説明

株式会社中山製鋼所により出願された特許

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【課題】 高融点で過冷却温度領域がせまい金属を含む多種類の金属についてアモルファス皮膜の形成ができることに加え、設備的にコンパクトで酸化物の生成が少ないといった利点を有する、アモルファス皮膜の形成装置および形成方法を提供する。
【解決手段】 アモルファス皮膜形成装置1は、材料粒子を含む火炎Fを母材Mに向けて溶射ガン10より噴射させ、当該材料粒子を火炎Fによって溶融させたうえ、材料粒子および火炎Fを母材Mに達する前から冷却ガスGにて冷却する。装置1において、溶射ガン10による火炎Fの噴射経路のうち材料粒子を溶融させる領域に、火炎Fと外気とを隔てる筒状体20を設け、その筒状体20と一体的に上記冷却ガスの流路を形成した。 (もっと読む)


【課題】 優れた耐食性と硬度・低摩擦性を備え、またはさらに溶射による形成能をも備える、工業的利用性の高い高耐食性アモルファス合金を提供する。
【解決手段】 式−1;a・Fe−b・Cr−c・Mo−d・Ni−e・P−f・C
と表すときの各元素の含有比率(原子%)を示す係数a、b、c、d、e、fについて、
条件−1;a=100−b−c−d−e−fで16%≦a≦74%、10%≦b≦45%、0%≦c≦10%、0%≦d≦30%、11%≦e≦15%、5%≦f≦9%
を満たし、30K以上の過冷却液体領域があり、体積百分率で90%以上非晶質を含むよう非晶質形成されているとよい。 (もっと読む)


【課題】 高い強度と良好な加工性とを併せもつ新しい低合金・高強度の鋼板およびその製法を提供する。
【解決手段】 特定の化学成分を有する圧延鋼板をA1〜(Ac3+20)℃の温度範囲に焼鈍後、A1〜(A1−100)℃の温度範囲まで10℃/sec以下の冷却速度で徐冷、引続き500℃付近まで60℃/sec以上の冷却速度で急速冷却後、引き続き、400℃付近での保定をせず、250℃以下まで10〜30℃/secの冷却速度で冷却を行うことで、複合組織鋼板と同程度の低合金組成で高強度、かつ優れた延性を鋼板に同時に付与することが出来きる。 (もっと読む)


【課題】 鋼線材の表層部を細粒化することで、線材まま、あるいは調質処理を行わずに冷間加工後の製品の疲労強度を向上させる。
【解決手段】 表層部分における第1相がフェライト、第2相がパーライトおよび/またはセメンタイトであって、両相についてアスペクト比が2.0以下、平均結晶粒径が3μm以下、最大粒径が10μm以下となるようにする。C=0.1〜0.3%、Si=0.01〜0.5%、 Mn=0.05〜2.0%を含み、残部は鉄および不可避的不純物とするのがよい。鋼片を鋼線材とする圧延に係る仕上温度等をコントロールして製造する。 (もっと読む)


【課題】 高い強度と良好な加工性とを併せもつ新しい低合金・高強度の鋼板およびその製法を提供する。
【解決手段】 残留オーステナイト粒の大きさが1μm以下でその比率が5%以上20%以下で、マルテンサイト組織の比率が5%以下で、残部がフェライト組織とベイナイト組織からなることを特長とする。含有する各成分元素の質量%が(1)式を満足すれば、複雑な制御冷却を行わない圧延条件下でも、上記組織を容易に得ることが可能であり、高い強度と良好な可能性を併せもつ鋼板を得ることが出来る。また複雑な冷却制御を行わないので歩留りも良好である。
0.40≦0.3−0.06Nieq+0.13Creq≦0.85 ・・・(1)
ただし、 Nieq=Ni+30C+0.5Mn
Creq=Cr+Mo+1.5Si (もっと読む)


【課題】 高い強度と良好な加工性とを併せもつ新しい高強度のSi−Cr含有熱間圧延・鋼板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】化学成分にSiおよびCrを含有させ、旧オーステナイト粒径を10μm以下に制御し、巻き取り温度を限定することで、その大きさが1μm以下で、かつ均一分散している残留オーステナイト粒の体積率が5%以上20%以下の、ベイナイト組織からなる高強度鋼板を得る。なお、マルテンサイト組織の体積率は10%以下である。 (もっと読む)


【課題】 高強度の鋼板を高圧下する場合等にも、圧延材における最トップ部の噛み込み不良を発生させない圧延方法を提供する。
【解決手段】 複数段の圧延機を用いて行う圧延方法であって、最終段以外のいずれか1以上の圧延機において、圧延材最トップ部(先端部)の圧下量を予定圧下量(所定の圧延を行うための本来の圧下量)よりも多くし、その後に予定圧下量に戻す。圧下量を多くする部分を圧延材最トップ部より20〜100mmの範囲とし、当該部分に続く100〜400mm以内の範囲で徐々に予定圧下量に戻すのがよい。 (もっと読む)


【課題】 鋼板の熱間連続圧延において、圧延鋼板との間で高い摩擦を有し摩耗が少なく、かつ偏平や降伏損傷せず圧延鋼板との間にスリップ現象を生じない圧延用ロール及びその製造方法等を提供する。
【解決手段】 帯鋼または鋼板を熱間圧延する連続熱間圧延機群の後方3基の圧延機に組み込まれる熱間圧延用複合ロールである。ロールの直径を250〜620mmとし、縦弾性係数を200GPa以上とするとともに、外層の化学成分が質量比で、C:1.0%〜3.0%、Si:0.2〜2.0%、Mn:0.2〜2.0%、V:3.0〜10.0%、Cr:3.0〜10.0%、Mo、Wの1種または2種を2.0〜10.0%およびTiを0.2%以下含有し残部Feおよび不可避的不純物からなる外層材を形成し、連続鋳掛け法を用いて複合ロールとしたことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 金属ガラス等には限定されない一般のアモルファス皮膜を溶射によって形成するための方法を提供する。
【解決手段】 材料粒子を含む火炎Fを母材Mに向けてノズル5より噴射し、当該材料粒子を火炎Fによって溶融させたうえ、当該材料粒子および火炎Fを、母材Mに達する前から冷却する。その冷却のためには、火炎Fに接する部分または火炎Fを離れた外側周辺部から、火炎Fの中心線に近づくようにガスHを吹き付ける。火炎F中の材料粒子の粒径は10〜100μmとするのがよい。 (もっと読む)


【課題】 溶射材料を十分な速度で急冷することができ、もって過冷却液相金属皮膜(アモルファス金属皮膜を含む)を形成することが可能な溶射装置を提供する。
【解決手段】 母材Mの表面に過冷却液相金属の皮膜を形成するため、溶射材料を含む火炎Fを噴射するとともに、噴射された火炎Fを、それが母材に至る前より冷却する。火炎Fを冷却するためには、たとえば、火炎Fの長さ方向における複数箇所で、外側から火炎の内部に向けて水ミストHを吹き込む。 (もっと読む)


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