説明

株式会社三谷バルブにより出願された特許

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【課題】ポンプ式製品において、環境温度の変化によって膨張した容器内部の空気が内容物を加圧し、加圧された内容物が上方弁・下方弁を開放しながら本来の放出通路を経て放出口から液垂れしてしまうのを防止する。
【解決手段】ピストン3と当該ピストンの上動位置設定部材10とが当接する静止モードにおいて、容器内部の膨張した空気が当該当接部分および空気流入出用通路11を経て外部空間に逃げることができるように、当該当接部分に開口部10bを形成した。当該開口部及びその入口側通路域は内容物も通過可能な大きさにしてあるので、膨張した容器内部の空気が内容物を加圧する程度を低くおさえることができ、下方弁(上流弁)に弾性部材を設けて強制的に閉塞状態を維持しなくとも、上方弁・下方弁が開放状態になることはない。 (もっと読む)


【課題】正立でも倒立でも使用可能な噴出器において、倒立使用時に使用開始当初から確実に内容物を噴射可能とする。
【解決手段】容器10の口部10aからポンプハウジング16を挿入して該口部にポンプ式噴出装置12を取り付ける。そして、口部の内周面とポンプハウジングとの間に小さな環状の隙間Gを形成し、ポンプハウジングに空気導入孔16iを設けて隙間Gを通して外部と連通して容器内を大気圧に保持する。一方、正立でも倒立でも使用可能とし、正立使用時は、容器の底部寄りに位置する第1開口16hを通して、倒立使用時は、容器の口部寄りに位置する第2開口16dを通して容器から内容物を吸い上げ、その内容物を各々加圧室Aに流入する。また、隙間Gを介して容器の口部と対向するポンプハウジングの外周面には、ローレット33などを設けて空気流通溝34を形成する。 (もっと読む)


【課題】内容物放出機構の組立時のステム位置決め態様を従来のままとしつつ、噴射内容物に対するフィルタ作用部や流れ絞り作用部を備えたステム構造を提供する。
【解決手段】ステム3を、噴射ボタン6側の筒状部材4と、その下側部分を囲む鞘状部材5とで構成し、当該鞘状部材の内周面と当該筒状部材の対応外周面との間に内容物通過域を設けた。この内容物通過域には、鞘状部材内周面と当接する筒状部材外周面部分に、流れ絞り用の縦スリット4gおよびその上流側のフィルタ用の縦スリット4eを形成している。噴射ボタン6とともにステム3が押し下げられるとバルブ作用部vが開き、容器内容物は「バルブ作用部v−縦スリット4e−縦スリット4g−内部空間域4a」を経て外部空間に放出される。内部空間域4aは筒状空間のままなので、組立工程におけるステムセンタリング用の(当該内部空間域に対する)従来の位置決め部材をそのまま利用。 (もっと読む)


【課題】エアゾール容器に用いられる逆定量噴射機構を、ガス抜きや連続噴射などの連続噴射モードに設定可能な構造にする。
【解決手段】内容物連続噴射モードでは、利用者の所定の操作に基づく、ステム3に取り付けられた弁座部4の固定爪状部4gと、筒状基部7の係止用底面7fとの係合作用により、定量空間域への流入弁v1が連続して開状態に保持される。また、所定の操作終了後で噴射ボタン5は弁座部4の通路域から流出する内容物の圧力によって上動するので、定量空間域の出力弁v2は開状態となる。容器本体の内容物は、矢印Aで示すように「容器本体−ハウジング2−流入弁v1−通路域3a(定量空間域)−L字状溝部4b(定量空間域)−出力弁v2−小径垂下部5aの内部空間域−噴射用ピース6の通路域6a−噴射口6b」などを経て外部空間に連続噴射される。前記係合を解除すれば、静止モード(流入弁v1:閉)に自動復帰する。 (もっと読む)


【課題】利用者がポンプ式製品やエアゾール式製品を操作するときに、安定的に保持した状態で操作部を作動させることができるようにする。
【解決手段】ポンプ式製品やエアゾール式製品に用いられる容器本体(1)の胴部(1b)に、利用者の容器本体保持用の指に対する係合部として凹状の切り欠き状部分(1e)を設けた。また係合部のバリエーションとして凸状部や孔部を胴部(1b)に設けたものや、胴部を縦方向部分とそこから横方向にのびる横方向部分とからなるものとして胴部(縦方向,横方向)の底面を係合部とした。 (もっと読む)


【課題】エアレスポンプ式噴出器において、使用時に通気孔が塞がれることにより内容物の吐出不良を生ずるおそれをなくす。
【解決手段】エアレスポンプ式噴出器の容器100を、容器本体101と、それに組み付ける底部キャップ102とで構成する。底部キャップは、底部102aに、2つの通気孔103を有する。また、それらの通気孔に各々連通してそれらを結ぶように、底部外面に通気通路40を設ける。通気通路は、底部外面に指を当ててエアレスポンプ式噴出器のポンプ200を作動するとき、その指が入り込まない大きさとし、例えば溝状で、径方向に外面の周縁までのばして形成する。 (もっと読む)


【課題】不使用時にトリガーレバーの回動を阻止するストッパ部材の操作性を向上する。
【解決手段】ステム27を貫挿して、そのステムまわりに回動可能に円筒状のストッパ部材25を取り付ける。ストッパ部材には、鍔部25cを設けて、その鍔部の外周にローレットを形成する。そして、ローレットに手を触れて回動して、ストッパ部材をロック解除位置としたときにのみステムが突き当たることなくステムの押し下げを可能とし、トリガーレバー26を回動することによりステムを押し下げ、出口弁20を開いて容器10の内容物をステム内を通して先端の噴口30aから吐出可能とする。 (もっと読む)


【課題】エアゾール容器の底部側に取り付けられたガス抜き用治具が不注意や悪戯などを原因に使用されることにより、エアゾール式製品が不用意にガス抜きモードに移行してしまうことを防止し、容器内容物の効率的利用を図る。
【解決手段】ガス抜き用治具は、エアゾール容器1の底部1bと脱着可能な外側部材4aと、これと分離可能に一体化している内側部材4cと、で構成されている。ガス抜き時には、まずガス抜き用治具をエアゾール容器1の底部1bから取り外し、その後外側部材4aから引き裂くなどして分離した内側部材4cをマウンティングキャップ2に係合させる。これにより内側部材4cの鞘状部4mがステム3を押下げたままとなり、連続作動モードになる。ステム3から放出された内容物は溝状部4nを通って外部空間に放出される。 (もっと読む)


【課題】使用に際して2つの内容物を混合する噴出器において、使用後に内容物を再充填して再使用可能とする。
【解決手段】噴出器に筒状をなす主容器10を設け、その主容器の下方開口側に内容物混合装置30を取り付ける。内容物混合装置には、第1の内容物を収容する第1収容室14と、第2の内容物を収容する第2収容室36と、それらの第1収納室と第2収容室間に移動可能に設けてそれらの収納室間を開閉自在に仕切る仕切り栓33と、その仕切り栓を移動することにより仕切りを解除して第1収容室と第2収容室間を連通するプッシュボタン34等の操作部材とを備える。 (もっと読む)


【課題】圧縮ガス態様のエアゾール式製品での確実な定量噴射動作を担保して技術の豊富化および、アフタードローの防止化を図る。
【解決手段】ステム2と押しボタン4との間に環状のピストン6で画定される定量室Aを形成している。押しボタン4を押圧操作するとステム2の横孔部2bが開くので、容器本体の内容物は圧縮ガスの作用で横孔部からピストン6の下側空間域である加圧室Bに矢印Dの経路で流入し、ピストン6をバネ7の付勢力に抗しながら上方向に移動させる。このピストンの移動にともない定量室の内容物が外部空間に矢印Cの経路で噴射される。なお、押しボタン4の押圧状態では、ボタン側基部5の弁作用部5dがステム側基部3の出力部分を閉じているので、定量室Aに内容物がステム側から流入することはない。 (もっと読む)


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