説明

月桂冠株式会社により出願された特許

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【課題】高い抗酸化作用などの機能性を持つカバノアナタケは近年注目を集めている。しかしながら、従来のカバノアナタケの利用方法ではその有効成分を十分に利用できているとは言えず、その効果が不十分であった。
【解決手段】従来の利用方法が、カバノアナタケ菌体を砕いて熱水抽出するという方法であることに注目し、この菌体からの抽出の難しさを解決するために、本発明者らはカバノアナタケを液体培養して、その培養上清を用いることにより、従来の問題を解決した。さらに、カバノアナタケ液体培養上清に米麹、米糠を加え、そしてこれを乳酸菌発酵させるといった操作を行うことにより、より高い抗酸化活性などの機能性を持つ組成物を得ることができた。また、米糠、米麹だけを乳酸菌発酵させた組成物にも抗酸化活性などがあることが分かった。 (もっと読む)


【課題】糸状菌を宿主として低温下で目的遺伝子を高度に発現させることができるプロモーター、ベクター及び形質転換体、並びに、このプロモーターを用いて目的タンパク質を効率よく製造できる方法を提供する。
【解決手段】以下の(1)、(2)、又は(3)のDNAからなる低温誘導性プロモーター。(1)カルボキシペプチダーゼ類似遺伝子(2)O−ピロカテキュエートデカルボキシラーゼ類似遺伝子(3)カルボキシペプチターゼ類似遺伝子又はO−ピロカテキュエートデカルボキシラーゼ類似遺伝子とストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ低温誘導性プロモーター活性を有するDNA (もっと読む)


【課題】様々な生理活性があると言われている酒粕よりもさらなる生理活性のある組成物が望まれている。
【解決手段】本発明者らは、液化液仕込みから生じる液化粕に着目し、これをさらに乳酸菌で発酵させた乳酸発酵液化粕を調製した。乳酸発酵液化粕を用いることにより、マウス及びラットの実験において、体重増加抑制効果、腹腔内白色脂肪組織の蓄積抑制効果、血中脂質(血清中性脂肪)改善効果、健忘症抑制効果、脱毛抑制効果が見られることを見出し、乳酸発酵液化粕が上記などの生理活性を持つ組成物であることが分かった。 (もっと読む)


【課題】筋肉の持久力を向上させることができる筋肉疲労の予防又は改善剤、および鉄分不足に起因する疲労の予防又は改善剤、及び食品組成物を提供する。
【解決手段】 本発明者らは、シデロフォア、又はシデロフォアと3価鉄イオンとのキレート錯体を経口投与する場合に、鉄が効率よく生体内に吸収されて筋肉内に多く分布すること、及び無機鉄に比べて筋肉への分布率が格段に高いことを、それぞれ見出した。また、シデロフォア、又はシデロフォアと3価鉄イオンとのキレート錯体を経口投与することにより、無機鉄投与に比べて、筋持久力が高くなることを見出した。シデロフォア、又はシデロフォアと3価鉄イオンとのキレート錯体の投与により、筋肉組織の鉄含量の増加に伴い生体内貯蔵鉄量が増加し、貧血の予防・改善、持久力の向上、疲労感・倦怠感の軽減効果が得られる。 (もっと読む)


【課題】 酵母サッカロマイセス・セレビジエのゲノムDNA中に存在するマイクロサテライト多型を特定してゲノムワイドなDNAマーカーを提供する。また、このDNAマーカーを検出するためのPCRプライマーセットを提供する。
【解決手段】 本発明者らは、清酒酵母協会7号ゲノムのショットガンシーケンスを実施し、インターネットで公開されている実験室酵母S288Cのゲノム配列と比較することにより、繰り返し数が異なるマイクロサテライト多型が存在する場所をゲノムワイドに特定するに至った。さらに、これらの多型を示す遺伝子座を特異的に検出できるプライマーオリゴヌクレオチドを設計し、PCR増幅産物のフラグメント長の違いにより識別可能なゲノムワイドなDNAマーカーを開発した。 (もっと読む)


【課題】 カプロン酸生産量が向上した酵母変異株、このような変異株の製造方法、及び酵母のカプロン酸生産量の調節方法を提供する。
【解決手段】 特定の配列からなるアミノ酸配列のアミノ酸番号7のアミノ酸がグルタミン酸である部分アミノ酸配列を有するFAS1を備える脂肪酸合成酵素を生産する酵母を変異処理し、変異処理酵母の中からセルレニン耐性を獲得した菌株を選択することにより酵母カプロン酸高生産株が得られる。上記アミノ酸をアスパラギン酸とグルタミン酸との間で変換することにより、カプロン酸生産量を調節することができる。 (もっと読む)


【課題】 大豆イソフラボン配糖体を分解できる新たなβ−グルコシダーゼを提供する。
【解決手段】 本発明者らは、麹菌ゲノムから3種の新しいβ−グルコシダーゼの遺伝子を見出し、これらがコードするタンパク質が大豆イソフラボン配糖体を加水分解できることを確認した。また、これらのβ−グルコシダーゼを、分泌シグナル配列、及び細胞表層局在タンパク質をコードする遺伝子とともに酵母に導入し、細胞表層にβ−グルコシダーゼを保持する酵母を作製した。さらに、この酵母を用いて、大豆イソフラボン配糖体を加水分解し、イソフラボンアグリコンを効率よく得ることに成功した。 (もっと読む)


【課題】酵母、サッカロマイセス・セレビジエ(Saccharomyces cerevisiae)の細胞壁タンパク質遺伝子(SED1)のプロモーター領域をデリーション解析することにより、より強力なプロモーターを構築するタンパク質の高発現システムを提供する。
【解決手段】全長1063塩基であったSED1プロモーターを800塩基までデリーションすることにより、プロモーター活性が大幅に増大したプロモーターを提供する。また、800塩基までデリーションしたSED1プロモーターの下流につないだ任意の目的とするタンパク質やその代謝物を、大量に取得することが可能となる融合遺伝子DNAを提供する。 (もっと読む)


【課題】キシラン分解物の効率的な製造方法及びそれに用いる材料を提供する。
【解決手段】5’末端側から順に、酵母細胞で機能する分泌シグナル配列、アラビノフラノシダーゼ活性を示すポリペプチドをコードする配列、細胞表層局在タンパク質の一部をコードする配列、及びGPIアンカー付着シグナル配列を含むポリヌクレオチド。キシランを、このポリヌクレオチドを保持する酵母並びにキシロシダーゼ、又はさらにキシラナーゼの存在下で分解する工程と、キシラン分解物を回収する工程とを含む、キシラン分解物の製造方法。 (もっと読む)


【課題】 アスペルギルス・オリザ(麹菌)の栄養要求性変異株と、それに遺伝子導入するための選択マーカー遺伝子とを提供する。
【解決手段】 麹菌の変異処理により、胞子形成能が高く生育も良好な麹菌メチオニン要求性変異株met-30、麹菌ヒスチジン要求性変異株his-4及び麹菌ロイシン要求性変異株leu-5が得られた。またメチオニン要求性変異を相補する遺伝子metA、ヒスチジン要求性変異を相補するhisA及びANhisA、ロイシン要求性変異を相補するANleu2及びANleu2Bが得られた。特に麹菌ロイシン要求性変異株leu-5と選択マーカーANleu2との宿主−ベクター系は、麹菌へのマルチコピーの遺伝子導入を行え、液体培養及び固体培養の双方でタンパク質の高生産を可能とした。 (もっと読む)


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