部7bを押下すると、ニードル12はこの副操作部により前方向に付勢されて前端面12dがノズル底面11gに当接し、内容物は溝部11bを介して放出孔11aより少量噴射される。主操作部7aのみを押下すると、ニードル12は内容物の圧力で後方向(図示右方向)へ移動してその前端面12dがノズル底面11gより離間し、内容物はこの離間によって形成されるノズル底面−ニードル前端面間の空間域を介して多量噴射される。 (もっと読む)


【課題】内容物噴射口をスライド式の操作部材で覆って保護するエアゾール式製品やポンプ式製品の容器カバー体において、この単一の操作部材の選択的な操作で作動モードから静止モードまたはガス抜きモードへの移行の確実化,効率化を図る。
【解決手段】スライド式の操作部材7のガイド部を、静止モードまたはガス抜きモードを設定する固定式の前ガイド部5f’と、左側の前側自由端が下方に撓む片持ち梁状の後ガイド部5f''とで構成した。操作部材は、後方位置の作動モードから板バネ8の付勢力で前ガイド部の上面に沿いながら前方にスライドして静止モードに自動復帰する。作動モードの操作部材7を、その上面前端を押下して後ガイド部の前側部分を下方に撓ませながら前方に復帰させると、操作部材は、その前部分が内容物噴射部6を噴射位置に変位させた状態で前ガイド部の下側に入り込み、ガス抜きモードに保持される。 (もっと読む)


【課題】使用時には容器本体側に取り付けておき、ガス抜き時にはいったん取り外して上下逆の位置関係で容器本体側に再度取り付けることでガス抜きモードに設定するエアゾール用カバー体において、ガス抜きモード時におけるカバー体と容器本体側との係合状態の確実化とステムのガス抜きモード位置への移動ストロークの的確化を図る。
【解決手段】カバー体はガス抜きモード設定用の容器本体側(1)との係合部(5n)を有する。当該カバー体の左右起立壁状部(5c,5d,5e)間の、通常使用状態(静止モード,作動モード)の噴射ボタン(6)よりも上方箇所に連結部(5g)を設け、かつ、この連結部で通常とは上下逆のステム(4)を押圧してガス抜きモード位置に移動させるようにした。連結部のステムを押圧する部分には放出ガスの通過用溝状部(5m)を設けている。 (もっと読む)


【課題】噴霧パターンが大きく、かつ噴霧パターン内での噴射密度が均一で小さく、噴霧粒子も小さく、噴射をマイルドにする噴射装置を提供する。
【解決手段】噴口22が開口した噴口チップ20と噴口チップ20を装着するハウジング11を有し、ハウジング11内に流入した流体を噴口22から噴射する噴射装置10が、噴口チップ20の内壁に、外周より噴口22に向う旋回流を形成する複数の溝23と、それらの溝23が合流して噴口に至る合流部24を有する。溝深さが噴口チップ20の外周部21に対して合流部24側が深くなるように溝底面23bが傾斜し、溝23の形成面が噴口22の中心線Lbに対して垂直な平面である。ハウジングは、溝23の形成面に当接するセンターポスト14を有する。 (もっと読む)


【課題】個別の内容物を収容した二つの容器からなる連結容器の内容物放出部・共通操作部として作用する内容物放出部材の単一部材化を図る。
【解決手段】ヘッド部材5を、共通の操作面を有する操作部5eと、容器本体1,1’のステム3,3’に接続される上流側筒状直線通路部5h,5h’と、この直線通路部のステム3,3’接続部反対側から放出口5j,5jへ続く下流側筒状円弧通路部5g,5g’と、カバー体5aとで構成し、その全体が一体成形にかかる単一パーツとなっている。 (もっと読む)


【課題】バックサクション機能を備えたポンプ機構の組立手順の簡単化、当該機構全体のコスト低減化、および当該バックサクション機能の確実化を図る。
【解決手段】利用者の液状内容物吐出操作によって下動し貯留空間域Bの容積を減少させ、操作解除時にはジャバラ部材6の復帰作用によって上動し貯留空間域Bの容積を拡大させるスパウト1に対して、上方に相対移動すると吐出弁作用部(1d,3a)を開状態とし下方に相対移動すると吐出弁作用部を閉状態とする吐出弁部材3を、容器本体側の内側起立部5cや吸込弁部材4の上側筒状部の外周面に摩擦係合するようにして、操作解除時の初期段階で吐出弁作用部を開状態としたままスパウト1が上動し、通路部分1aなどに残留する液状内容物を貯留空間域Bに吸引するようにした。 (もっと読む)


【課題】内容物泡放出ポンプ機構の生産工程における泡生成関連部材の管理の容易化,確実化を図るとともに、当該ポンプ機構全体の生産の効率化を図る。
【解決手段】スパウト25,混合通路部材22および下流側ステム部材21からなる一体物の内容物放出通路域の一部に泡生成作用部23,24を設け、この一体物に、エア貯留用空間域Cを画定し作動モード設定操作に応じてこの空間域Cのエアを泡生成作用部23,24の上流側に供給するためのエア用弁部材26,27を組み付けた泡生成放出ユニット20とした。内容物の泡生成から外部空間への放出までに関する構成要素を泡生成放出ユニット20としてネジキャップ12,ハウジング15や上流側ステム部材13などの(泡生成およびその後の放出経路に関与しない)内容物専用通路機構とは別のユニット単位で管理することができる。 (もっと読む)


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